豊郷でのけいおんオンリー。半年前にこの場所で即売会が開催されたときに驚きましたが、2回目が開催されてもっとびっくり。この日は出勤日になっていたのですが、いろいろあって休暇を取って参加しました。
今回は近江鉄道が前回開催で需要を把握したのか、フリー乗車券の記念切符化を行い、また快速電車を豊郷駅に臨時停車させるという対応を取りました。近江鉄道本線の快速は1日に1本貴生川発米原行が運行されているだけで、それがイベント参加のために丁度良い時間でありました。もっとも快速通過駅では時刻表のインターバルが1時間以上となる歓迎されない快速です。自家用車での来場が実質不可能となると近江鉄道を使うしかありませんが、その状況でただでさえ本数の少ない電車を快速で通過させてしまったら大変です。この豊郷駅への臨時停車は妥当な対応といったところだったかな。記念切符はちと悪乗りという印象も受けたのですが、近江鉄道の公式サイト上ではそうした案内は出さず、扱いのある駅で申し出ないと普通のフリー切符を渡されるという形でした。それでも11時に貴生川駅で見た限りでは用意しすぎと思いました。利用者が多いであろう米原駅、彦根駅ならともかく、貴生川駅なんて地元の人間しか使わないよ。
参加者の数は去年のイベントよりは少なかったのですかね。入場は4番目のグループでしたが、2回目の時間に入ることができました。たぶん入場列をまとめた段階で並べた人は2回目までに入場できたと思います。会場内の状況は前回とほぼ変わらず、ところどころ動きにくい場所がありましたが、ゆっくりと見て回るには十分な余裕がありました。
前回はほぼ最後の入場だったこともあり、アフターイベントの時間まで残っていましたが、今回は一通り見て回ったら帰ってしまいました。即売会の会場内はともかく、それ以外はまったりとしたイベントでこの雰囲気は大好きです。
けいおん!は雑誌の連載も再開しますし、今後映画も控えていますし、定期的にこの場で即売会が開催されるならそれもよいかなと。今回は連休に入るということもあって、遠方からでも参加しやすかったのではないかなあ。
豊郷駅から会場までのルートは前回参加した時にはゆっくり見て回る時間がなく、それ以前に訪れた時は車だったこともあり、見て回れたのは今回が初めてでした。一部すごいことになってますね。この豊郷のけいおんブームもある程度の期間持続しているわけですから、すごい作品だな。
帰りに道を歩くとところどころでイベントに参加しに来たと見られる自家用車が脇道などに駐車されていることや、豊郷駅から会場までの歩行者が車の通行を阻害するくらいに広がって歩いていたのが残念でした。地元に迷惑をかけるとイベント開催ができなくなってしまいますよ。
帰りの近江鉄道の時間調整があったので、前から気になっていた伊藤忠兵衛記念館を見てきました。このあたりでいくつか公開されている近江商人屋敷の一つ。豊郷駅から歩いて5分程度ですから、けいおんの聖地巡礼の帰りにでも。旧校舎群の正面の道を豊郷駅の方向に歩いていって、少し行き過ぎたくらいのところにあります。
展示されている資料の中に初代や二代目のエッセイや書簡があり、これが興味深かったです。社内向けの書簡にはかなり厳しいことを書いているものもありましたが、現在でも同じ指摘を受けてはっとなる場面は多いのではないかなと。他に展示されていたのは実際に使用されていた台帳など。建てられたのが明治になってからなので、近江八幡にある旧西川家住宅や旧伴家住宅と比べると新しいですね。
閉館時間が迫っていたこともあり全ての展示物をじっくりと見る事が出来なかったので、機会があればまた行ってみたいです。入館料は無料ですしね。