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Lane's End Stallion Roaster 2008

前にも書きましたが、北米の種馬場のラインナップで最も楽しいのがLane's Endです。そりゃA.P. IndyにKingmamboを抱えてますしね。ということで、今年もここの種付け料だけはまとめる。去年もやりましたが、基本的にこれまでの分に追記。
StallionSire2008 Fee2007 Fee2006 Fee2005 Fee2004 FeeCurrent Year Leading EarnerSireRank
A.P. IndySeattle Slew300,000300,000300,000300,000300,000Rags to Riches2
KingmamboMr. Prospector250,000Private300,000300,000225,000Student Council21
Smart StrikeMr. Prospector150,00075,00050,00035,00025,000Curlin1
MineshaftA.P. Indy75,000100,000100,000100,000100,000La Mina25(First Crop Ranking)
Rock Hard TenKris S.50,00050,00050,000------------
Dixieland BandNorthern Dancer50,00050,00050,00050,00050,000Kona Blend---
Dixie UnionDixieland Band50,00050,00040,00030,00030,000Grasshopper55
Lemon Drop KidKingmambo35,00020,00020,00050,00050,000Citronnade9
Pleasantly PerfectPleasant Colony30,00030,00040,00040,000---------
AragornGiant's Causeway30,00030,000---------------
After MarketStorm Cat30,000------------------
LangfuhrDanzig25,00025,00020,00030,00025,000Lawyer Ron5
Pleasant TapPleasant Colony25,00015,00010,00010,00015,000Premium Tap18
Came HomeGone West25,00025,00040,00040,00040,000C P West10(Second Crop Ranking)
GulchMr. Prospector20,00030,00040,00050,00050,000May Night52
City ZipCarson City15,00020,00015,00015,000?Tishmeister78, 7(Third Crop Ranking)
Belong to MeDanzig12,50012,50015,00025,00025,000Stay Close54
Stephen Got EvenA.P. Indy12,50020,00025,00012,50012,500Steve's Double85
MingunA.P. Indy7,5007,5007,500------------
Bowman's BandDixieland Band6,0006,000---------------
King CugatKingmambo5,0005,0005,0005,0007,500Latin Rhythms23(Third Crop Ranking)
WandoLangfuhr5,0007,50010,000------------
トピックとしては強気に倍額にしたSmart Strikeの150,000ドルということになりましょうか。
A.P. Indy: Seattle Slew - Weekend Surprise by Secretariat
来年からStorm Catの種付け料が300,000ドルに下がるので、彼と並ぶ北米トップとなりました。種牡馬としてそれにふさわしい実績を残していますし、消長の激しい北米のサイアーランクにあってこれだけ安定して上位に踏みとどまること、また母父としての実績が積み上げられつつあることを考えると当然の地位なのかなとも。母父としては去年いきなりリーディング20位に現れましたが、今年は現時点でリーディング13位と順位を上げています。100位までで彼より若いのはKingmambo(よりによってお前かw)くらいのものです。種牡馬としても図抜けて高いコンパラブルインデックスがA.P. Indyの特徴ですが、母父としてもそれは変わらず。
今年前半はRags to Richesに限らずA.P. Indy産駒の活躍が目立ちました。Master Commandなんか凄く期待したのですが、気がついたらいなくなったという印象。Rags to RichesもBelmont Sのあとで一頓挫あった挙句に復帰戦で骨折して今シーズンを終えてしまいましたし、後半は随分と勢いを失ったなと。まあ、Indian Valeがいますし、2歳でも良血Majestic WarriorがGIを勝ちましたが、やや物足りないかなと。それでもBernardiniが大きく稼いだ去年より層は厚いのですが。
Kingmambo: Mr. Prospector - Miesque by Nureyev
今年も相変わらずでした。EpsomでLight Shiftが勝って、まず花火一つ目。Pacific ClassicでStuedent Councilがやらかして二つ目。一方今年何とかなるんじゃないかと思ったBobomanは何ともならなかったし、Archipekoも期待外れな戦績と言えばそうか。2歳にHenrythenavigatorとThewayyouareという2頭の良血が現れていますので、来年も楽しそうと言えばそうですな。
Student CouncilはPacific Classicを勝ったときは極端に時計の掛かるDel Marの馬場の恩恵を受けていたと思いましたが、その後、Hawthorne GCも勝ったのでフロックというわけでもないかと思わされました。ジャパンカップダートに出走したいと言っているようですが、BCに出るよりはチャンスがあるのではと思います。あぁ、見たい。
Smart Strike: Mr. Prospector - Classy'n Smart by Smarten
今年はCurlin、English Channel、Fabulous StrikeがGIを勝ち、ある種の壁を越えたという印象。リーディングサイアー獲得も見えてきたわけですし、上位では数少なくなってきたMr. Prospector直仔(リーディング上位としてはKingmamboやメリーランドの雄Not For Loveくらい、Gone West、Gulch、Seeking the Goldなんかはもう振るわないし、今年のFusaichi Pegasusの状況は酷い、Aldebaranも初年度産駒は出遅れた)というのも強気に出た理由かなとは思われる。ステークスクラスの輩出でも十分な数字を持っているが、重賞となるとまだA.P. Indyが上と思われるところはあって、今後のポイントはそこになるのかなとは思われる。
Mineshaft: A.P. Indy - Prospectors Delite by Mr. Prospector
今年産駒がデビューしたが、これまで勝ち上がり6頭で、未だにステークス勝ちは無しとやや出遅れているのは否定できないところ。これまで守ってきた100,000ドルのプライスタグも75,000ドルに下げざるを得なくなった。同じく100,000ドルスタートのEmpire Makerもかなり出遅れているが、あちらは初勝利がGIというCountry Starが出ただけ上ではあるかと。とはいえMineshaftに対しては、Lane's EndのボスW.S. Farishが相当入れ込んでいて、良い繁殖を宛がうだけでなく、セールで買い捲っていたので、そのあたりがデビューしてくるようになると状況は変わるのかもしれない。スタートで躓いたLemon Drop Kidが3年を過ぎて上昇してきたように、Mineshaftもゆっくりと見るべき種牡馬ではないかとは思われ。
Rock Hard Ten: Kris S. - Tersa by Mr. Prospector
50,000ドルの据え置き。まだ初年度の種付けが当歳なのでこれといったニュースも無く。当歳で上場されたのはまだ2頭で、そのうちの1頭がいたのはJRHAのセレクトセールならどう判断つけてよいのやらと。
Dixieland Band: Northern Dancer - Mississippi Mud by Delta Judge
今年目立った活躍馬はおらず、リーディングも100位に入っていないが、据え置かれた。母父としては相変わらず強く、リーディング3位。Mr. Prospectorがそろそろ退場しそうで、上位がSalder's Wells、Deputy Minister、Dixieland Band、Storm CatとNorthern Dancerの天下になりつつある。
Dixie Union: Dixieland Band - She's Tops by Capote
Dixieland Band後継としての期待も大きいのだろうし、何とかGI馬Dixie Chatterも出たし、他にGrasshopperという活躍馬も得たということで現状を維持した。ただ、そろそろ正念場なのは間違いない。種牡馬として同期のLemon Drop Kidに大きな差をつけられたとも言える。
Lemon Drop Kid: Kingmambo - Charming Lassie by Seattle Slew
ファーストクロップ、セカンドクロップの悲惨さはどこへやら。サードクロップで躍進したが、今年は更に上回った。Citronnade、Christmas KidがGIを勝ち、Cosmonautが芝戦線で活躍し、全体で9位に付けている。これは同期ではGiant's Causewayに次ぐ。よって、種付け料も上昇。初年度産駒の惨状からここまで来れるとは誰が思っただろうか。2歳ではまるで走らず、3歳と古馬で強くなるというあたり、Kingmamboの特徴をよく受け継いでいると思えます。何故か知らないが芝が得意で、獲得賞金の半分は芝のもの。北米芝限定ならリーディング5位になる。EpsomのDerbyにも出走馬を送り込んでいたが、その後の活躍を聞かないことから、まだそこまでの域には達していない模様。GIを勝った3頭が全て牝馬でもあるし、他でも牝馬の活躍が目立つ。
Pleasantly Perfect: Pleasant Colony - Regal State by Affirmed
特に何がどうというニュースも無い。イヤリングでそこそこ数が出ていたが、種付け料以下の落札額も目立つ。
Aragorn: Giant's Causeway - Onaga by Mr. Prospector
今年が種牡馬入り初年度では種付け料など変わるわけも無く。どれくらいの牝馬を集めたのかは気になるところ。
After Market: Storm Cat - Tranquility Lake by Rahy
Lane's EndがついにStorm Catの直仔を導入したとなるのがこの馬。種付け料30,000ドルの設定はAragornと同額ならば高いと思えるわけだが、父Storm Catとかそのあたりの差なのだろう。Sire of StallionとしてのGiant's Causewayはまだ未知の領域ではあるし。
Langfuhr: Danzig - Sweet Briar Too by Briartic
Langfuhrも今年の活躍には目を見張るものがありますが、こちらは種付け料据え置き。基本線でノングレードのステークスで稼ぐアベレージサイアーという見立てはあるのだろうなと。Lawyer Ronのような大物が出ること自体が異色というかそんな感じで。
Pleasant Tap: Pleasant Colony - Never Knock by Stage Door Johnny
この種牡馬だけは分からんw。はっきりと言えば大物が出るかどうかということに集約されるのだろう。サウド家に買われたPremium Tapは勿体無いと思われる。この馬が今年も北米で走っていたら古馬戦線の風景は変わっただろう。3歳からもTiagoという究極に近いネタ血統でGIを勝ってくれたので、来年も期待できそうだ。Santa Anita DerbyはまたPleasant Tapがやらかしたとしか思えなかったが、秋にちゃんとGoodwood Sを勝てたので良いだろう。
しかし、この種牡馬で何よりも楽しいのは、Lane's EndがPleasantly Perfectの導入に踏み切ったあたりがTap Dance Cityくらいしかいない底の時期で、その後に嫌がらせのようにDavid Junior、Premium Tap、Tiagoと大物(候補)を出したことだろう。そういえばPT's Grey Eagleなんてのもいたな。とはいえ今年で20歳を迎えながらも、Tap Dance Cityが日本なのは置いても、David Juniorは日本に連れてこられてしまったし、Premium Tapにも期待できないとなり、後継種牡馬がいないというのはあります。そういった面からもTiagoに掛かる期待は大きいのではないかな。
Came Home: Gone West - Nice Assay by Clever Trick
今年になってややマシにはなったが、ちょっと不振ではあるか。重賞クラスがC P Westだけというのでは寂しい。
Gulch: Mr. Prospector - Jameela by Rambunctious
種付け料の低下が止まらない。高齢になったというのもありますが、Dixieland Bandのように種付け料を維持する材料を持たないのが厳しいか。サイアーラインとしてはThunder Gulch、Point Givenとラインを伸ばしているが、そのどちらも不安定で、大物の一発に期待する状況か。特にPoint Givenが悲惨。
City Zip: Carson City - Baby Zip by Relaunch
これまでに重賞を勝てたのは初年度産駒のWhat a Cityくらいかと思われるが、トータルで見ればそれなりの結果を残しているとは言える。仕上がりが早く、レース向きという点ではSongandaprayerより上。ただ、その後伸び悩むようではある。Lane's Endに移ったことと、半弟Ghostzapperの活躍でどれだけの繁殖を集められたかが今後の分かれ目になるかな。
Belong to Me: Danzig - Belonging by Exclusive Native
Langfuhrを少しスケールダウンしたような種牡馬になってしまった。ステークスあたりに壁がある。
Stephen Got Even: A.P. Indy - Immerse by Cox's Ridge
Don't Get Mad、Stevie Wonderboyの次が出ない。種付け料も元の水準に戻ってきた。
Mingun: A.P. Indy - Miesque by Nureyev
まだ、種牡馬2年目。ある意味、この種付け料でこれだけの血を導入できるというのは価値があるのではと。後は産駒がデビューしてからの話か。
Bowman's Band: Dixieland Band - Hometown Queen by Pleasant Colony
産駒デビュー前なんで特に何もなし。
King Cugat: Kingmambo - Tricky Game by Majestic Light
いきなりオーストラリアでGI馬が出た。とはいえトータルでは良くないのは変わらず。Seaside Retreatがいただけ去年の方が良かったかもしれない。良血なんだが、Kingmamboの求める方向と違っていたというのが種牡馬になってからも影響してるのかなと。もともと、そんなに良い繁殖を集められる立場ではなかったというのもあるでしょうが。
そういえば、King CugatはもうLane's Endには帰らないって話じゃなかったか…と思って確認したら2007年シーズンは向こうに留まるという話で、種付け料を発表したということは来年は戻ってくるのか。
Wando: Langfuhr - Kathie's Colleen by Woodman
何故か産駒デビュー前なのに種付け料が下がり続ける。カナダ三冠馬にこれはあまりにもと思うが。 <追記> Kingmamboの種付け料がこっそり250,000ドルと出ていたので思い出したように追記しました。

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メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
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IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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October 19, 2007 2:10 AMに投稿されたエントリのページです。

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