No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 5 | Satwa Queen | Muhtathir | Tolga | Irish River | T. Thulliez | J. de Roualle |
2 | 2 | Irridescence | Caesour | Meretricious | Dancing Champ | W. Marwing | J. Hammond |
3 | 6 | Mandesha | Desert Style | Mandalara | Lahib | C. Soumillon | A. de Royar-Dupre |
4 | 1 | Nannina | Medicean | Hill Hopper | Danehill | J. Fortune | J. Gosden |
5 | 3 | Alexandrova | Sadler's Wells | Shouk | Shirley Heights | K. Fallon | A.P. O'Brien |
6 | 4 | Dionisia | Tejano Run | Essie's Maid | Linkage | C. Lemaire | L.M. Cumani |
それでもこの6頭はArc Dayの準メインを張るのに十分なメンバーではあります。
もちろん最大の注目を受けるのは英愛に加えてYorkのOaksまで制してきた三歳牝馬Alexandrova。12Fでの強さは最早疑いようの無いところだけに、凱旋門賞に向かっても良さそうでしたが、Coolmoreの方針は早くからこのレースでした。同じく英愛Oaks制覇を成し遂げたOuija Boardと現役時期を被らせておきながら、直接対決の機会が与えられなかったというのはとてもとても残念でありますね。
一方フランスにおいて古馬を相手に1600mと2400mのGIを制したMandeshaはギリギリまで凱旋門賞への追加登録をオプションとして持っていましたが、Soumillonの懇願でもあったのかこちらへ。Alexandrova相手に三歳牝馬のトップはどちらかということをここで示すのも良いかもしれませんね。
イタリアのOaksを圧勝したDionisiaはそれ以来のレースとなりますし、実際あのオークスのレベルがどの程度かはこれからDionisia自身が証明していかなければならないものであるだけに、不気味と言えば無気味な存在になるのでしょう。
NanninaはCoronation Sの勝ち馬。2000mのレースとなればNassau Sで3着したという実績こそあるものの、そのレースではOuija BoardとAlexander Goldrunという時代を代表する名牝2頭激戦に絡むことも出来ずというあたりまだまだではあるでしょう。
Irridescenceは前走でマイル戦を一叩きされたという感じではあって、最初からここが目標だったかなとも思われます。香港ではOuija Boardが不利を受ける展開であったとはいえ、これを下したのですから中距離における実力は無視できないでしょう。
で、こうして見ると改めてOuija Boardの不在が惜しまれる。Alexandrovaとの対決、Irridescenceへの雪辱、Nanninaの力試し…無論三歳牝馬のトップを窺う存在としてMandeshaとDionisiaもOuija Boardと同じレースを走る機会を与えられて欲しかったなと。Champion Sという話が出ているので、そこに向かえば或いはですが、間隔的にちょっと厳しいか。それ以前にOuija Boardの最大目標はBC FMTであるはずで、Champion S自体実際出てくるかねとかも思います。Churchill Downsに向かった方がその機会を得る可能性は高いのでしょうかねえ。
Result
1.Mandesha: Desert Style - Mandalara by Lahib2.Satwa Queen: Muhtathir - Tolga by Irish River
3.Alexandrova: Sadler's Wells - Shouk by Shirley Heights
4.Irridescence: Caesour - Meretricious by Dancing Champ
5.Nannina: Medicean - Hill Hopper by Danehill
6.Dionisia: Tejano Run - Essie's Maid by Linkage
Mandeshaがマイル、クラシック、ミドルディスタンスとGIを3連勝。既報どおり来年現役続行ということは非常に愉しいところですね。今年はこれまで活躍してきた古馬牝馬が次々と引退する事になりそうなので、来年は牝馬限定戦が少し寂しくなりそうですが、気にせず牡馬挑戦をやって欲しいなと思います。
Alexandrovaは距離が合わなかったとも思いますし、馬場も速過ぎたのでしょう。そういうところではIrridescenceがもっと対応しろよという気もしましたけどねえ。Dionisiaはなんだったんだろうね。