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2008/2/1

Comic

ヤングガンガン No.4

前号までのレビューはこちら。ヤングガンガン レビュー
すもももももも◆カラーページの状況を理解するのに時間が掛かった。天我はある意味ではまじめすぎるんだろうなぁ。まっすぐすぎるとも言う。そして不器用だ。孝士に甘いだけの仲間たちとは違って、師匠としては良いのかもしれない。
BAMBOO BLADE◆親父騙されてるよw。そしてコジローはこの稽古によって考え方を改めた。先輩よりまともになったなぁ。それが続くかどうかってところなんだろうけど。さとりんのオチはある意味予想通りだったけど。しかしながら、最後の親父の台詞でこのマンガは珠ちゃんの成長物語なのだなぁと再認識。
ハーメルンのバイオリン弾き◆早速前回のネタを引っ張ってしまいました。かなり暴走気味。最初からこんな状況で大丈夫なんだろうかとも思った。しかしこの男、性格は完全にハーメルから受け継いでるなw。そして、パーカス。ちと老けた感じなのかなぁ。変わってないなとも思うけど。この人も実は強いんだよね。
咲◆のどっち覚醒か。ちゃんと解説入りながらのマージャンになってるよ。連載始まってから初めてじゃね。あれをちゃんと止めるのだから龍門渕も只者ではないというのは出ているかなぁ。
荒川◆久しぶりに島崎が登場したかと思ったら、いきなりそれか。で、最後にちょろっと出てきているボスって前にも出てきたあの謎の人かな。
WORKING!!◆タカナシの姉妹の中では一番厄介な人だなぁ。しかし店長は何を思ってその発言をしたのだろうか…。
ロトの紋章◆ベゼルとアブサンの関係もいまいち分からんなぁ。それはそうとポロンの出番が無いまま終わるのかと思ったらちと急展開。ベゼルにも覚悟を迫られるときが来るのかなといったところ。
ユーベルブラット◆新章で次のターゲットかと思ったら、過去の話。これは彼らの運命が分かれた瞬間、ケインツェルが復讐を決意した事情が明かされるということを期待しても良いんだろうか。見開きのページがきっちりと7人と4人に分けて描かれてるなぁ。
死がふたりを分かつまで◆遥の戦い。キロのプライド。
ダイサイズ◆うーん、どういう方向に向かっているのだろうか。
マンガ家さんとアシスタントさんと◆新連載。作者はヒロユキさん。以前の読みきりの連載化ということにはなるのかな。その昔GファンタジーでTAGROさんがDon't Trust Anyone Over Thirtyというマンガを連載していてだな…あれに迫る痛々しさがあれば面白くなるのかなという気がしました。
フロントミッション◆市街戦で民間人を皆殺しにしていくってどんな戦争やってるんだよ、こいつらは。
ムカンノテイオー◆中川ディレクターの目論見通りではあるわけか。そして取材を取り仕切ることになった平蔵は平蔵なりに考えて動いてるねぇ。ところで最後のページの欄外は…ジュビロなのか?富士鷹なのか?

Horse Racing

Donn H GI Gulfstream FL Dirt 9F

ま、Curlinがここに間に合ってたら驚く。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Wood Be WillingPulpitWoodmissWoodmanJose LezcanoH. Allen Jerkens
2Spring at LastSilver DeputyWinter's GoneDynaformerEibar CoaDoug F. O'Neill
3Dr. Googles BooglesRichter ScaleMountain DanceHagleyKent J. DesormeauxDale L. Romans
4DaaherAwesome AgainIrish CherryIrish OpenMichael J. LuzziKiaran P. McLaughlin
5A.P. ArrowA.P. IndyGarimpeiroMr. ProspectorRamon DominguezTodd A. Pletcher
6FairbanksGiant's CausewayAlaska QueenTime for a ChangeJohn R. VelazquezTodd A. Pletcher
7Kiss the KidLemon Drop KidBlack Tie KissDanzigEddie CastroAmy Tarrant
8Brass HatPrizedBrassyDixie BrassWillie MartinezWilliam Bradley
9EinsteinSpend a BuckGay CharmGhadeerEdgar S. PradoHelen Pitts
中心は昨年のCigar Mileを勝ったDaaher。Deputy Minsterラインの正統後継として現われたるオンタリオ産馬。これでNearctic以降6代に渡るカナダ産馬のラインがつながっていることになる。とはいえVice RegentとDeputy Minister以外はそれらしさ皆無だが。
このレースで距離をこなせる目途がつくならばDWC、やっぱりダメとなればGodolphin Mileというあたりの挑戦となりそうです。陣営はこなせるだろうということも言っています。実際Allowanceで9Fは走っていますし、Queens Plateの3着という実績もあるので、ダメなことは無いんですな。マイルの方が得意っぽいだけで。
これに対抗するのはPletcherのA.P. Arrow。A.P. Indy産駒の例に漏れず詰めの甘さの目立つ馬なんですが、昨年は重賞を2つも勝っています。驚きますね。距離的には9Fがベスト。血統も折り紙付というやつではありますが、La Troienneの補充が無いのが瑕疵と言えなくも無いといったところ。キャラ的にはどうせ2着とかそういうあたりを期待します。昨年は112ポンドという軽量を利して3着に来ましたが、今年はそういうことは許してもらえず、Daaherの120ポンドに次ぐ、119ポンドを背負います。
同じく119ポンドを喰らったのがEinsteinとSpring at Last。Einsteinは4歳の充実してきたという時期に長期休養を余儀なくされてしまったのが不運だったという気はします。そもそも芝馬だし、ダートでも勝っているとはいえそれはいつの話だとなるわけですよ。一方Spring at Lastは昨年のGodolphin Mileの勝ち馬。その後長く休養していましたが、12月に復帰してAllowanceを快勝しています。9Fも守備範囲できっちり狙ってきたという印象です。
118ポンドになるのが2年前のこのレースの勝ち馬Brass Hat。その後DWCで結局失格になっているなど、散々な目に遭っています。昨年はノングレードながらMassachussetts Cを勝ち、Clark Hで2着とマシになってはいるのだろうけど、Clark HではA.P. Arrowとの直線の勝負に負けるという失態を演じました。
Mass Cで2着だったのがFairbanksです。この馬はSuburban Hで2着が光る程度でやや力が落ちるか。Clark Hは5着でした。Kiss the Kidは芝からの転戦。Appleton Hを蹴ってこちらに回ったのだからそれなりのレースを見せてもらわないと困ります。Wood Be Willingも芝でレースをしていた馬で、1972さまの記事で触れられているCommentatorにぶっちぎられた2着にいたのがこの馬です。

Santa Monica H GI Santa Anita CA Dirt 7F

Pussycat DollとHystericaladyの決戦。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Pussycat DollReal QuietHookedontthefeelinCitidancerGarrett K. GomezBob Baffert
2Society HostessSeeking the GoldTouch of TruthStorm CatJose Valdivia Jr.Christophe Clement
3Silky SmoothMr. GreeleySapphire N' SilkPleasant TapAaron T. GryderJeff Mullins
4Overly TemptingIn ExcessContemptibleSomething LuckyDavid Romero FloresBruce Headley
5HystericaladyDistorted HumorSacramentadaNorthairRafael BejaranoJerry Hollendorfer
6IntangarooOrientateTasso's Magic RooTassoAlonso QuinonezGary Sherlock
Pussycat Dollは10月のStorm Flag Flyng S以来のレース。一方のHystericaladyもBC Distaff以来。Pussycat Dollは昨年一時期不調に陥っていたのですが、それが立て直されているかどうかということになるのではないかな。Hystericaladyは安定性が高いです。マックスの能力を出せたら7FではPussycat Dollが上かとは思うけど、それが出来る状態かどうかだけ。

VRC Lightning S GI Flemington AUS Turf 1000m

ARBにだまされるところだった。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
12Apache CatLion CavernTennessee BlazeWhiskey RoadCorey BrownG. Eurell
28MagnusFlying SpurScandinaviaSnippetsLuke NolenP.G. Moody
33SwickO'ReillyCr?me AnglaiseCrested WaveSteve ArnoldJ.B. Cummings
410StanzoutGallo Di FerroStanza GreyMentat DukeGreg ChildsC.J. Davies
55Grand DuelsMarechalValentine's GiftIfradSteven KingB. Cozamanis
66Miss FinlandRedoute's ChoiceForest PearlWoodmanCraig WilliamsD. Hayes
77Gold EditionLion HunterGlimmersSuccess ExpressStathi KatsidisR.E. Maund
89TicklishMaroofFrench KissParis HouseBrad RawillerSteven Pinfold
91EskawChief BaerhartWichitaUmatillaSebastian MurphyP.G. Moody
104Bel MerBel EspritDrop AnchorAt TalaqCraig NewittM.G. Price
人気はGold Editionに集中している。Miss Andrettiには負けているとはいえ、あれだけの力を見せているので疑えという方が無理なんだろう。Apache Catは久しぶりの実戦。Magnusも英遠征から戻ってようやくレースに復帰してきた。このあたりがどの程度出来上がっているか気になるところなのだが、人気はしている。一方中距離で牡馬相手に使って失敗したようなところもあるMiss Finlandはやや人気が落ちた。こういう短いところの方がよさそうという気もするので、狙いどころなんじゃないかとも思ったりする。

2008/2/3

Horse Racing

Donn H

1.Spring at Last: Silver Deputy - Winter's Gone by Dynaformer
2.A.P. Arrow: A.P. Indy - Garimpeiro by Mr. Prospector
3.Kiss the Kid: Lemon Drop Kid - Black Tie Kiss by Danzig
4.Brass Hat: Prized - Brassy by Dixie Brass
5.Fairbanks: Giant's Causeway - Alaska Queen by Time for a Change
6.Einstein: Spend a Buck - Gay Charm by Ghadeer
7.Daaher: Awesome Again - Irish Cherry by Irish Open
8.Dr. Googles Boogles: Richter Scale - Mountain Dance by Hagley
Non Runner: Wood Be Willing
先行争いを制したのはDaaherで、その外からKiss the Kidが並びかける展開。Spring at Lastは引いてDaaherの後ろにつける3番手でレースは進んだが、Daaherは3コーナーで後退し始め、Spring at Lastが外からKiss the Kidを処理する。直線に入るとSpring at Lastがリードして、最後は追い込んだA.P. Arrowを半馬身押さえた。人気薄だったKiss the Kidが3着に粘っている。
Spring at Lastは昨年のGodolphin Mile勝ち馬だが、この勝利で今年はWorld Cに出走する公算が高くなった。
A.P. Arrowは追い込んで届かずという実にA.P. Indy産駒らしい競馬。Daaherに関してはニューヨークからフロリダに連れて行ったら温度差で体調を崩したという話が。
Brass Hatは今となってはこんなものか。Fairbanksは控えてしまうと良くないというパターンに今回も嵌った。Einsteinは芝でがんばれ。

Santa Monica H

1.Intangaroo: Orientate - Tasso's Magic Roo by Tasso
2.Society Hostess: Seeking the Gold - Touch of Truth by Storm Cat
3.Overly Tempting: In Excess - Contemptible by Something Lucky
4.Hystericalady: Distorted Humor - Sacramentada by Northair
5.Silky Smooth: Mr. Greeley - Sapphire N' Silk by Pleasant Tap
Non Runner: Pussycat Doll
斤量差が大きかったにしても、Hystericaladyの失速はあまりにも無惨だった。

Lightning S

1.Apache Cat: Lion Cavern - Tennessee Blaze by Whiskey Road
2.Swick: O'Reilly - Creme Anglaise by Crested Wave
3.Stanzout: Gallo Di Ferro - Stanza Grey by Mentat Duke
4.Gold Edition: Lion Hunter - Glimmers by Success Express
5.Miss Finland: Redoute's Choice - Forest Pearl by Woodman
6.Grand Duels: Marechal - Valentine's Gift by Ifrad
7.Magnus: Flying Spur - Scandinavia by Snippets
8.Bel Mer: Bel Esprit - Drop Anchor by At Talaq
9.Eskaw: Chief Baerhart - Wichita by Umatilla
10.Ticklish: Maroof - French Kiss by Paris House
Global Sprint Challengeの初戦はApache Catの勝利。次のAustralian S後に最終的な決定が行われるが、英遠征はほぼ決定だろう。
一方人気を集めたGold Editionはここいらが潮時ということで引退を決めた。オーナーは手元に置いて強いスプリンターを作りたいとコメントしている。
Miss Finlandにとってはやはり1000mは短すぎたようだ。でも、最後の200mは良いレースだったとHayes師はコメントしている。次はFuturity Sに出走予定。

2008 Worldwide GI Races 1

南アフリカの重賞日程がさっぱり分からないんだが。一応去年の日程を参考にしてSAHorseracingで拾った。
DateRaceAreaTrackDistanceWinnerSireDamBroodmare SireFamily NumberSire Line
2008/01/01ARC Railway SNZEllerslie1200mImananabaaAnabaaImanZemindar32Danzig
2008/01/05Paddock SSAFKenilworth1800mDancer's DaughterAct OneReason to DanceDamister1-eSadler's Wells
2008/01/05Bloodstock SA Cape GuineasSAFKenilworth1600mPointing NorthJoshua DancerCompass PointModel Man3-nDanzig
2008/01/19WRC Telegraph HNZTrentham1200mSeachangeCape CrossJust CruisingBroad Reach14-fDanzig
2008/01/19Cape Flying ChampionshipSAFKenilworth1000mO CaesourCaesourAl DamirjiAl Mufti3-bNureyev
2008/01/20Hong Kong Classic MileHKSha-Tin1600mHelene MascotPeintre CelebreRazanaKahyasi9-e ZaribaNureyev
2008/01/20Steward's CupHKSha-Tin1600mGood Ba BaLear FanElle MemeZilzal20 NeriadRoberto
2008/01/26WRC Thorndon MileNZTrentham1600mAlamosaO'ReillyLodore MysticCentaine10-aTry My Best
2008/01/26WRC Wellington CupNZTrentham3200mYoung CentaurJeuneCentafitCentaine10-dGrey Sovereign
2008/01/26Cape DerbySAFKenilworth2000mRussian SageJalladSage BlueBadger Land21Blushing Groom
2008/01/26Majorca SSAFKenilworth1600mDancer's DaughterAct OneReason to DanceDamister1-eSadler's Wells
2008/01/26J & B MetSAFKenilworth2000mPocket PowerJet MasterStormsvleiPrince Florimund5-eNorthern Dancer
2008/01/27Centenary Sprint CHKSha-Tin1000mAbsolute ChampionMaraudingBeauty BelleIdeal Planet18Sir Tristram
2008/01/30川崎記念JPN川崎D2100mField RougeCroco RougeMejiro RomerLindo Shaver9-f Amazon WarriorBlushing Groom
Northern Dancer
|Nureyev
||Peintre Celebre>Helene Mascot
||Caesour>O Caesour
|Sadler's Wells
||In the Wings
|||Act One>Dancer's Daughter
|Danzig
||Anabaa>Imananabaa
||Joshua Dancer>Pointing North
||Green Desert
|||Cape Cross>Seachange
|Try My Best
||Last Tycoon
|||O'Reilly>Alamosa
|Rakeen
||Jet Master>Pocket Power

Roberto
|Lear Fan>Good Ba Ba

Nasrullah
|Grey Sovereign
||Zeddaan
|||Kalamoun
||||Kalaglow
|||||Jeune>Young Centaur
|Red God
||Blushing Groom
|||Jallad>Russian Sage
|||Rainbow Quest
||||Croco Rouge>Field Rouge

Sir Tristram
|Marauding>Absolute Champion
初手から飛ばすDanzigということでDanehill無しで3頭ものGI馬が出てくるから手に負えません。確かにニュージーランドと南アフリカという特に強い地域でのものではありますが。
とりあえず私は旧Salford MillことHelene Mascotに注目したく思います。このまま去勢されずに現役を全うして香港での活躍馬が種牡馬にってのも見てみたい気分ですし。と、理由をつけたところで、結局のところNureyevだろというオチがつくのですが、私の場合。 他で注目馬を挙げるとなるとNZのAlamosaか。どこまでいけるかってのはあるかと思うが、Derbyが終わったらオーストラリアに遠征して欲しいところ。

2008/2/8

Comic

エスペリダス・オード 2巻 / 堤抄子 / コミックREX

エスペリダス・オード 2 (REXコミックス)
堤抄子先生の紡ぐファンタジーの2巻目。
2巻ではアリア族の王たるエルハイアの過去が語られています。エルハイアの体験を通じて人間による魔族への迫害の様子も同時に表現されることになります。エルハイア自身は守り役の騎士の尽力もあって、直接の迫害というものは受けずに過ごすことが出来たようですが、それでもその騎士が命を落とす原因になった場面を目の当たりにし、最後に自身の出自と大陸の歴史を教えられたことで決意します。一方で彼と対等に接してくれた人間との出会いによってエルハイアは一つの理想を持つようになります。その出会いがエルハイアにとって重要なものだったことはエルハイアがアルドに拘ることからも見て取れます。
彼なら私の理想を理解してくれるはずだ
その一方で一般のアリア族はアリアの再興よりも迫害されることの無い生活に満足しています。彼らにとって王とは必要な存在ではなく、下級の生活とはいえようやく手に入れた安住の地を手放したくないとして反発します。エルハイアは彼らに対して、自身の経験を語ることで、王族であっても他のアリアと同じく迫害される厳しい生活を送っていたことを示すことで、民衆のところに降りて共感を得つつもアリアを導く者として支持を得ます。ただ、魔族のエルハイアへの支持は人間に対する復讐が目的の大きな部分を占めるところはあって、エルハイア自身の理想とは乖離しています。今後エルハイアがどう導いていくのかというあたりも注目かな。
よき王になってください
アリアの上に立つのではなく
アリアの中心におなりください
アリアがあなたを守るのではなく
あなたがアリアのために戦ってください
2巻の後半ではエルハイアと先の勇者との戦いが描かれます。
私にはずっと受けるべき報いがあって
それが果たされないのが苦しみでした
その12話が作品全体の一つのクライマックスと言えます。アルドと母のすれ違いの原因となった事件。そしてアルドの理解した世界。エルハイアとの戦い先立って先の大戦の勇者が別れを告げるシーン。勇者の口から繰り返される「報い」という言葉。エルハイアと対峙する勇者。物語に圧倒されます。続く13話で勇者アースィファとエルハイアの戦いが描かれると同時に、魔族側の事情、エルハイアと部下の温度差が明確に現れます。報いを受けなければならないとして、全力を出さないアースィファに対するエルハイアの言葉とそれに応える勇者。決着。
立たれよ
魔族の王を倒した
見事な剣を見せよ
この作品を読むにあたってポイントになるのが、作中で人間がアリア族を魔族と呼ぶ意味でしょう。アースィファは憎しみを持って魔族と戦ったけれども、そのうちにアリア族とは何なのかを悟ります。アースィファはその大戦のことを酷い戦いとも言っています。実際に魔族の王族にしか使えないはずの二振りの剣の片割れである天雷剣を人間が使うために取った手段は凄惨なものでした。だからこそ、報いを受けるべきと感じることになります。アースィファこそがアリア族を討伐した中心にいる人物で、そうして出来上がった世界の中に安住していることを自覚していたからでしょう。更に2巻で報いという言葉を使った登場人物がもう一人います。英雄の一人竜人ラスタバンであり、彼は人への報いと言います。今後人と竜の関係も問題にされるのかなと思わせる一節でした。
いずれにしろできはしない
人と魔族が友としてずっと暮らすことなど
この人間の世界の中で……
人間の勇者になるべきアルドはまだ未熟で、キャラクターとしてもあまり魅力が無いとも思えましたたが、2巻で彼の過去に関係する事件も描かれましたし、最後には目の前で母の最期を見ることになってしまいました。アルドの物語としてはこれからが始まりなのでしょう。同じく目の前で母を失った守護竜バラクの息子も登場していますし、徐々に次の展開の準備がなされていたとは言えますかも。
無血で世界を変えることはできぬ
これが私が今までに学んだことだ
魔族の王エルハイアが強力な指導者として描かれるのと対照的に人間側の指導者として出てくるワサト公王はこれまでのところ凡庸な君主でしかありません。しっかりしなければならないという想いは持ったようで、この人物がどう変わっていくのかというのも注目する要素になるのかなと。ただ、人間側の事情と言うのはまだ明らかにされていないことが多いようにも。これだけでなく対比的に描かれることあるいは並列的に描かれる事柄が多く、密度が濃いのですが読みやすいと言えるのではないでしょうか。

2008/2/9

Horse Racing

Las Virgenes S GI Santa Anita CA AW 8F

今週最も注目されるべきレース…オレ様的に
PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Divine LegacyFull MandateCaught ReeEastern EchoJoseph TalamoWilliam L. Currin
2CzechersIndian CharliePine RobPine BluffJoel RosarioMark Glatt
3Lovely IsleDouble HonorEleven IslandsIsland WhirlDavid Romero FloresRobert J. Frankel
4Golden Doc AUnusual HeatPenpontCrested WaveRafael BejaranoBarry Abrams
5PeisinoeYes It's TrueGaladrielAscot KnightAlex O. SolisPatrick Gallagher
6Tasha's MiracleHarlan's HolidayMs. Cuvee NapaRelaunchMartin GarciaJohn W. Sadler
7Grace AnatomyAldebaranProprietyStorm CatVictor EspinozaDoug F. O'Neill
ひゃっほい。Full Mandate産駒がGIに登場ですよ。
Divine Legacyは当歳の頃にKeeneland Novemberに上場されて17万ドルで、Oak Tree FarmとW. Currin師によって落札されています。この落札額はFull Mandate産駒としては18万ドルのStorm Mandateに次ぐ高額です。牝系は大したことがありません(遡って行けばImperatriceではありますが)が、半兄に2歳重賞の活躍馬Bashertが出たという事情はあるのでしょう。昨年Hollywoodの秋冬開催でデビューしましたが、デビュー戦は何も出来ないままに終わっていました。多分距離6Fがまずかったのだろうとは思いますけど。今年のSanta Anitaでのマイル戦を勝ちあがってのGI挑戦となりました。MLでのオッズは5/1となっていますが、Maidenを勝ちあがったばかりの馬だから妥当なところか。
人気はやや割れていて、Golden Doc Aが5/2、Lovely Isleが3/1、Tasha's MiracleとGrace Anatomyが7/2。
Golden Doc AはSanta Ynez SでIndian Blessingにアタマ差の2着に入っています。マイル戦は芝のMiesque Sを3着とBlue Norther Sを2着。8.5FではOak Leaf Sに出走するも9着と負けていますが、これは参考になるとは思えず。ま、中心になるのは動かないか。
Lovely IsleはAqueductの6F戦で16馬身半のぶっちぎりを演じたが、その後のOld Hat Sでは7着と大敗した。距離経験が無いのも問題だろう。
Grace AnatomyはSanta Ysabel Sを2着。BCやHollywood Starletでの大負けで印象があまり良くないのだが、実力はあるのだろう。控えるとあまりよろしくないという感じは受ける。
Tasha's MiracleはBCJF4着以来のレースになる。
Divine Lagacyとしては距離経験が無く、オールウェザーもここが初出走になるLovely Isleくらいは喰えるのではないかと期待しております。

2008 Kentucky Derby Future Wager 1st Leg

今年も行われる妄想力の勝負、ケンタッキーダービー妄想大会2008- Pool-1
今年も1頭ずつ見て行きましょう。今年は特にこの時期からしっかり追いかけておかないと後で苦しむことになりそうなので。
Anak Nakal: Victory Gallop - Misk by Quiet American
ケンタッキー産馬。N. Zito厩舎。2歳時3戦2勝でKentucky Jockey Club Sを勝っています。今年はまだ出走がありません。父は先頃トルコへの売却が決まったVictory Gallop。母父がQuiet AmericanということでFappianoを強く持つ次世代的な血統構成といえるでしょう。つか、Fappianoを使いたいってもよりによってQuiet Americanでそれをやりますかよとは思う。ハイレベルなメンバー構成になりやすいKentucky Jockey Club Cを勝っていることは評価できます。オッズは20/1。
Blackberry Road: Gone West - Strawberry Reason by Strawberry Road
ケンタッキー産馬。D. Carroll厩舎。ここまで7戦して1勝止まり。2着が2回あります。前走はLecomte SでZ Fortuneの2着。追い込み馬で追い込んで届かずというパターンに填っているように思われます。母がStrawberry Reasonということで推して知るべしという血統。そうです。兄はあのトゥルーリーズン…じゃなくてScipionです。オッズは20/1。これで終わりにしたら怒られるか。Vindicationの半弟ということになります。
Bob Black Jack: Stormy Jack - Molly's Prospector by Native Prospector
カリフォルニア産馬。J. Kasparoff厩舎。ここまで5戦3勝。西海岸の馬で5戦全てがオールウェザー。Del Mar、Hollywood、Santa Anitaを経験済みでSanta Anitaで2勝。前走のSunshine Million Dashで恐ろしいレコードを叩き出しました。7Fまで経験がありますが、スプリンターだと思います。オッズは50/1。
Colonel John: Tiznow - Sweet Damsel by Turkoman
ケンタッキー産馬。E. Harty厩舎。4戦2勝。4戦全てオールウェザー。Oak TreeとHollywoodでそれぞれ、1勝と2着が1回。今年はまだ出走無し。Hollywood FuturityでInto Mischiefの2着という実績があります。オッズは30/1。
Court Vision: Gulch - Weekend Storm by Storm Bird
ケンタッキー産馬。W. Mott厩舎。4戦3勝で3連勝中。オールウェザーで2戦1勝。Keenelandで勝っている。Remsen Sを勝っています。登録馬が発表されたときにもちょっと触れましたが、Kiplingの全弟で、近親A.P. Indyその他という良血馬です。Gulchは父系としてThunder GulchからPoint Givenというラインがあるにはありますが、いまいち感も漂っていて、この馬あたりが活躍して種牡馬になって欲しいところか。オッズは12/1。
Cowboy Cal: Giant's Causeway - Texas Tammy by Seeking the Gold
ケンタッキー産馬。T. Pletcher厩舎。こちらも4戦3勝で3連勝中だが、3勝は芝での実績。CalderのGIII Tropical Park Derbyを勝ちました。だからGiant's Causewayはおとなしく芝を走ってろよと言いたくなる。オッズは20/1。
Crown of Thorns: Repent - Growing Touch by Thunder Gulch
フロリダ産馬。3戦2勝で今年になってから勝ち上がり、そのままの勢いでRobert B. Lewis Sを勝ちました。3戦全てがオールウェザーでSanta Anitaで2勝。しかし今のSanta Anitaの馬場は相当特殊な状態であるとはいえ、今後舞台を変えてどうなるかに注意が必要でしょう。オッズは20/1。
Denis of Cork: Harlan's Holiday - Unbridled Girl by Unbridled
フロリダ産馬。D. Carroll厩舎。2戦2勝。まだステークス出走はありません。オッズは30/1。
El Gato Malo: El Corredor - One Bad Cat by Mountain Cat
ケンタッキー産馬。C. Dollase厩舎。3戦全勝。全てオールウェザーでHollywood、Golden Gate Fields、Santa Anitaで1戦ずつ。San Rafael Sを圧勝しました。しかしSanta Anitaは信頼できるのかという事がつきまといます。オッズは15/1。
Etched: Forestry - Unbridled Elaine by Unbridled's Song
ケンタッキー産馬。K. Mclaughlin厩舎。2戦2勝。Nashua Sの勝ち馬です。今年の出走はありません。母はBC Distaff馬Unbridled Elaine。もう産駒がこんなところに出てくるようになったのかと、時の流れを実感させられます。
Georgie Boy: Tribal Rule - Ippodamia by Peterhof
カリフォルニア産馬。K. Walsh厩舎。5戦2勝。全てオールウェザー。春夏開催のHollywoodとDel Marで出走してDel Marで3戦2勝。Del Mar Futurityの勝ち馬です。Del Marを勝って以降出走はありません。オッズは20/1。
Giant Moon: Giant's Causeway - Moonlightandbeauty by Capote
ニューヨーク産馬。R. Schosberg厩舎。4戦全勝。Aquedactを主戦場にしているのでフロリダ戦線あたりとの差が気になるところ。オッズは20/1。
Into Mischief: Harlan's Holiday - Leslie's Lady by Tricky Creek
ケンタッキー産馬。R. Mandella厩舎。3戦2勝。全てオールウェザー。Oak Treeで1戦1勝、Hollywoodで2戦1勝。Hollywood Futurityの勝ち馬。出走したのはOak TreeとHollywoodだけなのでダートでどうかという事になりそう。オッズは20/1。
Majestic Warrior: A.P. Indy - Dream Supreme by Seeking the Gold
ケンタッキー産馬。W. Mott厩舎。3戦2勝。Hopeful Sを勝ったA.P. Indy産駒の良血馬。その後Champagne Sでは6着に敗れています。オッズは15/1。
Monba: Maria's Mon - Hamba by Easy Goer
ケンタッキー産馬。T. Pletcher厩舎。3戦2勝。オールウェザーで2戦1勝。勝ったのはデビュー戦のKeeneland。Hollywood Futurityでは4着。オッズは30/1。
Pyro: Pulpit - Wild Vision by Wild Again
ケンタッキー産馬。S. Asmussen厩舎。4戦1勝だが、Champagne SとBC Juvenileで2着に入っています。唯一の勝利はChurchill Downsでのデビュー戦。その後War Passに3連敗しました。といっても大きく崩れたようなところはない。オッズは12/1。
Signature Move: Vindication - Swingin on Ice by El Prado
ケンタッキー産馬。E. Guillot厩舎。3戦2勝。全てオールウェザーでの成績。Hollywoodで2戦1勝。Santa Anitaで1勝。オッズは50/1。
Smooth Air: Smooth Jazz - Air France by French Deputy
フロリダ産馬。B. Stuffs厩舎。5戦3勝。Hutcheson Sを勝った。オッズは20/1。
Tale of Ekati: Tale of the Cat - Silence Beauty by Sunday Silence
ケンタッキー産馬。B. Tagg厩舎。4戦2勝。オッズは20/1。
War Pass: Cherokee Run - Vue by Mr. Prospector
ケンタッキー産馬。N. Zito厩舎。4戦全勝。BC Juvenile馬。距離が持つのか微妙なところ。オッズは12/1。
Yankee Bravo: Yankee Gentleman - Vickey Jane by Royal Academy
ケンタッキー産馬。P. Gallagher厩舎。3戦全勝でCalifornia Derbyを勝っている。デビューはイギリス。その後北米に移籍してきて、Santa Anitaの芝マイルを勝って、Golden Gate Fieldsでも勝ちました。ダートでどうかということと、レベルの落ちる北部カリフォルニアをどう見るかではないかなと。オッズは12/1。
Z Fortune: Siphon - Fortunate Faith by Fortunate Prospect
ニューヨーク産馬。S. Asmussen厩舎。3戦全勝。Lecomte Sを勝ちました。オッズは20/1。
Z Humor: Distorted Humor - Offtheoldblock by A.P. Indy
ケンタッキー産馬。W. Mott厩舎。5戦2勝。Delta Jackpotの勝ち馬です。オッズは15/1。
その他
5/2というオッズ。名の知れたところではKodiak CowboyとかEaton's Gift、Salute the Sargeあたりが見えます。
今年気になるのはやはりオールウェザーの影響。去年はまだ西海岸もダートでしたからオールウェザーしか走ったことがないという馬は見当たらなかったのですが、今年は西海岸の有力馬にダート経験が無いという状況が発生しています。
オールウェザーの判断を難しいものにしているのは夏のDel Marは非常に時計の掛かる馬場、今のSanta Anitaはレコードを連発する速い馬場でどちらにしても異常と思える時計が出ているという点。特にSanta Anitaの速い馬場は前が止まらないので、追い込み馬にとって著しく不利であることと、距離のごまかしが効いている様に見え、その見切りが難しい。更には今週行われた馬場の改善作業によって傾向が変化してくると考えられ、ますます西海岸の評価が困難になるのではないかなと思われます。
面白いなというより、がんばって欲しいと思えるのはAnak NakalやCourt Vision、Yankee Bravo。本番のことを考えたらPyroは距離がある方がやりやすいだろうからという判断になるかなと。ただ、本番向けとなると今後台頭してくる馬ということになるのではとも。どうも今回血統をチェックするとそれは無いだろうと思う馬が多くて困る。
My Choice
Court Vision, Anak Nakal
とりあえず今のところはこの2頭で様子見。今年はそれほど熱を入れて応援したい馬が見当たらないので今後の状況であっさり乗り換えることになるかとは思いますが。というかStorm Catばかりで萎える。
Pyro?残念ながら対象レースがPeter Pan Sではありません。これがPeter Pan SのFuture Wagerなら鉄板だったんですがw
 

はじめに

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AnotherSide

別館その1。
競馬関係の記事をまとめていましたが、更新を停止しています。

DREAM SCHEME

はてなダイアリー。
一応競馬関係の記事はこちらにというのが今の使い方。

NEWFOUNDLAND

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使わなくなりました。

ヤングガンガンレビュー

創刊から感想を書き続けています。残念ながら、毎号全掲載作品の感想を書くのは諦めました。苦行のレベルに達したので。

少年ガンガンの日々

ガンガンのみならずGファンタジー、ギャグ王、ガンガンWINGなどを読んで育ちました。あの時代を振り返ります。
この他は上下にあるリンクか、トップページからどうぞ。最近全く更新してないですが。

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