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安田記念 GI 東京 芝1600m

今年は香港から4騎が参戦。Champions Mileの上位3頭が揃っている。
馬名母父騎手調教師
1サクラメガワンダーグラスワンダーサクラメガサンデーサイレンス鮫島良太友道康夫
2ダイワメジャーサンデーサイレンススカーレットブーケノーザンテースト安藤勝己上原博之
3アドマイヤキッスサンデーサイレンスキッスパシオンジェイドロバリー川田将雅松田博資
4グッドババLear FanElle MemeZilzalE. サンマルタンA. シュッツ
5コンゴウリキシオーStravinskyPrincipiumHansel藤田伸二山内研二
6ザデュークDanehillMer du SudBluebirdR. フラッドC. ファウンズ
7オレハマッテルゼサンデーサイレンスカーリーエンジェルジャッジアンジェルーチ後藤浩輝音無秀孝
8スズカフェニックスサンデーサイレンスローズオブスズカFairy King武豊橋田満
9ジョイフルウィナーEl MoxieNorthern TycoonLast TycoonG. モッセJ. ムーア
10エイシンドーバーVictory GallopEishin GeorgiaKris S.福永祐一小崎憲
11マイネルスケルツィグラスワンダーアラデヤMachiavellian柴田善臣稲葉隆一
12キストゥヘヴンアドマイヤベガロングバージンノーザンテースト内田博幸戸田博文
13エアシェイディサンデーサイレンスエアデジャヴーノーザンテースト横山典弘伊藤正徳
14ディアデラノビアサンデーサイレンスポトリザリスPotrillazo岩田康誠角居勝彦
15スーパーホーネットロドリゴデトリアーノユウサンポリッシュエルセニョール藤岡祐介矢作芳人
16シンボリエスケープサクラバクシンオースイートケンメアKemmare蛯名正義久保田貴士
17エイブルワンCape CrossGardeniaDanehillN. キャロウJ. ムーア
18ジョリーダンスダンスインザダークピーターホフズパティアPeterhof秋山真一郎堀宣行
ダイワメジャーの能力は認めつつ、ドバイから帰国後初戦であるというファクターを完全に無視する事は出来ない。ただ、追い切りでもちゃんと時計を出しているので、体調は問題無いのだろう。サンデーサイレンス産駒がこのレースに勝っていないことから東京マイルが苦手ということも言われるが、そうは思われない。ただ、直線が長いのでダイワメジャーとしては去年のように後ろから差されるパターンに陥りやすいのが問題なだけだろう。毎日王冠と天皇賞を勝っているので決定的にダメということは無いと思われる。
高松宮記念から直行になったスズカフェニックスは今年の東京新聞杯を勝っていて、下級条件では2000mまでこなしていたので、距離に不安は無いだろう。ダイワメジャーを差せる流れになったら、結局はこの馬という気がしないではない。
香港からの4頭はいずれも名のある馬であり、香港のマイル戦線の充実を如実に示している。昨年安田記念で3着に入ったJoyful Winnerは今シーズン序盤は精細を欠いていたが、春になってようやくQueen's Silver Jubelieeで復活勝利を挙げると、Champions Mileでも2着と調子を上げての遠征。東京コースの実績もあり、香港4頭の中でもエース格と言って良いのではないか。J. Moore厩舎は更にChampions Mileを勝ったAble Oneを出走させる。Champions MileはAble Oneがスローでペースを作っての上がり勝負に持ち込んだこともあって、勝ったとはいえAble Oneは恵まれたといって良い。その中で1頭だけ馬群を縫って差してきたJoyful Winnerの強さは際立っていた。
The Dukeも去年の安田記念を走ったが、Bullish Luck、Joyful Winnerの好走の陰で15着に終わった。しかし今シーズンの成績ならばそのBullish Luck、Joyful Winnerを凌ぎ、年末のHong Kong Mileを勝っている。その後もQueen's Silver Jubilee2着、Champions Mile3着と安定している。春に満足に使えず、遠征に間に合わせてきただけの去年とは状態が違うと見なければならないだろう。Good Babaは連勝して臨んだChampions Mileで5着に終わったが、上位がAble One、Joyful Winner、The Duke、Floral Pegesusならば仕方ないといったところもあるだろう。それだけ今の香港のマイルは実力馬が揃っている。血統ならばこの馬が一番面白いのだが、来シーズンに期待という馬ではあるか。
マイラーズCを逃げ切ったコンゴウリキシオーがペースを作る事になるとは思われる。香港勢で前目の位置取りをするのはThe DukeとAble One。前走逃げ切ったAble Oneは本来逃げ馬ではなく、中団あたりからレースを進めることが多く、ペースが上がるならわざわざ競りには来ないだろう。The Dukeにしても何が何でもという馬ではなく、中団からでもレースを進められるので、コンゴウリキシオーはスムーズにペースを握れるのではなかろうか。ただ、逃げたら逃げたで後ろからダイワメジャーに来られるわけで、レースとしては難しかろう。
京王杯を勝って臨むエイシンドーバーはマイルはこなせるし問題無いだろう。切れを活かせるかどうかではないか。マイネルスケルツィは最後甘くなるのでダメだろう。

Result

展開はまあ予想通りだったんだが…
1.ダイワメジャー: サンデーサイレンス - スカーレットブーケ by ノーザンテースト
2.コンゴウリキシオー: Stravinsky - Principium by Hansel
3.ジョリーダンス: ダンスインザダーク - ピーターホフズパティア by Peterhof
4.アドマイヤキッス: サンデーサイレンス - キッスパシオン by ジェイドロバリー
5.スズカフェニックス: サンデーサイレンス - ローズオブスズカ by Fairy King
6.エイシンドーバー: Victory Gallop - Eishin Georgia by Kris S.
7.グッドババ: Lear Fan - Elle Meme by Zilzal
8.キストゥヘヴン: アドマイヤベガ - ロングバージン by ノーザンテースト
9.ジョイフルウィナー: El Moxie - Northern Tycoon by Last Tycoon
10.マイネルスケルツィ: グラスワンダー - アラデヤ by Machiavellian
11.スーパーホーネット: ロドリゴデトリアーノ - ユウサンポリッシュ by エルセニョール
12.エイブルワン: Cape Cross - Gardenia by Danehill
13.サクラメガワンダー: グラスワンダー - サクラメガ by サンデーサイレンス
14.ディアデラノビア: サンデーサイレンス - ポトリザリス by Potrillazo
15.ザデューク: Danehill - Mer du Sud by Bluebird
16.エアシェイディ: サンデーサイレンス - エアデジャヴー by ノーザンテースト
17.シンボリエスケープ: サクラバクシンオー - スイートケンメア by Kemmare
18.オレハマッテルゼ: サンデーサイレンス - カーリーエンジェル by ジャッジアンジェルーチ
ラップタイム: 12.3 - 10.7 - 11.1 - 11.8 - 11.6 - 11.3 - 11.5 - 12.0
外が伸びてこなかったのが誤算。
エイブルワンは競っても引いて、コンゴウリキシオーのペースになるというのは読みどおり。とはいえコンゴウリキシオーとしてはそこで10.7というラップを出させられてしまったのが、最後ダイワメジャーの逆転を許す事になったかなと。そしてダイワメジャーは直線に向くところでちょっと前に壁があるような形になっていて、外に出さなければならなかったために仕掛けが遅くなったというのはあるだろう。ただ、そこから切れてくるあたりが流石にサンデーサイレンスというところか。
今日の馬場とペースで上がり34秒を切れる馬がいないというのがちょっと理解に苦しむところで、綺麗に34.3で揃う最速上がりの馬たちは4コーナーの通過順のままになってしまったし、その中で前のダイワメジャーが34.4でまとめてるんだから勝負にならない。外の馬が一気に来るという展開を考えてたんだがなあ…
コンゴウリキシオーはマイラーズCなんかもそうで、速めのペースを刻んでも最後まで持つというのは分かってましたが、強くなっているという事で良いのだろう。Stravinsky産駒の走る馬を見てると、割と積極的にNorthern DancerかRaise a Native(Mr. Prospector)をクロスさせる方向性というのがあって、Serenade Roseなんかは極端にSadler's Wellsを使ってしまうわけですが、Northern Dancerとして多いのがNijinsky。これはNureyevとNijinskyという組み合わせもあるのだろうし、Stravinskyの母父がBlushing GroomということでRed GodとNijinskyを組ませる事ができるというのがあるのだろう。コンゴウリキシオーはHansel、Nijinskyということでその両方を使う。またBalmontと同じくCosmahというのも興味深い。宝塚記念となると200mほど長いかもしれないが、頑張って欲しいところ。

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MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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June 2, 2007 10:50 PMに投稿されたエントリのページです。

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