Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey |
1 | Like Now | Jules | Can't Bluff Me | Pine Bluff | Garrett K. Gomez |
2 | Platinum Couple | Tale of the Cat | Ingot's Dance Away | Gate Dancer | Jose L. Espinoza |
3 | Hemingway's Key | Notebook | Whirl's Girl | Island Whirl | Jeremy Rose |
4 | Greeley's Legacy | Mr. Greeley | Deceit Princess | Vice Regent | Richard Migliore |
5 | Brother Derek | Benchmark | Miss Soft Sell | Siyah Kalem | Alex O. Solis |
6 | Barbaro | Dynaformer | La Ville Rouge | Carson City | Edgar S. Prado |
7 | Sweetnorthernsaint | Sweetsouthernsaint | Ice Beauty | Waquoit | Kent J. Desormeaux |
8 | Bernardini | A.P. Indy | Cara Rafaela | Quiet American | Javier Castellano |
9 | Diabolical | Artax | Bonnie Byerly | Dayjur | Ramon A. Dominguez |
何故かK Derbyで一番人気という栄誉に浴したSweetnorthernsaintではありましたが、結果はついてこず。ここも上位2頭に対して劣る面は否定できないでしょう。
そこで、良血A.P. Indyの出番ですw。Bernardiniの母Cara RafaelaはGI Hollywood Starlet Sを勝ち、3歳のGI戦線でも上位に食い込んだ実績馬。その娘にIle de FranceというGI馬を得ています。BernardiniはアメリカンパワーのBold Rulerを主体に母父のQuiet AmericanからDr. Fagerの快速を効かせたという感じ。今年デビューで3戦2勝という上がり馬。6Fのデビュー戦はさすがに距離が足りなかったか4着に敗れていますが、マイルに延ばした2戦目を7馬身3/4と後続に影を踏ませず千切って圧勝すると、前走でGIII Withers SをJ. Castellanoが鞭を落としながらも3馬身3/4差で勝っての参戦となります。マイル戦2勝で距離経験が無いのですが、A.P. Indyですし、母も短距離馬ってことではないので持つだろうと考えてます。
…Unlimited A.P. Indy Worksとかいうネタに走ろうとしたが自制した模様。
Result
ホントに来てしまいましたw1.Bernardini: A.P. Indy - Cara Rafaela by Quiet American
2.Sweetnorthernsaint: Sweetsouthernsaint - Ice Beauty by Waquoit
3.Hemingway's Key: Notebook - Whirl's Girl by Island Whirl
4.Brother Derek: Benchmark - Miss Soft Sell by Siyah Kalem
5.Greeley's Legacy: Mr. Greeley - Deceit Princess by Vice Regent
6.Platinum Couple: Tale of the Cat - Ingot's Dance Away by Gate Dancer
7.Like Now: Jules - Can't Bluff Me by Pine Bluff
8.Diabolical: Artax - Bonnie Byerly by Dayjur
Barbaroは競争中止となりました。
最初にEquibaseで結果を確認したんだけど一番上にBernardiniの名前があって見たら5馬身1/4という圧勝で驚いたよ。その後、Barbaroはどこに消えたかとちゃんと見てみたらスタート直後に競争中止という感じだったので焦ってBlood-Horseとかを見に行ったわけではあります。ということでBlood-Horseからレースのあらましを。
まずスタート前にBarbaroがゲートから出てしまったためにスタートが遅れました。このときBarbaroはすぐに取り押さえられ、検査の結果も大事無しということでゲートに戻されます。そしてレースはスタートし、最内から好スタートを切ったLike Nowがまず引っ張る形で進みます。このときBarbaroは内側によれてBrother Derekを妨害してしまいます。更に100から200ヤードほどの距離を走ったところでBarbaroが突然失速し、そのまま競争中止。レースは騒然としながらもLike Nowを先頭に、Sweetnorthernsaintが2番手。最初はBernardiniとDiabolicalが三番手を窺う体勢でしたが、盛り返してきたBrother Derekがつけ、先行争いに加わろうとも見えたBernardiniはやや距離をおいた形で進みます。3コーナーに向かうところでBrother Derekが遅れ、変わってBernardiniが一気に差を詰めて、そのまま外から捲りにかかり、直線に入るところではSweetnorthernsaintと並んで先頭。その直後、ややSweetnorthernsaintを弾いたようにも見えましたが、内埒に向かい、差を広げるだけというレースでした。SweetnorthernsaintはBernardiniの外に持ち出そうとしますが、そこまでで競りには行けず。
まずは勝ったBernardini。いろいろあったが、圧勝ばかり3つ並べてGI制覇を決めてしまうところはまさにA.P. Indyという形の勝ち方。しかもその勝ちっぷりがスマートではなく、粗さを残すってのはもう完璧ですな。という事で、今ごろは傷心であろうと思われる1972さまの過去記事で復習されよ。
あさ◎コラム: ケンタッキーダービー戦線-その10 フサイチロックスター重賞制覇(2005/2/14)
一年以上前の記事引っ張って来てスマンです。でもあまりにもピッタリ来る馬が勝っちゃいましたので。
ということで、今後のBernardiniは彼がMineshaftであるのか、或いはAptitudeなのかを判断するのが重要ではありますね。それにしてもようやくA.P. Indyが三冠レースの勝ち馬を出せたとなると感慨深いものもあります。今後はその名を失墜させないようにがんばって頂きたく…。
Brother Derekに関してはKentucky DerbyもこのPreakness Sも不運であるとしか言いようが無く、今回もスタート直後にああまで不利を受けて、その後前に行くのに脚を使ってしまっては最後まで持たないのも仕方なかろうか。BernardiniやSweetnorthernsaintとは別な舞台で雌雄を決する機会が与えられると良いですね。
Sweetnorthernsaintは直線で不利とはいえ、一気に離されてはなと。このあたりが限界か。
そしてBarbaro。レースの映像でも右後肢を上げているのが映っていましたが、Pimlicoの厩舎でX線撮影の結果、骨折と診断され、鎮静剤を打たれ、骨折箇所を固定された後、ペンシルベニアのNew Bolton Centerに搬送となりました。診断では命の危険のある怪我とのこと。競走馬としての生命は絶たれ、今後は彼を種牡馬として生かすために最善が尽くされる見込み。
Blood-Horseの記事の最後にはビッグレースで大きな怪我を負った馬が列挙されています。
Union City: 1993年のPreakness Sで骨折。安楽死処置。
Prairie Bayou: 1993年のBelmont Sで骨折。安楽死処置。上記Preakness Sの勝ち馬。
Charismatic: 三冠を目指した1999年のBelmont Sで3着入線後に骨折が発覚。そのまま現役引退。
Go For Wand: 1990年のBreeders' Cup Distaffの直線で骨折。安楽死処置。
Ruffian: 1975年に行われたFoolish Pleasureとのマッチレースにおいて骨折。手術が行われるも、その後安楽死処置。
Barbaroの場合もコメントからかなり深刻な事態であることは間違いないようなので、まずは日曜午後に予定されている手術が成功する事を祈りましょう。