Pre-Rating
とりあえずいつも通りプレレート。120でトップに並んでいるのが、Silent Witnessとデュランダル。とはいえデュランダルは今年まだ出走してなくて、去年のマイルCSでの数字。デュランダルは脚の不安があったので、ここまでレースに使えなかったというのがどのくらい影響として出るかというのと、中山で最後に追い込んで届くのかというところだけでしょう。このうちレースに使えないというのは去年でも高松宮記念からの直行になっていたということもあるのでさほど気にしなくても良いのかなとは思いますが。一方のSilent Witnessは安田記念であれだけやれるのだから本来の距離に戻って来たら何処まで強いのかなという興味はある。とにかく数字としてはこの2頭が抜けているのでそれに相応しいレースになってくれると良いかな。
で、その2頭に対抗するのは当然Cape of Good Hopeとアドマイヤマックスで共に115。とにかくSilent Witnessに先着できないCape of Good Hopeはまあ、そこそこには来るのではないかという程度かな。アドマイヤマックスは左回りの方が良いのか武兄が乗るから強いのかよく分かりません。昔3着に来てるしねえ。ただ、33秒台を安定して出せるデュランダルとの末脚勝負では分が悪いので仕掛け方も問題になるのかなと。
また、少し差があって111がカルストンライトオ。Silent Witnessとハナの奪い合いになると苦しいかな。110ではアイルラヴァゲイン、キーンランドスワン、プレシャスカフェの3頭。アイルラヴァゲインの数字はNHKマイルで記録されたもの。にも関わらず前走京王杯AHで飛んだのは気に入らんなとか思ってたら回避決定ですか。キーンランドスワンはイギリス遠征が散々な結果に終わりました。馬場の違いによるものが大きいのでしょうけど、もともと安定感は無いしGIというイメージも無い。プレシャスカフェは高松宮記念の3着はともかく、その後の2戦が悪すぎてその後ちゃんと立て直されてるのかということに尽きるか。この厩舎にそれを期待していいのかどうか…。
108がギャラントアロー。Silent Witnessとカルストンライトオを相手に回して逃げられるとは思えないので、その後ろにつける競馬になりそうではある。今年になってからは何が何でも逃げるという馬ではなくなったが、そうなるとやはり力不足か。107がシーイズトウショウとゴールデンキャスト。シーイズトウショウは実質カルストンライトオに匹敵する数字なのでここでも有力なのは有力なのですが、この馬も前に行きたいということで激しい先行争いをどう凌ぐかということになるかな。ゴールデンキャストは良く分かりません。でも、去年と同じローテを踏んできて大した違いがあるようには思えないしなあ。
あとはまあ良いかな。テイエムチュラサンもいるので先行馬が何処まで粘れるかってのはポイントになるだろう。Silent Witnessと言えど楽には行かせてもらえないだろうし。
Post Position
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | ゴールデンキャスト | タイキシャトル | リターンバンダム | Niniski | 小牧太 | 橋口弘次郎 |
2 | テイエムチュラサン | タイキシャトル | フルフリングス | ノーザンテースト | 田嶋翔 | 小島貞博 |
3 | リキアイタイカン | アフリート | ノーノーネヴァー | Nijinsky | 武幸四郎 | 松田正弘 |
4 | デュランダル | サンデーサイレンス | サワヤカプリンセス | ノーザンテースト | 池添謙一 | 坂口正大 |
5 | ケープオブグッドホープ | Inchinor | Cape Merino | Clantime | B.プレブル | D.オートン |
6 | シーイズトウショウ | サクラバクシンオー | ジェーントウショウ | トウショウフリート | 安藤勝己 | 鶴留明雄 |
7 | シルキーラグーン | ブライアンズタイム | シーヴィーナス | Dayjur | 田中勝春 | 池上昌弘 |
8 | プレシャスカフェ | ハートレイク | エアインセンス | サンデーサイレンス | 蛯名正義 | 小島太 |
9 | カルストンライトオ | ウォーニング | オオシマルチア | クリスタルグリッターズ | 大西直弘 | 大根田裕之 |
10 | キーンランドスワン | Distant View | To Act | Roberto | 四位洋文 | 森秀行 |
11 | ゴールデンロドリゴ | ロドリゴデトリアーノ | ヤマノタンポポ | トウショウボーイ | 赤木高太郎 | 飯田雄三 |
12 | アドマイヤマックス | サンデーサイレンス | ダイナシュート | ノーザンテースト | 武豊 | 橋田満 |
13 | サイレントウィットネス | El Moxie | Jade Tiara | Bureaucracy | F.コーツィー | A.クルーズ |
14 | マルカキセキ | フジキセキ | フライングカラーズ | ジェイドロバリー | 福永祐一 | 瀬戸口勉 |
15 | タマモホットプレイ | フジキセキ | ホットプレイ | ノーザンテースト | 和田竜二 | 南井克巳 |
16 | ギャラントアロー | リンドシェーバー | コーラスジョオー | ロングリート | 横山典弘 | 崎山博樹 |
デュランダルは内の方の枠なのでちょっと難しいレースか。
RESULT
1.サイレントウィットネス: El Moxie - Jade Tiara by Bureaucracy2.デュランダル: サンデーサイレンス - サワヤカプリンセス by ノーザンテースト
3.アドマイヤマックス: サンデーサイレンス - ダイナシュート by ノーザンテースト
4.マルカキセキ: フジキセキ - フライングカラーズ by ジェイドロバリー
5.キーンランドスワン: Distant View - To Act by Roberto
6.タマモホットプレイ: フジキセキ - ホットプレイ by ノーザンテースト
7.ゴールデンキャスト: タイキシャトル by リターンバンダム by Niniski
8.リキアイタイカン: アフリート - ノーノーネヴァー by Nijinsky
9.プレシャスカフェ: ハートレイク - エアインセンス by サンデーサイレンス
10.カルストンライトオ: ウォーニング - オオシマルチア by クリスタルグリッターズ
11.ケープオブグッドホープ: Inchinor - Cape Merino by Clantime
12.シーイズトウショウ: サクラバクシンオー - ジェーントウショウ by トウショウフリート
13.ギャラントアロー: リンドシェーバー - コーラスジョオー by ロングリート
14.シルキーラグーン: ブライアンズタイム - シーヴィーナス by Dayjur
15.テイエムチュラサン: タイキシャトル - フルフリングス by ノーザンテースト
16.ゴールデンロドリゴ: ロドリゴデトリアーノ - ヤマノタンポポ by トウショウボーイ
スタートを決めたギャラントアローとカルストンライトオが競る形でレースを引っ張る。サイレントウィットネスはそれを見ながらだったし、テイエムチュラサンも無理に行かなかったのですが、それでも2F目が10.1というレース。直線に入ったところでカルストンライトオが後続との差を広げに掛かりましたが、すぐに捕まり一瞬でサイレントウィットネスに置いていかれました。後はいつも通り実質最後方からコーナーで加速して追い込むデュランダルとコーナーで負けている気がするアドマイヤマックスが追い込んできました。アドマイヤマックスは左回り得意ってのは確かにあるんだろうけど、このレースで右でも問題ないことは示したかな。今更ですが、結局この馬は武豊が乗ってくれるかどうかなんだなと再確認した次第。とはいえマイルCSに行ってもデュランダル相手でどうするかと言うのは問題になるのかな。