Music
LOST CHILDLEN / LOST CHILDLEN
今更、冬コミで手に入れたCDの話をする私。タイトルはTypoに非ず。
LOST CHILDというゲームのBGMをアレンジしたアンソロジーCDとでも呼ぶべきものでしょう。大元のLOST CHILDのBGM担当が埼玉最終兵器氏であって、その手の方面の人たちが集まった企画です。
ということで、これだけで好きな人にならピンと来るところはあるのではないでしょうか。
エレキギターメインのハードロック色のアレンジが中心ですが、アレンジャーごとの違いがあって面白いです。いくつかの曲はサイト上でサンプルが提供されています。
L.L.はserenadeさんのアレンジで、このCDの存在を知るきっかけになった曲です。エレキギターにピアノ、オルガンという鍵盤の組み合わせは好きな人間にはたまらないものがあります。メタルには要らないかもしれないけど、ハードロックには必要です。鍵盤楽器。
Dead Alas。平松俊紀さんのアレンジ。クリアなエレキギターがリードする曲でメロディの展開が良くて聴きやすいです。ギターとキーボードの絡みのオーソドックスなハードロックのインスト曲といったイメージ。
Demons Carnival。CROW'SCLAWの鷹さんが参加されているという事で重いギターサウンドです。2ヶ所ほど差し込まれているキーボードパートはオルガンで荘厳な雰囲気を出すということで、よく使われるタイプのフレーズではあります。後半のエレキギターの部分はかなり好きですよ。
Black End。メロディーラインはゲームミュージックっぽさの強いシンセ音で、バックにエレキのリフなどが聴こえてきます。途中でギターがリードする展開部があります。こういうの大好きなんで聴いててしあわせですよ。
Ramling feather。キーボードがメイン。散々暴れた後に締めがピアノとアコギになるあたりで意表を突かれます。
Heavy Edge。歪んだギターがメインで、CDに収録された曲で唯一ヴォーカルが付いている。キーボードの音も歪ませるエフェクトを入れているという印象。
Sledge Hammer。これも割と重く歪んだギターサウンドが目立つの曲。でも、ユニゾンで鳴ってる部分の方が好きです。歪ませる部分と、ストレートに出す部分のメリハリが利いていると思います。
Survive。CDのトリを勤める曲でイントロは大人しいんですが、本編はハードロック然として疾走感のある曲になっています。リードを取る楽器が次々と入れ替わって展開していくというのはインストゥルメンタルならではの良さでしょう。
Artifact Connection。トランスと言われる方向のアレンジ。残念ながら私はトランスに詳しくないので、それ以上の表現は分かりません。
原曲を知らないのでアレンジとしてどうかという事は言えません。ただ、このCDを聴いていて飽きないというのは事実です。アレンジの幅が広く、ハードロックを中心としながらも落ち着いてレイドバックした曲があったり、トランスのビートが効いた曲まであるというふうにバラエティに富んでいるというところも大きいでしょうし、それぞれの曲がしっかりと作られているというのもあるでしょう。
そして実のところ、serenadeさんと鷹さん以外のアレンジャーさんはこれまでに曲をしっかり聴いた事が無かったのですね。サイト上に公開されているサンプルというレベルでなら聴いた事はありましたけど、CDとして聴くとやはり違うというのはあります。私のPC上の再生環境の問題が大きいんでしょうけど、音を聞く環境の重要性を今更ながら痛感しています。
結果としてどうなったかというと、多分、次のコミケ3日目の西館がとんでもない危険地帯かなと。
Comic
ヤングガンガン No.9
前号までのレビューはこちら。
ヤングガンガン レビュー
バンブーブレード◆東のへっぽこ振りというかなんというか…。現段階では強すぎる東と珠姫に対して制約をかけて、残りの三人に焦点を当てるという事なのかなあ。次回のミヤミヤの試合をどう描くかですかね。そろそろ試合で勝たせても良い頃ではないかなあと。
ロトの紋章◆核心のほんの一部分と言ったところか。ここに至っても動機がはっきりとしないのですし、ラダトーム城から人が消えたことも関係があるんだろうが、最近全く触れられないというあたりで、展開が遅く思われてしまうのは仕方ないのかなと。少し前からの神器関連の話とどう繋がっていくかということだろう。
黒神◆そういう展開か。契約者の能力としては桁外れではなかろうかと思われますが、それだと慶太たちの方が目立たなくなってしまうんで、黎真にやられるとかそういうことではないかと愚考。
WORKING!!◆あぁ、この人はまた、という感じで伊波さんでした。というか気づけよ。
死がふたりを分かつまで◆THE WALLの戦略。アルファが対応しているということはかなり重要だと判断しているのだろうなあ。ところでアルファってどの程度顔を知られてるんでしょう。あまり有名だったらあんなところで見張ってるってのはまずかろう。どうにも次の大物のリーダーらしき人物が気付いているようなところもあり。
すもももももも◆半蔵もなあ、最初に逃げたのは私情以外の何ものでもないとしか見えないわけで、これが事前にわずかでも伏線を張ってあれば良いキャラになれたのになあ。そしてこのところのいろははダメすぎます。
ムカンノテイオー◆今度は羽田さんですか。ところで平蔵が取材方法に疑問や不満を持つというのはこの先何かあると考えておいて良いのだろうか。そして前回のシリーズと違って平蔵が積極的に仕事に関わろうとしているあたり、あの事件の報道なんかで思うところがあったとなるのかな。あのあたりは織田さんに丸め込まれてるような感じもあるけどなあ。
咲◆あぁ、麻雀してる。このマンガでは初めてここまできっちり描かれたのではないだろうか。風越のキャプテンが本領発揮ですな。ま、龍門渕の人も高めで純チャンがあるなら足止め狙いのリーチもありっちゃそうなるか。実際あれは手が止まるというか、とりあえず普通はリーチの直後には切れんし。麻雀描写は今回みたいに鍵になる部分をしっかり描いて、後はさらっと流すということかな。それでいいと思う。
ユーベルブラット◆自警団たちとエルサリアの決断。自警団長は目の前で市民に害を成す相手の排除だし、エルサリアにしても守るべきものをはっきりさせたということでしょう。その上で、難しく考える必要のない自警団の立場とは違って、七英雄への忠誠もあるエルサリアとしてはその理由が必要と言えばそうか。でも、最後のアト登場でそれがどうなってくるか。
ニコイチ◆ついに言った。これまでの真琴のヘタレっぷりからは考えられないくらいにかっこいい明かし方でしたねえ。しかしやっぱり藤本さんは天然だ。
フロントミッション◆そういや、このハフマン紛争ではOCNはかなり追い詰められるんでしたっけ。
はなまる幼稚園◆新キャラ登場。このマンガにはブラコンとシスコンしか出てこないんでしょうかw。山本先生はちゃんと急所を抑えてくるなあ。
ライオン丸G◆どうみても獅子丸じゃあ錠之介の相手にならんなあというふうにも見えました。
カノジョは官能小説家◆咲子さんが怖い。ま、いつまでも黒鬼先生とシーナだけで話を動かせないだろうし、咲子さんとかアユミさんあたりで話が動くということですかね。
荒川◆リクの妄想…例え実現したとしても敬語でけなされるだけかと思われます。普段全く出てこないオウムとハチが目立ってました。どうしろと。しかし本選はどう見てもシスターに勝ち目が無いし、ニノさんあたりが勝つんだろうか…マリアが勝ってリクが地獄を見るというのでもありかなとは思ったりするが。
Horse Racing
北米の高額種牡馬
忙しいときほど無駄なことに注力するという典型。
Stallion Registerからざっくり拾ってみましょう。
- Storm Cat: 500,000 (Overbrook)
- A.P. Indy: 300,000 (Lane's End)
- Kingmambo: Private (Lane's End)
- Giant's Causeway: Private (Ashford)
- Distorted Humor: 225,000 (WinStar)
- Unbridled's Song: 200,000 (Taylor Made)
- Awesome Again: 150,000 (Adena Springs)
- Ghostzapper: 150,000 (Adena Springs)
- Dynaformer: 150,000 (Three Chimneys)
- Gone West: 125,000 (Mill Ridge)
- Seeking the Gold: 125,000 (Claiborne)
- El Prado: 125,000 (Adena Springs)
- Forestry: 125,000 (Taylor Made)
- Elusive Quality: 100,000 (Darley)
- Smarty Jones: 100,000 (Three Chimneys)
- Mineshaft: 100,000 (Lane's End)
- Bernardini: 100,000 (Darley)
- Empire Maker: 100,000 (Juddmonte)
- Pulpit: 80,000 (Claiborne)
- Fusaichi Pegasus: 75,000 (Ashford)
- Smart Strike: 75,000 (Lane's End)
- Mr. Greeley: 75,000 (Gainsway)
- Johannesburg: 65,000 (Ashford)
- Hennessy: 60,000 (Ashford)
- Rahy: 60,000 (Three Chimneys)
- Vindication: 60,000 (Hill 'n' Dale)
- Maria's Mon: 60,000 (Pin Oak)
- Dixieland Band: 50,000 (Lane's End)
- Bluegrass Cat: 50,000 (WinStar)
- Rock Hard Ten: 50,000 (Lane's End)
- Dixie Union: 50,000 (Lane's End)
- Street Cry: 50,000 (Darley)
- Songandaprayer: 45,000 (Walmac)
- Theatrical: 40,000 (Hill 'n' Dale)
- Successful Appeal: 40,000
- Speightswotn: 40,000
- Officer: 40,000 (Taylor Made)
- More Than Ready: 40,000 (Vinery)
- Medaglia d'Oro: 40,000 (Stonewall)
- Malibu Moon: 40,000 (Castleton)
- Henny Hughes: 40,000 (Darley)
- First Samurai: 40,000 (Claiborne)
- Cherokee Run: 40,000 (Darley
- Anabaa: 40,000 (Castleton)
- Afleet Alex: 40,000 (Gainsway)
- Roses in May: 40,000 (Big Red)
- Tale of the Cat: 37,500 (Ashford)
- Yes It's True: 35,000 (Three Chimneys)
- Grand Slam: 35,000 (Ashford)
- Forest Wildcat: 35,000 (Brookdale)
- Agnes Digital: 30,000 (Big Red)
- Aldebaran: 30,000 (Darby Dan)
- Aragorn: 30,000 (Lane's End)
- Bernstein: 30,000 (Castleton)
- El Corredor: 30,000 (Hill 'n' Dale)
- Gulch: 30,000 (Lane's End)
- Kitten's Joy: 30,000 (Ramsey)
- North Light: 30,000 (Adena Springs)
- Pleasantly Perfect: 30,000 (Lane's End)
- Point Given: 30,000 (Three Chimneys)
- Roman Ruler: 30,000 (Hill 'n' Dale)
- Silver Deputy: 30,000 (Brookdale)
- Sky Mesa: 30,000 (Three Chimneys)
- Stormy Atlantic: 30,000 (Hill 'n' Dale)
- Strong Hope: 30,000 (Claiborne)
- Thunder Gulch: 30,000 (Ashford)
- Touch Gold: 30,000 (Adena Springs)
- War Chant: 30,000 (Three Chimneys)
- Arch: 25,000 (Claiborne)
- Broken Vow: 25,000 (Pin Oak)
- Came Home: 25,000 (Lane's End)
- Flower Alley: 25,000 (Three Chimneys)
- Forest Camp: 25,000 (Airdrie)
- Include: 25,000 (Airdrie)
- Langfuhr: 25,000 (Lane's End)
- Leroidesanimaux: 25,000 (Stonewall)
- Lion Heart: 25,000 (Ashford)
- Not For Love: 25,000 (Northview)
- Silver Train: 25,000 (Vinery)
- Smoke Glacken: 25,000 (Gainesway)
- Tiznow: 25,000 (WinStar)
- A.P. Warrior: 20,000 (Stonewall)
- Aptitude: 20,000 (Juddmonte)
- Borrego: 20,000 (Wintergreen)
- City Zip: 20,000 (Lane's End)
- Consolidator: 20,000 (Darley)
- Dehere: 20,000 (Ashford)
- Eddignton: 20,000 (Claiborne)
- Five Star Day: 20,000 (Wintergreen)
- Forest Danger: 20,000 (Taylor Made)
- Jump Start: 20,000 (Overbrook)
- Lemon Drop Kid: 20,000 (Lane's End)
- Orientate: 20,000 (Gainesway)
- Purge: 20,000 (Vinery)
- Quiet American: 20,000 (Darley)
- Rockport Harbor: 20,000 (Darley)
- Stephen Got Even: 20,000 (Lane's End)
- Toccet: 20,000 (Castleton LYnos)
- Woodman: 20,000 (Ashford)
2万ドルで切った事にたいした意味はありません。
なんか紛れ込んでるのがいますが、Big Red FarmはRoses in May、Agnes Digital、Meiner Loveの3頭がFeatured Stallionとして登録されています。種付け料もドル建てのアナウンスがあったりというのは面白いなと。Stallion Directoryの方はそうはなってないですけど。
1980年産のDixieland Bandが最高齢。次点は1982年産Theatrical。続いて1983年産のStorm CatとWoodman、1984年産Gone WestとGulch、1985年産DynaformerとSeeking the Gold、Rahy、Silver Deputy。といったあたりが古い種牡馬かな。あとはQuiet Americanとかその辺になる。
STORM CAT
|GIANT'S CAUSEWAY
||FIRST SAMURAI
||ARAGORN
|FORESTRY
||FOREST DANGER
|HENNESSY
||JOHANNESBURG
||HENNY HUGHES
|BLUEGRASS CAT
|TALE OF THE CAT
||LION HEART
|FOREST WILDCAT
|BERNSTEIN
|STORMY ATLANTIC
|CONSOLIDATOR
Deputy Minister
|AWESOME AGAIN
||GHOSTZAPPER
||TOCCET
|SILVER DEPUTY
|TOUCH GOLD
|FOREST CAMP
|DEHERE
Sadler's Wells
|EL PRADO
||MEDAGLIA D'ORO
||KITTEN'S JOY
||BORREGO
DIXIELAND BAND
|DIXIE UNION
Danzig
|ANABAA
|WAR CHANT
|Danehill
||NORTH LIGHT
|LANGFUHR
THEATLICAL
Seattle Slew
|A.P. INDY
||MINESHAFT
||BERNARDINI
||PULPIT
|||SKY MESA
|||PURGE
||MALIBU MOON
||Old Trieste
|||SILVER TRAIN
||A.P. WARRIOR
||APTITUDE
||JUMP START
||STEPHEN GOT EVEN
|VINDICATION
YES IT'S TRUE
Blushing Groom
|RAHY
|Runaway Groom
||CHEROKEE RUN
|Candy Stripes
||LEROIDESANIMAUX
|Mt. Livermore
||ORIENTATE
Roberto
|DYNAFORMER
|Kris S.
||ROCK HARD TEN
||ARCH
MORE THAN READY
ROSES IN MAY
Mr. Procpector
|KINGMAMBO
||LEMON DROP KID
|Forty Niner
||DISTORTED HUMOR
|||FLOWER ALLEY
|Fappiano
||Unbridled
|||UNBRIDLED'S SONG
||||SONGANDAPRAYER
||||ROCKPORT HARBOR
|||EMPIRE MAKER
|||BROKEN VOW
|||EDDINGTON
||QUIET AMERICAN
|GONE WEST
||MR. GREELEY
|||EL CORREDOR
||ELUSIVE QUALITY
|||SMARTY JONES
||SPEIGHTSTOWN
||GRAND SLAM
|||STRONG HOPE
||CAME HOME
|SEEKING THE GOLD
|FUSAICHI PEGASUS
||ROMAN RULER
|SMART STRIKE
|Machiavellian
||STREET CRY
|Afleet
||Northern Afleet
|||AFLEET ALEX
|Crafty Prospector
||AGNES DIGITAL
|ALDEBARAN
|GULCH
||THUNDER GULCH
|||POINT GIVEN
|Two Punch
||SMOKE GLACKEN
|Carson City
||CITY ZIP
||FIVE STAR DAY
|WOODMAN
MARIA'S MON
TIZNOW
INCLUDE
PLEASANTLY PERFECT
SUCCESSFUL APPEAL
OFFICER
かなり恣意的でかつ適当ですので要注意。
Storm Cat系については意外と少ないという印象。まあ、自身の50万ドルに、Privateながらおそらく20万ドル後半は取るであろうGiant's Causeway、12.5万ドルのForestryといて何が不満かという事になるかもしれないが…。Storm Cat産駒は今年はまだステークスを勝てず、Derby戦線に産駒が出てこないどころの話ではなかったりする。Giant's Causewayは全くDerby路線に乗せられないのが今後どうなるかなとは思ったり。今年もこれまでの稼ぎ頭がMy Typhoonということで初年度産駒に頼る状況。まあ4歳から強い馬が出てきたらちょっとは変わるか。層は厚いが、ちょっとGIで勝負できる馬が欲しいところ。相変わらず芝で稼ぐというところもあるのかなと思えるが。Forestryもさっぱり。初年度産駒からScat Daddyを出してきたJohannesburgはこの先どこまで勝負出来るかというのがポイントではあるか。他にTeuflesbergやBaroness Thatcherが出ているわけで、意外とと言うと失礼だが成功したなあと。
A.P. IndyはMineshaftに続いてBernardiniが種牡馬入りして、後継種牡馬の駒が揃ってきたというところか。PulpitやOld Triesteといった初期の後継種牡馬からは既にその後継が出ているわけで、しばらくは発展するかと。A.P. Indyは今年の3歳牡馬に大物がいないのですが、牝馬にRags to Richesを得ているほか、古馬にMaster CommandやA.P. Arrowがいて、現時点でリーディングトップ。Pleasant TapはPremium Tapの寄与が大きいので実質Royal Academy、Distorted Humor、Smart Strikeと言ったところがライバルか。Aptitudeは今年はまだGreat Hunter1頭が目立つというところ。Steppenwolferを持ち出すまでも無く詰めの甘い馬が多すぎるのでそのあたりが何とかなれば良いんだろうとは思う。Pulpitはさっぱり分からん。産駒にばらつきが大きい感じです。今年はCorinthianが頑張れば良いと思います。Malibu Moonはそう連続して活躍馬を出せる環境ではなかったろうからこんなものか。スピード任せの短距離馬が目立つような気もします。
Kingmamboは今更北米で期待しようとも思いません。Bobomanもどうにもと言ったところではあるし。で、今年は不思議とLemon Drop Kidが好調です。Christmas KidのAshland Sは怪しいものですが、Davona Dale Sも勝っていますし、そう悪い馬でもないでしょう。Santa Anitaで芝のGIIを2勝したCitronnadeもいますし、気が付けばそこそこの種牡馬になってます。初年度の悲惨さは何だったんでしょう。
Distorted Humorは今年もAny Given SaturdayとCowtown CatをDerbyに出走させる事が出来そうということで、この人気も当然というところはあるかな。古馬でも強いし、いずれ頂点に立てる種牡馬かとは思いますが。
北米のMr. Prospector系の中軸にある種牡馬として種付け料が20万ドルに達したUnbridled's Songですが、ちょっとこれは見込まれすぎたと言えるでしょう。何気にフィリーサイアーっぽいところもあったりしますが、もうちょっとなんとかならんかなとも。亡き父Unbridledの余光ではあるだろうが、Empire Makerとかもいるのでいつまでこの地位を守れますかね。
Awesome Againはフィリーサイアーの特徴を示していますが、GhostzapperやWilkoを出せるのでまだましか。今年に入ってSpun Sugar、Round Pondが引退しましたし、Dubai Escapadeも引退してますからこれから稼げる馬が出てくれば良いんですけどね。Ghostzapperは種牡馬入り当初の20万ドルからは減じたとはいえ、15万ドル。これがどうでるかは分かりませんが、とりあえずセリでは人気のようです。
Gone Westの部分も人気先行の種牡馬が多いという印象。Mr. GreeleyやGrand Slamがそんなに良いとは思わないし、Came Homeも産駒がデビューしてみればこんなものかと言ったところがあるかと思われる。同期のJohannesburg、Street Cryが華々しい成功を収めつつあるのに比べるとどうにもならない。Elusive QualityもSmarty Jones以外は案外の成績で10万ドルを取れる種牡馬ではない。スピードはあるし、芝もこなせるようなのでどうしようもないという事ではないだろうが、Smarty Jonesではしゃぎすぎたんじゃないかなあ。
DynaformerはBarbaroをなんとかして種牡馬にしたかったという事になってしまうか。この馬がもう一度牡馬の強力な産駒を送り出せるかとなると怪しい。強い牝馬ならいくらでも出してきそうではありますが。
Seeking the GoldはJazilがいるとはいえ、Dubai Millenniumの遺児Dubawiに託されたという部分はあるかな。Jazilは母系が良いので種牡馬としての可能性は大きいでしょうが、今の実績では足りないと思うので今年何とかすればね。
El Pradoは後継種牡馬を得て、北米にSadler's Wellsの血を広めてはいますが、昨年からちょっと活躍馬を欠く状況です。今年になってもさっぱりですので嫌な状況か。稼いでくれていた産駒がほぼ現役を去ったので、その次が出てこない。Derby戦線に乗るかと思われたBuffalo Manがあっさり故障で戦線離脱などついてない面もあるんですが、Keenelandのポリトラック専用機っぽいAsi Siempreだけでは厳しいでしょう。
Fusaichi PegasusはGiant's Causewayに大きな差を付けられました。Giant's Causewayは主に欧州での産駒の活躍によるところが大きいとはいえAragornなどが出ていて、古馬の活躍という部分での差が大きい。オーストラリアにシャトルされていたときの産駒からFloral Pegasus、Haradasun、Zizouなどが出ているので活路を見出せない事は無いだろう。
Rahyは種付け料が徐々に落ちてはいますが、昨年もDreaming of AnnaとShining EnergyがGIを勝ちました。かなりしぶといですね。活躍馬が牝馬に寄る傾向があって後継種牡馬となるとほぼFantastic Lightという事になるかなとは思われるので、Darleyがどういうつもりで日本に連れてきたのか知りませんが、何とかなると良いですな。まあ、日本で割と走ってはいるんですが>Fantastic Light産駒。
Smart Strikeは今年のDerbyで一番人気になりそうなCurlinの父です。このままCurlinがKentucky Derbyまで勝ったらすごい事ではあります。芝をこなせる事と、成長力があるというところで評価が高くなってるという気はします。
Novel
Fate/Zero 1と2 / 虚渕玄 / TYPE-MOON
そろそろネタバレ気にしなくてもいいかなあという気分になったので。PS2版のRealta Nuaも出ましたし(関係ない)
Fate/Zero公式
stay nightにおいて断片的に語られた10年前の第四次聖杯戦争。巻末の解説などにもあるようにその結末ははっきりしていますし、誰が生き残るかも分かっています。逆に言えばそれ以外は散っていくという事になるわけで、それぞれがどういう最期を迎えるのかという部分で魅せるという事になりますね。そしてその中でセイバーは何を思ったのかというところが主題になるのでしょう。
その意味では1巻と2巻はまだ助走段階。2巻ではセイバーへのカウンターパートとしての征服王という位置付けをはっきりと描くという事になっています。イスカンダルという名を持っている事から双角王としてアラブ・イスラム世界において伝説的な存在として語られる英雄の側面を強く出しているのかなとは思ったり。そしてウェイバーとのコント的に語られる部分こそがイスカンダルとセイバーの差として重要な部分かと。マッケンジー夫妻とのやり取りもさることながら、キャスターの工房を探し当てたウェイバーへの賞賛が端的にそれを表現しています。2巻の終わりで宝具アイオニオン・ヘタイロイを使いますが、そういったイスカンダルであるからこそ使える宝具なのでしょう。
オリエント君主であるイスカンダルに対して、キリスト教の影響を受けた騎士道における理想の王であるセイバーの違いがそれぞれの宝具に反映されているなあという印象。ギル様も基本的にオリエント的性格を持つものの、古い伝承に依存するためイスカンダルより古典的王者、独占する王者としての側面しか無いわけで、この三者が
未だ正体がはっきりしないバーサーカーですが、カラー口絵で騎士然とした姿を晒していますし、こうなるとセイバーに関係のある英雄でなければならないかとは思われます。歪んだ情念であるとはいえキャスターまでもがセイバーに関連したということになるわけですから。ただ、モードレッドは使えないんですよね。そうなるとやはりランスロットあたりが最有力でしょうか。ディルムッドもいる事ですし、そのディルムッドの伝説にかなり触れられているということは何らかの関係を持つと考えるべきかと思われますので。
切嗣とケイネスはある部分で同じ方法に辿り付く部分もありつつ、根底ではまるで逆に位置するもの同士ではありました。どうにもケイネスは切嗣の魔術師殺しとしてのやり方を見せるために使われたという部分もありつつ、生き延びたということはもう一仕事させられてしまうということになるか。結局のところランサーは貧乏くじを引かされるということになりそうですね。
1巻、2巻と活き活きと動くアイリスフィールも今後どうなるかはある程度想像がつかなくもないわけで、その致命的な局面で切嗣がどうするのかというのもポイントになりそうですかね。ここまでアイリとイリヤの存在が切嗣にとってどれほど特別かということが出ていますから、そのシーンはきつい事になりそうだなあ。それもまた楽しみではあるけど。
しかし、雁夜にしてもそうだけど、その願いは叶わないということが分かっていると読んでいてつらい部分もありますね。
以下余談ながら。Character Materialのあの絵はそういうことかと納得した。今後、ウェイバー君の精神的成長がどの程度描かれていくのかという部分にも興味があったり。彼はイスカンダルに感化され始めているかなあと。そういう面でもイスカンダルに賞賛されたという部分は、おそらく彼はこれまで賞賛されるような事が無かったと考えられるのでターニングポイントになっているのでしょう。
あと、実際のアレクサンドロスについて知りたい方にはこのあたりが読みやすくて良いかなと。
アレクサンドロス大王―「世界」をめざした巨大な情念 (Amazon)
アーサー王伝説とかケルト神話に関してはこの1冊というのは無いかなあ。[アーサー王の死]あたりは欠かせないかと思うけど、ちくま文庫のはその一部でしかないんだよなあ。
Horse Racing
Queen Elizabeth II C GI Sha-Tin HK Turf 2000m
ドバイから香港、そして日本へというアジアの国際競争サーキットはもう少しちゃんと整理されると良いんだろうが、どうしても宝塚記念の扱いが難しくなってしまうという部分はあるかな。マイルでDuty Free、Champion Mile、安田記念がほぼ理想的になるだけに、宝塚記念の開催時期ってのはこの側面からは遅い。ただ、国内的に見れば3歳馬出走の可能性とか安田記念からの参戦があるので、開催時期を動かすわけにも行かないんでしょうが。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 10 | Admire Moon | End Sweep | My Katies | Sunday Silence | Y. Take | H. Matsuda |
2 | 8 | Vengeance of Rain | Zabeel | Danelagh | Danehill | A. Delpech | D.E. Ferraris |
3 | 5 | Oracle West | Western Winter | Noble Prophet | Noble Ambition | W.C. Marwing | M.F. de Kock |
4 | 4 | Sushisan | Fuji Kiseki | Meine Tochter | Bataan | K. Shea | H. Brown |
5 | 3 | Seihali | Alzao | Edwina | Caerleon | J. Murtagh | D. Selvaratnam |
6 | 7 | Viva Pataca | Marju | Comic | Be My Chief | M. Kinane | J. Moore |
7 | 9 | Vital King | Almutawakel | Wauwinet | Bassenthwaite | B. Prebble | P. O'Sullivan |
8 | 6 | Sir Ernesto | Danehill | Brise de Mer | Bering | F. Coetzee | D. Cruz |
9 | 2 | Viva Macau | Sendawar | Diyawara | Doyoun | D. Beadman | J. Moore |
10 | 1 | Supreme Gains | Anabaa | Zebizan | Zabeel | D. Whyte | K.L. Man |
さて、年末の香港Cの上位馬のうち、勝ったPrideは引退し繁殖入りしましたが、2着Admire Moon、3着Vengeance of Rainはそれぞれドバイ遠征を行い、当日の芝GIのタイトルを勝ち取っての香港凱旋となりました。これを迎え撃つ体勢になるのが同レース4着のViva Pataca。
Vengeance of RainはSheema Classicに出走したわけですが、香港からそのレースにチャレンジすべきはViva Patacaの方であるとは思っていました。Vengeance of Rainが2000mにおいて香港最強を名乗るならば、2400mにおいてはViva Patacaの方であったからです。Vengeance of RainがSheema Classicを勝ったとき、Viva Patacaの陣営は何を思ったのでしょうか。Vengeance of Rainの凱旋レースでもあるこのレースに彼らはM. Kinaneを呼び寄せてViva Patacaの手綱を託し、更にはステープルメイトViva Macauを用意するほどに念を入れてきました。
Vengeance of Rainは遠征帰りであるというところで、どの程度仕上げられているかでしょう。HKJCが割とはしゃいでいるので下手なレースは出来ないのですが、Viva Pataca陣営の本気を見るとやや分が悪くなるかなとは思います。
Admire Moonはドバイから香港に直行というローテーションで、2002年にAgnes DigitalがこれをやってEishin Presstonに撃墜されていましたが、このレースだけを見れば基本的にはそう悪いローテーションではないとは言えるでしょう。2ヶ国に渡っての出走になるので検疫の問題が無視できないこともありますし、本気で勝ちに来る選択ではあるはずです。ただ、あのAgnes Digitalでさえもその後1年のブランクを余儀なくされたという事もあって、負担の掛かる部分も無視できないのでしょう。まあ、今年日本で使うということを諦めて欧州に飛んだら面白くはあるんですけどねえ。
遠征馬が他にSheema Classic2着のOracle West、5着Sushisan、Duty Free4着のSeihaliならば、昨年Irridescenceを勝たせたde Kock師のOracle West程度が強敵とはいえ、Vengeance of RainとViva Patacaの香港2騎が最大の敵であり、今年のDerby馬であるVital Kingはその地元2頭とAdmire Moon、Oracle Westとドバイで実績を挙げてきた遠征馬2頭を相手にどこまでのレースを見せられるかという事になりそうか。
Viva MacauはフランスでPrix Daphnisを勝っているDilekです。父Sendawarに母父Doyounというだけでもはっきりとしますが、かのBoussac由来の13-c族でDarshaanとDiyawaraでやや弱いながらもMill Reef、Abdos、Alvanillaが相似形を形成してクロスする如何にもAga Khanといった風な血統を持っています。Derbyでは9着と大敗しましたが、Trialは2着でしたし、もう少し先があるかなと思われる部分もあります。さすがにここで何とかなるとは思えませんけど。
Champion Mile GI Sha-Tin HK Turf 1600m
香港の芝マイルは現時点で世界最強の陣容かと思われる。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 6 | Linngari | Indian Ridge | Lidakiya | Kahyasi | K. Shea | H. Brown |
2 | 9 | Kapil | Jallad | Outstanding Star | Bletchingly | W.C. Marwing | M.F. de Kock |
3 | 2 | The Duke | Danehill | Mer du Sud | Bluebird | D. Dunn | C. Fownes |
4 | 1 | Good Ba Ba | Lear Fan | Elle Meme | Zilzal | O. Doleuze | A. Shutz |
5 | 4 | Joyful Winner | El Moxie | Northern Tycoon | Last Tycoon | D. Beadman | J. Moore |
6 | 3 | Bullish Luck | Royal Academy | Wild Vintage | Alysheba | B. Prebble | A.S. Cruz |
7 | 8 | Floral Pegasus | Fusaichi Pegasus | Crown Crest | Mill Reef | G. Mosse | A.S. Cruz |
8 | 7 | Able One | Cape Cross | Gardenia | Danehill | M. Kinane | J. Moore |
9 | 5 | Casino Prince | Flying Spur | Lady Capel | Last Tycoon | D. Whyte | A. Cummings |
安田記念を勝ち、今年はDubai World Cに出走して3着という実績を持つBullish Luckに、現香港5歳世代の最強格であるFloral Pegasus、年末の香港哩を勝っているThe Duke、安田記念3着以降は不振でしたが前走のQueen's Silver Jubileeで復活勝利を挙げたJoyful Winnerと地元のタレントが豊富。遠征馬はDuty Freeで最後Admire Moonに迫る2着のLinngariが上位。距離短縮はプラスだが、年末の香港哩で5着とやや足りないところもある。de Kock師のKapilでは荷が重いと思われる。
ところで、Good Ba BaはLear FanにZilzalとなかなか楽しい血統をしておるのですが、こいつの三代母はSanta Quilla。あのMiesqueの祖母なのですな。実に分かりやすいですね。現在3連勝中で、前走ではArmadaやJoyful Winnerを下しています。結構面白いかなと。去勢すんなやとも思いましたが。
天皇賞春 GI 京都 芝3200m
ロートルか若僧か。
| 馬名 | 父 | 母 | 母父 | 騎手 | 調教師 |
1 | マツリダゴッホ | サンデーサイレンス | ペイパーレイン | Bel Bolide | 横山典弘 | 国枝栄 |
2 | ファストタテヤマ | ダンスインザダーク | メインゲスト | ターゴワイス | 武幸四郎 | 安田伊佐夫 |
3 | ユメノシルシ | フジキセキ | ユメシバイ | トニービン | 吉田豊 | 大久保洋吉 |
4 | アドマイヤモナーク | ドリームウェル | スプリットザナイト | トニービン | 村田一誠 | 松田博資 |
5 | アドマイヤタイトル | アドマイヤベガ | アドマイヤモンロー | Caerleon | 四位洋文 | 河野通文 |
6 | メイショウサムソン | オペラハウス | マイヴィヴィアン | ダンシングブレーヴ | 石橋守 | 高橋成忠 |
7 | トウカイエリート | サンデーサイレンス | トウカイナチュラル | ナイスダンサー | 川田将雅 | 松元省一 |
8 | アイポッパー | サッカーボーイ | サンデーアイ | サンデーサイレンス | 安藤勝巳 | 清水出美 |
9 | ウイングランツ | ダンスインザダーク | アリシーナ | Alysheba | 秋山真一郎 | 高市圭二 |
10 | トウショウナイト | ティンバーカントリー | ミッドナイトオアシス | Java Gold | 武士沢友治 | 保田一隆 |
11 | マイソールサウンド | タマモクロス | チアズスミレ | サンデーサイレンス | 角田晃一 | 西浦勝一 |
12 | トウカイトリック | エルコンドルパサー | ズーナクア | Silver Hawk | 池添謙一 | 松元省一 |
13 | ダークメッセージ | ダンスインザダーク | エヴリウィスパー | ノーザンテースト | 佐藤哲三 | 佐々木晶三 |
14 | ネヴァブション | マーベラスサンデー | パールネックレース | Mill Reef | 北村宏司 | 伊藤正徳 |
15 | デルタブルース | ダンスインザダーク | ディクシースプラッシュ | Dixieland Band | 岩田康誠 | 角居勝彦 |
16 | エリモエクスパイア | スキャターザゴールド | エリモブラウニー | コマンダーインチーフ | 福永祐一 | 大久保龍志 |
昨年の二冠馬メイショウサムソンは今年初戦が大阪杯というあたりが引っ掛かる。昨年秋の不振から立て直してきっちり勝ったのは良いと思うが、距離が持つのかどうかという部分に対しての証明はなされなかった。オペラハウスにダンシングブレーヴで何が不満かと言われそうではあるが、大阪杯から天皇賞ってのはテイエムオペラオーの2度目とヒシミラクルくらいしか記憶に無い。で、ヒシミラクルは阪神大賞典、大阪杯と叩いての本番というパターンだったし、テイエムオペラオーなんて参考になりません。菊花賞のラストが距離のせいなのか不調だったのかの判断になるかなというところ。
ダンスインザダークという種牡馬は菊花賞には強い反面、この春の天皇賞は苦手ではないかと思える。ここ数年このレースにも有力馬をそれなりに出走させているが、掲示板に入ったのはダイタクバートラムとツルマルボーイのみであり、この2頭も連対するところまでは行けなかった。今年は4頭がエントリーしているが、人気になるのはデルタブルース。Melbourne Cを勝つ偉業を達成したが、昨年の天皇賞春では10着と大敗している。古馬になってからは国内のGIではアテにならないという馬だけに、今年もどうだかと思われる。ファストタテヤマは前走でスローの大阪-ハンブルクCの上がり勝負を制した。これまで阪神競馬場ではお話にならなかった馬が今更何をするかというところではあるのだが、外回りコースの恩恵であろうか。内回りの阪神大賞典ではこれまで通りではあった。この年齢になっても末脚の鋭さが健在であるというだけで京都のレースで何らかの期待を持っておきたいなと思うところ。幸四郎が何をしでかすか分からないという部分での楽しさもあります。ダークメッセージは大阪-ハンブルクCでファストタテヤマに差し負けました。2k重い馬に後ろから行かれてはと思います。距離も微妙なところです。ウイングランツは長期休養明けを一叩きしてのGI。休養前にダイヤモンドSなんかを勝ってますが、ちょっとどうにもならないかなと。
トウカイトリックは近走がステイヤーズS、万葉S、ダイヤモンドS、阪神大賞典と3000m超のレースばかりを使って2,2,1,3という着順。スタミナは文句無く、後はそれがGIで通用するのかということになるのだとは思います。昨年よりはましだろうが…
3連勝で日経賞を勝った上がり馬ネヴァブション。菊花賞を10着に負けた後、今年になってから3連勝。父がマーベラスサンデーで母父Mill Reefという血統で古馬になって本格化しつつあるといったところでしょう。三代母Pistol Packerは凱旋門賞でMill Reefの2着に入った馬。
トウショウナイトはWoodmanの直孫で、祖母はStorm Birdの全姉という血統ながら長距離の常連。2年前に4着に入っているし、最近調子が良いのかなと思うところもあるので期待できないことも無いと思うが。
マツリダゴッホはナリタトップロードの甥。AJCCが強かったけど、距離が延びてどうなるかということでしょう。でもまあ勝ったらさすがはサンデーサイレンスですねとしか言えなそうです。
今年の阪神大賞典を勝ったのはアイポッパー。過去の天皇賞は3着と4着。阪神大賞典もかなりスローなレースだったのでちょっと微妙なところですが、3つのGIIを比較すれば最もメンバーが揃っていたレースでもあるわけですし、それを勝ったアイポッパーはもうちょっと高く評価されて良いかなと。
COMIC1
行って来ました。東京への日帰り。朝6時に家を出て、帰宅したのが10時ですよ。
とはいえ、6時出発ってのはインテックス大阪のイベントでも偶にあることで、そういうときは車で行って8時ごろに現地に着くのですが、今日は10時ごろにビッグサイトに到着できました。のぞみを使ったとはいえ、インテックスとビッグサイトで2時間しか変わらないってどういうことなんでしょう?これだと東京は近いなとすら思えてしまうから困りものです。ただし、交通費は桁が違います。
COMIC1に行こうと思ったのは、何度かコミケで上京していて日帰りで行けないこともないのだなという感覚があったのと、このあと二日仕事したらまた連休だから無理が利くという部分、そして何よりこの種のイベントの第一回に参加する機会はそうないだろうと思うところはありました。参加されるサークルさんもすごい事になっていたので行く価値はあるかと判断したわけです。
その価値は十分すぎるほどありました。1500スペースというのは最近のコミコミやコミトレが1000だの1200だのということを考えれば、それよりやや多いという程度。会場が広くて通路を幅広く取ってあったので動きにくいという状況はありませんでした。で、最終的にはムジカの紙袋にいっぱいの同人誌が…ということはコミケの3日目なんかとさほど変わらない量でもあるわけで、買いすぎです。コミケと違って回り易い、長い列に遭遇していないということで気が付いたらこんな量という恐ろしいイベントでもあった。一部は冬コミで回りきれなかった分をこの機会にというのもありましたが。
まあ、こんな感じです。
最初は桐原いづみさんの
UNISEXへ。 最後尾はどこかなと探しながら歩いたんですが、ほとんど列はありませんでした。新刊といっても再録本だったので、多分大丈夫だろうと思ってましたが、逆にびっくり。
その後、カタログを見ていてアリスセンサーに引っ掛かった藤堂七花さんの
Zealへ。 カタログの少女マンガっぽい絵柄の謙信が気になっていたのでした。普段は別名義で創作少女で活動しておられるとのことで、納得。
その後はチェックしたところを順番に回って、壁サークルは近くを通った時の列の長さを見て決めると言うことにしてたのですよ。で、コミケなんかではチェックの段階で諦めるサークルさんに割と行けました。イベントの規模の違いでしょうねえ。 ま、大変なところは大変だったようですが。
その後
フランさんと合流して、フランさんのあいさつ回りについて回ってました。早めに撤収されているサークルさんも多かったようですが、ほぼ全部見て回る事が出来たので満足。東京のこの規模のイベントっていいなあと思い始めてるのでやばいですよね。
連休の間に同人誌の感想を書けたら書きます。
Horse Racing
天皇賞春
1.メイショウサムソン: オペラハウス - マイヴィヴィアン by ダンシングブレーヴ
2.エリモエクスパイア: スキャターザゴールド - エリモブラウニー by コマンダーインチーフ
3.トウカイトリック: エルコンドルパサー - ズーナクア by Silver Hawk
4.アイポッパー: サッカーボーイ - サンデーアイ by サンデーサイレンス
5.トウショウナイト: ティンバーカントリー - ミッドナイトオアシス by Java Gold
6.トウカイエリート: サンデーサイレンス - トウカイナチュラル by ナイスダンサー
7.アドマイヤタイトル: アドマイヤベガ - アドマイヤモンロー by Caerleon
8.ダークメッセージ: ダンスインザダーク - エヴリウィスパー by ノーザンテースト
9.アドマイヤモナーク: ドリームウェル - スプリットザナイト by トニービン
10.ファストタテヤマ: ダンスインザダーク - メインゲスト by ターゴワイス
11.マツリダゴッホ: サンデーサイレンス - ペイパーレイン by Bel Bolide
12.デルタブルース: ダンスインザダーク - ディクシースプラッシュ by Dixieland Band
13.ネヴァブション: マーベラスサンデー - パールネックレース by Mill Reef
14.ウイングランツ: ダンスインザダーク - アリシーナ by Alysheba
15.ユメノシルシ: フジキセキ - ユメシバイ by トニービン
16.マイソールサウンド: タマモクロス - チアズスミレ by サンデーサイレンス
ラップタイム: 13.2 - 11.9 - 11.8 - 11.6 - 11.8 - 11.6 - 11.8 - 13.0 - 12.9 - 12.4 - 13.0 - 12.5 - 11.8 - 11.2 - 11.3 - 12.3
今年も京都の芝は速かったとはいえ、マヤノトップガンを上回る3:14.1ならメイショウサムソンは相当よいレースをしているとは思う。ハナ差でよりにもよってスキャターザゴールド、福永という組み合わせのエリモエクスパイアなあたりが困ってしまうが。
メイショウサムソンはむしろ距離がどうかなと思っていたくらいだが、オペラハウスにダンシングブレーヴならこれくらいは当然といったところか。むしろこの高速決着をこなしたことに驚いてみたり。エリモエクスパイアに関しては、戦績とかほとんどチェックせずにこういうなめたことをすると痛い目にあうのだなという感じですよ。
さて、トウカイトリックですが、3,4コーナーでペースが上がるあたりでやや置いていかれていたようには見えた。この辺のズブさというのは仕方のない面もあるように思うが課題か。阪神大賞典なんかもそんな感じであったし。
アイポッパーはいくらなんでも下げすぎといった印象。とはいえ、中団で外外を回してもどうにもならんかったろうし。改めてトウカイトリックの位置取りは良かったと思わされる。スタートはトウカイトリックのせいでゲートに時間がかかったのも影響したのかなあ。
で、終了してるダンスインザダーク産駒の体たらくは…。デルタブルースは早仕掛けで直線ぱったり。強引に行き過ぎたんじゃないかなと。
Prix Ganey
1.Dylan Thomas: Danehill - Lagrion by Diesis
2.Irish Wells: Poliglote - Sign of the Vine by Kendor
3.Doctor Dino: Muhtathir - Logica by Priolo
4.Boris de Deauville: Soviet Star - Logjam by Royal Academy
5.Egerton: Groom Dancer - Enrica by Niniski
6.Pearl Sky: Kahyasi - Patissima by Lightning
7.Blushing King: Blush Rambler - Storm Warning by Tumble Wind
8.Sign of the Wolf: Loup Solitaire - Sign of the Vine by Kendor
Dylan Thomasが勝って良かったねとしか言えませんな。向こうの馬場としてはかなり速かったようですが、それを置いても速い時計でした。Dylan Thomasがきっちりと実力を見せたということでしょう。Irish Derby馬ですが、10Fの方が向いてるのかな。