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サイレントディールのプロフィール

これまでの戦績についてはこちら

2005/11/19 トパーズS (OP)

11着サイレントディール: 1着ベラージオ

ついに舞台をOP特別にまで落として勝利をもぎ取りに来たものの11着と惨敗。馬体重は520kでした。

2005/10/29 武蔵野S (GIII)

7着サイレントディール: 1着サンライズバッカス

少し間を空けて3歳時に勝った武蔵野Sで復活を期した。
馬体重は516kでの出走となったが、またもスタートでやや遅れて見せ場無く7着に敗れた。

2005/9/3 エルムS (GIII)

6着サイレントディール: 1着パーソナルラッシュ

中一週で復活を期してのダート戦。ここでも馬体重は524kと安定。鞍上も武豊に戻って必勝体制を敷いてきた。
しかしここでもスタートで出遅れるレースになり、そのまま直線の伸びも無く終わってしまう。
この2戦で見せた出遅れは完全に悪癖であり、前に行かないと勝負にならなくなっているサイレントディールとしては致命的な欠点を抱える事になってしまった。そして、札幌戦で賞金加算を出来なかったことで今後の出走レース選択にも大きな影響を与えそうである。

2005/8/21 札幌記念 (GII)

13着サイレントディール: 1着ヘヴンリーロマンス

宝塚記念後、ディープインパクトにお付き合いして札幌滞在となったサイレントディールは札幌記念に出走。鞍上は札幌の舞台で姉に初重賞をプレゼントしてくれた藤田騎手。
雨が降るものの良馬場発表。馬体重は524kと前走と変わらず。
しかしここではスタートで出遅れる失態で、そのままスローペースにもはまって出番無し。大惨敗のスムースバリトンの前のブービーという情けない結果に終わった。

2005/6/26 宝塚記念 (GI)

14着サイレントディール: 1着スイープトウショウ

当初園田の岩田騎手を鞍上に予定していたが、特指の出走馬が取り消してしまったため岩田騎手は当日騎乗出来なくなり急遽渡辺騎手にスイッチ。
馬体重は524kとこのあたりが現状のベストという事にはなるか。
レースは無難に乗られていたが、4コーナーの出口で他馬と接触。そのまま走る気をなくしてしまいました。とにかく思い切って前に行かなかった鞍上の消極的な騎乗では何も出来ない。

2005/6/12 エプソムC(GIII)

4着サイレントディール: 1着スズノマーチ

宝塚記念に直行する予定だったが、調教の動きがよく、急遽参戦を決めた。馬体重は前走後にすこし緩められた影響からか4k増えた532k。やや重めという数字ながら、馬体は相変わらず太め感を感じさせず。
ダービーを圧勝してしまったディープインパクトと同じ陣営が送り出すということもあったが、文句無しに実績最上位の評価から単勝2倍の支持。スタートはゆっくり目に出て、中団につける好位追走。4コーナーを回って直線向いてここから伸びるというところで脚が止まったが、武豊のコメントによると落鉄の影響を受けて伸びなかったとのこと。それならば仕方のないと諦めもつけられない事もないが、もう少ししゃんとしてもらいたいところか。GIIIあたりでどうこうしていて良い馬ではないはずだ。

2005/4/23 オーストラリアトロフィー(OP)

1着サイレントディール: 2着チアズメッセージ

復帰三戦目で更に6k絞った馬体重は528kでの出走となりました。実績最上位であり、復帰して徐々によくなっていたことから単勝1.6倍という一番人気。
前走では逃げて直線粘る展開に持ち込み3着と結果を残しましたが、このレースでも前目につけるレース運び。しかし、スタートしてからしばらくは先頭には立たないように外を回し、道中でも馬群の外から、前の2頭をいつでも捕らえられる3番手で3、4コーナーに。ナリタダイドウとマイネルベナードを外から睨みながらいつでも仕掛けられる体勢で4コーナーで一気に出て、サイレントディールをマークしていたチアズメッセージ、ツルマルヨカニセをクビ、クビと封じ込めました。
コーナーから直線に入る手応えの一方でその割には伸びない印象を与える直線と姉トゥザヴィクトリーを髣髴とさせるレースではありました。ここで賞金を積んだことで除外される危険もやや軽減される事になり、ひとまず最低限の仕事は果たしたといえるでしょう。今後は宝塚記念を目標に、余裕があればレースを一つはさむという事ですから金鯱賞あたりが有力になってくるでしょうか。

2005/4/3 大阪杯(GII)

1着サンライズペガサス: 3着サイレントディール

復帰初戦の大阪城Sと同じ阪神の芝2000mの舞台ではあるが、GIIで大幅に相手が強化されている。しかし前走はスローペースで全く競馬にならなかったこともあり、また一叩きされたサイレントディールは馬体重が絞れてくれば期待が持てる存在であった。
しかしパドックに現れたサイレントディールの馬体重は前走から4k減っただけの534kとまだまだ重めではあった。
今回は鞍上に阪神コースを得意とする岩田康誠を迎えての一戦。前走とは違い、スタートしてから積極的にハナを奪って自らペースを作るレースとなった。そのペースは12秒を刻む平均ペースで、1馬身後に逃げる予定だったトーセンダンディに付かれるという展開ながら、先頭に立ったまま4コーナーから直線を向いた。内埒沿いの馬場の良いところを通れた恩恵も受けながら、直線でも粘り、サンライズペガサス、ハーツクライに次ぐ3着に入り、今後に期待の持てる結果となった。

2005/3/12 大阪城S(OP)

1着ビッグゴールド: 9着サイレントディール

昨年の宝塚記念以来の長期休養明け初戦となったサイレントディールだが、前走から+36kという大幅馬体増の538kという姿で現れた。これは前走の宝塚記念から期間があいたことや、そのときには遠征帰りで馬体を減らしていたことを考えても明らかに重く、まだまだ仕上がっていないと思わせるものであった。
レースはスローで逃げるビッグゴールドがそのまま逃げ切り、後方につけていたサイレントディールはそのまま9着に終わった。

2004/6/27 宝塚記念(GI)

1着タップダンスシチー: 7着サイレントディール

ドバイから帰国したサイレントディールの復帰戦としては当初大井の交流GI帝王賞が予定されていたが、サイレントディールは不可解にもこのJRA選出馬の補欠3位となり出走は不可能であったため、宝塚記念に出走することとなった。これが昨年の宝塚記念以来1年ぶりとなる芝出走である。今回は鞍上として池添謙一騎手を迎えることとなった。
ドバイ遠征から来る疲労が懸念されたが、中間の調教では2週連続で一番時計を計時するなど好調さをアピールしていた。馬体重502kgで阪神競馬場に現れたサイレントディールだったが、近走はダートばかりだったことや遠征帰り、また現4歳馬のレベルが疑問視されるという状況から11番人気という屈辱の低評価を受けた。
レースはスタートから飛ばすローエングリンをホットシークレットが追いかけ、そのすぐ後ろにこの後凱旋門への遠征を企図しているタップダンスシチー、これをマークする形でシルクフェイマスが続き、サイレントディールはその後ろでゼンノロブロイやザッツザプレンティらと並ぶ形で進んでいた。しっかりと折り合っていたが、縦長の展開でコースの半ばあたりではサイレントディール、ゼンノロブロイ、ザッツザプレンティの間が開いていく。
逃げたローエングリンは早くも3コーナーでタップダンスシチーに捕まり、このタップダンスシチーの動きを警戒して後続も動き始める。サイレントディールは外のゼンノロブロイと馬体を合わせるようにコーナーを曲がって進出したが、コーナーの出口ではその前を下がってきたローエングリンにふさがれるような状態となって直線で伸びることはできなかった。
タップダンスシチーはこのレースのレコードを記録しての貫禄勝ち。それに続いてシルクフェイマスが2着、後ろから追い込んだリンカーンが3着で、ゼンノロブロイはゴール直前で差しきられて4着。ザッツザプレンティが5着、スタートで出遅れたツルマルボーイが6着でサイレントディールは7着に終わった。
それにしても最近7着が多い。

2004/3/27 Dubai World Cup(GI)

1着Pleasantly Perfect: 12着サイレントディール

姉が世界に名をとどろかせたこの舞台にサイレントディールも挑戦することになった。
陣営の遠征経験は十分、鞍上はダービー以来となる武豊騎手に戻って目指すは姉トゥザヴィクトリーを超えるその一点のみ。
今回のドバイへの輸送は関西国際空港からシンガポールを経由して行われた。輸送でのトラブルはなく、ドバイ到着時の馬体重は前走から変化なく520kgであった。
レースはアメリカの2強Pleasantly PerfectとMedaglia d'Oroが人気を分け合い、ドバイで活躍するVictory Moonがこれに続き、アドマイヤドンは10倍、サイレントディールは20倍という評価であった。
そしてその評価どおり、Pleasantly PerfectとMedaglia d'Oroが後続を大きく引き離した叩き合いを演じ、Pleasantly Perfectが戴冠した。
サイレントディールはパドックから入れ込みがひどく、発汗も見られたという。気合が入り過ぎていたのであろうか?
そしてスタートで大きく躓き、サイレントディールにとってのドバイWCは終わった。
この段階で鐙が外れていたらしくあとは馬群の最後方をついていくだけで、直線にはいっても武豊騎手は追わずに、一頭だけ大きく離された殿負けを喫した。まったくレースに参加できなかったが良い経験になったというべきだろう。
これに懲りずにまた来年もチャレンジして欲しい。
なおサイレントディールの復帰戦には宝塚記念あるいは帝王賞が検討されている。

2004/2/22 フェブラリーステークス(GI)

1着アドマイヤドン: 2着サイレントディール

前2走は2000m級のレースだったが、得意とするマイル戦で負けられない一戦。このレースの結果次第ではドバイワールドカップ出走の可能性まで出てくる重要なレースとなった。
ここでも鞍上はOliver Peslier。東京大賞典以来の出走で馬体重は520kgと前走からは12kgの増加。最内の1番枠からの出走で単勝人気はアドマイヤドン、ユートピアに続く3番人気に推されていた。
スタート後、前に出たユートピアの後ろにつけてしっかりと折り合って進む事ができた。東京大賞典でかかり気味だった事を考えると良い傾向。
ミツアキタービンとハタノアドニスの作り出すペースはGIとしてはスロー。このため道中で馬群はばらけず一団となって直線に入った。サイレントディールは1枠スタートだった事もあって、最内で閉じ込められる格好。更に前にいたユートピアが後退したため、サイレントディールも後退を余儀なくされてしまった。
粘り込みを図るミツアキタービン、ギリギリまで追い出すのを我慢したスターリングローズを、外を回したアドマイヤドンが楽な手応えで交わして、体勢が決着したところに一頭差し込んできた馬がサイレントディールだった。
結果はアドマイヤドンに半馬身及ばず2着。しかし、レース展開が向かず、直線で何度も前が詰まりながらもアドマイヤドンを追い詰めにかかったのは今後に良い材料となるだろう。
このレース後、8着に終わったユートピアがドバイワールドカップ出走を断念。代わってサイレントディールがドバイワールドカップに招待された。

2003/12/29 東京大賞典(GI)

1着スターキングマン: 7着サイレントディール

ジャパンカップダートでダートキャリアの浅さを露呈したサイレントディールは東京大賞典に出走する事になった。
単勝は2.5倍で一番人気。これがGIで初めて背負う一番人気である。
鞍上には地方競馬の短期免許を取得したOliver Peslier。馬体重は508kg。
レースはカネツフルーヴにカイジンクンが絡んでハイペースとなり、サイレントディールはこの2頭を追走する形でこれに巻きこまれた。1000m通過が59秒台と大井競馬場の2000m戦としては異例のペースを刻み、サイレントディールは3コーナーで早々とカネツフルーヴを潰して先頭を奪った。
しかし間髪をいれずビワシンセイキが襲い掛かり、直線でついに力尽きてしまった。抜群の手応えで直線に入ったスターキングマンがコアレスハンターを3馬身離す快勝。3着がビワシンセイキだった。
直線でジリジリ後退したサイレントディールは7着に終わり、カネツフルーヴは一頭だけ大きく離されたしんがり負けに終わった。
久しぶりに出たかかり癖が問題となった一戦である。しかし、カネツフルーヴは完全に止まってしまい、スターキングマンに遅れる事9秒という大差負けを喫したのに対し、サイレントディールは7着に粘りきっている事は評価できる。

2003/11/29 ジャパンカップダート(GI)

1着フリートストリートダンサー: 7着サイレントディール

前走武蔵野Sをダート初戦ながら快勝したサイレントディールはドバイワールドカップ出走を視野に入れながら、ジャパンカップダートに参戦した。
サンデーサイレンス×ヌレイエフの血統、池江厩舎所属。ゴールドアリュールの雪辱を晴らす舞台は整った。
前日から降り続く雨のため不良馬場となった東京ダートコースに現われたサイレントディールの馬体重は514kgでちょうど宝塚記念の時の体重に戻っていた。
鞍上には武蔵野Sに引き続きOliver Peslierを迎えて5度目のGI挑戦であった。
現在ダート界で敵無しの存在となったアドマイヤドンが圧倒的一番人気に推されて、続く2番人気の支持を受けていた。

スタート後やや後ろに下がる形となったがすぐにユートピアの後ろにつけてアドマイヤドンとユートピアの様子を伺う体勢に入った。
予想通りカネツフルーヴが逃げてスマートボーイが2番手。更にフリートストリートダンサーとネームヴァリューが続く展開となった。
しかしすぐにサイレントディールが前のアドマイヤドンとユートピアをかわして3番手に上がりかかる。手応えが良いのか単に行きたがっていただけなのか…
3コーナーに入る頃には早くもスマートボーイが失速し、サイレントディールもこれをかわして先頭に並びかけようとするが、ここで外からアドマイヤドンが被せてきてサイレントディールも手応えを失う。
直線に入ると多少の抵抗を見せるもののジリジリと後退して7着に終わった。

レースは先行して抜け出したフリートストリートダンサーをアドマイヤドンが追い詰めてかわしにかかるが、フリートストリートダンサーが並ばれてから驚異的な粘りを見せてゴール前ではアドマイヤドンを差し返して、外国馬としては初めてとなるジャパンカップダート制覇を果たした。
アドマイヤドンは惜しくも2着に終わって、大きく離れた3着にハギノハイグレイド、4着が堅実に伸びてきたスターキングマンだった。
レース後のPeslier騎手のコメントではサイレントディールは水浸しになった馬場状態に気を取られてレースに集中できず、なんとか前に持って行こうとしたが駄目だったとの事。やはりレース経験の無さが全てか。

2003/11/1 武蔵野ステークス(GIII)

1着サイレントディール: 2着ハギノハイグレイド

夏場の放牧でツメの成長が思わしくなかった事から菊花賞を見送ったサイレントディールは予定通り武蔵野ステークスに参戦した。
2年前にはクロフネが圧勝した事でも知られる東京のダート1600m。
ここでは鞍上にフランスの名手Olivier Peslierを迎えての一戦となった。
宝塚記念以来の実戦となる舞台に馬体重は504kgと10kgのマイナスで現われたサイレントディールは、初めてのダート、休み明けという厳しい条件にも関わらず単勝1番人気に推されていた。
全姉にドバイWC2着を誇るトゥザヴィクトリー、厩舎の先輩で同じ配合にダートでは圧倒的強さだったゴールドアリュールという背景はありながらも、JBCのJRA枠に弾かれたダート路線の強豪が参戦する中にあって非常に大きな期待をかけられた。

サイレントディールは好スタートから先行したロングカイソウを見るような形で3番手につけてレースを進めた。
直線に入ると楽な手応えで前を行くロングカイソウを捕まえて、後は軽く流しただけで4馬身差をつけ重賞2勝目となった。
2着には追いこんで意地を見せたハギノハイグレイドが入り、3着にロングカイソウが粘りこんだ。

サイレントディールは余裕を感じさせる走りでダート路線に名乗りをあげる事になった。
ここを勝った事でJCダートにも出走できる見込みでユートピア、ビッグウルフといった同世代のライバルやアドマイヤドンを相手に好勝負が期待される。

菊花賞

回避: 1着ザッツザプレンティ

宝塚記念後放牧に出されたサイレントディールだったが、放牧先でツメが思ったように成長せず、菊花賞トライアルを回避。
一時は菊花賞直行も検討されたが、ツメの状態が十分ではないと判断され菊花賞も回避することになった。
姉と同じく期待されながらもクラシックタイトルとは縁がなかったが、今後はダートも選択肢に入れながらレースの選択が行われていく見込み。

2003/6/29 宝塚記念(GI)

1着ヒシミラクル: 10着サイレントディール

ダービー後も厩舎に残り調整を続けたサイレントディールは次走に古馬相手の宝塚記念を選択した。
2003年第44回宝塚記念は復帰する年度代表馬シンボリクリスエス、春の二冠馬ネオユニヴァース、常識を凌駕するマルチプルGIホースアグネスデジタル、悲願のGI制覇を目指すタップダンスシチー、ダイタクバートラム、ツルマルボーイ、長距離王ヒシミラクル、前年度の覇者ダンツフレームと豪華メンバーが出走表に名を連ねた。
サイレントディールの鞍上には今回が初めてのコンビとなる安藤勝巳騎手が配された。
1枠1番の最内枠を引き当てた事もあり、陣営からは思いきった競馬をなど逃げる競馬を思わせるコメントがでる。

豪華メンバーの中ではサイレントディールは9番人気とはいえ、3歳馬で未だにGIIIまでしか勝っていないにしては意外に高い評価であった。
ダービー時より6kg減らして514kgで阪神競馬場に現われたサイレントディールは終始落ち着きが無く、パドックからチャカつき小走りになるなど若さをのぞかせた。
返し馬でも落ち着かなかったが、ゲートにはスムーズに入り綺麗なスタートを見せた。

内枠スタートから先頭をうかがったがバランスオブゲームらが先頭に立つとやや控えて先行集団の4番手あたりで落ち着く事になった。
一方3歳のライバル、ネオユニヴァースはスタートでやや出遅れ最後方からの競馬となってしまう。
サイレントディールは4コーナーでやや外に持ち出して、手応えよく直線を向いたがその後の伸びを欠き10着に敗れた。

レースは3コーナーあたりから必死のロングスパートを見せたヒシミラクルが天皇賞のリプレイを見るように直線の入り口で力強く抜け出し、後方から追いこんできたツルマルボーイをクビ差抑えこんで見事GI3勝目を挙げた。
先行勢ではわずかにタップダンスシチーが3着に粘る以外は全滅し、外を回して後方から追いこんできた馬が上位に入った。
注目されたネオユニヴァースは追いこんで最後はシンボリクリスエスをかわして4着に、シンボリクリスエスは最後の伸びが見られず5着に入った。

阪神競馬場は前日までの雨の影響もあり、特に3コーナーから4コーナーにかけての芝はかなり荒れており良馬場の発表とはいえ非常に力のかかる馬場状態になっていた。
このため内を回った先行勢が総崩れとなり、サイレントディールもこれに巻き込まれた結果となったが、レース前から落ち着きの無さが目立ったことからもまだ馬が若く、完成していない事を感じさせた。

今後は放牧に出されて、菊花賞を目標として調整される見こみである。

2003/6/1 東京優駿 日本ダービー

1着ネオユニヴァース: 4着サイレントディール

皐月賞の敗戦から一ヶ月が過ぎ、サイレントディールは厳しい調教をこなしながらも、馬体重は10kg増えて520kgでダービーを迎えた。
台風の影響によって前日から振り続いた雨によって新装府中の馬場状態は悪化。
サイレントディールは皐月賞と同じく単勝4番人気に支持されていた。
ゲートでもたつく馬もなくスムーズなゲートインから揃った綺麗なスタートとなった。
スタート直後サイレントディールはやや前に行きたがるそぶりを見せるが、すぐに落ち着いて馬群の後方からレースを進めていた。
レースは逃げ宣言をしていたエースインザレースが予定通りに先行し、やや離れてゼンノロブロイを先頭とした馬群が続いた。
サイレントディールはネオユニヴァースと並んで馬群の後方からの競馬となった。
エースインザレースの作るペースは馬場の状態を考えれば標準的なペースで進んでいた。
向こう正面ではザッツザプレンティが馬群の外側を捲くりぎみに進出を開始。
そして3コーナーの入り口に差し掛かるとネオユニヴァースは内、サイレントディールは外に分かれて進出を開始した。
馬場の荒れた内側を嫌った馬群は4コーナーで大きく膨らみ、ネオユニヴァースの前にヴィクトリーロードが開いた。
馬場状態がギリギリのところを通り前を捕まえに行くネオユニヴァースに対して、サイレントディールは大きく外に進路を取った馬群の一番外を回らされ、大幅に距離をロスする事になってしまった。
直線入り口では内に切れこんだ際にクラフトワークの進路を妨害レース終了後に審議となる原因を作ってしまう。
一方のネオユニヴァースは直線に入ると徐々に外に出て馬場の良い所に出していく。
そのまま伸びたネオユニヴァースが先行したゼンノロブロイをとらえてゴール。
第70代日本ダービー馬の栄冠を手にし、皐月賞、ダービーの二冠を達成した。
2着には道中2番手から直線よく粘ったゼンノロブロイが入り、皐月賞に続いて牡馬クラシックはサンデーサイレンス産駒の1・2フィニッシュとなった。
3着は積極的に前に出る競馬から道悪巧者ぶりを発揮してザッツザプレンティ。こちらはダンスインザダーク産駒。
サイレントディールは直線大外から激しい追いこみを見せたものの4着に終わった。
なお5着にバブルガムフェロー産駒のゼンノジャンゴが入り、サンデーサイレンス系が掲示板を独占する快挙を達成。 この5頭はすべて社台グループの生産馬でもあった。

レースは審議となり被害馬はクラフトワーク。加害馬はサイレントディール。
直線入り口での斜行によってサイレントディールとゼンノジャンゴに挟まれる形となったクラフトワークは行き場をなくしかなりの不利を受けていたが、審議の結果お咎めは無し。武豊騎手に対する過怠金だけで済んだ模様。
サイレントディールにとっては3・4コーナーでの位置取りでネオユニヴァースと明暗が分かれる結果となった。
それでも馬場の悪いところを問題にせずしっかりと伸びたネオユニヴァースの完成度、騎手の指示に従う反応の良さはずば抜けている。
サイレントディールはこれでネオユニヴァースに3連敗。
大外を回らされた距離ロスが響いたのか、前にいたゼンノロブロイとザッツザプレンティを捕まえられなかったが、直線で見せた脚は本物。
2400mでもしっかり折り合って距離に対応可能である事も示したといえる。

2003/4/20 皐月賞

1着ネオユニヴァース: 6着サイレントディール

レースに成長が感じられたきさらぎ賞後、皐月賞トライアルをパスして皐月賞に直行するローテーションが組まれた。
中間の調教でも馬を休ませる事はなく、大一番に向けてハードな調教が重ねられていた。
池江泰郎調教師も「この馬に関しては一切甘やかさない」や「三冠を取れる馬」と最大限の評価を与え、鞍乗が注目されていた武豊も数ある有力馬の中からサイレントディールを選んだ。

当日は雨の予報も降水量はわずかで、中山の芝コースは良馬場と発表されていた。

大暴走を演じたGI朝日杯FS以来の中山競馬場にサイレントディールは510kgという馬体重で現われた。
トライアルを使わずきさらぎ賞よりの直行となった事が不安材料として挙げられる中、ネオユニヴァース、サクラプレジデント、エイシンチャンプ、ザッツザプレンティとともに5強の一角として評価され単勝4番人気に押された。
ザッツザプレンティと並んで6枠12番のサイレントディールはゲートにもスムーズに入り、揃ったスタートとなった。
しかしその直後にとなりのザッツザプレンティと接触するくらいに接近してしまう。
この影響かザッツザプレンティはやや掛かり気味になってしまう。
レース自体は外枠からチキリテイオーが強引に先頭に立ちスロー気味にレースを引っ張った。
向こう正面ではネオユニヴァースとサクラプレジデントが中団で馬体を合わせるように進み、そのすぐ後ろにエイシンチャンプがつけた。
サイレントディールはこれら3頭を見るような位置でレースを進めた。
3コーナーにかかるとエイシンチャンプがロングスパートを仕掛け、外にまくるような形で進出し、これをマークするようにサイレントディールも外に進出した。
4コーナーをすぎたところではエイシンチャンプより外に出して直線に向いたが、そのまま伸びてこなかった。
レースは3、4コーナーでも馬体を合わせながら我慢したネオユニヴァースとサクラプレジデントがそのまま直線で抜け出しマッチレースとなった。
ゴール前まで2頭だけの叩き合いが繰り広げられ、アタマ差でネオユニヴァースが制した。
以下大きく離された3着争いは2歳王者の意地を見せてエイシンチャンプが、続いて内を通って伸びてきたラントゥザフリーズ、ホシコマンダーが入り、
サイレントディールは勝ち馬から1秒離された6着に終わった。
また有力馬の一角ザッツザプレンティは8着に沈んでいる。

スタート直後に接近してしまった2頭はあるいは接触していた可能性もあり、その影響が出てしまったのかもしれない。
また良馬場で1、2、4、5着馬は内をついて伸びている事から内と外で有利不利があったとも考えられる。
しかしこれらを含めても1秒差の6着というのは負けすぎである。
やはり500kgを超す大型馬にとって中山コースは厳しかったという事だろうか?
もともと広い東京コースで開催されるダービー向きであるとの評価もあった事であり、次のダービーに期待したいところ。

デビュー〜朝日杯〜きさらぎ賞

新馬1着: 萩S5着: 黄菊賞1着: 朝日杯8着: シンザン記念1着: きさらぎ賞2着

サイレントディールはオークス2着のトゥザヴィクトリーの全弟として、産まれた当時から将来を期待された馬であった。
所有者はトゥザヴィクトリー、ゴーナウ、ビーポジティブのオーナーでもある金子真人氏。姉と同じ池江厩舎の所属。

全姉トゥザヴィクトリーは通算成績21戦6勝、重賞は4勝。GIは2001年エリザベス女王杯のみだがドバイワールドカップで2着に入るなど芝ダート問わず活躍した。牝馬としてドバイワールドカップで連対したのはこの馬一頭のみである。
全姉ビーポジティブはクラシック出走こそ叶わなかったが、ダートの中距離戦で頭角を現わし交流G3クイーン賞を勝利している。

偉大なる姉トゥザヴィクトリーを超えることを期待されるサイレントディールはデビュー前から同厩の2002年皐月賞馬ノーリーズンと併せ馬を行うなど厩舎の期待を受け、 2002年9月15日の第4回阪神競馬4日目の新馬戦(1600m)でデビューし、見事1番人気の評価に応えて快勝した。

新馬戦を快勝後、調教中に釘を踏むアクシデントがあったため予定していたデイリー杯を回避し、2戦目は萩ステークス(京都1800m OP)に出走したが直線延びきれず5着に敗れた。
自己条件に戻った3戦目の黄菊賞(京都1800m500万条件)では後に朝日杯を制して2歳王者となるエイシンチャンプを下して2勝目を挙げた。

重賞初挑戦となったGI朝日杯フューチュリティS(中山1600m)ではハナにたって1000m56秒9のハイペースを演出し、直線力尽き8着に沈んだ。 半馬身ほど後方でペリエ騎乗のマイネルモルゲンに競り掛けられ引けなくなったことがこのハイペースの原因となったが、レースレコードを更新するハイペースでもあり、馬の若さが出てしまった。

続くGIIIシンザン記念(京都1600m)では朝日杯とは対称的に道中抑えて口を割りながらも直線で追いこんでくるマッキーマックスを抑え、重賞初勝利を挙げた。
重賞連勝を狙うGIIIきさらぎ賞(京都1800m)では道中後方につけ、重馬場で直線前が詰まりながらも最速の上がりタイムでネオユニヴァースの2着に食い込んだ。
この2レースでは朝日杯でハナにたったのとは逆に抑える形でレースをしており、きさらぎ賞では2着に敗れたものの、道中は折り合いをつけながら、直線では馬群を割って伸びてくる脚を見せた。


DREAMDEAL
ここは管理人が個人的にサイレントディールを応援するための目的で作った個人的なページです。
このページの内容についてはサイレントディール及びその他の馬の関係者の皆様とは一切関係ありません。
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