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2004/3 以前2004/4 [2]
2004/4/1
先週の終わりから学会に潜り込みに行ったりして、忙しかったわけでして、それで月曜に帰ってきてからサイレントディールの結果を確認してやる気なくなったのです。
で、更にはWindowsのクリーンインストールをする羽目になったので、あたふたしつつ少しずつ変えていこうかなと思っていた分を実行しております。
馬コーナーだけ前に実験的に変えていましたが、これから全部同じように変えていきます。
いつのまにか公開してから一年経ってますが、もともと去年一年は私が考えていた以上に忙しくてサイトを開設したもののほとんど放置してしまっていたので、今年はなんとかしていきたいです。
見切り発車みたいな感じで公開したのはサイレントディール応援サイトでもあろうとしたからで、去年のきさらぎ賞を勝って重賞馬になったことで、皐月賞までにと考えたからです。サイレントディールも古馬になったことだし、今後はサイレントディールだけでは続かないので、池江厩舎、主にブラックタイド、の話題も増えてくるかと思います。
もう自分でも忘れているほどですがここはSkinサイトのつもりです。公開してるのは2つしかないですが、作って公開しなかったのが何個かあったのです。流行に乗れない人間なものでして、マイナーというか人が作らないようなものしか題材にしないでしょうけど今年はどれくらい表に出せるでしょうかねえ。
Horse Racing
高松宮記念
今更ですが結果を振り返っておきましょう。
1.サニングデール
2.デュランダル
3.キーンランドスワン
4.ギャラントアロー
5.シーイズトウショウ
サニングデールは無類の中京巧者であり、阪急杯で復活したのでここは納得。ウォーニングの後継種牡馬にならないといけないのでGIタイトル取れてよかったですね。デュランダルは平坦のほうが切れ味が増すとはいえ、直線の短い中京で最後方からの直線一気は差し損ねる可能性のほうが大きくなるということです。これも納得。よく2着にまで来ました。GIなので先行争いが激しくなったので差し馬2頭がしっかり差して来たという感じでした。で、キーンランドスワンも平坦巧者の差し馬。逃げたギャラントアローはよく4着に粘れましたねという方が正しいのではないでしょうかね。シーイズトウショウは陣営の無策ぶりが目に付いてしまいました。本来ならもっと上にこれたでしょうが、中舘騎手が下手に乗ったと言わざるを得ないでしょう。本来なら前走の阪急杯から本番を見据えて鞍上を決めておくべきところを厩舎の主戦ということでデュランダルの主戦の池添騎手に乗せてしまうところがどうしょうもないところです。指定交流がなくて笠松の安藤光彰騎手が乗れなかったのが不運だったで終わりにしてほしくはありません。6、7着にはアタゴタイショウとワンダフルデイズが来ていますので4歳のスプリントは層が厚いようです。ここが引退レースとなったテンシノキセキは8着に終わりました。中京1200mで66秒台を叩き出したレコードホルダーの初年度の相手にはサクラバクシンオーやタイキシャトルの名が挙がっているようです。

毎日杯
1.キングカメハメハ
2.シェルゲーム
3.マイネルマクロス
キングカメハメハの瞬発力がものをいいました。Kingmambo産駒で母父にLast TycoonとNorthern Dancer系が入っています。特に日本ではKingmamboにNorthern Dancer系は相当良いニックになっていますね。この時期に一気に成長してくるのがKingmamboらしいといえばらしいです。このあとはNHKマイルからダービーというクロフネローテが予定されています。シェルゲームは2歳レコードを出していましたが、あのころは全体的にタイムが速かったのでこんなものでしょうか。マイネルマクロスには先着できましたが、関西の一流どころ相手ではそこまで抜けた存在にはなれないということでしょう。
これでクラシック第一戦に向けての状勢が確定しています。あとでまとめておきたいと思いますが、大まかには、桜花賞は特別登録が出てどうやら賞金上位ではウイングレットが回避。ヤマニンアラバスタは未確定ながらも登録はしています。なので800万組から1頭か2頭出走できそうです。皐月賞は上位馬があまり離脱していないので3勝馬でも重賞での賞金加算がなければ除外される可能性がありそうです。

日経賞
1.ウインジェネラーレ
2.ゼンノロブロイ
3.ダービーレグノ
10.アクティブバイオ
ダービーレグノがこの距離で差のない3着なのだからレースレベルは推して知るべし。
いつかのように圧倒的人気馬の消し飛んだ日経賞。あのときまさかのマンハッタンカフェ撃墜戦を制したのは当時まだ条件馬のアクティブバイオでした。今回は中山の名手江田照でしたが、3コーナーでいつか見た光景が…有馬記念の時のように不利受けて走る気無くしてしまいました。さて、ゼンノロブロイですが、WSJ大先生では重賞勝てませんね。まさかGIIでも駄目とは。次の12Rで平場戦になった途端に勝つのだからどうにもなりません。「ホムーラン打たれて・・・ in 競馬板 第6号」が相当楽しいことになってました。ライバル一頭消えたと確信するリンカーンと必死にJRAに頼み込むゼンノロブロイ…
ネタとしてここまで面白いのはそれが事実だからなのですね。ゼンノロブロイは緊急事態でしょう。なんと言ってもK.デザーモが来日をキャンセルしたのが痛すぎます。藤沢調教師は急遽D.オリヴァーを呼ぼうとしているようですが。JRAGIではヤマニンゼファー以来勝ってないのかな?いや、キングヘイローは大先生でしたね、でもそれ以来勝ってないです。交流GIではサウスヴィグラスがいましたが。
備考。GIを勝てない騎手。
中舘英二騎手:ヒシアマゾンのエリザベス女王杯以来負けつづけ。年間では4〜5戦乗っている。
田中勝春騎手:ヤマニンゼファーの安田記念が唯一のGI。現在99連敗。負春。
柴田善臣騎手:JRAではキングヘイローの高松宮記念以降勝ち星なし。WSJ大先生。
後藤浩樹騎手:JRAではアドマイヤコジーンの安田記念のみ。

日曜阪神競馬
先週は武豊、アンカツがドバイ、関西の上位騎手は中京で高松宮記念という事態だったもので、地方騎手が大暴れしてました。笠松の川原正一騎手が3勝、愛知の吉田稔騎手が1勝2着4回。もっともそれなりの馬に乗っての結果ではあるのですが、逆にいえばそういう有力馬が中堅以下の騎手ではなくてこういった地方騎手に回るという現実があるわけです。シーイズトウショウだってアンミツが乗ってればと思わないわけでもないですし、このあたりの地方騎手の参戦についてはもっと柔軟に対応してくれないものでしょうかねえ、JRA。需要はあることがはっきりしていますし、調教師、馬主サイドとしても少しでも良い騎手にとなったときにJRA所属の中堅より地方所属騎手となるのが現実なのですから。
Dubai World Cup Meeting / Horse Racing
さて、ドバイの話です。嫌な話題は最後に回すことにして、まずUAEダービー。
1着Lundy's Liability、2着Petit Paris、3着Little Jim。
これですが、BRZ、CHI、ARGなのですな。何かというと、馬の産国です。南半球産が年齢的な面で有利であるとはわかっていても、こうも完璧にこられるとねえ。
ゴドルフィンマイルは1着Firebreak、2着Tropical Star、3着Excessivepleasure。
FirebreakはWarning-Charnwood Forest-Firebreakと続くメールラインで、母父はTudor Minstrel-Sing Sing-Song。異系の塊のような血統。
シーマクラシックは1着Polish Summer、2着Hard Buck、3着Scott's View。
スローペースで粘りこみを図ったWarrsanは5着に終わりましたそうです。ゼンノロブロイは日経賞よりこっちのほうが良かったんでないかと。
デューティフリーはPaoliniとRight Approachが1着同着。ここが引退レースのBright Skyは7着でした。どうも牡馬相手では力を出し切れない部分があったようです。
ゴールデンシャヒーンはOur New Recruit。BCスプリント馬Cajun Beatは4着、マイネルセレクトは5着でした。また、ここに出走を予定していた南アフリカの最強スプリンターNational Currencyはドバイ滞在中にサソリか蛇に脚を噛まれて、そこから蹄葉炎を発症して死亡したとのこと。

Dubai World Cup
そして問題のメインレースです。
Pleasantly PerfectがMedaglia d'Oroとの叩き合いを制しました。つまりMedaglia d'Oroはまた2着でした。ステイゴールド化してきましたね。そこから少し離された3着がVictory Moonですので、まあ順当なところでしょう。
サイレントディールはスタート直後に落馬寸前になる躓きで、武騎手の話によるとそのときに鐙が外れてしまったということだそうです。レースになってません。結局最後も追わなかったようで前から13馬身離された殿でした。ただ、パドックからずっと入れ込んでいたようで、道中もやや掛かるそぶりを見せた、これはスタートの影響もあるのでしょうが、ということなのでスタートが何ともなくてもどうだったかといわれると...
まあ、新しい舞台に出ると毎回最初は失敗してるような馬ですので来年に期待しましょう。来年はワールドカップにサイレントディールで、帯同馬としてデューティフリーにグレイトジャーニー、シーマクラシックにブラックタイドでも連れて行けばよいでしょうから。
その他の日本馬はアドマイヤドンが8着でリージェントブラフが9着。ついでにFleetstreet Dancerは7着でした。あまり言い訳できそうにありませんね。
Comics
時間がなくてもマンガは買います。

ササメケ6とササメキ
ゴツボ×リュウジ作の滋賀県ローカルネタ満載のサッカーマンガらしきものもついに完結。といっても現在エース誌上ではササナキというタイトルで第2部が連載されているのですが。とりあえず前代未聞の終わり方を堪能ください。まじめなサッカーマンガが好きな人は読んではいけませんよ。特に5巻、6巻なんてもう。主人公らしき人物、長浜楽市の視点から見れば理不尽極まりないというか、あれだけ性格の悪さを見せておきながら、一番まともそうというむちゃくちゃですな。
ササメケの単行本のあまりページを埋める目的で収録されていた青春のササメキシリーズの方も残りが短編集という形で出ました。それがササメキですが、ササメキだけでいえばこれまでに収録されなかった分だけということになるのでいきなり6話くらいから始まります。もっともそれ以前の話を知っている必要などありませんが。とにかく注目すべきはこれがエース桃組に乗ったことに驚く最後の2作です。

聖戦記エルナサーガIIの3
今月のGファンタジーではいきなり32話になってたり、雑誌発売の時点で3巻が出てることになってたりと編集部のお粗末さが目立ちましたが、とにかく3巻です。あっさりと終わってしまったエルナス王宮編。アーサトゥアルの勇者が聖剣を使えた理由がようやく明らかに。ていうかこの巻のリョートは駄目すぎ。あと前作ではあまり味方側の重要キャラは死んでなかったんですが、今回は…。奴は貴重な一般人視点のキャラだったのに。
2004/4/2
Horce Racing
桜花賞戦線
桜花賞の登録馬(23頭)は以下のとおり。
優先出走権保有馬。
チューリップ賞上位:スイープトウショウ、アズマサンダース、ヤマニンシュクル。
アネモネS上位:レディインブラック、ギミーシェルター。
フィリーズレビュー上位:ムーヴオブサンデー、マルターズヒート、フィーユドゥレーヴ。
以下賞金順。ダンスインザムード、クリスタルヴィオレ、ダイワエルシエーロ、ヤマニンアルシオン、ヤマニンアラバスタ、ウェディングバレー、ロイヤルセランガー、コンコルディア、ホシノピアス。
以下は賞金800万:チャイナバロック、ナンヨーアルトラブ、フレンチアイディア、エイシンヘーベ。
以下は賞金400万:ラモドール、テイエムオアシス。
マルターズヒートは外国産馬なので優先出走権はもっていませんが賞金順で出走できます。このうちヤマニンアラバスタについてはオークス専念でフローラSへの出走も考慮されているため、桜花賞出走は流動的。フルゲートが18頭ですので賞金800万から1頭か2頭抽選で出走可能となりそうです。今年から開放された外国産馬枠2頭はマルターズヒートとウェディングバレーがとりました。
ムーヴオブサンデーとダンスインザムードが3戦全勝。スイープトウショウが5戦4勝。ヤマニンシュクルも6戦して3着をはずさない堅実振りを発揮するなど、レベルの高い馬が集まりました。
スイープトウショウの末脚の破壊力は文句なしですが、多頭数になると阪神JFのときのように差し損ねる可能性が高くなります。またゲート難と前走での大幅な馬体減も気にかかるところでしょう。ヤマニンシュクルは阪神JFを勝ちましたが、チューリップ賞ではスイープトウショウとの末脚勝負では一歩劣る点を露呈してしまいました。無敗のダンスインザムードですが、これはいまだに関東でしか走っていないため意外とシェルゲームのように大したことなかったとなるのかもしれません。もともとフラワーカップ勝ち馬は桜花賞では分が悪いです。ただ、武豊をマルターズヒートから強奪しました。もう一頭の無敗馬ムーヴオブサンデーはフィリーズレビューで強い勝ち方をしました。マイル戦をまだ経験していない点が気になりますが、マイルならこなせると思います。マルターズヒートも短距離タイプなので距離への対応が問題になるでしょう。有力馬らしいところはこんなものでしょうかね。私はフィーユドゥレーヴが完調状態で出てきたら怖いと思うのですが。
レース展開としては有力どころは後ろからになる馬が多いので、ムーヴオブサンデーが先手を取ることになるでしょう。ペースはムーヴオブサンデー次第といったところですかね。

皐月賞戦線
特別登録はまだですが一応。
優先出走権保有馬。
弥生賞上位:コスモバルク、メイショウボーラー、メテオバースト。
若葉S上位:ハーツクライ、スズカマンボ。
スプリングS上位:ブラックタイド、キョウワスプレンダ、ダイワメジャー。
以下賞金順。コスモサンビーム、グレイトジャーニー、フォーカルポイント、マイネルデュプレ、マイネルブルック、マイネルマクロス、アポインテッドデイ、カリプソパンチ、ミスティックエイジ、タマモホットプレイ。ここまでで18頭。
すでにNHKマイルなど皐月賞路線から外れることを表明している馬を除いてもこんな感じで、タマモホットプレイでも賞金が1600万というレベル。サンデーサイレンス産駒が優先出走権で6頭、更に賞金順から2頭で計8頭出走可能。結局今年のクラシックはサンデーサイレンスが不調と言われてたのが、何それ?という感じです。あとはコスモ、マイネルのビッグレッド軍団が目立ちますねえ。こっちの父はZagreb、Pentier、Star of Cozzene、フジキセキ。
地方所属馬のコスモバルクは皐月賞出走をすでに申し込んだとのこと。あと、武豊はブラックタイドに決定で、グレイトジャーニーの鞍上は未定となりました。ネオユニヴァースのためにM.デムーロが来日していますが、ダイワメジャーでの皐月賞参戦となる見込み。

コスモバルク
この馬が道営所属のままでいるのは外厩制度が認められているからです。日本では北海道競馬でしか外厩制度が存在しないので、中央に移籍するわけにはいかないんですな。外厩制度自体このコスモバルクが第一期にあたるので、ラフィアン・ビッグレッドファームの岡田総帥が絶対に成功させるという意気込みで選んだのがこの馬なのだとか。ですので、コスモバルクの快進撃というのは非常に大きな意味を持っています。すでに社台グループの社台ファームとノーザンファームも外厩制度を利用する申請を出したようですし、社台で外厩を利用する馬は中央と比べても遜色のない血統の馬が入ることになるのではないかなと思います。北海道競馬は実にまっとうな形で改革をすすめているので、何とか生き残ってほしいものです。外厩制度は北海道の地理的条件に大きく依存していることは間違いないですが、有力な生産牧場を確保しておけば、出走馬のレベルが上がって最終的には北海道競馬に対する注目度が上がります。これらの外厩制度を利用する側が最終的に目指しているのはJRAでも外厩を認めさせることでしょうが、そこまで行く可能性はまだゼロですので、今のうちに囲い込んでしまえばよいのです。あとはノースヒルズマネジメントを引き込めばかなり面白くなりますね。
JRAでは一切外厩制度は認められていませんが、過去に限りなく外厩に近い形で所属していた馬がいます。現存する唯一の三冠馬でもあるシンボリルドルフがそれです。シンボリ牧場は千葉県に本拠地を持っているため、シンボリルドルフはレースに出走したあとシンボリ牧場に直行して、普段の調教もそこで行われていました。次のレースの10日前までにトレセンに入厩している必要があるのでそれにあわせて戻っていました。シンボリのオーナーサイドがトレセンでは月曜が全休となることを嫌ったという事情もありますが、実質的には外厩でした。

大阪杯 阪神芝2000m GII
距離が短いので天皇賞と結びつかないことも多いのですが、一応最終ステップのようなものです。
今年は11頭が出走。アドマイヤグルーヴ、ネオユニヴァース、バランスオブゲーム、ツルマルボーイが始動します。他はローマンエンパイア、ブルーイレヴンという曲者が。
ここは鉄砲実績ありすぎ、大物食いのバランスオブゲームでしょう。で、いつもどおりツルマルボーイが2着と。アドマイヤグルーヴは牡馬相手には疑問がありますし、ネオユニヴァースは昨年秋の状態を見ると一戦様子を見たほうが良いのではないかと思うのです。ネオユニヴァースのためにM.デムーロが来日したのは大きいですけど。で、天皇賞春、宝塚記念と進んで、場合によっては凱旋門賞挑戦もあるということらしいです。ツルマルボーイは左回りのほうが得意なこともあって天皇賞には向かわずに安田記念を目標。橋口厩舎は有力馬を抱えまくってますので、天皇賞はザッツザプレンティに任せてしまうということですか。バランスオブゲームも安田記念が濃厚ですかね。

ダービー卿Challenge Trophy 中山芝1600m GIII
こちらにはドバイWCを回避したユートピアが春の大目標安田記念に向けてここに出走してきます。京都金杯3着と芝でも実績があるのですが、GIを目標にするためにはここで負けてはいられません。あとは復活を目指していまだ迷走が続くエイシンチャンプ。得意条件だった高松宮記念で除外喰らったゴールデンロドリゴ。マイルの古豪ジョウテンブレーヴですかね。ここのユートピアと大阪杯のツルマルボーイとで橋口厩舎の東西重賞制覇がありえそうです。

Dancing Key
ダンスパートナー、ダンスインザダークの母であるダンシングキイが死亡したようです。死因は動脈破裂で父アグネスタキオンの牡馬を出産したあとに発症した模様。産駒は前述の2頭のほかエアダブリンとダンスインザムードも重賞を勝っています。
日本に輸入されてからエアダブリン、ダンスパートナー、ダンスインザダークと立て続けに活躍馬を輩出しましたが、その後はあまり活躍馬を出せないでいました。ダンシングオンやキングフラダンスのように盛大な評判倒れに終わったこともありました。それでも日本を代表する繁殖牝馬だったといえるでしょう。ダンスインザムードが今年のクラシックに3戦無敗で挑戦します。
Dancing Key (USA 1983) Nijinsky - Key Partner by Key to the Mint
未出走で繁殖入り。1990年日本輸入。
エアダブリン:青葉賞、ステイヤーズS、ダイアモンドS。ダービー2着、菊花賞3着。
ダンスパートナー:オークス、エリザベス女王杯。重賞2着多数。宝塚記念3着2回。
ダンスインザダーク:弥生賞、京都新聞杯、菊花賞。ダービー2着。
エアギャングスター:札幌記念2着。
ダンスインザムード:フラワーC。
産駒の重賞実績がここまですごいのは他にいません。重賞馬4頭はソシアルトウショウ(トウショウボーイの半姉)が達成していますが、GI勝ちはなかったですし。あと地方競馬主体でしたが、ホワイトナルビーもすごかったような気がします。憶えてる限りでは全馬勝ちあがってオグリキャップ、オグリローマンでGI勝ち。あとは思いつくのが、メジロオーロラ(メジロマックイーン、メジロティターン)、Katies(ヒシアマゾン、ヒシピナクル)、パシフィカス(ビワハヤヒデ、ナリタブライアン)、レールデュタン(メジロブライト、メジロベイリー)、ユウミロク(ゴーカイ、ユウフヨウホウ)、ベガ(アドマイヤベガ、アドマイヤドン)などなど。フェアリードールも重賞馬3頭送り出してることは送り出してるんですが、トゥザヴィクトリー、ビーポジティヴ、サイレントディール。

タップダンスシチー
この前凱旋門賞遠征は断念という記事が出たと思ったら、やっぱり行くという記事が出てました。どっちやねん。海外遠征のニュースなんて話半分で聞いてればいいんですけど、ころころと変わるのは正直歓迎できませんね。マスコミの側にも責任があるのでしょうけど。結局は宝塚記念の結果が出るまではわからないということなんでしょう。他にも遠征を予定している馬がいますが、それももっと先にならないとわからないでしょうね。

高知競馬
ハルウララ効果で結構な黒字になったとか。騒動の大きさを考えるとそんなものですかと言えるかもしれない。廃止をちらつかせられている現状ではこういう事であれ、黒字になるということは良いことでしょう。ただ、新規ファンの開拓につながった、というのはどうだろうか。ハルウララを見にきたファンがそのまま高知競馬のファンとして定着してくれるかどうかは、これからの高知競馬次第ということになるでしょう。ブームに頼る体質になってしまうのが何より怖いのですが。
Tea Break
紅茶のカタログを眺めるのが好きなんですが、消費税の総額表示で価格改定されてるようで、税込価格表示のカタログをもらいに行かないといけなくなりました。紅茶の価格表なんて切りのいい価格が並ぶんですけど、税込表示だと数字が細かくなるんでしょうなあ。なんか嫌な感じがしますが。少なくとも最後は0で終わって欲しいという感覚があります。
4月からMarina de Bourbonが50g単位からの量り売りを開始しました。これまでは100g単位しかなかったので50gから買えるのはうれしいです。この話は先週ちょうど茶葉買ったあとに店員に教えてもらったんでタイミング悪いことこの上なかったのですが。ただ、大阪まで行かないとないからなあ。大阪駅からすぐではありますが、京都にないと頻繁には行けないので、Mriage Freresにも50g量り売りをやってほしいところ。
すでにアイスティー作るために水出し向きの茶葉を確保しました。Ceylon Dimbula GLENTILT BOP。セイロン系の細かめの茶葉ってことで。これ以外の茶葉のストックが全部で200g程度なので、アイスティーの季節がくる前に飲みきってしまうかもしれません。
2004/4/3
Horse Racing
竹本貴志騎手のご冥福をお祈りします
http://www.jra.go.jp/info/0404/20040402-j_takemoto.html
http://www.milkyhorse.com/archives/000440.shtml
何と言ったらよいのか。まだ20歳ですよ。
竹本騎手は今年2年越しで騎手免許を手にした苦労人でした。先週の障害戦で落馬して意識不明の重体で入院していましたが、意識が戻らず4月2日に息を引き取ったとのことです。
落馬の危険というのは騎手について回るものなのですが、今回の落馬は障害戦だったということもありますし、新人騎手の障害戦騎乗についてはもう少し慎重に考えたほうが良かったのかもしれません。
武豊が日記でハルウララ出走したのレースの賞金額の低さについて触れて、
> 命をかけて乗るジョッキーにとって、それは酷な見返りではないでしょうか。
と書いていましたが、その直後にこんな事故が起こってしまいました。
JRAの騎手では1993年の岡潤一郎騎手以来のレース中の事故による騎手の死亡で通算で19人がこのような形で命を落としています。
一ファンの立場では故人の冥福を祈ることくらいしかできません。Rest In Peace.

ゴールドアリュール半妹
土曜の未勝利戦でデビューしたゴールドアリュールの半妹バレエブランが勝ちました。ダートの1800mでタイムが1.57.0、2着に2馬身の差をつけました。
全妹の方、ラバヤデールは日曜阪神の最終に登場してきます。ようやくダートに戻ってきました。そろそろ3勝目がほしいところです。休み明けの鞍上に幸英明なので勝負かけてきてることは間違いないんでしょうけど。
バレエブラン (2001 JPN) ダンスインザダーク - Nikiya by Nureyev
ラバヤデール (2000 JPN) サンデーサイレンス - Nikiya by Nureyev

競馬雑誌
世の中の競馬雑誌はどこに注目しているかによって分類することができ、主にレースそのもの、競走馬、馬券に分けることができます。レースに関しては週刊のギャロップと競馬ブックですが、こんなものを毎週買ってる余裕はないのでたいてい立ち読みで済まします。ブックのほうが情報などがしっかりしてますが、なぜかギャロップの方を良く見かけるんですよね。馬券雑誌に関してはほとんど読まないんですが、最強の法則のインタビュー記事はチェックしています。優駿にしてもサラブレにしても、ジョッキーへのインタビューが弱いもので仕方なく。とくに日本に参戦する外国人騎手のインタビューがあるのでついついチェックしてしまいます。
そしてどちらかというと競走馬に焦点を当てているのが優駿とサラブレ。優駿はJRAのPRセンターの発行で堅実です。月刊誌なのでGIシーズンはちょっと物足りないことがあるのですが。今年も5月号が皐月賞の直後に出るので、展望は載せられず、結果も間に合わないという事態になりそうです。仕方ないといえば仕方ないのですが。サラブレは増刊号で対応しますが、優駿はそうもいかないのですね。お役所仕事っぽい感じもしますが、増刊でやるほどの内容が整わないのかもしれません。サラブレの増刊もどうでもいい記事多いですし。
普段からサラブレはあまり買わないのですが、増刊号ではDVDがついてくるのです。たいしたレースでなかったら買おうとは思いませんが、今回の追い込み馬特集では最後にDancing Braveの凱旋門賞なんていうのまで収録されてたので手を出してしまいました。あとブロードアピールのあほみたいな追い込みも見ておくべき。高回転型のNAエンジンです。
American Horse Racing
3歳はケンタッキーダービー・オークスに向けての生き残り戦。今週は西海岸最大のプレップであるSanta Anita Derbyです。Lion Heartが回避したここはImperialismとWimbledonの一騎打ちとなりそうな感じがします。私はSaint Balladoの遺児St. Averilになんとかがんばって欲しいのですが。いきなり出てきたWimbledonですが、日本に輸入されたWild Rushの産駒です。
今年のダービー路線は混戦です。昨年のBCジュヴナイルの結果から予測された範囲内ではありますが、ここまで来ても全然本命馬が見えてきません。この前はEurosilverが回避を表明したばっかりだし。
オークスはHalfbridledが本命なのですが、この前のSanta Anita Oaksで不覚を取ってしまいました。今週のAshland Sでと思ってたらスクラッチするみたいだし。来週のBeaumont Sに間に合わなかったらケンタッキーオークス直行です。
圧倒的な馬がいなくなったのでAshadoには負けられないレースになるでしょうか。

古馬戦線
この時期のアメリカ古馬戦線はドバイWCの影響で手薄もいいとこです。Gulfstream Park H.はいつの間にかGIIに格下げされてしまいました。今年もメンバーはいまいちです。特にDyneverが回避してしまっているので、確かにGII相当のメンバーなんですけどね。NewfoundlandがGIII連勝の勢いを駆ってここに出走です。能力の高さには問題ないと思いますので、10Fという距離をこなすことだけでしょう。トップハンデを課せられましたが、連勝を伸ばしてGIに挑戦して欲しいものです。
牝馬路線ではGI Apple Blossom H.が注目です。今年も現役続行の女王Azeriの始動戦に、前走Santa Anita H.で牡馬相手に2着と健闘したIsland Fashionが乗り込んできました。今年の牝馬路線を占う意味で非常に大きなレースとなります。

Johar (1999 USA) Gone West - Windsharp by Lear Fan
昨年のBCターフ同着馬Joharですが、繋靭帯炎を発症して引退が決定しました。現役時代からずっと脚元不安を抱えていましたが、結局それが競走馬生命を奪いました。種牡馬にはなれるみたいですが細かい部分は未定。このあたりがすぱっと決まらないあたりがアメリカ芝馬の悲しさですね。
2004/4/4 大阪杯・ダービー卿CT
Horse Racing
大阪杯 GII 阪神 芝2000m
1.ネオユニヴァース
2.マグナーテン
3.カンファーベスト
4.バランスオブゲーム
5.ローマンエンパイア
6.ツルマルボーイ
7.アドマイヤグルーヴ
8.ナリタセンチュリー
9.ブルーイレヴン
10.ファイトクラブ
11.アラタマインディ
マグナーテンにあんな楽なレースをさせてはいけません。ブルーイレヴンが途中でよさそうに見えましたが、やっぱり直線に入ると癖の悪さが出ました。ツルマルボーイは話になりません。アドマイヤグルーヴもこんなものですかね。
バランスオブゲームの単勝で勝負しようかと思ったんですけど、鞍上を考えて思いとどまりました。田中勝春。下手な騎手というわけではないです。GIでは用無しなだけです。関西で重賞勝ったのはいつのことですかと調べてみたら、あれ?関西で重賞勝ったことないのか。ということに気付いたのでさすがに冒険はできません。そもそも関西にくること自体珍しい人だしな。
阪神競馬場の桜は来週満開になりますかね。

ダービー卿Challange Trophy GIII 中山 芝1600m
1.マイネルモルゲン
2.マイネルソロモン
3.ウインラディウス
マイネル-マイネルで決まりですか。これならマイネルソロモンに勝って欲しかったですが。それはそれとしてユートピアどこいった?
5着までがクビ、クビ、クビ、クビという着差。そのあと6着エイシンチャンプ、7着ユートピアでした。
それにしてもウインラディウス。2週連続で単勝1倍台の人気馬を沈めるとはさすが大先生でした。ウインラディウス1.9倍3着、ゼンノロブロイ1.1倍2着。それでも藤沢調教師が大先生を使うのは8Rまでの確実性が大きいのだそうで。確かに8Rまでと9,10,11Rの結果は同じ人が乗ってるとは思えないくらいに差があります。

ラバヤデール (2000 JPN) Sunday Silence - Nikiya by Nureyev
阪神最終に登場しました。7着でした。さて、キャッチザゴールドはどこで何をしてるのかな?

競馬に絶対はないとわかっているはずでしょうに
土曜阪神8Rにイントゥザグルーヴが出走していたようです。結果は4着。陣営はオークス専念というのですが、正直まだ1勝馬に過ぎないわけで、オークストライアルで権利を取らないとどうにもなりません。そのためにもここは負けていられなかったはずですが。
イントゥザグルーヴに関しては陣営の根拠のない自信が目に付きます。ここだって負けるはずがないという感じで出してきてるような気がしますし。最近の伊藤雄二厩舎は馬を休ませすぎて、出したいレースに出せなくなることが多いように感じます。
勝ったレイナシンフォニーも何気に良血なんですよね。
ユニバーサル5着の方が私にはショックでしたが。

Kingmambo - Dance Partner by Sunday Silence
日本でのKingmambo産駒にはNorthern Dancerのクロスがあることが望ましいですが、ダンスパートナーの場合はRaise A Native 3x5とNorthern Dancer 4x4ということでNative Dancerの強い影響下におかれます。ほかにGraustark 5x5もあるので問題はないでしょうが、Raise A Nativeが強く出すぎるとどうなりますかね。スティンガーとKingmamboの場合もRaise A Native 3x5ですが、こっちは遠くにTeddyが見える感じですね。Fusaichi Pegasusだと両方ともHalo 4x3とRaise A Native 3x5ですね。

In the Wings (1986 GB) Sadler's Wells - High Hawk by Shirley Heights
蹄葉炎を発症して今年の種付けをキャンセルしていたIn the Wingsですが、蹄葉炎が悪化したため、安楽死処置がとられました。
代表産駒:Singspiel、Mamoolなど。
Sadler's Wellsの後継として活躍しました。Singspielは後継種牡馬としての地位を固めていてMoon Ballad、ローエングリンはSingspiel産駒です。

GRAND NATIONAL
イギリス障害戦の伝統そのもののようなレースですが、あまりにも長距離で過酷なレースのため格付けはGIIIです。それでもイギリスでもっとも人気のあるレースです。Staple Chaseで距離は何と36F30y(約7200m)、6歳以上の馬にのみ出走が許されます。今年の覇者はAmberleigh House、12歳のセン馬。今年は39頭が出走し、完走できたのは11頭でした。

関西で土曜の深夜にやってる競馬予想番組なのですが、関東のあしたのGよりはましな作りしているようです。毎週参考にしたりしなかったり。で、この番組の企画で出演者のシャンプーハットと六車奈々がそれぞれ名付け親となった馬が今年デビューするのです。シャンプーハットの方はアグネスの渡辺オーナーの所有馬で馬名がアグネスハット、ダンスインザダーク産駒で長浜厩舎入りとなるようです。六車奈々の方はオースミ・ナリタの山路オーナーの所有馬でサンデーサイレンス-ナリタルナパーク。ナリタルナパークの初仔でサンデー産駒。めっちゃ良血なんですけど。
American Horse Racing
Santa Anita Derby GI Santa Anita D9F
伏兵Castledaleが勝ちました。血統はPeintre Celebre - Louju by Silver Hawkで完璧欧州タイプに見えますが、よくダートGIを勝ちましたねというところ。Nureyev血統の奥深さでしょうかね。2着はRock Ten Hardが入線しましたが、Imperialismの進路を妨害したとして3着降着。Imperialismが繰り上がって2着になりました。Winbledonが5着、St. Averilが6着。ケンタッキーダービー路線は更なる混迷の中に。

Apple Blossom H. GI Oaklawn Park D8.5F
Azeriの貫禄勝ち。Jade Hunter - Zodiac Miss by Ahonoora。脚は大丈夫なみたいですね。今年どんなパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみにはなりましたが、できればどこかで牡馬相手のレースに出て欲しいもの。
2着Wild Spirit、3着Star Parade。Island Fashionは4着に終わりました。

Gulfstream Park H. GII Gulfstrteam Park D10F
まさかのJackpotでした。Seeking the Gold - Frolic by Cox's Ridge。これまで芝で活躍して、ダートの重賞には初挑戦でした。
Newfoundlandは2馬身差の2着。トップハンデと10Fの距離がやや響いたのかもしれません。

Ashland S. GI Keenland D8.5F
Halfbridledの回避で混戦になりましたが、Madcap Escapadeが勝ちました。Hennessy - Sassy Pants by Saratoga Six。Saratoga SixはAlydar産駒ですが、あまり活躍馬を出しているという話は聞きません。ケンタッキーオークス路線も混戦に拍車が掛かってきました。Ashadoが2着。すでにNY牝馬三冠路線を向いてる馬もいそうですね。

Funny Cideが地元で復活
昨年の2冠馬Funny Cideが久々の勝ち星です。Distorted Humour - Belle's Good Side by Slewacide。GIIIのExcelsior Breeders' Cup H.をなんとかという感じですが。2着にEvening Attire。
Game
競馬ゲーム
今月はダビスタの新作が出るようで、同じエンターブレイン発行の雑誌サラブレが必死にプロモーションしています。この他にもギャロップレーサー7やウイニングポスト6Maximum2004も予定されてます。
ダビスタが果たした役割というのは確かに大きかったのでしょうが、もはやその役割を終えたといえるかもしれません。もともとダビスタにおいては牝馬の役割が無視されていたわけです。父馬の名が並ぶ血統表は独特でさえありました。また種牡馬が固定されているため、最強馬の配合が決まりきってしまう点も面白さを半減させていました。今度の新作はそれらの問題点を解消し、生産馬を種牡馬入りさせられたり、血統表を牝馬で表示できるようになったらしいですが、それでも最大の問題点であるオカルト血統理論を何とかして欲しいです。ま、種牡馬、繁殖牝馬の時点でウイニングポストとの差がなくなってしまうだけのことです。だったらウイニングポストの方が良いですな。ダビスタはレースのライバル馬に実在の馬を使っているせいか現実感に乏しかったりします。ヒシアマゾンが4連闘してきたりすることもあったし。
ウイニングポストは毎年何らかの形で新しいバージョンを出してきますが、大して変わらないことが多いので、大きく変わったときにしか買いません。そもそも一年で終わるような進め方してないし。
ウイニングポストの方が血統を楽しめると思います。種牡馬のラインを維持していくのであれ、牝系を育ててみるのであれ。私はDream Deal牝系にこだわってますが、ゲーム内でもそのままに進めてます。フサコンxトゥザヴィの全姉妹クロス2x3とか、タイキシャトルxClear Mandate娘の全兄妹2x3クロスとか。血統表が真っ赤な馬作って喜んでます。
2004/4/5
Formula 1 Racing
Round 3 Kingdom of Bahrain
今年のF1も早くも3戦目なのですが、何やってんだよ、McLaren。
開幕戦を見た段階で今年は駄目だとあきらめてましたが、ここまでひどいのは予想外でした。優勝争いは無理だとしても、まさか下位チームと競り合わないといけないような状態とはね。
まあ、私は1994年までのどん底でM. Hakkinenが孤軍奮闘してた時代も知ってるのですが。あの時代にまで戻ってしまうのかなあ。とにかくK. Raikonnenが腐ってしまわないことだけを祈る。
今年ここまでのレースを見てるとフェラーリが抜けてるのはいつも通りとして、ルノー(いまだにベネトンと呼んでしまいますが)とウィリアムズにBARホンダが絡んでくる展開ですね。さすがにマクラーレンがトップ4から外れてしまうのは見たくないです。
レース自体は実況がうるさすぎて、ライコネンアウトの時点で音声切って見てました。日本人全員が佐藤琢磨を応援してると思うなよ。
Horse Racing
天皇賞戦線
プレップも終わったことだし天皇賞に向けてある程度まとめましょう。
主な出走予定馬。
阪神大賞典:リンカーン、ザッツザプレンティ、ファストタテヤマ
京都記念:シルクフェイマス
日経賞:ウインジェネラーレ、ゼンノロブロイ、チャクラ
大阪杯:ネオユニヴァース
とりあえずこんなもんですか。菊花賞を見る限りではネオユニヴァースは3200mではリンカーン、ザッツザプレンティに対してやや劣るという印象が拭い切れません。M.デムーロも距離適正を敗因に挙げていましたし、今年の始動戦が大阪杯になったのも距離を考慮してのものでしょう。宝塚記念に重点をおいていると考えるべきです。あと、昨年後半の不振は結局宝塚記念出走が原因で片付けられるのでしょうかね。
ザッツザプレンティとリンカーンは距離も問題なく、当日の1番人気を争うことになるでしょうが、有馬記念、阪神大賞典とリンカーンの器用さというか、レース展開に左右されない強さが見えたように思います。逆にザッツザプレンティはちょっと注文のつく部分がありますか。ザッツザプレンティは何度かポカをやってるのでリンカーンの方が信頼できます。
ここからは伏兵馬となりますが、まずシルクフェイマス。この馬も距離が問題です。3000mでも持ちそうな感じなのですが、走ったことないですから。父マーベラスサンデーはサンデーサイレンス産駒の中で最も安定して強かった馬です。大事なところで負けてましたが。
ファストタテヤマは展開が嵌るかどうかにつきます。嵌ったときの破壊力は凄まじいですし、京都コースが得意ということもあって悩みます。
ウインジェネラーレはAJCC、日経賞とレベルにちょっと疑問のあるGIIで上位に来てるのですが、一線級相手ではやはり見劣りします。タマモクロスなので距離はこなせると思いますが。
ゼンノロブロイは頼りにならない鞍上を何とかしないといけませんし、3200mの距離も厳しいのでは。チャクラは日経賞の直線で粘れなかったのが期待はずれ。
今週の大阪-ハンブルクCにダイタクバートラムが出走してくるのでその結果見てからでも良かったかな。

Japanese 1000 guineas Pre rating
JRAから桜花賞のプレレーティングが発表されました。
http://www.jra.go.jp/info/0404/20040405-rating.html
トップレート105で3頭並んでます。スイープトウショウ、ムーヴオブサンデー、ダンスインザムード。なぜ?104でマルターズヒート、アズマサンダース。103がダイワエルシエーロ。102でクリスタルヴィオレ、ヤマニンアラバスタ、ヤマニンシュクル、レディインブラック。
個人的な見解:今年のトライアルのレベルは格通りフィリーズレビュー>チューリップ賞>アネモネSとなる。そしてフラワーCは何とかアネモネSを越えるくらいと見ていましたので、ムーヴオブサンデー>スイープトウショウ>ダンスインザムードなんですね。順に107、106、104くらいの評価。ムーヴオブサンデーをヤマニンシュクルの阪神JFのレートに合わせておく。それでマルターズヒートが105くらいあって良いと。ダイワエルシエーロのクイーンCは時期が早かった分低め。107は牡馬換算で111なので例年の弥生賞勝ちレベル。ムーヴオブサンデーはそれくらいはあると考えているわけです。後は距離ですね。
展開とかは枠順確定後に。アルシオンとムーヴが鍵を握ってる感じですが。

New Zealand Trophy 中山芝1600m GII
NHKマイルCトライアルです。タマモホットプレイが結局こちらに回って皐月賞を回避します。前走アーリントンCを勝ったシーキングザダイヤとクリスタルカップ勝ちのタイキバカラが中心となるでしょう。タイキバカラはスプリンターという感じはしませんが前走で掛かり気味だったのが気になります。シーキングザダイヤはStorm Catの得意距離で真価が問われそうです。
2004/4/6
Horse Racing
テンシノキセキ繁殖入りとタイキシャトルの未来
同時代にビリーヴがいたため目立たないですが、テンシノキセキはOPクラスで8勝(GIII2勝含む)を挙げたスプリンターです。高松宮記念8着を最後に引退しましたが、ダイタクリーヴァ、オースミコスモと並ぶフジキセキの代表産駒です。
タイキシャトルは初年度産駒からGI馬ウインクリューガーを出すなど好調なスタートを切っていますが、ウインクリューガーのその後の成績が振るわないこともあって決定打に欠けています。2年目からもメイショウボーラーが出ています。
初年度産駒からGI馬という点ではトウカイテイオーもトウカイポイントを出してますが、3歳で勝つのと6歳で勝つのとはだいぶ状況が違いました。トウカイテイオーはヤマニンシュクルも出したので今年は人気になるんでしょうけど。今後はタイキシャトル、トウカイテイオーに限りませんがサンデー系の牝馬に対する相性が重要となってきます。ところが、タイキシャトルもHaloの孫ですのでサンデー牝馬に対してはHalo3x3と血がやや濃くなってしまいます。現役では3歳のウイングレットがタイキシャトルxサンデーな血統をしてます。サンデー後継の牝馬なら3x4となってくれるのでタイキシャトルとしてはサンデーの孫にあたる牝馬がポイントになってきます。
テンシノキセキ引退について、初年度の配合相手はサクラバクシンオーかタイキシャトルと報じられましたが、ここはタイキシャトルにチャンスをと思ってしまうわけです。サクラバクシンオーでは距離の壁を越えることはできませんが、タイキシャトルは3代前にHail to Reason、Herbager、Nijinsky、Forliなのでスタミナがないとは言い切れない面がありますし。これからフジキセキ牝馬というのは次々と繁殖に入りますので、タイキシャトルならHalo3x4を活かせるのではないかと。
フジキセキはフィリーサイアーで短距離向きなことがはっきりとしてきていますので、ノーザンテーストに似た傾向を示してるんですよね。もちろんノーザンテーストほどの万能性はありませんが、母父として優秀かもしれません。すでに母父フジキセキという馬もJRAで勝ちあがって来てますし。

こんなタイトルのコラムがあったわけですが、日本と海外ではダートの質がまったく違うので日本の実績がそのまま通用するなんてことはありません。今年の結果が落胆すべきものということですが、そもそもドバイWCでの日本馬の成績はトゥザヴィクトリーの2着を別にすれば、6着が多く、今回もその流れに沿ってみれば妥当なところでしょう。成功例が1頭しかない現状ではまだ試行錯誤の段階にあるとしか言えません。
先行力のあったゴールドアリュールの遠征が叶っていたら、ある程度の物差しが出来上がったんじゃないかとは思いましたが。アドマイヤドンはそれほど先行力があるタイプでもないので、サイレントディールに期待してたら、レース以前から問題があってスタートで終わってしまったわけで。
コラムの内容については大体の内容はそのとおりだろうと思いますし、今年ならシーマクラシック(2400mで2分31秒、ちなみに昨年の有馬記念は2分30秒台)やデューティフリーで勝ち目があった点などはまさにそうでしょう。シーマクラシックは、いくらなんでも欧州みたいな競馬場ではなくてきちっとしたトラックコースなので遅すぎるでしょ。競馬場が違うが、シンボリクリスエスが2500m走っても勝ってしまう計算。ステイゴールドのときとは比べようもないレベル低下。しかし、ちょっと気になった点があります。
1.トゥザヴィクトリーのダート実績
そんなものは前走のフェブラリーSが初ダートなんだからそれ以外にありようがない。そもそも気分転換でダートでも芝と同じくらいのパフォーマンスが発揮できたことの確認でしかなかったわけです。だいたいトゥザヴィクトリーはゴール前100mまでなら最強とも言える牝馬ですよ。
2.クロフネは絶対的なのか
イーグルカフェが物差しだそうですが、イーグルカフェをぶっちぎるくらいのことはドンもアリュールもやってます。アンタレスSとエルムSを無視して、武蔵野Sだけで話をしてはいけません。JCダートでのイーグルカフェは彼が乗ると5馬身違うといわれるL.デットーリの手腕も大きいですし、ドンとアリュールが二人の世界に入っていたことも原因。
3.パオリニ
デューティフリーを勝った馬の一頭Paoliniですが、なぜそこまで貶めようとするんでしょうか。牝系はドイツのPラインで、そこにドイツの誇るLiterat系Landoが入っている血統です。同系配合になる半兄にPlatini、こっちはLandoから2代遡ったSurumuが父、がいる奥の深い血統であり、コンスタントに活躍しているとおり7歳でも衰えはありません。JCで惨敗こそしましたが、そこしか見てないのはどうかと思います。距離も全然違いますしね。
4.南アフリカ馬
UAEダービーに関しては馬齢を考慮すべき。3着まで南半球産馬なのがその証明。Victory Moonは所属こそ南アフリカだが、本国での出走よりドバイでの出走が多いのでドバイが半ばホームグラウンドと化している事情がある。デューティフリーのRight Approachは昨年まで英女王陛下の持ち馬で10月に売却されたもの。ここまで考慮していってるならいいんですけど、どうもそんなことは気にしてなさそう。
5.日本馬の海外遠征
消極的になってるというよりも、海外遠征をやれる厩舎、馬主、生産牧場とそうでないところというのが明らかにあるでしょう。テイエムオペラオーなんかまったく縁がなかったわけですし。海外実績のある厩舎は森、藤沢、二ノ宮、池江、白井、北橋といったところでこういうところは馬さえいれば行く可能性は高いです。馬主のバックアップは不可欠ですが。あとは社台グループの力で行くこともありますが。金銭的な見返りをいうなら森調教師の理論があるわけで、種牡馬・繁殖牝馬としての価値まで考慮すれば十分あるはずです。

桜花賞と関東馬
毎年桜花賞の頃に言われるのが関東馬の連敗記録。牝馬3冠馬メジロラモーヌが勝って以降17年負けつづけているのだから仕方ないだろうと思いますけど。今年もダンスインザムードが人気しそうなので気になるところではあります。
スポニチではアウェーの不利としてコース、輸送、出張馬房が挙げられていました。まずコースは阪神コース経験馬が有利というのは当たり前のことで別に桜花賞に限らず、皐月賞だったら中山コースの経験のある馬が有利になるわけで、だからトライアルは本番コースと同じ競馬場に設定されていることが多いのです。輸送に関しても直接阪神に行くのでなくて栗東を経由して阪神なら出張馬房の問題とともに解決します。ようするにトライアルを走りに関西に来て、そのまま栗東に滞在していれば何の問題もなくなるはずです。マンハッタンカフェの菊花賞、天皇賞はそういった準備の元に取られたタイトルですので不可能ではないはず。国枝調教師ならやったかもしれませんが、今年は出走させられる馬いないし。
トレセンの設備だけを問題とするなら後発の関東・美浦トレセンの方が充実してるんですがね。立地条件は圧倒的に栗東有利ではあります。
繁殖牝馬となることを考えるとスピード勝負の桜花賞というタイトルはオークスより重要視されているかもしれません。そのタイトルを死守したことは関西に入る馬のレベルを確実に上げています。生産する側の牧場としては種牡馬よりも繁殖牝馬の方が大事なわけです。
関東馬が弱いのは桜花賞だけに限らないわけでして、今年の重賞では関東10勝、関西28勝、北海道1勝なのが現実です。
2004/4/7
Europian Horse Racing
France
海外主要国の競馬情報ではフランスが一番手に入れにくいです。フランス語さえ読めればParis Turfで何とでもなるんですが。英愛はRacing Post、アメリカはBlood-Horse、オセアニアはStallionsで事足りてるのでフランスも英文サイト…無理ね。あの人たちプライド高いから。
ということでフランスのクラシック路線はさっぱりです。そろそろ動き出しているのでできる限り追いかけてみましょう。昨年から話題になっているAmerican Post。血統はBering - Wells Fargo by Sadler's Wells。2歳時に仏GI Grand Criteriumと英GI Racing Post Trophyを勝ちました。準重賞のオムニオムII賞を快勝して順調な始動となったようです。今後Prix de FontainebleauからPoule d'Essai des Poulains(仏2000ギニー)ですかね。Prix du Jocky Club(仏ダービー)はどうするんだろ。一方無敗で仏GI Criterium Internationalを勝ったBago、Nashwan - Moonlight's Box by Nureyev、はPrix de Fontainebleauで復帰予定でいきなりAmerican Postと激突。

England / Ireland
愛Phoenix S、愛National SとGIを連勝したOne Cool Catは2000 Guineasに直行。Storm Cat - Tacha by Mr. Prospector。この血統だとダービーはちょっときついかも知れませんね。陣営にはGiant's Causewayのようにマイル路線で連勝を刻むという野望もあるようです。一方英Champagne S勝ちのLacky Storyは脚に問題があるため今年前半戦は絶望とのこと。Kris S. - Spring Flight by Miswaki。こっちはダービーでも有力だっただけに残念。
牝馬の1000 Guineas路線は昨年5戦全勝の欧州最優秀2歳牝馬Attraction、3戦全勝でCheveley Park S勝ちのCarry on Katie、Filly's Mile勝ちのRed Bloomなど。Prix Marcel Boussacを勝ったDebonelaはPrix d'Essai des Pouliches(仏1000Guineas)と両睨み。一方Oaks戦線はサンデーサイレンス産駒Sundropが有力視されています。

欧州三歳有力馬
2歳GI勝ち馬を中心にまとめておく。
One Cool Cat: Storm Cat - Tacha by Mr. Prospector
 Phoenix S (IRE GI 6F), National S (IRE GI 7F) 英2000 Guineasへ
Whipper: Miesque's Son - Myth to Reality by Sadler's Wells
 Prix de Morny (FR GI 1200m) 英2000 Guineasから短距離路線
Necklace: Darshaan - Spinning the Yarn by Barathea
 Moyglare Stud S (IRE GI 7F) 英1000 GuineasからOaks
Red Bloom: Selkirk - Red Camellia by Polar Falcon
 Filly's Mile (GB GI 8F) 英1000 GuineasからOaks
Carry on Katie: Faslyiev - Dinka Raja by Woodman
 Cheveley Park S (GB GI 6F) 英1000 Guineasへ
Three Valleys: Diesis - Skiable by Niniski
 Middle Park S (GB GI 6F)を薬物使用で失格 英2000 Guineasへ
Debonela: Storm Cat - Coup de Genie by Mr. Prospector
 Prix Marcel Boussac (FR GI 1600m) 英仏の1000 Guineas両睨み
American Post: Bering - Wells Fargo by Sadler's Wells
 Grand Criterum (FR GI 1600m), Racing Post Trophy (GB GI 8F) 仏クラシックへ
Milk It Mick: Millkom - Lunar Music by Komaite
 Dewhurst S (GB GI 7F) 英2000 Guineasへ
Pearl of Love: Peintre Celebre - Aunt Pearl by Seattle Slew
 Gran Criterium (ITY GI 1600m) 裂蹄のため2000 Guineasは微妙
Bago: Nashwan - Moonlight's Box by Nureyev
 Criterium International (FRA GI 1600m) Guineasか中距離か未定
Voix Du Nord: Valanour - Dame Edith by Top Ville
 Criterium de Saint-Cloud (FR GI 2000m)
Attraction: Efisio - Flirtation by Pursuit of Love
 5戦無敗欧州最優秀2歳牝馬 英1000 Guineas直行
All Too Beautiful: Sadler's Wells - Urban Sea by Miswaki
 Galileoの全妹、デビュー戦を快勝し、Oaks目標
Sundrop: Sunday Silence - Oenothera by Night Shift
 Oaks前売り一番人気
Balmont: Stravinsky - Aldebaran Light by Seattle Slew
 Middle Park S繰り上がり、2000 Guineasは回避して短距離路線へ
Yeats: Sadler's Wells - Lyndonville by Top Ville
 ツクバシンフォニーの半弟、ダービー目標
Grey Swallow: Deylami - Style of Life by The Minstrel
 2000 Guineasへ
Pastral Pursuits: Bahamian Bounty - Star by Most Welcome
 一頓挫あったが2000 Guineasへ向かう。
ざっとこんなものですか。疲れましたが。ダービーはこの時期にデビューして一気に駆け抜けていくような馬もいるのでまだわからない部分が大きいです。
血統を見てると結構楽しいと感じる時点で血統ヲタの自覚ありなんですが、WhipperはMiesque's Son - Sadler's wellsでエルコンドルパサーと同系で3/4が同じだけど一番重要な部分が欠けてるとか、その他いろいろ。
Baratheaはサド産駒、すでに母父に名が出るようになってしまいました。SelkirkはSharpen Up産駒、Polar FalconとKomaiteはNureyev産駒、MillkomはBold RulerからBold Lad IRE - Cyrano de Bergeracというライン、ValanourはNorthern Dancer直仔Lomondの産駒、EfisioはFormidableからForliに遡る、Pursuit of LoveはGroom DancerからBlushing Groom、Most WelcomeはBe My Guest産駒、Bahamian BountyはCadeaux Genereux産駒。ぱっと見た感じではこれからNureyev血脈がどかんときそうではあります。Fasliyev、Stravinskyと出だし好調。

それ以外の注目馬(JSEで3歳外国馬で検索して拾いました)
I Love Paris: El Condor Pasa - Young Mother by Youth (死亡。_| ̄|○
Angel's Nest: Storm Cat - Miesque by Nureyev (毎年注目の的Miesque仔。デビューしてないのかな?
Grand Reward: Storm Cat - Serena's Song by Rahy (Sophisticatの全弟、Serena's Songは殿堂馬
Cherubim: Sunday Silence - Carly Angel by Judge Angelucci (エガオヲミセテの半妹
Slient: Sunday Silence - Laiyl by Nureyev (未勝利ながら重賞で5着。引退までにぜひダートを。
Snow Ridge: Indian Ridge - Snow Princess by Ela Mana Mou (血統渋すぎ
Dubai Sunday: Sunday Silence - Lotta Lace by Nureyev (Godolphin所属のはずですが公式の検索に引っかからない…
Rock of Cashel: Danehill - Offshore Boom by Be My Guest (Rock of Gibraltarの半弟
サンデーサイレンス産駒が結構海外に渡るようになったのが2001年のドバイ以降。それがクラシック世代になったのが今年。母Lotta Laceはセレクトセールの高額馬として注目でしたが、結局どこ行ったのやら。Sundrop一頭で満足すべきですか?Cherubimはダイナカール一族の出身なので何とか繁殖入りできるくらいの結果は欲しいところ。
Horse Racing
さて日本の競馬ですが、厩務員組合がストの構えを見せているためちょっと開催がどうなるかわかりません。GIを人質に取るようなやり方で交渉するのは止めてもらいたいが、最悪の形で決裂すれば開催できなくなります。今年はちょっともめる要素があるみたいなので気がかりですな。さすがにそれは回避されるとは思いますが、労使ともにそんなことしてる状況ではないことぐらい認識してるでしょうし。一番の被害者は競走馬。

War Emblem (1999 USA) Our Emblem - Sweetest Lady by Lord at War
昨年鳴り物入りで種牡馬入りしておきながら一時は種牡馬失格と判定されたWar Emblemが今年はすでに50頭に種付けをしたとのこと。詳しくはBlood-Horse
http://breeding.bloodhorse.com/viewstory.asp?id=21711
昨年うまくいかなかったのは彼が小柄な栗毛の牝馬にしか興味を示さないためだったのですが、それならばと社台の取った解決策はWar Emblemの好きな牝馬を連れてきて、War Emblemがやる気になった時点で目的の牝馬に入れ替えるというもの。牝馬の当て馬みたいなものです。無茶しますな。記事中でも触れられていますが、ResoucefulなShadaiだからこそできる技でしょう。
こういうニュースが海外のサイト経由でしか入ってこないのはどうかと思います。日本の競馬マスコミはまったく興味を示さないですか?

Netkeibaのコラム
合田直弘氏の海外競馬コラムでケンタッキーダービーが取り上げられています。見るだけで混戦ということがなんとなく理解できるかと…
長岡一也氏の競馬コラムはクラシックのドラマ性について。ひねくれた見方をすればどんな馬にだってドラマはあるのですが、ここはあえてクラシックに縁のなかったランフォザドリームの娘フィーユドゥレーヴで。山内厩舎は桜花賞に強いのでなんかやらかすとしたらこの馬だと思ってるんですが。

スターエルドラード (1999 USA) Danzig - Electric Society by Law Society
いつの間にか地方に転厩していたようです。大井所属で1戦だけ走って笠松へ。スプリング争覇(1900m)を勝ちました。なぜかこの馬和田騎手とのコンビで覚えてるんですけど、ひょっとしたらNHKマイルだけだったかも。中央ではもう無理なのが明らかだったので馬にとっても良いことでしょう。さすがに森厩舎は地方のレベルを熟知しています。
Novels
EARTHSEA
Slashdotのこれhttp://slashdot.jp/articles/04/04/07/0344208.shtml?topic=50
ゲド戦記が映像化されるらしい。おそらく指輪物語の映画化の成功を受けてのことだとは思いますが、素直に喜んでおきます。ハリーポッターなんぞより遥かに優れたファンタジーの金字塔をぜひ大切に映像化していただきたいものです。ストーリーとか忠実に再現希望。
TV映画シリーズとのことなので日本にはどんな形で入ってくるのかも気になりますが、日本でもTV放映する場合はNHKを希望しておきます。基本的に暗く難解なのでそのあたりをしっかりと認識した上で。
U.K.ル・グウィン作品ならSF作品の方も何とか映像化されませんかねえ。
2004/4/8
Horse Racing
桜花賞枠順確定
桜花賞の枠順が確定しました。
馬名母父騎手
1エイシンヘーベエイシンワシントンエイシンオープンサンデーサイレンス熊沢重文
2ヤマニンアラバスタゴールデンフェザントヤマニンリコールタマモクロス江田照男
3ギミーシェルターサンデーサイレンスオークツリーリアルシャダイM. デムーロ
4スイープトウショウエンドスウィープタバサトウショウダンシングブレーヴ池添謙一
5マルターズヒートOld TriesteHeat Is OnSunshine ForeverD. バルジュー
6ヤマニンシュクルトウカイテイオーヤマニンジュエリーニジンスキー四位洋文
7クリスタルヴィオレSkip Awayキュートネスフォーティナイナー幸英明
8ホシノピアスジェイドロバリーダンジグジョイDanzig後藤浩樹
9ダンスインザムードサンデーサイレンスダンシングキイニジンスキー武豊
10レディインブラックサンデーサイレンスサマニベッピンノーザンテースト北村宏司
11ウェディングバレーPeaks and ValleysDime QueenSham松永幹夫
12ロイヤルセランガーパラダイスクリークカーペンダービーRedoutable吉田稔
13アズマサンダースサンデーサイレンスオースミシャインシンボリルドルフ蛯名正義
14フィーユドゥレーヴサンデーサイレンスランフォザドリームリアルシャダイ藤田伸二
15コンコルディアフジキセキコンクラーベアンバーシャダイ柴田善臣
16ヤマニンアルシオンヤマニンアルシオンヤマニンパラダイスDanzig和田竜二
17ムーヴオブサンデーサンデーサイレンスブルティナPrimo Dominie安藤勝己
18ダイワエルシエーロサンデーサイレンスロンドンブリッジDr. Devious福永祐一
ヤマニンアラバスタは結局出走することになり、800万組からの抽選はエイシンヘーベが突破。
何かすっごい微妙な枠順ですね。どの馬が一番喜んでるんだろうか?スイープトウショウの内枠、ムーヴオブサンデー、ダイワエルシエーロのの外枠はやられた感が強いです。基本的に阪神1600mでは外は不利。そんなことを言ってたら阪神JFで8枠ワンツーとかされたんですが、あれがそうそう何度も起こるとは思わない方がよろしい。阪神1600mが得意な騎手というのは確かにいて、騎手のファクターが通常よりも大きめということも考えておくべきです。現役では池添、幸、四位、武豊。
ヤマニン3騎出しもなかなかですが、サンデーサイレンス8騎にフジキセキ1騎。実に半分がサンデーサイレンス系で今年は母父としても一頭送り込んできました。
マイナーな種牡馬の名もいくつか出てきてます。エイシンワシントンはOgygian産駒で外国産馬として日本で短距離戦を中心に走りました。産駒は地方に行くことも多いのですが、エイシンのオーナーに大事にされています。ゴールデンフェザント(Golden Pheseant)はCaroの産駒でアメリカで活躍、JCを制して日本で種牡馬入りしましたが、産駒に恵まれず中国に輸出されています。Old TriesteはA.P.Indy産駒で現役時代は能力の高さに体がついてこれませんでした。種牡馬として期待されましたがわずか三世代を残して夭折。マルターズヒートは初年度産駒にあたります。Sunshine Foreverはブライアンズタイムとはいとこで同血馬。当初Sunshine Foreverを買う予定だったのが折り合わずブライアンズタイムになったという事情があります。後に日本に輸入されましたが、ブライアンズタイムほどの結果は残せませんでした。Peaks and ValleysはMt. Livermore産駒でカナダの年度代表馬。ShamはSecretariatのライバルになるべき馬でしたが、歯が立たないままに終わりました。種牡馬としてはそこそこの活躍で、エイシンワシントンの母父でもあります。Phalarisの仔Mannaの直系。パラダイスクリーク(Paradise Creek)はJC2着の実績を持つアメリカ馬。Irish Riverの産駒で日本で種牡馬入りしてからはカネツフルーヴなどの活躍馬を送り出している。RedoutableはBold Rulerの直孫。Primo DominieはDante系Dominionの産駒でスプリンター。Dr. Deviousは泣きながらアイルランドに帰ったダービー馬。Ahonoora産駒でトウカイテイオーらと同じTourbillonの血統。

労使交渉の行方
厩務員組合がストを構えて団交を行っていた件ですが、とりあえず今週は競馬が開催されるとのこと。ただこれは交渉が妥結したためではなく、一時中断という形なので解決しない限り来週以降も同じような事態が続くでしょう。
とにかくGIが中止になるような事態はひとまず回避されたので良かったです。

皐月賞
ついでに皐月賞の話題もいくつか。
まずタマモホットプレイ。今週のニュージーランドトロフィーにも登録していて、NHKマイル路線に向かうかと思われましたが、そのNZTを回避して皐月賞に向かうことが正式に決まりました。賞金が微妙なところで迷っていたらしいのですが、まあ皐月賞なら出られるでしょう。
有力馬と言っていいのかどうかはわかりませんが、堂々と騎手未定なグレイトジャーニー。馬主のノースヒルズマネジメントの関係から幸騎手という線もありましたが、どうやら小牧騎手となる模様です。とりあえず一週前の追いきりに小牧騎手が乗ったので本番もそのままとなるでしょう。

メジロオーロラ (1978 JPN) Remand - メジロアイリス by Hindostan
メジロマックイーン、メジロデュレンを産んだ名繁殖牝馬メジロオーロラが老衰のため死亡しました。高齢のため繁殖牝馬としては引退してメジロ牧場の功労馬として過ごしていましたが、7日に馬房で寝転んだ状態から立てなくなったということです。26歳と高齢でもあり、天寿を全うしたということでしょう。
メジロの根幹をなした3頭の牝馬の一頭アサマユリの直系の出身です。
メジロデュレン (1983 JPN) Fidion - メジロオーロラ by Remand
メジロマックイーン (1987 JPN) メジロティターン - メジロオーロラ by Remand
デュレンは菊花賞、有馬記念を、マックイーンは菊花賞、天皇賞春2回、宝塚記念を制しました。合わせてGIを6勝、他にGIIを5勝という名繁殖でした。
メジロツルギ、メジロコサックと2頭の娘が後継者となっています。

竹本騎手の逝去について
4/3でも触れましたが、竹本騎手の落馬事故死のこと
関西テレビでドリーム競馬の司会を担当している宮川一郎太氏が自身のサイト内にて障害競馬廃止論をぶち上げてます。JRAは中山グランドジャンプの創設やJグレードの導入など障害にも力をいれているのですが、障害競馬の注目度の低さを理由に廃止というのは極論に過ぎるでしょう。正直マスコミの側がその程度の認識しか持っていないから障害競馬が低く見られてしまうのだと思いますが。
今回の落馬の一因が障害飛越にあったことは間違いありませんが、平地の競馬でも危険な落馬事故というのは何度も起こっていて、たまたま騎手の逝去という事態にまでは至らなかっただけな面もあるのです。安全対策は見直さなければならない面もあるはずですが、とりあえず障害の斤量を重くしてレース中の馬の速度を落とすことからでしょうか。日本の障害レースは斤量が軽すぎるのです。
ヘルメットについては最近後藤騎手がギャロップに連載しているコラムでも触れていましたが。内容は欧州で使われているタイプと日本のものとの違いだったかと。

Robert Sangster氏逝去
予てより病気のため重態と伝えられていたRobert Sangster氏が逝去されました。1970年代から1980年代にかけて世界の競馬シーンで大成功を収めて、現在のクールモア隆盛の基礎ともなっているSadler's Wellsなど数々の名馬を送り出しました。また、Seattle Slewの半弟のNijinsky産駒Seattle Dancerを1310万ドルで競り落としたことでも有名。
逝去の記事はBlood-Horse: http://news.bloodhorse.com/viewstory.asp?id=21745
重態の記事の邦訳は
Milky House: http://www.milkyhorse.com/archives/000442.shtml
JAIR: http://www.jair.jrao.ne.jp/japan/topics/2004/a4main30.html
そうそうたる馬の名が挙がっております。この人が競馬界に与えた影響の大きさの一端が窺い知れます。
2004/4/9
Horse Racing
桜花賞
4/8に阪神1600mに強い騎手を挙げたので、そこからまず騎乗馬の能力面から幸騎手のクリスタルヴィオレを疑う。次は臨戦過程からダンスインザムードを切る。結局スイープトウショウとヤマニンシュクルが残るというのが私の結論。ともに追い込み馬、こんな怖い馬券は買えません。無敗馬2頭が人気になってくれたら配当は付きそうではあるのですが、ちょっと無謀。
池添騎手はアローキャリーで初のGIを取ったり、シーイズトウショウを持ってきたりと2年連続でやってくれましたが、これはともに先行しての結果で、今回追い込みのスイープトウショウなのはどうかなとも思います。
阪神JFでは外を回して差しきったヤマニンシュクルですが、今回はムーヴオブサンデーを捕まえないといけないので、とても外を回していては届かないのではないかなと思います。しかしそこはヤマニン3騎出陣の強みでアルシオン、アラバスタはある程度シュクルの援護をしてくるとは思います。ムーヴオブサンデーの楽逃げは許さないでしょう。ただしそういった前潰れの展開はスイープトウショウの待ち構えている展開でもあるので、ヤマニンシュクルに関しては最終的にはスイープトウショウをどう始末するかにかかってくると思います。
馬の能力を素直に評価するならムーヴオブサンデーなのですが、17番枠がどうにも気になります。ここにきたということは行くか控えるかの2択しかなく、結局多少無理してでもハナを切りに行かないといけなくなるからです。安藤騎手も阪神を得意にしているので、セオリー通り乗るだろうと思いますので、どれくらい楽に先頭に立てるかが勝負でしょう。となりのヤマニンアルシオンがスタートから競りかけてくる展開になるときついかも。
枠順でしてやったりと思っているのがマルターズヒートでしょう。阪神JFでは10着と惨敗しましたが、原因は出遅れと明らかです。フィリーズレビューでは追い込みましたが、逃げて勝った事もあり、後ろから行くことにこだわることも無いでしょう。武豊に捨てられてしまいましたが、代わりがD.バルジューなら問題ないかな。
ダイワエルシエーロも追い込む覚悟を決めさえすれば、大外枠でも勝負を仕掛けることもできます。結局追い込み勢は4コーナーまでどれだけ内に入っていられるかと前が空いてくれるかということに尽きます。同じ位置から同じようにエンジンをかけるとスイープトウショウが抜けているのは間違いないので、他の馬はスイープトウショウより有利な位置をいかにして確保するか。
スイープトウショウについては前走大幅に減った馬体重も問題で、当日の馬体重発表とパドックの状態を見ないとどうにも判断できません。

農水省の諮問機関が出した地方競馬の改革に関わる報告書ですが、内容が採算性の悪い地方競馬の廃止はやむを得ないというものでした。日本馬産界のトップ社台グループの吉田照哉氏もこの内容にはさすがに腹に据えかねる部分があった様子。
曰く、地方競馬の廃止がJRAをも危機に追い込みかねないことを理解していない、JRAだけを守るのは危険な考え方と。
基本的に部外者が大半を占めている諮問機関がどのていど内情を理解しているのかという問題もあるでしょうか。競馬マスコミ内の識者と呼ばれるような人はあまりこういう話題に触れたがりませんね。なぜでしょう。
廃止を主張する側は地方競馬に対して自助努力が足りないとか何だといいますが、法律でがんじがらめにされている状況で、どれほどの自助努力ができるのでしょうかね。
社台の一口馬主クラブの会員に向けて書かれているコラムなので、社台の宣伝的内容の時もありますが、以前にも地方競馬再建の話題を取り上げています。この人は一貫してJRAと地方競馬の補完し合う関係を主張しているのですが、こういった意見がほとんど取り上げられていないのは問題なのではないですかね。
この報告書に関しては日経の野元賢一氏もコラムで取り上げていましたが、社台のコラムを読んでから改めて読み直すと、地に足がついていないというか、目線が一切生産地の側に向いていないことが気になって仕方ないです。
サラブnet(3/17)"農政の一環"であることの悲劇
諮問機関「我が国の競馬のあり方に係る有識者懇談会」についてはhttp://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/seisan/keiba/top.html
American Horse Racing
Beaumont S GII Keenland D7F
ケンタッキーオークスに向けてのプレップ。
先週出走予定のレースをスクラッチしたHalfbridled (Unbridled - Half Queen by Deputy Minister)が仕切りなおしとなる予定でしたが、勝ったのはVictory U.S.A.。血統はVictory Gallop - Fordyce by Cox's Ridgeで、FappianoのCryptoclearanceからくるライン。Halfbridledを8馬身ぶっちぎる圧勝劇でした。というかHalfbridledどうしたのでしょうか。
このままでは昨年のStorm Flag Flying (Storm Cat - My Flag by Easy Goer)の二の舞になってしまう。

3歳路線
ケンタッキーダービーも今週でプレップレースがおわります。
Blue Grass S GI Keenland D9FはBirdstoneがスクラッチしましたが、Lion HeartとAction This Dayが出てきます。Action This Dayは前走は怪我をしたとはいえ、今年になってからの成績は2歳王者としてはふがいないもので、何とか浮上のきっかけをつかみたいところでしょう。重賞を連勝してきたLimehouseもいますし、まずまずメンバーが揃いました。
Wood Memorial S GI Aqueduct D9Fはちょっとメンバーが薄いです。Tapit、Sinister Gなどここを本気で取らないといけないようなのが人気するんだから。Master Davidのヴェールがはがされるかどうかでしょう。
2004/4/10 NZT
Horse Racing
桜は満開に咲いているのより、舞い散っている方が綺麗だと感じます。で、明日は仁川で花見をすることになりました。桜花賞という華を見に行ってきます。桜花賞で一瞬綺麗に咲いて散るも良し。
昨日も触れたとおり、ヤマニンアルシオンの和田騎手の出方が一つのポイント。テイエムオペラオーの頃に散々やられてたようなことをやる番に回ります。

Les Clefs d'Or (2001 JPN) Sunday Silence - Golden Sash by Dictus
阪神6Rの未勝利戦にレクレドールが出てきました。前の良血馬の集まった新馬戦で2着となったことが評価されて微差ながら一番人気でした。ただ、馬体重-16はどうしたことでしょう。
結果は3着、直線に入ってからのもどかしいほどのジリ脚はまさに兄ステイゴールドそのもの。しかしそれでいて上がり3Fは最速で来てるということなので、レース内容としては十分。近い内に勝ち上がるとは思いますが、その後もなかなか勝ちきれないのは間違いないでしょう。
ラバヤデールは最終Rに登場。9着でした。

New Zealand Trophy GII 中山 芝1600m
1.シーキングザダイヤ
2.ナイストップボーイ
3.ナムラビッグタイム
順当にシーキングザダイヤ(Storm Cat - Seeking the Pearl by Seeking the Gold)が勝ちました。2着に最低人気のナイストップボーイ(タヤスツヨシ - ファニートウショウ by トウショウボーイ)が突っ込んで波乱。岡部騎手健在を示しました。ナムラビッグタイム(サクラバクシンオー - タイキミステリー by Green Dancer)は逃げたものの交わされ、3着でした。
しかしウイポやってた人間にはシーキングザダイヤという馬名は笑うしかない代物。思わずシーキングザダイヤ(Storm Cat - シーキングザダイヤ)とか書きたくなってまう。

大阪-ハンブルクカップ OP 阪神 芝2500m
1.ヴィータローザ
2.アマノブレイブリー
3.ミッキーベル
ヴィータローザ(Sunday Silence - Rosa Nay by Lyphard)が勝つなんてキャラを間違ってるだろ。兄ロサードとは違って距離が持つようです。アマノブレイブリー(Jolie's Halo - マチカネエルベ byアローエクスプレス)もこの辺のクラスの常連となりました。ミッキーベル(サクラローレル - エイシンゴーディ by Northern Taste)はサクラローレル産駒の中ではまともな気性をしてるんですけど、その分安定しすぎてて、爆発力がないんですよね。トップハンデのダイタクバートラム(ダンスインザダーク - スプリングネヴァー by サクラユタカオー)は5着に終わりました。蟻洞で休養してたので状態面がいまいちだったのかも。

トウショウ牧場
メジロと並んで日本を代表するオーナーブリーダー・トウショウ牧場はスイープトウショウが勝てば1991年のシスタートウショウの桜花賞以来のGIとなります。最近牡馬で活躍する馬はほとんど聞かないトウショウ牧場ですが、シーイズトウショウといい、このスイープトウショウといい牝馬で活躍馬が出てくるのは良い傾向です。特に短距離タイプのスピードのある牝馬にこだわっているようなので、こういった牝馬が繁殖入りしてくるとまた面白くなるでしょう。血統を見ているとオーナーブリーダーとしてのこだわりが見えてきます。
Australian Racing
AJC Derby
オーストラリアの競馬は主催団体がいくつもあって、有名どころではコックスプレートを開催するMVRC(Moonee Valley Racing Culb)、メルボルンカップを開催するVRC(Victoria Racing Club)などがありますが、これら2者がメルボルン周辺を本拠とするのに対し、AJC(Australian Jocky Club)はシドニー近郊のランドウィックを本拠としています。ランドウィックはオーストラリアで最初に競馬が行われたハイドパークが移転したものです。日本でいえば地方競馬の状態を考えるとわかりやすいのですが、その主催団体ごとにダービーも行われています。AJCダービーは1861年創設。
今年の結果は
1.Starcraft: Soviet Star - Flying Floozie by Pompeii Court
2.Braeloch (G): Prized - Valley Court by Pompeii Court
3.Delzao: Encosta De Lago - Amanusa by Alzao
4.Timbourina (F): Timber Country - Valourina by Snippets
5.Elvstroem: Danehill - Circles of Gold by Marscay
6.Special Harmony (F): Spinning World - Marooned Lady by Marooned
7.Niello: Octagonal - Shadea by Straight Strike
8.Under the Bridge (G):Blevic - Wine Cask by At Talaq
9.Dancing Daggers (G):Daggers Drawn - Dancing Doll by Dance Floor
10.Lord of the Land: Timber Country - Lady Capel by Last Tycoon
11.Penitentiary (G): Pentire - Strangeways by Veloso
12.Kind Act (G): Generous - Azurebelle by Bluebird
13.Kingside: Kaapstad - Madame Faubourg by Star Board
Fは牝馬、Gはセン馬。さすがに独特の血統が多数見受けられます。ということで血統について。
Soviet StarはNureyev、Pompeii CourtはTellからRound Table、PrizedはKris S.、Encosta De LagoはFairy King、SnippetsはLunchitimeからSilly SeasonでTom Fool、MarscayはBiscayからStar Kingdom、MaroonedはMill Reef、Straight StrikeはMr. Prospector、BlevicはScenicからSadler's Wells、At TalaqはRoberto、Daggers DrawnはDiesis、Dance FloorはStar de Naskra、VelosoはZamazaan-Exbury-Le Haar-Vieux Manoir-Brantome、BluebirdはStorm Bird、KaapstadはSir Tristram、Star BoardはStar Way-Star Appeal-Appiani-Herbager。
もはや暗号か…_| ̄|○
暗号ついでにStarcraftの簡易血統
累代はPompeii Court, Battle-Wagon, Bellborough, Mans Pal, Song Bird, Tractor, Light Artillery
系統で見るとRound Table, Never Say Die, Mossborough, Manna, Orme, The Tetrach, Musket
牝系としては1884産のPerhapsがAUS産になって、以後はずっとオセアニア、途中でNZに渡って、Starcraft自身NZ出身のようだ。PerhapsはLight Artilleryより更に一代戻る、つまりPerhapsの配合相手がLight Artillery。Perhaps自身はStockwell直仔のGang Forward産駒。ここからオセアニアの種牡馬がずっと並んでいる。
Nureyev血統好きだと前から言っているとおりなので、Soviet Star産駒なだけではしゃいでしまいました。

Rock of Cashel (2001 IRE) Danehill - Offshore Broom by Be My Guest
4/7の欧州3歳馬で取り上げたRock of Gibraltarの半弟Rock of Cashelですが、とっとと引退してオーストラリアで種牡馬入りとなりました。脚でも悪かったんでしょうかね?Danehill大好きなオセアニアですから人気になるのは間違いないでしょう。種付け料はオーストラリアドルで4500。中堅より下の評価です。
参考資料オーストラリアでの種付け料(AUSドル)
Fuji Kiseki 19250、Rock of Gibraltar 132000、Octagonal 55000、Jungle Pocket 15000、Black Hawk 13750、Fusaichi Pegasus 93500、Galileo 49500、Grass Wonder 13750、Giant's Causeway 93500、Shinko Forest 13200、Genuine 8800、Pentire 8500
The Rockがずば抜けてんのか。次がFu-PegとCausewayなのも微妙やな。NZのZabeelは85000(NZドル)。
2004/4/11 桜花賞
Horse Racing
Japanese 1000 Guineas GI Hanshin Turf 1600m
見に行ってきました。全スカで帰ってきました。阪神競馬場まで行って桜花賞しか買ってないのもどういうことなんだ?
馬券晒してみる
ハズレ
6ヤマニンシュクル軸でした。そこから4スイープトウショウ、5マルターズヒート、14フィーユドゥレーヴ、17ムーヴオブサンデー、18ダイワエルシエーロ。
怪しげな3連複はあとから確認したらオッズ3000倍くらいあったやつ(フィーユドゥレーヴ、ヤマニンアルシオン、ダイワエルシエーロ)。馬券買うのに並んでる間に人気無くて怖い馬で買ってみただけ。
結果は
1.ダンスインザムード
2.アズマサンダース
3.ヤマニンシュクル
4.ムーヴオブサンデー
5.スイープトウショウ
7.ダイワエルシエーロ
11.マルターズヒート
13.フィーユドゥレーヴ
17.ヤマニンアルシオン
改めて振り返るとひどいですな。
ダンスインザムードについては素直に力を見誤りましたというしかありません。フラワーCは半ば調整のようなレースだったとしても、ムーヴオブサンデーあたりとは力の差があると見ていたので、あれだけ完璧なレースをされるとは思っても見ませんでした。1.33.6は桜花賞レコード。京都競馬場で のシスタートウショウより速いです。しかも前後半がぴったり46.8-46.8で、上がり3Fが34.6と来ては文句のつけようがありません。レース自体は非常に良いもの見せてもらいましたという感じでした。
ダンスインザムードは血統的な面でもオークスは何の問題もないですし、このレース振りで逆転できそうな馬は見当たりません。わずかに今回は追い込みの展開にならなかった分ヤマニンシュクルに希望があることはありますが、厳しいでしょう。オークスはダンス-シュクルの一点で十分。ダンスインザムードにとってもっとも怖いのが藤沢厩舎のポカ癖かな。何度か豪快に飛んでる前科があるだけに…スティンガーとか。
さて、パドックではダンスインザムードは入れ込んで暴れてたんですよね。それで、完全に今日は無いなと思ってしまったわけでして、逆に落ち着いていたのがヤマニンシュクルとダイワエルシエーロ。スイープトウショウはいつもと大して変わらなかったし、それはゲートを嫌がるところも同じ。ムーヴオブサンデーはパドックでは問題なさそうでしたが、返し馬からゲートまでの間にずいぶんと発汗していました。それで、レースでも掛かり気味にいってしまいました。ヤマニンシュクルはやっぱり外を回して届いてない。スイープトウショウはGIでは足りないのかも。あるいはシュクルはスイープを意識しすぎた面はあったかもしれませんが、それでも決定的な差をつけられてしまったと思わざるを得ません。アズマサンダースは2着に来たとはいえ完敗した形。まだヤマニンシュクルの方がオークスで期待できそうです。
2004/4/12
Horse Racing
皐月賞
今年は牝馬のレベルが高くて、牡馬は低いという感じになるのでしょうか。サンデーサイレンスが全然駄目かと思ったら、トライアルの最後は独占してしまってましたが、むしろスプリングSでダイワメジャーが権利取ってしまったことを考えると低いと言われても仕方ないのかもしれません。
結局一番人気はコスモバルクかブラックタイドでしょうけど、ブラックタイドが武豊効果で一番人気になるでしょうかね。ダンスインザムードは牝馬3冠の可能性がかなり出てきましたが、ブラックタイドもここを勝てば一気に3冠の可能性が出てきます。それだけのものは持ってると思いますが、それでも皐月賞に間に合うとは思っていなかったというのが本音なのです。
弥生賞なら負けてても巻き返してこれますが、グレイトジャーニーはさすがに無理と思いつつも、兄が前科持ちなだけに怖かったりして。

Nakayama Grand Jamp JGI
こっちもGIです。土曜の中山メイン中山グランドジャンプ。登録見たらユウフヨウホウがいません。ペガサスジャンプSを回避して本番直行かと思っていたのに興味失せました。
というのもあんまりですが、実際ビッグテーストも故障発生でどうしたものやら。ユウフヨウホウの半弟マイネルユニバースが登場。ユウミロクの産駒として3頭目のJGI制覇を狙います。父はメジロマックイーン。
海外馬ではMisty Weather。St. Stevenの離脱はありましたが、オーストラリア勢は今年も本気です。一回勝ったこともあってこのレースにあう馬を見極めて連れてきてるかと。海外馬は毎年レベルが上がってきている感じがあります。
ダイワデュール(父ニホンピロウイナー)、ブランディス(父サクラバクシンオー)とか見てると障害レースに求められる資質が変化してきてるのかなとも思えてきます。メジロオーモンドもリンドシェーバーやな。

海外遠征とか言い出してますけど
ダンスインザムードが海外遠征視野とか言い出しましたが、いつ行くの?オークス勝ったら秋華賞パスできなくなると思いますが。フランスオークス(Prix de Diane)とかも言ったらしいが、それだとこっちのオークスはパスですか?どっちにしろ藤沢厩舎の遠征話は間に受けない方が良いのですが。どっちかというと菊花賞で姉の無念を晴らしてきてもらいたい(菊花賞で一番人気背負ったダンスパートナー。3歳夏にフランス行きましたね、そういえば)が、藤沢厩舎なので海外遠征以上に菊花賞は無いか…
シーキングザダイヤも海外と言ったらしいです。こっちは森厩舎やからなあ。チャンスありと見たらほんとに行くでしょう。Storm Cat, Seeking the Gold, Seattle Slew, Bold Forbes, Court Martialという凄まじい血統を誇るのでどこ行っても人気になるでしょう。
American Horse Racing
K Derby Preps
何か今年はアメリカも大概に低レベルな状況を抜け出せないまま来てしまったとしか思えず。今年もKダービー勝ったらそのままの勢いでプリークネスも取って2冠達成して、3冠期待のベルモントで地力不足露呈ってパターンか?
Wood MemorialはTapit(Pulpit - Tap Your Heels by Unbridled)。A.P.IndyにUnbridledってことでアメリカの最新の血統ということになりそう。母Tap Your Heelsの半兄にRubianoという良血。2着にはMaster David(Grand Slam - Nadra by Sadler's Wells)。堅実だが突き抜けた強さは無いというこれまでどおりの結果に。結局この辺が本番で一番人気するのではないかと。
Blue GrassはThe Clif's Edge(Gulch - Zigember by Danzig)。EurosilverやBirdstoneの陰に隠れて目立たない存在でしたが、追い込んでここを勝ちました。2着にLion Heart(Tale of the Cat - Satin Sunrise by Mr. Leader)。種牡馬は最新のものを、母父はかなり古いものをって感じですかね。
GIIのArkansas Derby Oaklawn D9Fを勝ったSmarty Jones(Elusive Quality - I'll Get Along by Smile)はデビュー6連勝で無敗のままKダービー挑戦になりますが、ここが初重賞でこれまでのレースレベル疑問。それでも無敗でKダービーを勝てばSeattle Slew以来の快挙になるらしい。
2004/4/13
Horse Racing
皐月賞の有力馬
弥生賞を勝ったコスモバルクを筆頭にビッグレッドファーム関連馬、要するにマイネルとコスモ、が皐月賞に攻勢をかけてきていますが、これまでの例からすればもう勢いが無くなる頃なんですが、今年はどうなんだろう。
弥生賞のレベルが高かったかといわれると、そうはいえません。弥生賞はスローペースで先行馬2頭で決着してしまいました。コスモバルクの仕上がり面はともかくとして、皐月賞がそこまでたるい展開になるとも思えないのです。でも弥生賞でスローペースに嵌って見せ場なしになった馬が良いかというとそれも違うかと。
スプリングSもスローでブラックタイドが差し切ったのですが、メンバーが楽だったのがはっきりわかります。ただ、3着以内の確保を目的としてある程度は仕上げていたコスモバルクに対して、全く余裕で勝ったブラックタイドの方がよさそうな気はしています。昨年のサイレントディールと同じで楽にレースをしながら必要なことを教えていくという感じでした。ラジオたんぱ杯ではコスモバルクに、きさらぎ賞ではマイネルブルックに後れをとりましたが、気にするほどのことではないでしょう。新馬戦勝ちあがった直後のラジオたんぱ杯こそ4着でしたが、結局それ以外は連を外してないわけですし、スプリングS以外はいかにも若くて本気になっていませんでした。きさらぎ賞も3着ハーツクライを突き放していたのでマイネルブルックが強かっただけとした方が良いでしょう。もともとダービー向きといわれていただけに、ここさえ突破すれば3冠の夢も見られるでしょう。
コスモサンビームはスプリングSがかなり不可解な負け方でした。力はあるのでしょうが、あの負け方で距離に対する不安が出てきたのも事実。Zagreb-Rainbow Questが中距離こなせないわけが無いと思いながらも、レースを見てしまうと問題ありなのかとも。
フォーカルポイントも京成杯を勝ったとはいえ、距離でしょうかね。こっちは血統的にEnd Sweepなのがわからないところ。母父のSplendid Momentと見てしまうほうが良いのでしょうか。End Sweep産駒をGIで信用して良いのかも気にかかります。
マイネルマクロスは2000mで安定していますが、フジキセキ産駒だし、コスモ2騎のペースメーカーでいいんではないでしょうか?
マイネルブルックはきさらぎ賞から直行です。昨年もサイレントディールがこけたローテーションでどうかとも思います。きさらぎ賞はあの段階での完成度、レースキャリアがものを言った感じを強く受けましたので、本番では厳しいでしょうかね。
ハーツクライは良くわかりませんが、ブラックタイドと同じくダービー向きでは無いでしょうか。

サラブレ
5月号の皐月賞展望はどうでも良かったのですが、次の増刊号のDVDの内容が気になったので立ち読みしてきました。
テーマが圧勝・完勝らしいのですが、SecretariatのベルモントSとか入ってるようです。クロフネとファインモーションはどうでも良いですが、メジロマックイーンの京都大賞典レコード勝ちやセイウンスカイの菊花賞もあるので結局買うことにします。発売日確認するの忘れたけど。
Foreign Racing
地域ごとに分けるの面倒になったので海外競馬の話。

WATC Derby / Australia
この前AJCのやつ取り上げたのでこれも。WATC(Western Australian Turf Culb)はその名通り、西部パース郊外のアスコット競馬場を拠点としています。もう一つベルモントパーク競馬場もありますが、ダービーはアスコット競馬場。季節で使い分けているようです。両方紛らわしい場名ですが。
1.Mr. Sandgroper: Peintre Celebre - Game Warrior by Rancher
2.Fatal Attraction (F): Zabeel - Humour by Sadler's Wells
3.Crown Prospector (G): Grand Lodge - Dark Hope by At Talaq
3.Magic Aces (G): Dr. Johnson - Woodhaven by Rancher
5.Sprit Lady (F): Dauberval - Horoscope by Is It True
6.Kymtu (F): Serheed - Dual's Delilah by Chanteclair
6.Mystic Force (G): Brocco - Petite Amour by Pergo
8.Pentamerous (F): Pentire - Johnny Loves Jazz by Virginia Privateer
9.Black Tom: Langfuhr - Narmada by Blushing Groom
10.Laetare: Serheed - Magdela by Is It True
11.Chenille Prince: Ihriram - Lassiter's Lass by Fimiston
12.Pennywest (F): Dexter - Miss Tripoli by Noble Bijou
13.Rockatansky (G): Fimiston - Share the Joy by Taipan
14.Moonfire (F): Geiger Counter - Balmy Night by Balmerino
15.Just For Sam (G): Pricelessly - Corporate Dream by Corporate Raider
3着と6着が同着になるという珍しい結果に。全部書くのは止めようと思ったのですが、14着にGeiger Counter産駒が入ってたので…Geiger Counterまだ種牡馬やってたのかと。Mr. Prospector - Thong by Nantallah。
勝ったのはまたNureyev系、今回はPeintre Celebre。2着のZabeelの母父もNureyevという結果に。
RancherはBrave LadからBold Lad(IRE)でBold Ruler、ZabeelはSir Tristram、Dr. JohnsonはWoodman、DaubervalはDanzig、Is It TrueはRaja BabaからBold Ruler、SerheedはNijinskyでkey Partnerの半弟、ChanteclairはHaulpakからDignitasでRound Table、BroccoはKris S.、PergoはPerginoからDanzigでPerginoはSadler's Wellsの半弟、Virginia PrivateerはMajestic PrinceからRaise A Native、LangfuhrはDanzig、IhtiramはRoyal AcademyからNijinsky、FimistonはGold Brick-Oncidium-Alcide-Alycidon-Donatello-Blenheim-Blandford、DexterはGreen DancerからNijinsky、Noble BijouはVaguely Noble-Vienna-Aureole-Hyperion、TaipanはLast TycoonからTry My Best、BalmerinoはTrictrac-Le Haar-Vieux Manoir-Brantome-Blandford、PricelesslyはAffirmedからExclusive NativeでRaise A Native、Corporate RaiderはBiscayからStar Kingdom。

Prix Noailles / France
ダービー路線のGIIで2200m。勝ったのはCriterium de Saint-Cloudを勝っているVoix Du Nord。クリテリウムドサンクルーは2歳の2000mのGIで日本でのラジオたんぱ杯のようなものです。ダービー専念で虎視眈々、順調に仕上げてきたということなんでしょうね。このあとGIのPrix Lupin(2100m)を使って本番でしょう。
フランスも三冠セットの路線は疾うに廃れてます。最後の三冠馬は1899年のPerth。2000ギニーとダービーが別になりやすいのですが、時々2000ギニーとセントレジャーで勝つ馬もいたりしたようです。2000ギニーはPoule d'Essai des Poulains、ダービーがPrix du Jocky-Club、セントレジャーがPrix Royal-Oak。牝馬三冠は1973年のAllez Franceが最後。1000ギニーがPoule d'Essai des Pouliches、オークスがPrix de Diane、最後の日本の秋華賞にあたるのがPrix Vermeille。
2004/4/14
Horse Racing
Japanese 2000 Guineas Prerating
皐月賞のプレレーティングです。112コスモバルク、110メイショウボーラー、108メテオバースト、108ブラックタイド、107フォーカルポイント。上位は弥生賞組。確かにスプリングSのキョウワスプレンダやダイワメジャーを高くできるかというとそれは無理で、着差からしてもブラックタイドも高くできないということでしょう。でも、弥生賞がそこまでレベル高いとは思えません。単に実績馬がちゃんと結果を出したかどうかということでしょうか。
若葉Sからでも結構皐月賞は勝てるような感じがありますが今年のハーツクライは104できさらぎ賞から大幅に上げてきましたが、たりないかなあ。

メジロの2歳馬
今週メジロが2歳馬を大量に馬名登録してきました。いつもどおり産地馬体検査に合わせてのことだと思います。で、いくつか注目馬を。
メジロガンバス: メジロマックイーン - Campana by Sadler's Wells
サンドラの全弟来たーーーーーーーー。スタミナを前面に押し出した感じです。メジロは天皇賞4代制覇を諦めてはいないようです。と喜んだところで、柴田政人厩舎なのかよ...それじゃ無理だろ、ぬか喜びでした。芦毛の牡馬と完璧だったのになあ。惜しいことしましたな。
メジロコルセア: メジロライアン - メジロビューティー by Partholon
ドーベル全弟。当然、大久保洋吉厩舎ですが、実は微妙だったりして。
メジロラガマフィン: メジロライアン - メジロランバダ by Telios
ランバダの初仔。池江泰郎厩舎。カンパナの替わりにランバダの仔が入ることになったようですね。この下にはステイゴールド産駒がいますので、それもいずれ池江厩舎所属になる見込みなのは基本的には良いことですな。
メジロスカイレイ: メジロブライト - メジロピカール by Woodman
池江泰寿厩舎入り。まあそっちにもメジロが入ることになったということで。ピカールの仔も池江泰郎厩舎から移動。ということは枠一つ減りましたか。
メジロドーベルの02が登録されていませんね。今後登録されるとは思いますが、メジロヒラリーがデビューすらできなかったので気になります。
ぱっと見てもマックイーン、ライアン、ブライトが結構います。メジロディザイヤーも結構見られますね。サンデーxラモーヌなので血統的な面では凄いのですが、通算2勝だし、青森供用なのでこれまでのところはたいしたのは出てきていません。

海外遠征
社台がずいぶんと海外遠征をぶち上げてきました。
ネオユニヴァースはキングジョージ(King George VI and Queen Elizabeth II Stakes)から凱旋門賞(Prix de L'Arc Triomphe)、ザッツザプレンティはバーデン大賞(Grosser Preis von Baden)から凱旋門賞、ダンスインザムードはヴェルメイユ賞(Prix Vermeille)から凱旋門賞、デュランダルはジャックルマロワ賞(Prix du Jacques le Marois)。
凱旋門賞はその前のレース次第で、遠征自体あくまでも予定であってこれから変わる可能性が高いです。ただ、これだけ言っといて全部行かないというわけにもいかんだろうなあとは思いますが。タップダンスシチーも凱旋門賞を宝塚記念次第でチャレンジするといってますので、そのあたりとの兼ね合いもあるでしょう。凱旋門賞なんて出たいと言っても出してもらえるレースではないので、ある程度の実績が必要になるでしょう。ネオユニヴァースとタップダンスシチーは問題ないかもしれませんが、ザッツザプレンティとダンスインザムードは向こうで結果を出さないといけないかと思います。ネオユニヴァースにしてもキングジョージから凱旋門直行では間隔が開きすぎるのでもう一つレースをはさむ可能性もありますね。ヴェルメイユ賞はダンスパートナーも一番人気で走りましたので、他のどのレースよりもここを走ってもらいたいです。あと凱旋門賞に関して言えば、このレースは結構牝馬が勝つレースなんですね。昔は牝馬が4連覇とかしてることですし、斤量的に有利な3歳の時点で走るのは良いことかもしれません。
今年の古馬戦線は層が厚いのです。昨年のトップクラスではアグネスデジタルとシンボリクリスエスが引退したのみ。クラシックを引っ張った馬が全部残って、そこにタップダンスシチーも健在。ヒシミラクルこそ秋まで休みますが、その下のGIIでもツルマルボーイ、バランスオブゲームを始めとして強力な布陣です。で、アドマイヤグルーヴとスティルインラブですが、今年の古馬が充実してるのを見るとこれを相手にするのはかなり厳しいと思います。アドマイヤグルーヴは目黒記念から宝塚記念、スティルインラブは金鯱賞から宝塚記念の予定ですが、GIIですら厳しいです。そういえばアドマイヤも海外といってたような気がしましたが、もう無しですかね。
Foreign Racing
Keenland April Traning Sale / America
キーンランドの2歳トレーニングセール。今年はこのセールでのレコードとなる価格で落札された馬が出ました。Pulpit産駒に330万ドル。カタログ見てみたらAlbert the Greatとか出てくるし、父のPulpitは直前のWood Memorialで産駒のTapitが勝ってるのでそういったものが合わさっての結果でしょう。日本人バイヤーではエイシンの平井氏やフサイチの関口氏が落札している模様です。今回は関口氏も控えめな落札額でした。というか、派手に高額馬を落札されるのでそればっかり目立つのですが、中間価格帯の馬を買うことのほうが多いんですよね。その一頭だけ見ればずば抜けてたりするんですが、セレクトセールでサンデー産駒ばっかり高額落札するよりはましな買い方されてることのほうが多いです。

Australian Easter Yearling Sale / Australia
こっちはオーストラリアのイヤリングセール。まだあと一日残ってますがこれまでの結果。こっちではノーザンファームの吉田勝己氏やラフィアンの岡田氏が購買されています。注目馬は吉田勝己氏が落札したDesert Sun - Songline by Western Symphony。かの名牝にして3年連続年度代表馬のSunlineの全弟です。この血統が45万ドル(AUS)でよく落札できたなという感じです。ほかにSunday Silence、Fuji Kiseki、Anabaaが一頭ずつ。岡田氏はSingspiel、Flying Spur、Red Ransom。Flying SpurがDanehillでAnabaaはDanzigとDanzig系が人気です。Fusaichi Pegasusも結構見られました。
こっちのトップはDanehill産駒で220万ドル(AUS)。高額落札馬にはDanehill産駒がずらっと並んでます。150万ドル(AUS)でSunday Slience産駒がいましたが、落札したのは日本人のようです。
2004/4/15
Hard Rock / Heavy Metal
Burrn!
今月号のBurrn!を今更買ってきました。昔は発売日の前日に買ってたことを思うとずいぶんとひどくなったものです。あの頃はとりあえず全部の記事を読んでましたが、今では半分程度しか読まなくなりましたしね。
まず呼んだのはHughes Turner Projectの日本ツアー。2月にあったのですが、私はチケット買っておきながら行けませんでした。ほぼ同時期にIRON MAIDENは来るわ、HELLOWEENは来るわという状況の中で、何とかこれだけでもという感じで準備してたんですけどねえ。当日急に都合が取れなくなっておじゃんでした。
そういうわけでライブレポートを複雑な感じで読んでおりました。今回はソロ曲はやってなかったのかな?HTPとDeep Purpleをいくつかっぽい。Joe Lynn TurnerのインタビューではBlackmore's NightでJoeがCandiceとデュエットをやる可能性があることを示唆していました。実現するかどうかは微妙なんですが、何とか実現して欲しいものですな。
編集長のコラムではBlackmore's Nightの来日公演というニュースが。実現すればShadow of the Moon以来ですか。Under a Violet Moonのあとに一度決まりかけて流れたことがあるだけに、まだ分からないですが、10月に来るようです。大阪公演に行くとは思います。Under a Violet Moonが一番良かったと思うだけに、そこからどれくらい演ってくれるか。
IRON MAIDEN。これもいけなかったことが悔やまれます。ARCH ENEMYと SONATA ARCTICAまでいたんだから凄かったんだろうなあと。次の来日は何年後?
ニュースを適当に流し読みしてたら、Gary Mooreが5月にアルバム出しそうです。メンバーとかはよく分からないんですが、SCARSのメンバーを気に入っていたようなので、そのままということになるのではないですか。Dave Mustaineも復活してくれそうですが、メンバーがどうなることやら。個人的にはDavid Ellefson抜きでMEGADETHを名乗って欲しくないのです。
Burrnとは関係ないのですが、The CORRSも5月にアルバムを出すようなのです。最近こういった情報から遠ざかっていたので、不意打ちされた感じです。このアルバムの路線次第ではThe CORRSを単なるポップバンドと見なさなくてはならなくなるので、興味深いです。

その他の音楽ネタ
東芝EMIですが、EMIの世界的方針で今後発売するタイトルは全部CCCDにするとか言ってたように記憶してるんですが、どうも宇多田ひかるはCCCDではないのですな。フルトヴェンクラーの記念BOXさえCCCDと発表したところがねえ。で、それでも勢い良く売れてると。CCCDにしないとコピーされて売上が下がる、というのが真っ赤な嘘なのがはっきりしますね。シングルベストなわけだし。
Horse Racing
皐月賞枠順確定
馬名母父騎手
1マイネルマクロスフジキセキサクラエンドレスサクラユタカオー後藤浩輝
2メイショウムネノリリンドシェーバーピンクノワンピーストウショウボーイ武幸四郎
3コスモサンビームZagrebRobbies RainbowRainbow QuestD. バルジュー
4カリプソパンチダンスインザダークカクテルリコIrish River岩田康誠
5フォーカルポイントEnd SweepフォーカルプレーンSplendid Moment横山典弘
6キョウワスプレンダSunday Silenceキョウワホウセキシンボリルドルフ佐藤哲三
7ブラックタイドSunday SilenceWind in Her HairAlzao武豊
8メイショウボーラータイキシャトルNice RaiseStorm Cat福永祐一
9ミスティックエイジサンデーサイレンスミスティックアイズEastern Echo池添謙一
10アポインテッドデイRed RansomAppointed OneDanzig江田照男
11グレイトジャーニーSunday SilenceAmbrosineMr. Prospector小牧太
12マイネルブルックStar of CozzeneウイニングリバーMoon Madness藤田伸二
13メテオバーストサンデーサイレンスSkyrocketDanehill内田博幸
14ダイワメジャーサンデーサイレンススカーレットブーケNorthern TasteM. デムーロ
15マイネルデュプレPentireマイネカトリーヌTony Bin柴田善臣
16ハーツクライSunday SilenceアイリッシュダンスTony Bin安藤勝己
17スズカマンボサンデーサイレンスSpring MamboKingmambo蛯名正義
18コスモバルクZagrebイセノトウショウトウショウボーイ五十嵐冬樹
メイショウムネノリ?何だそれはといってしまいました。ダートOPの伏竜Sから乗り込んできましたね。あと、岩田騎手がいるということはこの日兵庫公営から中山に馬を連れて行くことになってるわけですね。
コスモバルクの大外枠が微妙。かなり速いペースで飛ばすようなことを言っているのがマイネルマクロス。ほかに逃げに近い先行で行きそうなのがメイショウボーラー、コスモバルク。ダイワメジャーも前走先行したので行くかもしれませんね。マイネルマクロスがどこまでコスモバルクの援護を考える余裕があるかでしょう。

メジロサンドラ (1996 JPN) メジロマックイーン - Campana by Sadler's Wells
メジロサンドラの引退が決定しました。ノーリーズンやブラックタイドの一週前追いきりの相手をしているのを見て白くなったなあと思っていたのですが、結局引退ですか。重賞勝ちはありませんが、大阪-ハンブルクCを勝っています。ほかに2500m級の長距離戦で活躍しました。今後はメジロ牧場での繁殖入りになるのでしょうね。マック-サドというスタミナ血統なので、バクシンオーとかですかねえ。同期同厩にトゥザヴィクトリーがいたためあまり目立ちませんでしたが、メジロマックイーン産駒としてはかなり上位の実績です。

ストの件
まだ解決していません。ただ、皐月賞は問題なく実施されるようです。皐月賞うんぬんより国際招待の中山グランドジャンプを中止にしたらどれだけ問題になるかということがあるでしょう。そうなると次のターゲットは天皇賞となるわけですね。まったく。
競馬ライターの梶原もじゃ氏が4/15付けの日記でこの件について取り上げています。2chの関係者スレあたりでは疾うに既出な内容ですが、それでもマスコミ側の人間が取り上げることに意味があると思います。
梶原もじゃの「毎日は書きません!」
原因はほぼ一人の馬主のスタンドプレーと書いていますし、要点はまとまっているのではないかと思います。最後の状況は泥沼化というところでは天皇賞にその馬主の関与する馬が出走するからこれを狙うという感じで書かれていますが、そこまで書くなら馬主の名前出しても良いかと。
この前GIIで初めての重賞タイトルを取って、本番で多分一番人気になるあの馬です。他にはGI5勝してるあの馬とか、今年産駒がデビューするダービー馬のオーナーです。
他の馬主はどうしようとしてるんでしょうかね。昔からの馬主の方は、社台とかノースヒルズのような生産者馬主はとか思うのですが、話題になるのは件の揉め事の発端の人の話題のみ。
Foreign Racing
The Blood-Horseからいくつか

BC Turf同着馬JoharはMill Ridge Farmへ
引退、種牡馬入りとなったJoharですが、Mill Ridge Stallionへの繋養となりました。父Gone Westのいるところですね。ケンタッキーで種牡馬入りできるかどうかというのは結構大きいので、良かったのでしょう。あとは芝馬だったのがどうですかね。種付け料はまだ決定して無いみたいなのですが、今年の種付けは無しということなんですかね。時期的にもうかなり遅いと思われますので。

Minister Eric (2001 USA) Old Trieste - Musical Minister by Deputy Minister
Kダービーに出走予定のMinister Ericがアローワンスを勝ったようです。土曜のGII Lexington Sに出走を予定していたものが急遽アローワンス出走を決めたのですが、何してるんでしょうかね。結局今年はアローワンスしか走ってないのでしたか。このあとはKダービー。

AJC Oaks / Australia
1.Wild Iris: Spectrum - Wild Violet by Archregent
2.French Lady: Entreprenaur - La Tebaldi by Cure the Blues
3.Boulevardofdreams: Daggers Drawn - Faustina by Sackford
4.Demerger: Sarthor - Triattica by Centaine
5.Timbourina: Timber Country Valmourina by Snippets
6.Touched By God: Sunday Silence - Sally Klaire by Salieri
7.Looking: Marscay - Research by Nashwan
8.Zaloot: Zabeel - Cashier by Danehill
9.Generosa: Generous - Cousins by Danehill
AJCダービーは先日ありましたが続いてAJCオークスです。ダービーからオークスに来たTimbourinaが4→5と一つ落としてるんですよね。距離同じでタイムもこっちの方が4秒以上速い。それでも2400mで2分30秒台なのがどうかと思いますけど。同じくダービーを走ったSpecial Harmonyは出走取り消しになってますね。
SpectrumはRainbow Quest、ArchregentはVice Regent、EntreprenaurはSadler's Wells、Cure the BluesはStop the Music、Daggers DrawnはDiesis、SackfordはStop the Music、SaithorはStorm Bird、CentaineはCenturyからBetter BoyでMy Babu、SnippetsはLunchtimeからSilly SeasonでTom Fool、SalieriはAccipiterからDamascus、MarscayはBiscayからStar Kingdom。

Tattersalls Breeze Up Sale / Europe
フサイチの関口氏はKeenlandにいたかと思ったら、Tattersallsにも現れました。Fusaichi Pegasus産駒を50万ギニーで落札。大体一億円くらいですかね。Breeze Up Saleのレコード価格。母父はTate Galleryだそうで。
2004/3 以前2004/4 [2]

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