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世界が求めるミスタープロスペクター

ネイティヴダンサー(NATIVE DANCER)系の中でもダートでのスピード競馬に特化し大成功を収めたのがレイズアネイティヴ(RAISE A NATIVE)の仔ミスタープロスペクター(Mr.PROSPECTOR)です。 ミスタープロスペクターはネイティヴダンサー系の高い能力を確実に産駒に伝えています。 特に優れたスピードを持ち、現代アメリカの至宝ともいえる種牡馬でした。 ダート巧者の多いミスタープロスペクター系で芝をこなす場合はその多くが日本のように軽い芝に対する適正で、ヨーロッパの重い芝に対しては持ち前のスピードを殺がれてしまうことが多いようです。 また日本でも芝をこなしているのは、一流の産駒がほとんどで逆にいえば芝をこなすような馬は相当な能力を秘めていることになります。 後継種牡馬も豊富かつ多彩です。
また母系に入っても優れたスピードを伝えるため、母父としての影響力を強めています。

ウッドマン系

ウッドマン(WOODMAN)の系統は一般的に早熟で短距離を一気に駆け抜ける素晴らしいスピードを持っている反面、粘りが効かず燃え尽きるのが早い傾向にあります。 ウッドマン自身は目立った成績を挙げていませんが、初年度産駒からアメリカでハンセル(HANSEL)、ヨーロッパでヘクタープロテクター(HECTOR PROTECTOR)を出して名を上げました。 ミスタープロスペクター系としては芝に対応している方でヘクタープロテクターは日本に輸入され活躍馬を送りました。 ティンバーカントリー(TIMBER COUNTRY)も輸入され、アドマイヤドンを出しているとおり日本の競馬に対しても高い適性を持ちます。

ファピアノ系

ファピアノ(FAPPIANO)はミスタープロスペクターの初年度産駒で後継種牡馬としても最良の結果を残していましたが、13歳の若さで世を去りました。 ファピアノの後継としてはアンブライドルド(UNBRIDLED)がケンタッキーダービー、BCクラシックを制して種牡馬入りしましたが、このアンブライドルドも父と同じく若くして世を去りました。 しかしすでにアンブライドルズソング(UNBRIDLED'S SONG)が後継種牡馬として人気を集めている他、現在残されている現役産駒からエンパイアメーカー(EMPIRE MAKER)が現れるなど勢いは衰えていません。 この他クワイエットアメリカン(QUIET AMERICAN)から二冠馬リアルクワイエット(REAL QUIET)が出ています。 このようにファピアノ系はアメリカの三冠戦に強く、ミスタープロスペクター系の中心となる存在です。
日本にはあまりなじみのない血統ですがアンブライドルズソングの産駒アグネスソニックが活躍を見せるなどこれから日本に入ってきそうな血統です。

ミスワキ系

ミスワキ(MISWAKI)系はヨーロッパの芝に対応でき、距離をこなすことができるなど当初からミスタープロスペクターの派生系統の中ではもっとも異端の存在でした。 ミスワキは母父バックパサー(BUCKPASSER)の影響を強く受けているため、スタミナが補強されています。 直系からアーバンシー(URBAN SEA)が出て凱旋門賞を制している他日本でもマーベラスクラウンが活躍しました。 近年では母父として大きな影響力を発揮しサイレンススズカやガリレオ(GALILEO)の母父です。 ミスワキの後継はブラックタイアフェアー(BLACK TIE AFFAIR)やミシル(MISIL)が結果を残し日本に輸入されています。

ゴーンウエスト系

ゴーンウエスト(GONE WEST)はミスタープロスペクター系の中核をなす血統です。 ゴーンウエストは中距離までの距離に対応でき、アメリカのダート競馬で多大な影響力を誇っています。 日本で走った産駒にはザフォリアがいます。 ゴーンウエストの後継にはザフォニック(ZAFONIC)、ミスターグリーリー(Mr.GREELEY)グランドスラム(GRAND SLAM)がでて、種牡馬として人気を集める存在です。
また2004年にはエルーシヴクオリティ(ELUSIVE QUALITY)が二冠馬スマーティージョーンズ(SMARTY JONES)を出して一躍人気種牡馬としての地位を手に入れました。

ガルチ系

ガルチ(GULCH)はマイル戦を得意とし、タフな馬の多い血統です。 長距離への適応力もあり、代表産駒のサンダーガルチ(THUNDER GULCH)はケンタッキーダービー、プリークネスステークスの二冠を達成しました。 日本ではイーグルカフェやブレーブテンダーが活躍しています。 サンダーガルチは種牡馬としてポイントギヴン(POINT GIVEN)、スペイン(SPAIN)を出しています。 サンダーガルチの血統は日本でも人気が高く、バトルラインをはじめとした兄弟が輸入されている他、サンダーガルチもリース種牡馬として一年間日本での種付けを行いました。

シーキングザゴールド系

シーキングザゴールド(SEEKING THE GOLD)はアメリカが世界に誇る種牡馬で、ステークスウィナー率の高さが特徴的です。 活躍馬が牝馬に偏る傾向にあり、シーキングザパール、ゴールドティアラもシーキングザゴールドの産駒です。 牡馬では大物ドバイミレニアム(DUBAI MILLENIUM)を輩出しましたが、ドバイミレニアムは56頭の産駒を残して他界しています。 この他マイネルラヴなどがGIを制しています。マイネルラヴは種牡馬としても2歳戦の短距離で強さを発揮しています。

フォーティナイナー系

フォーティナイナー(FORTY NINER)はアメリカで種牡馬として活動していましたが、目立った成績を残せずに日本に輸入されました。 日本に輸入された後アメリカに残った産駒が大活躍し、今ではアメリカから買戻しのオファーを受けるほどの存在となりました。 フォーティナイナーは圧倒的な勝ち上がり率を誇る信頼性の高い種牡馬で、芝でもダートでもマイルまでの距離に適性を持ちます。 日本では重賞止まりでしたが待望の国内GIを産駒のユートピアが制しました。 後継種牡馬も豊富で孫の世代からリドパレス(LIDO PALECE)、ファニーサイド(FUNNY CIDE)が出ています。 エンドスウィープ(END SWEEP)は初年度産駒の驚異的な勝ち上がり率が注目され、日本とオーストラリアが共同で輸入しシャトルサイアーとなりました。 フォーティナイナーの後継種牡馬は適応距離が短距離に偏りスプリンターが多いのが特徴です。

ミスタープロスペクター後継諸系

マキャベリアン
マキャベリアン(MACHIAVELLIAN)は欧州でのミスタープロスペクター系を支える一流種牡馬です。 ドバイワールドカップの勝ち馬を2頭出すなどダートへの適応力を持っています。 自身は2歳戦で燃え尽きてしまいましたが、産駒は仕上がりが早いながらも古馬になっても衰えにくいという特徴をもっています。 牝系はノーザンダンサー(NORTHERN DANCER)の母ナタルマ(NATALMA)につながります。

アフリート
アフリート(AFLEET)は日本の種牡馬3強を脅かす存在で、ミスタープロスペクターの血を日本に広めました。 日本に輸入された産駒が活躍したため、アフリート自身も日本に輸入されました。 産駒は堅実に走り高齢になっても力の衰えが見られないのが特徴です。 アフリート自身高齢にも関わらずアメリカから買い戻しのオファーを受けています。 スターリングローズ、リキアイタイカン、プリモディーネ、プリエミネンスと活躍馬を送り出しました。 芝、ダートを問わずマイルまでの短距離戦を得意としています。

ジェイドロバリー
ジェイドロバリー(JADE ROBBERY)はヌレイエフ(NUREYEV)、サドラーズウェルズ(SADLER'S WELLS)ら名種牡馬を次々と輩出しているソング(THONG)牝系の出身です。 ジェイドロバリー産駒は仕上がりが早く、芝・ダートを問わない活躍を見せます。 短距離に強く、重賞級の馬を次々と輩出しました。 ヤマカツスズランが芝GIを制し、その後も短距離を中心に芝・ダートを問わずに長期間にわたって活躍しました。 一年間はドバイにリースされ種牡馬活動を送りました。

クラフティプロスペクター
クラフティプロスペクター(CRAFTY PROSPECTOR)はアグネスデジタルの活躍で一躍注目を集めた種牡馬です。 現役時代に目立った実績は挙げていませんが、勝ちあがり率、重賞勝ち馬率などが高く堅実な種牡馬です。 その反面、なかなか超一流の産駒が登場しませんでした。 産駒の距離適性もマイル以下に偏っており、アグネスデジタルは例外的に登場した大物ということになります。 これと言った大物が出ていなかったため後継種牡馬にはまだ恵まれていません。 アグネスデジタルが実績、血統面[サンデーサイレンス牝馬に種付けできる、ブラッシンググルーム(BLUSHING GROOM)の近親]から最有力ではあります。

キングマンボ
キングマンボ(KINGMANBO)はマイルクイーン・ミエスク(MIESQUE)の初仔という血統で自身も欧州のマイル路線で活躍しました。 半妹イーストオブザムーン(EAST OF THE MOON)もマイルのGIを制するなど、非常に優秀な血統です。 種牡馬入りしてからはその血統的価値の高さから良質の繁殖牝馬を集め、初年度産駒にエルコンドルパサーが現われたことで更に評価を高めました。 産駒は芝ダートを問わず活躍し、マイルから中長距離までに対応する事が特徴です。 スピードとパワーを兼備した種牡馬で力の要る重い馬場が得意です。 しかし産駒には当たり外れが大きく、多くは平均的なミスタープロスペクター系の範囲を超えず、繁殖牝馬の質から期待されるほどの結果を残せていないのが現状です。
初年度産駒からエルコンドルパサー、アメリカンボス、マンボツイストを輩出し、以降もキングフィデリア、スターキングマン、キングカメハメハと日本に活躍馬を送りつづけています。これらの活躍馬にはノーザンダンサー(NORTHERN DANCER)のクロスが存在することが多いです。 特に日本では重馬場のパワーを要求される展開に強いです。
日本ではわずか3世代の産駒を残して早世したエルコンドルパサーに代わる後継としてアメリカンボスが種牡馬入りしています。 アメリカではレモンドロップキッド(LEMON DROP KID)が後継種牡馬となっています。
エルコンドルパサーは母父サドラーズウェルズやスペシャル(SPECIAL)、リサデル(LISADELL)の同血クロスを持つ母に更にスペシャルをクロスさせたソング(THONG)を3本抱える血統構成の影響を強く受けていました。 エルコンドルパサーの活躍もあってか日本で人気の高い種牡馬で多くの産駒が外国産馬として輸入されている他、全弟ミシックトライブ(MYTHIC TRIBE)は未出走馬ながらも種牡馬として輸入されています。

フサイチペガサス
ミスタープロスペクター最後の大物にして後継種牡馬となりそうなのがこのフサイチペガサス(FUSAICHI PEGASUS)です。 現役時代には20年ぶりとなる一番人気でのケンタッキーダービー制覇を成し遂げています。 ミスタープロスペクターを彷彿とさせる馬体をしており、破格の約70億円という評価を受けて種牡馬入りしました。 高額の種付け料にも関わらず、多数の交配相手を集めています。2004年にデビューした初年度産駒も好調な出だしを切っています。


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