Revery_L_Elektra
memoLOG
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2004/5 [2]2004/6 [2]
2004/6/1
Foreign Racing
Metropolitan H. GI Belmont USA Dirt 8F
伝統のMet Mile。今年はAzeriが参戦して盛り上がりましたが、結果は…
1.Pico Central: Spend a Buck - Sheila Purple by Purple Mountain
2.Bowman's Band: Dixieland Band - Hometown Queen by Pleasant Colony
3.Strong Hope: Grand Slam - Shining Through by Deputy Minister
5.Funny Cide: Distorted Humor - Belle's Good Cide by Slewacide
8.Azeri: Jade Hunter - Zodiac Miss by Ahonoora
安田記念をぶっちしたPico Centralが2番手から鮮やかに抜け出して追い込んできたBowman's Bandを完封。逃げたStrong Hopeは最後脚が鈍って3着に終わりました。問題の2頭、まずFunny Cideは3コーナー付近で手ごたえを失ってしまったとの事で今後に不安を残す内容。Azeriは直線ですでに余力なし。マイルの距離なども影響しているのでしょうけど、この2頭の今後はやや不安です。

Gamely BC H. GI Hollywood USA Turf 11F
たったの4頭立てでしたが。
1.Noches De Rosa: Stage Craft - Night Girl by Noble Fighter
2.Megahertz: Pivotal - Heavenly Ray by Rahy
3.Quero Quero: Royal Academy - Big Dreams by Great Above
4.Dimitrova: Swain - The Caretaker by Caerleon
ハンデ差が広がっていたこともあってサンタバーバラH.の1.2着が入れ替わる結果になりました。Quero Queroは道中掛かっていたようです。そして後方から何もできなかったDimitrova。そろそろやばいかもしれませんねえ。

Shoemaker BC Mile GI Hollywood USA Turf 8F
西海岸でもマイル戦。こっちは芝。
1.Desinged for Luck: Rahy - Fantastic Look by Green Dancer
2.Singletary: Sultry Song - Joiski's Star by Star de Naskra
3.Tsigane: Anabaa - Trevillari by Riverman
5.Sweet Return: Elmaamul - Sweet Revival by Claude Monet
時計は1:32.8とかなり早いです。今のところアメリカのマイル戦はそこそこのレベルにあるといっても問題ないでしょう。

Dream Deal (1986 USA) Sharpen Up - Likely Exchange by Terrible Tiger
いろいろ調べてみたらDream Dealってかなり評価されてるんじゃないのかなという気がしてきました。まずDream Dealのファミリー。
Dream Deal (by Sharpen Up)1986
|Fairy Doll (by Nureyev)1991
||To the Victory (by Sunday Silence)1996
||Go Now (by Tony Bin)1997
||Bisque Doll (by Sunday Silence)1998
||Be Positive (by Sunday Silence)1999
||Silent Deal (by Sunday Silence)2000
|Clear Mandate (by Deputy Minister)1992
||Full Mandate (by A.P.Indy)1999
||Newfoundland (by Storm Cat)2000
||The Mighty Tiger (by Storm Cat)2001
||League of Nations (by A.P.Indy)2002
|Dream Scheme (by Danzig)1993
||Perfect Timing (by Deputy Minister)2000
||Animation (by A.P.Indy)2001
|Perfect Vision (by Storm Cat)
|Maltese Lion (by A.P.Indy)
|Miss Kate (by Storm Cat)1998
|Dealer's Dream (by A.P.Indy)1999
Full Mandateの種牡馬入りとか、マルターズライオンが日本で種牡馬入りしているのは前にも書きましたが、この他にPerfect Vision、Animationがアメリカで種牡馬になってます。この2頭は未出走のまま種牡馬になっていますが、すでに2世代がデビューしたPerfect Visionはデビュー率57%、勝ち上がり率24%という状態。Animationは今年から供用開始。父がA.P.IndyやStorm Catであるとはいえ未出走で種牡馬入りするのですから牝系自体が結構評価されているということになるのでしょう。
Dream Deal自身がGI馬であり、GI3勝のClear Mandateを出していること。Fairy Dollの繁殖成績も優秀なことが挙げられます。また、Dream Dealの母Likely Exchangeは23勝を挙げ、GI7勝を含む17勝を挙げたCreme Fraicheを出していること。その前のLikely Swapも15勝を挙げたというかなりの牝系です。Likely Exchange-Dream Deal-Clear MandateとGI勝ちでつながる牝系ということもあるのでしょう。
Full MandateをStallion Registerで見てみると、"Highest priced A.P.Indy ever sold at auction (3.2 million)", "First three dams are GISWs, including first dam CLEAR MANDATE, three times GISW of $1,085,588"などと出てきたわけです。どうやらFull Mandateはフロリダで唯一のA.P.Indy産駒のステークスウィナーという微妙に恵まれた立場らしいので、ちょっと期待しておきましょう。
この牝系はFairy Doll以外にもDream Dealの半妹Hebbaが日本に輸入されています。
ファミリーナンバーで言えば9-fであり、これは1861年生のToxophilite Mareを基点としていて現代でも大きな勢力となっています。ファミリーナンバーは今では牝系の分類に便利なだけで理論と捉える人はいませんが。100年も前に分岐してますが、ベガも9-fのファミリーに属しています。無駄と知りつつ大雑把なファミリーラインでも出してみよう。
Toxophilite Mare (by Toxophilite) 1861
|Stella (by Brother to Strafford) 1879
||Astrology (by Hermit) 1887
|||St. Celestra (by St. Angelo) 1897
||||St. Astra (by Ladas) 1904
|||||Diacolezza (by Le Sagittaire) 1911
||||||Celerina (by Teddy) 1928
|||||||Besty Ross (by Mahmoud) 1939
||||||||War Besty (by War Relic) 1948
|||||||||Amazon Warriar (by Khaled) 1960
||||||||||Mejiro Hiryu (by Never Beat) 1972
|||||||||||Mejiro Ramone (by Mogami) 1983
|||||||||||Mejiro Marline (by Mogami) 1984
||||||||||||Mejiro Rambada (by Telios) 1993
|||||Titanite (by Sardanapale) 1917
||||||Tatanne (by St. James) 1931
|||||||Hianne (by Jack High) 1940
||||||||Fanciful Miss (by King Dorsett) 1954
|||||||||Fancimine (by Determine) 1967
||||||||||Fancy Dyna (by Sea Hawk) 1978
|||||||||||Dyna Fairy (by Northern Taste) 1983
|Black Star (by Forerunner) 1880
||The Apple (by Hermit) 1886
|||Thankful Blossom (by Paradox) 1891
||||Colonial (by Trenton) 1897
|||||La Venganza (by Abercorn) 1902
||||||Nellie Morse (by Luke McLuke) 1921
|||||||Nellie Flag (by American Flag) 1932
||||||||Mar-Kell (by Blenheim) 1939
|||||||||Amoret (by Bull Lea) 1952
||||||||||Brazen (by Bold Ruler) 1961
|||||||||||Moonscape (by Tom Fool) 1967
||||||||||||Antique Value (by Northern Dancer) 1979
|||||||||||||Vega (by Tony Bin) 1990
||||||||Whirling Girl (by Whirlaway) 1945
|||||||||Girlea (by Bull Lea) 1951
||||||||||Lady Golconda (by Hasty Road) 1958
|||||||||||Forego (by Forli) 1970
|||||Rose Leaves (by Ballot) 1916
||||||Bull Lea (by Bull Dog) 1935
|||One I Love (by Minting) 1893
||||Affection (by Isidor) 1914
|||||Escutcheon (by Sir Gallahad) 1927
||||||Strange Device (by Stimulus) 1938
|||||||Most Likely (by Heliopolis) 1953
||||||||Likely Swap (by Swaps) 1962
|||||||||Likely Exchange (by Terrible Tiger) 1974
||||||||||Creme Fraiche (by Rich Cream) 1982
||||||||||Dream Deal (by Sharpen Up) 1986
||||||Bourtai (by Stimulus) 1942
|||||||Levee (by Hill Prince) 1953
||||||||Nalee (by Nashua) 1960
|||||||||Nalees Flying Flag (by Hoist the Flag) 1975
||||||||||Far Flying (by Far North) 1980
|||||||||||Garimpeiro (by Mr. Prospector) 1987
||||||||||||Geri (by Theatrical) 1992
||||||||||Sacahuista (by Raja Baba) 1984
||||||||Shuvee (by Nashua) 1966
||||||||Sister Shu (by Nashua) 1969
|||||||||Shufleur (by Tom Rolfe) 1974
||||||||||Shujinsky (by Nijinsky) 1980
|||||||||||Wandering Lace (by Private Account) 1984
||||||||||||Drina (by Regal and Royal) 1988
|||||||||||||Spain (by Thounder Gulch) 1997
9-fに限定せず9族全部ならゴールドアリュールもいるしGalileoだっていますが。SacahuistaやShuveeの血は日本にも入ってきてたんじゃなかったかと。

今週の競馬
とりあえずGIだけでも列挙してみる。
6/4 Coronation Cup, Oaks, Acorn S
6/5 Derby, Belmont S, Manhattan H.
6/6 Prix du Jockey-Club, Prix Jean Prat, Preis der Diana, 安田記念
多すぎる...順に見ていきますか。
Coronation Cup:ここには連覇を目指すWarrsanが出走予定でその他にもBrian Boru、Vallee Enchantee、Doyenらしいですけど、Sulamaniは出てきませんね。
Oaks:ここに来てPunctillousの人気が上昇して最新オッズでは一部Sundropを逆転しているところもあります。このFillies Mile上位が2強でAll Too BeautifulとOuija Boardが続いています。後は人気順にHathrah、Baraka、Necklace、Menhoubahと続いてます。
Acorn S:Ahadoが自重したのでメンバーは大したことなさそうです。このレースはずっとメンバーの低下が止まらなくてNY牝馬3冠からも外れてしまったので仕方ないですか。
Derby:ここにきてYeatsの人気が急落。調教などであまり良いことが聞こえてこないのが原因なんでしょうけど。Snow Ridge、North Lightと並んでしまいました。
Belmont S:Purgeがやっぱり出るとか出ないとか。あと名前の挙がってくる馬はRock Hard Ten、Royal Assultなど、おそらく9頭立て。Smarty Jonesの3冠の可能性は結構あります。
Manhattan H.:芝ですがDyneverやEvening Attireなども登録しているようです。他はHonor in Warとかとりあえず芝馬。フランスのVangelisが登録、正気か?
Prix du Jockey-Club:Millemixは死亡、American Postは英ダービーということでVoix du Nordの一強状態でしょうかね。なんでYeatsが登録してるんだろう…
Prix Jean Prat:仏ダービーに行かない馬が走るレース。Bagoがここで復帰する模様。あとGrey Swallowもこのレースという話。
Preis der Diana:これも出走馬がいまいち不明。
ドイツは殿下執務室に行けばあるかとも思ったけど、やっぱり馬柱確定してからみたい。でも楽しみな資料があったのでそれは機会があれば取り上げる予定。
Horse Racing
コスモサンビーム
ダービーで骨折したコスモサンビームはやはり復帰までに長期間かかるようで、ひとまずは復帰を目指すのでしょうけど、そのまま種馬場入りとなる可能性もあるかもしれません。骨折箇所かかなりやばいところなので命を取り留めただけでも良かったです。種子骨は普通に骨折しただけでも予後不良になる可能性のある部分です。粉砕骨折や複雑骨折で無かった分助かりました。種牡馬としてはコスモサンビームのほうがコスモバルクより上だと思うので、Zagrebの後事を託せるのはコスモサンビームしかいないんですよね。
2004/6/2
Horse Racing
日本競馬の国際化問題
最近気になったのが2つばかり
殿下執務室:昨年の世界各国のG1勝ち馬レーティング
サラブnet:迷走するパート1入り
殿下執務室さんが取り上げていたので香港Jockey Clubに転がってたらしい昨年のGI勝ち馬のレーティングを入手。香港は何でかこういう楽しい資料を転がしてます。xlsとpdfのどっちが使いやすいかはあえて言わないけど。
それでまあ、GI勝ち馬の平均獲得レートを出されてるんですが、牝馬限定戦のレートが考慮されてない気もします。それより気になったのが各国のGIの数。殿下は数だけしか出しておられませんが、もとのpdfを見ればどのカテゴリーでGIがどれだけ開催されてるかということもある程度つかめます。で、日本で言われているほどには海外で短距離戦が重視されているということはないですね。というかマイル、スプリントで春と秋の各シーズンでGIが開催されることは恵まれた環境なのかもしれません。本来欧州においてもレースの格としては中距離>短距離であって、それは格付けだけでなく賞金額にも如実に反映されているものなのです。各国のトップレート獲得馬を比較すれば大抵の場合が2000〜2400mにおいて獲得したレートなのです。JCが2400mなのは時代遅れとか言われもしてましたが、凱旋門賞やキングジョージ、BCターフに時代遅れって言うのか?言わないだろう。2000m級レースの台頭が言われてますが、台頭ではないと思う。もともと2400と2000で両立してるという認識でいいんじゃなかろうか。
そしてサラブnetのコラムですが、日本がパート1国になるかどうかという問題です。これについては生産者側のJBBAがJRAに対して要望を出す形でJRAが動いたのに、JBBAが態度を変えてしまったことから迷走と言ってるんだと思いますが、JRAが本気でパート1国にしたいのかどうかよく分かりません。というのはJRAの一存で決められることではないからです。当然国としてですから、NARの交流グレード競走も影響を受けます。重賞競走を海外調教馬に対して開放する必要があるのです。
私はここ数年のJRAの方針はパート2国のまま国際レースを増やしてそれらが国際格付けを得るということだと思っているので、パート1国入りはJRAにとって重要でないと考えていましたが、コラムを読むとちょっと違うようですね。最終的にパート1国になるべきではあると思っていますし、その場合には国内の馬産保護策をある程度は講じるべきとは思っています。まず第一は賞金とは別に手当という形で内国産馬を優遇するという手があります。これはドイツで行われている方法なのですが、今ある生産者賞を増額するなり、あと馬主にも手当を出すなりすれば可能でしょう。またアメリカのブリーダーズカップのように登録を早期に複数回行うやり方があります。ブリーダーズカップは種牡馬登録と産駒の登録が必要でそれらが成されていない場合は莫大な追加登録料を支払わないといけません。各国のクラシック登録も似たようなもので、日本もクラシック登録があるので、現状で200万の追加登録料を跳ね上げるというやり方です。
どうせ開放しても出走馬が集まるとは思えないのですがね。天皇賞のステップとなるGII6レースはすでに国際指定され開放された状態ですが、一切遠征してこないでしょ。賞金額は確かに並みのGI以上だったりするのですが、それは結果を残せたらの話で日本への遠征費用を考えるとかなり厳しいのは間違いありません。そして海外馬が日本に滞在可能なのは60日までと制限されていることや、厳しい検疫を受けることを考え合わせるとメリットよりデメリットの方が大きくなるのです。
コラムでは昨年の招待競走以外の国際競走で馬券対象になったのはタイガーテイルだけと書いていますが、これにしたって一定以上のレート保有馬に対するJRAの優遇策があったから来たわけです。もしパート1になるならこれら優遇策は一切なくしてしまうべきですし、そうしたら結局一部の招待競走くらいにしか出走してこないという今までと変わらない結果になるんではないかと思いますけどね。そもそもパート1国になる利点がコラムで一切触れられてないですし。
コラム中では韓国が馬を輸入する条件として輸入元がパート1国であることを挙げたからと書かれていますが、それは現役馬の移籍に関する条件なんじゃないのかと思います。また香港ならともかく、韓国は日本馬の市場にならないでしょう。ことし韓国馬事会が日本で開催されたセリに参加していましたが落札したのはいずれも100万円程度。これに対してJBBAが韓国に寄贈する目的で落札した馬は600万円台。この格差はなんなのさ。今のところ韓国の競馬界の力はその程度です。JRAなどが善隣政策で種牡馬を寄贈したりしてもいますが、要するに対等な立場に立っていないということですから。また、日本で馬産をやる限りにおいてはセリでの落札額が100万円ならまず牧場側の赤字でしょう。ということは現時点において韓国からの購買など期待しても無駄です。これが香港やシンガポール相手ならもうちょっと上の価格帯に届くのでバイヤーとして期待できます。ただしシンガポールの高岡調教師は日本から輸送するコストが高すぎると言ってましたので、そこは改善の余地ありでしょう。アメリカから輸送するより高くつくというのは明らかにおかしいですしね。結局日本産馬の市場を海外に向けるならまっとうな価格で買ってくれるところでないといけません。地理的条件から香港、シンガポール、マカオくらいかな。そしてたぶん韓国より中国。法整備などの環境が整えばという条件付ですが、中国が本格的に動いたら脅威になると思われ。

ダービーの後始末ぷらすあるふぁ
ダービー出走馬から3頭目の故障判明。アドマイヤビッグが再び骨折。全治3ヶ月以上。
そしてより重傷のコスモサンビームは近々引退が正式に決定される見通しですかね?
今年のダービーは馬場が固かったり芝がはげかけてたりと結構酷い状況だったのかもしれませんが、結局ダービーということでそれまでのレース以上に完璧に、そしてあるいは限界ギリギリの一線を越えてしまうくらいの仕上げが要求されていたということもあるでしょう。だから、ダービー馬がその後不振なのもそこで全力を使い切ってしまう面が多少はあるのではないかなと。で、次の話題になるわけですが…
昨年のダービー馬ネオユニヴァースもやっちまいましたー。屈腱炎発症。いやもう何と言ってよいのやら。年内絶望ということなのでこのまま種牡馬入りとなる公算が高いです。結局ダービーを勝つということはその後の全てと引き換えにしてしまう面があるんでしょうねえ。
キングカメハメハには何事も無いことを祈りたいですが、厩舎にそっち方面の実績がありすぎて不安。クロフネとかタニノギムレットね。
Foreign Racing
週末の回避馬速報(泣
Yeatsは英ダービーを回避して休養。以前に報じられた歩様が堅くなったのが治りきらないらしいです。更にはAmerican Postも馬場次第で回避する可能性あり。
BarakaとMenhoubahは英オークスを回避して仏オークスへ方針転換。L.デットーリはPunctiliousを選んだためSundropにはこれまで通りK.マカヴォイが乗ります。で一番人気はPunctiliousに。
2004/6/3
Foreign Racing
Kingmambo (1990 USA) Mr. Prospector - Miesque by Nureyev
Stallion RegisterとDirectoryで見てて思わず笑ってしまいました。
これまでの最高賞金獲得産駒:アメリカンボス
現役の最高賞金獲得産駒:キングカメハメハ
2歳時の最高賞金獲得産駒:アドマイヤマンボ
えっと…日本の種牡馬ですか?Leading Earnerがアメリカンボスなのも突っ込んどきますか?でもAmerican Boss $3,660,979、El Condor Pasa $3,502,404これだからなあ。 どうせすぐにKing Kamehameha $3,410,698が抜き去るんでしょうけど。Nicking PatternでDixieland BandとSadler's Wellsが出てたのもびびったりする。
とはいえアメリカでも3番目に高額な種付け料を誇る種牡馬だったりします。トップはStorm Catの50万ドル、A.P.Indyが30万ドルでKingmamboが22.5万ドル、Seeking the Goldが15万ドル、12.5万ドルなのがGone WestとUnbridled's Song、10万ドルでDeputy Minister、Empire Maker、Broad Brush、Mainshaft。この辺がアメリカの高額種牡馬。
Kingmamboに関しては種牡馬入りの時にJRAを含めて複数の組織からオファーがあって、それら全部蹴っ飛ばしたとかも言われてます。全弟のMiesque's Sonが種牡馬入りした時にとんでもない評価額にしたのもそういうオファーを断るためとか。で、3頭目のMythic Tribeがようやく日本に来たわけですね。でもForty Ninerの買い戻しオファーの条件の一つにKingmamboと交換なんてのがあったとか。

Belmont S GI Belmont USA Dirt 12F
出馬表が出ました。9頭立て。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1Master DavidGrand SlamNadraSadler's WellsJose Santos
2PurgePulpitCopelan's Bid GalCopelanJohn Velazquez
3CaimanMalibu MoonStorming UpStorm BirdRamon Dominguez
4BirdstoneGrindstoneDear BirdieStorm BirdEdgar Plado
5Rock Hard TenKris S.TersaMr. ProspectorAlex Solis
6Royal AssaultKris S.Fit for a QueenFit to FightPat Day
7Tap DancerSword DanceHeaven's GateSeptieme CielJavier Castellano
8EddingtonUnbridledFashion StarChief's CrownJerry Bailey
9Smarty JonesElusive QualityI'll Get AlongSmileStewart Elliott
Smarty Jonesは大外でした。といっても頭数は少ないしBelmontなのでたいしたこと無いですかね。微妙なメンバーになってしまったなあというのが印象。

Oaks GI Epsom GB Turf 12F
こちらは7頭。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1All Too BeautifulSadler's WellsUrban SeaMiswakiJ. P. Spencer
2CrystalDanehillSolar CrystalAlzaoM. Hills
3Kisses for MeSadler's WellsFanny CerritoGulchP. J. Scallan
4NecklaceDarshaanSpinning the YarnBaratheaJ. P. Multagh
5Ouija BoardCape CrossSelection BoardWelsh PageantK. Fallon
6PunctiliousDanehillRobertetRobertoL. Dettori
7SundropSunday SilenceOenotheraNight ShiftK. McEvoy
ボケて枠番じゃなくて馬番に並べちまったorz。面倒なので直しません。当然ダービーもそうなってるわな。他にもいろいろやらかしてるかもしれないが知ったことではない。
さてデットーリはPunctiliousを選びましたが、サンデー産駒への慣れという点に於いてはマカヴォイの方がいいとも聞きます。マカヴォイはオーストラリアが本拠地で、サンデー産駒にも乗ってるので、癖の強いサンデー牝馬ならと。最近のデットーリはやや精彩を欠くのでぶっ飛ぶ可能性だって高い。なんとなく武豊と同じ感じで袖にした馬にやられかねない。

Derby GI Epsom GB Turf 12F
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1American PostBeringWells FargoSadler's WellsR. Hughes
2Coming AgainRainbow QuestHagwahDancing BraveM. Hills
3ElshadiCape CrossRispotoMtotoM. Dwyer
4GatwickAli RoyalAirportWarpathT. Quinn
5HazyviewCape CrossEuridiceWoodmanE. Ahem
6Let the Lion RoarSadler's WellsBallerinaDancing BraveM. J. Kinane
7Massif CentraleSelkirkMadame DuboisLegend of FranceD. O'Neill
8MeathSadler's WellsTwylaHabitatJ. P. Spencer
9North LightDanehillSought OutRainbow QuestK. Fallon
10PercussionistSadler's WellsMagnificant StyleSilver HawkK. Darley
11PukkaSadler's wellsPuceDarshaanD. Holland
12Rule of LawKingmamboCrystal CrossingRoyal AcademyK. McEvoy
13Salford CityDesert SunSummer FashionMoorestyleJ. P. Murtagh
14Snow RidgeIndian RidgeSnow PrincessEla Mana MouL. Dettori
ミスりすぎ。
Snow RidgeとNorth Lightが人気してますがどっちにしろ混戦。前にも書いたけどSnow Ridgeはスタミナが微妙でIndian Ridgeが強ければもたない、けどEla-Mana-Mouはスタミナの権化なのでそれでこなしてしまう可能性もあり。KingmamboなRule of Lawは母父Royal Academyでマイルがベストな気もしなくは無いがそんなこと言ってるとキングカメハメハみたいなのが出てくる。こいつも似たようなところがあって、勝ちきれてはいないが結局最初からダービー目標な感じ。

Coronation Cup GI Epsom GB Turf 12F
12頭立て。詳しくは出しませんが、いつも通りのメンバーな気がする。Brian Boru、Doyen、Imperial Dancer、Warrsan。
ブックメイカーによって人気が別れ気味。一番人気のDoyenにしても5倍ついてるし、Brian Boruが揺れてます。ペースメイカーのSunny Glenn以外は15倍以内に落ち着いているので何が勝ってもおかしくはない状況でしょう。

Acorn S GI Belmont USA Dirt 8F
10頭立てでAshadoにやられたメンバーが集まっただけのような気もします。Island SandやVictory U.S.A.がここでどんな結果を残すかで今後のNY牝馬3冠戦がおもしろくなるかどうかが決まりそう。
2004/6/4
Horse Racing
安田記念枠順決定
馬名母父騎手
1ファインモーションDanehillCocotteTroy武豊
2マイソールサウンドタマモクロスチアズスミレサンデーサイレンス本田優
3オーゴンサンデーマーベラスサンデーピサノダイヤミルジョージ吉田豊
4ミデオンビットアジュディケーティングピアグレイスAlydar岡部幸雄
5ウインラディウスサンデーサイレンス上のマチエールマルゼンスキーD. オリヴァー
6Island FashionPetionvilleDanzigs FashionA Native DanzigI. プーグリシ
7ローエングリンSingspielCarlingGarde Royale横山典弘
8イーグルカフェGulchNet DancerNureyev蛯名正義
9テレグノシストニービンメイクアウィッシュノーザンテースト勝浦正樹
10メイショウボーラータイキシャトルNice RaiseStorm Cat福永祐一
11ジョウテンブレーヴダンシングブレーヴタクノギャルロイヤルスキー内田博幸
12ユートピアフォーティナイナードリームヴィジョンノーザンテースト四位洋文
13メジロマイヤーサクラバクシンオーメジロエルナスサッカーボーイ武幸四郎
14ツルマルボーイダンスインザダークツルマルガールサッカーボーイ安藤勝己
15ダンツジャッジウォーニングルーブスキークロスナスエルアラブ柴田善臣
16バランスオブゲームフサイチコンコルドホールオブフェームアレミロード田中勝春
17マイネルモルゲンMt. LivermoreMorningtideSeeking the Gold後藤浩輝
18Self FlitCiceraoPretextPre CatelanW. ライ
Self Flit大外キターー。ほんま勘弁してください。ファインモーションはこうなったら行くしかないだろうし、ローエングリンも無理せずハナを切れそうな枠ではあります。その外から行かないといけないメイショウボーラーはちょっときついかもしれません。逃げに拘らないなら別に問題ないんでしょうけど、その外にメジロマイヤーがいるんだもんなあ。あと嫌な枠引いたと思うのはバランスオブゲーム。

愛知杯
今年から牝馬限定戦。
仲良くハンデ53kのビーポジティブとチャペルコンサート。ビーポジティブはM. デムーロ、チャペルコンサートは芹沢純一。この差はいったい何?というかデムーロ、安田記念の乗り馬いなかったのか。ネオユニヴァースもダメになったし散々ですな。ビーポジティブの芝はやっぱり不安な面があるのですが、昨年後藤が下手に乗ってから極度の不振に陥ったわけで、この復帰戦で何とかしてほしいという気もする。チャペルコンサートは前走の福島牝馬でもかなりよくなってきていたので、ハンデが軽いままのここは勝負になると思ってますけど。
有力どころはまず骨折から復帰のオースミハルカ。ハンデが重い気もしますが、重賞2勝の実績では仕方ないですか。休み明けのフサイチコンコルド産駒は怖いということを忘れてはいけません。
Foreign Racing
Belmont S
さて歴史的瞬間となるかどうかのベルモント。Smarty Jonesは距離不安といってもアメリカの馬は全部距離不安気味な面があるので、どうかなとも思う。
さて、アメリカの3冠といえばBold Rulerということで、出走馬がどれくらいBold Rulerをもってるか調べてみた。まずPulpit産駒なPurgeは祖父のA.P.IndyがSeattle SlewとSecretariatというBold Ruler直系の3冠馬同士の配合ですが、もうだいぶ遠いところに行ってしまいます。Smarty JonesもBold Rulerを3本持ってたりします。Seattle Slewはいませんが、その代わりFoolish Pleasure。そしてとんでもないのがいました。Caiman。Secretariat3x4を持つA.P.Indyの直孫。当然Seattle Slewも入ってます。驚くべきは3000ドルという落札額。異様に安いです。Eddingtonは母に名牝Something Royalのクロスがあります。血統的にはスタミナがもつ感じではある。
血という面ではTap Dancerもなかなかのものです。Nijinskyの2x5というかなりバランスの悪そうなクロスを持つ馬ですが、父Sword DanceはThong牝系出身で、とかくNorthern Dancerに対して魔物じみたこの牝系の力を考えるとなかなかに良い種牡馬でしょう。母父はSeattle Slew産駒のSeptieme Ciel。フォレ賞勝ちがあるという珍しい感じの種牡馬です。とはいえ母系自体に特筆すべきところは無いようです。ここ一番でNijinskyのスタミナが爆発すればおもしろい存在かも。
ここまで来て3冠が阻止されるなら、血の爆発力に賭けた一発があるかどうかな気がしてます。そうなるとアメリカで一時代を築いたBold RulerかスタミナのNijinskyが炸裂してるくらいしか思い浮かばない。
2004/6/5 英オークス・コロネーションC・エイコーンS
Foreign Racing
Oaks GI Epsom Downs GB Turf 12F10yd
レース直前になってPunctiliousが何で人気してたのかが分かりました。こいつRisk Seekerの半妹でしたのな。そらスタミナ不安なしで人気になるのもうなずける。臨戦過程ならSundropではあるんですけどね。でも向こうでもやっぱりスタミナは保証できませんよと。近親に鈍化スターDoncaster Cの勝ち馬はいるんですけどね。でまあ、Dettoriは選択を誤ったとかいろいろ言われたりしてるんですが、結局両方の陣営にとって最善の選択であったような気もします。結果がどうこうというのは置いといて。
なんかレース直前は4頭の人気が拮抗してたような気もする。
1.Ouija Board: Cape Cross - Selection Board by Welsh Pageant
2.All Too Beautiful: Sadler's Wells - Urban Sea by Miswaki
3.Punctilious: Danehill - Robertet by Roberto
4.Necklace: Darshaan - Spinning the Yarn by Barathea
そんなドラマは要らぬ。勝ったのは当代のLord Derbyの持ち馬。ファロンの魔術炸裂かいな。真っ黒けな勝負服が最初にゴール板を駆け抜けたときの盛り上がり方というのは多分他の馬とは違うものがあるのでしょう。
直線入ってからはSundropはどっかいってしまった感じです。一切名前呼ばれてないし。やっぱり距離ですかね。でも勝ち馬はCape Cross産駒な訳で言い訳にはならない気もしなくないのですが。10F戦に出てきたら怖い存在であることには違いないですけどね。
なぜかNetkeibaの速報が神がかっていた模様。速報の内容が入線した模様というものだからなあ。レース終了後10分以内に上がってきたのはびっくり。
レーシングポストで結果確認。Sundropは6着。なんかOuija Boardは7馬身差の圧勝だったようです。さらにNecklaceと次のCrystalが18馬身差。Sundropはトータルでトップから34馬身差!!
まあ掛かり気味でしたようなので仕方ありませんかね、Sundrop。そして最後に、Ouija Boardは当代ダービー卿の持ち馬ですが、どうやら唯一の持ち馬となるのだそうです。ますます神懸り。

Coronation Cup GI Epsom Downs GB 12F10yd
1.Warrsan: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
2.Doyen: Sadler's Wells - Moon Cuctas by Kris
3.Vallee Enchantee: Peintre Celebre - Verveine by Lear Fan
Warrsanの連覇でした。こういうところに来ると結構強いなあ。今年は10F戦にも参戦したいということなので次はPrince of WealsかEclipseでキングジョージに向かうのかな。キングジョージ直行という話もあるみたいです。
Doyenはなんか微妙な結果を連発してくれますな。このあたりが今年の古馬を引っ張って行かないことにはどうにもならないのですが、ここでWarrsanを交わせなかったということは結構きついでしょう。イングランディーレに逃げ切られた日本の4歳勢とかわりゃしませんな。
牝馬Vallee Enchanteeはがんばってる方でしょう。クラシックが終わってから急に台頭してきた4歳。
4着がHigh Accolade、5.Brian Boru、6.Magistretti、7.Scott's View、8.Dubai Success、9.Imperial Dancer、10.Systematic、11.Sunny Glenn。

Acorn S GI Belmont USA Dirt 8F
Island Sandが勝ちました。後ろの方からマクリ気味に追い込んでますね。結構余裕があったのかもしれません。2着はSociety Selection。Kオークスは回避してここに目標を絞ったような形でしたがIsland Sandを捕まえきれずに終わりました様です。Victory U.S.A.が派手に飛んで6着。勝負どころで置いていかれて後はばてた馬を交わしただけにとどまってます。

Prix du Jockey-Club GI Chantilly FR Turf 2400m
17頭立て。出馬表。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1Day FlightSadler's WellsBonashRainbow QuestR. Hughes
2ReefscapeLinamixCoralineSadler's WellsG. Stevens
3Top of the BillLear FanNote MusicalSadler's WellsT. Farina
4ManyanaAlzaoSometimeRoyal AcademyM. Dwyer
5Blue CanariAcatenangoDelicieuse LadyTrempolinoT. Thulliez
6Lord du SudLinamixMarseillaiseEsprit du NordI. Mendizabal
7Top SeedCadeaux GenereuxMidnight HeightsPersian HeightsTe Durcan
8ValixirTrempolinoVadlamixaLinamixE. Legrix
9DelfosGreen TuneAkhlaNashwanL. Dettori
10Five DynastiesDanehillStar BegoniaSadler's WellsJ.P. Spencer
11Ange GardienKing's TheatreSettlerDarshaanC. Soumillon
12Day or NightDaylamiAmaryllisSadler's WellsT. Gillet
13King of CryFreedom CryQueen's MaryMarignanC. Nora
14Prospect ParkSadler's WellsBrooklyn's DanceShirley HeightsO. Peslier
15YorikDanehillSilver FunSaumarezM. Blancpain
16AlcinosHighest HonorAlshazamPetonS. Pasquier
17Voix du NordValanourDame EdithTop VilleD. Boeuf
Freedom Cry産駒来たーー。勝ち目薄いけどな。
ここは最大のライバルがいなくなったVoix du Nordが最有力なんですが、英ダービーから矛先を転じたDay FlightとかDay or Nightとかもかなり良さげ。無敗でここにたどり着いたLord du Sudも有力候補。昨年はフランスダービー馬が世代チャンピオンでしたが今年もそうなれますかどうか。
ついでにJean PratはBagoが復帰戦。何かいたずらできそうなのはホランドのPearl of LoveとかスミヨンのErshaadくらいかな。Grey Swallowは回避ぶちかましてくれました。
追記。Voix du Nordが負傷。仏ダービーは回避となった見込み。怪我の程度は重く競走生活の危機。Millemixの調教中の予後不良といいちょっと不運続きですね、フランス。

Preis der Diana GI Humburg GER Turf 2200m
16頭。出馬表出そうと思ったけど面倒なのでやめた。
一番人気になるのは2戦2勝のAmarettかな。騎手はこの前日本にも来てたズボリクスさんです。後はまあなんなんでしょうねえ。ドイツは始動が遅いので、1勝馬が多いんですよね。前走でトライアルレースを2着してるSaldentigerinとかギニー2着のLa Ina、2勝馬のFreedomとかが人気するんですかね。とはいえギニー戦で未勝利馬にしてやられたLa InaとFreedomはどうなんだろう。
ぱっと見てMonsun産駒がずらっと並んでたのにちょっとしびれつつ、更にAcatenango、Landoとまあドイツサイアーラインの継承者たちが元気ですな。そんな中で有力馬Freedomを送り込んできたSecond Empireにちょっと期待。Tiger Hill産駒なんかも2頭いますが、Danehill入れんなよと思うので知らんふり。

Medaglia d'Oro (1999 USA) El Prado - Cappucinno Boy by Bailjumper
ドバイから帰ってきてから今年はBCクラシックとその前に一回走るとか何とか言ってましたが、いきなり引退が発表されました。なんなんでしょう、いったい。オーナーから牧場への売却が決まったみたいなんですが、価格不明だし。
GIタイトルは持っているとはいっても大レースで2着ばっかりなイメージ。そもそもEl Pradoがそこまで良い種牡馬とは思えないからなあ。
Horse Racing
ユニコーンS GIII 東京 砂1600m
アクイレジアやらメイショウムネノリはいないのですが、まあ3歳ダートチャンピオンを決めるレースではあります。一応JRAではこれしかないので。ただし、中距離な馬は名古屋優駿に行ってしまってます。牝馬は関東オークスがあるし、アクイレジアはそっちですね。
勝ったのはトップオブワールドでした。端午Sで3着、昇竜Sで2着という戦績でした。ダートで安定しているのは間違いないんですが、まあシャンハイにアサティスなので砂専門でしょうな。ジャパンダートダービーに出てきたら相当楽しみなレースになりますな。こいつが勝つとは思えないけど、各路線から馬が揃うことに意味がある。

ロードプリヴェイル (1998 USA) Woodman - Dance Play by The Minstrel
障害入りしても中京大好きなロードプリヴェイル。ダート1700mに続いて障害の芝3370mでもレコードタイムを叩き出しました。というかまだ普通に平地でも走れると思うんだけどなあ。ただロードプリヴェイルは障害戦とはいえ長めの距離では走らないのでJGIには縁がないんでしょうねえ。ブレーブテンダーやアトラクティーボとまともに路線がぶつかってるのはどうかと。

Ingrandire (1999 JPN) White Muzzle - マリリンモモコ by Real Shadai
予定通りならそろそろ飛行機に乗って飛び立ってる頃です。遠征計画を見てると今回はAscot Gold Cupを走っただけで帰ってきてしまうようで少し残念ではあります。向こうの長距離戦荒らしてくるくらいは簡単にできそうなのですけどね。
とはいえ20Fという日本では施行すらされていない距離ですので、本当にスタミナが持つのかとか、本場の馬場でスタミナをガリガリ削られてしまうのはどうなのかとかいろいろ気になるところはありますが、長距離馬はもっと海外に出て行けばいいと思ってるのでとにかく試金石ではありますね。
Gold CupはRoyal Ascot開催のまさに中心に位置しています。Royal Ascot全体としては今年はIngrandireを含め4ヶ国から遠征馬が出るということです。イングランディーレは追加登録を利用しての出走になるので、今のところブックメイカーのオッズには出てきていませんが、一番人気になっているのは昨年の覇者Mr. Dinos。Henry II Sを勝った上がり馬PapineauとPrix du Cadranなどを勝ったフレンチステイヤーWesternerなどが続いてます。Danehillの血がこのあたりでも威力を増してきてますが、White Muzzleなら何とかなるだろう。Real Shadaiの助力もあることだし。
IngrandireはJapanese Starなのかな?

コスモサンビーム
全治1年と診断が下りましたが、現役続行し復帰の可能性にかけることになったようです。メジロマックイーンが同じような骨折から復帰した例を引いていますが、さてさてコスモサンビームの場合はどうなりますやら。
2004/6/6 英ダービー
コミコミに出かける直前だったりします。ダービーの結果だけでも調査。さてどこまでやれますかね。

Derby GI Epsom Downs GB Turf 12F10yd
1.North Light
2.Rule of Law
3.Let the Lion Roar
血統は勘弁。どうせ下にあるし。
ファロンが連荘かましてたり、Kingmambo産駒が2着だったりするわけですが、早め先頭から粘りこんだNorth Light、最後方から強襲したRule of Law、力尽きたLet the Lion Roarって感じですか。なんか日本のダービーと似たような感じなんですが、もっと混戦だったような印象はあります。
で、プレップのDante Sの1,2,3着がそのままスライドしただけという結果でした。Kingmamboが爆発してるときってのはもう手がつけられないんですね。おそらくこの爆発力こそがKingmamboの魅力なんでしょうけど。さすがにエプソム12Fを勝つまでには至らなかったのは母父Royal Academyだからでしょうか。
そしてデットーリは2日連続でこけてるわな。3日連続ということも十分ありえる。マカヴォイは人気薄のこっちを持ってきてるのにな。
4.Percussionist, 5.Salford City, 6.American Post, 7.Snow Ridge, 8.Hazyview, 9.Pukka, 10.Gatwick, 11.Massif Centrale, 12.Coming Again, 13.Elshadi, 14.Meath

混戦安田記念
前日で一桁オッズが7頭もいた。こんな混戦の安田記念はファインモーションとローエングリンが人気被り気味ながらもウインラディウス、テレグノシス、マイソールサウンド、バランスオブゲーム、ツルマルボーイと、9倍台の最後の3頭はこのまま一桁オッズを維持するかどうか微妙なところではありますが、何が勝ってもおかしくないというのはまあ最後までそのままでしょう。
アイランドファッションは単勝オッズは妥当なところでしょうけど、混戦ということは馬連などになると跳ね上がってる予感。
グリーンベルトを求めて先行馬が内埒殺到、掛かったファインモーションがローエングリンに火をつけて暴走という展開を予定しております(オイ。
ここまで来て雨ってのはもう完全にお手上げなんですのよ。
2004/6/7
昨日はコミコミ6に行ってました。帰ってきたらすぐにちょっと寝てしまい、その後も競馬の結果をチェックする程度で終わりにしてしまいました。
はい。で、コミコミですが、電車で行くので途中で8823さんと合流。インテックス着が8:40といったところ。当然他の方々はもう到着されてますな。列に並んだ後で挨拶に行きました。私は会場に到着してからカタログ買うような人間なので当然待機中にチェキしてましたが、
Q1.Fateやりましたか?
A1.やってません
Q2.マリみて読んでますか?
A2.読んでません
Q3.ROやってますか?
A3.やってません
…私はこんな人間です。まあ、事前にサイトで見てて出涸らし同盟さんが来ることは知っていたので、最大目標はそこでした。私はAlice教信者なので当然の事ですな。壁サークルに並ぶなんて一切考えないのですよ。
入場して壁に走る人たちを横目にとにかく最大目標を確保した後はふらふらと見ながら気が付いたら結構な量になってたりしましたが、馬鹿だなとつくづく思うのは、タイトルだけで買ってしまったとぅざヴぃくとりーという本でしょう。もう何と言ってよいか、ちゅるせ!
良い頃合に8823さんから電話がかかってきて合流。あのまま後しばらく放流されてたら出涸らしさんが持ってきてた既刊本を全種買ってしまいかねなかったからなあ。せっかく3冊で我慢してたので、それで踏みとどまってよかったのかどうなのか。
食事してそのまま切り上げることになり、そのままKKSさんの車で日本橋へ。駐車場の関係で3000円以上のお買い上げが必要でしたが、ディスクピアに入ったら余裕。LANA LANEの2枚組ライブCDを買ってなかったのでそれ買えばいいし、ディスクピアだからもっとおもしろいのあるかもしれないし。で、LANA LANEを買おうと思っていたのですが、レジに向かう直前にGary MooreのライブDVDを発見。LANA LANE<Gary Mooreな公式が発動して結局Gary MooreのDVD[Live at Monsters of Rock]を買いました。私が前に買ったCD版と収録曲は変わらないのですが、絵がついてるの結構大きいし、そもそもGaryのライブ映像なんて今やこれ以外に手に入らないだろうという判断です。
8823さんはVELVET REVOLVERを発見されてましたが、そっちはフランさんの駐車券用ということで後に買うことに、でも結局帰りはアニメコーナーに行ってしまって米倉千尋のベストになってしまったのですが。で、日本橋のとらのあな。私はとらのあな自体に行くのが初めてです。同人フロアのBGMでかけられていたRomancing SaGaのアレンジが気に入ったので買いました。私は基本的にユーロビートとかは好きではありませんが、アレンジなら別。元曲知ってる場合はほとんど許容できてしまうんですね。
帰りはKKSさんに滋賀まで送ってもらいました。昨年はフランさんに送ってもらってるし、楽しすぎてますね、自分。
来月は京都ですか…間違いなく行くでしょうな。来週あたり紅茶買ってきてもちょうどなくなる頃とかそういう事情もあるし、大体京都くらいなら大掛かりでもなんでもないし。
Horse Racing
コミコミ入ってたので馬券は前日に買ってました。雨降るなんて思ってもいなかったので、と言い訳しつつもツルマルボーイ来てるやんけ。気力が続かないのでいろいろ言いたいことのあるベルモントSとかは明日以降に回します。今日は日本の分だけ。昨日できなかったのは結果チェックしに行ったらJSEが荒れてたから。といってもURA Boardでしたが、とりあえずそれ読んでたら時間なくなったんですよね。あそこの常連さんは面識ある人もいるし、前に桜花賞に行った時にいろいろ聞いたりしたので、もう呆れて批判も書かなくなった人も多いんだろうなあと思います。私は最初から関わるつもりすらありはしないんですけどね。

安田記念 GI 東京芝マイル
勝ったのはなんとツルマルボーイ、でそのあとは切れ負けたテレグノシス。直線先頭も差されたバランスオブゲームと続いていたようであります。
4着はユートピア、5着がローエングリン。なんとまあ。ユートピアが4着とはね。
ダイジェストでレースだけ見ましたが、眠かったのでかなりいいかげん。マイソールサウンドとセルフフリットがガリガリ先行争いしてて、ファインモーションは鞍上とけんかしまくってどう見ても無理。
あとで見たところによるとアイランドファッションは道悪苦手なのが全てだったとか。砂と芝じゃ雨降ったときに全然違うですからね。こういうすべる馬場は初めてだったのでしょう。

愛知杯 GIII 中京芝2000m
1着メモリーキアヌ、2.チアズメッセージ、3.エリモピクシー、12.チャペルコンサート、15.ビーポジティブ、18.オースミハルカ。
何なんだこれ…もうどうでもいいや...
2004/6/8 ベルモントS・仏ダービー・ディアナ賞
Foreign Racing
Belmont S GI Belmont USA Dirt 12F
もう今更ですがとりあえず結果。
1.Birdstone
2.Smarty Jones
3.Royal Assault
4.Eddington
5.Rock Hard Ten
こんな感じでSmarty Jonesの野望は打ち砕かれました。MSNでレース映像を見ましたが、大外からのスタートだったSmarty Jonesはいつもどおり前目の競馬で内に切れ込んでいくもののRock Hard Tenを内に見ながら、逃げたPurgeを追いかける体制にならざるを得なかった感じです。更に外からEddingtonが競りかける形になって、当然のように徹底マークという状態。逃げたPurgeは3コーナーまでにスタミナが尽きて失速。Smarty Jonesが交わして、4コーナーではRock Hard TenとEddingtonを突き放しにかかりますが、そこで一気に上がってきたBirdstoneが一騎打ちに持ち込んで直線叩き合い、最後はBirdstoneが1馬身リードしてゴールしました。Smarty Jonesは敗れたとはいえRoyal Assaultには8馬身もの大差をつけていますのでBirdstoneのここ一番にかけた気迫にやられたということでしょう。
BirdstoneはKダービー8着後、Preakness Sは回避してBelmont S一本に絞っていました。一つ上には昨年のKオークス馬Bird Townがいるという良血。
そしてSmarty Jonesですが、最後の1Fで差し切られたのは結局どちらがより余力を残していたかの問題だけで、Rock Hard TenとEddingtonを振り切るのに力を使ってしまったSmarty Jonesには最後まで粘る力が残らなかったということになりそうです。
レースのラップタイムを見ていると最後の直線に入ってからのラップは酷いもので最後の2Fは26.98、Smarty JonesにしてもBirdstoneにしても完全に脚が止まってます。その前の2Fは25.08。スタートしてから平均して2F24秒台を切るようなラップを刻んでおいて最後がこれですからね。米馬の全体的なスタミナ不足というのが如実に出てしまったという印象も受けます。トップホースが12Fを走るのはここだけであとは長くても10Fまで。この競走体系が3冠馬の出現を阻んでいる面もあるのではないかと思います。過去10年で同じようにBelmont Sで3冠の夢破れた馬がどれだけいることか。それらは全て一生に一度だけ走ることになる12F戦で負けてしまうことの意味をアメリカは考えた方が良いかもよ。
レース後BirdstoneのPrado騎手がI'm very sorryと言ったらしいのが印象的。みんな(そこにはライバル馬に騎乗した騎手を含めて)が3冠馬の誕生に期待しているとはいえ、レースでは一切手を抜かない。そういうプロとしての態度ですかね。だからみんなしてSmarty Jonesを負かしにいくのです。ただし露骨な進路妨害とかじゃなくてもっとクリーンな勝負として。

Prix du Jockey-Club GI Chantilly FR Turf 2400m
1.Blue Canari
2.Prospect Park
3.Valixir
4.Day Flight
5.Ange Gardien
今回は直前にVoix du Nordが回避したりして混戦に拍車をかけたこともあってレース自体も非常に厳しいものになったようです。Prospect Parkのペースメイカー役Yorikが速めのペースで引っ張ったことが原因ですが、これにしてもVoix du Nordのペースメイカー役だったAlcinosが回避して自分のペースを作れる状況になったのが大きいのでしょう。Prospect Parkはお膳立てどおりになって勝ちレースでしたが、最後に飛んできたBlue Canariに差しきられています。
勝ったBlue Canariはこれで6戦2勝。今後は愛ダービーには出走せず、秋まで休養に入る見込み。ドイツの誇る名種牡馬Acatenangoの産駒。Acatenangoは今年の種付けを行わず種牡馬引退となったので、最後の大物となれるかどうか。近親にMtotoなんかもいるので筋のとおった牝系の出身ではあります。

Prix Jean Prat GI Chantilly FR 1800m
Bagoが楽勝してます。これで5戦5勝。今年に入ってから順調にさえきていればダービーでも良かったのでしょうが、こればかりはどうにもなりませんでしたね。この次はGrand Prix de Paris。また微妙なレース選んだなという気がする。今となっては単なるフランスの3歳GIに過ぎないものね。昔の欧州3歳王者決定戦な面影はなく、最近ではPeintre Celebreがいるくらいでしょうか。それだって無茶苦茶な強さで仏ダービーとった後に国内専念と言ってるわけで、パリ大賞に出たことが異例だったわけです。陣営は距離に不安でも抱えてるんだろうか。

Preis der Diana GI Humburg GER Turf 2200m
1.Amarette: Monsun - Avocette by Kings Lake
2.La Ina: Monsun - Limata by Big Suffle
3.Saldentigerin: Tiger Hill - Salde by Alkalde
3着までがプレレート通りに決まりました。で、プレレートでその次につけていたFreedomは10着と飛んだわけですが、そんなことはどうでもよろしい。Monsun産駒が1.2ですよ。それでもともに母父がドイツ産でないのがちょっと不満だったりもするのですが、贅沢言い過ぎてはいけません。
2004/6/9
Horse Racing
関東オークス GIII 川崎 ダート 2100m
アクイレジア負けてます。
1.トーセンジョウオー
2.アクイレジア
3.ピュアブラウン
アクイレジアは余裕があったのかどうか走りませんが、ずっと外につけていて最後にスタミナが切れたかのような感じでたれる。結局トーセンジョウオーを差しきれずに2着。ちょっと距離が長かったのかもしれないですね。

ダンスインザムード
アメリカンオークスに出走すると言い出しました。今年からGIに昇格した国際招待競走で、アメリカ3歳牝馬の芝女王決定戦といった位置付け。今年は欧州でも牝馬限定のGIが増えたのでどの程度のメンバーが遠征するのか分からないですが、Dimitrovaみたいにそのままアメリカに居着いて最終的には移籍決定とか企ててる陣営があるやも知れず。
で、結局ダンスインザムードの宝塚記念出走はなくなりました。その後の欧州遠征はどうなるんだろ?

シーキングザダイヤ
こっちはJuly CとPrix Maurice de Gheestに出走する見込みで遠征予定が発表されたのかな。まあ、3歳の間に海外に打って出るのも良いでしょう。これまでみたいに国内で頂点を極めてから遠征なんかしてると、ピークを過ぎてしまうような馬ですからね。Storm Catはとにかく早い時期から出てけばいいです。欧州の芝でも走れないことはないしね。ただすでに終わってる可能性というのがStorm Catにはつきまとうからなあ...

サイレントディール氏とユートピア氏
ユートピア「久し振りの東京芝はやっぱり走りやすかったです
サイレントディール「それでも4着かよ
ユートピア「NHKマイルのとき以来でおんなじ結果です
ディール「結局広いコースなら何でもいいのんか
ユートピア「そんな気がするなあ。10番人気って落ちたもんやで
ディール「うちらの世代とかいろいろ言われてるんやからしっかりしてくれよ
ユートピア「お前にだけは言われたないで。ところで宝塚行くんやて?
ディール「そうです。投票よろしゅうってもう終わってんのか
ユートピア「お前が宝塚行くんやったら帝王賞は僕出るで
ディール「ええけどまだ走るんかいな
ユートピア「お前さんと同じで芝ダート兼用で売り出すつもりやねん
ディール「それよりお前のとこから何人宝塚出るつもりなん
ユートピア「ツルマルさんとザッツは決定。バートラムさんも出たい言うてはる
ディール「出すぎやそれは。僕の背中誰になるんやろか
ユートピア「ペリエさんはこないのか。武さんは?
ディール「ファインモーションさんが出るらしいからダメやね、多分
ユートピア「この前いっしょに走ったけどあのおばさんに2200は無理と思いました
ディール「時々怖い発言するなあ、君は
ユートピア「誰でも思ってることやんか
ディール「僕を巻き込まんでよ
ユートピア「あんたんとこの最近の傾向から行くと小牧さんかな
ディール「さあ、どうやろね。ありえないことでもなさそう
ユートピア「四位さんも空いてるやろし、藤田さんも予定飛んだらしいけどな
ディール「そのへんはわからんなあ
ユートピア「というかお前がこれまで恵まれすぎやってん
ディール「そういえばデムーロさん空いたんちゃうかな
ユートピア「それで決まったらほんまに恵まれすぎやで

あくまでもネタですよ
2004/6/10
Hard Rock / Heavy Metal
Gary Moore [Live at Monsters of Rock]
日曜に日本橋で買ったGaryのDVDを見ました。
まず一言。「だいぶ太ってるなあ」
同じタイトルのCDはすでに持ってるので映像特典をまず見る。サウンドチェックはShapes of ThingsとDon't Believe a Wordをまるまるやりきってた分が収録されてたしなかなか良かったです。そしてインタヴューはなんかはいちいちはしゃぎながら見てましたが、次のアルバムはもっとHeavyだという一方でメロディは大事だとしっかり言ってくれてるので安心しました。なんか随分余裕を持って昔のことを振り返れるようになったんですかね。ライブの曲目もそうですが、一時は必至に否定していたHard Rock時代もちゃんと振り返ってくれてるのはうれしいです。
曲目そのものは以前に出たCDと変わりないのですが、録音の日は異なっていたようです。ギター弾きまくりな様が随所に見られるのでやっぱりええなあと思います。んで、何とか日本に来てくれないものかとも。それ以前に新作アルバムはやっぱり日本では出ないんだろうか…?

Burrn
ついでに今日買ってきた今月号のBurrnについてもちょっと。
今月は巻頭から再結成のJUDAS PRIESTでした。JUDAS PRIESTは私がHR/HMを聴き始めた頃は完全に沈黙してしまってる時期だったのであまり思い入れをもって聴いたことはないんですよね。その後Tim Ripper Owensが加入して復活した頃にこういうバンドかと思ったくらいだったりします。もちろんその後いくつか過去の名盤と言われるアルバムを聴いたわけなんですけどね。多分METTALIONでIRON MAIDENと並んで扱われてたときくらいに聴いてたはず。だからどっちかと言うとIRON MAIDENな人間ですし、今回の再結成、というかRob Halfordの復帰についてもふーんって感じなのです。ただはっきりと思うことはJUDAS PRIESTにしてもIRON MAIDENにしても先が長くはないと言うことなんでしょう。Burrnの記事中でも触れられていますが、どっちも次のアルバムで最後と言われてもおかしくはないと言うか、もうそろそろ体力面などで限界に来てもおかしくはないということはあるでしょう。まあ、今のDEEP PURPLEみたいなことされると困るのは間違いないですし。
次、ROYAL HUNT。SteenとJacobが抜けたのはかなり大きいのか...でも揉めて辞めた訳じゃないのだし、SteenはCORNERSTONEですごく良い曲作ってますので、これはもう仕方なかったことなんでしょう。そしてAndre Andersenの話ではROYAL HUNTというバンドがなくなってしまいそうな感じもありですか...
Andreのインタヴューのすぐ後にSteenのインタヴューがあるのは嫌がらせですか?まあ、この二人は揉めたわけでもなんでもないのでいいですが。CORNERSTONEはDEEP PURPLEやRAINBOWのようなベーシックなロックサウンドを目指しているですって。わはーーい。どんどんやっちゃってください。というかそういう目的があるならDougie Whiteはうってつけの人材だよなあ。Yngwieなんかどうでも良いのでこっちに専念してくれんかねえ。
最後にDREAM EVIL。日曜に8823さんから新作出てると聞かされたときは全く忘れてました。なぜかというと先月のBurrnにインタヴューが載ってなかったからかも。Fredrik Nordstromが下手打つとは思えないので、どっかで試聴してくるかなあ。
Horse Racing
札幌2歳ウィナーズチャレンジ
札幌で2歳OP戦が始まりました。2歳OP勝ちの第一号はサンデーサイレンス産駒モエレフェニックスでした。結局モエレの良血馬かよ…つまんね。まあ、モエレさんはこれでJRAのOPか重賞に乗り込んでいくでしょうからそれはそれでよいでしょう。
コスモメンツェルが2着ですのでどうせならコスモメンツェルが勝ってくれたほうがうれしかったのですが、まあまだ時間はあるでしょう。ミシックトライブ産駒はほとんど地方に行ってしまって、JRAでは10頭程度しか入っていないのですな。なもので手っ取り早くJRAの重賞に出てくるならこの方法しかないような気もするのですよ。2歳重賞に地方馬として参戦。場合によってはそのまま中央移籍というプランがないかなあと。ミシックトライブほどの血統を持つ馬にはそれなりの配合相手が集まってしかるべきだし、そのためにはある程度の実績を作らなければならないので、まあ何とか重賞級が出れば第一段階としては良いかなと。
それにしても勝ち上がりに手間取る馬ですな、コスモメンツェル。

昨日のネタの続き
サイレントディール「デムーロさんも小牧さんもお前んとこの人に取られてもうたやんけ
ユートピア「みたいやね。なんとなくそんな気もしてたけど
ディール「武さんはリンカーンやろしなあ
ユートピア「そういやいたな。いっしょに走ったことないからよく知らんのよあいつは
ディール「あとは誰がのこってるんやろ、幸さんとかかなあ
ユートピア「スティルちゃんが宝塚来るらしいからそれもあかんね
ディール「えっ来るのか。そもそも僕宝塚出られるんか?これで
ユートピア「多分バートラムさんの方がやばいから行けるやろ
ディール「ダメやったら帝王賞走ったらええだけやねんけどな
ユートピア「それはやめてくれ。ただでさえドンさんとかスターキングマンさん来るって言ってるのに
ディール「上村さんとか中舘さんとかでも勝ってるけどGIじゃなあ、地方から誰か来てへんやろか
ユートピア「そっちに逃げるんかよ
ディール「でも、GIでも頼りになるイメージのある人やったら誰でもええねんで
ユートピア「地方所属でGI勝った人っていてへんやんか
ディール「勝つイメージとは言うてへん。頼りになったら後は僕が勝たしてあげるやんか
ユートピア「またそういうことを…今やったら四位さんでも空いてそうやけど
ディール「四位さんは昔僕の姉ちゃんのJCで失敗してうちの先生からちょっと怒られはったらしいからなあ
ユートピア「まだ続いてんのか、それ
ディール「この前一回だけ乗りはったけどどうやろね
ユートピア「君、結局25位やで、ファン投票
ディール「あーほんとや。っていうか僕出走予定にすらなってないんですけど
ユートピア「世間様の認識はその程度ということやね
ディール「50位以内に入ってもない奴に言われてしもた
ユートピア「僕は始めから出るなんて一言も言うてへんしみんな砂馬やと思ってはるしな
ディール「ひょっとして海外の人がいっぱい来たら僕出れへんのかも
ユートピア「それはないから安心せい
だからネタですって。
昨日書いてたときは素でリンカーンの存在を忘れてました...
2004/6/11
Horse Racing
宝塚記念
海外招待馬はJust Wonderを除いて全て出走辞退。Just Wonderも態度保留中で今週のレース出走後に判断とのことですが、多分辞退なんだろうなあ。
まあ欧州にはRoyal Ascotという一つの大きな目標があるので、その後間をおかずして日本への遠征というのは厳しいかと思います。この時期の欧州馬はシーズンが始まって始動戦を終えたくらいになるので、そういう意味では地元の大レース、宝塚とぶつかるのはRoyal AscotならPrince of Weals S.だしその直前にはCoronation Cupもある、と宝塚記念という極東のレースを比較することは無いでしょう。また、ここを経由してキングジョージを中心とした夏場のキャンペーンに続いていくわけで長期間の戦線離脱を要求される遠征というもの自体に否定的であることは間違いありません。
ようするに宝塚記念は時期的な面で不利なのです。とはいえ、これを国際GIとしておくことは大切で、欧州の一流馬はおそらく来ないかもしれませんが、一枚落ちるような程度なら思い切って遠征してみるという可能性を残しておくべきです。また、この時期は香港やオセアニアの競馬がシーズンオフに入る時期でもあるので、ここに国際レースを用意しておくことはそれらの所属馬に対する受け皿となりえます。
そういった意味では香港のRiver Dancerの遠征に期待していたんですけどねえ。
ファン投票との両立とか海外馬が大挙してやってきたらまた問題になりそうな点ではあるのですが、最初から海外から馬呼んできて国際GIを得たJCに対してこちらは国内の馬だけで国際GIになったわけですので、その意味をもうちょっと重く受け止めるべきだとは思います。そんなわけで今年のファン投票の結果にはちょっと不満があります。リンカーンが1位というのはおかしいですし、タップダンスシチーの6位という結果には唖然としてしまいました。ファン投票なんだから別に深く考える必要は無いのかもしれませんが、それでも国際GI馬がGI未勝利な馬よりも低く評価されているのは違和感を感じるのです。確かにタップダンスシチーは地味な馬だと言われればそれを否定することはできないかとも思いますけど、私はリンカーンなどよりタップダンスシチーを見たいと思う。それはJC馬という看板を持っているということもありますし、昨年の古馬戦線を間違いなく支えていた馬であるという認識によるものです。それに比べたらリンカーンなぞは昨年の後半にパッと出てきた程度の存在に過ぎず実績的には圧倒的に劣っているのです。タップダンスシチーにはステイゴールドと同じような長きにわたって現役を続けている馬だけが持つ何かがあると言えるかと。アクティブバイオやトシザブイ、コイントス、サンライズジェガーを好敵手としていたような馬が頂点に登りつめていくというのはそのような長距離レースを好む人間にはたまらないことなのであります。

さらに続き
ユートピア「おいこれどういうことやねん
サイレントディール「あれ、結局帝王賞か
ユートピア「ええからとっとと宝塚行けよ
ディール「そんな事言われてもなあ
ユートピア「帝王賞に出られるのはJRAからやとたった5頭なんやで。ドンさんとスターキングマンさんは確定や。リージェントブラフさんもいるし、僕はじかれるかもしれんやん
ディール「多分君の方が優先権あるんとちゃうの。まだGI勝ってから一年以内やろ
ユートピア「あー、まだ一年経ってなかったっけ。このところ全然勝ってないから忘れとったわ
ディール「なんとも迷惑な奴やなあ。でも誰が出てくるんか知らんけど、確かに一年以内の重賞勝ちでも除外される場合があるからなあ。だから保険効くなら効かしとくねん
ユートピア「僕は宝塚記念なんか勝負にならんから帝王賞にかけてんねんぞ
ディール「そもそもお前んとこが騎手押さえてしもうたからやないか
ユートピア「騎手に恵まれてたようで実は主流から外れてただけやったんかい
ディール「僕が芝で走らなくなった間に世界が変わってました
ユートピア「帝王賞でも武さんダメとちゃうの
ディール「スターキングマンさんいるしね。でも帝王賞なら騎手を選べる状況ではあるんだけどね
ユートピア「結局僕らは芝も砂も走れるせいで路線がはっきりできないのがいかんのかなあ

ほんとに騎手どうすんの?
2004/6/12
Horse Racing
ファルコンS GIII 中京芝1200m
まだ、何が走るのかさえ確認してないや。
えーと、ムーヴオブサンデー、ナムラビッグタイム、タイキバカラ。あれ、ヤマニンアルシオンまで走るのか。
ヤマニンアルシオンなあ。ムーヴオブサンデーに隠れてますが、おんなじローテでここまで来て、ムーヴなぞよりはるかに豪快に飛んでくれてるんですが、実は母父Danzigなサンデーはスプリント専門家なのかもしれず。ビリーヴなんかもそんな感じなのでまあ、回り道することなくスプリント専念の方が良いのかもしれません。
ムーヴオブサンデーも母父がPrimo DominieでこれはDante直系のスプリンター。サンデーサイレンス産駒に対する適正の見切りというのが随分と早くなりつつあるような気もします。確かに無理を承知でオークスに行って潰れてしまったら元も子もないんですけどね。
このレースという事で言えばタイキバカラをどうするかに尽きるような気もします。この馬はどうもNHKマイルで暴走癖がつきかねない状態になってるんだと思いますが、今回内側の枠に入ったことで、まっすぐ飛び出して後ろから突付かれる可能性が高いです。ですので、1200とはいえぶっ飛んでしまうと考えます。もしそうならなくても58kを背負う今回逃げ切れるだけの力には達していないでしょう。ここではナムラビッグタイムも58kを背負うことになりますが、どっちかと言うとナムラビッグタイムの方が良さそうです。
血統を見てればオース産駒やラムタラ産駒がいたりするんですが、やはり怖さという点ではKingmambo産駒のフェミニンガール。今の世界的な勢いというものは本当にとんでもないものがあるので、多少足らないかと思いながらも注意だけはするでしょう。後はローランジェネルーなんかが勝ったら楽しいですな。

エプソムC 東京芝1800m
こっちもたいぶ微妙なメンバーが揃ったなあ。
ワールドスケールは昨年の駒草賞に勝った時に絶賛されていたんですが、その後順調さを欠いていました。今年の中山金杯2着でやっぱりすごいかもということになったんですがその後距離を伸ばして良かったのか良くなかったのか美妙な結果を出してくれてたりします。父Spinning Worldということで3歳時にはマイルのキャピタルSを走ってますがここでさっぱりだったのが今年になってからAJCCやら日経賞やらに出走する一因ではあったのでしょう。そこでも一枚足りない印象で結局短めの方が良いのかなというのが今回のレースでしょう。時々意味不明なスタミナを供給してしまうNureyev父系であることやスタミナ気味の牝系、Rivermanの3X2という強烈なクロスで長めの距離を何とかをこなしていたと見るべきでやはり本領はこのあたりにあるのでしょう。
最近は長距離を走っていたことが多いヴィータローザもある意味では今後の路線が決定されてしまうレースとなるでしょう。重賞では少し足りないのか夏場に調子が上がるタイプなのかどっちなんでしょ。
安田記念で8着と予想以上に健闘した印象のあるダンツジャッジが連闘でここを走ります。安田記念は一週前追いきりをしていたと考えてしまえばよいですか。トーホウシデンとかミスキャストとか長期の休み明けはよく分かりません。
Foreign Racing
Prix de Diane GI Chantilly FR Turf 2100m
フランスのオークスです。こっちは2100mと少し短めの距離なので英オークスが長いと感じるような馬が回ってきたりもします。
出馬表は面倒なので勘弁してもらうとして、注目馬をピックアップ。
まずは、出走馬中最多の5勝を挙げているAsk for the Moon。ここに向かうに当たってはGI Prix Saint-Alaryを勝って5連勝で本番の舞台に立つことになりました。サンタラリ賞も着差自体は大したことないのですが、こういう馬は勝ってるということの方が大事なのでしょう。そしてそのサンタラリを回避してここに備えたLaticeは昨年Voix du Nordに勝ったこともある3戦全勝の実力馬でロンシャンのヴァントー賞からの参戦。もう一頭Steel Princessも3戦全勝で、サンクルーのクレオパトル賞を勝っての参戦。この3頭が地元のエースということになるでしょうが、見事に大外枠。Steel Princessが16、Ask for the Moonが17、Laticeが18とういうもの。18頭の多頭数で大外はいささか不利になるのではないかと。
ギニーからの参戦はギニー馬Torrestella、追加登録となったGrey Lilasの上位2頭。Torrestellaはこの後アメリカに移籍予定で、フランス最終戦となります。本来マイル路線を志向していたこともあってここでは距離に不安があります。Grey Lilasは中距離に対応できると思われ、ギニー戦からの逆転は可能。後は別路線組との力関係ですが、これが少し厳しいかなとも思います。
そして遠征組の3頭ですが、まずは英オークスから矛先を転じた伊オークス馬Menhoubahです。距離的には英オークスよりこちらに適正がありそうですが、この馬も一線級とは一枚落ちくらいかなと見ています。同様に英オークスから矛先を変えてきたのがBaraka。ピルサドスキーの妹と見るよりファインモーションの妹と見ると、結局距離の問題に尽きるでしょう。3歳時はスピードの違いだとしてそれほど目立たなかったファインモーションの掛かり癖ですが、この血統は牝馬に出ると気性に問題があるということではないでしょうかね。ファインモーションは無理して酷くなってしまった気もしますが、Barakaもそういう問題を抱えてるという気がしてなりません。
おそらく遠征組でもっともチャンスがあるのが愛ギニー2着のAlexander Goldrun。父Gold Awayなのですが、これはGold Awayの父Goldneyevと同牝系です。Goldneyevは凱旋門賞を制した母Gold RiverにNureyevという配合でスタミナをそこそこ持っていてもおかしくありません。そのGoldneyevの2代母になるGlaneuseがAlexander Goldrunの5代母で4X5というクロスになります。そして血統的な背景から期待されたほどの結果とは言い難いGoldneyevの産駒成績ですが代表産駒のGold AwayはGIでも勝負になった馬でした。他におもしろいところではハンガリーの3冠馬を出しているように、どっちにしても単なるマイラー血統ではありません。母父がDarshaan、その前がLyphardとともにフランスで実績のある種牡馬を使っているのも大きなポイントで、明らかにマイル戦からの距離延長は歓迎でしょう。

Stephen Foster H. GI Churchill Downs USA Dirt 9F
GIに昇格したのはついこの前ですが、時期的に良いためかメンバーが揃うことで有名です。
今年もPerfect Drift、Peace Rules、Southern Image、Midway Roadと現在の古馬戦線を支えている馬が集まりました。今年前半の総決算的レースにして、BCへと続く後半戦を占うレースとなりそうです。

Charles Whittingham Memorial H. GI Hollywood USA Turf 10F
ここにはMusical Chimesが勝機ありと見て牡馬挑戦に踏み切りました。抜けた馬のいない今回のレースでは実質Vangelisと並ぶトップハンデを課せられていますが、近親でもあるStorming Homeに続くことができるかというところ。Vangelisはフランスからの遠征でレース後に移籍の予定。
2004/6/13
Horse Racing
ユニバーサル
ユニバーサルは今日も中団から鋭く伸びて2着でした。もうええわい。いつになったら2勝目を挙げられるのやら。

エプソムC
1.マイネルアムンゼン: Pentire - ダイナマッケンジー by ノーザンテースト
2.ダンツジャッジ: Warning - ループスキークロス by ナスエルアラブ
3.ワールドスケール: Spinning World - Savannah Song by Riverman
マイネルアムンゼンの連覇でした。金鯱賞でもタップダンスシチーの連覇でしたが、こういうところで連覇されるというのは結局新興勢力の力不足が原因となることが多いので、そのまま4歳世代の実力が不足していると言うことになるかもしれません。ワールドスケールは無駄が多かった分伸びてないだけかもしれませんが。

ファルコンS
1.キョウワハピネス: Oath - Good Looks by Mr. Prospector
2.シルヴァーゼット: Foxhound - Krayyalei by Krayyan
3.ナムラビッグタイム: サクラバクシンオー - タイキミステリー by Green Forest
4.ローランジェネルー: Cadeaux Generuex - Russian Grace by Soviet Star
こんなところでOathかよ。キョウワハピネスは2代母にLady's Secretとかいう何気にすごい良血なのですが。というかOathは距離短い方が良いのかな?サンプルが全然ないので分かりやしませんが。
タイキバカラは出遅れた挙句前が開かないところに入ってしまっているのに、かかって出て行こうとする泥沼。どうにもなりませんでした。
Foreign Racing
Stephen Foster H. GI Churchill Downs USA Dirt 9F
あってはならない結果が...
1.Colonial Colony: Pleasant Colony - Jen's Fashion by Northern Fashion
2.Southern Image: Halo's Image - Pleasant Dixie by Dixieland Band
3.Perfect Drift: Dynaformer - Nice Gal by Naskra
4.Peace Rules: Jules - Hold to Fashion by Hold Your Peace
5.Best Minister: Deputy Minister - Best of Memories by Halo
6.Midway Road: Jade Hunter - Fleet Road by Magesterial
馬場状態なんかも影響してるんだとはいえ、まさかの最低人気Colonial ColonyがSouthern Imageをハナ差抑えてGI制覇。3着は5馬身離される始末でした。これはちょっと古馬のトップのレベルを疑われても仕方ないかな。Southern Imageは直線で一旦先頭にたつものの勝ち馬に交わされてしまってます。有力他馬の徹底マークにあって厳しいレースではあったようですが、差し返されるってのはちょっとなあ。

Charles Whittingham Memorial H. GI Hollywood USA Turf 10F
Musical Chimesには10Fが少しきつかったか。
1.Sabiango: Acatenango - Spirit of Eagles by Beau's Eagle
2.Bayamo: Valanour - Clare Bridge by Little Current
3.Just Wonder: Hernando - Just Fly by Capote
4.Vangelis: Highest Honor - Capades Dancer by Gate Dancer
5.Continental Red: Flying Continental - Sharp Looking Lady by Glaros
7.Musical Chimes: In Excess - Note Musicale by Sadler's Wells
Sabiangoがスローペースでまんまと逃げ切りました。相変わらず欧州馬が上位独占の芝路線ですがSabiangoもアメリカに移籍していたようです。

Brooklyn H. GII Belmont USA Dirt 9F
来月のHollywood Gold Cupや8月のWhitney H.に向けての古馬重賞。
1.Seattle Fitz: Fitzcarraldo - Hug a Slew by Seattle Slew
2.Dynever: Dynaformer - Flamboyance by Zilzal
3.Newfoundland: Storm Cat - Clear Mandate by Deputy Minister
Seattle Fitzの逃げ切り。アルゼンチン産馬で父Fitzcarraldoは当地の名種牡馬。Alycidonの直系。2番手につけていたNewfoundlandはDyneverにアッサリ交わされて3着でした。ちょっとトップとは差があるんですかねえ。Storm Catだけに本格化前に終わってるとかそういうことがありそうなんですよね。単に私が本格化したらGI級と信じてるだけですが。
2004/6/14
Foreign Racing
Royal Ascot
追いかける方としては地獄のRoyal Ascot開催。GIだけでも以下の通り。
6/15 Queen Ann S(8F)、St. James Palace S(8F)
6/16 Prince of Weals S(10F)
6/17 Gold Cup(20F)
6/18 Coronation S(8F)
6/19 Golden Jubilee S(6F)
全てAscotの芝。
古馬マイルのアン女王SはSix Perfections、Nebraska Tornado、Soviet Songが激突。Bowman's Crossingが遠征しているようですね。Refuse to Bendはもうええやろうし、牝馬が支える路線であることは間違いなさそう。Russian Rhythmは熱発したため回避、これが微妙な馬を大挙出走させる原因になったのでしょう。Rockinge Sを見てるとこんなとこRussian Rhythmが簡単に持ってきそうでしたからね。Soviet Songなんかはそんな側面が多分にあり。Nebraska TornadoはStorm Catで燃え尽きたような気もするのでSix Perfectionsの1強というべきか?そしてここも走るのかよCheckit。
3歳マイルのSt. Jamesは各国のギニー上位馬が揃って出走のレベルの高いレース。Haafhd、Azamour、Antonius Pius、Snow Ridge、Bachelor Duke、Brunelといったあたり。かなりすごいですね。
古馬の英王太子Sはメンバーがちょっと薄いか。Sulamaniが予定してますがちゃんと出て来れるんかな。これとRaktiの勝負になりそうですね。Warrsanが10Fを走りたくなる気持ちが分かるメンバーです。彼はEclipse Sということですがこっちでも好勝負できたでしょうね。この辺のレース選択にはBHB3冠の影響がありそうですかね。
イングランディーレのでる金杯にはMr. Dinos、Westerner、Vinnie Roe、Brian Boruなど。しっかり狙ってきてるのでかなりきついでしょう。とくにイングランディーレは4000m級の超長距離への対応が必要となるので、逃げることができてもペース配分が問題となるでしょう。
3歳牝馬限定のマイル戦、戴冠Sは1000ギニーの上位が揃います。Alexander Goldrunは登録だけで走らないでしょうけどAttractionやCarry on Katie、Red Bloomなんかがスタンバイ。Tiznowの全妹Tizdubaiが登録しています。
スプリントの在位50年Sはまだ出走メンバー分からないのですが、オーストラリアからの遠征馬がいたような気がします。

Prix de Diane GI Chantilly FR Turf 2100m
1.Latice: Inchinor - Laramie by Gulch
2.Millionaia: Peintre Celebre - Moonlight Dance by Alysheba
3.Grey Lilas: Danehill - Kenmist by Kenmare
4.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
7.Ask for the Moon: Dr. Fong - Lune Rouge by Unfuwain
11.Torrestella: Orpen - Sea Ring by Bering
13.Menhoubah: Dixieland Band - Private Seductress by Private Account
Barakaは回避しました。脚に腫瘍ができたとのことです。
Laticeは4戦無敗での戴冠。この後休養に入って秋のPrix Vermeilleを目指すということです。その結果次第では凱旋門賞に行くんじゃあないかなと思います。InchinorはAhonoora産駒で昨年あたりに事故死していましたが、自身はどちらかと言うとスピードが売りの種牡馬でOrientorとかあとはちょっと前にペースメーカが逃げ切ってしまったと話題になったSummonerとかがいますが、血統的にはスタミナ色が強いんですよね。母父Gulchも悪くないので、2歳時にVoix du Nordに先着してることと合わせて実はとんでもないのかもしれないですね。
MillionaiaはPeintre Celebreがかなり良い種牡馬ということを示している感じで良いです。2年目もクラシック上位に送り込んできてるので成功したといっても良い状態でしょうね。あとはSuper Celebreの復帰待ちで、古馬になってからの状態を判断すれば。
Alexander Goldrunは直線で伸びてないようなのでちょっと距離が長かったですかね。
Nicotineさんのところで触れられていたので気づきましたが、日英仏の3国のオークス馬にAhonooraの血が入ってるのだそう。ダイワエルシエーロは母父、Ouija Boardは父Cape Crossの母父ですね。これはもう結構前になりますが、優駿で今後求められる血はAhonooraと言う話が掲載されていたことを思い出しました。2000年か1999年くらいのことだったと記憶してますが、実際に結果としてそれが出てくるとまた違った感慨ありけり。

Union Rennen GII Koeln GER Turf 2200m
19世紀からの歴史を持つ伝統のレースでありDeutsches Derbyへのプレップとなるレース。
1.Malinas: Lomitas - Majoritet by Konigsstuhl
2.Omikron: Germany - Ost Tycoon by Last Tycoon
3.Shirocco: Monsun - So Sedulous by The Minstrel
Malinasは母が独オークス馬という良血。LomitasはNijinskyからNiniskiに継承されたラインなんですが、ひょっとしたらこれが欧州でのNijinsky系の本流になる可能性も無きにしも非ずな予感。フランスでHernandoとか出してるしなあ、Niniski。もっともこれはCaerleon後継が全部ずっこけるという前提で言ってますが、Warrsanが何とかしないとなあ。ドイツはもうAcatenango、Monsun、Lando、Lomitasばっかしな気もしますが。
で、3着には木星帰りのニュータイプ。母系はドイツに入ってまだ浅いですが、すでにSubiacoやStorm Trooperという活躍馬を出している母は優秀です。
2004/6/15
Foreign Racing
St. James Palace S GI Ascot GB Turf 8F
1.Azamour: Night Shift - Asmara by Lear Fan
2.Diamond Green: Green Desert - Diamonaka by Akarad
3.Antonius Pius: Danzig - Catchascatchcan by Persuit of Love
4.Haafhd 英2k: Alhaarth - Al Bahathri by Blushing Groom
5.Brunel 独2k: Marju - Caslerahan by Thatching
6.Casleton: Cape Cross - Craigmill by Slip Anchor
7.Bachelor Duke 愛2k: Miswaki - Gossamer by Seattle Slew
8.Byron: Green Desert - Gay Gallanta by Woodman
9.Madid: Cape Cross - Waffle On by Chief Singer
10.Pearl of Love: Peintre Celebre - Aunt Pearl by Seattle Slew
11.Newton: Danehill - Elite Guest by Be My Guest
ようやくAntonius Piusがまともに走ったという気もしますが勝ったのはAzamourでした。力関係がはっきりしてきましたかね。混戦という気もしなくないのですが、ギニー馬がちょっと情けなかった反面、ギニーで上位に来てた馬がちゃんと巻き返したと見ることも可能。後は古馬との力関係ということになるでしょうから次。

Queen Ann S GI Ascot GB Turf 8F
1.Refuse to Bend: Sadler's Wells - Market Slide by Gulch
2.Soviet Song: Marju - Kalinka by Soviet Star
3.Salselon: Salse - Heady by Rousillon
4.Nebraska Tornado: Storm Car - Media Mix by Lycius
5.Tillerman: In the Wings - Autumn Tint by Roberto
6.Six Perfections: Celtic Swing - Yogya by Riverman
7.Bowman's Crossing: Dolphin Street - Biraya by Valiyar
8.Checkit: Mukaddamah - Collected by Taufan
9.Martillo: Anabaa - Maltage by Affirmed
10.Hurricane Alan: Mukaddamah - Bint Al Balad by Ahonoora
11.Alkaadhem: Green Desert - Balalaika by Sadler's Wells
12.Alakan: Nureyev - Far Across by Common Grounds
13.Just James: Spectrum - Fairy Flight by Fairy King
14.Norse Dancer: Halling - River Patrol by Rousillon
15.Lateen Sails: Elmaamul - Felucca by Green Desert
16.Beauchamp Pilot: Inchinor - Beauchamp Image by Midyan
Refuse to Bendまさかの復活。牝馬3強はSoviet Songが面目を保ったもののSix Perfectionsはよもやの敗北を喫してマイル路線は混沌としてきました。Refuse to Bendの天下にはならないでしょうね。どっちかと言うとDubai Destinationのようにここだけで終わってしまう可能性の方があり。結局復帰したRussian Rhythmに持ってかれるという展開を希望。全てはKingmamboのために…
Horse Racing
まだこれ引っ張るか
ユートピア「ディール君、ディール君えらいことやで
サイレントディール「そんな慌ててどないしたん
ユートピア「やっぱりお前見とらんかったな。これ見てみい
ディール「何や、帝王賞か
ユートピア「落ちついとる場合やないで。ここや
ディール「うわ、僕補欠3位...君が補欠2位って僕、君より下なんか…
ユートピア「さりげなくむかつくけど、どっちにしても僕らこのままやと帝王賞出られへんで
ディール「3頭ほどいなくなってくれんとあかんのか、無理やろな
ユートピア「ビッグウルフに負けてるのがちょっと立ち直れんわ
ディール「ビワシンセイキさんやリージェントブラフさんが僕らより下やねやなあ
ユートピア「リージェントさんってドバイで辞めるって言ってはったんちゃうの
ディール「向こうで同い年のState Shintoさんって人に励まされたらしいで、まだやれるって
ユートピア「きついなー、それ
ディール「ビッグウルフって君がJDD負けてなかったらもっと下とちゃうの
ユートピア「あ、ほんまや
ディール「だいたいその後は君と大差ないやん
ユートピア「あんましあれといっしょにされたないけどな
ディール「ドンさんとスタキンさんはまあ選出されて当然かも知れんけど
ユートピア「タイムパラドックスさんもアンドゥオールさんも最近勝ってるからなあ。使い込まれてはるけど
ユートピア「それにしても誰が決めたんやろこの順位
ディール「向こうの人と違うか
ユートピア「そうなのかなあ。全体では11頭しかいてへんのやったら出させてくれてもええのに
ディール「アタマの堅い人らにそんなこと期待しても無理やろ
ユートピア「JRAから5頭は少なすぎるねん
ディール「そらそやね。リージェントさんなんか今度こそってやる気になってはったのに心配やわ
ユートピア「気力なくなってそのまま引退とかか。ありえないことではないわな
ディール「僕らドバイ行っただけ損してるんかもしれん
ユートピア「確かにアンドゥさんとか見てたらそうかもな
ディール「宝塚にやったら出られるっていうのはかわいそすぎるで
ユートピア「うっ…僕も宝塚登録したらよかったかなあ
ディール「無茶言うなや、58位
ユートピア「君かて25位のくせに。騎手は決まったんかいな
ディール「さっぱりわからん

帝王賞は無理なので宝塚で確定でしょうねえ。
2004/5 [2]2004/6 [2]

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