前走のHollywood Gold Cupを勝って西海岸の10F路線ではやや抜け出した感のあるLava Man。そこに西海岸のおなじみのメンツが集まって12頭。Island Fashionは再び牡馬に挑みます。
9/5とちょっと抜けた感じのML一番人気となったLava Man。父Slew City SlewはSeattle Slew産駒で中距離のGIを2勝。種牡馬入りしてからはさほど目立つ成績ではなくて、カナダの年度代表馬Win City程度が代表産駒と言えるクラスの種牡馬だったのですが、今年になってSis Cityが現れ、さらにLava Manまで目覚めて何が起こったのよという気分。Hollywood Gold Cupで8馬身以上の差をつける圧勝劇を見せたことからも、距離もメンバーも問題なく人気になって当然と言うところではありますか。前につけてレースをするようになって成績が安定したと言うところはあるので、万が一揉まれた場合にどうなるかと言うのはあるが、スピードの違いで持っていくようなところのある馬が馬群でもまれるような場面は想像し難い。
Hollywood Gold Cupからはこの他2着Borrego、3着Congrats、4着Musique Toujoursと揃いました。BorregoはCalifornian H、Hollywood GCと続けてLava Manにぶっちぎられており、ここでの逆転は難しいだろう。Congratsは良血A.P. Indy産駒の血が目覚めそうで目覚めないもどかしい馬。今回もLava Manのハナを叩いてレースの展開を握る事になるでしょうから、どこまで先頭でいけるかがポイントか。Musique ToujoursはSunshine Millions Classicの勝ち馬で、どういうわけかそのときはハナに立ってレースを進めていましたが、本来は控えて競馬をするタイプ。とはいえ、それでこの2戦勝負に絡めなかったので、ひょっとしたら逃げに打って出るかもしれない。
西海岸の別路線組みはSan Diego H勝ち馬のChoctaw Nationと同2着Ace Blue、Swaps S勝ちの3歳馬Surf Cat、John C. Mabee H2着の牝馬Island Fashionと下級条件からの挑戦となるPolish Times。この中ではSwaps Sで5馬身差をつけた3歳馬Surf Catに注目が集まっている。10F未経験で、先行馬に強力な馬が揃っているこのメンバーにどこまで通用するかが見ものだろう。Choctaw NationはPleasantly Perfectを屠ってきた昨年と同じステップでの参戦で、追い込み一手の不器用な馬であるとはいえ嵌まったときの破壊力は凄まじい。Island Fashionはこの2戦続けてアタマ差の2着と一時期の不調からは脱したと言えるだろうが、Santa Anita Hで2着した全盛期の力が戻っているとも思えない。Ace Blueはブラジルからの移籍馬で北米ではGII Mervyn LeRoy Hを勝っている。おそらく初挑戦となる10Fをこなせれば面白い存在か。
東から来たのはWashington Hでまさかのレコードを作ってきたPerfect Drift。一年前のこの時期は能力の高いジリ馬だったが、今年もStephen Fosterで3着しているなどそれは健在。久し振りに重賞を勝った勢いでちゃんと勝っていた2年前に戻っていれば…。
メンバーはちゃんと揃ったという感じで、東海岸に現れた大物Commentatorに対抗する西の大将格をLava Manに任せることができるのかどうかというレースになりそうですか。とか言いながら懲りずにCongratsに期待していたりします。
2.Perfect Drift: Dynaformer - Nice Gal by Naskra
3.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
4.Choctaw Nation: Louis Quatroze - Melisma by Well Decrated
5.Surf Cat: Sir Cat - Trust Greta by Centrust
6.Super Frolic: Pine Bluff - Lindsay Frolic by Mt. Livermore
7.Oceanus: Rainbow Corner - By Flower by Blew By Em
8.Congrats: A.P. Indy - Praise by Mr. Prospector
9.Island Fashion: Petionville - Danzigs Fashion by A Native Danzig
10.Ace Blue: Coax Me Clyde by Queen Blue by So Blue
11.Musique Toujours: Musique d'Enfer - Starry Farrari by Inherent Star
Borregoですか。まさかねって感じではあります。
Lava Manが先頭に立ってレースを進める展開で、ペースは速くなりました。直線半ばまでLava Manがリードを保っていましたが、最後はさすがに止まって追い込み勢にのまれて3着。先にLava Manを捕らえたPerfect Driftですが、ジリ気を発揮して一気に飛んできたBorregoに差されます。Borregoが1着でPerfect Driftが2着。
いつもどおりスタート直後についていけず最後方からのレースになったChoctaw Nationも得意の展開で上位に襲い掛かりますが、後ろ過ぎた為か届かず4着まで。
Lava Manの刻んだラップは2F毎に22.68-23.22-24.45-25.00-25.36と前半がこの距離としては異様に速く、このラップを刻みながらSurf CatとSuper Frolicと競り合ったことでLava Manは最後に凌ぎ切れないという展開になったのでしょう。この展開で崩れなかったということは評価してよいと思います。
競りかけていったSurf CatとSuper Frolicはやや離された5着、6着ですので、これはちょっとSurf Catが期待外れということになるかもしれません。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey |
1 | Polish Times | Sea Hero | Olden Charade | Hagley | Kent J. Desormeaux |
2 | Choctaw Nation | Louis Quatroze | Melisma | Well Decorated | Victor Espinoza |
3 | Borrego | El Prado | Sweet as Honey | Strike the Gold | Garrett K. Gomez |
4 | Lava Man | Slew City Slew | Li'l Ms. Leonard | Nostalgia's Star | Patrick A. Valenzuela |
5 | Surf Cat | Sir Cat | Trust Greta | Centrust | Alex O. Solis |
6 | Super Frolic | Pine Bluff | Lindsay Frolic | Mt. Livermore | Jason P. Lumpkins |
7 | Musique Toujours | Musique d'Enfer | Starry Farrari | Inherent Star | Jorge F. Chavez |
8 | Congrats | A.P. Indy | Praise | Mr. Prospector | Tyler Baze |
9 | Island Fashion | Petionville | Danzigs Fashion | A Native Danzig | Corey S. Nakatani |
10 | Oceanus | Rainbow Corner | By Flower | Blew By Em | Jose Valdivia Jr. |
11 | Ace Blue | Coax Me Clyde | Queen Blue | So Blue | David Romero Flores |
12 | Perfect Drift | Dynaformer | Nice Gal | Naskra | Mark Guidry |
Hollywood Gold Cupからはこの他2着Borrego、3着Congrats、4着Musique Toujoursと揃いました。BorregoはCalifornian H、Hollywood GCと続けてLava Manにぶっちぎられており、ここでの逆転は難しいだろう。Congratsは良血A.P. Indy産駒の血が目覚めそうで目覚めないもどかしい馬。今回もLava Manのハナを叩いてレースの展開を握る事になるでしょうから、どこまで先頭でいけるかがポイントか。Musique ToujoursはSunshine Millions Classicの勝ち馬で、どういうわけかそのときはハナに立ってレースを進めていましたが、本来は控えて競馬をするタイプ。とはいえ、それでこの2戦勝負に絡めなかったので、ひょっとしたら逃げに打って出るかもしれない。
西海岸の別路線組みはSan Diego H勝ち馬のChoctaw Nationと同2着Ace Blue、Swaps S勝ちの3歳馬Surf Cat、John C. Mabee H2着の牝馬Island Fashionと下級条件からの挑戦となるPolish Times。この中ではSwaps Sで5馬身差をつけた3歳馬Surf Catに注目が集まっている。10F未経験で、先行馬に強力な馬が揃っているこのメンバーにどこまで通用するかが見ものだろう。Choctaw NationはPleasantly Perfectを屠ってきた昨年と同じステップでの参戦で、追い込み一手の不器用な馬であるとはいえ嵌まったときの破壊力は凄まじい。Island Fashionはこの2戦続けてアタマ差の2着と一時期の不調からは脱したと言えるだろうが、Santa Anita Hで2着した全盛期の力が戻っているとも思えない。Ace Blueはブラジルからの移籍馬で北米ではGII Mervyn LeRoy Hを勝っている。おそらく初挑戦となる10Fをこなせれば面白い存在か。
東から来たのはWashington Hでまさかのレコードを作ってきたPerfect Drift。一年前のこの時期は能力の高いジリ馬だったが、今年もStephen Fosterで3着しているなどそれは健在。久し振りに重賞を勝った勢いでちゃんと勝っていた2年前に戻っていれば…。
メンバーはちゃんと揃ったという感じで、東海岸に現れた大物Commentatorに対抗する西の大将格をLava Manに任せることができるのかどうかというレースになりそうですか。とか言いながら懲りずにCongratsに期待していたりします。
RESULT
1.Borrego: El Prado - Sweet as Honey by Strike the Gold2.Perfect Drift: Dynaformer - Nice Gal by Naskra
3.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
4.Choctaw Nation: Louis Quatroze - Melisma by Well Decrated
5.Surf Cat: Sir Cat - Trust Greta by Centrust
6.Super Frolic: Pine Bluff - Lindsay Frolic by Mt. Livermore
7.Oceanus: Rainbow Corner - By Flower by Blew By Em
8.Congrats: A.P. Indy - Praise by Mr. Prospector
9.Island Fashion: Petionville - Danzigs Fashion by A Native Danzig
10.Ace Blue: Coax Me Clyde by Queen Blue by So Blue
11.Musique Toujours: Musique d'Enfer - Starry Farrari by Inherent Star
Borregoですか。まさかねって感じではあります。
Lava Manが先頭に立ってレースを進める展開で、ペースは速くなりました。直線半ばまでLava Manがリードを保っていましたが、最後はさすがに止まって追い込み勢にのまれて3着。先にLava Manを捕らえたPerfect Driftですが、ジリ気を発揮して一気に飛んできたBorregoに差されます。Borregoが1着でPerfect Driftが2着。
いつもどおりスタート直後についていけず最後方からのレースになったChoctaw Nationも得意の展開で上位に襲い掛かりますが、後ろ過ぎた為か届かず4着まで。
Lava Manの刻んだラップは2F毎に22.68-23.22-24.45-25.00-25.36と前半がこの距離としては異様に速く、このラップを刻みながらSurf CatとSuper Frolicと競り合ったことでLava Manは最後に凌ぎ切れないという展開になったのでしょう。この展開で崩れなかったということは評価してよいと思います。
競りかけていったSurf CatとSuper Frolicはやや離された5着、6着ですので、これはちょっとSurf Catが期待外れということになるかもしれません。