Pre-Rating
春から勢力図が変わったわけでもないので今年は荒れないと思うが。トップレートはもちろんラインクラフトの111。NHKマイルでの数字。ローズSでエアメサイアと接戦の2着で2000mという距離はよほど変なことをしない限りは問題ないだろう。母がサンデーXテーストのファンシミン系で、叔父アドマイヤマックスが短距離で活躍といってもこの血統はスタミナが無いから短距離しか走れないわけではなく、アドマイヤマックスにしてもセントライト記念2着があったりと中距離いけた馬ですし。
エアメサイアとデアリングハートが107。どうもローズSを勝った事でエアメサイアの方が評価が高くなっているのですが、トライアルを勝って本番はしっかり負けるというパターンではあるかなと。大崩れするということはなさそうだが、何となくGIを勝つイメージではないんだよな。デアリングハートは距離がどうなるかというところだけでしょう。こなせるならエアメサイアを逆転しても驚きません。それでもこっちもラインクラフトに勝てるイメージではないのですけどね。
エイシンテンダーは上手く乗られたなというオークスの4着で106。逃げ粘りができればそれなりに来るんだろうけど要するに桜花賞でラインクラフトに完敗している連中ばっかりなんですよね。
そして少し開いて103が紫苑Sの勝ち馬コスモマーベラス。ショウナンパントルに勝ったといってもショウナンパントルは春が悲惨の一言に尽きるので、あまり評価できませんね。102なのがジェダイト、ライラプスとそのショウナンパントル。ジェダイトは休み明けとはいえ調教で十分な時計を出しているんだから問題ないところでしょう。春の実績からトップクラスと比べると見劣りするのは仕方ないと思う。ライラプスはローズS3着とはいえ前の2頭には離されていて、力の差があるのは否定できないでしょう。ショウナンパントルはあのメンバーで紫苑Sを取りこぼすのかというのがあるのでこれもダメかなと。
100のエリモファイナルまでの全馬が春のクラシックに出走しているわけで、如何にその後が出てきていないかが分かろうものです。オリエントチャームその他の99組も春に実績を挙げている馬ですし、レーティングというものの性質上、重賞・OPでの実績がダイレクトに反映されるので当然という面もあるかもしれませんが、ローズS、紫苑Sが完全に春の力関係そのままな結果になったということは、ラインクラフトが万全の大勢ではあるかなと。
Post Positon
オリエントチャームが走るんなら見に行っても良いかとかは思ったり。馬名 | 父 | 母 | 母父 | 騎手 | 調教師 | |
1 | エイシンテンダー | エイシンサンディ | エイシンララミー | Time For a Change | 武幸四郎 | 武邦彦 |
2 | ジェダイト | サンデーサイレンス | グリーンポーラ | Nijinsky | 池添謙一 | 池江泰郎 |
3 | モンローブロンド | アドマイヤベガ | ソニンク | Machiavellian | 秋山真一 | 安田隆行 |
4 | テイエムメダリスト | フレンチデピュティ | レディージーニアス | エブロス | 橋本美純 | 木原一良 |
5 | ラインクラフト | エンドスウィープ | マストビーラヴド | サンデーサイレンス | 福永祐一 | 瀬戸口勉 |
6 | オリエントチャーム | サンデーサイレンス | ニキーヤ | Nureyev | 赤木高太郎 | 池江泰郎 |
7 | レースパイロット | サンデーサイレンス | マンファス | Last Tycoon | 安藤勝己 | 松田国英 |
8 | デアリングハート | サンデーサイレンス | デアリングダンジグ | Danehill | 後藤浩輝 | 藤原英明 |
9 | フェリシア | グラスワンダー | フェルモイ | Irish River | 小牧太 | 上原博之 |
10 | エアメサイア | サンデーサイレンス | エアデジャヴー | ノーザンテースト | 武豊 | 伊藤雄二 |
11 | ニシノナースコール | ブライアンズタイム | ノーブルドノール | ノーザンテースト | 横山典弘 | 尾形充弘 |
12 | ショウナンパントル | サンデーサイレンス | バブルウイングス | In the Wings | 吉田豊 | 大久保洋吉 |
13 | シールビーバック | フジキセキ | マロンシェーバー | リンドシェーバー | 松岡正海 | 飯田雄三 |
14 | コスモマーベラス | フジキセキ | ロモーラ | Nijinsky | 柴田善臣 | 中村均 |
15 | スルーレート | フレンチデピュティ | スルーオール | Seattle Slew | 渡辺薫彦 | 大久保洋吉 |
16 | エリモファイナル | オペラハウス | エリモセントラル | ドクターデヴィアス | 四位洋文 | 大久保正陽 |
17 | トウカイルナ | エルコンドルパサー | トウカイパステル | サンデーサイレンス | 北村浩平 | 田所秀孝 |
18 | ライラプス | フレンチデピュティ | フサイチエアデール | サンデーサイレンス | 松永幹夫 | 松田国英 |
サンデーサイレンス含有率は13/18となります。全く持っていないのはテイエムメダリスト、フェリシア、ニシノナースコール、スルーレート、エリモファイナルの5頭。そのうち2頭はフレンチデピュティ産駒でさらに2頭はRoberto系。なんかのギャグなんでしょうかね。
さて、サンデーサイレンスはというと、直仔で6頭、母父で3頭、直孫が4頭。この辺はもういいかなという気にすらなる。
プレレートを信じてみるならばラインクラフトがやや抜けた形になって、エアメサイア、デアリングハート、エイシンテンダーの3頭が追うという構図か。まあ、ローズSの結果を受けてラインクラフトとエアメサイアとの2強対決という雰囲気もあったりしますが、ローズSを逃げて潰れたエイシンテンダーは確かに微妙なところがあるものの、デアリングハートはクイーンSからの参戦で距離を気にして人気が下がってるようですが、クイーンSくらいをこなせるなら問題ないんではないかなと思う。エイシンテンダーは1枠からちゃんと逃げたら調子が悪かったらしいローズSほどひどい事にはならだろうとも思うが…。
RESULT
1.エアメサイア サンデーサイレンス エアデジャヴー ノーザンテースト2.ラインクラフト エンドスウィープ マストビーラヴド サンデーサイレンス
3.ニシノナースコール ブライアンズタイム ノーブルドノール ノーザンテースト
4.オリエントチャーム サンデーサイレンス ニキーヤ Nureyev
5.ライラプス フレンチデピュティ フサイチエアデール サンデーサイレンス
6.モンローブロンド アドマイヤベガ ソニンク Machiavellian
7.エイシンテンダー エイシンサンディ エイシンララミー Time For a Change
8.ショウナンパントル サンデーサイレンス バブルウイングス In the Wings
9.トウカイルナ エルコンドルパサー トウカイパステル サンデーサイレンス
10.コスモマーベラス フジキセキ ロモーラ Nijinsky
11.フェリシア グラスワンダー フェルモイ Irish River
12.デアリングハート サンデーサイレンス デアリングダンジグ Danehill
13.ジェダイト サンデーサイレンス グリーンポーラ Nijinsky
14.シールビーバック フジキセキ マロンシェーバー リンドシェーバー
15.レースパイロット サンデーサイレンス マンファス Last Tycoon
16.エリモファイナル オペラハウス エリモセントラル ドクターデヴィアス
17.スルーレート フレンチデピュティ スルーオール Seattle Slew
18.テイエムメダリスト フレンチデピュティ レディージーニアス エブロス
ラップタイム: 12.4 - 11.0 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.3 - 11.8 - 11.6 - 11.3 - 12.1
逃げるエイシンテンダー。やや掛かり気味な所を見せながらも抑えつつ前目追走のラインクラフト。後ろから機を窺うエアメサイア。直線で抜け出したラインクラフトに対して、エアメサイアが襲い掛かり、最後に交わす。
ローズSのリプレイですか?
最後踏ん張りきれないのは、道中で行きたがってる分なのかなあ。ラップタイムからするとラインクラフトは最後止まってるような感じもありましたが、現状ではこの2頭の力が抜けていたと言う事でしょう。3着のニシノナースコールは4コーナーから最内を突いてきましたが、全く迫れず。まあ、パドックから大丈夫かなというくらいの発汗があったのでよく3着に来れたなという方が強いですが。オリエントチャームは芝だとこれくらいの距離の方が向いているんでしょうね。自己条件でしっかり勝ちあがってきていただきたく。馬体重を大きく減らしてきましたが、むしろ札幌のときに太すぎただけな気もするねえ。春はもっと軽かったんだし。