Revery_L_Elektra
|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMOLOG|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK

2008/3/16

Motor Racing

F1 Australia GP

もうF1にも興味が無くなったなと言いつつ見ていました。部屋を片付けているときに古い雑誌が出てきて懐かしくなったとかそういう事情もありつつ。残っている雑誌を見ればハッキネンが引退してから急速に醒めているのがはっきり分かってしまいました。とりあえずあの時代のドライバーが残っている限りは興味は切れずにいられるかと。
開幕戦が荒れるのはいつものことだけど、今年はトラクションコントロールが無くなってレースが面白くなるというのはあるかもしれないとは思った。ドライバーは大変だろうけどね。あと、予選方式もこういう形で紛れが起こると決勝への興味を持たせるという点では良いのかもしれないなぁ。結局そういったところで総合的なチーム力を問われるという形で見たら良いのだろうか。運の要素ってのは多少あっても良いんじゃないかと思うようにはなった。本当に強いチームならそれを捩じ伏せるくらいしてみろと。
ホンダのロス・ブラウンについては、嫌いなのはシューマッハじゃなくてベネトンにしろフェラーリにしろそういうチーム体制とは思っていたので、ホンダで同じことをやったら嫌いになると思います。今のホンダのドライバーはどちらもそのナンバー1を担えるだけの力量は無いだろうから来年がどうなるかだろうなぁ。要するにナンバー1を勝たせるためにチームが形振り構わずという状況が好きではなく、ロス・ブラウンはそれを徹底したというイメージはあるんですよね。マクラーレンとかウィリアムズのように建前でもドライバーは対等にして欲しいのですよ。
中継には決勝のグリッドぐらい全部順番に見せろとは言いたい。いつものことながらいろいろと思うが、とにかくグリッド。

Horse Racing

ロッキー山脈の向こう側の世界

北米における主要なサラブレッド産地ということで州毎の馬産統計など無いものかと探してみましたが、見当たらないので諦めました。The Jockey Clubのサイトとかありそうなところを何ヶ所かざっと見てねーなと(超適当
で、イメージだけで語ってしまうとぶっちぎってケンタッキーなのは言うまでもなく、その後フロリダ、カリフォルニアの順。その先はちょっと曖昧だが、馬産の規模が大きいという印象を持つのはルイジアナ、メリーランド、ニューヨーク、テキサス、ニューメキシコ、カナダのオンタリオあたり。意外とニューメキシコが多いなというのはあるんですよね。
これを見るとカリフォルニアは他の主要な馬産地から孤立したような地理条件にあり、そうしたものが影響しているのかどうかは知りませんが、カリフォルニアの種牡馬はひと味違います。
そんなわけでざっくりとカリフォルニアで5000ドル以上の種付け料を取っているらしい種牡馬の一覧です。
StallionSireFarmFeeNote
In ExcessSiberian ExpressVessels StallionPrivate昔は25,000ドル取っていた。2007年CAリーディング2位と健在。
BertrandoSkywalkerRiver Edge12,500主な活躍馬はShaggy Mane、Bilo、Final Fling。2007年CAリーディングサイアー
Unusual HeatNureyevOld English Rancho12,500主な活躍馬はGolden Doc A。2007年CAリーディング4位
Swiss YodelerEastern EchoPepper Oaks10,000主な活躍馬はThor's Echo。2006年CAリーディングサイアー、2007年は5位
Salt LakeDeputy MinisterGolden Egale10,000主な活躍馬はSalt Champなどアルゼンチンにシャトルされて活躍馬多数。2007年CAリーディング6位
BenchmarkAlydarRiver Edge10,000主な活躍馬はBrother Derek、Idiot Proof。2007年CAリーディング7位
Cee's TizzyRelaunchHarris7,500主な活躍馬はもちろんTiznow、他にもGourmet GirlやBudroyaleを出している。
Deputy CommanderDeputy MinisterBallena Vista7,500Ten Most Wantedやグラッブユアハートの父。2007年CAリーディング3位
FacultyKnown FactSolar View Raceland7,500北米のKnown Fact系種牡馬ではトップ。
Good JourneyNureyevMagali7,500オーストラリアにシャトルされて種牡馬入り。2007年に北米に呼び戻された。
RoarForty NinerRancho San Miguel7,500最初の4年間シャトルサイアーとしてアルゼンチンに行き、名を高めた。北米ではステークスがやっと。
Ministers Wild CatDeputy MinisterTommy Town Thoroughbreds7,500母はHollywood Wildcat。2006年種牡馬入り。
SkimmingNureyevCardiff Stud7,500Pacific Classicを連覇するなど西海岸の強豪だった。初年度産駒からJohnny Evesが出る。
Best MinisterDeputy MinisterGetaway Thoroughbreds6,500現役実績に乏しく、血統面もGolden Trailに連なるという程度ながら種牡馬入り。
Lit de JusticeEl Gran SenorMagali6,000BC Sprint馬。
MemoMocito GuapoRidgeley6,000チリ産馬。Nahusaの直系。活躍馬はMemorette、McCann's Mojave。
Old TopperGilded TimeTommy Town Thoroughbreds6,000西海岸で活躍したスプリンター。
OlympioNaskraVictory Rose Thoroughbreds5,000「Derby」を4勝している。
Perfect MandateGone WestOld English Rancho5,000DirectoryとRegisterで提示されるFeeが違ったりします。Registerだと7,500ドルと出る。
Mambo TrainKingmamboTommy Town Thoroughbreds5,000今年から種牡馬入り。姉にRunway Modelがいる。
Marino MariniStorm CatRancho San Miguel5,000Phoenix SでHold That Tigerを下した。Storm Cat産駒のGI馬はカリフォルニアではこの馬だけ。
MomentumNureyevVessels Stallion5,000現役時は西海岸の脇役として存在感はあった。産駒は今年デビューする。
Monashee MoutainDanzigDiamond F Ranch5,000母はProspector's Delite。
Sea of SecretsStorm CatBallena Vista5,000Principle Secretの父。獲得賞金上位を見るとアントニオマグナム、セイウンプレジャーと出ます。
Proud Tower TooProud IrishTommy Town Thoroughbreds5,000Dubai Golden Shaheenを勝った。今年から種牡馬入り。
SingletarySultry SongCardiff Stud5,000芝マイルの活躍馬。BC Mileも勝った。
Storm CreekStorm CatRancho San Miguel5,000甥にAmadeus Wolf、Zanjero、Storm In Mayが出る。代表産駒はStormy Pick。
ThunderelloMontbrookDiamond F Ranch5,000Monterey Jazzの父。
Tribal RuleStorm CatRiver Edge5,000Georgie Boyの父。
Trickey TrevorDemaloot DemashootVictory Rose Thoroughbreds5,000Churchill Downs Hを連覇。今年から種牡馬入り。
Western FameGone WestApplebite5,000 
High BriteBest TurnHarris5,000偶にステークス馬を出す中堅種牡馬。
Game PlanDanzigE.A. Ranches5,000Easy Goerの半弟。未出走で種牡馬入りした。CAリーディング11位とそこそこ。
GlobalizeSummer SquallVictory Rose Thoroughbreds5,000 
Flame ThrowerSaint BalladoOak Hill5,000 
Formal GoldBlack Tie AffairRancho San Miguel5,000Adore the Goldなどを出している。いつの間にやらカリフォルニア送りになってた模様。
BehrensPleasant ColonyVictory Rose Thoroughbreds5,000GI3勝にDWC2着の実績もあって期待されたが、気が付けばこの状況。
AtticusNureyevMagali5,000現役時に芝マイルのワールドレコード。High Flyの父。
Awesome GamblerCoronado's QuestLovacres Ranch5,000今年から種牡馬入り。
BartokFairy KingRancho San Miguel5,000 
Comic StripRed RansomRancho San Miguel5,000 
Crafty C. T.Crafty ProspectorWindfall5,000GIは勝てなかったが、北米におけるCrafty Prospector産駒としてはトップクラスの競争実績を持つ。
DecarchyDistant ViewMagali5,000母はToussaud。当馬はGIIまでしか勝てなかった。
Bring the HeatIn ExcessTommy Town Thoroughbreds5,000 
Deputy MinisterとNureyevが目立ち、逆にMr. ProspectorやStorm Cat系の強力な種牡馬がいない。そもそもBold Rulerどこ?というラインナップ(直系が1頭だけいます)。あと、4000ドルでBeau Geniusがいるとかは知ってる。
フロリダはフロリダで違った趣のある種牡馬構成ですが、このカリフォルニアのリストは何というか世界が違う。種付け料上位の種牡馬の父がSiberian Express、Skywalker、Nureyev、Eastern Echo、Deputy Minister、Alydarだからな。
ちなみにフロリダでも現在の種付け料トップはTrippi、Congrats、Peace Rulesあたりの12,500ドルに止まります。非ケンタッキーで最高額はおそらくメリーランドで25,000ドルを取るNot For Love、これに続くのがテキサスのValid Expectations(17,500ドル)、ニューヨークで種牡馬入りしたSunriver(15,000ドル)、コロラドのEishin Masamune(15,000ドル)。これ以上に高い評価を得られるんならケンタッキーに連れて行かれるというのはあるかなと。Unusual Heatはスタッドのサイト上では20,000ドルと表示されているので、今年種付け料を上積みしたかな。
さて、Deputy Ministerの直系はAwesome Againを筆頭にケンタッキーにでも掃いて捨てるほどいるので特にカリフォルニアで突出しているという印象はありませんが、Nureyevは逆にケンタッキーにTheatricalこそいるものの、それ以外でとなってくるとカリフォルニアに集まっているとは思われます。Theatricalは種牡馬キャリアが長い割にはZagreb、Geri、Royal Anthemのように芝向きすぎて北米では今年種牡馬入りしたShakespeareがようやく大物候補と言える状況ではあり、現在のところ北米における発展はありません。Nureyev系全体としても芝向きな傾向が強いためか、種牡馬としての活躍範囲は欧州、豪州、日本であってなかなか北米に良い種牡馬がいないというのはあるかなと。ま、期待された種牡馬がコケまくってたり、逆に好調なスタートだったStravinskyを連れてきちゃったりってのはあるがな。
ということで、こうなってはカリフォルニアである程度頑張っていただくしかなかろうという思いはあり、Unusual Heatが好調なのは嬉しいところ。SkimmingはJohnny Evesが出たのが御の字でコンスタントに来る種牡馬とはちょっと言えないか。Good Journeyは既にオーストラリアでGII馬が出ているというのは心強いが、種牡馬入り後しばらくオーストラリアに放置されていたのがどう出るのかなと。
さて、種付け統計の資料からぶっこ抜いたデータを一つ。
Stallion2007200620052004200320022001200019991998
Unusual Heat4772-5285-6399-8097-7383-6135-2535-2936-3117-15
Good Journey81
Skimming3378-52106-7894-74
Momentum10166-5547-38
Atticus3489-66106-7327-1935-2129-1655-3078-6056-3875-59
Stravinsky(111)(141)62-35143-94131-79158-105105-70164-105
Theatrical3650-3042-3153-4574-4985-5278-4691-6283-6662-45
Nureyev44-375-1477-3967-30
数字はMares Bred - Live Foalsで、2007年はMares Bredのみ。参考までにStravinsky、Theatrical、Nureyevを入れといた。Stravinskyの2006年、2007年は日本での種付け頭数。
Unusual Heatが這い上がってきたのが分かるかと思います。2007年はやや減っていると思われますが、今年Golden Doc Aが活躍しているので、また増えるでしょう。
Good Journeyは81頭の種付けが報告されているならまずまずといったところか。そうは言っても半弟Aldebaranも産駒の仕上がりは早くないようですし、Good Journey自身も競争成績を鑑みても2歳からいけるようには思われず、最初苦しむのではないかなと。
Skimmingは順調に種付け頭数を減らしています。Johnny Evesが出たのは良いことですが、コンスタントに出せるようでもなく、どの程度人気を回復できるかは微妙なところかなと。
今年産駒がデビューするMomentumは何故だか知らないが増えている。理由不明。そんなに産駒の評判が良かったんだろうか。
Atticusが一時的にブースト掛かっているのはHigh Flyの影響だろう。その次が出ないので一時的なものに終わってしまった。
Stravinskyは初年度産駒の活躍で2004年には種付け料が40,000ドルまで上がっている。ただ、北米ではStravinskyの1年後に種牡馬入りしたSuccessful Appeal、Yes It's Trueなどに注目が集まった局面であり、Stravinsky自身の産駒成績は悪くないが、この影響を受けたか2005年には種付け数が減少している。これを見る限り良いタイミングで日本に来たということにはなるのかと。

2008/3/22

Comic

ヤングガンガン No.7

前号までのレビューはこちら。ヤングガンガン レビュー
バンブーブレード◆先輩は先輩で大変だのう。しかしミヤミヤw。しかしこの練習試合の相手はやる気が無いという描写が続いていましたが、東と互角の戦いをするとなるとかなり強いのではないのかなと。他のメンバーがどうなのかは分かりませんが。
フダンシズム◆どの辺りの読者をターゲットにしているのかさっぱりわかんねぇ。講座は更に何がなんだかという状況になっていますが。
すもももももも◆うーん、ももこもももこでどうなんだか。優介がまともな人間で、それだけに苦労してしまうというのがどうにも。そして毎回とばっちりを喰らうのはハンゾーと犬か…
死がふたりを分かつまで◆一つの事件が終わる。この事件は遥が自ら行動することによって、予知した未来を変えることが出来たという点で重要な話だったのではないかな。この前の話では諦めていたのを、護によって変えられるということを見せられて、今回はそれを実行した。そして、遥がもう一つ覚悟しておかなければならないこともクリアしている様子を見せたということなのかな。
セキレイ◆前半の月海の飛ばしっぷりでおなかいっぱい。ここまで流されっぱなしだった皆人がちゃんと自分の意思でもって動こうとしているのは良いな。
黒神◆なんでわざわざ怪しまれる行動を取るかね、こいつらは。それにクロのように元神霊かどうかを分かるような相手だったら無意味なんだし。
カノジョは官能小説家◆さすがシーナ。予想の斜め上を行ったか。天然というか直球というか。でもシーナだから有りかなとは思えるし。
フロントミッション◆USNの対人兵器は効率が悪いというか、微妙に間抜けな兵器ではあるなぁ。というか榴弾砲とはいえあれだけの数を打ち込まれるような状況で何を暢気なことをしてやがるとも思う。
WORKING!!◆カラー。ま、タカナシの涙は分からんでもないが、最後はやっぱり変態だコイツという話で終わるのであった。
CUT or ALIVE◆原作町田一八、作画ゴツボ☆マサルの読み切り。なんかもうむちゃくちゃで勢いだけで面白いんだけど、ゴツボ☆マサルの絵だからそれで良いという感じはあるなぁ。
はなまる幼稚園◆くみちょーはくみちょーで大変。つかダブルのスーツに長いマフラー垂らして如何にもな格好してるのが問題だと思われw。でもさすがに杏たちのそれは無い。雛菊とか杏たちに向けてる笑顔で十分なんだろうけどなぁ。
ダイサイズ◆キャスターさん何やってんですか?
ユーベルブラット◆やはりグレンは他の七英雄とは格が違うな。覚悟を決めて、それを忘れずに20年全うして来たのだから生半可な敵役ではないということを示していると言えるのかな。英雄たちではあと一人グレンに近いところにいるけれども、残りの三人はそこまで至らずか。はっきりと二人と三人に分けて描かれているし、その三人の側がどうするかに注目なのかな。グレンの方はぶれないだろうし。で、アシェリートとしては、そのグレンの覚悟とそれによって成し遂げられた平和というものと対峙して、どういう答を出すのかということにもなりそうだ。
マンガ家さんとアシスタントさんと◆今回は足須さん容赦ねえな。
キズナ◆最終回。投げっぱなし。まとまらないだろうなとは思っていたが、予想以上に放り投げたなと。

Horse Racing

彼らの種付け料が高い理由

Street Cry! Supreme!
Nad Al Shebaの直線で実況が放った言葉である。
初年度産駒の活躍によってStreet Cryは種牡馬としても優れた素質を持っていることを示した。しかし年が明けて以降の目立った活躍は新星Zenyatta程度のものとなってしまい、Kentucky Derby Trailにおいても駒を得ているとは言い難いが、異色の経歴で参戦するTomcitoには期待が掛かるところ。
さて、種牡馬を評価する指標の一つとしてアーニングインデックスによるリーディングを見てみる。ネタ元は毎度のようにBlood-Horseである。
RankStallionStake WinnersGraded Stake WinnersGI Stake WinnersAEICI2008 Fee
1Storm Cat160 (12.9%)98 (7.9%)32 (2.6%)3.373.61300,000
2A.P. Indy110 (12.4%)64 (7.2%)21 (2.4%)3.213.83300,000
3Street Cry16 (7.4%)12 (5.6%)5 (2.3%)3.12.24100,000
4Smart Strike51 (8.2%)26 (4.2%)7 (1.1%)2.821.97150,000
5Awesome Again27 (5.7%)18 (3.8%)9 (1.9%)2.652.26150,000
6Seeking the Gold82 (9.7%)46 (5.5%)17 (2.0%)2.613.26125,000
7Distorted Humor56 (10.2%)24 (4.4%)10 (1.8%)2.521.88300,000
8Kingmambo73 (9.4%)45 (5.8%)20 (2.6%)2.513.01250,000
9Theatrical73 (7.9%)50 (5.4%)20 (2.2%)2.422.4540,000
10Rahy78 (8.3%)38 (4.0%)12 (1.3%)2.412.0960,000
Blood-HorseのAEI集計基準は生涯成績であり、その対象は現役の北米供用種牡馬となり、2004年以前に北米を去った種牡馬は除外される。また、産駒が150頭に満たない種牡馬も集計されない。
上位には種付け料が10万ドルを上回る種牡馬が勢揃いする見応えのあるラインナップであり、Theatrical、Rahyにしても今でこそこの金額に落ち着いているが、一時はどちらも10万ドルのプライスタグが付けられていた。
これらの種牡馬が優れているのは確率である。ステークス馬を出す確率、重賞馬を出す確率、GI馬を出す確率のそれぞれにおいて種牡馬毎の特徴のようなものはあるものの、概ね他の種牡馬と比較して優れた値を叩き出している。
その3つの数値でコンスタントに高いStorm CatとA.P. Indyについては北米を代表する種牡馬というだけの価値はあるということになるだろうか。どちらもAEIがCIに追いついていないというのはあるかもしれないが、これだけCIが高くなってしまうと辛いものがあるだろう。A.P. IndyのCIは毎年低下している。2001年のデータだとCIが4.73というとんでもない種牡馬だったわけであるし。
Street Cryについては既に今年競争年齢に達した産駒までが母集団に含まれているので、パーセンテージはやや低く出ていると思われる。AEIはStreet Senseのおかげでブーストされている部分はあるが、ステークス馬、重賞馬の数が実質2世代でこれだけというのは驚異的な数字であり、早仕上がりで欧州芝でもという産駒のタイプはStorm Catに通じるものがある。遠からず種牡馬を引退するであろうStorm Catのカテゴリーを手に入れるのはStreet Cryなのではないかという予感がある。
Smart Strikeについては評価が急上昇したのが最近であって、まだこれから結果を積み上げていくべき種牡馬という位置づけではあるだろう。GI馬が7頭(1頭はプエルトリコ)だが、コンスタントに出している。2004年から産駒数が急に増えるので、今が勝負どころということになる。
Awesome Againの場合はステークス馬率はかなり見劣りするが、そこからGIまでが驚異的。何かと偏ったところのある種牡馬である。
Seeking the Goldは毎年の産駒が50頭から60頭で安定していて絶対数でやや少なく、獲得賞金ベースでは上位に出てこないが、それぞれで見ればしっかり稼がせているというタイプ。とは言うもののGI級の牝馬を次々に出していた頃に比べるとやや落ちてはいる。ただ、相変わらずYearlingに産駒が上場されると、牝馬が牡馬の倍近い金額で落札される異常な種牡馬である。この境地にはAwesome Againですら辿りつけていない。
Distorted HumorはSmart StrikeにおけるCurlinやEnglish Channelのような大物を持たないが、ステークス馬率が10%台と素晴らしい。Funny Cideは大物であったようには思うのだが…
Kingmamboは何と言ってもGI馬率でStorm Catに匹敵するということになる。ステークス、重賞でも悪い数字ではないが、印象としてはかなり薄い。おそらく欧州で勝っているのが多いためだろう。
TheatricalとRahyに関しては流石の実績というしかないか。どちらも北米にあって芝を得意とするタイプであるが、Theatricalはよりストイックである。北米を拠点として毎年ある程度の産駒を送り出す中でコンスタントに芝の賞金が80%を超えてくる様は世界が違うとしか言いようが無い。20頭のGI馬を出しているが、ダートのGIを勝てたのはわずかに3頭である。一方RahyはTheatricalほどに極端ではないのだが、GIクラスとなると2/13なのだから大して変わらない。
なおGI馬数も含めてBlood-Horseはプエルトリコやトリニダードトバゴなどの結果も集計しているので、思い当たるより多めに出ている場合がある。このクラスになるとそう流れて行く馬は多くないが、GI馬ではSmart Strike、Street Cry、Distorted Humorで確認できる。Distorted Humorを見る限りマレーシアでは勘定に入れてもらえないようだ。
GI馬をざっと見ていくのは次回ということにして、これら以外の種牡馬はどうか。
このリストから既に名を消している種牡馬では何と言ってもDanzigである。AEI4.12を叩きだし、ステークス馬は194頭、率にして18.5%とStorm Catですら全く及ばない。GI馬も46頭と凄まじいものがある。Nureyevもステークス馬率17.5%という素晴らしい数字を持っている。Mr. Prospectorは大体15%ということでその下に位置し、Seattle Slewが13%程度。
10位以下の種牡馬からピックアップしてみると、11位Cozzene、12位DynaformerとRahyあたりとほぼ差の無い数字を持つ種牡馬が並ぶ。RahyはFantastic Light、Serena's Songという大駒を有していたというあたりが利したかとは思われる。
13位のPulpitなども悪くない数字が並ぶ。この種牡馬は3年目にずっこけて評価が急落したが、その後立て直してきたとは言える。Pyroの活躍次第では更に上昇するのではないか。
17位にはUnusual HeatとPoint Givenが並んでいる。Unusual Heatは以前も取り上げたが、産駒の活躍で評価を高めてきている種牡馬である。CI1.09に対してAEIが2.07というのを見ると非常に優れた種牡馬であることが分かる。Point GivenについてはAEIが2.07もあることに驚いたが、ステークス馬3.9%程度では少なくともPoint Givenという競走馬に対して掛けられた期待に種牡馬Point Givenは応えられなかったとはなるのであろう。オールウェザーという時代の要請に上手く応えている種牡馬の1頭ではあるが、そのスケールにまで落ちぶれてしまったか。
Gone Westは26位と振るっていない。GI馬13頭を出しているのに、同じようなキャリアのRahyやSeeking the Goldに対してここまで差を付けられていたかとは思う。とにかくRahyに於けるFantastic Light、Serena's Song、Seeking the GoldのDubai Millennium、Seeking the Pearl、Heavenly Prizeのような大物が思い当たらない。Zafonic程度か。Came Homeも大物になれそうでならなかったくらいに。後は短距離に目をやってSpeightstownとかもいるが、つまりはそういうことなのだろう。欧州の芝で走らせることもできるが、わざわざGone Westにしなくてもそっちならもっと優れた種牡馬がいたし、器用貧乏的なところはあったか。それでも種牡馬としての人気はあって一時的に種付け料が15万ドルまで上昇した大種牡馬であった。とにかくGone Westの場合はAEIの低下が止まらないという状況である。Mr. Prospector X Secretariatという血統構成が現状やや使いにくいのではなかろうか。そしてどうにもSecretariatを上手く使えていない印象はある。血統が完成していたSpeightstownくらいか。
さてGiant's Causeway。ランクは25位。CIが3.60に対してAEIが1.99は厳しいものがある。世代当たりの産駒数が100頭を超えることがこうした集計では足を引っ張る結果になっているのではないかとの印象は拭えない。実質4世代でGI馬7頭を出しているのだから文句は出ないはずだが、率にして1.1%にしかならない。この1.1%はSmart Strikeのものと意味合いが違うのは言うまでも無いことで、種付け頭数を多くしすぎて種牡馬価値を損ねてしまった例となってしまったのではないか。Storm Catは毎年100程度の種付け数であったし、A.P. Indyもそれよりやや多い程度で一世代で100頭を超える産駒が出たのは2001年に102頭が登録されたときに止まる。これに対してGiant's Causewayは最初の2年でそれぞれ150頭程度の産駒がいる。種付け料の高騰などもあってかその後は減っているが、最初の2年はそれだけ産駒がいればそれくらい勝って当然かと思ってしまう数字である。その後産駒が減った以上に活躍馬が減っているのは気になるが、古馬になって活躍する馬は多いので、今後多少の数字の改善はあるのだろうと思われる。

2008/3/29

Horse Racing

Dubai World Cup GI Nad Al Sheba UAE Dirt 2000m

もう今日じゃねえか。ということで駆け足で。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Sway YedNisnasEidahCaerwentO. PeslierS. Alkahtani
2Well ArmedTiznowWell DressedNotebookA. GryderE. Harty
3Happy BoySki ChampUltra MarescaFilagoK. McEvoyS. bin Suroor
4KocabUnfuwainSpace QuestRainbow QuestS. PasquierA. Fabre
5Great HunterAptitudeZenithRoyG. GomezD. O'Neill
6Premium TapPleasant TapPremium RedThirty Six RedS. MadridJ. Gardel
7VermilionEl Condor PasaScarlet LadySunday SilenceY. TakeS. Ishizaka
8JalilStorm CatTranquility LakeRahyL. DettoriS. bin Suroor
9Asiatic BoyNot For SaleS.S. AsiaticPolish NavyJ. MurtaghM. de Kock
10Lucky FindRich Man's GoldLittle ErnaErnaniK. SheaM. de Kock
11Gloria de CampeaoImpressionAudacityClacksonC. LemaireP. Bary
12CurlinSmart StrikeSherriff's DeputyDeputy MinisterR. AlbaradoS. Asmussen
13A.P. ArrowA.P. IndyGarimpeiroMr. ProspectorR. DominguezT. Pletcher
基本北米のトップクラスか、強いUAE勢かというレース。
無論今年の主役を張るのは北米年度代表馬Curlin。現役続行か種牡馬入りかの判断を引っ張って、更に北米で使わずにドバイに入れて一叩きという臨戦過程はこれまでの北米のトップホースには無いものだが、一叩きは余裕の仕上がりではあったし、まず問題の無い状況なのだろう。去年の成績から他の北米勢でこの馬をどうにかできるとは思えず、また、Godolphinのエース格がJalilでは到底太刀打ちできないのではないかと思われる。
北米からはGreat Hunter、A.P. Arrow、Well Armedがやってきている。6歳になるA.P. Arrowは充実しているものの、どうにもつきぬけ切らないところが、如何にも良血のA.P. Indyである。前走は北米におけるこのレースの最重要ステップであるDonn Hで、きっちり追い込んで2着を確保している辺りが流石と言えますが、どうやったって勝てるとは思えないのがこの馬らしいところ。ま、2,3着あたりなら堅いのですが。Great Hunterは復帰して来たものの結果はまだ伴っておらず、この舞台は荷が重いだろう。Well Armedはオールウェザーで活躍しているタイプであり、ダートではどうかが疑問。
Jalilは確かに良血が目覚めたとして注目を集めるのはそうだろうが、ドバイのInternational Meetingはやや劣るメンバーが何とかこの舞台にという感じではあり、トップクラスと張り合うだけの力はまだ無いのではないかな。McEvoyが乗るHappy BoyもChallenge Roundを圧勝しているが、こちらもメンバーを考えると辛い。
去年2着のPremium Tapは去年のBCでこそCurlinと見えるべき馬であった。サウジアラビアに連れて行かれてしまったのがなんとも惜しい馬ではある。去年はサウジアラビア最大のレースCustodian of Two Holy Mosques Cを勝っての参戦だったが、今年は4着に終わって、その後もう一叩きされてきた。Curlinを倒せる可能性があるとすればこの馬だろうとは思うが、去年ほどの状態ではないかな。
Asiatic Boyは去年の欧州キャンペーンが微妙なものに終わってしまった。2000mはやや長いのではないか。
VermilionはCurlinに続いて、Premium Tap、A.P. Arrowらと並ぶ2番手グループと見て良いのではないか。JCDとそして今年のフェブラリーSを見るに、ダートでのスピード勝負に対応できて、距離も問題ないというのは利点。去年より上を狙うことは可能だろう。
ブックメイカーあたりではInternational Meetingの結果が評価されているのかJalilやAsiatic Boyの人気が高いが、元の地力で上回るA.P. ArrowやPremium Tapの方が上位だとは思います。どっちにしてもCurlinをなんとも出来ない以上は変わらんといえばそうですけれども。

ドバイのその他のレース

後はまとめて。
Sheema Classic Turf 12F
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1LatencySlew Gin FizzLatenciaEl AsesorJ. MendezJ. Udaondo
2QuijanoAcatenangoQuilaUnfuwainA. StarkeP. Schiergen
3Sun ClassiqueFuji KisekiElfenjerLast TycoonK. SheaM. de Kock
4West WindMachiavellianRed SlippersNureyevK. McEvoyS. bin Suroor
5YoumzainSinndarSadimaSadler's WellsR. HughesM. Channon
6Better Talk NowTalkin ManBenditaBaldskiR. DominguezG. Motion
7SushisanFuji KisekiMeine TochterBataanR. MooreH. Brown
8GravitasMark of EsteemBombazineGenerousL. DettoriS. bin Suroor
9YellowstoneRock of GibraltarLove and AffectionExclusive EraJ. EganJ. Chapple-Hyam
10Oracle WestWestern WinterNoble ProphetNoble AmbitionJ. MurtaghM. de Kock
11Spring HouseChester HouseSpring StarItajaraG. GomezJ. Canani
12Viva PatacaMarjuComicBe My ChiefD. BeadmanJ. Moore
13MourilyanDesert PrinceMouramaraKahyasiM. KinaneJ. Oxx
14DansantDansiliLa BalagnaKrisJ. SpencerG. Butler
15Doctor DinoMuhtathirLogicaPrioloO. PeslierR. Gibson
16Gower SongSingspielGleaming WaterKalaglowT. DurcanD. Elsworth
注目は去年のVengeance of Rainに続いて香港から参戦するViva Pataca。去年の時点でも2400mという距離ならばViva Patacaが上回っていたが、その馬がついにドバイに姿を見せることになった。香港には4歳にこの馬は2400mだと言われるHelene Mascotもいて、クラシックディスタンスに注目が集まって、この距離で強い馬を多く持つようになると楽しみが増えるだろう。欧州馬がシーズン初戦という状況の中でViva Patacaは香港で使われて状態は良い。去年から2000m以上ではVengeance of RainとRamonti以外には負けておらず、文句の付けようが無い。
欧州からはまずYoumzain。キングジョージ、凱旋門賞をDylan Thomasに負けているとは言えどちらも2着に入り、実力を示している。ただ、その2戦だけではないがどうにも勝ちきれないところが強く出ていて、チャンピオンを目指すには何か上積みが必要なのも事実。コース自体と臨戦は去年の3着馬なので問題ないだろう。
一方、積極的な遠征で結果を残したのがDoctor Dino。崩れないし遠征もなれているとあって、Youmzainよりこちらに期待したいところはある。
北米からはBetter Talk Now。ついに9歳になってしまったが、顕著な衰えというのは見せていない。相変わらず自力勝負できない弱みはあるが、展開が向けば怖い馬であることに変わりは無い。問題は展開が向くかということになるのだが、もともとNad Al Sheba自体が先行有利であることを考えると厳しい。
アルゼンチンからはLatency。南米最強を名乗るに足る実績の持ち主だが、Challenge Roundを惨敗したことでダートのWorld Cupから矛先を変えてきた。このメンバー相手にどこまで通用するかが興味深い。
南アフリカのSun Classiqueは同世代牝馬相手なら抜き出た実力を持っているし、前走のBalanchine Sで格の違いを見せたようには思われる。だが、ここはメンバーが強いし、何より距離が長いのではないかと思われる。一応2200mまで勝っているけれども。
Duty Free Turf 1777m
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1NotionalIn ExcessTruly BlessedFrench DeputyG. GomezD. O'Neill
2Majestic RoiStreet CryL'Extra HonorHero's HonorD. HollandM. Channon
3Floral PegasusFusaichi PegasusCrown CrestMill ReefG. MosseT. Cruz
4SeachangeCape CrossJust CruisingBroad ReachT. DurcanR. Manning
5Admire AuraAgnes TachyonBiwa HeidiCaerleonK. AndoH. Matsuda
6Finsceal BeoMr. GreeleyMusical TreatRoyal AcademyK. ManningJ. Bolger
7ArchipenkoKingmamboBoundNijinskyK. SheaM. de Kock
8NiconeroDanzeroNicola LassScenicC. WilliamsD. Hayes
9CreachadoirKing's BestSadimaSadler's WellsK. McEvoyS. bin Suroor
10LiteratoKendorLa CibelesCardounL. DettoriS. bin Suroor
11DarjinaZamindarDarinskaZilzalC. SoumillonA. de Royar-Dupre
12VodkaTanino GimletTanino SisterRousillonY. TakeK. Sumii
13Bullish LuckRoyal AcademyWild VintageAlyshebaB. PrebbleT. Cruz
14Jay PegCamden ParkLaptop LadyAl MuftiA. MarcusH. Brown
15Lord AdmiralEl PradoLady IlslayTrempolinoM. KinaneC. O'Brien
16LinngariIndian RidgeLidakiyaKahyasiR. MooreH. Brown
今年はメンバーが素晴らしいこのレース。
人気はGodolphinのLiterato。去年Prix du Jockey-Clubで2着に敗れた後、連勝してChampion Sまで勝った。今年からはGodolphinに移籍している。大事に使われてきたと言う面があるにせよ、11戦して9勝、2着2回という戦績を残している。今年は当初Ramontiとの使い分けでSheema Classicを予定していたように、12F寄りで使われるのかと思ったらRamontiの故障でこちらに回ることになった。Godolphinとしてはもう一頭のCreachadoirも有力でワンツーまであるかもしれない。ただ、Ramontiが抜けることになったときにCreachadoirに任せずLiteratoをスライドさせるという判断をした辺り気になるところではあるか。
Darjinaは香港で3着と崩れなかったがCreachadoirに負けている。フランスから出ると割引があるのはまだ否定できないのではないかな。
続いて人気になっているのは日本からの2騎。どっちかSheema Classicに行けよというのは思ったりもするが、言っても仕方ないか。京都記念6着とはいえ最後はしっかり伸びて、そう差の無いレースを見せたVodkaはこれと決めて狙ったレースを勝つような感じに見ておけば良いのではないかなあと。ある程度嵌れば凄い馬という判断で。Admire Auraは今年勝負で、京都記念を勝っての参戦なのは良いかな。
Finsceal Beoはハードローテの影響が出て去年後半が不本意な結果に終わったのが残念。Darjina、Majestic Roiあたりとの決着は欧州でつけることになるだろうし、ここでいきなりというのは難しいかな。
香港から参戦する2騎では最近の成績からFloral Pegasusが人気で上回った。ただ、Floral Pegasusは甘いところのある馬なので勝ち切るまでの期待はかけられない。一休みさせて立て直しに成功した感のあるBullish Luckの方が期待できるのではないかな。
ニュージーランドの最強マイラーたるSeachangeにとってはプラスアルファの余分な距離がはっきりとマイナスでJebel Hattaでもまともにそれを見せてしまったとは言える。マイルを越える距離では最後粘りきれずというパターンが多いが、それでも2000mのKelt Capitalで差の無い4着に入っているなどまったくダメというわけでもないのが判断を難しくしている。
Hayes師のNiconeroはちょっと恵まれないとダメってのはあって、このメンバー相手にそれは無理というもの。
Linngariは前哨戦でこけたのが気になるし、それだったら勝ったArchipenkoを素直に評価したら良いのではないかという気もする。ただ、Archipenkoにあんなレースをされていてはどうにも評価しづらい。ま、Kingmamboらしくいきなり馬が変わったという可能性をアタマの片隅に置いても良いのかなとも思うけれども。
Golden Shaheen Dirt 1200m
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Cobalt BlueGolden MissilePrado StarEl PradoT. DurcanS. Seemar
2Barbecue EddieStormy AtlanticThe Green OwlCarson CityA. GryderB. Koriner
3BushwackerOutflankerMusical ScoreRomantic LeadJ. TalamoW. Currin
4MutamarresGreen DesertInjaadMachiavellianR. HillsD. Watson
5DiabolicalArtaxBonnie ByerlyDayjurL. DettoriS. bin Suroor
6EsperamosStormy AtlanticKenathenaCryptoclearanceG. GomezW. Ward
7New FreedomBuroojBeautiful MariaGhadeerT. O'SheaA. Selvaratnam
8Drift IceWestern WinterDonyaElliodorK. SheaM. de Kock
9NarcNational AssemblyShe's No SecretOur Casey's BoyJ. MurtaghM. de Kock
10Benny the BullLucky LionelComet CatBirdonthewireE. PradoR. Dutrow Jr.
11CalrissianEfisioCentaineRoyal AcademyR. MooreL. Kelp
12SarissaMusic ProspectorSylicon PurplePurple MountainC. LemaireP. Bary
13Star CrownedKingmamboFashion StarChief's CrownM. KinaneR. Bouresly
14Idiot ProofBenchmarkPerfectly PrettyBertrandoD. FloresC. Sise Jr.
15MunaddamAljabrEtizaazDiesisM. DwyerE. Charpy
こんなの北米馬のどれを選ぶかでしかない。
で、Sunshine Millionsを勝ってきたBenny the BullとBC SprintのMidnight LuteとIdiot Proofが現状北米スプリントのトップであり、そのうち2頭が参戦した。
GodolphinはDiabolicalを用意した。去年まで北米調教馬でトップを狙いに行けるかというところで移籍して休養してしまったため、Benny the Bull、Idiot Proofとの力関係が微妙。復帰戦こそ落としたが、前走は圧勝している。
この3頭の勝負だろう。
Godolphin Mile Dirt 1600m
ここからは出馬表無しで。
北米のDiamond Stripesに対してBurj NahaarでワンツーのGodolphinのBlackat BlackittenとElusive Warningがどれだけ勝負できるか。Burj Nahaarでは距離を延ばしてきたElusive WarinigがBlackat Blackittenを下したが、実績で上回るBlackat BlackittenがDettori。人気はほぼ同じ。Diamond Stripesは追い込み勝負となるだけにちょっとこのコース的に難しいかもしれません。追い込みが効かない馬場になっているとSunshine Millionsのようにさっぱりです。
UAE Derby Dirt 1800m
全く分かりません。
人気はde Kock厩舎でUAEでの戦線をリードして来たRoyal VintageとHonour Devilに集中している。どちらも南半球産で文句の付けようが無いところ。
チリの2歳女王で、1000ギニー、オークスを圧勝して来たCocoa Beachは牡馬相手がきついところに1枠を引いてしまったが、幸い2,3枠に同じGodolphin所属の馬が入ったので少しはマシかと。
北半球産馬ではSan Vicente S 3着のMassive Dramaが来ている。Kentucky Derby路線に乗った馬の実力を見せると行きたいところだろうが、オールウェザーの経験しかないし、ちょっと物足りない戦績か。Strike the Dealは去年もBCJTに出走しているなど使われ方が謎。ダート経験は無いし、距離も怪しいように思える。

2008/3/30

Horse Racing

Dubaiの結果

面倒なのでひとまとめで。
World Cup
1.Curlin
以上。このレースにおいて2着以下について何かを語るのは意味がないと思われる。
ただ、とにかく、Curlinという馬の強さ、それだけを示した。Curlinが引退していたらどうなっていたことやらという話もありますが、Curlinがいないならいないで本気の北米馬が狙いに来ていたかとは思われます。A.P. ArrowとかWell ArmedはともかくGreat Hunterよりもっと来るべき馬がいただろう?Spring at Lastあたりでどうにかなるかは微妙なところながら。
Curlinにつきましては無事に今年のキャンペーンを全うしていただければ…
Asiatic Boy、Well Armedと続くあたりがよく分からない結果というのを思わせてくれます。追い込んでほぼいつも通りのA.P. Arrowには頭が下がりますけれども。
Sheema Classic
1.Sun Classique: Fuji Kiseki - Elfenjer by Last Tycoon
2.Viva Pataca: Marju - Comic by Be My Chief
3.Doctor Dino: Muhtathir - Logica by Priolo
4.Quijano: Acatenango - Quila by Unfuwain
5.Youmzain: Sinndar - Sadima by Sadler's Wells
6.Sushisan: Fuji Kiseki - Meine Tochter by Bataan
7.Gower Song: Singspiel - Gleaming Water by Kalaglow
8.Mourilyan: Desert Prince - Mouramara by Kahyasi
9.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
10.Spring House: Chester House - Spring Star by Itajara
11.Latency: Slew Gin Fizz - Latencia by El Asesor
12.Gravitas: Mark of Esteem - Bombazine by Generous
13.Oracle West: Western Winter - Noble Prophet by Noble Ambition
14.Yellowstone: Rock of Gibraltar - Love and Affection by Exclusive Era
15.West Wind: Machiavellian - Red Slippers by Nureyev
16.Dansant: Dansili - La Balagna by Kris
Sun Classiqueはどちらかというともうちょっと短い距離なのではないかと思っていたので、この完勝には驚きました。確かにViva PatacaやDoctor Dinoが後ろからの競馬で追い込みきれなかったという部分もあるのですが、最後はどうもViva Patacaと脚色が同じどころか差を広げにかかるようにも見えているので強さに疑いはない。というかこの上位メンバーの顔ぶれは凄いことになっているわけで、欧州キャンペーンに期待が掛かります。欧州が終わったら是非エリ女へお願いしますw。
Viva Patacaは途中でもう少し前に持って行けてればとは思うけど、最後まで差を詰めていったという風にも見えず、ひっくり返すところまでは難しかったかな。それはDoctor Dinoにしても同じ。Viva Patacaはこの後香港でHelene Mascotの挑戦を受けることになるかとは思いますが、香港でこの距離が盛り上がればおもしろくなるのではないかと。欧州馬は休み明けになるのが厳しいのではあるだろう。Youmzainまで含めてそこまで悪い結果とは思わない。
芝でもダメだったLatencyはどうしたものやら。競走馬に遅延なんて意味を持つ馬名をつけたのが間違いということにしておこうか。というかどのあたり走ってたのかもわかんねえや。
Duty Free
1.Jay Peg: Camden Park - Laptop Lady by Al Mufti
2.Darjina: Zamindar - Darinska by Zilzal
3.Archipenko: Kingmambo - Bound by Nijinsky
4.Vodka: Tanino Gimlet - Tanino Sister by Rousillon
5.Finsceal Beo: Mr. Greeley - Musical Treat by Royal Academy
6.Seachange: Cape Cross - Just Cruising by Broad Reach
7.Floral Pegasus: Fusaichi Pegasus - Crown Crest by Mill Reef
8.Creachadoir: King's Best - Sadima by Sadler's Wells
9.Admire Aura: Agnes Tachyon - Biwa Heidi by Caerleon
10.Lord Admiral: El Prado - Lady Ilslay by Trempolino
11.Niconero: Danzero - Nicola Lass by Scenic
12.Literato: Kendor - La Cibeles by Cardoun
13.Bullish Luck: Royal Academy - Wild Vintage by Alysheba
14.Linngari: Indian Ridge - Lidakiya by Kahyasi
15.Majestic Roi: Street Cry - L'Extra Honor by Hero's Honor
16.Notional: In Excess - Truly Blessed by French Deputy
南アフリカ勢躍進って言われても、南アフリカというイメージが弱い件について。特にde Kockセンセイなんかそうだけど、Jay Pegはde Kock厩舎じゃなくても、実際どの馬もドバイで使って結果を残しつつこの日を迎えているので、地元調教馬に近いイメージではあった。
で、Jay Pegには驚かされたのだけれども、冷静に戦績を見れば、きっちりとステップを踏んで来ていたし、勝ってなくてもそこそこの結果ではあって、軽視しすぎたってのはあるのだろうなと。Dubai World Cupはそうではないが、それ以外のレースについては地元のステップが捨てきれないだけに。
3着のArchipenkoはKingmambo産駒が古馬になって本格化しつつあるという判断で。こっちはde Kock厩舎に移籍してますが、この結果でSun Classiqueと一緒に欧州キャンペーン張ったら良いんじゃないのかなと。良血だし、欧州で活躍させて種牡馬入りを狙うというのが妥当なラインではないかな。
他は実績馬が揃ったレースだけにVodkaの4着も悪くない結果ではあるだろう。
Golden Shaheen
1.Benny the Bull: Lucky Lionel - Comet Cat by Birdonthewire
2.Idiot Proof: Benchmark - Perfectly Pretty by Bertrando
3.Star Crowned: Kingmambo - Fashion Star by Chief's Crown
4.Barbecue Eddie: Stormy Atlantic - The Green Owl by Carson City
5.New Freedom: Burooj - Beautiful Maria by Ghadeer
6.Esperamos: Stormy Atlantic - Kenathena by Cryptoclearance
7.Diabolical: Artax - Bonnie Byerly by Dayjur
8.Drift Ice: Western Winter - Donya by Elliodor
9.Narc: National Assembly - She's No Secret by Our Casey's Boy
10.Mutamarres: Green Desert - Injaad by Machiavellian
11.Sarissa: Music Prospector - Sylicon Purple by Purple Mountain
12.Cobalt Blue: Golden Missile - Prado Star by El Prado
13.Bushwacker: Outflanker - Musical Score by Romantic Lead
14.Calrissian: Efisio - Centaine by Royal Academy
15.Munaddam: Aljabr - Etizaaz by Diesis
上位2頭が問答無用に強かったレースで、先に抜け出したIdiot Proofでも十分な力の差を見せているところをあっさり差していったBenny the Bullが強すぎます。
UAE Derby
1.Honour Devil
2.Royal Vintage
3.Cocoa Beach
4.Light Green
5.Strike the Deal
6.My Indy
7.Ukrainian
8.Iide Kenshin
9.Massive Drama
10.Numaany
前評判通りだったか。上位4頭を南半球産馬で占めた。あっちの馬が仕上がって出てくると到底北半球産では敵わないというようなところを見せたかな。北半球産で期待できる馬がいなかったってのもあるけど。それにしても大きな差がついたなぁ。
Godolphin Mile
1.Diamond Stripes
これも良いだろ。Diamond Stripesが前でレースしてなおかつ脚を溜めていたあたり、どんなレースなんだよと言いたくはあり。

雑記

やきう

開幕して1週間ちょっと。9試合消化したわけですが、その中で先発が試合をぶっ壊したのが1回だけ。それ以外は大変安定感のある結果を残していて、何で負け越してるんでしょうね?5敗のうち4敗が1点差負けってどれだけ勝負弱いか。他チームを圧するHRを放ちながら得点力は平凡。タイムリー打てないんだからどうにも。2試合続けてエースを見殺しだもんなぁ。ま、打撃コーチが居ないも同然…アレなら居ない方がまだマシかな…なのだから仕方ないとも言えますが。ただ、先発がこのままある程度安定していると考えられるなら、去年みたいな悲惨な目に遭うことはないかなと思えるのは良いんだけど、どうなることやら。帆足で試合を作れていたことを考えると投手コーチはさすが潮崎様とか思ったり。リリーフが相変わらず不安定さを見せてくれてますが、そっちでひっくり返された試合はまだ無いし。そこまで展開が行ってないとかは言わないように。

さかー

こっちはリーグ戦初勝利になって一安心。ま、リーグ開幕直前に国際大会に出場するチームなのに主力6人を代表に引っ張られて、さらにもう1人を世代別に連れて行かれるという嫌がらせのような仕打ちを受けてたんだから、開幕直後はちょっと苦しむかなという予想通りではあります。赤いチームに走られなかっただけマシというやつでしょう。アジア方面の試合で過密日程だけれども、試合数をこなしてようやく形になりつつあるということなら、リーグで試合数消化させられてしまうより良かったのかも知れないと。
 

はじめに

Log一覧
管理人: Marius / Marl / Dreamdeal
Mail: forli fairydoll net (@と.を適宜入れること)
twitter: reveryelektra
メールフォーム

Menu

AnotherSide

別館その1。
競馬関係の記事をまとめていましたが、更新を停止しています。

DREAM SCHEME

はてなダイアリー。
一応競馬関係の記事はこちらにというのが今の使い方。

NEWFOUNDLAND

はてなブックマーク。
使わなくなりました。

ヤングガンガンレビュー

創刊から感想を書き続けています。残念ながら、毎号全掲載作品の感想を書くのは諦めました。苦行のレベルに達したので。

少年ガンガンの日々

ガンガンのみならずGファンタジー、ギャグ王、ガンガンWINGなどを読んで育ちました。あの時代を振り返ります。
この他は上下にあるリンクか、トップページからどうぞ。最近全く更新してないですが。

|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMOLOG|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK
REVERY_L_ELEKTRA