Revery_L_Elektra
memo
|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMO|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK|MEMO>AnotherSide

« British and Irish Leading Lists 2006 | Imaginations from the Other Side | 1/28 Santa Monica H GI Santa Anita CA Dirt 7F »

2006 North American Leading Sire List

フランスはまとめてみたら予想以上につまらなかったのでパスします。
今年もBlood-Horseの北米リーディングですので、賞金額にはアメリカ、カナダの他、欧州5ヶ国とUAEが含まれます。
RankStallionSireDamBroodmare SireWinners/RunnersTotal Earnings
1A.P. IndySeattle SlewWeekend SurpriseSecretariat90/1679,724,198
2DynaformerRobertoAndover WayHis Majesty73/1787,433,794
3Giant's CausewayStorm CatMariah's StormRahy94/2097,190,807
4Pleasant TapPleasant ColonyNever KnockStage Door Johnny55/1286,915,677
5Maria's MonWavering MonarchCarlotta MariaCaro127/2056,907,268
6Distorted HumorForty NinerDanzig's BeautyDanzig89/1686,739,245
7Awesome AgainDeputy MinisterPrimal ForceBlushing Groom67/1366,700,149
8LangfuhrDanzigSweet Briar TooBriartic101/2066,359,405
9Red RansomRobertoArabiaDamascus52/1496,352,496
10Stormy AtlanticStorm CatHail AtlantisSeattle Slew115/2076,057,886
11Smart StrikeMr. ProspectorClassy'n SmartSmarten89/1555,957,227
12Storm CatStorm BirdTerlinguaSecretariat68/1375,660,239
13Unbridled's SongUnbridledTrolley SongCaro89/1705,519,314
14Royal AcademyNijinskyCrimson SaintCrimson Satan101/2375,513,539
15Thunder GulchGulchLine of ThunderStorm Bird94/2055,503,806
16Grand SlamGone WestBright CandlesEl Gran Senor137/2555,434,342
17Slew City SlewSeattle SlewWeber City MissBerkley Prince89/1425,261,977
18Silver DeputyDeputy MinisterSilver ValleyMr. Prospector97/1695,091,018
19Swiss YodelerEastern EchoDrapeauRaja Baba94/1904,880,139
20ForestryStorm CatShared InterestPleasant Colony66/1244,834,700
JRAのように条件戦とGIでの賞金格差が小さいならば別ですが、この手のリーディングでは限られた高額賞金レースを如何に勝たせるかという側面は大きくでます。ということで1頭で同父産駒の賞金額の50%以上をたたき出した馬を抽出してみます。
David Junior (Pleasant Tap): 3,519,420 (50.9%)
Electrocutionist (Red Ransom): 4,243,178 (66.8%)
Lava Man (Slew City Slew): 2,770,000 (52.6%)
毎年Dubai World CかBC Classicを勝たせると上位ですからね。今年の場合はInvasorの父Candy Stripesが集計対象外になるので目立ったのはElectrocutionistということになりますか。例えばRed RansomからElectrocutionistの賞金を差っ引くと150位程度にまで落ちます。David Juniorもかなりそれではありますが。
■A.P. Indy
稼ぎ頭はもちろんBernardini。Preakness S、Travers S、Jockey Club GCと高額賞金のGIを3勝して年間の総獲得賞金は3,060,480ドル。これだけの馬でもBCのタイトルを取れなかったというのが頭の痛い所ながら、活動期間1年でMineshaftの記録を大幅に更新してA.P. Indy産駒のトップアーナーにもなりました。Mineshaftも北米での稼動では1年だろうといわれたらまあそうなんですが。BCの2着はかなりの賞金ではあるし、最終的に差がついたのはそのあたりか。Blood-HorseのリーディングではそのMineshaftが活躍した2003年以来のトップ。他にMaster Commander、A.P. Warrior、Teammate、Suave、Boca Grande、Admiral's Cruiseが重賞を勝っていますし、充実していたとは言えるでしょう。やはり3歳から古馬になって強いという重賞馬のラインナップながら、カナダの2歳女王なんてのも出していた模様。
母父として出したBluegrass Catはもともとの牝系がアレということもあったが、まあネタに困らん種牡馬ではあります。今年は、まだ数が揃うまでもう少し時間が掛かるだろうという段階でBMSリーディングの20位に入っている。1989年産まれは上位100頭中で最も若い。現状CIが4.00という恐るべき良血喰いであるということを考えても母父としての能力がやはり高いのだろう。将来的にその繁殖の質の高さでBMSリーディングを獲得するのは確実という気はする。
■Dynaformer
Barbaroがトップですが、Preakness Sでリタイアしたためその割合は大きくありません。Barbaroが無事ならA.P. Indyを逆転できた可能性はありますね。活躍馬は他に9歳ながらハードルレースで最強を譲らなかったMcDynamo、BCFMT2着のFilm Maker、Pommes Frites、Purim、Drum Jajor、Dynamite Lassなど。全体的に古馬になってから本格化という特徴が北米のトレンドからは外れるところなのですが、逆にいえばそれが強みになっているというところもあるのでしょう。結果としてそれは後継種牡馬の不足という事態を同時に引き起こしているとも言えますが。
■Giant's Causeway
3世代もあれば古馬もいるわけで陣容は整ったとは言えるのでしょう。その割には昨年の賞金に比べて伸びがいまいちなのは、チーフアーナーAragornを筆頭にOonagh MacCool、Naissance Royale、My Typhoonとセンセーションを巻き起こした初年度産駒の活躍に頼る部分があったということにはなるでしょう。3歳だった2年目の産駒もFirst Samurai、Win McCoolなど活躍馬がいないわけではありませんが、欧州での活躍となるとPrimary、Frost Giant程度となり、種牡馬としての拠点をアイルランドのCoolmore StudからアメリカのAshford Studに移した影響ではあるんでしょうが、ここまで欧州で存在感を無くすかとも思います。北米芝での賞金の割合が50%に迫り、米芝リーディングでA.P. Indyは勿論のことDynaformerをも逆転してリーディングを獲得しているように芝指向があるといえばあるので余計にこれから古馬で目立ってくるんじゃないかなと。一方で2歳がさっぱりだったというのはやや気にかかる。新設になるBC Juvenile Turfで2歳の芝路線が整備されていくとまた変っては来るでしょうが、2歳のうちにダートをガンガン走らせるというタイプではないなと。
■Pleasant Tap
昨年の獲得賞金の半分がDavid Juniorによるもので、そしてそれはほぼDubai Duty Freeですよとは言えるかな。それでも他にPremium TapがWoodwardとClarkでGIを2勝に、BCも3着なんだからDavid Juniorだけとは言いかねる。とはいえ重賞を勝ったのはこの2頭で、ステークス馬もハードル込みで5頭止まり。極端すぎます。
■Maria's Mon
とにかく数が多いという印象ながら、今年はMonarchos以来のGI馬としてWait a WhileとLatent Heatが出ましたし、他にStrong Contender、Cause to Believe、High Limit、Gaffと重賞馬が出ています。出来過ぎというところもあるかなと思うが、初のトップ10入りとなりました。まあ種付け料を6万ドルもとるんだからこれくらいはやれていいという感じでもあるかなと。
■Distorted Humor
重賞馬を多く出しながらもGI馬はゼロというところは悲しい結果ではありました。とはいえステークス馬20頭がステークス31勝。そのうちで重賞馬が10頭という結果は北米トップです。CommentatorやFlower Alleyが誤算だったか。一方で6歳になってカナダにドサ回りに連れて行かれた二冠馬Funny Cide様には別の意味で涙を誘われます。全体としては実力のある馬を出してはいたけどGIを勝てるほどの強さかめぐり合わせには恵まれなかったということになるかな。
■Awesome Again
今年も稼ぎ頭はRound Pondながら、BC Distaffを勝ったので大幅に増額されております。他にSpun Sugar、Dubai EscapadeがGIを勝って牝馬が強かった一年というのはあるか。牡馬の方は期待のWilkoがドバイで燃え尽きたかという状況になったのが惜しかった。割と勝ちきれないという印象もあるにはあるが、リーディング上位の中では上級馬の層が薄いという気はします。
Langfuhr
Lawyer Ronを出しています。しかし重賞級の活躍を見せた馬は少なく、ノングレードのステークスをきっちりと勝たせて稼ぎました。前にいたImperialismもそうでしたが、トップクラスでもGIになると物足りないところはあって、それ以外となると重賞でその有様。とにかく下のクラスで分厚く稼ぐというタイプです。Lawyer RonがDerby路線に乗ったんだから十分といったところではあるか。
■Red Ransom
Electrocutionistのおかげです。リーディング上位では唯一の北米外供用の種牡馬になりますが、何年か前までは北米にいたわけで、その頃の産駒も残っています。というかElectrocutionistだってそうですし。Electrocutionistの他にはシャトル先のオーストラリアで出したRed DazzlerがGI勝ち。北米に残している産駒の活躍はまあこんなものかといった程度か。
■Stormy Atlantic
Stormelloを出してGIの壁を越えました。フロリダで3年間の種牡馬生活の後、ケンタッキーに移ったその初年度にあたるのがStormelloということになります。そのHollywood Futurityのおかげで2歳リーディングを獲得。Hill'n'Daleに移ってからの産駒がデビューしてくるこの数年が勝負というところはあるかと思います。全体でステークス馬は12頭出ましたが、そのうちの5頭が2歳であり、23勝中10勝を挙げています。2006年のStormy Atlanticは全体の成績が上がっているのですが、この2歳戦の成績が特に良くなっています。産駒数が増えたという事情もありますが、やはりフロリダからケンタッキーに移れたということが大きなファクターではなかろうか。これからStormello以外のKentucky Derby有力候補が出てくるようだと面白いでしょう。
というのがリーディング上位10頭の状況ではあります。10位以下にStorm CatやUnbridled's Songの名が見えています。Smart StrikeはEnglish Channelが稼ぐという形なのは2006年も変わらずと言ったところで、その次が出てきていないとも言えるか。Storm Catは強い馬が出なければこんなものという程度ではあるでしょう。Bluegrass Catが割と稼いではくれたんですが、3歳で強かったのはそれくらいですし、2歳馬もぱっとしなかったってのはあります。Unbridled's Songは結局毎年のようにこういう位置に収まるのですね。GI馬もそこそこ出していますが突き抜けきれない。Fappiano、Unbridledと早くに亡くなってその分まで期待を掛けられているってところもあるんだとは思いますが、これからはEmpire Makerもいるし安泰とまでは思えない。Royal Academyは北米や欧州ではそれほど目立ってなかったようにも思いますがこの位置。とはいえシャトル先のブラジルでの活躍の方がブラジルでの活躍の方が凄いと言えばそうですね。Thunder GulchはBalance、Circular Quayが出ていますが、これでは物足りないという感じもあるかな。Balanceが順調だったらと言うことになるのだろう。今年はCircular Quayがどこまでいけるかではあるでしょう。Grand Slamは数こそ凄いのですが、大物は出していません。GIで勝負させてもらえなかったというかそもそもGIにたどり着けません。重賞ですら敷居が高かったという結果ではなかろうか。Slew City SlewはLava Manが荒稼ぎ。それ以外では重賞も勝てないという体たらく。Silver DeputyはPool LandとBadge of Silverが活躍。Badge of Silverが一年間まともに使えてたらとも思います。Swiss YodelerはThor's Echo。この馬もその他との差が大きいです。ForestryはDiscreet Catという大物を得ました。リーディングでこの位置にいる割には、Diplomat Lady、Smokey Glackenのような馬が活躍しています。まあ、どちらも微妙といえばそんなところかと納得してしまうような馬ではあるのですけど。
そして21位以下で気になる種牡馬。Archも北米にArravaleとPine Island、イギリスでLes Arcsを出しましたが21位。この他香港で走るArt Traderもいます。リーディング的には産駒の数が少ないことも影響したかなと思います。昨年の活躍で人気が出ればというくらいではないかなと。しかしPine Islandを亡くしてしまったのは惜しいなあ。Borrego、Kitten's Joyが引退、Artie Schillerが当てにならなかったEl PradoはAsi SiempreがGIを勝ったものの獲得賞金が2005年からほぼ半減し、リーディング41位に甘んじた。トップクラスだけでなく、ステークスあたりでも層が薄くなり賞金を稼げなかったのが原因だろう。産駒数が減っているというのもあるが、2002年以降の産駒成績が不振なのはやや気になるところ。Lemon Drop Kidが43位。Lemons ForeverがGIを勝った他にCosmonautとかも出ているので随分マシになったとはいえるのではないか。これまでが悪すぎたというのはあるにしても。Kingmamboは61位。Tawqeetの分は入ってないのでとは言えるかも知れんが。69位にAptitudeがいてこれがセカンドクロップリーディング。Great HunterがGIを勝ったし、Steppenwolferはダービー3着と良い成績なんだけど、勝ちきれないのも目立つなあというあたり流石はA.P. Indyかw

Track Back

Track Back URL:
http://pilgrimage.sakuratan.com/bourtai/mt-tb.cgi/616

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 2006 North American Leading Sire List:

» 米年度代表にインヴァソール 送信元 Brain Squall 【競馬ニュース&コラム】
ひとこと ※ハケンの品格を見てしまった。かなり衝撃的。この脚本家天才だわ、悪い意味で。 注目記事 ◆米年度代表にインヴァソール…南米産初の快挙 ◇少数票i... [詳しくはこちら]

コメントを投稿

Sitemaster

MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

About

January 24, 2007 2:40 AMに投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「British and Irish Leading Lists 2006」です。

次の投稿は「1/28 Santa Monica H GI Santa Anita CA Dirt 7F」です。

メインページ
アーカイブページ

Powered by
Movable Type
 
REVERY_L_ELEKTRAMEMO>AnotherSide