Poule d'Essai des Poulains GI Longchamp FR Turf 1600M
フランス2000ギニーはAmerican Post。
1.American Post: Bering - Wells Fargo by Sadler's Wells
2.Diamond Green: Green Desert - Diamonaka by Akarad
3.Byron: Green Desert - Gay Gallanta by Woodman
4.Ershaad: Kingmambo - Insight by Sadler's Wells
5.Antonius Pius: Danzig - Catchascatchcan by Pursuit of Love
6.Newton: Danehill - Elite Guest by Be My Guest
7.Sunday Doubt: Sunday Silence - Pas De Reponse by Danzig
フランス産馬は2着のDiamond Greenのみで抱えてる問題はどこの国でも変わらないなあと思ってみたり。米馬が多いけど上位は英馬だったりするあたりが欧州です。
一応結果はこの通りなんですが、最後の直線で先頭に立っていたAntonius Piusが急に柵に激突して失速。American Postが何とか勝利を収めたというもので、A Lucky Guineas Winnerなどと言われるありさま。J. スペンサーはこの前の降着2連発といい何か焦ってるような気がしなくもない。まあ、若くしてクールモアの主戦に抜擢されたほどの腕前なので何とか立ち直って欲しいところですけどね。
サンデーサイレンス産駒Sunday Doubtは最下位の7着。これは勝ち上がったばかりでいきなりのギニー挑戦が厳しかったのでしょう。今後は良く分かりませんが、サンデーにDanzigはどこかぶっ飛んでるような馬が多いのでスピード任せの短距離戦に活路を見出せれば良いんじゃないでしょうか。ビリーヴを始めとして結構走ってる配合ではあります。
American Postはダービーの前売り人気が急落して11倍くらいまで落ちてます。Antonius Piusの後ろでもっとも大きな不利を受けたDiamond Greenが半馬身差で2着なので確かに期待はずれではあるのでしょう。
Poule d'Essai des Poulinches GI Longchamp FR Turf 1600m
フランス1000ギニーはTorrestrella。こっちは上位だけ。
1.Torrestrella: Orpen - Sea Ring by Bering
2.Grey Lilas: Danehill - Kenmist by Kenmare
3.Miss Mambo: Kingmambo - Troika by Strawberry Road
9.Carry on Katie: Fasliyev - Dinka Raja by Woodman
10.Rumba Loca: Sri Pekan - Rumba Azul by Fabulous Dancer
ペリエ騎乗で重賞初挑戦の上がり馬Torrestrellaが直線で失速したCarry on Katieを交わして最後は一番人気のGrey Lilasに1馬身半の差をつけて快勝。フランスにしては硬く乾いた馬場だったようでステークスレコードを記録。
Carry on Katieはハイペースもあったがそれでも負けすぎで、この距離でも長いということになるのでしょう。イタリアから急遽参戦したRumba Locaは10着に終わりました。ここも上位は外国産馬が独占。
Prix Lupin GI Longchamp FR Turf 2100m
フランスダービー一直線な馬はこちら。
1.Voix du Nord: Valanour - Dame Edith by Top Ville
2.Millemix: Linamix - Milesime by Riverman
3.Valixir: Trempolino - Vadlamixa by Linamix
4.Esperanto: Sadler's Wells - River Missy by Riverman
5.Alcinos: Highest Honor - Alshazam by Petong
前哨戦勝ち馬2頭の一騎打ち。最後は鼻差でVoix du Nordの凱歌。これもコースレコード。フランスダービーはこの2頭で決まりな状勢かもしれません。Voix du Nordは前走Prix Noaille後に脚部不安が出たとのことでこれからも注意が必要かもしれません。
このレースは位置付け的にもフランス産馬の舞台で血統もそれなり。LinamixやらRivermanなんかはまさにそういう感じですね。
Premio Presidente della Repubblica GI Rome ITY Turf 2000m
イタリアの共和国大統領賞。今年も時計速いです。
1.Altieri: Selkirk - Minya by Blushing Groom
2.Vespone: Llandaff - Vanishing Prairie by Alysheba
3.Nonno Carlo: Alhaath - Most of People by Horage
4.Le Vie Dei Colori: Efisio - Mystic Tempo by El Gran Senor
5.Duca D'Atri: Dr. Devious - When Lit by Northfields
6.Quel del Giaz: Flying Spur - Velate by Spend a Buck
7.Blu for Life: Rainbows for Life - Tinte Blu by The Noble Player
2000mのレースで1:58.7が勝ちタイム。これだからイタリアは高速馬場で日本に対する適正があるといわれるのです。勝ち馬は最近良く出てきているSelkirk産駒で社台グループが手を出しそうな気もします。
Mehl-Myulhens-Rennen GII Koeln GER Turf 1600m
ドイツの2000ギニー。ウムラウトを回避するスペリングに自信はありません。間違ってるかも。
1.Brunel: Marju - Castlerahan by Thaching
2.Lazio: Dashing Blade - Leontine by Selkirk
3.Assuin: Monsun - Assia by Royal Academy
4.Pepperstorm: Big Shuffle - Pasca by Lagunas
5.Omikron: Germany - Ost Tycoon by Last Tycoon
勝ったのはアイルランド産馬Brunel。Gallop OnlineではSuper-Finishと出てました。私のかじった程度のドイツ語知識では太刀打ちできないので記事は読んでませんが、英語経由で日本語に自動翻訳かけてみた。どうやら2着のAssiunを完全に押さえ込むような形で直線の攻防があった模様。1馬身半差の完勝といったところか。
5着馬は単に血統が面白いだけ。アメリカ産馬のドイツ人が父、母は東の将軍でその父は最後の将軍。
Adelaide Cup GI Morphettville AUS Turf 3200m
1.Pantani: Pentire - Dewamar by Marscay
2.Danestorm: Danehill - Shalbourne by Nureyev
3.Bel Air: Victory Dance - Hollywood Hotel by Nassipour
Pentireはラフィアンの岡田総帥が推している種牡馬ですが、日本よりオーストラリアの方で活躍馬をよく輩出します。日本では特に東京コースに強く、クラフトワーク、マイネルデュプレ、マイネルアムンゼンなんかを出していますが、大物という感じを受ける産駒はまだ出てきていません。長距離ではマイネルデスポット。トニービンと似た特徴をもっていますが、そのレベルにまで達していないということでしょうね。今年はドイツで種牡馬活動しています。
3200mなんていうExtendedなカテゴリーで2着馬がDanehill x Nureyevなのはどう解釈したらいいんだろうか。オーストラリアの長距離戦は結構そんなものなんだが、それでもその血統で3200こなされるのは日本の長距離戦的観点からは理解し難いなあ。
SAJC Oaks GI Morphettville AUS Turf 2500m
1.Dowry: Bahhare - Destined for Me by Noble Bijou
2.Tingirana: Generous - Shy Lizzie by Shy Rambler
3.Dane Belltar: Danewin - Ameerat-Blaadi by Kenmare
BahhareはWoodmanでNoble BijouはVaguely Noble。Woodmanの血が2500mこなすのもなあ。母父がVaguely Nobleなので無理やり納得しておこう。母母父もNever Say DieなMellayだから母系はそれなりにスタミナを持っててもおかしくないか。
Generousもオーストラリアの方が活躍馬多いので日本で泣かず飛ばずになっているよりはまし。もうNZの牧場に買われて日本にはいませんけどね。春シーズンはイギリスにシャトルされてるらしい。Generousは母系に活躍馬目白押しの名門なんですがどうも母父のMaster Derbyが邪魔で、血統を汚したかなという気もします。Bold Ruler入れるにしてもほかにやりようがあるだろうと。CaerleonはRound Tableが邪魔になる(重くなりすぎる)という人もいるが、Generousの場合はどう考えてもMaster Derbyのせい。
サンパウロ大賞典 GI ブラジル 芝2400m
普段南米の結果を調べるのに頼り切ってるJapan Bloodstockのサイトには結果どころか出馬表も出てません。とりあえず調べてみた限りでは、
1.Cheikh: Roy - Plus Vite by Baronius
2.Belo da Guanabara: Stuka - Fighting Girl by Mariache
3.Paparazzi: Nugget Point - Krizia by Filago
RoyはFappiano、BaroniusはFalkland-Right Royal-Owen Tudor、StukaはJade Hunterからミスプロ、MariacheはDancing Moss-Ballymoss-Mossborough、Nugget PointはNureyev、FilagoはFoolish Pleasure。