ま、Curlinがここに間に合ってたら驚く。
中心は昨年のCigar Mileを勝ったDaaher。Deputy Minsterラインの正統後継として現われたるオンタリオ産馬。これでNearctic以降6代に渡るカナダ産馬のラインがつながっていることになる。とはいえVice RegentとDeputy Minister以外はそれらしさ皆無だが。
このレースで距離をこなせる目途がつくならばDWC、やっぱりダメとなればGodolphin Mileというあたりの挑戦となりそうです。陣営はこなせるだろうということも言っています。実際Allowanceで9Fは走っていますし、Queens Plateの3着という実績もあるので、ダメなことは無いんですな。マイルの方が得意っぽいだけで。
これに対抗するのはPletcherのA.P. Arrow。A.P. Indy産駒の例に漏れず詰めの甘さの目立つ馬なんですが、昨年は重賞を2つも勝っています。驚きますね。距離的には9Fがベスト。血統も折り紙付というやつではありますが、La Troienneの補充が無いのが瑕疵と言えなくも無いといったところ。キャラ的にはどうせ2着とかそういうあたりを期待します。昨年は112ポンドという軽量を利して3着に来ましたが、今年はそういうことは許してもらえず、Daaherの120ポンドに次ぐ、119ポンドを背負います。
同じく119ポンドを喰らったのがEinsteinとSpring at Last。Einsteinは4歳の充実してきたという時期に長期休養を余儀なくされてしまったのが不運だったという気はします。そもそも芝馬だし、ダートでも勝っているとはいえそれはいつの話だとなるわけですよ。一方Spring at Lastは昨年のGodolphin Mileの勝ち馬。その後長く休養していましたが、12月に復帰してAllowanceを快勝しています。9Fも守備範囲できっちり狙ってきたという印象です。
118ポンドになるのが2年前のこのレースの勝ち馬Brass Hat。その後DWCで結局失格になっているなど、散々な目に遭っています。昨年はノングレードながらMassachussetts Cを勝ち、Clark Hで2着とマシになってはいるのだろうけど、Clark HではA.P. Arrowとの直線の勝負に負けるという失態を演じました。
Mass Cで2着だったのがFairbanksです。この馬はSuburban Hで2着が光る程度でやや力が落ちるか。Clark Hは5着でした。Kiss the Kidは芝からの転戦。Appleton Hを蹴ってこちらに回ったのだからそれなりのレースを見せてもらわないと困ります。Wood Be Willingも芝でレースをしていた馬で、1972さまの記事で触れられているCommentatorにぶっちぎられた2着にいたのがこの馬です。
2.A.P. Arrow: A.P. Indy - Garimpeiro by Mr. Prospector
3.Kiss the Kid: Lemon Drop Kid - Black Tie Kiss by Danzig
4.Brass Hat: Prized - Brassy by Dixie Brass
5.Fairbanks: Giant's Causeway - Alaska Queen by Time for a Change
6.Einstein: Spend a Buck - Gay Charm by Ghadeer
7.Daaher: Awesome Again - Irish Cherry by Irish Open
8.Dr. Googles Boogles: Richter Scale - Mountain Dance by Hagley
Non Runner: Wood Be Willing
先行争いを制したのはDaaherで、その外からKiss the Kidが並びかける展開。Spring at Lastは引いてDaaherの後ろにつける3番手でレースは進んだが、Daaherは3コーナーで後退し始め、Spring at Lastが外からKiss the Kidを処理する。直線に入るとSpring at Lastがリードして、最後は追い込んだA.P. Arrowを半馬身押さえた。人気薄だったKiss the Kidが3着に粘っている。
Spring at Lastは昨年のGodolphin Mile勝ち馬だが、この勝利で今年はWorld Cに出走する公算が高くなった。
A.P. Arrowは追い込んで届かずという実にA.P. Indy産駒らしい競馬。Daaherに関してはニューヨークからフロリダに連れて行ったら温度差で体調を崩したという話が。
Brass Hatは今となってはこんなものか。Fairbanksは控えてしまうと良くないというパターンに今回も嵌った。Einsteinは芝でがんばれ。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Wood Be Willing | Pulpit | Woodmiss | Woodman | Jose Lezcano | H. Allen Jerkens |
2 | Spring at Last | Silver Deputy | Winter's Gone | Dynaformer | Eibar Coa | Doug F. O'Neill |
3 | Dr. Googles Boogles | Richter Scale | Mountain Dance | Hagley | Kent J. Desormeaux | Dale L. Romans |
4 | Daaher | Awesome Again | Irish Cherry | Irish Open | Michael J. Luzzi | Kiaran P. McLaughlin |
5 | A.P. Arrow | A.P. Indy | Garimpeiro | Mr. Prospector | Ramon Dominguez | Todd A. Pletcher |
6 | Fairbanks | Giant's Causeway | Alaska Queen | Time for a Change | John R. Velazquez | Todd A. Pletcher |
7 | Kiss the Kid | Lemon Drop Kid | Black Tie Kiss | Danzig | Eddie Castro | Amy Tarrant |
8 | Brass Hat | Prized | Brassy | Dixie Brass | Willie Martinez | William Bradley |
9 | Einstein | Spend a Buck | Gay Charm | Ghadeer | Edgar S. Prado | Helen Pitts |
このレースで距離をこなせる目途がつくならばDWC、やっぱりダメとなればGodolphin Mileというあたりの挑戦となりそうです。陣営はこなせるだろうということも言っています。実際Allowanceで9Fは走っていますし、Queens Plateの3着という実績もあるので、ダメなことは無いんですな。マイルの方が得意っぽいだけで。
これに対抗するのはPletcherのA.P. Arrow。A.P. Indy産駒の例に漏れず詰めの甘さの目立つ馬なんですが、昨年は重賞を2つも勝っています。驚きますね。距離的には9Fがベスト。血統も折り紙付というやつではありますが、La Troienneの補充が無いのが瑕疵と言えなくも無いといったところ。キャラ的にはどうせ2着とかそういうあたりを期待します。昨年は112ポンドという軽量を利して3着に来ましたが、今年はそういうことは許してもらえず、Daaherの120ポンドに次ぐ、119ポンドを背負います。
同じく119ポンドを喰らったのがEinsteinとSpring at Last。Einsteinは4歳の充実してきたという時期に長期休養を余儀なくされてしまったのが不運だったという気はします。そもそも芝馬だし、ダートでも勝っているとはいえそれはいつの話だとなるわけですよ。一方Spring at Lastは昨年のGodolphin Mileの勝ち馬。その後長く休養していましたが、12月に復帰してAllowanceを快勝しています。9Fも守備範囲できっちり狙ってきたという印象です。
118ポンドになるのが2年前のこのレースの勝ち馬Brass Hat。その後DWCで結局失格になっているなど、散々な目に遭っています。昨年はノングレードながらMassachussetts Cを勝ち、Clark Hで2着とマシになってはいるのだろうけど、Clark HではA.P. Arrowとの直線の勝負に負けるという失態を演じました。
Mass Cで2着だったのがFairbanksです。この馬はSuburban Hで2着が光る程度でやや力が落ちるか。Clark Hは5着でした。Kiss the Kidは芝からの転戦。Appleton Hを蹴ってこちらに回ったのだからそれなりのレースを見せてもらわないと困ります。Wood Be Willingも芝でレースをしていた馬で、1972さまの記事で触れられているCommentatorにぶっちぎられた2着にいたのがこの馬です。
Result
1.Spring at Last: Silver Deputy - Winter's Gone by Dynaformer2.A.P. Arrow: A.P. Indy - Garimpeiro by Mr. Prospector
3.Kiss the Kid: Lemon Drop Kid - Black Tie Kiss by Danzig
4.Brass Hat: Prized - Brassy by Dixie Brass
5.Fairbanks: Giant's Causeway - Alaska Queen by Time for a Change
6.Einstein: Spend a Buck - Gay Charm by Ghadeer
7.Daaher: Awesome Again - Irish Cherry by Irish Open
8.Dr. Googles Boogles: Richter Scale - Mountain Dance by Hagley
Non Runner: Wood Be Willing
先行争いを制したのはDaaherで、その外からKiss the Kidが並びかける展開。Spring at Lastは引いてDaaherの後ろにつける3番手でレースは進んだが、Daaherは3コーナーで後退し始め、Spring at Lastが外からKiss the Kidを処理する。直線に入るとSpring at Lastがリードして、最後は追い込んだA.P. Arrowを半馬身押さえた。人気薄だったKiss the Kidが3着に粘っている。
Spring at Lastは昨年のGodolphin Mile勝ち馬だが、この勝利で今年はWorld Cに出走する公算が高くなった。
A.P. Arrowは追い込んで届かずという実にA.P. Indy産駒らしい競馬。Daaherに関してはニューヨークからフロリダに連れて行ったら温度差で体調を崩したという話が。
Brass Hatは今となってはこんなものか。Fairbanksは控えてしまうと良くないというパターンに今回も嵌った。Einsteinは芝でがんばれ。