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12/10 Hong Kong Cup GI Sha-Tin HK Turf 2000m

名牝たちのターフを去るとき。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
12Vengeance of RainZabeelDanelaghDanehillA. DelpechD.E. Ferraris
28Viva PatacaMarjuComicBe My ChiefC. SoumillonJ. Moore
37GrowlMontjeuThe Lions RoarWestern SymphonyC. WilliamsD.A. Hayes
46Hello PrettyDistorted HumorBlazing AuraBlazing SwordB. PrebbleA.S. Cruz
512Art TraderArchMathDevil's BagE. Saint-MartinJ. Moore
61High IntelligentAnabaaParty DancerParty LeaderD. WhyteJ. Size
74Admire MoonEnd SweepMy KatiesSunday SilenceY. TakeH. Matsuda
89PridePeintre CelebreSpecificityAllegedC. LemaireA. de Royar-Dupre
910Alexander GoldrunGold AwayRenashaanDarshaanK. ManningJ.S. Bolger
105Satwa QueenMuhtathirTolgaIrish RiverL. DettoriJ. de Roualle
1111Dia de la NoviaSunday SilencePotrizallisPotrillazoY. FukunagaK. Sumii
123Musical WayGold AwayMulikaProcidaR. ThomasP. van de Poele
3年連続の参戦となるのがAlexander Goldrun。2年前に勝ち、昨年は直線の不利で勝負にならず。そして今年、現役最後の舞台としてまたこの場に立つ事になりました。今年はPretty Polly Sの1勝に留まっていますが、Nassau SではOuija Boardと今年のベストレースとも称されるほどの激戦を演じていますし、Irish Champion Sを3着ならそう悪くない内容。マイルに出向いたMatron SでSpinning Queenに真逆のぶっちぎりを許してしまったのが気になるところですが、この馬は10Fでこそというところもありますし、香港は期待しても良いところではあります。しかしこれだけ香港に来ているAlexander Goldrunがついに淀に姿を現す機会を得なかった事はJRAの失態かなと思うところはあるわけですよ。こういう馬にはJCというよりエリ女で誘いを掛けた方が良いんじゃないかなとも(しつこい
一方こちらは2年連続の参戦になるPride。欧州でHurricane Runを葬り去ったその実力は今年のメンバー中随一。この馬もエリ女だったら来てくれても良かったんじゃないかと妄想するわけですが、まあ凱旋門の前後でかなり出走間隔が詰まったので仕方ないのはあるか。昨年はスローペースでVengeance of Rainを捉えきれずではあったが、今年ならスローでも問題なく差し切ってしまえるだけの末脚ではあるだろう。
Satwa Queenは今年になってGII Jean Romanetを勝つと、Operaを2着と頭角を現した。BC FMTは見所無く5着に終わっているが、Prix de l'OperaでMandeshaに3/4馬身差というのは評価されるべきではあるだろう。
前走でさすがにそこまで3着ばかり続くものかと思ったら、繰り上がってしっかり定位置確保のDia de la Noviaはさすがとしか言いようが無いが、この相手なりの差し脚は面白い反面、この場にはPrideを始めとして強力な差し脚を持っている馬も多いので難しいところはあるかなと。牡馬相手でも怯むような馬ではないし、包まれない外枠も恵まれたといって良いかと。というかPride、Alexander Goldrun、Dia de la Noviaと外に並べたHKJCはGJです。
さて、地元馬としては昨年の覇者Vengeance of Rainと昨シーズンのDerby馬Viva Patacaという事にはなるか。Vengeance of Rainは今年の前半を休養に充て、NZに帰っていたのだが、そこからレースへの復帰は遅れて10月の終わりになってようやく出走した。1200m、1600mと明らかに調整代わりのレースを使っての急仕上げではありますが、2000mクラスでの強さは本物。前走のMile Trialも直線に入っても反応が鈍く、最後に一気に飛んできたが明らかに距離不足。斤量背負ってということも考えれば5着でも悪い内容ではないといえるか。昨年以上になって戻ってきたPrideと張るにはどうかとも思われるが、今年も上位に食い込んでくるのは間違いないだろう。
Viva PatacaはHong Kong DerbyとChampions and Charter Cをともに柔らかい馬場で制した。今シーズンは前走のCup Trialで3着だが、直線でHello Prettyとの差が詰まらないどころか引き離されたというのは気になる。これだったらVaseでOuija Boardらにぶつける方が良かったのではないかという気もしなくはない。
Tiralを勝ったHello Prettyは今シーズン2連勝で大舞台に挑戦となった。Trialは強い勝ち方だったが、どうかなと。
Admire Moonは札幌記念は古馬相手とはいえ楽な相手だったからと思っていたら天皇賞でも上がり最速で3着に食い込んできたあたり、2000mという距離は合うのだろう。マイルを走るより2000mで大成して欲しいなと思うところではある。このコースは差し馬が直線まで馬群に包まれて身動きが取れないというパターンが散見されるので、それに嵌まらなければ良いなと思いますが、内目の枠に入ってしまったんだよなあ。

Result

欧州馬の意地を見た。 1.Pride: Peintre Celebre - Specificity by Alleged
2.Admire Moon: End Sweep - My Katies by Sunday Silence
3.Vengeance of Rain: Zabeel - Danelagh by Danehill
4.Viva Pataca: Marju - Comic by Be My Chief
5.Art Trader: Arch - Math by Devil's Bag
6.Satwa Queen: Muhtathir - Tolga by Irish River
7.Dia de la Novia: Sunday Silence - Potrizallis by Potrillazo
8.Hello Pretty: Distorted Humor - Blazing Aura by Blazing Sword
9.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
10.Musical Way: Gold Away - Mulika by Procida
11.Growl: Montjeu - The Lions Roar by Western Symphony
12.High Intelligent: Anabaa - Party Dancer by Party Leader
High Intelligentが先頭に立ち、Hello Pretty、Growlという形でレースを作って、その後ろが香港のVengeance of RainとViva Patacaが並んで続く。Dia de la Noviaは好スタートを切ったが1,2コーナーまでに下げて向こう正面では最後方。他の有力馬もDia de la Noviaの前にPride、Admire Moonが並んで、更にその前がAlexander Goldrunと後ろに集まっていた。最初に動いたのがAlexander Goldrunで、コーナーを回りながら進出。大外から良い形で直線に向いたがそこからの伸びが無い。前の方ではVengeance of Rainが外から先行馬を交わしに掛かり、Prideもやや早めの仕掛けで4コーナーで順位を押し上げる。このPrideについていく形になったのがAdmire Moon。直線の半ばで先頭に立ったVengence of RainをPrideが交わすと後は後ろから差してくるAdmire Moonとの勝負になり、Admire Moonは並びかけ、写真判定となったが短頭差でPrideが凌ぎきっていた。
Prideとしては昨年のことがあるから早めに仕掛けたというのはあると思われます。Admire MoonはAlexander GoldrunやPrideが動いたときにすぐにはついていかずやや溜めるような形で直線の入り口あたりからというところはあり、その段階では外にDia de la Noviaがいてどうかという部分もあったが、Prideが一気に行ったおかげで進路ができ、Viva Pataca、Vengeance of Rainを一気に葬るもののPrideを差し切るまでには至らず。香港の2騎は好位から直線で抜け出そうとしたものの、意外に早くPrideが来たのが誤算といえばそうなるか。Dia de la Noviaも直線の入り口ではAdmire Moonと並ぶような位置にいたがそこからの脚がありませんでした。Alexander Goldrunは前を交わす前にPrideらに交わされて終了。
今年の香港はVase、Mile、Cupでゴール前接戦となりましたが、その全てで追い込んできた方がわずかに届かないという形。差しが効かないというんではなく、それだけ勝った方が最後しぶとかったということにはなるだろう。
結局Ouija Boardはレースに出走することなく引退。Prideは勝ってターフを去り、Alexander GoldrunとDance in the Moodはやや残念な形で終わりとなってしまったなあ…と。

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IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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December 8, 2006 1:33 AMに投稿されたエントリのページです。

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