主催者がやり逃げを公言したアトラク=ナクアオンリーイベント。あらゆる意味で規格外のイベントでした。
私が最初にこのイベントの存在を知ったのは去年秋のコミトレ。入場待ちでカタログをざっと眺めているとなにやら怪しげ(失礼)なサークルが。アリスソフト信者としては見過ごせないので、スペースにお邪魔して主催の方と少し話をしてみたり。正直、このときに既に心の中で参加することを決めていました。また、この段階から既に主催者はあんなイベントにするつもりが有り余っておられました。それもあって絶対に参加せねばと思ったのですけれど。
とはいえ、その時点でイベント自体は鬼が笑う先の話であり、なんの技量もないただのオタクは待つだけでした。忘れることはまずないハズでしたが、twitterでアカウントをフォローしたり、はてなダイアリーの方でリンクを張ったりと出来ることだけはしていました。
twitterのアカウントは公式アカウントという立ち位置ながら主催の中の人がだだ漏れという仕様にてそれにも好感を持っていたことを明記しておきます。アトラク=ナクアが好きだというのが時折漏れ出していましたので。
そして当日。直前になって会場側から来場者が多く見込まれるとのことで使用するホールが変更になりましたが、そのおかげでスペースに適度な余裕のある素晴らしいイベントになりました。イベントとしては小規模ですが、サークルの出席率が遅刻があったとはいえ100%でしたし、一般参加者も含めて良い意味でアホで、そしてオトナでした。
こういうイベントでしたよってことで公式サイト。
TWILIGHT=TERRITORY アトラ=クナクアオンリーイベント
そりゃ主催はとんでもない赤字になりますよね。
私は13時のイベント開始とほぼ同時に会場の御堂筋ホールに到着しました。事前に予告されていたように開始直後からビールが振る舞われているし、真ん中の机にはケータリングが。即売会というより宴会やる気ですよね主催はとイベントの趣旨を再確認。普通のイベントの感覚でならそれこそ5分もあれば終わってしまうだけに、いろいろと会場で楽しめるように心遣いされていたのは嬉しかったです。反面主催の持ち出しに頼るような事になっていたのも事実であり、その点は申し訳ない気分でもあった。また、一般参加者がそういうもので楽しんでいるのに対して、スケッチブックを引き受けてくださったサークルの皆様が蚊帳の外に置かれたような形になっていたのも申し訳なかったですね。
楽しい空間で、イベントの最後の最後までいました。
主催者様が一回だけの宴と決めていたからこそ、これだけのイベントになったのではないかなと。参加する方も10年以上の想いをぶつけることが出来たような気がします。あの雰囲気は現場で体験しないと分からないですよ。実際あの一回きりというのは惜しい反面、あれ以上主催に負担を掛けちゃダメだとも思うのです。二度目やってくださいなんて言えません。ただ、最後に盛り上がっていたあの話はまあどうなるんだろうと心には留めておくことにしますが。
私は、といえば差し入れを用意したかったのですが仕事に追われてそれが出来ず、当日もデジカメを持って行くのを忘れるし、スケッチブックは古い方を持って行ってしまったため慌てて高島屋に買いに走るなどミスが多かったですね。差し入れの方は特に。一般参加者の状況が読めないこともあって積極的に時間を作って探さなかったのが悔やまれます。スケッチブックを買うために一旦会場を離脱したのはまあ、必死だなと笑っていただければ。本当に必死だったし。
月華香炉さんは昔のアリスソフト公式サイトにあったユーザーアトリエで絵を拝見して以来のファンでしたもの。