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2017/1/15

同人誌即売会

Comic Treasure 29 / インテックス大阪

雪のコミトレ。この週末は冷えて各地で雪の予報が出ていて、地元では土曜日から降り出した雪が積もっていた。この降雪の影響をうけて、守山駅で電車に乗った途端に草津駅停電で出発見合わせ、大津駅では先行車の車両確認でしばらく停車。大津駅での停車時には京都までは向かいに停車していた普通電車に乗り換えるよう案内があったが、大阪に関しては触れていなかったので待機する選択をとった。これは正解だったようで、ほどなく電車は運行を再開し、山科駅で先行した普通から戻って乗り込む乗客が多かった。雪は大阪の北摂までは確認できたが、吹田を過ぎて大阪市内に入る時点では全く積もってすらいなかった。コミトレが天候に恵まれないのもいつものことくらいの感覚になっていて、以前は南港のインテックスで待機列に並んでいる間に雪が舞っていたこともあるので、それに比べると今年は現地に着きさえすれば何の問題もないというイージーモードだったのではなかろうか?
多少遅れはあったものの、現地到着は9時30分過ぎ。コミトレなのでいつも通りのメンバーと合流して、ハルマさんのところで設営のお手伝いと初動等の相談。私の行動はいつも通りのコミトレに落ち着いた。
「デジラバは誰か行きます?」
「今回デジラバ来てないですね」
カタログ見ながらそんな会話。コミトレで事前に逐一カタログのチェックをすることはほとんどない。
そんなわけでド安定のF4 COMPANYスタート。開始直後のスタッフ(サークルではなく運営側のスタッフ)の列案内がまずかったが、列の消化スピードを考慮していなかったことが最大の原因と思われる。中は短い列で切って館外に誘導しているのに、開場直後にそのスタッフが近くにおらず半ば放置したのは問題があるだろう。一方で、列の伸び予測を誤っているのも原因だが、今回は壁サークルの列の伸びが配置時の想定とかなりずれていたのでは。F4の隣だった富士壺機械は列がなかったので、とりあえずで買っておいた。
GUNPを人任せにしていたので、並ぶようなところは全くなく開始から30分もしたところで行程終了となった。外は日が射していてベンチこそ冷たかったが、冬にしては快適であった。朝自宅を出たときのことを思うと理不尽ですらある。合流後の昼はいつものところではなく、WTCの高層階にあるビュッフェ形式のところに行ってみたが、穴場であったので今後も利用するかもしれない。ただ、次に行ったときに営業が続いているかは不安になった。
会場に戻って軽く回ったところで、本格的に手じまい。雪の影響を気にしたこともあり、珍しく会場から全くどこにも寄ることなく帰宅となった。このため、難波か梅田あたりで探そうと思っていた用件が全く消化されないままである。自宅近辺は雪が降りこそしていなかったが、路面状況にしろ空模様にしろ完全にアウトといった状態だったので、寄り道をせずに帰ったのは間違いではなかった。

入手した本的にも完全にいつものコミトレである。カタログはコミケで上京している間に入手していたので、三日目でコミトレに回していたサークルについては問題なく確保している。
コミトレの運営は少し前からサークルチケットの転売対策を強化していて、参加資格取り消しという対応を取っている。しかしこれが今回問題となったよう。昼を食べているときに話題になったが、ヤフオクにサークルチケットが出ているといっても現物を押えずに対処したら誤爆のリスクがあるわけで、通報者に餌を与えるやり方と併せて運営のやり方が相当まずいのは間違いない。一方で、今回でも業者搬入されたサークルの段ボール箱がまだ並んでいる内壁の通路にチケット入場者が集団を形成し始めてスタッフが散らしているという状況があり、いくらなんでもこれはひどい。運営として対策をとりたいのは理解できる。
コミトレだと開場時刻に一般参加列の先頭は本当に目の前といえるところまで誘導されるので、実際にチケット入場によるリードなぞわずかとは言える。最初の大手サークル一つだけだろう。それもチケット入場者で並ぶ人数が多い場合はリードになるが、通常コミトレならばそこまでのサークルは片手で余るのではないか。
尤も一般参加の先頭には早朝来場の問題はあり、規模は小さいがコミケと同じ部分はある。かつてComic Communicationがインテックス大阪で開催されていた初期には早朝来場の規制があり、実際に入場に規制が発動された事例もあるが、コミトレではまったく聞かないし、Comic Communicationでも後半ではそういったことは聞いていない。まあ、初期の来場規制は条例か何かによるガチにダメなやつだったような記憶もあるので、周辺状況の変化でそこも変わったのだろうが、始発の到着前から入場列が形成される事実はあるわけで。
私やいつもの面々もコミトレに限って言えばサークルチケットで入場するようになって久しい。無論、準備を手伝ったり頼まれた買い物をしてはいるが、一般入場者が入る前に列に並んでいることは事実である。開場の10分前あるいは5分前くらいまでは準備を手伝っているとはいえ、一般入場者からしたらお前が言うなと誹られても仕方のない面はあろう。

2017/1/28

音楽

ワルキューレがとまらない / 横浜アリーナ

マクロスΔのユニット・ワルキューレの2ndライブ。1stは大阪、名古屋、東京の3ヵ所のツアーだったが、2ndは横浜アリーナを会場とした。当初の案内は土曜日のみで、あとから追加公演として日曜日の実施が発表されたが、最初から企画していなければできないだろうから、全部予定通りなのだろうと思う。
もともとアイマスのプロデューサーミーティングに行きたかったのだが、まったくチケットが取れず、ワルキューレ2日連続も辞さない覚悟を固めていたのだが、日曜日はアイマスに行けることになったのでマクロスΔは初日だけである。
会場が大きくなった分、ステージの趣向はそれに合わせたものになっていた。スクリーン映像の演出は1stより控えめになったと思われる。直前に発売されたCDがライブとタイトルを共にしていたし、1曲目と最後の曲が明らかにライブを意識しているものだったので予想がついていたが、実際その通りの構成になっていた。
出演者の案内にはワルキューレ以外の出演者がいることを示唆した表記があり、だれがゲストで来るかと楽しみにしていたが、驚いたのは中島愛であった。とはいえちょっと前から活動再開となっていたし、フライングドッグであるし、CDでフレイヤが星間飛行を歌っていたとフラグ乱立状態と言えばそうであった。もう一人のゲストはハインツ2世の歌を担当したメロディーチューバック。曲が始まったときはスクリーンの映像であったため、1stと同じく、出演者の休憩と衣装替えの時間と油断していたら、スクリーンが上がりその裏から登場された。この時は曲もだが、衣装でも異種文明であるウィンダミアの感じがよく出ていた。
もう一つの幕間はハヤテ役の内田雄馬とミラージュ役の瀬戸麻沙美がステージに登場。これはあるだろうと思っていた演出なので順当。内田雄馬が突然メインステージからセンターステージに走って行くなど自由に動いていて、瀬戸麻沙美が進行に気を使いながら追従するという形であった。場つなぎのトークだけで終わってしまったのでそのまま何か歌っていけばいいのにとすら思った。
メインステージの他にセンターステージと移動式のステージが用意されていたが、セットが組まれたメインステージがほとんどであった。
ライブの本編に区切りがつくまでマクロスの世界観から外れずという基本は前回と同じだが、若干緩かったようにも思えた。AXIAからGIRAFFE BLUESの流れは1stと同じ。マクロスΔにとって極めて重要なシーンであり、客席からもメッサーへの掛け声が多かった。
アンコールでは愛おぼえていますかも歌って、これこそマクロスというものである。ダブルアンコールでは雨でできなかった横浜スタジアムでの始球式に用意していたベイスターズユニフォームでの登場。最後はゲストに内田雄馬、瀬戸麻沙美も加えて全員のステージとなった。
冊子はライブパンフレットではなくイラストブックという案内であり、実際イラストしかないもので、これでワルキューレとして区切りになるのにちょっともったいないよなとは思う。

2017/1/29

イベント

THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!- / 東京体育館

ライブではなくプロデューサーミーティングと銘打っていたが、キャストが勢ぞろいするので何としても現地に行きたいと思っていた。むしろ、この形式であればライブビューイングで見るのは嫌だとすら思っていた。だが、無情なるかなチケットの抽選は全敗となり、あきらめてマクロスΔに二日連続行くことも考えたほどである。いつもお世話になる友人がチケット当選し、その1席を回してもらえることになり現地に赴くことができた。毎回のことながら借りを作る一方になってしまっている。
イベントはトーク及び企画が主でライブが従と言えた。new visionとしては最初に天海春香がステージに登場したこと。ファンの反応を見ているのだろうとは思われた。今後のアイマスのイベントの在り様を探ることが目的としてあったのだろう。
10周年のライブを西武ドームで開催したことで大きな区切りを得たことには間違いない。あの時、もうそれ以上のことを望むのは無理であろうと思った側面があったことは否定しない。ブルーレイのオーディオコメンタリーでもそのような内容に触れられていた。反面、永続して欲しいという思いも事実としてあり、このイベントの開催が告知された時はうれしかったし、いつものライブ形式ではないと分かってもイベントを続けていくということが示されたことで十分と考えるくらいであった。
企画部分がライブビューイング会場にどのようなカメラワークで配信されていたかはわからないが、現地では沼倉愛美をとにかく見ていたので、ライブビューイングだと物足りなさを感じたかもしれないなと。
古い曲は映像によって披露された。これも今後の方向性を図るためのものであっただろう。舞台で演じられたのは現行のプラチナマスターでの新曲。このイベントがPS4のプラチナスターズに結びついたものであることを意識させられた。
各人のソロ曲はなく、曲数も少ないものであったが、いくら感謝しても足りない無上の時間であった。
しかしながら、今後アイマスは、特に長年活動を続けてきたオールスターズはどうなっていくのかと考えさせられることは多かった。
アイマス自体はその世界を広げてきた。シンデレラガールズであり、ミリオンライブであり、サイドMである。だが、最大の所帯を誇るシンデレラガールズにもキャラクターの追加はなくなって久しく、キャラクターにキャストが配されていく状況である。これはスターライトステージを舞台としてまだしばらくは続くのだろう。ミリオンライブは当初からキャラクターの追加はなく、ゲーム開始時点ですべてのキャラにキャストがついていた。ここからあるのは深化のみと言える。サイドMはすべてのキャラにキャストが配され、2ndステージのライブでその全員が舞台に立つこととなった。
アイマスのコンテンツとしての展開。ゲームから始まり、CDで展開され、ライブが開催され、アニメ化される。オールスターズは劇場版も制作されたし、スピンオフのアニメ化も行われた。新しいゲームがリリースされたとはいえ、コンテンツの展開としては上がりの状態にあって、そのポイントは西武ドームだったと思ってしまう。
では今後は。new visionは。10年以上が経過したコンテンツであり、キャラクターは年を重ねないがキャストは年を重ねていく。出ずっぱりではないにしても長時間のライブをこなすことは難しくなっていくだろう。だからこそ、モーションを使うであるとか、企画を使って体力面の負荷を減らすなど、new visionは現実的に続けていくための模索でもあると判断する。そこで、我々はライブであったりイベントであったりに何を求めて行くのかということになる。観たいのはキャラクターなのか、キャストなのか。今一度自分の立ち位置を考えておくべきと感じたイベントでもあった。
でも、最後のあいさつで今井麻美が叫んだこと。歌だけのライブもやりたいと。まだまだそうして続いていくことを期待している。可能なところまで変わらずにあることを。最前線でなくなっても変わらずに在り続けることを望む心がある。私がアイマスに惹かれたのはやはり音楽の側面であるし、ライブに行くのはステージでのパフォーマンスを見ることが第一である。現地を尊ぶのはそこでは生身の人間がパフォーマンスをしているからこそ。そうでなくなるのならばスクリーンに映し出された映像で十分とする気持ちはある。
アイマスだから無条件で絶賛するということはしないけども、運営を信頼しているのだけは確か。

2017/2/12

映画

劇場版魔法使いの嫁 星待つ人 中篇 舞台挨拶 / MOVIX京都

魔法使いの嫁劇場版三部作の中篇。前篇から半年空いていることと、前篇の構成があまり良いとは言えないものだっただけに継続して中篇も観るという人が少なくなっていやしないか心配になるくらいである。コミックの刊行ペースに合わせているとはいえ、空白の期間が長いのは得策ではないよなと。
さて、前篇は夏のコミケの日程と重なったため新宿テアトルで観たが、そのときにも中篇以降を観に行けるような場所でやっているかは確認していて、MOVIX京都が上映館に含まれていたため安心していた次第。今回中篇の上映が近づいたときに確認したならば、関西でも舞台挨拶が実施されるということであり、ちょうどアイドルマスターサイドMのライブビューイングに行く予定のある日でもあったので、それにした。
上映はデフォルメキャラの寸劇、前篇のダイジェスト、中篇本編という構成で、本編の占める時間も長く、十分な物であった。その為余計に話の区切りか制作体制かはわからずとも、前篇の上映全体があのような構成であったことがもったいないと思える。
中篇はチセが森の図書館で体験したことの回顧が中心となっているため、作品中での現在にあたるエリアスらイギリス組の登場はわずか。それでも、舞台挨拶でも触れられたが、チセの過去の話は明るい話ではないので、幕間的なものでもイギリスに引き戻されるところがあるのは良かったか。ストーリーは後編でどうまとめるかを見ないと何とも言えない。
舞台挨拶は松竹の担当者が司会をし、種崎敦美と竹内良太が登壇。種崎敦美は最初から最後まで話がまとまらないところが多く、こうした舞台挨拶になれていないのがはっきりわかる状態であった。竹内良太が必死にフォローしていたが、それでも追い付かないほど。何度もあったのが、話し始めてからだんだん考え込んでしまうところ。それと同時に視線が下に向いてしまうので慣れていないのだと感じた。
舞台挨拶の最後で既に後篇の収録も終わっていることが明かされ、簡単にではあるが後篇の見所もコメントがなされた。そこでも種崎敦美がネタバレになりそうなことだったのか、言い始めて詰まるということがあったが、正直舞台挨拶を観に来るのはコアなファンばかりだろうから、多少なら言ってしまっても問題ないようにも。そのあたりにもこういった舞台に慣れていないという印象を強く受けた。

音楽

THE IDOLM@STER Side M 2nd STAGE ORIGIN@L STARS Brilliant Stage ライブビューイング / イオンシネマ草津

Side Mへの興味はあったものの、ゲームまでは手を出していないし、曲も聴いていないからと思っていたが、年初みニコニコ生放送で1stライブの配信を観たのでライブビューイングに行ってみようとなった。また、かつてから滋賀県内にライブビューイングを実施する劇場が欲しいと思っていたこともあり、その実践がここにあるのだから結果を返すことも必要と考えた。
上映劇場についた時点で劇場物販にマフラータオルが1つだけ残っていたため、パンフレットと同時に購入。パンフレットは今後サイドMの知識が必要となった場合の基礎資料となる。
ライブビューイング会場では開始まで待ち時間でキャストのコメントが公開されていた。これまでのライブビューイングだと会場の様子を映し出すだけだったが、これはほかのシリーズでも行ってほしい演出であった。
客層は確かに違う。従って盛り上がり方も違っていた。でも確かにそこにあったのはアイマスであると思った。
演者によってパフォーマンスにばらつきはあったし、歌えなくなる状況もあって、それらはライブならではでもある。シンデレラガールズやミリオンライブの最初あるいは2回目のライブでも同じような状況があったと今では懐かしくも思う。終演時の各出演者の挨拶がとても長くなるのも同じであった。
曲を聴き込むこともせずほぼ真っ白の状態で観たのは今までにない経験だったが、全体としてよいライブであったと思えた。この日観ることができなかったあと半分も観たいと思ったが、次はツアー形式となるし、シンデレラガールズの5thライブと近い日程なので難しいな。
リズムゲームの展開とアニメ化が発表された。リズムゲームはすでにシンデレラガールズのスターライトステージが展開されているので当然やってくるのだろうと思っていた。アニメ化もいずれはあるのだろうと考えていたが、このタイミングで展開されることには少し驚いた。壇上に登った坂上プロデューサーがタイミングの問題でミリオンより早くなったということを説明されていたが、その辺の事情は理解されるべき。というかミリオンライブに関しては3月の武道館で何が発表されるかに尽きる。
で、Side Mに関して、ライブに行ったからチュートリアルだけで放置しているゲームを再開するかと言えばちょっとないけども、新しく展開される方のゲームは気になるし、アニメも観るだろう。おそらくこういう世界は嫌いではない。

2017/2/19

映画

劇場版ソードアートオンライン オーディナルスケール / イオンシネマ近江八幡

ソードアートオンラインは原作を読まずにアニメを見るだけとなっているが、アニメは好きである。今回の劇場版については事前情報全くなしで観に行くかは五分といった感じであったが、公開初日から観ている人が多く、おおむね好評な意見を目にしていたので日曜に観に行った。
TV放映は2期4クールだったが、どちらかというと最初のシリーズが好みである。というより、この手の作品の走りのようなところがあったため、ストレートに受け入れられた側面も強いのだろう。
シナリオ上、東京のあちこちが舞台になっているので、日常的にそういった場所にアクセスする人であればさらに楽しめたのではないかと思われるが、全体として良いエンターテイメント作品だった。今回の黒幕的存在がノーマークどころかいろいろな組織から支援を受けているという描写があったが、だったらもっと調べておけよくらいのことは思ったが、些細な欠点である。
話の中でVRとARを比較したところがあったが、ARはあくまでも現実の拡張でしかなく、乗り越えられないものが多いとは思われた。だからこそデバイスチートの表現があったものの、身体能力などをどうやってごまかすのかと引っかかるところはあった。
また、東京だけが舞台なのだよな。ARで、この作中で展開されたゲームの設定で、東京にいないプレイヤーであったり舞台へのアクセスが容易ではないプレイヤーは置いて行かれるのではないかと。その考察まで必要とは思われないが地方在住の立場では気になったことを記しておく。
尤も、映画の中で出てくる場所を半端に知っていたり知らなかったり、遠い場所ではあるけど何度か足を運んだことがある場所だったり、そういう感覚がARの現場感覚に繋がるものかもしれない。そこまで意図されたものであったとしたら完敗である。
映画は次につながる引きで終わっていた。今作は劇場版のために用意されたオリジナルストーリーであるが、原作はこの先の時間軸にあるらしいので、原作を読んでいればあの引きの意味が分かったのだろうか。さすがに現状の読書状況でこのシリーズに一から手を出すのはためらわれる。

2017/2/26

サッカー

Jリーグ第1節 ガンバ大阪vsヴァンフォーレ甲府 / 吹田スタジアム

日曜日の夕方5時開始という普通に考えれば悪条件で、まだ2月である寒さも影響したか客入りが悪く、直前でもチケットは余裕であった。相手が動員力のないヴァンフォーレ甲府であったことも要因の一つではあっただろう。これまでは開幕戦チケットなぞまず無理だったが、吹田スタジアムで席数が大幅に増えたこともあって余裕を持てるのは良いことである。一方で開幕戦で空席が多いというのもそれはそれで見た目が悪いのではあるが。
BluSTORIA
吹田スタジアムに移転して新設されたガンバ大阪のミュージアムであるブルストリアをまだ見ていなかったので早めに現地到着して見に行った。
ガンバ大阪としての歴史ではあるが、JSL1部の最終メンバーであった記念証もあって松下電器産業サッカー部を継承している証も残されていた。松下電器産業サッカー部時代の記録や歴史も水口洋次氏などから協力を得てまとめてほしいとは思うところ。もう今でなければ当時の関係者からの聞き取りが難しくなるだろうから。
ガンバ大阪は何と言っても海外クラブとの対戦が多く、それら対戦相手のフラッグが飾られているこの場所こそがクラブの誇りであろう。
まずはヨーロッパ・西アジア・アフリカである。

最上部に燦然と輝く赤は2008年CWCでのマンチェスターユナイテッド。他の欧州チームはかつて親善試合で戦ったものがほとんどであった。
一方、下段中央にあるアラビア語で書かれたフラッグは2008年のACL決勝トーナメントで対戦したシリアのアル・カラーマである。本拠地のホムスはシリアの内戦で市街戦が展開され、ひどく荒廃したとのことである。当時の満員のスタジアムの映像を憶えている。あれからまだ10年経っていない。その間の変化を思うと、何とも無情である。シリアはいまだに情勢が落ち着かないし、元通りになることはないのだろうが、いつか再興されたアル・カラーマと公式戦で試合をすることがあればと思う。
中国は5チーム。対戦経験のある全てのクラブというわけではない。

上段から広州恒大、広州富力、大連実徳、山東魯能、河南建業であった。去年の上海上港だとか昔の天津泰達だとかは掲示されていない。近年のACLだとほぼグループリーグで組み合わせに入ってくるので、ACLに出場するたびに増えるといったところか。
韓国は10チーム分のフラッグがあった。

上段左から順にFCソウル、仁川ユナイテッド、全北現代、蔚山現代、城南FC、水原三星、浦項スティーラーズ、済州ユナイテッド、江原FC、全南ドラゴンズである。ACLに出てくるチームとはほとんど対戦経験があるのではなかろうか。江原FCはPSMとかだと思う。水原三星や浦項など主な獲得タイトルを示しているのは良いな。
オーストラリアはアデレードユナイテッドが2つと残りはメルボルンヴィクトリーである。

オーストラリアのチームでよく当たっているのがこの2チームとは思われる。意外とシドニーFCとは当たらない。
東南アジア。

上段はACLで対戦したタイの2チーム、ブリーラムユナイテッドとチョンブリFCである。ベトナムのダナンやシンガポールのアームドフォーシズもある。今だとほとんどタイのチームが来るのだが、ACLはこうした東南アジアのクラブとのマッチングも面白いところではあった。グループリーグを勝ち上がるという点からはレベルが大きく劣るチームが入ってくると攪乱要因になるので、避けてほしいのではあるが。
南北アメリカ。

ひときわ目立つのがスルガ銀行杯で試合をしたリーベルプレート。スル銀ということで言えば初回のアルセナルFCも見える。そしてガンバの誇りの一つであるCWCのときのパチューカFCもある。公式戦でこうした中南米のクラブと試合をする機会は貴重であるし、
LAギャラクシーとヒューストンダイナモは2008年のパンパシフィック選手権である。大会としてはすぐに終わってしまって継続されなかったものである。ガンバの翌年は大分トリニータが出場したんだったかな。その次はもうなかったように覚えている。プレシーズンにハワイで海外のクラブと2試合してくるというのは確かに負担ではあろうが、チームを作るにあたっては良い機会でもあった。
トロフィー類である。

2008年あたりで、ACLなどのトロフィーや写真が掲示されている。ACLのトロフィーを見ると、その後ろにある写真にも見えるが、あのミネイロの笑顔である。出場機会こそ少なかったが、いつも笑顔であったことが強く印象に残っている。2008年の過密日程のなか、ミネイロのような選手がベンチにいてくれてよかったと思っている。あの時代以前からのファンの皆様には同意いただけるのではないかと思う。
これまでにガンバ大阪に所属した選手の写真がずらっと並ぶ壁面もあり、クラブの歴史がここに刻まれていくという実感があった。こういった場所を持つことができたことも専用スタジアムの意義だろう。今後もここにガンバ大阪の誇りが積み重ねられていくのだと思うとわくわくする気持ちでいっぱいである。そのためには強くあり続けなければならないのも事実であるが。
試合
ガンバ大阪のスターティングイレブンは週中のアデレードユナイテッド戦と変更なしであった。季節が逆の地で戦ってきて中3日かつ移動で1日かけている悪条件の上、怪我等の影響が考えられるプレイヤーもおり、ターンオーバーしないことは裏目に出る予感しかない。ACLに出場する場合はどうしてもこの種の不利はあるので、それをこなす力量がチームに求められる。ターンオーバーは不可欠と考えているので、この日のスターティング発表には失望感があった。
開始直後からガンバの攻勢が続いたが、決定的なチャンスに至ることは少なかったと思う。ヴァンフォーレ甲府は今年も5バックで守備に徹するシステムであるため、前線はボール保持者がすぐに囲まれて自由なプレイができるシーンはほとんどなかった。その上、DFラインの前から小椋が守備をするが、ここで細かく攻撃の起点を防がれているように思えた。
前半も半ばを過ぎると甲府の攻撃を受けるシーンも出てきて、惜しいシーンを作られていた。ここまでのガンバのシステムが中盤をダイヤモンド型配置にするものであるため、サイドのスペースが空いていることが多いため、サイド攻撃を受けるともろさを見せる。後半の失点シーンもそのサイド攻撃への弱さが原因で、がら空きの逆サイドに振られて対処なしであった。このシステムを採用する以上は避けられないリスクで、逆サイドはどこまでカバーするかなどは微調整が必要であろう。
攻撃面では甲府の守備戦術にはめられた印象が強く、特に前半は全体を通してみると低調であった。アデミウソンはテクニックと瞬間のスピードが優れているが、パワーはそれほどでもないので突破力には期待できない。近年の在籍選手で言えばルーカスやリンスと同じタイプでつぶされるシーンも多く、甲府のような守備をするチーム相手だとつらい面が出てしまった。長沢はポストプレイでほぼ勝っていたが、その後の展開が乏しく、甲府のDF陣に囲まれるだけになることが多かった。このあたり、縦に突破できるストライカーが必要ではあるだろう。
ガンバのDFはときおりまずいシーンを作ってしまったが、おおむね安定していた。また、三浦弦太の鋭いフィードが何度も通っており、これは攻撃のパターンとして有力たり得るように思われた。かように明るい要素も見受けられたが、全体としては遠征の疲労が強く見られ、全体的に動きが少なく集中力を欠くシーンも多かった。また連携面はシーズンが始まったばかりということもあり、まだまだ不十分と見えた。交代は堂安、泉澤、初瀬が投入された。ドリブルが武器と言われる泉澤はもっと時間を見たかった。この試合ではドリブルで仕掛けるシーンはほとんど見られなかった。もっとも前線走りこみタイプの藤春とは若干相性が悪いようには見える。
同点のシーンは遠藤のFKから今野が合わせたもの。セットプレイはこういうチームを崩すのに有効で、特に後半はコーナーキックでもチャンスが多く、最後になってようやく結果になった。もっともそのためには必要なエリアで仕掛けてファールをとるということが重要になるのだが、この試合では良い位置のFKは少なかった。これもチームとしてクリアしなければいけない課題ではあるだろう。
さて、ヴァンフォーレ甲府。今年も守備的な試合運びであるが、カウンターに威力があり、かなり厄介な相手であった。また、小椋の加入はかなり大きく、DFラインの前からあの守備力に張りつかれると崩しにかかるまえの問題となる。ファールで止めるところもわきまえているし、プレイスタイルに合う良いチームに行けたのではないかと。ガンバではポジションを得られなかったが、活躍してほしいと思う選手である。
DAZNによる中継配信など
DAZNについては今回現地に行くことを決めたのでまだである。dアカウントで契約する予定なので3月に入ってからで十分と判断していた。土曜日の開幕戦でも川崎フロンターレの試合で映像が粗いという情報があり気になっていたが、この日のガンバの試合は配信そのものに問題があったらしい。二日続けて問題が発生し、どうやら違う原因でありそう。
結果的にJリーグがYoutubeを使って試合映像の公開に踏み切ったため、帰宅後に中継映像を確認することができた。

2017/3/10

音楽

THE IDOLM@STER MILLION LIVE 4th LIVE TH@NK YOU for SMILE!! Sunshine Rhythm / T Joy京都

初日は金曜日で、ライブビューイングとはいえ半日休みにして迎えるつもりをしていたが、それが許される状況ではなかったため、セミナー出席で逃げてダメージを最小限に留めた。職場で仕事をしていたら、まったく間に合わなかったことは容易に想像できる。
とはいえセミナー自体も考えていたより終了が遅くなってしまい、必死にT Joy京都にたどり着いたが、開演から1時間半近く過ぎたところからの参加であった。シアターに入るとちょうどMCで、渡部優衣とMachicoが衣装のへそ出しの話で盛り上がっていた。これ幸いと席にたどり着いたが、スーツにコートという重武装のままでライブビューイングを鑑賞することとなった。
ライブはLIVE THE@TER FORWARDのユニット単位で、3人のソロとユニット曲で1パート、それぞれ4ユニット存在し、2ユニットずつでこの単位を構成するということはすぐに分かった。ソロ曲については各キャラ2曲持っていて、これまでのライブで片方しか見せていないキャラは残っている方であった。3rdの1回しか出演機会のないキャラが該当する。
アニマル☆ステイション!(原嶋あかり)
そういうわけでMC明け1曲目である。いきなりこれからかと思わなくもなかったが、舞台の演出もかなり力を入れていることがすぐに分かり、この後への期待が高まった。体は小さいものの大きく動く迫力のあるステージであった。
IMPRESSION→LOCOMOTION!(中村温姫)
曲間の暗転などがなく、つないでいく形であった。すなわち、前後の出演者間でやり取りが発生し、とても良い刺激であった。最初はいつの間に登場していたのかと意表を突かれたが、演出としてはライブならではとなるのでとても良い。
ファンタジスタカーニバル(角元明日香)
このパートはこれまでのライブで出番が少なかったメンバーで固まっていたので、ソロの3曲ともがライブでは初披露という形になった。こちらはストレートな曲でエレナのキャラクター性が強く感じられた。
NO CURRY NO LIFE(木戸衣吹、夏川椎菜、山口立花子)
タイトルからはネタ曲のように見えるが、その実、シリアスな側面を持った曲である。この曲が始まったところで、この4thライブの構成を把握することになった。LIVE THE@TER FORWARDはこの武道館ライブのためのCDシリーズであったわけで、当然その再現となるわけである。まあ、ユニット名はもう少しひねってほしいところではあったが。
また、武道館のステージは小さいなと思いながら見ていたが、上下を使った構成など、最大限の使い方をしていることが分かった。
微笑み日和(郁原ゆう)
1stでも披露された曲だが、その時は泣いてしまって声が出せなかったこともあり、郁原ゆうが悔やんでいた曲でもある。ライブでの披露は2度目であり、今回は歌い切った。このあたり、ライブを追いかけることの醍醐味である。
りんごのマーチ(田村奈央)
ライブで初めての曲である。木下ひなたのソロ曲はゆったりとした独特の曲調で、会場の雰囲気をあっという間に染めるのだが、それでもコールが入るあたりはライブだなと思う。
ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン(渡部優衣)
さて、ハピラキである。この日はスーツの上にコートまで羽織ったままライブビューイングを見ていたので、このような激しい曲は大変であった。抑制せざるを得ないところはあって、完全に地震の事情でしかないものの少し残念であった。
Bonnes! Bonnes!! Vacances!!!(Machico、大関英里、浜崎奈々)
どこかで聴いたことがある曲調なのだけど、なんだっけ?とCDの時から思っていた。いまでもはっきりしない。アメリカンロックっぽい雰囲気ではあるのだけども。
創造は始まりの風を連れて(伊藤未来、小岩井ことり、麻倉もも、村川梨衣、中村温姫)
まず最初の驚き。
THEATER ACTIVITIESの曲はやるとしても、メンバーがばらけていて難しそうとは思っていたし、オリジナルメンバーを軸にライブ出演メンバーで組んで回すのだと思っていた。ところが、MC明けでフルメンバーの登場である。これで盛り上がらないわけはない。特に各ソロパートでは一層大きな歓声が上がっていた。無論、一気に引き込まれていった。というか即サイリウムの色を対応してくるのほんとに訓練された観客感あって最高である。
Emergence Vive(角元明日香、山口立花子)
LIVE THE@TER DREAMERSの曲で3rdで披露されていない曲。LTD曲は3rdでほとんど披露されているが、わずかにできなかった曲の一つである。かなり難しい曲だけど、美希のパートを代役した山口立花子はよく対応していたと思う。
fruity love(中村温姫、原嶋あかり)
Emergence ViveでLTDの曲もやるのだと分かったが、次にこの曲が来たのは全く意外な選曲と言わざるを得ない。3rdでも中村温姫は歌っているのでレパートリーとして重要な位置を占めたのかとも。
Eternal Harmony(夏川椎菜、木戸衣吹、大関英里、郁原ゆう)
LTHのユニット曲であるが、これもかなり意外な組み合わせでの披露となった。エターナルハーモニーのメンバーは郁原ゆうしかいない。これまででもよくあったことと言えばその通りだが、創造は始まりの風を連れてがあっただけに、もう少しオリジナルに近いメンバーを組めるユニットを持ってくることはできなかったのかと思ったのである。この時点では。
HOME, SWEET FRIENDSHIP(渡部優衣、田村奈央、浜崎奈々、Machico)
といったわけで、こちらはリコッタのメンバーが2人である。LTHを無理にせずにLTPでもと思った部分でもある。
Growing Storm!(山崎はるか、Machico、夏川椎菜、阿部里果、伊藤未来)
2度目の驚き。LIVE THE@TER HARMONYのユニットでシアターメンバーだけで構成されているのは乙女ストーム、クレシェンドブルー、灼熱少女の3ユニットだが、いずれも一つの公演日に揃わず、オリジナルフルメンバーのパフォーマンスを見ることは今回もないと思っていた。ゲストが参加することはその前に分かったのだからこの演出もあり得ると思うべきだったが、Eternal HarmonyとHOME, SWEET FRIENDSHIPがそうだったから、そういうものだと考えていた。
だから、山崎はるかの掛け声が響いたときはこっちもやるのかととてもうれしかった。乙女ストームが揃うのは3rd幕張に続いて2度目。ミリオンライブのユニットの中でも看板的な扱いであろう。ライブでも盛り上がる曲であり適役と言える。
DIAMOND DAYS
初日のキャストが全員揃ってDIAMOND DAYSである。THE@TER ACTIVITIESの共通曲であり、全員で歌うための曲という作りになっているので、良い使われ方と思う。とはいえ、これを区切りに持ってくるとは思っていなかった。
Dreaming!
アンコールから12人のDreaming。歌いだしの新しい未来へという歌詞が、この先の発展を願うファンの心境とマッチしているように聴こえた。武道館にはたどり着いたが、まだまだこれからであると。新しい未来が生まれる、可能性と本当に前向きな曲で力づけられる。
Thank You!
最後に全員でのThank Youという構成であった。場所といい、ツアータイトルといい最後はこの曲以外はないとしか言えない選曲である。勿論、Thank Youで終わるのは定番であるのだが、今回は今まで以上の意味を持つThank Youであった。ミリオンライブとしてのCD展開はこの曲から始まったわけでもあり格別であった。
金曜日の開催であり、状況から初日はライブビューイングも見送ることを考えることがないではなかったが、三日間で一つのイベントなんだという側面はあり、必死になって半分程度だったかもしれないが観ることができて本当に良かった。

2017/3/11

音楽

THE IDOLM@STER MILLION LIVE 4th LIVE TH@NK YOU for SMILE!! BlueMoon Harmony / T Joy京都

LIVE THE@TER FORWARDで最も聴き込んだのがBlueMoon Harmonyであったので、この日は行く前からやばいという予感しかなかった。
Thank You
開幕はやはりThank Youだったのだな。初日は序盤の展開を見ていなかったからどうかとも思っていたが、武道館でやる以上はこの曲から初めて、この曲で終わるという明確な意図が示されていたことを確認できた。
brave HARMONY
いきなりメンバーの全体曲に突入。前半パートがLTFの再現パートということを確認できた瞬間である。一方でそれならWelcomeがどこにも入らないのかということも思いついてしまうのである。
恋の音色ライン(野村香菜子)
前日で組み方がわかっていたので、この曲が来るということは残り二人はそうですねと準備ができた。それにしてもスタートから全く気の抜けない構成である。
夕風のメロディー(近藤唯)
つなぎを考えるとこれしかないという登場である。前日というか日が変わって当日になってから緊張で眠れないとTwitterに書き込んでいた近藤唯が野村香菜子の後ろから現れて流れを引き継いだ。可憐のソロは全体を通してかなり高音に寄っているなあと思いつつ、そこにピアノの高音とのバランスが絶妙であった。
MCでは人見知りだけど気安くなった相手にはとことん甘える様子がありありと見えていた。そして相変わらずガチPとしての側面も見せていた。
Maria Trap(小岩井ことり)
そして小岩井ことり。OPのMCでいきなり七つの誓いを客席に振る無茶をやっていたので、ソロはMaria Trap濃厚と考えていたらその通りになった。セリフ部分もある曲で声を使い分けながら歌いこなす器用さは2ndでも感じたが、そこにパフォーマンスも加えて世界観に引き込む力が増していた。あと、マイクスタンドがとても似合う。
Raise the FLAG(阿部里果、戸田めぐみ、藤井ゆきよ)
LTF02でもロック寄りで勢いのある曲で、スクリーンに映し出される映像による効果もあり良い仕上がりであった。
Day After "Yesterday"(斉藤佑圭)
この曲はサビの突き抜ける歌い方が好きである。ライブで聴けて本当に良かったと思える。
透明なプロローグ(伊藤未来)
伊藤未来はライブの出演回数も多いし、この曲を聴く機会は多い。百合子のソロ曲だとこちらの方がライブで映える印象はあり納得の選曲であった。
Precious Grain(田所あずさ)
ライブを重ねるたびに田所あずさの凄みが増すPrecious Grainであるが、3rdよりさらに力強くなって武道館に現れた。歌声だけではなく、動きの切れそして何より表情にこれまで以上に引き込まれた。
待ちぼうけのLacrima(愛美、駒形友梨、平山笑美)
LTFのユニット曲では最も印象深く、頭の悪い言い方をすればやばい曲。ここまでの出演メンバーを考えるとここは当然来る展開であったが、イントロのピアノソロが聴こえてきただけでもゾクっとくるものがあった。ライブということもあってか、3人のコーラスは若干ラフにも思えたが、それが情感を感じさせるものでもあった。
フローズン・ワード(藤井ゆきよ)
二日目のセットリストはずっとシリアスよりに展開しているので、恵美のソロはこちらでなければならない。そういった感じに受け止めた。
Get My Shinin'(戸田めぐみ)
キャラも中の人も歌だけなら本当にクールなんだがなと思う。ライブでもMCでぶっ壊す感じはあった。半分近藤唯のせいではあるのだけども。
POKER POKER(阿部里香)
真壁の独特の雰囲気がよく出ていた。スクリーンのトランプや、それに合わせたようなアクションも練られていて素晴らしい。
P.S. I Love You(近藤唯、野村香菜子、小岩井ことり)
マイクスタンドを3本並べてのパフォーマンス。小岩井ことりが歌うからの側面もあろうが、マイクスタンドはパフォーマンスの小道具として優れている、そう思えた。3人ともソロの曲とはかけ離れた雰囲気になる曲ではある。
流星群(愛美)
ギターがあるので、区切り明けが定着している。この日もそうだった。みんな分かっていて準備できるし、その結果、曲の頭から盛り上がっていけるのでこれがいい。ライブハウス武道館の煽りはまあやるだろうと思っていた。
vivid color(駒形友梨)
ライブで一番アイドルらしさを感じるのが駒形友梨である。昔のアイドルっぽい髪形もあり、こうした曲の雰囲気もあり、そして何より一人で歌って聴かせる強さである。一方で熱血の側面が強調されやすい紗代子のキャライメージにはつなげにくかったりもする。
FIND YOUR WIND!(平山笑美)
ミリオンライブのソロ曲としては屈指の難易度を誇る曲で最初から最後まで高音域を使いまくるのだが、ライブでも割とこともなげに麗花らしさを振りまきながら歌い切った印象である。平山笑美の歌唱パフォーマンスは突き抜けている。
プリムラ(田所あずさ、斉藤佑圭、伊藤未来)
LTF02からのトリであり、ライブ前半の終わりを告げる曲となった。ころあずが抑え気味かなという印象はあり、みっくの曲だったと思えた。
赤い世界が消える頃(木戸衣吹、大関英里、近藤唯、阿部里香、平山笑美)
前パートのMCで平山笑美が引いていたので来ることは予想できた。TA曲については順番に行くのかと思っていたので意外ではあった。
Beat the World!!!(戸田めぐみ、藤井ゆきよ)
LTDの曲で本来の歩の相方は真。ミリオンライブにおいて歩と真の組み合わせは鉄板であり、ここに代役として入るのは難しいところで、良くこなしましたというところ。
Marionetteは眠らない(平山笑美、愛美)
初日はLTHのユニット曲が選曲されていたが、LTPもありますよという選曲。
この日歌ったのはCDでも歌っていた二人である。LTFのユニットでも同じであり、とても安定しているように思えた。ジュリアがいろいろと苦労を背負い込む役割になっている印象はある。
Blue Symphony(田所あずさ、近藤唯、阿部里果、伊藤未来)
一方こちらもLTPからの選曲だが、CDメンバーは一人もいない。Blue Symphonyは人気もあるし使いやすい曲なのか、オリジナルメンバーがいないことも全く違和感がなくなってしまった。しかしまあ、この曲好きだな。
星屑のシンフォニア(小岩井ことり、駒形友梨、野村香菜子、斉藤佑圭)
LTH枠。765プロからは星井美希が加わるユニット曲で、その長谷川明子以外の4人が揃っていた。間奏でのセリフが不自然な入り方に思えたが、何のことはなく4人のその頭をつなげれば星井美希となる仕掛けであった。後にして思えばこれは翌日の前振りであったようにも思えてくる。
Flooding(田所あずさ、雨宮天、平山笑美、小笠原早紀、麻倉もも)
前日が乙女ストームだったのでクレシェンドブルーが勢揃いしてもおかしくはないが、選曲は意外であった。ゲッサンの連載は不可分ともいえるだけの素晴らしいものであったし、3rdライブでアイルを披露しているのでなくもないが、オリジナルのShooting Starsを聴きたかったという欲もあっただけに。せっかくのチャンスだったわけだし。
とはいえFlooding自体は悪くないし、この曲をライブで聴けたことはとてもうれしいと明記しておく。あと、これなら最後は君との明日を願うからもやるんだろうとは。この日のライブの後に、最終日にころあずとMachicoを呼ぶギミックになるななどと漠然と考えていた。
DIAMOND DAYS
初日と同じく、DIAMOND DAYSでひとまず締める。この先の構成は同じなのだなと。
Dreaming!
Thank You!
二日目は最初から最後までじっくり見ることができたため、MCがとにかく印象に残っている。OPから小岩井ことりの七つの誓いの振りがあったこともそうだが、前半に細かくMCをはさんでいるところで近藤唯が印象に残った。また、最後のMCでは戸田めぐみの語りからメンバーが連鎖的に泣いていったのが印象的である。自分のところを何とか泣かずに乗り切った近藤唯がそこから最後までタオルを手放せなかったのを特によく覚えている。また、そういった状態で時間が押していたのか、もちょが挨拶を簡単に切り上げた。指示が飛んだことがはっきりとわかる変化でほほえましかった。
麻倉ももは1stのMCの印象をみんなが強く持っているが、実のところ大きく踏み外さず安定しているのだよね。最初からちょっとずれたところにいるのはそうなんだけど。

2017/3/12

同人誌即売会

シンデレラステージ 5Step / 神戸国際展示場

また、ミリオンライブのイベントと日程が重なったシンデレラステージである。現地チケットが取れずライブビューイングなのでこっちにも参加できるなということになった。
去年も当初は神戸での開催が予定されていたものが、コミトレと日が重なったためにずらしたら京都のみやこめっせになったわけで、今年こそは神戸といったところか。去年の京都開催は巡り合わせによるものも強いが、これで大阪、京都、神戸で開催されたということになり、三都物語として運営がノッていた。
例によってサークルチェックもせず、それなりの時間に到着。
始まってみたらクールのエリアだけ密度が違ういつものシンステといった風であった。2つのホールを使っていたが、キュート回って、クールも回ってだけで終わったので、片方のホールだけで事がほぼ済んでしまった。

気が付けば荒木比奈の本が2冊。どちらも以前から買っているサークルだし、片方はずっと比奈で書いているのだからそうおかしなことではないよ。キュートは初期と比べてキャラ人気の変動が結構あるよなくらいに。

音楽

THE IDOLM@STER MILLION LIVE 4th LIVE TH@NK YOU for SMILE!! Starlight Melody / T Joy京都

神戸から京都まで戻ってのライブビューイング。くだらないことを考えて梅田のブルク7あたりで取ろうとすると抽選落ちするということを去年学んだため、芸がないながらも三日連続のT Joy京都である。
三日目は事情により、ぼろ泣きしていたり、記憶が飛んだような瞬間もある。だからまあ、早いとこブルーレイでもう一度体験したいというのが正直な感想である。
Thank You!
定番のスタートながら、この日はThank Youから思うところがありすぎた。具体的にはこの最初から全体曲やユニット曲で琴葉のペンライトを振っていた。思いを込めて。
Starry Melody
そういったわけで、この曲でもありえた姿として。いつか13人で歌われるときがくると信じている。三日目は終始そんな精神状態であった。
Heart?・デイズ・Night☆(小笠原早紀)
ソロの口火を切ったのはこの曲。この時点で次に来るのが環と予想され、最初のパートからやばさしか感じないスタートとなった。
ホップ♪ステップ♪レインボウ♪(稲川英里)
そういったっわけで、社畜を殺さない方の環である。スイッチの際のやり取りも完璧な流れであった。稲川さんはもっとライブで観たい。
トキメキの音符になって(麻倉もも)
結果的に3日間全部武道館のステージに立つことになった麻倉もものソロ。3rdライブでも最多の出演であり、1st、2ndもすべて舞台に立っており、ミリオンライブでは最も多く登場している。
トークパートでの突拍子のなさが話題になることが多いが、実のところ安定感は抜群だと思われる。ステージでのパフォーマンスも慣れていて安心感が先立つと感じた。ミリマスでの出演回数もあるが、TrySailもあり、場馴れしているのだろう。
リフレインキス(上田麗奈、雨宮天、村川梨衣)
そして、スタートの全体曲から涙ぐんでいたところに最初の止めである。
自分もそうしていたが、スクリーンに映った武道館の客席でも、ライブビューイングの他の席でも、あちこちに琴葉カラーのペンライトが見えて涙した。
同じ思いを持つものが多いことに勇気付けられる。
フェスタ・イルミネーション(諏訪彩花)
フェスタの開演。まつりらしさはこちらの方が強く出ているので、納得の選曲であった。
素敵なキセキ(山崎はるか)
続くこちらも納得の選曲。未来飛行がダメなのではなく、ここぞという場面ではやはり素敵なキセキと思える。観客へのぶん投げ度合いがまた増えていた。
ハッピーエフェクト(桐谷蝶々)
本来の美也のイメージがある曲で、意外性で初恋バタフライが受けたのは先にこの曲があったからこそといえる。だから、ライブでようやく披露されたのはうれしい限りである。
永遠の花(高橋未奈美、渡部恵子、末柄里恵)
3人合わせたコーラスの声の混ざり合いが本当に好きな曲であり、現地で聴きたかったと思う。LTF03もユニット曲の並びがドラマティックであり、その最後にこの曲を持ってくるセンスはとても好きだった。だから、ライブでも実はこれを最後に持ってきて欲しかった気もある。
デコレーション・ドリーミン♪(渡部恵子)
こっちで来たのは意外だった。けど実はこの曲の方が桃子の無理をしているらしさが出ているのかと感じないこともない。
dear...(高橋未奈美)
こっちで来ると思っていたが、それでも実際に曲が始まった時の期待感はものすごい。LTPのシリーズがリリースされていた時期はゲームもそれほど熱心にやっていなくて、知らないキャラに知らない中の人といった様相だっただけに、dear...を初めて聴いた時の衝撃がよみがえる。地味に中毒性も高く、聴き惚れる。
オレンジの空の下(末柄里恵)
風花さんといえばこの曲というイメージがついており至極妥当な選曲。雰囲気を一気に持っていく末柄里恵の声がやはり素晴らしい。
Sweet Sweet Soul(稲川英里、小笠原早紀、麻倉もも)
環と茜のイメージに強く引っ張られた曲で、星梨花のイメージにない曲だが、こともなげにやってのける麻倉ももはやっぱりすごい。
恋愛ロードランナー(上田麗奈)
ソロパートの最後にこのメンバーを振るのは本当にクルものがあった。
いつも通りだが、ライブで歌っているときの上田麗奈は完全に海美である。MCパートでも海美じゃなかったらここに立てなかったという内容を語っていたが、まさにそうなのだろうと実感するステージであった。
Up!10sion♪Pleeeeeeeeeeeeese!(村川梨衣)
亜利沙曲は掛け合いが本当に楽しい。村川梨衣の煽りも絶妙であったと思われる。
ライアー・ルージュ(雨宮天)
3人だとどういう曲の組み合わせにしても志保曲は浮いてしまうが、登場では瞬間の切り替えで対応した。下手にりえしょんと絡むと曲の雰囲気がぶっ壊れかねないので正解だっただろう。ライアー・ルージュで会場のテンションを上げる選択も絶妙であった。
メメント?モメント♪ルルルル☆(山崎はるか、桐谷蝶々、諏訪彩花)
山崎はるかをトリに持ってくる必要は確かにあると思わせられる。この後の幕間のトークのためにも必要だったのだろうなと。
割と今までにないタイプの曲ではある。
侠気乱舞(愛美、渡部恵子、稲川英里、田村奈央、浜崎奈々)
そりゃ三日目ともなれば当然という感じで、曲が始まる前から準備万端であった。
ジャングル☆パーティー(稲川英里、小笠原早紀)
あさぽんの代わりが小笠原早紀。これ以上ない人選であったと思う。とにかく突き抜ける雰囲気でよかった。
little trip around the world(麻倉もも、渡部恵子)
LTDの曲をオリジナルの組み合わせの片方すらいない状況でやるとは思わなかったので意表を突かれた。一応麻倉ももは3rdでも郁原ゆうの相方を務めているので全く縁がないということもないのだが。
PRETTY DREAMER(山崎はるか、高橋未奈美、村川梨衣、末柄里恵)
PRETTY DREAMERもライブでは欠かせない曲と思っているので、毎日じゃなくても全日程で一度はPRETTY DREAMERに合わせてペンライトを振らないとミリマスのライブという気がしない。
瞳の中のシリウス(上田麗奈、諏訪彩花、桐谷蝶々、雨宮天)
原由実以外のオリジナルメンバーが揃っているのでやるとは思っていたが、PRETTY DREAMERとは雰囲気が一変する。
ジレるハートに火をつけて(上田麗奈、藤井ゆきよ、稲川英里、桐谷蝶々)
直前にメンバー二人を使う瞳の中のシリウスだったので意表を突かれた。1曲挟むと思ったらそのまま例のイントロがなり始めてまた涙。
間奏でメンバーのセリフが入ったところからはもうボロ泣きである。なもので、詳細な記憶は飛んでしまった。絶対にブルーレイで確認しなければならないが、実のところそれそのものは些細なことで、強い感情のこもったセリフだったことだけが鮮烈な印象として残っている。
その後、センターが空いたポジションで、そのリーダーの位置にもスポットライトが照らされる。その事実はとてもうれしいものだった。
完全な5人でのジレるハートに火をつけてが披露されるときをいつまでも待つことにした。
君との明日を願うから(山崎はるか、田所あずさ、Machico)
山崎はるかの呼び込みから田所あずさとMachicoが登場してこの曲。その意図はないだろうが、「君」が種田梨沙を意味しているように思えて仕方がなかった。
ジレハからはいろいろなものが振り切れていて、細かな部分を憶えていない。DIAMOND DAYSがなかったが、その場では特に気づいていなかった。
出演者が揃っての挨拶では藤井ゆきよが最後に挨拶するのが並んでいる状態から見て取れたので、始まる前から泣いてしまうなと分かっていたが、この日この場所でジレハを歌うことについて悩んだことが明かされ、みんなで待っているのだと、絶対に次があるんだと強く思った。
Brand New Theater
そしてミリオンライブとして次のステップを踏むための新曲が披露された。三日目はいろいろな意味で特別だったが、これもその一つである。新たなCDシリーズがいつからどのように展開されるのか、発表された新たなゲームがどうなるのかなどの詳細は全く出ていないが、気長に待つとする。
4周年PV
まさかのアイドルヒーローズからスタート。
現地では全く気付かなかったが10分近くありよる。アニメ化は時期だけの問題ではあろうから種田梨沙が帰ってきたらそう間を置かずにあるのではという期待をしている。
細かなシチュエーションからスタッフの意気込みを感じる素晴らしい出来であった。
Dreaming!
アンコールは3日とも共通だからまずDreaming!である。ここで油断があったと言えばそう。
Thank You!
最後のサプライズ。ステージに3日間の出演メンバー全員が揃う。そして、中央上段には3Dモデリングの田中琴葉がいた。
そりゃアイマスだから、ゲームも開発中だから、3Dのモデリングはあるはずだし、それをライブに合わせて見せることだって、シンデレラガールズ4thとこの前のPRODUCER MEETNGでやったのだからミリオンライブでできないはずがない。
でも、全員出演だからということもあってまったく思ってもいなかった。武道館にシアターメンバーが全員揃うとともに、キャラクターとキャストが不可分であることを示してくれたのだと思うこととする。
君との明日を願うからの後のMCパートで山崎はるかがこれまで発表された曲を全てライブで披露できたと言った。今のミリオンライブ、シアターメンバーの全部を出し切ったのは間違いないのだろう。だけども、もっともっと羽ばたいてほしい。37人で、50人で。
ブルーレイを入手したら3日目を何度も見て何度も泣くだろう。
いつの日か、5人揃ったジレるハートに火をつけてを、4人でのリフレインキスを見られるのだと信じている。
武道館という舞台もさることながら、4thだけでなく、これまでの全ての単独ライブを踏まえた集大成となったライブであった。運営の気合の入り方が違う。だがまだ不完全であるし、まだまだここからだと思えるライブであった。形はどうあれ、三日間通して観ることができて本当に良かった。ミリオンライブに入れ込んでいて本当に良かった。
そしてこれからもアイマスの運営を信じていこうと思う。

2017/4/8

サッカー

Jリーグディヴィジョン2 FC岐阜vs水戸ホーリーホック / 長良川競技場

数年前からアニサカとして開催されているJ2の名物企画。以前からFC岐阜の試合を見に来るように誘われていたが、残念なサッカーファンとしてちょうどよい機会なので誘いに乗って観戦となった。

ということでもう恒例となったのうりんのFC岐阜とガルパンの水戸ホーリーホックである。
朝から大垣駅合流という予定で、大垣駅では北口から出るときに階段を降りていたら目に入った聲の形のイラストパネルを凝視していたところを目撃されるところから始まった。仕方がないんや。
限定グッズの発売時間くらいには会場に到着し、上掲のマフラータオルとミニフラッグを購入した。記念品としてはちょうどよいだろう。タオルはネタ的に使うことがあるかもしれないが、吹田スタジアムには持っていけないな。
また、スタジアムの一角には企画として聲の形、君の名は、のうりんと岐阜に関係するアニメのイラストパネルなどが展示されていた。相手が相手なのでガルパンもあるにはあった。企画的にはのうりんが主になるべきだが、一番奥に追いやられ、目立つのは君の名はと聲の形であったのはまあやむを得ないところだろう。ただ、展示物ということで言えばデザイン画まで持ち出してきたのうりんの力の入れようが目立った。
この日はあいにくの雨模様であったが、チケットの手配を友人に任せたら今年から始まったというエキサイティングシートが用意されていた。陸上競技場のトラックのすぐ外に設けられたフィールドレベルのシートであるが、入ってみて確認したら椅子は10席で、実際に着席してみると5人しかいなかった。そのうち3人が我々の身内であった。当然ながらDAZNの中継には映りまくりである。
フィールドレベルだとスポンサー看板があるため、手前サイドによって展開されると足元が全く見えないことと全体的にボールがラインを割ったかどうかが分かりづらいことが分かった。やはり少し角度がついていた方が試合を見るには良いのだろう。だが、こういう場所から試合を見る機会などそうそうないので貴重な経験であった。
前半は特にピッチ状態が悪く、水を含んだ芝でボールが転がらないシーンが多くみられた。これはFC岐阜にとって不利に働き、水戸に攻められる一方であった。岐阜はDFラインからパスを回すことが多かったが、このパスが走らないためカットされて危険なシーンを作られていた。また、フィジカルに勝る水戸が岐阜の攻撃陣を抑え込んでいたため、これは厳しいと思ったものである。
ハーフタイムの間に必死のピッチ整備が行われたことと雨がやんでいたこともあり、後半はピッチ状態が改善し、岐阜のパスが回るようになった。一方の水戸は前半から飛ばしすぎていたのか、運動量が落ち、岐阜の攻撃をいなすことが難しくなっていった。そうした中で岐阜が先制する。右サイドからのクロスに合わせたのはこの日のエキサイティングシートの特典カードに抜擢されたFW古橋亨梧。これで「ふるはしきょうご」と読む。大学卒の新人でこのゴールがプロ初ゴールであることを後で知った。
すぐに追加点が入り2-0となる。これは永島が右から中央に切り込んで放ったシュートによるもので、岐阜の右サイドの強さもさることながら、前半でひどい状態だったピッチがまともになった影響が強いと思わされた。
水戸は橋本晃司を投入し、FKからオウンゴールを誘って1点差に迫るのがやっとだった。FKのときは橋本に蹴られると怖いなと思いながら見ていたが案の定といった結果である。
FC岐阜は今シーズンのホーム初勝利で、Jリーグでの通算100勝となる記念の試合であった。エキサイティングシートには抽選で試合に勝った場合にはMOMのサインが入った試合球がプレゼントされる。この日は先制ゴールを決めた古橋がMOMであった。ハーフタイムに抽選があったが、誘ってくれた友人が当てていた。まあ、確率的には3/5で当たる状態ではあったが。
岐阜は技術はあるが体格が足りないというチームで水戸に当たり負けするシーンが多くみられたが、パスやドリブルを駆使するサッカーは見ていて面白いものであった。うまく組み立てようとするところを当たりでつぶされてしまうのがもったいないし、J2で戦うにはお勧めできないスタイルだと思うが、この方針を貫いてJ2で上位に出てこれるようになったら相当面白いだろう。
岐阜のプレイヤーではシシーニョと田中パウロ淳一が際立っていたように見えた。

2017/4/22-23

音楽

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS First Time in TAIWAN / T Joy 京都・ユナイテッドシネマ大津

ミリマスのライブ現地に全く縁のない身としては台湾現地は選択肢の一つとしてあったのはそうなのだが、さすがに去年から続く仕事の炎上状態では無理。行きたかったなあという思いを引き摺りながら、今回のライブも両日のライブビューイングとなった。
今回は会場に大津のユナイテッドシネマが加わっていた。とはいえ二日続けて大津パルコに行くのも、ライブビューイングだけならばともかく、それ以外のところも考慮すると若干厳しいものを感じたので、片方はT Joy 京都にした次第。
会場には車で行くか電車で行くか迷ったが、土曜日に勢いだけでイオンモール京都まで車で出たこともあって、大津にも車で行った。京都には栗東湖南から京都南まで名神を利用したが、とても楽であった。というか京都南を降りてからは油小路通りを北上するルートを取ったが、全く混んでおらず、こんなに楽なら毎回このパターンでもよいかと思ったほどである。前に京阪国道ルートを取った時には少々大変だった記憶があった。大津パルコあたりは昔はよく行ったので懐かしかったが、手前にイオンモール草津ができてからは足を運ぶ機会がほぼなくなっていた。早めに大津について膳所付近を散策していたが、高校時代以来なので大変懐かしかった。
会場はT Joy 京都はいつものLVで使うシアター10やシアター9ではなく少し狭いシアター7で、当日券もあったようだが、ほぼ埋まっていた。LV会場で厄介勢を見て何とも言えない気分になったが。一方ユナイテッドシネマ大津は前がほぼ空いていて、席数の半分程度の入りで、100人に届いていなかったのではないかと思われる。それでも十分な入りであるように思えるし、何よりゆったり見ることができた。
公演のスタートは全員でのREADY!!。この入り懐かしいと感じつつ、出演者を少々勘違いしていたことに気づく。そして、持ち込んでいたペンライトのセットが3月のミリオンライブの時のままであったため、少々苦労する。最大の誤算はいつものミンゴスの青を持ち込んでいないことだった。
開演のあいさつは台湾という場所を感じさせる部分がなくはないが、全体としてはいつものアイマスのままである。七尾百合子役の伊藤未来がインフルエンザのため出演しないことがアナウンスされる。
挨拶のあとはミリマスのターン。曲を切れ目なくつなげていくのは先月のミリマス武道館を思い出させた。また、公演時間と曲数のバランスが考慮されたかショートバージョンでの疲労となった。
挨拶から続ける形のパートスタートはハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン。渡部優衣と中村繪里子の組み合わせ。ゆいトンでこの曲で切り込むのは確かにうまい構成である。中村繪里子も特徴的な振りに良く対応していたと思う。
続いてBOUNCING♪SMILE!が稲川英里と沼倉愛美。ここで私は死んだ。というかゲーム内でも環と響は相性が良いのだが、狙って組ませただろうと思わざるを得ない。Show by Rock的な話で。しかしまあ、この二人に社畜を殺すこの曲を歌わせるのはとても破壊力が高く危険であった。
恋のLesson初級編ではMachicoの相方として下田麻美が登場。ポンポンを使った特徴的な振り付けだが、難なくこなすあさぽんはさすが。
トキメキの音符になっては麻倉ももと浅倉杏美。これはちょっと意外な組み合わせであった。なんとなくではあるが、あずみんの担当する曲のイメージではなかったかな。
簡単なMCをはさんで愛美のプラリネ。ジュリアのソロは常にギターがあるため、マイクスタンドとセットだが、その準備の時間を稼ぐためのMCというところであった。また、ミリオンシアター組の方が出演者が多いため、このパートでは必然的にソロで披露する曲ができるが、そうなるとジュリアはこうなるといったところである。
さらにソロで末柄里恵のbitter sweet。ライブの出演回数が少ないため1回しか披露されていない曲なのでここでショートバージョンとはいえ聴けたのはよいことであった。
恋心マスカレードは野村香菜子と今井麻美。千鶴のソロはどちらも好きな曲であるし、ユニット曲も含めて本当に曲に恵まれたキャラだと思う。
そして透明なプロローグだが、原由実と今井麻美での披露となった。すなわち、ミンゴスがみっくの代役を務めている。急なことに対応しているが、さすがミンゴスと思われた。
パートの最後は素敵なキセキを山崎はるかがソロで披露。初日は台湾だからかあまり客席に振らなかったが、初日の様子で大丈夫と判断したのか二日目は遠慮なく振っていた。それも含めて素敵なキセキであると思われるのでこれはこれでよい。
ミリオンシアター組だけの全体曲は初日がDIAMOND DAYSで二日目はWelcomeと曲を変えてきた。初日のDIAMOND DAYSには意表を突かれることになったが、直前の4thライブで演目にあったため使いやすかったといったところだろうか。Welcomeは武道館では披露されていない。
シアター組のMCはいつものミリオンライブであり、端的に言って両日ともグダグダである。
続くパートはオールスターズのソロ曲にミリオンメンバーが加わる形で、同じくショートバージョンを切れ目なくつなぐ形式。
最初が乙女よ大志を抱けで中村繪里子と麻倉ももである。春香のソロといえばこの曲で安定していると言えるだろうか。
ALRIGHTは浅倉杏美に稲川英里と愛美が加わった。これも今では雪歩はALRIGHTといったところで納得の選曲。ド安定である。
スタートスターは下田麻美に山崎はるかと渡部優衣である。あさぽんとゆいトンの声が特徴的過ぎてコーラスでは山崎はるかの声が埋没するように聞こえた。
響のソロはPon De BeachでぬーぬーとMachicoの組み合わせ。これはLTD曲の絡みもあっての組み合わせだろう。また、LTPやLTHでのソロ曲はここに入れないという制約があったのではないかと思われる。逆にミリマスとの関係からRebellionを予想していたのだけどね。
続いてはらみーの風花。末柄里恵と野村香菜子が参加した。末柄里恵は3rdのカバーコーナーで風花を担当したことがある。とにかく、この風花の原由実のパフォーマンスはずば抜けていた。風花は関空で行われたアイステのイベントで初めて聴いて、その時から印象の強い曲だが、ライブで観るたび圧倒される。
最後は千早の蒼い鳥。ミンゴスがソロという形になったので、本来ならばここで伊藤未来だったのだと思われる。ショートバージョンとはいえライブで蒼い鳥は久しぶりである。
オールスターズの全員曲は初日が自分REST@RT、二日目はHappyであった。新しい曲の方が慣れていなくて対応が難しいという問題が発生し、自分を老害とはっきり認識することになった。
オールスター組のMCも安定のひどさである。要するにいつものであるのだが、ミンゴスと繪里子先生の漫才は長くやり続けてきた蓄積のすごみを感じさせる。
さて、最終パートこそがこの台湾公演の出演メンバーに込められた意図を示している。
まずは中村繪里子、渡部優衣、麻倉もものGO MY WAY!!。実のところ特に振り分けのないキャストを集めた形になっている。リコッタからもう一人来ていたらHOME, SWEET FRIENDSHIPが披露されたんだろうなと。
ジャングルパーティーはLTDオリジナルの下田麻美と稲川英里の組み合わせ。こういう曲で下田麻美に引けを取らない稲川英里が素晴らしい。同系統の天才である。稲川英里はとにかく歌っているときの表情や声の変化が大きく楽しいと思える。
Persona Voiceが同じくオリジナルコンビの浅倉杏美と野村香菜子。LTDでも出色のこの曲のオリジナル構成はこれが初めての披露となった。やはり素晴らしい。
そしてEternal Harmony。全員が揃うというわけにはいかなかったがエターナルハーモニーから今井麻美、愛美、末柄里恵の3人が揃った。やっとみんなと歌えたというミンゴスの感想が感極まる。
残るLTD曲を考え、すーじーが連続もなかろうと待ち構えた深層マーメイド。もちろん沼倉愛美とMachico。リリースイベント以来であるが、やはりあの時より完成度は高かった。キャラとしては翼は美希に憧れているけれども、歌の相性が良いのは響だと思わせられた。Machicoもぬーぬーもどんな曲でも器用にこなすところが共通しているのだろう。この公演でもPon De Beachと深層マーメイドと全くタイプの違う曲で共演している。
そして秘密のメモリーズを原由実と末柄里恵。この二人も歌の相性が良いので定番の組み合わせになっていってほしいと思わせるパフォーマンスだった。末柄里恵はLTHのユニットとLTDのコンビで両方に出番がある形となった。
最後はハルカナミライを中村繪里子と山崎はるか。揃っていてこれをやらないはずがないし、やるなら最後しかないので当然の位置である。LTD曲の中でも本当に代役の利かない曲である。
全員揃ってはDreamingとM@STERPIECE。ミリマスのライブとしてみるとThank Youがない異例の構成といえる。M@STERPIECEは久しぶりだが、劇場版の曲であることを考えるとこの共演の場で歌われるのは当然のことと言えたかもしれない。
全体のMCだが、とにかくはらみーである。というか的確な振りをするミンゴスがただのPそのものというべきか。まあ、はらみーともちょが同じ舞台にいるんだからそうなるよと。
アンコールはTHE IDOLM@STERと最後がThe world is all one。二日目はTHE IDOLM@STERのフリー部分ではらみーがもちょに抱き着いているところがばっちり映し出された。その後のもちょの反応はすごくかわいい。ブルーレイになるだろうから、その部分はしっかり入れて欲しいと願う次第である。まあ、他にもいろいろと楽しそうなシーンがあったので、毎回思うがここはぜひマルチアングルで収録してほしいところなのである。

2017/5/14

イベント

特別展覧会: 海北友松 / 京都国立博物館

京都国立博物館の開館120周年記念として開催された特別展覧会である。かつての鳥獣戯画展のようなことはあるまいと思いつつも、わざわざゴールデンウィーク中に行くこともなかろうと先延ばしにしたら意外と会期が短くて焦った。もっともアイドルマスターシンデレラガールズの5thライブツアーのライブビューイングで京都に行く予定はあったし、その前にでも観に行ければという目論見は当初よりあった。
著名なのは当然のごとく建仁寺の雲竜図である。ポスター等にも使われており、展示でも目玉作品の一つとしての扱いを受けていた。海北友松という画家の名はそれほど有名ではないにしても、あの竜の絵を描いた人と言えば割と通じるのではなかろうか。迫力と愛嬌を兼ね備えた一対の竜である。
海北友松は北近江の戦国武将浅井家に仕えた海北綱親の子で、父の死後没落し、狩野派に師事しつつやがて桃山から江戸の初期にかけての画壇で独立した一派を形成する。このとき、時の権力者である豊臣秀吉に庇護を受けるが、その理由の一つに父である海北綱親の存在があるとされてきた。しかしながら、海北綱親は姉川の合戦で落命したのではなく、近年ではそれよりかなり前に戦死していたのではという説が有力であり、展示の解説にもその知見が取り入れられていた。こうなってくると、豊臣秀吉との関係性で語られる海北綱親が秀吉の軍法の師という話と繋がらなくなるが、この辺りは権力者との関係を強く見せたい故のこじつけもあるのだろうと納得しておく。実際にいわゆる桃山時代から名声を得て、権力者や朝廷の関係者とのつながりが深かったことは事実であろう。
割と水墨画にしてもそれ以外の作品にしても、大きく空間を残して広がりを表現するのだと思っていたが、初期の作品とされる屏風図などでは細かく描き込まれたものも多く、見応えがあった。中でも「柏に猿図」(サンフランシスコ・アジア美術館所蔵)の猿の描写は面白かった。また、後年の作品にある馬の丸みなどはどことなく雲竜図にもある愛嬌に通ずるものを感じられた。
そして雲竜図。特別展の告知など様々なところで使われていた建仁寺のもの以外にも、数種類の雲竜図が展示されていた。いずれも丸みのある目玉により、睨まれる迫力・威圧感とともに愛らしさを感じさせるものであった。
展示は作品の年代を追うようにされており、作風の変遷がはっきりとわかりやすかった。また、ライトな鑑賞者としては随所にこの特別展で初めて観る作品があり、従来のイメージから離れたものも多く新鮮な感覚で見ることのできた展示会であった。

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 宮城 / T Joy 京都

土曜日のグランドオープニングは行けなかったので、この日からスタート。いつも通りT Joy京都でのライブビューイングであるが、この前の台湾LVからユナイテッドシネマ大津が会場に入ってきているので、今後は大津と京都で使い分けをしていきたいところ。ただ、会場によってはライブビューイングですら先行申し込みで落選しているという話があったりするので、とても怖い。ユナイテッドシネマ大津で取れないことはまずないと思われるので、セーフティネット的な運用も考えられる。とりあえず、今回のツアーの前半はT Joy京都でライブビューイングの席を確保しているのではあるが。
土曜日の情報は特にシャットダウンしていたわけでもなかったが、現地会場へのアクセスが大変そうだという印象しか残っておらず、一部のキャラでソロ曲がなかったという情報くらい。どの公演も二日間同じメンバーであり、ツアー形式で続いていくことからも、土日の間で曲目を入れ替えてくることはないと踏んでいた。実際曲目は変わっていないが、気持ちいいよね一等賞!に入る前の寸劇が変わっていたようで、そういう負担の少ないところで全く同じという状況を避けたのだなと。二日目は桜咲千依がピッチャー役だったが、そりゃみんなちょこたんに声援を送るだろう。
開演はParadeと銘打ったことからか、キャストが旗を掲げて入場してくるものだった。ただ、それぞれの動きを合わせるのはやはり難しかったようで、揃わないなという印象を受けてしまった。フラッグがあることで動きは華やかであるが、角度であったり、振りのタイミングのバラつきはライブビューイングでは明らかだった。とはいえ、出演メンバーを考えると、こうした全体パフォーマンスを曲以外でも仕込んできたのは意外であった。
セットリスト全体ではシンデレラガールズの現状はスターライトステージであることを強く意識させられた。そういった意味で新しい曲もキャストも追いかけきれていないと実感させられる。ライブで常に新規キャストが登場するのはシンデレラガールズ特有の事情として今後も楽しんでいくべきものなのだろう。
ミリオンライブのMaria Trap以来マイクスタンドという小道具がとても有能と感じているが、今回は振り回すためだけの半端な長さのマイクスタンドが登場していた。パフォーマンスとして見せるにはありなのだろうが、それだとやはり物足りない部分はある。
ツアー形式であるし、出演者がそれぞれの会場で異なるが、前半3公演のメンバーを見ても基本的なパターンは作られているという印象はある。その中で、やはり多忙なキャストは負担を考慮して1公演のみになるのだろうとは思われる。キャストが増えて1回の公演だとどうやっても全員出てこれないと考えると、今後もこういった形式のライブになっていくのかなとも。
まあ、そもそも現下の状況では現地チケットの確保が非常に難しいのはどうにもならないので、ライブビューイングをしっかりやってくれるならそれで良いと考えることにしている。

2017/5/27-28

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 石川 / 石川県産業会館4号館

土日ともに現地となった。土曜に京都からサンダーバードの始発に乗り、日曜は金沢からサンダーバードの最終に乗って帰ってくるというスケジュールであったが、関東から新幹線で来るのと時間がほとんど変わらないという事実にショックを受ける。関西が敦賀以降のルートを決めきれずにいる間にこのような状況である。金沢以東の北陸が観光もビジネスも東京にシフトしてしまうのは当然と思わされてしまった。
もともとライブのグッズをそれほど欲しいと思わないので、パンフレットが事前通販で入手できるようになってからは現地の物販などほとんど並んでいない。ただ、相変わらず会場限定のCDが出るのでそこに対する手当は必要ということでCD販売列には並ぶ。
物販を買い抜けて開場までの時間はいつもの面々と過ごすわけだが、一人が並んでいるうちに地元の方と仲良くなり、その方の案内で昼ごはんに連れて行ってもらうことができた。海鮮のお店で、地元の方ならではというところであった。今回一番の収穫であったと言える。
土曜日はCD先行の席だったため前目ではあったが、横端ではあった。それでもステージは何とか見える場所。一方日曜は一般販売で確保したものなので後ろのブロックであり、ほぼ会場に設置されたディスプレイを見る形となった。フラットな展示場スペースで後ろの列になるとまずステージは見えず、現地LVというべきであったが、それでも現地ということだけで、映画館で観るLVとは違う感覚はある。音響にも問題がないわけではないのだが、地方だと会場キャパシティを考えるとこれしかなかろうし、受け入れるしかないとは。
さて、種ア敦美である。4thライブのBrand New Castleにも出演していたが、その時は特にMCパートでヤバいとは感じなかった。というか五十嵐響子は好きなキャラだし、種ア敦美自身も魔法使いの嫁で主役だから、初めて見る人ではあってもそれなりに意識を振っていたつもりだったが、そこまで印象に残っていなかった。しかし、今年魔法使いの嫁の劇場舞台挨拶を見たらばかなり危うかったので、今回はちょっと気にしてみていたらそれどころではなかった。いやここまでとは。
土曜日は現地の駐車場からKKSさんの車で脱出となったが、あまりの進まなさに断念して歩いて離脱し始めたところでタクシーを拾って事なきを得た。日曜日は終演と同時に会場を出て金沢駅行のバス乗り場に向かってなんとかといったところ。間に合わなかったら大惨事であったが、それは回避した。しかしながら金沢駅で夕ご飯という目論見はあっさり崩れていたことは記録しておく。サンダーバードを待つホームには同じ状況のご同胞が多数であった。
実のところ金沢は近い部類で、ライブが開催された展示会会場そのものには初めてであったが、同じ敷地にはかつてガンバ大阪の主催試合が開催され、今ではツエーゲン金沢の本拠地となっているスタジアムもあり、初めて行く場所ではなかった。日本海側でのライブ会場となればここか新潟くらいとなるかと思われ、今後も金沢開催であればチャレンジしたいと思わされた。

2017/6/9

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 大阪 / 大阪城ホール

金曜日開催の方は何とか現地で観ることができた。今回のツアーは展示場を使う会場が多い中、大阪城ホールという恵まれた会場で現地に入れたことは喜ばしい。
2階スタンドでかなり真横に近い位置であったが、ステージにも近く、良い席であったと思われる。
さて、大阪公演はライブツアー前半の締めとなることもあり、全体の流れが見えてきたと言えるかもしれない。中一週で各地を回るツアーであるため、出演者への負担が大きいと考えられ、各会場で出演者が変わるとはいえある程度パターン化されている。宮城、大阪、幕張の組と石川、静岡、福岡の組にまず分けられている。その中で、多くとも2回の出演となっており、最後の埼玉スーパーアリーナだけは別勘定といった風である。
で、大阪のメンバー。大橋彩香に佳村はるか、内田真礼、松嵜麗と初期からのファンへのアピールが強いと思われた。他にも大空直美や松田颯水など大阪に関係のある出演者が多くうれしい限りであった。
MCパートでは普段大阪の雰囲気が全くない佳村はるかですら軽く関西の言葉が混ざるような有様で、大空直美や松田颯水は言うに及ばず。それはそれで楽しいが、関西に来ると大空直美の芸人スイッチが全開になるようで、要するに吉本新喜劇のノリである。まあ仕方ないと思うべきところであるのだろう。
道明寺歌鈴役の新田ひよりはこれが初めてのライブ出演であった。舞台に慣れていないのが随所に感じられた。割とステージでの位置が私のいた方のサイドで動きが見やすかったが、何かと松田颯水がフォローするように動いていたのが印象的であった。最後のあいさつで同じ事務所の後輩だと言及され、なるほどねと。しかしアーツビジョン所属のキャストがほとんどいないということには驚かされた。かつてはアーツビジョンばかりだったように記憶しているし、シンデレラガールズでもアーツビジョン系列だったり関係のある事務所所属という人がいるので全く予想外であった。
セットリストは終盤のメタルパートにやられた。メンバーに内田真礼がいたので魂ノ導から入る始末。そこからBloody Festa、PANDEMIC ALONE、Lunatic Showとやるかもしれないなと思っていたら本当にやりやがった。しかも魂ノ導では最後に桜咲千依が登場して一緒に歌いそこからBloody Festaに流れ込むという驚きまであった。何にせよシンデレラガールズは桜咲千依の使い方を完全に間違っているかのような曲の振り方であるが、楽しいので今後も継続してこの路線で行ってほしい。
大阪城公園からの離脱は環状線で大阪に抜ける一手で、輸送力はそれなりに大きいので問題ないのだが、予想しているより時間がかかるようであった。こればかりはどうしようもない。

2017/6/10

音楽

パリの炎 / びわ湖ホール

ロシア・ボリショイ劇場の来日公演である。1公演だけとはいえびわ湖ホールでやってくれるのはとてもありがたい。そもそもこういうことのためのホールであると存在価値を目いっぱい主張できる企画である。
シンデレラガールズのライブと日程が重なっていたため、観に行くかどうか悩んでいたが、大津のユナイテッドシネマでLVがあるため、何とかなるのではと判断した。状況によっては中座して劇場を出ることになるかと思っていたが、カーテンコールまで見ることができた。
舞台全体を使った迫力のある動きによる演技に引き付けられた。本作は全編が日本で公演されるのはこの来日公演が初めてのことということであり、ストーリーは知らないままに見ており、フランス革命を舞台にした作品で、この手のもののお決まりの展開ではあったように思う。
力強さが前面に出た作品で、優雅さはあまりなかったように思われる。そういっあたり一般的にバレエとしてイメージされる方向性の作品ではなかったかもしれない。特に男性ダンサーの速く大きな動きに目を奪われていた。バレエを語るほどの知識を持ち合わせていないので、只々演技に感心しながら観ているだけであった。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 大阪 / ユナイテッドシネマ大津

土曜日はT Joy京都のライブビューイングを確保していたが、前出のようにびわ湖ホールでパリの炎を観ていたのでユナイテッドシネマ大津で見ることとなった。びわ湖ホールと隣接した会場であり、徒歩10分程度で移動は可能だったが、パリの炎をカーテンコールまで見てから席を立ったため開演には間に合わず、はにかみDaysの途中で入っている。
二日目ということでセットリストやMCでの小芝居も慣れたものといった風。大空直美は生き生きとしているからもうそれでいい。
二日続けて同じセットリストの公演となると、そのどちらかだけ観るということも選択に入ってくるのではと考えるようになった。大阪公演の場合は片方が現地であり、LVも観に行くということは外せなかったため無理やりにでもという動き方をしたが、両日LVであったら、この場合観に行っていなかっただろう。

2017/6/17

イベント

沼倉愛美”My LIVE”発売記念イベント / あべのQ'sモール

My LIVEは都合2枚入手した。2種類ある限定盤をそれぞれ1枚ずつである。なのでリリースイベントは大阪と名古屋を検討したのだが、名古屋については時間的に合わないため大阪のみとなった。大阪の会場は「叫べ」のイベントと同じあべのQ'sモールのイベントスペースである。
少しトークをして、ミニライブは3曲、その後特典のお渡し会でリリースイベントの基本線といったところだろう。ミニライブの3曲はアルバムの新曲から選ばれた。このMy LIVE発売に伴うリリースイベントは大阪がスタートだったので、どの曲が来るだろうかと思っていた。アルバムで一番好きな曲はAnti-Gravityであったが、残念ながら大阪では披露されなかった。8月にライブが控えているが、既にこの時点で十分なパフォーマンスになっているとは感じた。あと2ヶ月でさらにすごくして見せてくれるというのだから期待は高まる。
最後に明日の名古屋では違う曲を歌うということを言われたので、やはり行けるところは行くべきとは思ったものである。
特典お渡し会では、アルバムの新曲の中でAnti-Gravityが気に入っているという話をした。やはり、人気のある曲となったようで、そういう人が多いのだそうだ。

2017/6/18

音楽

京都アニソンスペシャルライブ2017 / KBS京都ホール

KBS京都のアニメ関連イベントとしては秋の「京まふ」があるが、そこに関連付けられるライブイベントである。昨年も開催されているが、今回と比較すると攻めすぎた出演メンバーと日程の都合により参加しなかった。今年はイベントの存在を思い出して出演者を確認したらば、大変狙い撃ちされたような感じだったので観に行くことにした。
単純に一度はライブを観たいと思っている人ばかりだったということであるが、去年とは出演者の趣向を大きく変えてきたように思われた。チケットが一般の抽選分で申し込んでいたため、入場番号が非常に遅く、後ろの壁に貼りついた状態で観ることとした。さすがにステージは遠いがそれでも見えやすかった方だとは思う。
進行役はKBS京都の海平和。この種のイベントならまあそうなるという人選で、厄介連中の扱いも手慣れたものであった。
南條愛乃
ソロもfripsideもラブライブも観に行ったことはなく完全に初見である。ソロだとfripsideほど疾走しないのだなと思われた。この日唯一ゆっくり聴けたともいえる。
鈴木このみ
一度はライブを観てみたいと思っていたが、中々にハードであるとも聞くのでためらうところもあった。なので、こういう場所で観られるのは良い機会であった。
当然、この日一番ハードなパートとなったが、もともとこういうノリは好きなのであり、機会を見つけてソロのライブも観に行きたい。ただし、全編通して耐えきれるかは不安でもある。
ZAQ
京都ということで敢えて中二病でも恋がしたいを持ってくる選曲。意識してZAQだと認識している曲はこれくらいなものなので助かった。たいていはこれもZAQだったのかと思うことになる。アルバム単位で聴くなりすればわかるのだろうが。
黒崎真音
X encounterの頃からだから、もう長い間観てみたいと思いながら機会がなかった。突然流れてきても聴けば分かる程度になっているのはアルバムを聴いたりというくらいはしているからだろうか。
それぞれのステージは短かったが、いずれも興味のあるアーティストだったので余すところなく楽しめた。毎年のイベントとして継続していくのなら、その時々で出演者を確認して見に行くようにしたいとは思う。
MCでも話題に出たが、この出演者全員、アニサマに出るな。今回よりも短い出演時間になるだろうが次は意外と短い間隔だった。

2017/6/24-25

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 静岡 / ユナイテッドシネマ大津

静岡からツアーは後半に入る。ライブビューイングはユナイテッドシネマ大津が便利であると感じたので、後半のライブビューイングは全てユナイテッドシネマ大津で観ることにした。T Joy京都ほど競争率が高くないため、当日券扱いとなるが劇場の発券システムで席を選びながら購入できるのは大きな利点である。残席の関係から前の方の席を取らざるを得なくなるが、ライブビューイングであれば十分な席が取れる。これまでのライブビューイングではイープラスのシステム利用だったが、発券した段階で席に不満を持つことが少なからずあったため可能な限り選びたいと思うようになった。ライブビューイングなので、シアターの最前列となっても問題ないと思う。むしろ後方の列を割り当てられる方が嫌である。前売りの席指定は前方ブロックを飛ばして、中段から後ろを割り振るというのがこれまでのチケット経験で見えていた。前売り段階で売り切れるようなケースでない限り、当日発券扱いで席を選ぶ方が良いだろう。ユナイテッドシネマ大津であれば確実に残っている。T Joy京都は場合により、MOVIX京都でのライブビューイングの有無や梅田あたりの開催状況に左右される。
静岡では乙倉悠貴役の中島由貴が初登場であった。この人が例のアーススター所属の人かという程度の認識であったが、初日で衝撃を受けた。Twitterのタイムラインでは同じ感想を持った人が多数見られたが、アーススタードリームを追いかけている人からしたら今更といったものだったよう。いずれにせよ今後がとても楽しみである。
実のところ、中島由貴の衝撃に当てられて、ライブ本編の記憶が薄れている。ステージに登壇されているあらゆる場面で中島由貴を探していたようなものであった。こうして推し声優が増えていく。

2017/7/8-9

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 幕張 / ユナイテッドシネマ大津

幕張も両日ユナイテッドシネマ大津でのライブビューイングであった。
最終開催となるさいたまスーパーアリーナはツアーの一貫ではあるが、他の会場とは趣向が異なっているように思われるので、関東のツアー開催はこことなる幕張。今回もユナイテッドシネマ大津でのライブビューイングである。ユナイテッドシネマが入居しているパルコ大津の閉店が近づいており今後どうなるか気になっていたが、パルコ閉店後も映画上映は引き続き実施されそうなスケジュールが提示されており、設備面で変更の余地がない映画館は後継店舗で存続するのだろう。シンデレラガールズの5thツアーでライブビューイング会場として出向きやすいことに気付いたので、今後もライブビューイングを実施してもらえるとありがたい。
さて、幕張公演では藤田茜と原田彩楓が初登場となった。藤田茜はこのところアニメでよく名前を見るのだが、水本ゆかり役との前後がよく分からない。まあそれほどまでにシンデレラガールズの新キャストのチェックが甘くなっているとはいえる。原田彩楓もたわわのキャストが発表されたときに三船さん役と絡んで話題になっていたような記憶が残っている程度である。

2017/7/23

映画

劇場版魔法少女リリカルなのはReflection / イオンシネマ草津

なのはのテレビ放送をリアルタイムに追いかけられたのはStrikersだけである。10年程前まではネット配信もBS放送もないため、地上波の放送エリアに入るかどうかが全てであった。なのははシリーズによって放送局が変わり、StrikersでようやくKBS京都が放送局に加わった。その頃のことを思い返せば今は恵まれていると言える。
さて、劇場版なのはとTVシリーズとの関連性などは追いかけていないのでさっぱりである。今回は全く新規のストーリーということで観に行くことにした。
ストーリーにしろクライマックスの展開にしろなのはらしいと思えるもので、この前テレビ放映されていたVividがよくわからない状態で不安だったが杞憂だったようだ。
これ一回で完結しないということは現地に行ってから分かったが、この内容なら次も観ると思えるものであった。ようするにいつものなのはさんである。そして初代とA'sの流れさえ踏襲されていれば基本的に満足してしまうものだなと思った。古参には同志が多いのではないかと思われる。
しかしまあ、劇場上映作品でまた来週と言われてしまうとは思わなかった。全部見るために毎週通う猛者がそれなりにいそうで怖いというか、こういうやり方まで出てきたのかと感心するやらあきれるやらというところである。ソフト化されたときに初回限定版だかの特典で収録されるのではという気もありつつであるが。
そして来場者特典もコンプリートするためには何回も観なければいけない仕様であり、まったくもってえげつない。この日初回の上映を観たため、席には余裕があったが、特典のために何席分も購入して入場口をループする猛者の存在を確認している。

2017/7/29-30

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 福岡 / 西日本総合展示場

福岡公演は両日現地参加となった。
一般先行でのチケットであったため、現地確定が遅く、行けるとわかった時にはホテルの確保に苦労する始末であった。いくつかの手段でホテルを探したところ、アルモニーサンクという見覚えのある名前のホテルが出てきた。ミリオンライブ3rdツアーの福岡公演の会場となったホールと一体のホテルであり、アクセス面の若干の不利には目を伏せてしまった。あの3rd福岡には行けなかったので、どういう場所だったのか今回観に行くのも良かろうと思ったのである。まあ、ギリギリ徒歩圏内でホテルを探しても、これ以上の条件は見つけられなかったというのもある。
会場自体は小倉駅に直結と言っても良い場所で、もちろん新幹線利用である。関東からは北九州市の空港への航空便が選択肢にあったということでもあるし、長距離アクセスにしろ最寄駅からのアクセスにしろ今回のツアーではアクセスの良い会場であった。
さて、シンデレラガールズの展開がスターライトステージを中心とするようになってから、しばらくはゲームに触れていたもののやがて遠のいてしまい、モバゲーの方も間欠的にしか触れなくなってしまった状況で、新規のCVにせよ曲にせよ付いていくのが大変である。いや、もう付いていけているとは言えなくなってしまった。そしてリリースされるCDも追い切れているとは言い難い状況になっており、ライブとなるとそのことを強く感じさせられてしまう。
日曜の終演後は最速で会場を離脱して小倉駅に流れ込んだため、帰りの新幹線も余裕であった。大阪方面なら余裕な時間であったため、少し遅れるとホームに人が増えたのではないかと思われる。私も新大阪乗換で帰宅した。

2017/8/13

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 埼玉 / ユナイテッドシネマ大津

シンデレラガールズ5thライブツアーの締めとなるさいたまスーパーアリーナ公演である。コミケと重複する日程でそもそも観に行くのが厳しそうな条件であったが、沼倉愛美のツアーと日程がバッティングした時点で現地参加を諦めた。
さいたまスーパーアリーナの公演は二日でそれぞれ出演者が異なっていた。このツアーでは唯一、連続で観に行かなければならないものであったが、ぬーぬーの大阪と完全に重なった初日はライブビューイングもパスすることとなった。もっともさらに別の事情が降りかかってきてこの前日は全く身動きが取れなくなっていたのだが。
そういった事情で最終日のみライブビューイングであった。ヘロヘロな状況で観ていたため、個別の感想はない。全部最後に種崎敦美が持って行ってしまった。
この5thライブはスターライトステージに焦点が当てられたライブであったことは間違いなく、しばらく触れていない身では新曲にしろ新キャストにしろライブで初めて知るということが多かったように思う。今年になってからのシンデレラガールズに関しては最先端を追いかけられていないというのが実情である。
そんな状況にありながらライブビューイングも含めると2公演以外は観たという状況であったので、ライブに行くというのがギリギリの意地と思うところもある。それも今後同じような熱量で続けていけるかが問題になるのだろう。

2017/8/14

音楽

沼倉愛美 1st Live Tour My LIVE / 名古屋Diamond Hall

本来ならば大阪、名古屋、東京の3ヶ所を全通したかった。しかし今年はコミケに行かない代わりにアニサマにフル参戦する予定になっており、2週連続で東京は厳しいと判断して、泣く泣く東京は諦めることになった。大阪については行くつもりでファンクラブ先行のチケットも確保していたが、どうにもならない事情によりチケットは闇に葬られることとなった。無念が過ぎる。
結果として、この名古屋公演のみ参加という体たらくであるが、全部行けないような事態にならずに済んだことでほっとしているような状況であった。
ライブの時間を確認したところ電車でもギリギリ帰れる時間と思えたが、車で行く方がいろいろと便利と判断して車である。世間はお盆休みであり、道中難なく意外にも思えるほど早い時間に新栄の駐車場に車を置くまでは良かった。そこで時間があるならと余計なことを思いつき、名古屋から電車で岐阜駅に向かったのが大きな間違いであった。アニメイトで展開されていたミリオンライブのキャンペーンを見に行くというガバムーブをした結果、物販で大敗北となった。大阪での物販列の状況を聞き、これくらいなら大丈夫と思ったのだが甘かった。
ライブ会場は1000人規模のライブハウスであり、これを満員にできている。こひさんの話では大阪でも埋まっていたとのことであれば大いに成功したツアーと考えてよいだろうし、東京も問題なく埋まっているのではと思われる。
入場の整理番号が良くなかったので、会場内ではステージに近いよりもしっかりと見えるところを確保した。隣を観たら普通にこひさんがいたあたり考えることは同じであった。
バックバンドを従え、サイリウムの類を誰一人使わないライブで、この方向性でずっとやって行ってほしいと思うものだった。アルバムの全曲に2枚出ているシングルのカップリング曲を含めても曲数は少なかったが、キャラクターソングや別の企画の曲は持ち出さず、アーティスト沼倉愛美のライブであることに徹底したものであった。
また、大阪、名古屋、東京と3会場あるなかで、全く同じセットリストを持ち込むのではなく、アレンジを変えて演奏しているようで、名古屋コーナーが発生していた。こういうことを聞くとなおのこと、大阪会場に足を運べなかったことを悔やむものである。
バンドを従えた沼倉愛美のパフォーマンスをしっかり見ることができたので規模としてはこのクラスのライブハウスが最適だったとは言える。もちろん大きな会場を満員にするところも見てみたいが、音であれ、ステージとの距離であれ、ライブハウス以上のものはないと思わせてくれた。
1stアルバムMy LIVEはどの曲もしっかり聴けて外れのない良いアルバムだったし、今後曲数も増えていくからライブでの選曲は逆にどの曲を切るのかで悩むことになるのかと思われる。
どうにかしてこのライブは映像作品としてリリースして欲しい。単体でのリリースが難しければ、アルバム等の限定盤とする手があるわけだし。ライブパンフレットは製作されていないので、ライブの記録というものがあまりないのが残念ではあるのだから。
自宅から名古屋ま新名神と東名阪を利用して1時間と30分もあれば十分であった。名神と第二京阪を使った大阪行きとほとんど変わらないので、車で行くならば名古屋は近い。

2017/8/25-27

音楽

Animelo Summer Live 2017 THE CARD / さいたまスーパーアリーナ

はじめてのアニサマである。これまでは夏コミの直後にまた関東という日程がそもそもきついし、全日程参戦なら金曜日と翌週の月曜日を休みにしなければいけないという事情もあり、手を出せなかった。今年は夏コミに行けなかったことで代わりにアニサマを観るのも良いかと思っていたところ、いつもの面々で参加できない方に代わって混ぜていただいた。
初日はさいたまスーパーアリーナ現地集合で、適当な時間にさいたま新都心駅で合流となった。埼玉ということで、そこから月曜日に至るまでまあささんにお世話になっている。チケットは先行申し込みのものだったので、三日間ともアリーナの前方ブロックであった。また地味に三日とも通路横かそれに近い席を引いておりとても助かった。どの日も隣はKKSさんであった。
初日はまずスタートからSOS団が登場し、ハレ晴レユカイを披露した。アニサマではいろいろなサプライズが用意されていることは知っていたが、スタートに持ってくるとは思わなかった。平野綾の動きが大きく、この一曲で完全にばてていたが、このステージで全力を見せることは好感を持てる。最後は両側から後藤邑子と茅原実里に支えられてステージを後にした。
出演者が多数にわたっていることもあり、初見となるグループや曲も多かったが、いずれもこういう場で披露する曲だけに、わかりやすい曲を持ってきたのだとわかる選曲であった。
二日目のミリオンライブのステージを最大の目標としてきた。メドレーの様式や選曲には多少の不満点があったが、今回の出演者であればこのくらいかと思わないでもない。人数が多いがステージの奥に立たれると見えない場所があったので、もう少し出演者を絞るなりという手もあったのではなかろうか。とはいえ、フェスにはフェスの楽しみ方があると考えれば、この手の不満は筋違いなのかもしれない。
二日目には茅原実里と三森すずこがコラボレーションでDon't Say Lazyを歌った。初日にハルヒがあったことで、次はけいおんくらい持ってこないといけないのではないかと言われていたが、翌日に実現されているとは思ってもみなかった。
三日目はアリーナの前方ブロックとはいえかなり後ろだったが、むしろそれが奏功しアリーナを動くトロッコがよく見えた。三日目は多めにトロッコが使われていたようにも思われ、とても良かった。
総じて三日間楽しめた。毎年ということはなくともまた行きたいと思えるイベントであった。

2017/8/26

映画

劇場版魔法使いの嫁 星待つ人 後篇 舞台挨拶 / 新宿ピカデリー

劇場版魔法使いの嫁をどこで見るか考えていたところ、ちょうどアニサマで関東に行っているタイミングで舞台挨拶が設定されていることに気付いた。アニサマの時間との検討をして、問題なくこなせると判断したため、アニサマ二日目の朝から新宿に出てこちらを見に行った。
舞台挨拶の出演は当然種崎敦美と竹内良太である。この10月からはTVアニメシリーズの放映が控えており、その第一話の先行公開と合わせての上映であった。
劇場版のシリーズはチセの過去の話であるが、この分量であれば1話にまとめて劇場公開ということもあり得たかとは思う。一方で、コミックの限定版に付属ということも兼ねているため、そのあたりの事情もあっての構成だったのだろうとは。個人的には1回の上映期間が長くないため期間に合わせて劇場に足を運ばなければならないのは負担に思う。前篇は去年の夏コミで東京にいるタイミングだったため新宿ピカデリー、中篇はMOVIX京都での舞台挨拶回、後篇がこの新宿ピカデリーでの舞台挨拶回とこなすことができたわけで、何か別のタイミングに合わせられたのは良かったと思う。
ともあれ、この助走期間を終えていよいよTVアニメシリーズの放送が始まると思うととても感慨深い。

2017/9/3

同人誌即売会

Comic Treasure 30 / インテックス大阪

コミトレへの参加はほぼルーティン化されており、近年大きく変わることはない。この日も、会場に向かう途中でハルマさんから到着時刻の連絡を受けたので、そこに合わせて合流したら入場し、設営を手伝い、開場の数分前に初動の列に並びに行くといった流れである。ついに一般入場の待機列に並ぶことすらなくなっている。ハルマさんにはお世話になりっぱなしであるが、めいめいに動き回って切り上げるので閉会まで残ることはほとんどなく、撤収を手伝ったことがないのは片手落ちかもしれぬ。
事前に多少は時間的な余裕があったため、珍しくカタログは事前購入していた。サークルチェックはしたが、要するにいつも行くところの配置を確認しただけで、特に新規サークルを探して寄るということもなく、コミケに行っていないからという理由で行くサークルが増えることもなかった。
昼ごはんにWTCまで歩くことすらなくインテックスの敷地内で終わったあたり、本当に何もしていない感じの強いコミトレであった。
夏コミ不参加後のコミトレであったが、コミトレはコミトレであって、コミケに行ったかどうかは関係なかったというのが正直なところ。しっかりサークルチェックをしていれば動き方が変わる部分はあったかもしれないが、通常コミケではコミトレでも間に合うサークルには行かないことが多くなっている。後はまあ、コミトレだと島中をあまり見て回らなくなって久しいということも原因だろう。
例によって例の通りではあるが、買ってきた本を読む時間が取れないという事情はある。まあ、手にしてしまったら満足してしまうということでもあるのだが。

2017/10/7

音楽

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTEIV@L!! / 日本武道館

あのミリオン4th武道館から半年後で再度の武道館公演である。そして台湾でもやった765 MILLIONSTARSとしてのステージとなった。いつもの先行抽選はいつものように全滅をくらったが、その後追加されたステージサイドのカテゴリーで初日だけ確保した。出演者を吟味したらぬーぬーがいるというだけで、ほかの全ての要素を吹き飛ばしてしまったのである。
4月の台湾公演があったとはいえ、シアター組と765プロ組一緒のステージで歌う光景は、西武ドーム以前のゲスト扱いの登場と違っていて、心に来るものがあった。オリジナルコンビでのハルカナミライなど、見たかった舞台がそこにあった。
MCパートでは相変わらず沼倉愛美がいじられキャラであった。ライブビューイングだとカメラがとらえていない所での動きが分からないが、現地だととにかく目でステージを追えるので堪能した。
また、南早紀はこの前のイベントをニコ生で見たときから強烈なキャラクター性であると思えたが、今回はさらに予想以上であった。上田麗奈がやばい後輩と言ったのを聞いた時は爆笑してしまった。

2017/10/8

音楽

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! / T Joy 京都

二日目は京都まで帰ってきてライブビューイングである。どうせなら東京でライブビューイングを観てから帰るという手も考えていたが、都合の良い会場は満席ばかりで諦めた。こちらだとライブビューイングの席が全く取れないということはほぼ起こらないが、東京だとこうなるのかということを思い知らされた。
さて、二日目は若林直美の日であった。最初の出番から非常にテンションが高く、ここまで動きまくるパフォーマンスを観るのは初めてかもしれない。最後まで持つのかと心配していたら、案の定息切れするシーンがあったが、それもまた愛嬌のうちである。というかジャングルパーティーに若林直美を配置したスタッフの判断を讃えたい。
アライブファクターもついにオリジナルコンビでの披露となった。3rdツアーの最終日にはMachicoが代役を務めて素晴らしいステージを見せていたが、オリジナルには何とも言えない良さがある。この曲は両者のぶつかり合いがあってこそ成り立つものだと思われ、ライブのセットリストに入れるには演者の負担が大きいが、機会があれば何度でも観たい。その度ごとに違ったステージになるのではなかろうか。

2017/10/14

音楽

Rosario Ark FINAL of the FIRST STAGE / 野洲BARI HARI

Rosario Arkのライブにしばらく行けなかったら、メンバーが一人脱退してしまうという話になっており、この日が最後のライブ。BARI HARIでのワンマンということもあるので、都合をつけて行ってきた。REASTARISKがサポートで出演するというのもポイントが高かった。
どちらも2016年の川崎クラブチッタのイベントで観ており、その後こうしたライブイベントに参加する機会がなく、1年半ぶりとなってしまった。
REASTARISK
クラブチッタで観たときもベースの音が良かった印象で、それは今回も同じ。ちょうどいい感じの曲が多く、非常に乗りやすい。
フロアの後ろの方ではあったが、ずっと腕を振り上げていたので目立っていたらしい。幕間でCDを買いに行ったらVoのナナさんに良く見えていましたと言われてしまった。
関東のバンドなので観る機会は多くなさそうではあるが、このように関西に遠征されたときは都合をつけて観に行ければよいなと。今後もRosario Arkが主催のイベントに呼ぶことを期待したい。
Rosario Ark
ライブには行けなくともtwitterはフォローしていたので、哲成さんの脱退が発表される少し前から微妙なスタンスのズレは感じていた。だから、脱退の発表があった時も驚くというより、やっぱりそうなったのかという思いが強かった。
このファイナルの前にも観に行ければと思っていたが、なんとなく行けないまま最後だけになってしまった。今後どうなるのかが分かっていなかったため、最悪の場合これが最後になるかもしれないという覚悟で観ていた。
最後にふさわしい集大成の長時間ステージであり、この編成のRosario Arkを出し切ったのだと思う。一方で途中のアコースティックコーナーでは残る3人だけのステージになっていたし、これがこの後のしばらくのバンドの形になるのだとわかった。方舟聖架団という名前での活動になるらしいとはライブの終わりに知ったことである。
Rosario Arkを初めて見たのは大阪で特にそれが目的というわけでもないライブであった。そこから数年で十分な数のステージを観たわけでもないと思っているが、あの大阪でのライブでRosario Arkを観ていなかったら今のようにインディーズバンドのライブを観に行くことはなかったのだと思う。
だから、今後また新たなベーシストを加えてRosario Arkが再始動する時を待ちたいと思う。それまで、方舟聖架団のライブを観に行くかどうかは少し悩むところではあるのだが。

2017/11/25

音楽

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Live Tour Serendipity Parade in 埼玉振り返り上映会 / ユナイテッドシネマ大津

今年は夏の予定が厳しく、さいたまスーパーアリーナでのツアーフィナーレはそもそも現地チケットを取りに行かず、ライブビューイングで観ることが決まっていた。初日分は沼倉愛美のライブツアー大阪公演と日程が重なったため、そもそもライブビューイングすら観ていないためブルーレイ待ちを決め込んでいたが、上映会が開催されるということでこれ幸いと観に行った。
アイマスの場合、ライブがブルーレイソフト化されるまで半年以上掛かるため当日観られなかったライブを早い段階で観る手段を用意してもらえるのは助かるのでこうした上映会が定着するとうれしくは思う。
また、この前には10月にミリオンオールスターズの武道館公演の上映会が開催されているし、一つのライブについていかに利益を確保していくかということの一つに時間差での上映が根付いていくのではないかという感じは受けた。こちらには舞台挨拶が設定され、その様子も含めてライブビューイング配信されたが、これはライブから3カ月が過ぎているという事情によるものかもしれない。
初日の上映会の舞台挨拶には原田彩楓が登場した。最近はデレラジ等の視聴が十分ではないため、新規キャストに関してはつかみ切れていないことが多く、原田彩楓に関してもライブのMCパートくらいでしか知らなかった。この舞台挨拶ではキャッチーな人であるとの印象を受けた。こうしてみると、アイマスというコンテンツにとって”中の人”は重要な構成要素になっていることが否定できない。現状ではたまにという頻度にまで落ちてしまったデレラジをしっかりフォローしていくところからやり直さなければいけないかもしれない。
埼玉の初日を観ることができたため、これで5thツアーの全キャスト、全曲を観ることができたと言える。
この初日に関しては当時、原田ひとみについて、参加曲が限られるといったようなアナウンスがあったように記憶しているが、結局その結果がどうだったのかを確認する機会がなかったため、本当にセットリスト等についても全く白紙のまま見ることができた。
もともとライブ自体が4時間を超えていたのに加えて、ライブの振り返りコーナーを含めてそれなりに長い舞台挨拶の時間があったため、全体の時間が5時間を超える上映会となった。すでに当日のライブビューイングを観ている二日目の上映会への参加は迷っていたが、日曜日であることと終演時間を考慮して見送ることとした。

2017/12/29-31

イベント

Comic Market 93 / 東京ビッグサイト

冬コミは例年のごとく初日出発で、三日目帰宅である。普段使用しているホテルチェーンが東京駅近くに新規開業したので、そこを使ってみたところとてもはかどった。初日に東京駅に着いてからビッグサイト行きのバスに乗り込むまでの動きが大きく改善されたので、この流れで動けるなら初日の朝にもう少し頑張ることも可能と思われる。問題点はホテル周辺を十分に把握していないといったところで、コンビニを探して歩き回る羽目になったが、これは何度か泊まれば問題ではなくなるだろう。困ったらだいたい東京駅に向かえば何とかなるというのも大きい。三日目の朝の動きも改善されており、今後もコミケに参加する際には第一候補として登録しておきたい。しかしながら、今回は開業記念のキャンペーンに乗って予約したため、そこまでのものにならなかったが、立地が恵まれていることから宿代は高くなりそうで、もろもろが楽であることのメリットをどこまで取るか決めねばならないだろう。
二日目の朝はビッグサイト行きの都営バス乗り場の混雑状況を観察することができたが意外と余裕がある。勝負駆けをしないのであれば十分であろう。
夏コミに行っていないから、既刊を買う数が増えているかと思ったが、そんなことはなく、今回もいつも通りのコミケだったと言える。やはり自分の手で抱えて動くことのできる重さに制限を受けている。いくつか間に合わなかったところも含めて、満足度の意味でもほぼ変わらなかった。
成果物はいつも通りアイマスが多いので、まずはミリオンライブから。固定で行くサークルもあるが、まだまだ開拓の余地があるといったところ。

そして残りはシンデレラガールズがほとんどで響とSide Mもあるといったところ。こっちは回るサークルがほぼ固定されたと言える。

アイマス以外となるとあまり新規開拓はしていない。ナナシスは探してみたがあまりなかった。

シャッターや壁の大手。三日目は去年と同じく初動をCUT A DASHにした。16bitセンセーションがあるうちは初動はカッタに固定することになるのではなかろうか。

さて、最後にカレンダーである。年々増えるがそろそろ上限ということにしたい。とはいえ、カッタと行脚堂が最低限のラインで、後はその時々で見つけたものとなるのだが、ロケット野郎がミリマスで出す限りは行くだろう。

ゲームに手を出してはいないのだが、アズールレーンが少し目立っている。このコミケの結果で気になったので、ゲームを開始することを考え始めている。

2017/12/31

2017年を振り返って

ゲーム

アイドルマスターミリオンライブ
種田梨沙のいない2017年。
2017年のアニメやゲームを表現するならば種田梨沙がいないということになるが、アイマスにおいてもこのとおりである。GREEのゲーム内に田中琴葉はいるけどいない。実感としては”いる”と”いない”の間を状況によって揺れていたように思う。ライブに代表される出演者寄りの状況ではいないことを強く意識させられた。2017年は全員出演の4thライブに加えて、10月にHotchpotch Festivalがあって、そうしたライブの前後では種田梨沙の不在がどうしても意識させられることになった。一方でゲーム内のイベントにはセリフが収録されないこと以外は変わらずに存在していたし、ステージでの演出を駆使した4thライブにしろ、最後に一言とはいえセリフが入ったLTF03にせよ運営側の配慮は相当なものであった。
3月後半のゲーム内での4周年イベントは、ボーダーを読むことを放棄し、ひたすらに5,108,000ptを目指した。結果的に最終日とはいえ目標のポイントに到達したことは喜ばしい。本格的な課金を始めて1年が経ち、ある種の区切りとしては良い機会だった。
その後のミリオンライブを取り巻く状況に対する思いは入り乱れたものである。新たにシアターデイズが発表され、ゲーム自体も開始された。そこに田中琴葉はいなかった。
ゲームの展開自体には賛成である。常々、GREEでは数パターンの同じゲームを繰り返すばかりで袋小路に入り込んだものと感じていた。その状況は打開される必要があっただろうし、新たなアイドルの追加についても取り立てて文句はない。敢えて言うならこのタイミングしかなかったものだろう。
シアターデイズの発表があってまず思ったことはGREEでの展開をどうするかであった。リズムゲームは苦手だし、どうしても時間を取られる。シンデレラガールズのスターライトステージからはいつの間にか離れてしまったのでミリオンライブでもそれと同じことになってしまったらどうしようかと思った。また、その当時は種田梨沙の状況について明るい話題はなかったので、不安が大きかったことも事実である。
種田梨沙の復帰は発表されていて、いくつかの作品で見かけることができるようになったが、ミリオンライブには未だ復帰されていない。その状況でGREEでの展開が終了すると発表された。シアターデイズの発表以降にあったアップデートがシアターデイズ開始以降を見据えたと思われる内容で予感はあったが、取り残された感じは否定できなかった。復帰されてからの開始となることを期待していたけれども、そうはならなかったし、そのままの状況で二回目の武道館公演まで実施されてしまった。
更にはGREEでの展開終了がアナウンスされた。その後の状況についてはっきりしないが、GREEでいつかはと期待していたカードボイスの実装は絶望的な状況である。新たなイベントやカードの追加が無くなって、そのままの状態でいつまでGREE上に残っていてくれるか。すなわち展開が終了して、次はいつサービスの終了になるのかというのが懸念事項。できればずっとこの場所だけ残っていてほしいと思うが、GREEのプラットフォームを利用している事がネックなのだろうとも思われ、その場が無くなってしまうことの覚悟はしておくべきなのだろう。
シアターデイズにはアイドルが2人追加された。ミリオンライブがシンデレラガールズのように常に新規キャストが追加されるという注目点を持たなかったゆえに、新たな立ち上げに際してはと判断された面があるのではなかろうか。
とはいえ、これでシアター組だけで39人と3組に分ける場合に都合がよくなった。765プロの13人を加えて52人となり、こちらは4で割れるし、キャストとしては51人なのでこれはまた3で割ることができる。人数調整という面もあるだろう。むしろこれまで全体で50人としてしまったがために、シアター組が37人と使いにくい人数になっていたと感じるところはあった。LTF03のスコーピオはそれで救われもしたが。
9月にあったリリースイベントのニコニコ生放送で新規キャストの二人が登場したが、よくもまあこれだけの人材を掘り当てたものだと感心する。そしてそのイメージは10月の武道館で一層強く印象付けられるのであった。新キャスト発表から動画配信、ライブパフォーマンスと見ていく際の盛り上がりは、シンデレラガールズの新キャストでも見られるもので、長く続くコンテンツにとってはこういったテコ入れも必要となるのだと思う。新鮮味とかそういったものか。
3月の武道館ライブがGREEミリオンライブとしての総仕上げで、10月の武道館がシアターデイズとしての出発と言える。種田梨沙を待ってくれれば言うことなしだったが、物事を動かすタイミングというのはあるし、仕方のないところだろう。3月の武道館で感じられた気遣いで十分だ。アイマスはそういう対処が非常に丁寧と感じる。長く続いているだけに経験の蓄積が大きいのだろう。
アイドルマスターシンデレラガールズ
Mobage版にもスターライトステージにもほぼ触れないまま、ライブとCDと時々のニコ生が接点であった。
5thライブのツアーはチケット入手とアクセス性で結局のところ石川、福岡、大阪で現地参加が出来た。宮城、静岡、千葉、埼玉はチケット争奪戦に参加すらしなかったので、ライブへの参加モチベーションは落ちているし、リリースされるCDも完全な把握は出来ていない。最新の情報に触れない状態でいつまでついていけるかといった状況である。
スターライトステージをしないため、新規楽曲が分からなくなって来ている。ライブでもスターライトステージでしか公開されていない曲があったということはそういうことである。CDのリリースが追い付いていないという事情はあるにしても、スターライトステージのプレイヤー以外を振り落すような流れになるとつらい。
新規キャストのチェックもおろそかになりがちで、ライブに出演してようやくわかるというレベルになっているものもある。そしてライブの現地への参加事情は先述のとおりであるから、徐々に離れていくのかもしれない。
俗な言い方をすれば、新しいキャストから定期的に推しを見つける必要があるのだろう。原田彩楓と中島由貴はその候補である。
Fate Grand Order
一年を通して継続してイベントに参加するわけではなく、参加状況には斑がある。他のゲームの状況などにも影響されているが、手軽なゲームではないということが大きいのかもしれない。
とりあえず、年初に実装された宮本武蔵を引いて、その育成中は非常にやる気が出た。それが終ったらしばらくはログインだけという状況で反動が来たのだろう。詰め込んでやるとその後の揺り戻しが大きいのだと思い知った。
しかしながら一定のラインまでゲームを進めていることがイベントの参加条件となることもあるので、しばらく放置されていたメインシナリオの進行を再開し、何とか年内に1部のシナリオを終えることができた。だいたい実装から1年程度遅れているが、これも最初に乗りきれなかった影響なのかもしれない。
年末近くには勢い余ってエレシュキガルの宝具レベルを5にしてしまったが、こういうことをするとたいていは反動が来るので、年明けからまたどうなるか微妙なところであろう。
EXクラスが一通り揃ったら課金を控えたい気分はあり、現下の情勢ではフォーリナーをどうするかである。
ファイアーエムブレムヒーローズ
2017年開始の新星。ファイアーエムブレムということで手を出してしまった。本来であれば、これ以上ゲームを増やしたくないと思っていたのだが、FEはどうしようもない。
とはいうもののゲームのサービスイン直後はそこまで魅力的ではなく、オルエンが来たら本気出すと言っていたらホントに来たので頑張った。
適当にやっているだけでもそれなりに召喚原資が手に入るのと、ランキングの要素が少ないのでストレスは感じにくい。キャラゲーではあるので、好きなキャラクターを集めて悦に入るのが正しい遊び方ではなかろうか。
カチュアのキラーランス、エストの貫きの槍はそれぞれ、原作の第一部で加入時に所有している武器がキルソードとアーマーキラーであることの反映と気づいてうれしくなったものであるが、それ以外は言っては悪いがイメージと違うものも多いように思われた。ミシェイルやミネルバが斧装備というのがそうだ。これはドラゴンナイト全般が斧の属性に宛がわれている影響かもしれない。あるいはミストルティンを装備するエルトシャンが魔法を受けられないパラメータであったりする。ペガサスナイト三姉妹でもパオラは相性激化の効果を内蔵した武器だが、これも原作には相性の概念が存在しなかったので微妙な選択。
超英雄の存在も含め、原作とは切り離して割り切った方が幸せにプレイできるのだろう。適度なペースでキャラクターが追加されていけば文句は言わないことにしよう。
ところで、ラインハルトである。シリーズで一番マイナーなタイトルと思われるトラキア776で味方になるわけでもないラインハルトが、オルエンとの組み合わせとはいえ早期に実装されたことに驚いたものだが、ダイムサンダと自身の性能によりゲーム内で人気キャラとなったのにはさらに驚いた。
当初から予定されていたと思われるシステム面の開放が順次行われたという印象ではあるが、その度にパラダイムシフトを起こしてしまうので、長期的な育成を考えるより、ゲーム内環境に即応出来る事が求められているとは思う。それもトップエンドでやり続けるのでなければ重要ではない。そういったシステムの解放ごとにラインハルトが強化される結果になったのは面白かった。運営もそこまでは意図していなかっただろうに。
シリーズ中でも人気作や人気キャラというのが露骨に見えてくるような運営ではあるが、聖戦の系譜とトラキア776の実装が増えるとうれしい。それ以外でも基本的に古い作品、要するに自分がやったことのある作品のキャラには思い入れがあるので、そういうキャラを小出しにされているだけでしばらく続けていけるのだろうと思っている。
Star Horse Pocket
馬ゲー。単純に今村彩夏がメインのパートナー役ということでやり始めた。ただ、この手のゲームはやはり長続きできない。かつてのウイニングポストが理想だが、こういったスマートフォンのゲームでは実現しないのだろう。
箱庭ゲームとして開始して以降は史実を意識せずに好き勝手にやってしまいたいのである。
結局、チュートリアルで生産した最初の競走馬の引退までやって、その後ほとんどログインしなくなってしまった。ゲーム内でやりたいことが見つけられなかったのが続けられなかった原因だろう。私にとって競馬ゲームは完全な箱庭ゲームが理想で、オンライン要素は全く不要と分かったのは収穫であった。

アニメ

種田梨沙がいない2017年である。
種田梨沙
休業の発表は2016年の9月だったが、その後も劇場版きんいろモザイク、劇場版艦これ、ストライクザブラッドOVAと出演作がリリースされていたので、本当に不在を意識したのは2017年になってからかもしれない。
なので、2017年の前半がファンとして一番つらい時期であった。後半になって復帰のリリースはあったものの、まだまだ足りない。復帰の時期自体が劇場版ごちうさで外せないからそのタイミングを計ったというふうにも受け取れる。
とりあえずはごちうさの他にはいくつかのゲームに出演しているという話であり、その中には話題のアズールレーンが含まれている。アズールレーンについては若干の興味を持って見てはいたものの、ゲーム開始には至らなかった。冬コミで普段言っているサークルのいくつかがアズールレーンで本を作っていたので、始めてみるには良い機会と思っている。
そして、ゲームの項でも述べたが、ミリオンライブである。今のところシアターデイズはおろか、GREEの方にも音沙汰がない。シアターデイズについては曲とセリフの収録があろうしゆっくり待つというスタンスである。Theater Boostの投票でも除外されていないので復帰の日は近いと思っている。GREEについては今更の感もあり、諦めるという方向に傾きつつある。
復帰されてからの成果物が世の中に出てくるのはこれからだろうと構えているので、現状はリリースしやすいスマートフォンゲームで新たに声を聴くことが多いのだろう。そういえばFEヒーローズでもパオラを担当されているが、これはEchoesの際に併せて収録されていたものだろう。全く知らなかったが、パオラは原作でも重用したキャラなので、FEヒーローズでも初期に引いて驚いた。
2018年が様々な作品にとって再始動の年になればいのではないか。
セイレン
沼倉愛美が重要なサブキャラ役で出るのでというのも理由の一つであったがアマガミも好きだったしということもある。
ヒロイン一人に4話で、3人分の12話。4話ごとにヒロインが変わっているが、若干共通する部分も残しながらであり、その構成は完全にギャルゲーのそれであった。むしろ、原作となるゲームがあった方が自然なアニメ化である。ヒロインが変わると季節が進むが、以前のヒロインとの関係はなかったことにされた状態になっているあたり、ギャルゲー的な作法になれていない視聴者に通じるものだったか疑問である。
OPに登場するヒロインは6人であり、アニメでは3人にしかスポットが当たっていない。このあたりも原作のゲームでもあれば納得するところだが、このアニメだけの現状では残りのキャラクターやストーリーが今後披露される機会があるのか気になる。
アニメでストーリーがあった3人のヒロインにしろ、それ以外のサブキャラクターにしろ、何かしらとんがったキャラ付けをされているが、それをやすやすと乗り越えて予想外の方向に展開していくストーリー。こういった風のギャルゲー大好きだったなと懐かしささえ覚えた。だからこそ、この素材でシンプルなルート分岐タイプのゲームがあったらよかったのにねと思う。
アニメとしては個々のヒロインのルートを切り離して見ると十分な出来があったと思うが、12話の作品としてみるといろいろと問題があった。残りのヒロインに対する扱いも今後第二シーズンがあるのかわからず、中途半端であるように思われる。
総じてもったいない。やり方を完全に間違っていたのではないかと思われる。
風夏
こちらも沼倉愛美が出演するので見たが、沼倉愛美の出番はわずかであった。
第一話からべたべたな展開で目新しいものはなかったが、それだけにある意味安心して見ることができた。次の展開はどうなるのだろうと思うものの、そこには期待する展開というものがうっすらとあり、基本的にそこからは外れない。こういった作品も必要なのだろう。
ありきたりではあったが、作画は安定していたし、次週が楽しみになる作品だったので見ていてよかったと思う。
政宗くんのリベンジ
コミックREXを買わなくなって久しく、連載作品の情報もほぼ追えなくなっているが、政宗くんのリベンジはその例外である。雑誌連載から好きで、アニメも期待を外さない出来でうれしかった。
大橋彩香のワガママMIRROR HEARTも良い出来で恵まれたアニメ化だったが、この手のアニメ化には付き物として作品の途中までしかアニメにならないという点は何とかしてほしいところである。政宗くんのリベンジでも、アニメとしてのクライマックスは作ったが、やはり物足りなかった。作品的に第二期をやれる規模ではないだけに惜しい思う。
この素晴らしい世界に祝福を
第二期になっても勢いが落ちないどころか、さらに良くなっていた。しかしながら不思議なことに、原作を読もうという気にはならないのである。また次のアニメシリーズがあったら見ますといった状況。
茅野愛衣の演技の切れ味がすごすぎたように思う。
サクラクエスト
上田麗奈が出ていて、PA WORKSが制作しているということで、昨年のクロムクロと同じ。見始めたのはそういった理由からである。
PA WORKSのオシゴトものオリジナル作品という位置づけで、リアリティよりも軽いファンタジーな作品であった。2クールは正直長く感じたが、最後まで見ることはできた。
エロマンガ先生
俺妹コンビが原作のアニメ。俺妹第二シリーズといっても良いのではないかと思われる期待通りの内容であった。
エロという字面が問題視されたのか、torneで録画していたらタイトルがEマンガ先生というなんだかわかるようなわからないようなそれになっていたのが印象深い。
ヒロインとなる妹役は藤田茜で、何かとニコ生企画に駆り出されていて面白かった。藤田茜はシンデレラガールズでは水本ゆかり役であり、エロマンガ先生と同時期に放送されていたロクでなし魔術講師と禁忌教典でもヒロイン役をしており、これからどんどん名前を見ることになるのかと思っていたが、今のところそこまではいっていないようである。
さて、エロマンガ先生の本編はある程度テンプレに乗せたと感じられるところはあるものの、キャラクターの特徴が分かりやすく、良作であった。俺妹も同じような印象であったことを思い出す。結局のところ俺妹は原作を読むところまでいかなかったが、エロマンガ先生はどうするか迷っているところである。
終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
原作未読で、とりあえず放送されているから録画しておくという状態で放置されていた。期が変わって、さすがに全く見ないままで消してしまうのももったいないといった程度の意識で見始めることとなった。
結論から言えば、1週間ごとに見るよりも、全編まとめてみることができて良かったと思う。特にScarborough Fairである。1話で流れた時はうまく雰囲気を出したな程度にしか思わなかった。出所がイングランドのバラッドであるエルフィンナイトにさかのぼるということからから、作品のテーマにマッチした良い選曲だ程度の感覚だったわけで。そうしたら、最終話のラストバトルの背後でまたScarborough Fairが流れたのである。バラッドの常に漏れずハッピーエンドではない結末を暗示することも含めての選曲であったと思われた。
原作はアニメの録画を最後まで見てから一気に買い込んだ。クトリの物語をアニメにするという部分において非のつけようがないものであったことを改めて認識することになった。逆にそれ以外の部分についてはあまり語られていないので、第二期などは機を捉えることができたなら程度であるのだろう。次世代にもしっかりキャストが振られているので、もう一度会えますか?までやれなくもないのだろうが。
原作に関して言えば、こういうのもある種の転生譚なのかねという感覚で読んでいた。アニメを全編見た後に読んでいるので、ここが映像となった部分かと思い出しながら読むことになった。こういう感覚は久しぶりである。
プリンセス・プリンシパル
最初に今村彩夏が主役をやるということで知った。作品の内容は全く知らないまま見ることを決めた。オリジナル作品であるということを知るのもそのしばらく後という体たらくであり、実に声豚なやり方である。
作品のカテゴリーとしてはスチームパンクファンタジーなのだろう。その主要登場人物がすべて女の子であるのが現代の潮流といったところか。系譜としてはさかのぼればルパン三世とかそういったところにたどり着きそうであった。
物語のバックグラウンドはかなり緻密に組まれていると思ったし、放送の枠内で決着をつけているとはいえ、これだけで終わってしまうのはもったいないと感じた。
魔法陣グルグル
懐かしいタイトルである。少年ガンガンは愛読誌であったため、作品の連載をリアルタイムで追いかけていたし、そのとき放送された最初のアニメシリーズもオンタイムで見ていた。根本はドラクエに対するメタ作品であり、少年ガンガンの発行元がエニックスの出版部門であったからこそ成立した作品だった。最初のアニメではオリジナル回も交えながら原作のストーリーを進めるが、途中までで終わったと記憶している。最終回の投げ方が、グルグルだから仕方ないねというようなものだったはずだ。原作が完結していなかったためそのようになっていた。
2度目のアニメ化の当時はアニメに対する意欲が低下していたことと、放映地域外であったことから全く内容を知らないため、比較対象にしようがない。
コミックは今でも手元に全部揃えている。それくらい好きな作品である。ただ、続編と言われているものには全く興味が持てていないのも事実である。
今作はストーリーを最初から追う形でアニメ化された。最初のアニメと比べると展開が速く感じられたが、それが今のアニメに求められるものなのだろう。結局2クールで完結させているため削られた場面も多く、それはグルグルの独特の間を失わせていた。しかし初代の特徴的なナレーションがないことがグルグルらしさを足りないと感じさせる要因だっただろう。古参にとっては少々残念であった。
さて、原作が今でも手元に揃っているとはいえ、近年は読み返していなかったので、アニメに合わせて読み返す機会ができたのも良かった。
そして最終回に流れた奥井亜紀のWind Climbingである。スタッフの作品への思い入れが感じられた。Wind Climbingは象徴的な曲だから。奥井亜紀の曲を聴いたのはcocoroto以来だが、その頃と大きく変わってはいなかった。オリジナルの歌い方とは結構違う。
Fate Apocrypha
Fate派生の作品群を全部把握することはできなくなったが、この作品はずっと追いかけていた。原作はFGO以前だが、登場するサーヴァントをFGOでまず知ったという人も多くなってきたのだろうか。
私が気に入っているいくつかのポイントがしっかり込められており、とても満足のいくアニメだったと評価する。
一つは獅子劫とモードレッドの生き様である。最終決戦で赤のアサシンに一撃を入れて最期を迎えるシーン。極端なことを言えばそのシーンを観たいがためにアニメを見続けた。そこに至るまでの主従のストーリーも十分なものだった。
もう一つにはカウレスの存在である。ゼロにおけるウェイバー同様、ストーリーの軸となる成長譚の主人公ではなかったか。無論ウェイバーほど積極的に話に関与したわけではないが、カウレスがいたからこそ最後がまとまるのである。
サーヴァント同士の戦闘シーンはすべてが満足のいく出来ではなかったが、まあ見ていてダメだと思うことはなかったので、よくできていたと言えるのだろう。
冴えない彼女の育て方♭
第一期に続いて第二期も楽しく見た。まあ作品の展開上必要とはいえ、コミケの開場前の中の様子をあれほどまで描いてしまってよいものだろうかと妙な心配をした。いろいろなアニメなどでコミケの存在は普通になっているし、会場内の様子も描かれるものになっているが、サークル入場から開場までの部分はかなりグレーなものを含んでいるわけで。
まあ、そこがなければ今回の話が成り立たないのも事実としてはあるわけで、怒られない程度にやったということにはなるのかな。ある程度みんな分かっているでしょうという雰囲気の物はあるとしても。
原作でも感じた作品の方向性の変化がアニメでも明確にあったとは思われる。第二期だけを切り出すとわりと半端なものになっているので、ここまで来たからには最後までやってもらわなければならないだろう。
アイドルマスターSide M
アニメ化にはタイミングとかもあるので、ミリオンライブが先を越されたとかは思わない。いろいろなことのパズルがうまくはまったら実現するというようなところでもあるだろう。種田梨沙の休養も一つのファクターかと思われるし。
さて、Side Mであるが、その序章としてJupiterの三人が315プロに移籍することになるエピソードが公開された。アイマス2の最後に961と袂を分かったあとの彼らの姿である。古参としてはこれだけでもSide Mに意味があったと思えた。
Side Mのゲーム自体は少し触った程度で、やはりCD等で曲を追いかけるのが主流となっている。ライブもかじった程度であるが、そのため何とかキャラクターやユニットは分かるというところにはなっていた。
アニメではユニットごとに担当回がある構成で、Side M全体の半分のユニットには登場機会が与えられたが、まだ半分はまともな出番が与えられていない。脇役的に画面に出ているところは確認できたが、それでは到底納得できないだろう。アニメの第二期が必須となったと思われる。だからまあ、アイマスのアニメ化の宿題が増えたという感じである。
今村彩夏
プリンセスプリンシパルの主役が決まったと聞いた時はうれしかったが、その作品がどんなものか全くわからない状況だったので、不安でもあった。オリジナル作品であったため全く判断材料がなく、他のキャストを見ても大した名前はないように感じられたので、大外れになることさえ覚悟しなければと思っていた。結果として、その予想こそが大外れとなった。とても見ごたえのある作品だったし、それによって今村彩夏の名が知られるのはとてもうれしかった。
今後もすぐにたくのみのメインキャラが決まっているし、仕事が増えていくことを期待している。一方でブログやTwitterに関しては更新ペースが落ちていると思われる。忙しくなったということの反映ならそれでいいのかもしれない。
STAY GOLDは放送時間の関係から聞き逃すことが多くなった。超A&Gの番組構成的にそこだけ浮いているようなものになってしまったからだ。無論こちらの生活リズムの変化も大きな要因だが、そこはどうにもならないところである。普通のラジオ放送ならタイマー録音という手があるが、超A&Gについては放送のタイミングで聞き逃すと現状手が打てずつらい。時間が良くなったり、再放送が行われるほどの番組になればよいのだが、STAY GOLDの良さが失われそうでそれもつらい。
とにかく、そこそこ話題になったと思われるアニメの主役だったというところから、もう一段飛躍していってくれれば言うことはない。適度な関西の雰囲気はとても貴重だと思える。
 

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AnotherSide

別館その1。
競馬関係の記事をまとめていましたが、更新を停止しています。

DREAM SCHEME

はてなダイアリー。
一応競馬関係の記事はこちらにというのが今の使い方。

NEWFOUNDLAND

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使わなくなりました。

ヤングガンガンレビュー

創刊から感想を書き続けています。残念ながら、毎号全掲載作品の感想を書くのは諦めました。苦行のレベルに達したので。

少年ガンガンの日々

ガンガンのみならずGファンタジー、ギャグ王、ガンガンWINGなどを読んで育ちました。あの時代を振り返ります。
この他は上下にあるリンクか、トップページからどうぞ。最近全く更新してないですが。

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