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2004/4 [1]2004/5 [1]
2004/4/16
Horse Racing
皐月賞前ですが
アメリカの方ではもう2歳馬が走り出してますね。Fusaichi Pegasus産駒の初出走は2着だったそうな。早めに結果出さないとすぐに見切りつけられる世界ですが、多分日本以上に厳しく見られている面はあるのです。あんだけ話題になってシャトルでも大人気の種牡馬がこけるというのはちょっと可能性は低いのでしょうけどね。
種牡馬の成功には繁殖牝馬の質が良いことが不可欠なので、おそらく最高級の繁殖牝馬が揃っていたと考えられるFu-Pegの初年度産駒は何頭ものGI馬を輩出することが期待されています。ちなみに初年度産駒の2歳勝ち上がり頭数は1998年のEnd Sweepと2003年のFasliyevがトップの34頭で並んでます。どこまで迫れるか、あるいは記録を塗り替えるか。日本のサンデーサイレンス(1994年)の場合は32頭出走、勝ち上がり20頭で30勝。勝ち上がり率と上級条件での勝率が一つのポイントですかね。
日本でも北海道競馬の能検が始まってるので2歳馬が走り出してると言えないことも無いです。今年の北海道競馬は外厩制を見越して、社台あたりが本来なら中央入りするような血統の馬を登録してるそうです。サンデーサイレンス産駒も何頭か入るんだそうで、北海道競馬に注目した方が良いかもしれません。

Miler's Cup GII Hanshin Turf 1600m
サクラプレジデントが回避しやがりました。小島太調教師のコメントがまた随分酷い事を言っているような気がしますが。もともと使いたいレースではなかっただの反動が怖いだの。
ローエングリンが残ったメンバーの中では抜けているような感じになるのかな。ただ暴走癖がついているような気もするので今回も飛ばしすぎてアウトというシーンが簡単に想像つくのはどうかと。とは言ってもじゃあどの馬が最後交わすのかといわれると、わかりません。サイドワインダーは良く分からない馬ですので、強いのは間違いないのかもしれませんが、復帰してから使い込んでるのも気になります。安定してるといえばしてるんですけどね。
マイソールサウンドの一発に期待しますかね。どうもオッズがそこまでおいしくならなそうですが。武豊が久しぶりにどうしようもなさそうな馬に乗りますね。イシノミューズ。今のところOPレベルにはありません。これが人気になるようなら武豊人気恐るべしとなるのですが、6番人気くらいになる可能性はあるのが怖いところ。ウインクリューガーが岩田康誠で勝負かけてきてるんですが、どうだろ。

Nakayama Grand Jamp JGI Nakayama Turf 4250m
枠順は気にするほどのものでもないでしょう。JRAのサイトで海外馬のプロフィールを確認してきましたが、Oliverdanceが障害戦無敗なんですね。平地実績もそこそこのものがありますし、結構良いかもしれません。フランスから来る2騎は良く分からないですね。NerietteがGIII、OwayがListedで勝ち星があるということなんですが。
2004/4/17 中山GJ・マイラーズカップ
Horse Racing
中山グランドジャンプ
KBS京都はパドックすら映してくれませんでした。つまらない話してたり、それまでの結果を出してる時間はあったようですが。PATで確認したらOliverdanceが3番人気だったので、見るだけにしてました。さすがに見たことも無い馬なので人気薄位でないと買えない。
1.ブランディス
2.メルシータカオー
3.メジロオーモンド
4.ギルデッドエージ
ブランディスがJGIを連覇。飛越も上手いし最後の平地力も文句無しという完璧なレースでした。さすがに中山グランドジャンプの飛越は難しいので、このメンバーでも落馬が4頭、ミスティーウェザー、マイネルユニヴァース、ニコバリー、フサイチジハード。マイネルユニヴァースは平地力勝負とか言ってませんでしたか?直線までたどり着けませんでした。ギルデッドエージも一回危ないシーンありましたしね。また、海外馬は8.9.10着と散々な結果でした。
バクシンオーにユタカオーでリンドシェーバーだったりするわけですな。短距離血統の方が障害では走ってる感じ。スタミナというより飛越時の跳躍力とか最後の直線での勝負に強いとかそんな感じなのかな?
ちょっと追記。ミスティーウェザーの競争中止は落馬かと思っていましたが、どうやら逸走によるものだそうです。障害の前からあらぬ方向に行ってしまったのでしょうなあ。

マイラーズカップ
1.マイソールサウンド
2.ローエングリン
3.エースインザレース
4.サイドワインダー
やっぱりローエングリンは最後に差されました。ここまで思い通りにいくとはねえ。まさかマイソールサウンドの単勝が10倍も付くとは露知らず、馬連が全然おいしくなかったのでちょっと納得いかんぞ。このレースはエースインザレースが飛ばしたのですが、ローエングリンは相変わらず前を追いかけたくてどんどん行ってしまってましたね。ああいう事してるから最後の粘りが足りなくなるのです。マイソールサウンドに関してはもうローエングリンを狙い澄ましてましたね。これで重賞4勝目。京都記念こそ勝ちましたがやっぱりマイル戦が主戦場かな。
エースインザレースが3着に粘ってるので前にそれほどきつくはならないレースでした。だからこそこの程度で差されるローエングリンというのはGIでは話にならないような気もするのですが、どうでしょう。サイドワインダーは展開に左右されすぎる弱点がマトモに出てしまったのでしょう。ウインクリューガーに関してはどういうレースをしたかったのかがさっぱり見えてきませんでした。

皐月賞
前売り段階ではコスモバルクが一番人気でブラックタイドがその次。コスモバルクの大外に関しては同じ枠のスズカマンボとハーツクライは後ろから行くタイプなので、実質ダイワメジャーくらいしか邪魔にならないのかもしれません。だから大外の影響も多少はましになるでしょう。
3番人気以降は10倍台ついてる上に接近してるので当日かなり動きそうですが、ハーツクライが3番人気なのに驚きました。それでコスモサンビームとフォーカルポイント。
やっぱり皐月賞までのローテンションとしてブラックタイドが余裕を持ってここまで来てしまったのが気になるのでブラックタイド本命。陣営としてはもし出られなくてもダービー目指したらいいやというのがどこかにあったはず。全く無理をしてないのですね。結局差しになってしまったみたいですが、怖いのは差し損ね。武豊はスペシャルウィークではまんまとしてやられてましたが、エアシャカールの時はちゃんと捲くってきたのでそんな感じのイメージで。
Foreign Racing
Tattarsalls Breeze Up / Europe
初日はフサイチの関口氏が欧州レコードで落札したと思えば、2日目には牝馬の欧州レコードも出ました。落札したのは金森圭史朗氏という方でDanehill産駒でした。母Supanovaで全姉にGI馬が出ています。藤沢和雄厩舎に入厩するのが決まっているようです。上位落札馬の紹介を見てると上位馬はけっこう日本人に落札されてるようです。タタソールズブリーズアップの出身馬って日本ではどうなんだろ。とにかく昨年関口氏に落札されているFasliyevの牡駒がデビューしてこないんですけどね。フサイチジュノーという馬名になったようなのですが。

今週末行われる海外のレースなど
土曜のAJCのGIはもう結果出てますが、あまり面白くなかったので、結果だけ。その名の通り2歳と古馬が同じ土俵に上がるAJC All Aged S.は牝馬Private Steer(Danehill Dancer - Lisheenowen by Semipalatinsk)、今年は2歳の出走はなし。同条件の2歳限定戦Champagne Sがあるからやけどね。そっちはDance Hero(Danzero - Gypsy Dancer by Dance Floor)。Queen Elizebeth SはGrand Armee(Hennessy - Tambour by Marauding)で、ここで引退のLonhro(Octagonal - Shadea by Straight Strike)は6馬身離された2着。親父と同じような終わり方しよった。長距離のSydney Cupは牝馬Makybe Diva(Desert King - Tugela by Riverman)。
アイルランドのIrish 2000 Guineas Trial SとかBallysax Sとか。ダービーにも出てきそうなのはこのあたりからかな。
たまには南米も、アルゼンチンのジルベルトレレナ大賞典とブラジルのブラジルダービー、オスワルドアランハ大賞典。すべてGI。アルゼンチンがダート、ブラジルが芝メインでしたかね。うろ覚えです。まあ、この辺からアメリカに逆侵攻かけてくる馬が結構でるので。最近はLido Palaceがチリ、Candy Rideがアルゼンチン出身。
2004/4/18 皐月賞
Horse Racing
Japanese 2000 Guineas
馬連で10倍を切るのがブラックタイドとコスモバルクの組み合わせのみ。あとは15倍以上というのは混戦なのかどうなのか。ブラックタイドは調教できつめに追われてたようなのですが、長距離輸送しても+8でした。充実してきたと受け取ったらよいのでしょうかねえ。
で、結果は
1.ダイワメジャー
2.コスモバルク
3.メイショウボーラー
4.コスモサンビーム
5.ミスティックエイジ
6.メテオバースト
16.ブラックタイド
嘘だと言ってよ、バーニィ。
まさか…まさか…なぜそれだけの力で…そんな…
2つ目が分かりにくいな。この後、君子、怪力乱心を語らずです、と返してるんだが。
まさか、まさかのダイワメジャー。なめてました。ごめんなさい。良血ではあるんですよね。母スカーレットブーケ、全姉にダイワルージュ。一族の悲願のGI制覇ではありますが、ダートを勝ち上がった1勝馬ですよ。スプリングSを3着して出走権確保だった馬が...M. デムーロの2連覇もすごいが、メイショウボーラーを突き放すように抜け出していたので本物であることは間違いないです。距離はどうだろ。ダービーは騎手もどうするのかな?デムーロ?イタリアダービーと被る日程なので調整がどうなるか。社台の生産馬ではありますが、持ち馬ではないのでネオユニヴァースの時ほど積極的に動かなさそう。
2着のコスモバルクは後ろを怖がったのがすべてでしょうか。前はメイショウボーラーが目標になってたと思いますので、相手間違ったってところですが、それも仕方の無いことでしょう。Zagrebの種牡馬実績としてクラシックディスタンスは微妙なので、ダービーも何とか一番人気になるくらいでしょうかね。Zagreb自身は愛ダービー圧勝なのだが。
メイショウボーラーはあそこまで楽をしたら粘れますよね。タイムこそ速くなってますが弥生賞とさほど変わりません。まさかダービーとか血迷ったことは言わないだろうからNHKマイルでしょうな。コスモサンビームも前目でレース。ミスティックエイジも中団の前くらい。前の方で無理してたはずのメテオバーストが崩れてないのが前残りの典型でしょう。メイショウムネノリはさすがに粘れなかったようですが。
ダイワメジャーは調教でかなり良かったので単勝100円くらいなら面白いかなと思ってはみたのですが、結局グレイトジャーニーの方が怖かったし、そっちに行ってしまいましたよ。
あのペースではね。今の中山では遅いくらい。最後方待機のブラックタイドはどうしようもないですね。とはいえ、16着は負けすぎな感じを拭えないので、菊花賞がんばってくださいと言っておきましょう。着差見てるとそれほど差がついてなかったようで、1.5秒後れでしかないのですが。もしこれで皐月賞惨敗組みがダービーで人気落とすようなら狙い目ですかね。4コーナーで絶望的だったので、無理に追ってないだけの可能性もあります。隠れたギアを使わなかったのか?
逃げ宣言なんかして、見事な出負けのマイネルマクロスをどうしましょう。しかもその後抑えてるんだよねえ。あれのせいでメイショウボーラーがまんまとペースを作ってしまいました。さらに道中で掛かり気味だったらしいし。その程度だから昨年のダービーでマイネルソロモンから下ろされたりするんでしょうけどね。さてさて、岡田総帥の心中は...?
結果的にマイネルマクロス自体が7着なので良いとも悪いとも言えないところなんですが、騎手が騎手だけに結構批判意見がありそうで。私の意見はGIで勝つつもりがあるようには見えないということと、期待された役割を理解していないあるいはそれを実行する能力が無いといったところ。結局口先とパフォーマンスで人目を引くくらいのことしかできてないですしね。成績だけ見てると順調に伸びてきて、今では関東のトップクラスというのがまた。この程度の騎手がリーディング争いをするのはレベルが低いということではないですかね。
上がり3Fがほとんど34秒前半で揃ってしまってる。そのなかで1、2着馬は33秒台で行けてるのが結果になって出ました。前にいた馬が33秒台使えるようなペースは仕掛けるべき騎手・馬が仕掛けてないと言われても仕方ないのかな。

天皇賞登録馬
来週は重賞が3つあって新設の福島牝馬Sとかにも興味ありますが、やっぱりその次の週の天皇賞でしょう。登録は20頭。
一年以内重賞勝ち:リンカーン、アクティブバイオ、ダービーレグノ、シルクフェイマス、イングランディーレ、ウインジェネラーレ、マーブルチーフ、カンファーベスト、ネオユニヴァース、ザッツザプレンティ、ウインブレイズ、ゼンノロブロイ、ヴィータローザ、チャクラ、ナムラサンクス。
これだけで15頭もいました。ここまでは出走確定。馬名が出てくる順番は半分くらい趣味の事情。残り3つはファストタテヤマ、ダイタクバートラム、ナリタセンチュリー、サンライズジェガー、アマノブレイブリーで取り合い。アマノブレイブリーが最下位にいることだけは何とか分かる。
メンバーはかなり良さそうですね。ほんとに出てくるか怪しいのがいますが。ダービーレグノは長距離走るつもりなのか?カンファーベストも怪しいな。
ゼンノロブロイはD. バルジューに乗り換わることになったようですね。あの日経賞で負けていては仕方ないか。藤沢調教師的にはダービー卿CTで止め刺されたわけだし。しかし関東トップの空洞化というかなんというか。関西所属と勘違いしてしまいそうな横山典弘以外はロクなのいないのね。中堅くらいに埋もれてる騎手の方がしっかり役割果たしてくれるし。

来週の重賞
福島牝馬。別定戦ですが、オースミコスモ57kと抜けてます。これなら休んでた方がましな気が。マイネヌーヴェルが復帰してきますね。ここは様子見で。
アンタレスS。イーグルカフェ…騎手次第かもしれませんが、もう引退した方がと昨年くらいからずっと思ってますが、まだ走るようです。いつもと同じメンバーな感じが拭えない。
フローラS。オークストライアルです。ユニバーサル来たーー。何とか権利とってオークス行って欲しいです。レイナシンフォニーが有力であることは確かでしょう。イントゥザグルーヴは駄目だろうと思ってます。
2004/4/19
Horse Racing
Black Tide (2001 JPN) Sunday Silence - Wind in Her Hair by Alzao
ギャロップに載ってた武豊のコメントがかなり怒ってる感じでした。ブラックタイドに関してはあんなに不器用な馬では無いだろうと思いながら見ていたのです。スタートで少し遅れたせいもあって最後方だったわけですが、ある程度はハイペースでも前にいないと無理なことはわかっていたはず。4Rの後に後ろからは届かないというコメントを武豊自身が言っているわけですから。
この馬のことを考えるのに半姉レディブロンドが時々出てきますが、父がSeeking the GoldとSunday Silenceでは大違いで、なおかつ藤沢厩舎の特徴としてデビュー遅め、距離短め。だからブラックタイドの距離適正については全く心配してはいません。逆にステイヤータイプの可能性が強いので。末脚といっても、周りも全部34秒前半で上がってるなら最後方にいた馬としては33秒切るくらいが必要でいくらなんでもそれは無茶。

皐月賞を顧みると
サンデー、ザグレブ、タイキシャトル、ザグレブ、サンデー。ザグレブの2騎がちゃんと掲示板確保してる以外はサンデーとタイキシャトルなのでHalo系。で、このレースサンデー産駒は8頭、直孫が2頭(ダンスインザダークとフジキセキ産駒)。さらにアポインテッドデイの父がRed RansomなのでここまでHail to Reason系で12頭出走。サンデーに拠る所は大きいとはいえ、これはさすがにどうなのかと。
で、上位馬の今後ですがダイワメジャーとコスモバルクはダービーで、メイショウボーラーとコスモサンビームはNHKマイルカップになるような感じです。メイショウボーラーはダービーの優先出走権確保しましたが、まさかダービー出走とは言わないでしょうし、コスモサンビームも4着だったのでダービーに拘る理由も無いですしね。ミスティックエイジは優先出走権取り逃がしてダービーでは除外される可能性が高いでしょう。
下位ではこれからダービートライアルに出る馬もいそうですが、基本的には皐月賞以外から来る馬に注目が集まりそうです。NHKマイルにはキングカメハメハが出る予定ですし、そこからダービーを目指すと言ってます。松国を信頼してよいかという問題は別にしてクロフネの再現をやりたいのだと。シェルゲームはダービートライアル青葉賞に回りますかね。骨折明けのアドマイヤビッグ、権利取りに燃えるハイアーゲームあたりも青葉賞となりそうです。
注目されているのが、桜花賞後にちょっとだけ出てたダンスインザムードのダービー挑戦。社台ファームの生産馬が皐月賞を勝ったことで立ち消えるのかと思っていたら、消えませんね。オークス回避といってるところがある一方でオークス直行といってるところもある。わけ分かりませんので特別登録出るまでほったらかしておくに限りますね。
ダンスインザムードのダービー挑戦という話が出るということは藤沢調教師はシェルゲームを評価していないということになりそうな気がするんですがどうなんでしょう。もし出走ならブラックタイドの騎手が横山ノリになりそうで、そっちの方が良いかなあと思う面が少しあったりして。フォーカルポイントは多分ダービー出ないだろうし。
2004/4/20
Horse Racing
弟の七光り
皐月賞を勝ったダイワメジャーは母スカーレットブーケで、社台の中でも指折りの実績をあげてきた牝系の出身ではあるのです。スカーレットブーケの母スカーレットインクが輸入繁殖牝馬で、アメリカ血統でPeter Panの直系Crimson Satanの産駒でした。スカーレットブーケやその姉妹、またそれらが繁殖入りしてから産まれた産駒もGIには届かないものの、クラシックシーズンには顔を出してくるという堅実さもありました。牝系図を出しましょう。
Scarlet Ink (by Crimson Satan)
|スカーレットブルー (by Northern Taste)
||ブルーリッジリバー (by フジキセキ) 桜花賞2着
|スカーレットリボン (by Northern Taste) 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)
|スカーレットローズ (by Northern Taste)
||スカーレットレディ (by Sunday Silence)
|||サカラート (by Afleet)
|スカーレットブーケ (by Northern Taste) 重賞4勝
||スカーレットメール (by Tony Bin) チューリップ賞2着
||スリリングサンデー (by Sunday Silence) 福寿草特別
||ダイワルージュ (by Sunday Silence) 桜花賞3着、阪神JF2着
||ダイワメジャー (by Sunday Silence) 皐月賞
ダイワルージュはアネモネS勝ち、スカーレットブーケはチューリップ賞2着、オークストライアル2着。トライアル血統と呼ばれる所以が分かるかと思われます。桜花賞トライアルに無茶苦茶強いです。本番で勝てないのはSSxNTだったからでしょうか?
そして本題のスリリングサンデーですが、1999年の福寿草特別を勝っています。
1999福寿草特別の結果
1.スリリングサンデー
2.トゥザヴィクトリー
3.ナリタトップロード
後のGI馬2頭を完封していたわけなのですが、その後は鳴かず飛ばずで通算5勝、準オープンの身で現役を引退しました。若駒S後に長期休養をしてしまったのがすべてだったような気もしますが、5勝目を挙げた後、2回目の長期休養に入り、復帰した時には頭打ちになっていました。昨年引退しましたが、どうやら種牡馬になれていたようで、今年から種牡馬として活動をはじめています。そして、このタイミングで全弟がクラシック制覇を成し遂げてくれたので、配合相手が少しは集まりそうな感じです。

バレークイーン
牝系図をもう一つ。
Ballet Queen (by Sadler's Wells)
|フサイチコンコルド (by Cearleon)
|グレースアドマイヤ (by Tony Bin)
||リンカーン (by Sunday Silence)
|ミラクルアドマイヤ (by Tony Bin)
|ボーンキング (by Sunday Silence)
ボレロとかピタゴラスみたいにハズレもいましたが、ミラクルアドマイヤも競走実績ではさして変わりません。昨年産駒がデビューし、地方では勝ち星を挙げていましたがJRAでは今年になってから3頭で6勝を挙げました。その内容が、カンパニーが3勝、ジョーファングが2勝と質の高いもので、更にこれにアドマイヤキングを加えてすべて新馬戦を勝ち上がりました。JRAには10頭程度しか登録されていない中での結果なので素晴らしい結果といえるでしょう。もともとの血統のよさに加えて初年度産駒が期待以上の活躍を見せたため人気が急上昇しているようです。一説には60倍になったとか。
これと対照的なのがスペシャルウィーク。数の多さで勝利数こそ15勝と稼いでいますが、いまだに2勝目を挙げたのがピサノフィリップ1頭のみ。レベルの落ちてきた未勝利戦で勝ち上がるだけという悲しい状況です。

アイネスフウジン (1987 JPN) Sea Hawk - テスコパール by Tesco Boy
日本ダービーをレコードで逃げ切ったアイネスフウジンが4/5に死亡していたようです。死因は腸捻転。ダービー後に屈腱炎を発症して引退。種牡馬としては期待に応えられず北海道から宮城に移ってしまいましたが、北海道に残してきた産駒の中からファストフレンドが現れ、最近はまた種付けシーズンだけ北海道に行っているということだったのですが...後継は無理でしょうかねえ。
同期にはメジロの三連星など個性的な馬が揃っていました。古馬になってからマックイーンが完全に主役になりましたが、ダービーを最後に引退したこの馬がその後も現役を続けていたらまた違った物語が生まれていたでしょう。
Foreign Racing
Ireland / Britain
Ballysax SはAcropolisが回避して3頭立てになり大本命Yeatsが後続を10馬身ちぎり捨てました。Sadler's Wells - Lyndonville by Top Villeでツクバシンフォニーの半弟がダービー前売り一番人気になりました。タイムは当てにならないのですが10Fを2分23秒という欧州の少頭数らしい結果でした。
2000 Guineas Trialの方はGrey Swallow(Daylami- Style of Life by The Minstrel)が何とか勝ったというところ。勝っても評価落ちという厳しい結果となっています。
そして2000 Guineasに向けて人気を挙げたのが英Greenham Sを勝ったSalford City(Desert Sun - Summer Fashion by Moorestyle)。昨年10月にデビュー戦を勝って以来の休み明けでしたが、内容は良かったらしいです。一方ここに出てきていたMilk It Mickは5着惨敗で評価急落。
Craven SはHaafhd(Alhaarth - AlBahathri by Blushing Groom)がThree Valleysを5馬身離しました。Three Valleysの方はこのあたり正念場だったような気がしないでもないので、この結果はつらいでしょうね。
1000 Guineas路線はFred Darling Sを勝ってMajestic Desert(Fraam - Calcutta Queen by Night Shift)が名乗りをあげました。FraamはLead on Time - Majestic Kahala by Majestic PrinceでLead on TimeはNureyevの産駒。またNureyev来たーーなのですが、Fraamってなんなのさ?これまで目立った活躍馬は出していないようです。Bright SkyのWolfhoundみたいなものでしょうかね。

South America
ブラジルダービーはLicence to Run(Exile King - Pasiflora by Salt Marsh)。Exile KingはExclusive NativeからRaise a Native、Salt MarshはTom Rolfeで特に南米色も無し。牝系はどうやらアルゼンチン出身のよう。芝2400mで2分24秒台なので日本並みのタイムは出ています。内国産種牡馬の仔がなかなか上位にこれないのも日本と同じか?
オスワルドアランハ大賞典はThignon Boy(Thignon Lafre- Betina Girl by Mat Boy)。これはブラジルの種牡馬にアルゼンチン牝系の組み合わせ。母系のアルゼンチン色はかなり濃い。またThignon LafreはHenri la BalafreからSassafrasということでHarry Onの末裔がここに生き残ってました。Mat-BoyはMatun-Beigler Bey-Bey-Deiri-Aethelstan-Teddy。渋い血統といえるでしょう。
アルゼンチンのジルベルトレレナ大賞典はSalt Champ(Salt Lake - Wandel by Fitzcarraldo)。アルゼンチンの1000ギニーと1000ギニー大賞典という2つのGIを勝っているので当地の牝馬では上位の実績でしょうね。Salt LakeはDeputy Minister、FitzcarraldoはCipayo-Lacydon-Alycidon-Donatello。牝系はアルゼンチンですが父がSalt Lakeなのが不満ですな。
2004/4/21
Horse Racing
北海道競馬2歳戦
日本でも北海道で2歳馬がデビューしはじめました。今年の2歳で最初となる勝ち馬はベストンブレーヴ、ロイヤルタッチ産駒でした。2着にコスモメンツェルでこれはミシックトライブ産駒。明日は2戦組まれていてローゼンカバリー産駒がスタンバイしています。

競馬法改正案
競馬法の改正案が参議院を通過して、衆議院に送られたようです。ニュースでは重勝式の導入だけが注目されていますが、地方競馬活性化のためのブロック化などかなりの内容を含んでいます。
・馬券発売:地方と中央の間の相互馬券発売が可能になる。また、地方競馬においては民間への委託も可。
・入場料の扱いを自由化:これまでは必ず入場料を取らなければならなかったのを無料にできる。
・馬券の種類を増やす:三連単と重勝式の導入。重勝式についてはキャリーオーバーも。
・単勝複勝の控除率:これまでは控除率25%で特別給付金を5%つけて実質20%としていたのを控除率20%という形に変更。
・学生の馬券購入容認:何を今更。
・地方競馬対策:地方競馬のブロック化を推奨しNARにそのための権限を付与。財政的な支援策。
簡単にまとめるとこんな内容です。今更何を言ってるんだという内容もあったりしますが、変わらないよりはましということで。
控除率についてはこれで単複が20%、その他が25%という形になりますが、結局何も変わりません。重勝式についてはJRAは重賞2レースの勝ち馬を当てる馬券の発売を検討しているとのこと。ただ、この場合は控除率が30%となるらしいですが。法律上は重勝式三連単なんていうとんでもないのまで発売可能らしいですが、あたるわけねえしまず実現はしないでしょう。大体三連複のときも最初はいろいろな制限があったことですし、三連単にも発売するレースに制限がかけられようとしたことがあるので、重勝式に関しても一定の制限がかかるんでしょうけどね。

このタイミングで「控除率、世界は今!!」なんてタイトルでコラムを発表するというセンスはさすが。海外の馬券売上の現状や控除率などについて触れられていますが、結局日本の控除率25%(単複の20%ですら)は高すぎるということを言いたいのでしょう。立場上はっきりというと問題があるんでしょうかね。
「勝者は常に政府である」という一言がすべてを表しているような気がする。
Foreign Racing
Queen Elizabeth II Cup GI Sha-Tin Turf 2000m/ Hong Kong
今週は香港でクイーンエリザベスII世カップです。海外からの遠征馬は4頭ですがPaolini、Right Approachの2頭にSarafanも出てくるので、なかなか良いメンバーといえるでしょう。願わくばここにバランスオブゲームあたりが出走していれば更に面白そうだったのですが。香港勢ではLucky OwnersやElegant Fashionという中距離のトップホースが迎撃体制を整えています。
JAIRには香港も馬券の控除率に悩んでるという記事も出ていますね。
2004/4/22
Horse Racing
今週末の競馬・オークストライアル
まず、フローラステークスですが、ユニバーサルは除外くらいました。来週のスイートピーステークスにでも挑戦することになるんですかね。今回は公営の的場文男騎手を確保していたということなので残念です。それではフローラSの出走馬を見てみると実績上位がレイナシンフォニー、ヴァルパライソなど。一勝馬では結局イントゥザグルーヴが人気になるのでグローリアスデイズあたりが面白いのではないですかね、リンカーンの全妹。で、イントゥザグルーヴですが元からこの上のアドマイヤグルーヴや下のエアグルーヴの02(馬名がサムライハートでほぼ確定、冗談みたいな馬名ですが)に比べるとやや劣ると言われていたことも事実なのです。サンデーサラブレッドクラブでの募集額が総額6000万、これに対してエアグルーヴの02が2億2000万。牡馬と牝馬の違い、姉の活躍状況などは違いますが、それを考えても大きな差がついています。だからプロが見てもアドマイヤグルーヴのような活躍は見込まれていないという状況だと判断すると、人気になったら買えないことになります。

アクティブバイオ
メトロポリタンS(OP 東京 芝2400m)の出走馬名表にアクティブバイオの名がありました。えーと、来週の天皇賞をどうするつもりでしょうか?確かにあの面子でトップハンデとはいえ57kで出走できるなら出ても良いかということになるかとは思いますがね。なんというか、障害入りは見送られたと思ったらそういう路線ですか?GII2勝馬がOP特別荒らしなんてやってる場合かとも思うのですが、トップクラスとやるには力不足なのが明らかだからなあ。このあとはどうせ目黒記念出るだろうし。
そしてこのレースにはナリタセンチュリーまで出てきてくれてやがります。天皇賞に行けよ。おまえら。

アンタレスステークス
イーグルカフェ59kのトップハンデ。もうそろそろきついのではないでしょうか。今回は赤木高太郎騎手が手綱を取るので、またいきなり勝ってもおかしくないんですけどさすがにもう無理な感じがします。プリサイスマシーンは回避で群馬記念に回る可能性が高くなりました。こうなったらタイムパラドックスやクーリンガーなんでしょうけど、ヒシアトラス56kなら面白いかもしれません。

福島牝馬S
新設の牝馬限定重賞。結局オースミコスモは出走です。一人だけ57k背負うので厳しいようには思います。実績がずば抜けているので仕方ないといえばそれまでなんですけどね。軽いところではそろそろ何かしとかないとやばそうなチャペルコンサートとかチューニーとか。チューニーはそこそこ人気しそうなので微妙なところではあるのですが。オースミコスモの負けパターンとしては、先頭にたっても斤量に負けてばててきたところに飛んでくる軽斤量の差し馬が一番ありえそうなので、それらしいのを探すとマイネヌーヴェルあたりといいたいところですが、これは休み明けで駄目。結局ニシノムーンライトか。
Foreign Racing
Machiavellian (1987 USA) Mr. Prospector - Coup de Folie by Halo
ミスタープロスペクター系の欧州での一翼を担う種牡馬Machiavellianが種牡馬を引退しました。原因は蹄葉炎の再発とのことなので病状が気になるところです。どうやらここ数年慢性的な症状に悩まされていたようですが悪化したということなんでしょうかね。MachiavellianはこれまでにStreet CryとAlmutawakelという2頭のドバイWC勝ち馬を出したほか、欧州の芝でも活躍したStorming Homeも出しています。
Coup de Folieの母系はNatalmaに接続し、Northern Dancerの近親という配合に母父Haloなので、アメリカでは配合相手がやや限られるということもあったのかは知りませんが、欧州を中心に上級馬を送りつづけました。実は現役引退後JRAが購入に動いていたこともあったそうです。
2004/4/23
Foreign Racing
Fusaichi Pegasus
フサイチペガサス産駒の初勝利はアイルランドでしたそうな。In Excelsis(Fusaichi Pegasus - Lakeway by Seattle Slew)でA. オブライエン厩舎所属。母はサンタアニタオークスを勝った馬だそうです。まあ、良血でしょう。
前にも書いた通り勝ち上がって来て当たり前な面はあるのですが(ピルサドスキーみたいに神掛かっている場合は別)。ただ、2歳重賞が始まる頃にどれくらい勝ち上がっているかと、重賞で勝てるかということに注目した方が良いのは間違いないです。そういった意味ではA. オブライエン厩舎から出てきたというのは結構アドバンテージになるのかも。
で、もう一つ。Fusaichi Pegasus産駒のなかに日本産馬もいたようです。Wuthering Heights、母がジュエルドクラウン、半姉に交流GIIエンプレス杯勝ち馬のシルクフェニックス。この母がSeattle SlewにSecretariatという血迷ったA.P.Indyと同じ配合で面白そうなのですが。これもA. オブライエン厩舎所属で日曜にデビューする予定。
Horse Racing
ユニバーサル
フローラSを除外されたユニバーサルですが、どうやら一勝馬は12/13の抽選だったようで、素晴らしいヒキではずれを引いてたんですねえ。もっともここまでに1勝しかできてないのがすべてといえばすべてであり、そういった部分では予断なく公平に出走権は与えられないといけないのでどうやったって一頭は除外。それがたまたまユニバーサルになったと納得しておけばよいのですがね。明らかにそんな勝ち目のない、オークスとも無縁そうなのを出すくらいならと思ってしまうのもファンであったりします。
もともとユニバーサルの母エリモエクセルのファンだったんですよね。何と言っても狂気の末脚でした。だから嵌らない時はどうしようもないのですが、嵌ったらとんでもないという怖い馬。スローペースを強引に差して来るというある種破綻してるようなレース振りでした。初仔がデビューするということでPOGでも指名してたりするわけですしね。

JSEのWhite Board2.5のPOG
競馬データベースサイトJSEには時々ニュースを書き込んでたりしますが、そこに付随する掲示板White Board2.5には何かの企画に参加する程度。あの掲示板に迂闊な事(私がここに書いてることはほとんど該当しそう)を書き込むとやたらと絡んでくる人とかいるので嫌なんですよ。むしろ企画になら喜々として参加したりしてるわけですが。
今は予想大会とGI予言王にPOGですかね。どれもこれも中途半端に趣味に走ってしまうので豪快にはずしてることの方が多いですね。2003-2004シーズンのPOGはなぜか3位につけてたりしますけど、6頭指名してブラックタイドとユニバーサル以外はさっぱり。デビューしてないのが2頭に勝ちあがれないのが2頭だったかな。
それで2004-2005シーズンについても告知が出てまして、もうそんな時期かなあと。散々2歳馬のデビューの話をしておいて何を言ってるんだと自分でも思います。なぜか海外や北海道からJRAに思考がつながってない。まあ、やるなら徹底的に行きますので2歳馬の動向などを調べ始めることにしました。ルール的に新種牡馬に該当する種牡馬から探していかないといけないのですが、キングヘイローに決め打ちしても良いかなと。結構アドマイヤベガに集中するような気がしますので。エアグルーヴの02は最初からいないものとして、ブラックタイドの全弟とやらもできれば外したい。
2004/4/24
Horse Racing
ナリタとサクラ
4/22にナリタセンチュリーがメトロポリタンSに出走すると書いたのですが、サクラセンチュリーの間違いでした。はいな、紛らわしいですともさ!でも、何で間違ったかなあ。そしてできればアクティブバイオが何かの間違いであって欲しかったと。連闘したら拍手送りますが。
ナリタセンチュリーの乗り替わりが結構話題になってたので気付いた...確かに田島裕和騎手は重賞実績といえばスギノハヤカゼくらいなもので、オーナーサイドが天皇賞に挑戦するのに不安を抱いたとしてもおかしくはないが、それでも今回のことは中途半端という感じが拭えない。乗り替わりなら重賞挑戦となるときに先を見据えてしておくべきで、いかに大阪杯で見せ場なく敗れたとはいえその責任を騎手だけに押し付けるような今回のやり方は駄目だ。田島騎手も本番での雪辱を期していただろうに。吉田稔騎手に乗り替わりなのがね。結局天皇賞の後はまた田島騎手に戻ってくるってことになるでしょ。何かおいしいとこだけ持っていかれて残酷な感じすらしますが。

北野ミヤ氏逝去
メジロ軍団の総帥の北野ミヤ氏が逝去なさいました。享年92歳。天皇賞4代制覇も、悲願のダービー制覇も見ることなく逝ってしまわれました。
今ではメジロの血統というものは他の牧場にはない独特のものであり、そういったものを守りつづけてきたまさにメジロの歴史そのものといったような人でした。マックイーン、ライアン、パーマーの時には絶頂期だったメジロもその後低迷。ドーベル、ブライトというライアン産駒2頭によって一時息を吹き返すものの最近はOPクラスがせいぜいで重賞にはなかなか届かないのが現状です。
そんな中でGIIIきさらぎ賞を勝っているメジロマイヤーが今日のOPオーストラリアトロフィーで逃げ切り勝ちを収めたのは何よりの追悼なのかな。
Foreign Racing
All Too Beautiful (2001 IRE) Sadler's Wells - Urban Sea by Miswaki
今年の英オークス路線で有力なAll Too Beautifulが2勝目を挙げたようです。これでSundropに変わって前売り一番人気かな。
負けたらアウトのローテーションながら、しっかり結果を出していく。これは調教師の技術の賜物。これができるからA. オブライエンには良血馬が集まってきてGIをどんどん勝っていく下地ができる。後はこれの繰り返し。競馬に勝つには血統、馬体という馬自体の素養もさることながらそれを開花させるための人的環境が不可欠。これが揃うのでリーディングを独占できるのがA. オブライエンであり、アメリカのルーカスやマンデラ、フランケル。
ただ、All Too Beautifulに対してGalileoの全妹と考えるのは期待しすぎなので止めた方が良く、Black Sam Bellamyの全妹と考えていた方が良いのではないかと思ったりもするのですが。ってBlack Sam Bellamyでも十分じゃないか。
2004/4/25 QEIIC・フローラS・福島牝馬S・アンタレスS
Hard Rock / Heavy Metal
2002年のBurrn!
2002年分のBurrn!を処分するためにスクラップにする作業をしていました。インタビュー記事を残すかどうか判断するために読みながらの作業だったので一日掛かってしまいました。よく目に付いた記事はAndrew W.K.だったりします。日本にデビューしてすぐに話題になっていろいろ記事になってましたね。雑誌の切抜きしてるとその時代に一瞬でも戻ることができるので楽しくやるのですが、後半ほど残さなくてもいいかなという記事が増えていったのはね...
昔はBurrnの記事は興味のあるのもないのも全部読んでいたのですが、今では半分くらいしか読まなくなってますからねえ。それが原因で世界が広がっていかないのかとも思いますが、レコード店で試聴してもピンとこないのが多いのでどうしたものでしょ。一時期と同じくらいラジオも聴くようにしてますが、同じようなのばかり流れてて面白くないですし。

OPERATION: MINDCRIME
上のBurrn切抜き作業の間ずっと流れてたのがQUEENSRYCHEのOPERATION: MINDCRIMEでした。リリースされたのが15年も前ということが信じられません。こういう作品があるから今のHR/HMシーンにそこまで惹かれないのかな。
世の中にコンセプトアルバムと称するのは多々ありますがOPERATION: MINDCRIMEに匹敵するほどのものなんて数えるくらいしかないです。最初から最後まで緊張感保ったままで、完璧な構成で突き進む。そこにこめられたテーマ性といい、同じ土俵に上げて良いのはDREAM THEATERのMETROPOLIS Part2: SCENES FROM A MEMORYくらいですか。BLIND GUARDIANのNIGHTFALL in MIDDLE-EARTHも隙が無く、完成度高いですが、毛色が違いすぎるので比べようとは思わないですしね。
今のQUEENSRYCHEにはこの当時の面影は微塵も無いのです。というかまだバンドとして存続してるのに驚くくらい。
Horse Racing
フローラS
1.メイショウオスカル:フジキセキ - メイショウヤヨイ by アンバーシャダイ
2.グローリアスデイズ:サンデーサイレンス - グレースアドマイヤ by トニービン
3.ムーンフェイズ:エリシオ - アフターザサン by Storm Bird
4.レイナシンフォニー:ブライアンズタイム - レイナロバリー by ジェイドロバリー
メイショウオスカルは実績上位で、これまであと一歩が足らず桜花賞に出走できなかった。ここに出てきたメンバーとも桜花賞路線で一緒に走っていて、それらに先着を許したことはない。ということは本来圧倒的一番人気になってもおかしくないのだが、なぜか単勝9.8倍の5番人気。これを逃す手はないだろう。
グローリアスデイズは-12だったので切って、その分もメイショウオスカル単勝にぶち込んでいたので最後はかなり怖かった。オークスに向けてはメイショウオスカルよりこちらの方が良いと思うのですが、やはりダンスインザムード、ヤマニンシュクルと比べるとちょっと落ちるような印象があります。しかしこの馬がオークス出走を決めてしまうとは。
ムーンフェイズはエリシオ産駒なのでわけがわからず。エリシオは牝馬でクラシックトライアル程度なら勝負できるのか?
レイナシンフォニーは4着でオークス出走権取り逃がしました。ブライアンズタイムが不振で結局春のクラシックに出せる馬がいなくなってしまったような気がします。
イントゥザグルーヴは17着に沈みました。まあでもこんなものかなという感じはデビュー前からあったので、この結果には特に驚きませんが。むしろ圧倒的な一番人気だったことに驚くべきですか。

福島牝馬S
1.オースミコスモ:フジキセキ - タイセイカグラ by Morning Frolic
2.マイネヌーヴェル:ブライアンズタイム - マイネプリテンダー by Zabeel
3.エリモピクシー:ダンシングブレーヴ - エリモシューティング by テスコボーイ
3.メモリーキアヌ:トニービン - バラワキ by Miswaki
5.チャペルコンサート:サンデーサイレンス - リープフォージョイ by Sharpo
3着は同着。勝ったのはトップハンデのオースミコスモ。直線で抜け出して楽勝、重賞2連勝。馬体重420k台と小柄な馬なのでこれまで重いハンデを背負うと駄目でしたが、それもこなして、現在の牝馬中距離では一つ抜けていますね。このあと安田記念に出てくるかもしれません。
マイネヌーヴェルはハイペースの流れの中を差し切ってきました。復帰戦としては上々でしょう。それにしても福島の大西騎手は怖いですね。
オークス2着馬の対決はチャペルコンサート5着、チューニー12着。チャペルコンサートは一瞬先頭にたつものの交わされてしまいました。ただ、一時の不調からは抜け出した印象ですので、次が勝負ですかね。

アンタレスS
1.タイムパラドックス:ブライアンズタイム - Jolie Zaza by Alzao
2.サイレンスボーイ:マーベラスサンデー - フジノタカコトブキ by ホリスキー
3.ヒシアトラス:ティンバーカントリー - タックスヘイブン by Alydar
4.クーリンガー:フォーティナイナー - クールアライヴァル by Relaunch
先頭に立って競り合うクーリンガーとヒシアトラスをタイムパラドックスとサイレンスボーイが内と外から差しました。ていうか郷原、何やってんだよ。完全にヒシアトラスの勝ちレースかと思いましたが、なぜ交わされる?しかも2頭も。
タイムパラドックスはスマートボーイの後継者としての地位を固めました。京都砂千八は何かあるとしか思えないくらいに得意な馬がいます。サイレンスボーイはどうなんだろう。マーベラスサンデーは古馬になってから急に強くなるようです。
イーグルカフェは8着。こんなところでGI馬に5番人気も悲しいが、それ以下の結果しか出せないところはもっと悲しい。単に使いすぎなのかもしれませんが、もう一度を期待するのは酷かな。

メトロポリタンS
1.シャドウビンテージ:コマンダーインチーフ - レディコスマー by ノーザンテースト
2.タニノエタニティ:ラムタラ - タニノビッグネーム by カツラギエース
3.ワールドスケール:Spinning World - Savannah Song by Riverman
6.アクティブバイオ:オペラハウス - ロイヤルバイオ by シンボリルドルフ
結論、開幕週の高速馬場はアクティブバイオには向かぬ。以上。

ユニバーサル
グローリアスデイズがオークスの出走権を手に入れたことであらためてこの馬の不運さが目に付くような気がします。除外されたことが不運なのではありません。厩舎の違いが戦績の違いであり、そのような厩舎に入ってしまったことが不運なのです。
デビュー戦はグローリアスデイズと同じでその時勝ち上がったのがキングカメハメハ、2着がユニバーサルで、グローリアスデイズは4着でした。ユニバーサルはその後すぐにでも勝ち上がると思われましたが、勝ちきれないままレースを重ねました。3月、6戦目にしてようやく勝ち上がり。一方のグローリアスデイズは期間を置いて3月の未勝利戦に出走し勝ち上がり。どちらの馬に余力が残っているかははっきりしています。除外は結果でしかないのだと思います。この時期までコンスタントに走りながら未だ1勝馬で賞金400万の身の上であったことが招いた結果です。

コスモバルク
今日のTBS系のスポーツドキュメンタリ番組「ZONE」でコスモバルクが取り上げられていました。まあ、ZONEごとき番組に地方競馬の現状を深く掘り下げるとか期待しても無駄なのは分かっていましたが。
まず、コスモバルクにいろいろなものを背負わせるのは止めにしてもらいたいです。地方競馬の苦しい状況は事実でもコスモバルクには関係のないことです。競走馬はレースで結果を出すだけでそこにいろいろな意味を付加していくのは人間なのです。だから地方発のクラシックホースといった類の期待はファンの側が持っていれば良いだけの事で、関係者はもっと冷静になるべきなのです。それにコスモバルクが活躍したら組織としての北海道競馬は救われるのですか?
そして、コスモバルクを取り上げておきながら外厩制度について一切触れないというのはなぜなのでしょう?コスモバルクがここまでの成績を上げている原因としてビッグレッドファームによる外厩制度が大いに関係しているはずなのですが。北海道競馬の門別トレセンにいるのではないですよ。JRAのトレセンに匹敵し、あるいはそれを凌ぐ設備の整った場所で調教されているということに言及せずに北海道競馬に現れた英雄というのは恣意的に過ぎるのではないですかね。
Foreign Racing
The Chairman's Sprint Prize GI Sha Tin Turf 1200m
1.Silent Witness:El Moxie - Jade Tiara by Bureaucracy
2.Cape of Good Hope:Inchinor - Cape Merino by Clantime
3.Electronic Unicorn:Housebuster - Lilac Garden by Roberto
Silent Witnessがデビューからの連勝を11とし、香港スプリント3冠を達成しました。このあとは海外遠征が予定されており、イギリスのロイヤルアスコット開催や日本のスプリンターズSが遠征候補として上がっています。スプリンターズSにこられたら日本のスプリントの現状からして持っていかれる可能性がかなり高いような気もしますね。
Electronic Unicornは距離が短いながらも健闘して2着と差のない3着。復活したので安田記念に来るかもしれないですね。
血統。El MoxieはConquistador Cieloでミスプロ、BureaucracyはLord Ballina-Bletchingly-Biscay-Star Kingdom、InchinorはAhonoora、ClantimeはMusic Boy-Jukebox-Sing Sing-Tudor Minstrel-Owen Tudor、HousebusterはMt. Livermore。

Queen Elizabeth II Cup GI Sha Tin Turf 2000m
1.River Dancer:Sadler's Wells - Darara by Top Ville
2.Elegant Fashion:Danewin - Wily Trick by Clever Trick
3.Scott's View:Selkirk - Milly of the Vally by Caerleon
River Dancerは血統だけ見たら欧州で走っててもおかしくない、というか走ってたんですが。その時はA. オブライエン厩舎所属でDiaghilevという馬名。母Dararaの半兄にDarshaanでDarara自身ヴェルメイユ賞を勝っています。とはいえ意外な結果でした。
Elegant Fashionはまた2着というのがなんともいえません。GIでは勝ちきれなくなってきましたかね。昔の戦績見てると2002AJC オーストラリアンオークス2着とか出てきたりしますし、祖母HighclereでWind in Her Hairのいとこだったりします。宝塚記念にでも来て欲しいものですが。
Right Approachは5着、Lucky Ownersは6着、Paoliniは13着。
2004/4/26
Horse Racing
NHKマイルカップ
目ぼしいのは皐月賞組からアポインテッドデイ、メイショウボーラー、コスモサンビーム。トライアルからシーキングザダイヤ、タイキバカラ、ナイストップボーイ。そして予定通りキングカメハメハ。
牝馬の参戦はなし。ナムラビッグタイムは回避してファルコンSに向かうようです。
マイネルゼストは登録忘れたとのこと。なにやってんのやら。

ハートランドヒリュ (1996 JPN) ランドヒリュウ - テルノワカクサ by Partholon
この前通算100戦目のレースを7着で終えたハートランドヒリュですが、調教師のコメントにもあるとおりまだまだ勝てそうな感じではあります。これまで4勝で現在1000万条件。それより2着10回、3着9回というのが凄い。ただコースを回ってるだけのハルウララなんかとは比べ物になりません。
ランドヒリュウはブレイヴェストローマンでタフなところがそのまま伝わったと解釈すればよいですかね。ハートランドヒリュ自身はサラブレッドではなくてサラ系という扱いなのです。調べてみると母系の豊姫の血統に不詳部分が存在しています。20世紀初期に日本に輸入された牝馬が原因になってそうですので、ありえない話ではないですな。豊姫はハートランドヒリュの5代母。その豊姫の3代母と豊姫の父の2代母が血統不詳。皐月賞馬を輩出したこともあるバイカ系。確かにサラ系とはいえ質の高い牝系だが、今の時代にまで存続しJRAでも通用する馬を送り出してきているのは関係者に素直に賛辞を送りたいことです。ハートランドヒリュだけが例外的に通用しているのではなくて全姉もいるし、他の姉もいます。これが繁殖入りしているかどうかは分からないのですが、続いていけばサラブレッドになれる日も来るのかなと。
8代に渡ってサラブレッドが配され、サラブレッドに相当する能力を競走において示していればサラブレッドとして認められます。

JSE中央競馬データベース
なんかまたもめてるなあ。
スペシャルウィーク産駒が勝つたびにスペシャルウィークのニュース欄に書き込みがあることが問題になって、そこから海外所属馬のニュース投稿に飛び火。
私は今のところ両方言いがかりでしかないと思いますねえ。ニュースの価値なんて受け手が判断すればよくて、その結果それぞれのニュース価値が人によって異なるのが当然だし。むしろどうでもよいような条件馬のニュースの方が私にとってはゴミニュースという感覚なんだよなあ。
中央競馬データベースという表記は管理人氏のフォローの及ぶ範囲がJRAのOP出走馬というところに由来してるんじゃないのかな。厳密にやりたければ参加型登録馬のシステムそのものをなくしてしまえばよいのだが。
スペに関してはどうでもいいやという立場ですが、海外馬は無くなると困る。外国産馬や輸入種牡馬の情報を補完する意味合いからもありと思うし。そもそもサラブレッドの世界がJRAだけで完結しているわけではないので、血統情報は海外に広がっていってしかるべきでしょう。こういうことを向こうに書き込むと荒れる元になりそうなので、ここでひっそりと。Full Mandateのニュース投稿に対するエクスキューズ。
Full Mandateの種牡馬入りなんてニュース価値があるのかと問われると、そのうち輸入される可能性はゼロではないと答えるだろうなあ。
Foreign Racing
Prix de Fontainebleau GIII Longchamp FR Turf 1600m
ピウス7世幽閉地賞。
1.Americanpost: Bering - Wells Fargo by Sadler's Wells
2.Blackdoun: Verglas - Rade by Kaldoun
3.Diamond Green: Green Desert - Diamonaka by Akarad
4.Antonius Pius: Danzig - Catchascatchcan by Pursuit of Love
4頭スクラッチで4頭立て。Antonius Piusは2位入線で、降着。
American Postが5連勝で予定通り次はPoule d'Essai des Poulains。この馬は英ダービーの前売りでも2番人気につけているのですが、どうやら調教師がそういう発言をしていたらしいです。結局仏ダービーに出るんでしょうけどね。大抵は仏ダービーから愛ダービーなので。
Antonius Piusは4頭立てのこのレースで何をしたら降着になるんだという気もしないではないですが、グレフュール賞でも降着喰らってるしなあ、J. スペンサー。フランスの主催者はイギリスから遠征してくる馬や騎手に厳しいところがあるのでそれもあったのかと。クラシックのプレップあたりは特にそういう傾向があります。レース名の由来からしてPiusという馬名がまずかったんでしょうな。

Prix Greffulhe GII Longchamp FR Turf 2100m
1.Millemix: Linamix - Milesime by Riverman
2.Day or Night: Daylami - Smaryllis by Sadler's Wells
3.Vassilievsky: Peintre Celebre - Verveine by Lear Fan
2位入線のEsperantoは5着降着。
こっちはダービー目標ですかね。ダービー前にPrix Lupinでしょう。ルパンよりリュパンが原音に近い表記。相変わらずLinamixはフランスのローカルさが抜けないですが、毎年なんか出してきますね。MilesimeはMargarethenにつながる牝系で同牝系にGenerousやTrypticとのこと。となるとオースミタイクーンも出てきますな。

Full Mandate (1999 USA) A.P.Indy - Clear Mandate by Deputy Minister
上にも書いた通り種牡馬入りしました。結局現役実績はListedのBlack Tie Affair H.くらいでした。セリで320万ドルで落札されたことを考えると期待はずれだったと言わざるを得ないところでしょう。種牡馬として巻き返しを期待したいです。
しかし、血統背景から種牡馬入りはできたとはいえ、フロリダで種付け料5000ドルという競走実績相応の評価です。今の内に手をつけて日本に連れてくるとかありだろうと思わないでもないですが、タイトルを持ってないので、まあ無いでしょう。
2004/4/27
Formula 1 Racing
Round 4 San Marino
サンマリノといってもフェラーリのお膝元でレースをするための方便に過ぎませんがね。
A. セナが亡くなってからもう十年ですか...ローランド・ラッツェンバーガーは完全に忘れ去られている感じですが。
マクラーレンの惨状に耐えられないのでレースはほとんど見てませんでした。結果だけ確認したらシュー兄、バトン、モントヤ。何とつまらない結果でしたことか。ラルフは何を焦ってるのか分かりませんが、ぼろぼろですなあ。
Foreign Racing
Miesque's Family
何気なくフサイチペガサスの初年度配合牝馬の表を眺めていたら、East of the Moonなんて出てきましたよ。East of the Moon産駒はちょっと振るわないのですが、重賞程度で満足されてはいけなくてあくまでGIで活躍することを期待されているという観点からすればな話です、これがこけてしまうと結構痛いなあ。最近はMiesqueの系統がそこまで活躍してないというのもありますけど。
Miesqueは現役時代、牡馬相手でも一歩も引くことなくマイル路線を席巻して、80年代最強マイラーとも言われます。16戦12勝、2着3回、3着1回。3着になったのは2歳でGI初挑戦となったPrix de MornyでSakura Reikoに敗れた時のみ。3,4歳時にはPrix de Jaques le MaroisとBC Mileを連覇するなどマイル路線に君臨する女王となりました。とくに引退レースとなった2度目のBC Mileは一頭だけ抜け出してくる圧勝だったそうです。繁殖入りするとKingmambo, East of the Moonと立て続けに活躍馬を輩出して、一気に名繁殖としての評価を築きました。しかし、近親からはSix Perfectionも出ましたが、Miesqueの仔や孫はこのところGIには届いていないのです。
Miesque (by Nureyev)
|Kingmambo (by Mr. Prospector)
|East of the Moon (by Private Account)
||Mojave Moon (by Mr. Prospector)
||Moon Driver (by Mr. Prospector)
||North of Neptune (by Mr. Prospector)
||Moons Whisper (by Storm Cat)
||Canda (by Storm Cat)
||Beyond the Dream (by Fusaichi Pegasus)
|Miesque's Son (by Mr. Prospector)
|Moon is Up (by Woodman)
||Sun is Up (by Sunday Silence)
||Seven Moons (by Sunday Silence)
|Monevassia (by Mr. Prospector)
||Trevi Fountain (by Sadler's Wells)
||Moonavvara (by Sadler's Wells)
|Mythic Tribe (by Mr. Prospector)
|Myhrr (by Mr.Prospector)
|Inventing Paradise (by Mr. Prospector)
|Mingun (by A.P.Indy)
|Angel's Nest (by Storm Cat)
|Second Happiness (by Storm Cat)
配されてきた種牡馬は一流のみ。Woodmanなんかは結構微妙ですが、一流であることには違いないし。さらに最初にKingmamboとEast of the Moonがフランスでがつんとかましてきたおかげで牡馬はほとんど種牡馬入りするし。でMythic Tribeは日本にいます。2003年に初年度産駒がデビューしています。産駒は結構地方競馬に流れているようなのでJRAでは10頭も登録されていませんし、これまでに3勝しかしていません。地方には47頭が登録されています。血統面でとんでもないものを持っている可能性はあるので産駒数の多さを武器にのし上がってくれば面白いのですが。
さてMoon is Up。現役時代は準重賞を勝つだけにとどまりましたが、そのあとが面白いです。普通このファミリーはアメリカのケンタッキーのど真ん中で一流種牡馬を相手にしているのですが、この馬は引退直後に日本に送られてSunday Silenceを父とする牝馬を2頭産みました。最後にDream Wellをつけて次はフランスということなのだそうです。そしてSunday Silence産駒の中ではもっとも豪華な血統となるかもしれない牝馬Sun is UpとSeven Moonsですが、Sun is Upの方はすでに引退して繁殖牝馬です。おそらく未勝利ながら繁牝セールに70万ドルという強気の価格設定でセリに出されたこともありますが、落札には至っておらず、まだLane's End Farmにいるのだと思いますが、いったいどんな種牡馬をつけてるでしょうかね。Woodmanがかなり邪魔してそうなのが気になるんですが、普通にA.P.IndyやStorm Catあたりか。Seven Moonsは現役でこの前未勝利を勝ち上がっていましたが、どうもその先を期待できる馬ではなさそうなのでこちらも繁殖入り後に期待。
2004/4/28
Horse Racing
天皇賞の出走馬あれこれ
登録は20頭でしたが、アクティブバイオは先週出走、ダイタクバートラムも回避ということで、全部揃ってフルゲートになる程度のようです。4強なのか3強なのかばらばらで面白いところですが、スタミナ勝負なら2+1という形の3強でしょうね。
ザッツザプレンティ、リンカーンにネオユニヴァース。落ちるのはゼンノロブロイ。
サンデーサイレンス産駒については、サンデーサイレンス自身からのスタミナ供給はあまり無いと見るべきですが、母系からのスタミナ供給を阻害しないので母系のスタミナによる影響が大きく出ます。この点からすると、リンカーンは母父トニービンに加えて、Sadler's WellsにEnglish Princeと良質のスタミナ血統を集めています。ネオユニヴァースは母父こそKrisですが、SicambreやFair Trial、Wild Riskが入っているのでリンカーンには劣るもののスタミナがあることはあります。結局この差が菊花賞での差になっていると考えるべきでしょう。ゼンノロブロイは母父がMiningで、その前がClever Trick。母系からのスタミナ供給量が絶対的に足りません。有馬記念でリンカーンを捕らえられなかったこと、日経賞でウインジェネラーレに凌ぎきられたことを考えると、どうも2500mあたりに限界がきているのでしょう。ザッツザプレンティの父ダンスインザダークも母系からのスタミナをサンデーサイレンスが活かしきったという面があります。そしてダンスインザダーク自身はかなりのスタミナを供給できる種牡馬になっています。さらに母父のMiswakiはミスプロ系としては異色のスタミナを供給できる種牡馬、その前のLyphardもスタミナ供給源として機能できます。
以上からスタミナ勝負ではザッツザプレンティがやや有利でリンカーンがその対抗一番手。やや落ちるが展開次第では勝負できるのがネオユニヴァース。スタミナ勝負では出番無しになるのがゼンノロブロイ。となります。しかし、スタミナより瞬発力となるとゼンノロブロイでも何とかこなしてきそうなのが不気味といえば不気味です。さらに展開上自分で動いてスタミナ勝負を仕掛けるしかないであろうザッツザプレンティに対してある程度自由に展開に任せても良いリンカーンとなるのでこの2頭に関しては互角と見るべきか。
昨年のヒシミラクルのようにスタミナ勝負に持ち込みたい馬はザッツザプレンティ以外にもいますが、力不足で実際にその展開に持ち込んでいくのはザッツザプレンティが自分でやるしかないのです。
その4頭に続くのはファストタテヤマとシルクフェイマス、サンライズジェガー。ファストタテヤマは無類の京都巧者でダンスインザダーク産駒とスタミナにも不安はありません。しかし脚質的に追い込むしかないこととその追い込みも前が止まっていないと届かないと弱点を抱えています。道中で脚を使っても末脚が残る点でゼンノロブロイよりは良いのですが。シルクフェイマスは長距離実績がありません。マーベラスサンデーはアメリカ血統で母系のスタミナの裏づけがやや弱いです。しかし、マーベラスサンデーは長距離をこなした馬ですし、シルクフェイマスの母系がCaerleon、Roberto、Vaguely Nobleなのでスタミナはあると見てよいでしょう。母系内のPrincequilloのクロスが効いているのかもしれません。サンライズジェガーもスタミナに不安は無く、昨年のようにスタミナ勝負になって一気に台頭してくる可能性があります。前哨戦ではスタミナが問われていない可能性があるので惨敗は気にしなくても良いでしょう。チャクラは長距離実績がありますが、GIクラスでは足りない印象。
Foreign Racing
Silent Witness
NetKeibaの合田直弘氏のコラムでSilent Witnessの今後の予定が取り上げられています。
香港競馬のシーズン終了に伴って休養。一時話題になっていたロイヤルアスコット開催への挑戦は無いとのこと。これはすでに去勢され種牡馬入りが望めないことが一つの原因でしょうね。種牡馬価値が上がるからというのが遠征の一つの目的で、特に賞金額の低い欧州競馬への遠征では大きなファクターです。賞金額重視なら日本が最有力でスプリンターズSは芝の短距離戦なら世界でも屈指の賞金を誇ります。ただ、休養後にぶっつけでは走りたくないと陣営は考えているようで、それが問題になっているのだとか。アイビスSDや、セントウルSがスプリンターズSのプレップになりえますが、外国馬は出られないですからねえ。

Irish River (1976 FR) Riverman - Irish Star by Klairon
すでに種牡馬は引退していたのですが、Irish Riverが死亡しました。Paradise Creekが後継種牡馬になっていますが、いまいち後継には恵まれていないようです。ほかにExit to Nowhereくらいですかね。しかし母父として非常に優秀でArcanguesやSpectrumといった種牡馬の母父にもなっています。

Persian Punch (1993 IRE) Persian Heights - Rum Cay by Our Native
イギリスの人気ステイヤーPersian PunchがGIII Sagaro Sを走った直後に心臓発作が原因で急逝しました。GIこそ勝てませんでしたが63戦20勝の戦歴を誇り、2001年と2003年の2度欧州最優秀ステイヤーに選ばれています。Bold Ruler系×Raise a Native系でよく長距離走るなあと思ってましたが、イギリスあたりでは非常に人気の高い馬だったのです。
レース後急死というのを聞くとダイワカーリアンがアルゼンチン共和国杯直後に死んだのを思い出しますねえ。
2004/4/29
Horse Racing
天皇賞枠順確定
馬名母父騎手
1ザッツザプレンティサンデーサイレンスバブルプロスペクターMiswaki安藤勝己
2ナリタセンチュリートニービンプリンセスリーベノーザンテースト吉田稔
3ダービーレグノトニービンダービーキングダムRoyal Academy幸英明
4ウインブレイズメジロライアンスーパーセブンブラビオー木幡初広
5サンライズジェガーリアルシャダイヤマノトウショウトウショウボーイ福永祐一
6イングランディーレホワイトマズルマリリンモモコリアルシャダイ横山典弘
7ウインジェネラーレタマモクロスマヤノカンパネラヤマニンスキー蛯名正義
8シルクフェイマスマーベラスサンデーセイントセーラCaerleon四位洋文
9チャクラマヤノトップガンCarlossaCaerleon後藤浩輝
10ファストタテヤマダンスインザダークメインゲストTargowice安田康彦
11ネオユニヴァースサンデーサイレンスポインテッドパスKrisM. デムーロ
12マーブルチーフチーフベアハートレアシングチェリーMississipian池添謙一
13ナムラサンクスサクラチトセオーテンザンナイーブSlew the Dragon渡辺薫彦
14リンカーンサンデーサイレンスグレースアドマイヤトニービン武豊
15カンファーベストアンバーシャダイカタリナラビットシンザン藤田伸二
16ゼンノロブロイサンデーサイレンスRoamin RachelMiningD. オリヴァー
17ヴィータローザサンデーサイレンスローザネイLyphard岩田康誠
18アマノブレイブリージョリーズヘイローマチカネエルベアローエクスプレス小牧太
アクティブバイオとダイタクバートラムが回避して18頭のフルゲート。今年から外国産馬も無条件に4頭まで出られることになってましたが、一頭も出てきませんでした。そもそも現役の外国産馬で長距離タイプがいないのですが。タップダンスシチーくらいしか。
しかし血統面で面白いのが結構いますねえ。カンファーベストなんて時代が10年くらい違ってる感じですか。アンバーシャダイだけでも凄いのに母父シンザンで止めさしてきます。ウインブレイズもなかなか。ブラビオーてなんやねん。
サンデーの後継者争いは第一ラウンドがフジキセキvsダンスインザダークなのだとしたら、ここは第二ラウンドでダンスインザダークvsマーベラスサンデー。フジキセキとダンスインザダークの現役時代は一気に駆け抜けた感じが強いですが、マーベラスサンデーは古馬になってから台頭した馬。種牡馬としてもそんな傾向にあります。

スイートピーS
すいません、泣いていいですか?
ユニバーサル、また除外ってありえるんかーーー!
2週連続でオークストライアルを除外されるとは痛すぎます。同日の自己条件に回りましたが、そこを勝っても2勝800万、オークス出走は800万のラインで抽選になることを祈るのみです。距離不安で賞金上位がある程度回避してくれないといけません。桜花賞ですら800万組には1頭分しか枠がなかったのです。きびしいですねえ。
レースへの興味は全くなくなってます。コンコルディア、ギミーシェルター、クリスタルヴィオレと桜花賞から回ってきた馬がある程度の物差しになるでしょうが。
2週連続で除外喰らう馬がいるかと思えば、フローラSから連闘で来る馬鹿もいます。アドマイヤダンサー。少なくとも先週のフローラSではこいつのせいでユニバーサルが除外されていたと思うとむかつきます。なぜあの結果で諦めないのですかねえ。まったくお話にならなかったのだが。

青葉賞
2年連続でダービー2着馬を出したレース。なのでシェルゲームがここを勝ったらダービー2着ですかね。ここはスウィフトカレントに何とかダービーの出走権を取ってもらわないといけないですね。
骨折明けのアドマイヤビッグも出てきます。3歳春の時期の骨折は結構あとに引くかもしれないので様子見。

Oguri Cap Memorial GII Kasamatsu Dirt 2500m
オグリキャップ記念の結果です。
1.ミツアキタービン:ライブリマウント - カネミタービン by Swift Swallow
2.カネツフルーヴ:Paradise Creek - ロジータ by Mill George
3.ミツアキサイレンス:エイシンサンディ - ユウコウターナ by Tyrnavos
ミツアキタービンGII連勝です。
今年のレースはある程度ミツアキタービンのためのレースであったとしても文句は言いません。しかし、ミツアキサイレンスまでつれてくるとは思っていませんでした。カネツフルーヴは一時期の不調から脱した感じです。エイシンサンディはサンデーサイレンス産駒としてはかなりの初期に種牡馬入りしていて、フジキセキより安い種付け料を武器に100頭近い種付けをこなしていた時期がありました。地方で活躍させられる点も大きいのでしょう。

マイネルラヴ (1995 USA) Seeking the Gold - Heart of Joy by Lypheor
タイキシャトルをその引退レースで撃墜したのが一番の実績でしょう。GIはその一戦のみ。もう終わってる感を漂わせながらもレースに出てくる姿は悲しいものがありました。Dubai Millenium亡き今、意外とマイネルラヴ当たりがSeeking the Goldの血を残していく役割を負うのではないかと妄想中。母父のLypheorはなんか微妙ですが、その前がSecretariat、Intentionallyとしっかり入っているので、逆に遊びが入っていると考えるなり、Lyphardの中途半端な万能性でもないよりましと考えるなり。
新種牡馬勝ち上がり第一号はマイネルラヴ産駒のコスモディアレスト。これも外厩制度を利用しておりコスモバルクに次ぐことができるかといったところ。
コスモメンツェルも勝ち上がっていて、能検で早い時計出した馬がしっかり勝ち上がっています。こっちはミシックトライブ産駒ですね。
Foreign Racing
Kentucky Derby
こっちも確定。フルゲート20頭。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1LimehouseGrand SlamDixieland BluesDixieland BandJose Santos
2Song of the SwordUnbridled's SongAppealing Ms SwordCrusader SwordNorberto Arroyo
3Lion HeartTale of the CatSatin SunriseMr. LeaderMike Smith
4Action This DayKris S.NajecamTrempolinoDavid Flores
5WimbledonWild RushStrawberry CloverDarn That AlarmJerry Bailey
6Friends LakeA.P.IndyAntespendSpend a BuckRichard Migliore
7Minister EricOld TriesteMusical MinisterDeputy MinisterPat Day
8Master DavidGrand SlamNadraSadler's WellsAlex Solis
9St. AverilSaint BalladoAvie's FancyLord AvieTyler Baze
10ImperialismLangfuhrBodhavistaPass the TabKent Desormeaux
11The Cleff's EdgeGulchZigemberDanzigShane Sellers
12BorregoEl PradoSweet as HoneyStrike the GoldVictor Espinoza
13BirdstoneGrindstoneDear BirdieStorm BirdEdgar Prado
14Read the FootnotesSmoke GlackenBaydon BelleAl NasrRobby Albarado
15Smarty JonesElusive QualityI'll Get AlongSmileStewart Elliott
16CastledalePeintre CelebreLoujiSilver HawkJose Valdivia Jr.
17Pollard's VisionCarson CityEtats UnisDixieland BandJohn Velazquez
18TapitPulpitTap Your HeelsUnbridledRamon Dominguez
19Pro PradoEl PradoMama's ProProper RealityJohn McKee
20Quintons Gold RushWild RushHollywood GoldMr. ProspectorCorey S. Nakatani
最初Netkeibaで確認したら騎手欄にK. デソミューなんて書いてあって誰やねんと思たりしましたが、K. デザーモですな。今更間違うようなものでもないような気がしますが。多分ペリエをペスリエと書くのと同じだと思います。でもそれだったらデソルミューの方になると思いますが、どうでもよいですな。
とうとうこの混戦のまま本番を迎えたという感じなので今更誰が勝ったって驚くほどのものはないでしょうね。皐月賞はダイワメジャーで驚きましたがそれくらいならこっちは驚くに値しないということ。一番人気はThe Cleff's EdgeでSmarty JonesとTapitが続くということです。今年の傾向としてKダービーの主役に踊り出たと目された途端に負けるというパターンばっかりでしたので、前哨戦負けを気にせずいくか、前哨戦勝ち馬で絞るかということになるでしょう。勝った馬の方が当然人気しやすいですな。
Kダービーは外枠不利という傾向にあり、15より外にSmarty Jones、Tapitが入ってしまったことから波乱の要素は十分です。
それにしてもWild Rushなあ。今、日本にいるんですが、アメリカの状況を見る限りでは当たりです。日本に輸入されてすぐにアメリカから買戻しのオファーが来たりしてますが。購入金額が2億円程度に対して買戻しのオファーは8億円を超えているようです。需要のあるうちに売り抜けて、その金で違う種牡馬買った方が良いかも。

Kentucky Oaks
オークスの方も枠順が出ています。こちらは12頭。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1AhadoSaint BalladoGoulashMari's BookJohn Velazquez
2Hollywood StoryWild RushWife for LifeDynaformerVictor Espinoza
3Island SandTabasco CatSue's Last DanceForty NinerTerry J. Tompson
4HalfbridledUnbridledHalf QueenDeputy MinisterAlex Solis
5House of FortuneFree HouseSo FortunateGarthornShane Sellers
6Madcap EscapadeHennessySassy PantsSaratoga SixJerry Bailey
7Silent SighsBenchmarkQuiet RomanceBertrandoDavid Romero Flores
8Victory U.S.A.Victory GallopFordyceCox's RidgePat Day
9A.P.AdventureA.P.IndyNatalianoFappianoMike Smith
10Last SongUnbridled's SongQueen of SpiritDeputy MinisterEdgar Prado
11Class AboveQuiet AmericanRainbow PromiseKnown FactCorey S. Nakatani
12Stellar JayneWild RushTo the HuntRelaunchRobby Albarado
またWild Rushが…そら返して欲しくもなりますな。
ここはAshado、Halfbridled、Madcap Escapadeの三強でしょう。Halfbridledは今年に入ってから精彩を欠いていますが、2歳時の活躍がそれ以上に鮮烈であったのでしょう。
それにしても、血統を見ていて気が付くのは今でもAlydarの血が結構な威力を持っていることと、母父の系統にIn Realityの系統が入ってることですかね。Fappianoもなかなか。あまり人気のなさそうな血統でも拾い上げる下地ができてるのも分かります。
アメリカはケンタッキーに集中する傾向があるのですが、日本で北海道に集中するほどのことはありません。他地域の種牡馬にもチャンスはあります。ミスプロが最初はフロリダ供用でしたし、Fappianoもフロリダからスタート。そこからすぐにケンタッキーに迎えられる実績をあげたからそれ以降のさらに大きな実績がついてくるのですが。日本では九州、青森あたりがもっと力をもてるようにしないといけないという感じですか。それ以前に北海道の中でも社台の早来とその他の日高で格差が結構あったりしますが。種牡馬のレベルでは社台とJBBAが抜けていて、日高の各スタッドはちょっと失敗気味。ラムタラの失敗は象徴的ですが、原因をしっかり見ておかないといけないことも確かでしょう。まあそのうちに。

1000 Guineas Stakes GI Newmarket GB Turf 8F
イギリス1000ギニー、18頭。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1AttarctionEfisioFlirtationPursuit of LoveK. Darley
2CairnsCadeaux GenereuxTanamiGreen Desert
3Carry On KatieFasliyevDinka RajaWoodman
4HathrahLinamixZivaniaShernazar
5IcheniNashwanInchmurrinLomondS. Drowne
6JathBishop of CashelNight TraderMelynoN. Callan
7KeluciaGrand LodgeKarachiZinoJ. F. Egan
8Kisses for MeSadler's WellsFanny CerritoGulch
9Majestic DesertFraamCalcutta QueenNight Shift
10NataliyaGreen DesertNinotchkaNijinsky
11NecklaceDarshaanSpinning the YarnBarathea
12Phantom WindStorm CatRyafanLear Fan
13Red BloomSelkirkRed CarmelliaPolar FalconK. Fallon
14Secret CharmGreen DesertVizKris S.M. Hills
15Silca's GiftCadeaux GenereuxOdettePursuit of LoveT. E. Durcan
16SpotlightDr. FongDust DancerSuave DancerE. Ahern
17SundropSunday SilenceOenotheraNight Shift
18ValjarvBluebirdIktidarGreen Desert
疲れるので種牡馬の血統は探ってません。このまま全頭出てくるならともかく、何頭かはスクラッチしそうで…Sundropも最終的には金曜に決定するということなので。
有力なのはCarry On Katie、Attraction、Majestic Desert、Red Bloomといったあたり。

2000 Guineas Stakes GI Newmarket GB Turf 8F
イギリス2000ギニーは14頭。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1AzamourNight ShiftAsmaraLear FanM. J. Kinane
2Bachelor DukeMiswakiGrossamerSeattle SlewS. Sanders
3BarbajuanDanehill DancerCourtierSaddler's HallP. Robbinson
4GlaramaraNicolotteDigamist GirlDigamistT. E. Ducran
5Golden SaharaGreen DesertGolden DiggerMr. ProspectorJ. Carroll
6Grey SwallowDaylamiStyle of LifeThe Minstrel
7HaafhdAlhaarthAl BahathriBlushing GroomR. Hills
8Milk It MickMillkomLunar MusicKomaiteD. Holland
9One Cool CatStorm CatTachaMr. ProspectorJ. P. Spencer
10Salford CityDesert SunSummer FashionMoorestyleJ. P. Murtagh
11Snow RidgeIndian RidgeSnow PrincessEla-Mana-MouL. Dettori
12Three ValleysDiesisSkiableNiniskiK. Fallon
13ThumlebrutusStorm CatMariah's StormRahy
14WhipperMiesque's SonMyth to RealitySadler's WellsC. Soumillon
こっちもよく分からんなあ。ひとまずOne Cool Catになりそうかな。Salford Cityとの力関係に注目すべきでしょう。ダービー行きそうなのいるのかなあ。

Persian Punch
この前レース後に心臓発作と書いていましたがどうやらレース中に心臓発作に襲われたようです。100 yards before the finish lineなのだとか。最後のレースは決勝線に到達もできなかったのですな。
ちなみにその最後のレースSagaro Sの勝ち馬がRisk Seeker。笑えないネタですか、これは。
2004/4/30
Horse Racing
青葉賞
まじめに検討してみますかね。
まず、東京は先週が開幕週で前残りの展開ばかり。土曜のこのレースでもそれが改善されているとは考えられないので、後ろからになる馬を割り引いておかないといけない。そこで人気しそうなハイアーゲームを切ってしまいたいところなんですが、東京コースは3戦して2勝、あとの一つも2着にきているという堅実さでもともとダービー向きといわれていた素材です。上がり3F33秒の末脚を持っているので多少の前残りくらいなら一気に抜き去っていくでしょう。ただし展開に左右される面があるということも気にしておかないといけないです。
ほとんど勝ちレースだった新馬戦でブラックタイドに豪快に差し切られたスウィフトカレントはその後なかなかレースに使えなかったりしましたが、難なく勝ち上がりダービートライアルに駒を進めてきました。前走の自己条件では2着とはいえそれなりの内容を示して見せているので重賞でもやれないことはなさそうです。
芝が長いので結構スタミナを問われるレースとなるでしょう。シェルゲームはアグネスデジタルの半弟ですが、父がSwainに変わっているのでスタミナ面で問題はないでしょう。なんとなく怪しいと思ってしまうのは私が藤沢厩舎を嫌いだからでしょうねえ。瞬発力はないような感じがあるので前に行って勝負するでしょうし、ここでは実績も実力も上です。

ミツアキタービン
ミツアキタービンやっちまいましたー。
右前脚第一指骨剥離骨折で全治3ヶ月とのこと。帝王賞は無理で何とか秋に復帰できそうなのが救いです。GIに手が届くところまできていたのに…
日本ではダートのGIはJCダートの2100mが最長距離ですので、そこを最優先に復帰してくれれば良いですが。JBCクラシックからJCダートという王道路線に来るかとは思います。ただ笠松のある東海地区には6ヶ月ルールというものが存在するのでその前に地元で1戦しないといけないのだとか。
一部でオグリキャップに被せて笠松の英雄に仕立てるかのようなのはどうかと思います。芦毛なので余計にそんな声が出て来るんだと思いますが、それだけ地元の笠松競馬も苦しいということでしょう。でも、そもそも一頭の馬の活躍で地方競馬の窮状が改善されるわけでもないのです。
ライブリマウントの産駒は数少ないから何とか種牡馬にということもあるのですが、ライブリマウントは父Green Mountでその父はLyphard。ここまで戻ったら貴重でもなんでもないというのも事実なんですよね。ライブリマウントの現役時の実績を考えると残してもいいじゃないかというのは確かにそうですけどね。
Foreign Racing
Kentucky Oaks
Morning Lineでのオッズは、
Madcap Escapade 3/1
Ashado 4/1
Halfbridled 9/2
順に4倍、5倍、5.5倍といったところ。で、
Silent Sighs 6/1
House of Fortune 8/1
Victory U.S.A. 8/1
A.P.Adventure 8/1
7倍と9倍。見る限りでは特に3強という感じではなくて、結局混戦ということなのかな。混戦といってもレベルの高い混戦。とはいえ上位3頭とその下ではやや力の差があるのは間違いないでしょう。Halfbridledに関しては前走でVictoryU.S.A.に8馬身もの大差をつけられたことから不安もあることは否定できません。今年に入ってから順調とは言いがたいのですが、マンデラ調教師のコメントに拠れば2歳時の状態に戻ってきつつあるということです。
プレップではサンタアニタオークスがメンバーも揃い、レベルの高いレースでした。そこを勝ったSilent Sighsが4番人気なのはやや間隔があくことが原因でしょう。サンシャインミリオンズオークスも制しており、まさに西海岸の女王としてKオークスに挑戦します。
もう一つのレベルの高かったプレップであるアシュランドSはMadcap EscapadeとAshadoで斤量差もあってMadcap Escapadeに凱歌が上がりましたが、Ashadoが一番強いレースをしていました。また、ここに出走していたLast Songは上位との力の差がはっきりでるレースでした。
Victory U.S.A.の前走はHalfbridledが沈んだことばかり話題になるのですが、実際にその通りでプレップとしてはレベルが低かったことは確かです。それだけにHalfbridledもどうなんだといわれてしまうのですが。
ここまで書いてBlood-Horseを確認しに行ったら、Halfbridledはスクラッチのようです。さらにはWinbledonとSt.Averilもダービーをスクラッチ。

そして彼は伝説となった
Persian Punchですが、その死に様がまさに壮絶なる戦死であったことからイギリスではかなり話題になっています。ゴール前なので彼を応援する観衆の前で倒れて、そのまま運び出されたことになるんです。なんとも生々しくて、それは強力なインパクトでしょう。
もともと人気の高い馬で英国ファンの好きな馬でも7位に入っていたりします。これはNijinskyやDancing Braveのような過去の名馬たちを押し退けての結果だったのですが、その原因には同時代性があるとしか思いませんでした。人気があるのは現役を続けているからであって、引退後は忘れ去られていくであろう存在と考えていたのです。ところがこのような最期を遂げることになってしまい、これをもって語り継がれていく存在になり得たのだと。
それでも私は昨年のChampion Stayerであることが納得いかなかったりしてるんですがね。
補足代わりに:英国のファンの好きな馬というのは1位が随分と前の障害の名馬Arkleだったということで、優駿でも取り上げられていました。いかに英国に競馬が文化として根付いていたかということを考えると興味深い結果でありました。
たまには毒を吐きたくなることもある
三菱:そもそもダイムラーはクライスラーとの合併が失敗で、そのクライスラー部門を建て直すために随分苦労していて三菱には関わっていられない。三菱はリコール隠しなどで墓穴を掘ったことが止めになった感じもあり、自業自得といえばそうなのだが、おいしいところを全部ダイムラー・クライスラーに持っていかれるより良いだろう。特にアメリカ市場で儲けが期待できるところはクライスラーに持っていかれ、シェア争いで必要だがおいしくないところを押し付けられるよりは独自路線でアメリカ市場に食い込んでいた方がまし。韓国の現代自動車もだが利幅の大きな大型車・高級車をクライスラーに集約しておいて、小型車部門を押し付けてグループとしてのシェアを上げようとする戦略にしか見えない。それで再建なんてまず無理でしょう。とはいえ三菱グループで支えきれる規模かどうか。トヨタに協力要請というのは三菱のプライド的にどうなんだろう。
拉致:ボランティアだろうがジャーナリズムだろうが関係ないです。本人たちが行きたいから行ってるんだから。自己責任というのはまず出発前に最悪の事態まで想定して、家族にもしっかり説明しておくことでしょう。本人たちのほかに家族の方にもその決意が必要なのです。家族はもし、嫌なら力ずくでも行かせないべきです。最悪の事態が発生してからどうこうしているようではいけません。また常に身の回りの危険に配慮しながら行動するだけのことです。今回は無防備にファルージャに近づいたのが間違い。それでも政府の方から自己責任という話が出るのはおかしくて、たとえ政府を批判してようが、どんなに間抜けなことが原因で捕まろうが、自国民である以上は政府は全力で保護しないといけないのです。その費用がどうのこうのは完全に筋が違う話です。自己負担も現地でそれを突きつけているならともかく、後出しで言うのはずるいでしょう。あと、私はこの人たちの今後の行動なんてこれぽちも関心はありません。もう一回行ってまた捕まっても好きにしたらいいと思うし。もちろんその場合も政府は全力で救出の手立てを講じなくてはなりません。それが嫌ならパスポート発給するなってことです。もっとも無事に帰ってこられたのは単に運が良かっただけで、どのタイミングでも有無を言わさず撃ち殺されていた可能性はあるはずです。
2004/4 [1]2004/5 [1]

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