No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 7 | Alexander Goldrun | Gold Away | Renashaan | Darshaan | K.J. Manning | J.S. Bolger |
2 | 1 | Musicanna | Cape Cross | Upend | Main Reef | Richard Hughes | J.R. Fanshawe |
3 | 2 | Peeress | Pivotal | Noble One | Primo Dominie | Ryan Moore | Sir Michael Stoute |
4 | 6 | Soviet Song | Marju | Kalinka | Soviet Star | Oscar Urbina | J.R. Fanshawe |
5 | 8 | Flashy Wings | Zafonic | Lovealoch | Lomond | M.J. Kinane | M.R. Channon |
6 | 3 | Red Evie | Intikhab | Malafemmena | Nordico | Jamie Specer | M.L.W. Bell |
7 | 5 | Speciosa | Danehill Dancer | Specifically | Sky Classic | Micky Fenton | Mrs. P. Sly |
8 | 9 | Spinning Queen | Spinning World | Our Queen of Kings | Arazi | Michael Hills | B.W. Hills |
9 | 4 | Vague | Elusive Quality | April in Kentucky | Palace Music | J. Noseda |
しかしPrix de l'Operaより豪華メンバーになってしまうとは思いもしなかったよ。Alexander Goldrun、Peeress、Soviet Song、Red Evie、Speciosaの5頭がGIを勝ち、Flashy WingsもGIで2着に入った経験があります。
余程、Irish Championでのレース振りが不満だったのだろうかと思わなくもないですけれども、Alexander Goldrunが今になってマイルに回帰してくるとは思いもよりませんでした。しかしそのおかげか、最後の最後になってもう一度Soviet Songと走る機会を得ましたし、そこにPeeressまでいるとなっては萌えないわけには行きません。Nureyev大好きな私としては。そういう意味ではSpinning Queenがここでいきなり化けたらそれは愉しいのだろうが、そこまでは申しませんから、Red EvieにGIは甘くないということを思い知らせてやれたら十分かなとw。Alexander Goldrunがマイルを走るのは実に昨年Soviet Songに負けたFalmouth S以来となりますか。元々Irish Guineas Trialを勝って、Irish 1000 GuineasでAttractionの2着になって一線級と認識された馬ではあるし、それ以前の下級条件ではマイル戦をよく走っているのですが、GIでは意外にもそのIrish 1000 GuineasとFalmouth Sの2戦しか走っていないのですよねえ。どっちかというと12Fを狙おうとしていたくらいですし。ただ、8Fでもこなせないことはないのだろうと思います。スペシャリスト相手にどこまで立ち回れるかというのはあるにしてもな。
Peeressは間違いなく強いのですが、ちょっと不利を受けやすい馬であるという部分も見逃せず、Queen Anne Sも、Matron Sでも直線で多少の不利はあったということで、それさえなければとは思われます。こちらはマイルのスペシャリストという感じはあって、また大きくは崩れないというのが特徴。 そしてこのレースはSoviet Songの最後のレースになるかもしれません。その鞍上にはSoviet Songの最初のパートナーOscar Urbinaが選ばれました。昨年の後半は些細なトラブルが続き、結局レースに使われる事なく終わってしまい、現役続行を選んだ今年は精彩を欠いてしまうという状況では仕方なしか。Sussex Sで2着出来るんだから、そう極端な衰えというのは無いかと思いますが、Falmouth SとかCelebration Mileなんかはらしくないレースという気もしますしねえ。Sun Chariotを勝つか、あるいは良いレースをすればもう一度走る機会を得られるということで、それはChurchill DownsのことなのかSha-Tinなのかどっちなのだろうと思わなくもないですけど、大穴でも良いのでKyotoも入れといてくださいとw。
前走で連勝を7に伸ばしてGIタイトルを手に入れたRed Evieですが、Peeressとの差はわずかであり、Peeressに不利がなければ逆転されていたのではないかという差ではあります。事実としてMatron Sでのレート的にはPeeressの方が上という評価が下っています。ということで、ここにはPeeressの他にマイル路線を支えてきたSoviet Songと中距離から乗り込んできたAlexander Goldrunという一筋縄では行かない馬が増えまして、真価を問われるレースとなりました。ここを勝てるんなら来年は牡馬相手にGI走れば良いかなと思われます。
1000 Guineasの勝ち馬ながらその後の成績が振るわず、NanninaやRed Evieあたりに3歳トップマイラーの地位を渡してしまった感のあるSpeciosaとしてはどこかで復活の糸口を見つけたいところではあるでしょうが、ちょっと厳しいかなと。Arcに出走する叔母のように古馬になって力をつけるというのも父がDanehill Dancerではそれもあまり望めないかなあと。
1000 Guineasでの惨敗を別にすれば、勝てないながらも安定しているのがFlashy Wingsで、この馬はどうも馬場が柔らかくなると駄目なのかなと思うところではあります。それでNewmaretはどうもGood to Softあたりになる見込みなので、Guineasのとき程酷くはなくとも歓迎出来る状況とは言い難いですね。まあ、Good to Firmのときにがんばれと。
Result
1.Spinning Queen: Spinning World - Our Queen of Kings by Arazi2.Soviet Song: Marju - Kalinka by Soviet Star
3.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
4.Musicanna: Cape Cross - Upend by Main Reef
5.Red Evie: Intikhab - Malafemmena by Nordico
Non Runner: Peeress, Flashy Wings, Speciosa, Vague
真逆、真逆のSpinning Queenの9馬身差逃げ切り圧勝劇でした。GIIIを勝った経験はあったとはいえこのレースの出走メンバーを見回したらば、それは大した事ではなかったわけですし。ともかくまだ3歳馬ですので、来年以降の活躍を期待するということにしておけば良いのかなと思ったり。
Soviet Songは最後に何とかAlexander Goldrunを捉えたとはいえ、9馬身差をつけられていたと言うのはちょっとショックです。Champion Sで現役生活に別れを告げることになるとのこと。
Alexander Goldrunは久し振りのマイル戦とはいえ、勝ち馬の後につけていながらこの結果なのは残念至極。ただ、やはりこの馬は8Fより10Fなのだろうし、K. ManningによればGood to Softの馬場が彼女には向いていなかったという事ではあるので、とりあえず納得はしようかと思います。今後香港に行く予定。
Red Evieは終始見せ場が無いままに終わりました。残り2Fではもう全く追われず。鮮烈なるシーズンの最後がこの結果ではとも思いますが、シーズン中の疲労が一気にきたのかなとは思われます。この馬も3歳馬ということでまだまだ次があるでしょうから、しっかり休ませて、立て直してきたら、またどこかでSpinning Queenとあたる機会はあるでしょう。