2002年のBurrn!
2002年分のBurrn!を処分するためにスクラップにする作業をしていました。インタビュー記事を残すかどうか判断するために読みながらの作業だったので一日掛かってしまいました。よく目に付いた記事はAndrew W.K.だったりします。日本にデビューしてすぐに話題になっていろいろ記事になってましたね。雑誌の切抜きしてるとその時代に一瞬でも戻ることができるので楽しくやるのですが、後半ほど残さなくてもいいかなという記事が増えていったのはね...
昔はBurrnの記事は興味のあるのもないのも全部読んでいたのですが、今では半分くらいしか読まなくなってますからねえ。それが原因で世界が広がっていかないのかとも思いますが、レコード店で試聴してもピンとこないのが多いのでどうしたものでしょ。一時期と同じくらいラジオも聴くようにしてますが、同じようなのばかり流れてて面白くないですし。
OPERATION: MINDCRIME
上のBurrn切抜き作業の間ずっと流れてたのがQUEENSRYCHEのOPERATION: MINDCRIMEでした。リリースされたのが15年も前ということが信じられません。こういう作品があるから今のHR/HMシーンにそこまで惹かれないのかな。
世の中にコンセプトアルバムと称するのは多々ありますがOPERATION: MINDCRIMEに匹敵するほどのものなんて数えるくらいしかないです。最初から最後まで緊張感保ったままで、完璧な構成で突き進む。そこにこめられたテーマ性といい、同じ土俵に上げて良いのはDREAM THEATERのMETROPOLIS Part2: SCENES FROM A MEMORYくらいですか。BLIND GUARDIANのNIGHTFALL in MIDDLE-EARTHも隙が無く、完成度高いですが、毛色が違いすぎるので比べようとは思わないですしね。
今のQUEENSRYCHEにはこの当時の面影は微塵も無いのです。というかまだバンドとして存続してるのに驚くくらい。
フローラS
1.メイショウオスカル:フジキセキ - メイショウヤヨイ by アンバーシャダイ
2.グローリアスデイズ:サンデーサイレンス - グレースアドマイヤ by トニービン
3.ムーンフェイズ:エリシオ - アフターザサン by Storm Bird
4.レイナシンフォニー:ブライアンズタイム - レイナロバリー by ジェイドロバリー
メイショウオスカルは実績上位で、これまであと一歩が足らず桜花賞に出走できなかった。ここに出てきたメンバーとも桜花賞路線で一緒に走っていて、それらに先着を許したことはない。ということは本来圧倒的一番人気になってもおかしくないのだが、なぜか単勝9.8倍の5番人気。これを逃す手はないだろう。
グローリアスデイズは-12だったので切って、その分もメイショウオスカル単勝にぶち込んでいたので最後はかなり怖かった。オークスに向けてはメイショウオスカルよりこちらの方が良いと思うのですが、やはりダンスインザムード、ヤマニンシュクルと比べるとちょっと落ちるような印象があります。しかしこの馬がオークス出走を決めてしまうとは。
ムーンフェイズはエリシオ産駒なのでわけがわからず。エリシオは牝馬でクラシックトライアル程度なら勝負できるのか?
レイナシンフォニーは4着でオークス出走権取り逃がしました。ブライアンズタイムが不振で結局春のクラシックに出せる馬がいなくなってしまったような気がします。
イントゥザグルーヴは17着に沈みました。まあでもこんなものかなという感じはデビュー前からあったので、この結果には特に驚きませんが。むしろ圧倒的な一番人気だったことに驚くべきですか。
福島牝馬S
1.オースミコスモ:フジキセキ - タイセイカグラ by Morning Frolic
2.マイネヌーヴェル:ブライアンズタイム - マイネプリテンダー by Zabeel
3.エリモピクシー:ダンシングブレーヴ - エリモシューティング by テスコボーイ
3.メモリーキアヌ:トニービン - バラワキ by Miswaki
5.チャペルコンサート:サンデーサイレンス - リープフォージョイ by Sharpo
3着は同着。勝ったのはトップハンデのオースミコスモ。直線で抜け出して楽勝、重賞2連勝。馬体重420k台と小柄な馬なのでこれまで重いハンデを背負うと駄目でしたが、それもこなして、現在の牝馬中距離では一つ抜けていますね。このあと安田記念に出てくるかもしれません。
マイネヌーヴェルはハイペースの流れの中を差し切ってきました。復帰戦としては上々でしょう。それにしても福島の大西騎手は怖いですね。
オークス2着馬の対決はチャペルコンサート5着、チューニー12着。チャペルコンサートは一瞬先頭にたつものの交わされてしまいました。ただ、一時の不調からは抜け出した印象ですので、次が勝負ですかね。
アンタレスS
1.タイムパラドックス:ブライアンズタイム - Jolie Zaza by Alzao
2.サイレンスボーイ:マーベラスサンデー - フジノタカコトブキ by ホリスキー
3.ヒシアトラス:ティンバーカントリー - タックスヘイブン by Alydar
4.クーリンガー:フォーティナイナー - クールアライヴァル by Relaunch
先頭に立って競り合うクーリンガーとヒシアトラスをタイムパラドックスとサイレンスボーイが内と外から差しました。ていうか郷原、何やってんだよ。完全にヒシアトラスの勝ちレースかと思いましたが、なぜ交わされる?しかも2頭も。
タイムパラドックスはスマートボーイの後継者としての地位を固めました。京都砂千八は何かあるとしか思えないくらいに得意な馬がいます。サイレンスボーイはどうなんだろう。マーベラスサンデーは古馬になってから急に強くなるようです。
イーグルカフェは8着。こんなところでGI馬に5番人気も悲しいが、それ以下の結果しか出せないところはもっと悲しい。単に使いすぎなのかもしれませんが、もう一度を期待するのは酷かな。
メトロポリタンS
1.シャドウビンテージ:コマンダーインチーフ - レディコスマー by ノーザンテースト
2.タニノエタニティ:ラムタラ - タニノビッグネーム by カツラギエース
3.ワールドスケール:Spinning World - Savannah Song by Riverman
6.アクティブバイオ:オペラハウス - ロイヤルバイオ by シンボリルドルフ
結論、開幕週の高速馬場はアクティブバイオには向かぬ。以上。
ユニバーサル
グローリアスデイズがオークスの出走権を手に入れたことであらためてこの馬の不運さが目に付くような気がします。除外されたことが不運なのではありません。厩舎の違いが戦績の違いであり、そのような厩舎に入ってしまったことが不運なのです。
デビュー戦はグローリアスデイズと同じでその時勝ち上がったのがキングカメハメハ、2着がユニバーサルで、グローリアスデイズは4着でした。ユニバーサルはその後すぐにでも勝ち上がると思われましたが、勝ちきれないままレースを重ねました。3月、6戦目にしてようやく勝ち上がり。一方のグローリアスデイズは期間を置いて3月の未勝利戦に出走し勝ち上がり。どちらの馬に余力が残っているかははっきりしています。除外は結果でしかないのだと思います。この時期までコンスタントに走りながら未だ1勝馬で賞金400万の身の上であったことが招いた結果です。
コスモバルク
今日のTBS系のスポーツドキュメンタリ番組「ZONE」でコスモバルクが取り上げられていました。まあ、ZONEごとき番組に地方競馬の現状を深く掘り下げるとか期待しても無駄なのは分かっていましたが。
まず、コスモバルクにいろいろなものを背負わせるのは止めにしてもらいたいです。地方競馬の苦しい状況は事実でもコスモバルクには関係のないことです。競走馬はレースで結果を出すだけでそこにいろいろな意味を付加していくのは人間なのです。だから地方発のクラシックホースといった類の期待はファンの側が持っていれば良いだけの事で、関係者はもっと冷静になるべきなのです。それにコスモバルクが活躍したら組織としての北海道競馬は救われるのですか?
そして、コスモバルクを取り上げておきながら外厩制度について一切触れないというのはなぜなのでしょう?コスモバルクがここまでの成績を上げている原因としてビッグレッドファームによる外厩制度が大いに関係しているはずなのですが。北海道競馬の門別トレセンにいるのではないですよ。JRAのトレセンに匹敵し、あるいはそれを凌ぐ設備の整った場所で調教されているということに言及せずに北海道競馬に現れた英雄というのは恣意的に過ぎるのではないですかね。
The Chairman's Sprint Prize GI Sha Tin Turf 1200m
1.Silent Witness:El Moxie - Jade Tiara by Bureaucracy
2.Cape of Good Hope:Inchinor - Cape Merino by Clantime
3.Electronic Unicorn:Housebuster - Lilac Garden by Roberto
Silent Witnessがデビューからの連勝を11とし、香港スプリント3冠を達成しました。このあとは海外遠征が予定されており、イギリスのロイヤルアスコット開催や日本のスプリンターズSが遠征候補として上がっています。スプリンターズSにこられたら日本のスプリントの現状からして持っていかれる可能性がかなり高いような気もしますね。
Electronic Unicornは距離が短いながらも健闘して2着と差のない3着。復活したので安田記念に来るかもしれないですね。
血統。El MoxieはConquistador Cieloでミスプロ、BureaucracyはLord Ballina-Bletchingly-Biscay-Star Kingdom、InchinorはAhonoora、ClantimeはMusic Boy-Jukebox-Sing Sing-Tudor Minstrel-Owen Tudor、HousebusterはMt. Livermore。
Queen Elizabeth II Cup GI Sha Tin Turf 2000m
1.River Dancer:Sadler's Wells - Darara by Top Ville
2.Elegant Fashion:Danewin - Wily Trick by Clever Trick
3.Scott's View:Selkirk - Milly of the Vally by Caerleon
River Dancerは血統だけ見たら欧州で走っててもおかしくない、というか走ってたんですが。その時はA. オブライエン厩舎所属でDiaghilevという馬名。母Dararaの半兄にDarshaanでDarara自身ヴェルメイユ賞を勝っています。とはいえ意外な結果でした。
Elegant Fashionはまた2着というのがなんともいえません。GIでは勝ちきれなくなってきましたかね。昔の戦績見てると2002AJC オーストラリアンオークス2着とか出てきたりしますし、祖母HighclereでWind in Her Hairのいとこだったりします。宝塚記念にでも来て欲しいものですが。
Right Approachは5着、Lucky Ownersは6着、Paoliniは13着。