Revery_L_Elektra
memoLOG
|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMO|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK|MEMOLOG>2004/8 [1]

2004/7 [2]2004/8 [2]
2004/8/1
Foreign Racing
Nassau S GI Goodwood GB Turf 10F
これまでは古牝馬の出走できるGIが少なかったから欧州の古牝馬がアメリカに移籍したわけで、いきなりこんなに牝馬GI増えてもそれに対応できるだけの駒が揃ってない気もするのですよ。だからここ2年くらいはこんな感じにメンバーが集まらないことになるかと思います。とはいえ今年も3歳がクラシック終わったとたんアメリカ移籍となってたりするわけで状況を劇的に変えられない限り、GI格を維持するすることが困難になるかもしれませんね。本当に破壊力のある牝馬は牡馬混合戦でやれるわけだし、Soviet SongとかVallee Enchantee。
1.Favourable Terms: Selkirk - Fatefully by Private Account
2.Silence is Golden: Danehill Dancer - Silent Girl by Krayyan
3.Chorist: Pivotal - Choir Mistress by Chief Singer
4.Zosima: Capote - Grafin by Miswaki
5.Echoes in Eternity: Spinning World - Magnificient by Silver Hawk
6.Menhoubah: Dixieland Band - Private Seductress by Private Account
そりゃFavourable Termsはそれなりに期待されてる馬だからGIを勝ったといって驚くこともないのでしょうけど、前走のFalmouth Sであまりにも酷い結果だったわけで、今回はそのメンバーがいかに弱体化していたかということでしかないような気がするのです。単に戦績が安定しなくなっただけといえばそうなのかもしれませんが、それにしても前走負けすぎの馬とせいぜいGIIIで穴あけてる程度の馬が1,2着を争うのではレベルが高いとは到底言えないでしょう。でChoristが3着だったりするとPretty Polly Sも状況は大して変わらないと言うことになってしまいますし。実際出走メンバーからして大差ないですけど。

Diana H. GI Saratoga USA Turf 9F
1.Wonder Again: Silver Hawk - Ameriflora by Danzig
2.Riskacerse: Dynaformer - The Bink by Seeking the Gold
3.Ocean Drive: Belong to Me - Clever But Costly by Clever Trick
4.Sand Springs: Dynaformer - Lovely Martha by Storm Bird
5.Intercontinental: Danehill - Hasili by Kahyasi
Wonder Againが二つ目のGI勝ちでした。Weather: Rainy Track: Yielding ということのようでしたので、道悪競馬の適性が高いといわれるWonder Againにとっては願っても無い条件でしたね。それにしても5馬身差の圧勝か。圧倒的人気のIntercontinentalは5着に沈む。ダート変更とはならなかったようでBuy the Sportら3頭はスクラッチ。

Test S. GI Saratoga USA Dirt 7F
1.Society Selection: Coronado's Quest - Love That Jazz by Dixieland Band
2.Bending Strings: American Chance - Straight South by Hail the Pirates
3.Forest Music: Unbridled's Song - Defer West by Gone West
4.Friendly Michelle: Artax - Valiant Jewel by Buckley Boy
こっちも一番人気がきっちり4着に沈んでくれました。勝ったSociety Selectionはこれまで肝心なところでボロ負けするくせがあったのですが、距離短縮にラシックスまで使って久々のGI勝利でした。通過順位が結構ありえないことになってますが、後ろから追い込んで6馬身差をつける圧勝のようです。
Horse Racing
2歳
小倉の新馬はインティライミ、未勝利はプラントボーイ。新潟新馬はケージーカチドキ、未勝利はグラスファイター。函館未勝利はダイメイライズ。
■インティライミ: スペシャルウィーク - アンデスレディー by ノーザンテースト
母はそこそこ走る仔をコンスタントに出している印象で、福島記念を勝ったオーバーザウォールや現OPのフォルクローレの下。フォルクローレなんかは父ダンスインザダークで血統的に類似点が多いのですが、アメリカ出身の母系でRaise a Nativeの入っているダンスインザダークに対して、日本の在来牝系でスタミナ色のさらに強いスペシャルウィークというのは大きな違いになってしまうのですかねえ。全兄のサンバレンティンというのが居ますが、この前ようやくデビューしたという状況。と思ったら今日の小倉未勝利戦で勝ってました。スペシャルウィークの2年目はどうなのだろうという気はしていますが、初年度産駒は年が明けてからダートでよく勝っていた印象を受けます。ただ、2勝目を挙げられた産駒がまだ3頭しかいないというのは厳しいのではないかと思います。
■プラントボーイ: タイキブリザード - スーパーヨチコ by アスワン
タイキブリザードかよという驚きとともに、セン馬かよ。タイキブリザードはいきなりヤマノブリザードなんて出てきて好調かなと思っていましたが、その後に続く産駒がいないのですね。
■ケージーカチドキ: コマンダーインチーフ - ケージートップ by サクラバクシンオー
上にケージーアフリートとケージートップガン。この馬がケージーコマンダーと名づけられなかっただけマシかな。メジロのアサマユリ系出身ですが、傍流もいいとこで活躍馬は出ていませんね。ショウナンカンプとかでも大分遠いところにいるし。
■グラスファイター: グラスワンダー - ロワイヤルハイネス by ノーザンテースト
新馬戦でぶっ飛んだ印象しかない。
■ダイメイライズ: バブルガムフェロー - シャムロッククリーク by Irish River
カナダ色の強い牝系だな。

関屋記念 GIII 新潟 芝千六
1.ブルーイレヴン: サッカーボーイ - ヘイアンリリー by シンボリルドルフ
2.ロードフラッグ
3.マイネルソロモン
久し振りに勝ちました。ちょっと行きたがったんですが、なんとか安全運転でロードフラッグ以下を完封。
2004/8/2
Foreign Racing
Prix d'Astarte GI Deauville FR Turf 1600m
1.Marbye: Marju - Hambye by Distant Relative
2.Majestic Desert: Fraam - Calcutta Queen by Night Shift
3.Nebraska Tornado: Storm Cat - Media Nox by Lycius
4.Monturani: Indian Ridge - Mezzogiorno by Unfuwain
5.Martha Stewart: Daggers Drawn - Sigonella by Priolo
6.Cattiva Generosa: Cadeaux Genereux - Signorina Cattiva by El Gran Senor
7.Denebola: Storm Cat - Coup de Genie by Mr. Prospector
8.Rumba Loca: Sri Pekan - Rumba Azul by Fabulous Dancer
ほんとに勝ってしまったよ、Marbye。全体的に着差はついておらず一団となってゴールに入ってる感じですが、きっちり半馬身だけMajestic Desertの前にいました。3着以下はちょっと見てみたいくらいに混戦。で、一頭だけ話にならない10馬身差でゴールしたのがRumba Locaのようです。スタートしてから先頭にたってレースを引っ張ったものの、かわされた後はずるずる後退。レースの展開から見ればMarbyeのペースメーカですな。
ともあれデムーロおつでした。今回みたいにちゃんとイタリア馬で活躍しとかないと、そのうちペリエみたく日本がメインと思われまっせ。それにしてもフランス人てのは日出ずる国って表現が好きやな。
さて問題はStorm Cat産駒の2頭なのですが、やっぱりStorm Catだったかと言ってしまえばおしまいに出来そうな気もしますが。Nebraska Tornadoはそこそこ強い牝馬といったあたりで落ち着いてしまいそうですね。

Grosser Dallmayr Preis GI Muenchen GER Turf 2000m
バイエルン王室御用達大賞典。
1.Intendant: Lando - Incenza by Local Suitor
2.Powerscourt: Sadler's Wells - Rainbow Lake by Rainbow Quest
3.Imperial Dancer: Primo Dominie - Georgeous Dancer by Nordico
5.Deva: Platini - Diana's Quest by Rainbow Quest
8.Nezt Gina: Perugino - Night Petticoat by Petoski
Intendantが独ダビ16着から巻き返してきました。まさかという結果なのですが、独ダビの前はUnion-Rennenで4着というのを完全に見落としてました。独ダビはUnionの1-3着がそのまま入れ替わっただけだったので、今年のUnionで4着してるなら十分なんですよね。特に良馬場の2000mがぴったりだということですし。
Powerscourtが断然人気だったらしくUpsetなどといわれたりもしますが、今のオブライエンはそんなものなのかと認識しとけばよいのでは。
Devaはまあよろしいが、Next Ginaはどうしたんでしょ。Powerscourtに撃墜されたらしいのか...

Go for Wand H. GI Saratoga USA Dirt 9F
Sightseekも意外と甘いようで…
1.Azeri: Jade Hunter - Zodiac Miss by Ahonoora
2.Sightseek: Distant View - Viviana by Nureyev
3.Storm Flag Flying: Storm Cat - My Flag by Easy Goer
馬場状態は回復してFast。Blood-Horseなどの先週の記事見てる限りでは信じられないのだが。
で、Azeriが復活勝利。これで北米の牝馬獲得賞金で歴代一位になったとか。SightseekはBelmontから出ると一枚落ちてしまいますねえ。Belmontは特殊なコースなのでBelmontとそれ以外で成績が違うのは分かりやすい。

San Diego H. GII Del Mar USA Dirt 8.5F
Choctaw Nation、グッジョブ。
1.Choctaw Nation: Louis Quatroze - Melisma by Well Decrated
2.Pleasantly Perfect: Pleasant Colony - Regal State by Affirmed
力づくで他馬を捩じ伏せに行ったPleasantly Perfectの足元を掬いました。これで5戦5勝の重賞初制覇。4歳馬ですが堅実にレースを勝ってきているのでこの後も注目すべき存在でしょう。
Pleasantly Perfectは遠征帰り初戦やハンデ差ということを考えればこれだけ走れば十分でしょう。後続は5馬身離したわけで、今回は騎手も認めるほどの騎乗ミスだとも言われています。力づくで行く展開になってしまったのが不運だったのでしょう。Pacific Classicなら簡単に持っていきそうか。Candy Rideの復帰望む。
2004/8/3
Foreign Racing
Layman (2002 USA) Sunday Silence - Laiyl by Nureyev
フランスのGIII Prix de Cabourgを圧勝したらしい。Astarteの結果を確認した時になんか見たことのある馬名がと思ってたのですが、これでした。よく見たら5馬身差になってるよ。フランスギャロで公開されている決勝写真にも1頭だけしか映らない感じ。アスタルテはぎっしり詰まってましたが。
Cheik M Al Maktoumとなってますのでモハメド殿下の所有でA. Fabre厩舎なのでこの先大いに期待してよいでしょう。サンデーヌレイエフだし。祖母Alydaressは愛オークス馬で、Pretty PollyからSister Sarahを経由してる牝系。近いところにRussian Rhythmがいるというのも良い。Cape CrossやDiktatも近いな。この馬自体はNureyevの前のAlydarで無理やりアメリカ血統を入れた感じもあって少し雑な気もしますが、それで愛オークスを勝ってるのですから牝系のレベルが高いのでしょう。もともとFair TrialとBalidarでスピードを入れつつSea Hawkという重しが効いているので、AlydarでRaise a Nativeを取り込んでおくのも良いとなるのかも。Alydar自体は母に仕掛けがあるので良いですし、Nureyev X AlydarはPeintre Celebreとか出てきて悪くは無い。1代ずつ後退するけどBright Skyも同系か。こっちはAlyshebaというところにポイントがある感じですけどね(Nantallah X Rough ShodのThong=Lt.Stevensクロス)。NureyevでしっかりとHyperionを補給しておくのでサンデーの祖母Mountain Flowerが内包するHyperionクロスが活きてくるのだろう。血統構成としては軽い方なのでSea Hawkの重みが効いてもダービーではどうかという血統でしょう。だからこそこんな時期に5馬身差圧勝なんてパフォーマンスもできてるんだろうけど。手綱を取ったG. Stevensは絶賛したのだが、この時期に圧倒的なパフォーマンスを示していてもクラシックシーズンになるとさっぱりとなる馬が結構多いので、2歳戦で燃え尽きないことを祈るのではありますけど。
そういえば4月頃に欧州3歳をまとめた時にサンデー産駒の欧州所属馬としてだしたSilentの全弟ですな。そういえばサンデーヌレイエフだからダートでとか書いたことを思い出したというか、同じことをさっき書きかけたw
この後はPrix Mornyを目指すということなのでDivine Proportionsとぶつかるのか…Divineを応援したい気もあり。両方ともNureyevが絡んでくる血統だからなあ。

Sun Kissed (2002 JPN) Sunday Silence - Flying Kiss by Sadler's Wells
さて、もう1頭の海外サンデー産駒。こちらはメイドン戦に出走して勝ち上がり。
見ての通りサンデーにサドという地雷的配合になってるのですが、向こうではそこそこ期待されているらしいです。まあ、母が未出走とはいえ良血だからね。ボーンキングみたいになれたら成功ですが、はるかに外れる可能性のほうが高いのですが、この母父サドは。
牝系は9-fでフサイチソニックやCommandar Collins、Lit de Justiceの近親。Toxophilite MareからAstrologyを経ているラインでどっちかというとメジロラモーヌやダイナフェアリーを出している方です。Sun Kissedの牝系自体はイギリスからフランスに行った後アメリカには行かずにフランスに残ったもののようです。なので累代がフランスフランスしてます(意味不明。

Smarty Jones (2001 USA) Elusive Quality - I'll Get Along by Smile
いきなり引退、種牡馬入りが発表されました。4つの蹄?、というか脚か、がすべてダメになっているそうです。この前の怪我というのもそれだったのでしょう。ミホノブルボン化したということでとよろしいか?
まあ、脚元の不安が出たことだし、3冠戦の栄光を汚さない内に種牡馬入りということなのでしょう。今なら種牡馬として大人気という目算もあろうかと。だってElusive Quality産駒がセリで最高額つけるくらいに加熱してるわけだから、アメリカは。Monmouth Parkを含めてNew Jerseyはいい面の皮である。ただ今度は引退前のセレモニーをやらせるという目算で動いてるらしいが。
Smarty Jonesは近親にそれほどすごいのがいるというわけではないのですが、腐ってもLa Toroienne系Strikingの牝系。種牡馬としての可能性はあるのだろうなあ。でも、いくらなんでも評価が高すぎる気がしてなりませんが。Thoroughbred Pedigree Queryで検索しても出てこなくなったのは何故であろ?
さて、触れずに済ませておきたい気分もあるのだが、またしてもバカをさらしたのはスポニチ。何が[米3歳2冠馬Sジョーンズも引退]なのだか。[も]ということは、他にも何か引退した馬がいるということなのだろうが、一瞬Smarty Jonesに比肩される存在って考えて、Azeri、Sightseek、Pleasantly Perfect、Candy Rideのどれかが電撃引退かましたのかと…。んなことではなく記事の並び方からするにハルウララと並べられたらしい。アメリカ2冠馬も落ちぶれたものだな。ではなくて、ハルウララとSmarty Jonesを並列してしまう感性にはついて行けん。こんな見出しをつけた記者にはとっとと競馬の記事に関わるのを止めてもらいたい。普段海外競馬なぞ碌に見てもいない人間が書いたのだろうが、どちらも有名だからということか。有名のベクトルが正反対である。そんな感性で書かれた記事を読まされる方はたまったものではない。
Horse Raing
ハルウララ
毒吐きモード。
ようやく引退してくれるらしい。競馬場で走ることに何の意味も見出せないのだから、今すぐにでも引退すればよいものを引退戦で武兄が乗るんだと。また、ひと儲けしようと言うのだな。
オーナーのセリフが揮っている。
 ハルウララは人間でいえば40歳ぐらい。馬主で競馬エッセイストの安西美穂子さんは「年齢的にもそろそろ休ませてあげたい」と話している。
だったら今すぐ引退させるが良い。
引退後は見世物にされるのも決定している。この馬はすでにサラブレッドとして本来期待される役割を一切期待されていない。いっそ惨めに思えてくる。
余談だがいつぞや計画されていると伝えられた、きょうだい対決が今日行われたらしい。半弟オノゾミドオリが勝った。この馬はできの悪い姉や妹と違ってもともと勝ち上がっているので、本来同じレースで走ること自体に無理があるのではないか。こんな茶番劇にわざわざ兵庫から遠征ご苦労様でしたとしか言う他ない。乗ってたのは小牧太騎手。ミツイシフラワーには武弟。高知競馬の客寄せに利用されるために遠征したJRA馬もいい迷惑であろう。
さて、この馬に関してはどこまででも話題を利用しようという動きが消えないが、結局映画にもなるそうな。だが、聞くところによるとストーリーはフィクションになるという。それはただ単にハルウララという名を利用しているだけではないのか。ハルウララという名を使う必要などどこにも無いのだ。
そしてなにも100連敗している馬はこのハルウララだけではない。それらの馬に対して同じように扱えないというのなら、それは客寄せパンダとなれるかどうかの違いであると言わざるを得ない。
2004/8/4
Foreign Racing
Huskell Invitational H. GI Monmouth USA Dirt 9F
今週は東海岸でGI2つ。3歳のトップが集まるHuskell。今年はRock Hard Ten、Lion Heart、Royal Assultの3強か、あるいはRock HardとLion Heartの2強。Rock Hard Tenはこの前のSwaps Sの後に間隔をあけて復帰する予定でTraversやPacific Classicが挙げられていたのですが、意外に早いですな。
2冠馬が勝ち逃げに近い形で引退してしまったので、今年のBC及び来年の古馬路線を計るレースになりそうか。Traversに転戦する馬はいるだろうか。

Whitney H. GI Saratoga USA Dirt 9F
古馬はWhiteny。ここはもうNewfoundlamd今度こそ、なのです。
真面目に出走予定馬を見てみると、何故いるBirdstoneとThe Cliff's Edge。この2頭はHuskellには出走を予定してないので、出走する可能性が高いです。3歳馬ではEasy Goerがこのレース勝ってたので出走して勝った例が全く無いわけではないのですが、近くでHuskellやってるし、このあとTraversも控えてるのであまり無いといえばそうですねえ。
古馬ではPeace RulesやSeatle Fitz、Funny Cide、Seattle Fitz、Colonial Colonyなどこの路線の常連がそろったという感じになるかと。Peace Rulesがやや上位か。そこにSeattle Fitzあたりが続いてるかな。Funny Cideはちょっと分からないし、Colonial Colonyはあれが何度もできる馬ではないことをはっきりとしてしまったし。Ghost Zapperなんかも登録してるみたいなのですが、距離がもたんだろ。
この前のレースの結果とかを見ているとNewfoundlandも力の差なんて無いだろうから、期待してよいんじゃないかなと。

Phoenix S GI Curragh IRE Turf 6F
今週はJRAでも2歳重賞が行われますが、欧州は2歳GIです。
今年はフランスのDivine Proportionsがいたため、あまり英愛方面は見てないのですが、オブライエンの2歳がどうなるかというところに注目してみたい気もあります。いまのところ5頭登録していますが、エースは多分Russian Blueだろうなあ。4戦3勝で前走はGIIで2着。オブライエン以外では4戦して全て2着のShamoanとかはいかがかと。素直に3戦全勝のDamsonに注目しとけという感じなんですが、やだ。
Shamoanの父はMonashee Mountainで今年初年度産駒がデビューしたばかり。Danzig系の早仕上がりかなあとも思いますが、父の母はProspector's DeliteでMineshaftらの半兄。

Prix Mourice de Gheest GI Deauville FR Turf 1300m
シーキングザダイヤが走るらしいレース。ドルバコも走れたら走る予定だとか。登録多すぎてどの馬が実際に走るのか分かりやしません。
でもとりあえずSix Perfectionsは走るのだろう。この距離が微妙だが、シーキングザダイヤあたりで太刀打ちできる相手ではないよ。One Cool Catは微妙だな。
Horse Racing
みなみ北海道S OP 函館芝2600
ダービーレグノが登録してるんですがっ。完全に長距離馬のローテになってしまってねえか。メンバーは薄いけどハッピールックなんかまで出てくるようなので、一部濃いな。昨年の勝ち馬イングランドシチーも出てくるのですが、一年の休み明けです。障害転向前のレースにすべく出走を予定するというのはどうなのよ、ヒマラヤンブルー。

函館2歳S GIII 函館芝1200
マリーゴールドvsラベンダー。
新潟のマリーゴールド賞を勝ったカズサラインと函館のラベンダー賞で初勝利を挙げたオーヴェールが激突。なお新馬でオーヴェールを下したエイシンヴァイデンは小倉のフェニックス賞に回りました。まあ、例年どおりラベンダー賞組が中心になるのでしょう。
キャリア1戦の馬の中では、新馬戦で大差をつけたディープサマーとかグランプリペガサスですかね。
2004/8/5
Comic
サムライチャンプルーの1
土曜の夜は暴れん坊将軍、水曜の夜は三匹が斬るなんて生活をしていたこともありました。いつの話だとかいうのは無しにして、時代劇は結構好きです。今では平日の昼間に再放送されてるのくらいしかないような気がして悲しいのですが、でも下手に新作を作られるより昔の作品放送してくれる方がありがたかったりもする。時代劇は様式美が全てですぞ。
というわけでサムライチャンプルーです。アニメの方は二、三度見たくらいなのですが、こういう路線も嫌いじゃないのです。マンガの方を買ったのはゴツボだからというのもありますが。時代劇というものは基本的に予定調和的であり、殺陣に代表されるように決まりごとの世界であると思うのです。サムライチャンプルーはそれを理解したうえで、徹底的にカリカチュアにしてしまうという路線。下手に真面目に様式を崩そうとしてるのよりはるかにマシさ。
ゴツボの絵だからなんとか受け入れられてる面もあるのかなあと。でも、第壱話なんかはちょっとまずいコマとかありますけどね。アクションシーンは別に気にならないのですが、止め絵で刀の刀身が随分情けなく見えてしまったりするので…。まあそういうところも含めてゴツボのマンガですね。
時々ゴツボはリュウジの方かマサルの方か区別がつかなくなることがあるんですが、ゴツボマサル名義ではこれが初の単行本となるらしいです。最近よくゴツボマサルの方を読んでることになるので、ついマサルの方が出てくるんですよ。まあ、区別しなくても良い気もします。

そういえば今月のBurrnを買ってきてようやく、先月のBurrnを読まずにほったらかしな事に気付く。そして先月号の方から読んでました。Dave MustaineとDavid Ellefsonがいろいろとぶちまけてるインタビューが凄すぎてある意味つらい。今月の分は明日読むかな。そしてBlackmore's Nightの来日公演どうしよう…
2004/8/6
Foreign Racing
Prix Mourice de Gheest GI Deauville FR Turf 1300m
出走馬が確定して、20頭。フルゲートなのかな?
でも何とかシーキングザダイヤとドルバコは出走できるようです。フルゲートだったら除外の基準がよく分からないのですが、うーんイギリス所属馬が9頭ってどういうこと。
そして予感はあったが、やはり6嬢は回避してるな。最初からJacques le Maroisだといってたわけで、登録だけでしたねえ。
ということなのでWhipperにでも注目しておこう。

Whitney H. GI Saratoga USA Dirt 9F
9頭立て。結局3歳馬はいなくなりましたなあ。んなわけで出馬表でも。
HorseSireDamBroodmare SireJockey
1Perfect DriftDynaformerNice GirlNaskraPat Day
2Roses in MayDevil His DueTell a SecretSpeak JohnEdgar S. Prado
3YessirgeneralsirPattonHoneydoonMy FavoriteOmar Figueroa
4Bowman's BandDexieland BandHometown QueenPleasant ColonyJorge F. Chavez
5SaravaWild AgainRhythm of LifeDeputy MinisterJavier Castellano
6GygistarProspector's MusicStarr CountyOgygianJoe Bravo
7Seattle FitzFitzcarraldoHug A SlewSeattle SlewRichard Migliore
8Peace RulesJulesHold to FashionHold Your PeaceJerry D. Bailey
9NewfoundlandStorm CatClear MandateDeputy MinisterJohn R. Velazquez
おっし、このメンバーなら何とかなる。Newfoundland。Velazquezたのんます。
ハンデ114というのはかなり有利な条件を与えられたと思いますねえ。前走のSuburban H.くらい走ったら十分勝ち負けになるのでなんとかGIタイトルを取って欲しいところです。引退後にBrookdaleで種牡馬入りすることは決定してるので、後はどれだけ種付け料を吹っかけることができるかに関わってきます。
モーニングラインのオッズが5.5倍。一番人気はもちろんPeace Rulesで3.5倍。Seattle Fitzが5倍、Perfect Dritが6倍、Bowman's Bandが7倍となってます。
前に行きたい馬が多いな。Peace Rulesもそうなんだけど、Seattle Fitzも前に行くだろうから消耗戦になるかな。もちろんNewfoundlandも前に行きたい馬。
雑記
アクセス解析の解析
検索語句を見てると、2歳勝ち上がり馬の馬名で飛んでくる人が多いですねえ。馬の名前が出てるだけで役立つ情報なんて皆無に近いだろうから、検索で来た方は諦めて他行ってください。とくに私はレースそのものをほとんど見ずに書いてるので本当にあてになりませんよ。
で、おもしろかったと言うより気になった検索語句。Nuwara Eliya thoroughbred
なんだこれ?全言語対象で47件って…。競走馬はとりあえずThoroughbred Pedigree Queryで検索して来いと。
Nuwara Eliya
ほんとにいたのね。1926年産の牝馬。St. Simonが強烈に入っている母の血統などは時代を感じさせるものではありませんか。その他Bend OrとSpringfieldが多重クロスしていて、当時のオーソドックスな配合かなとも思えなくは無いですが、Springfieldを3本持っている割にはSainfoinを経由してないんだよなあ。Beringのボトムラインなんかに潜伏してるらしい。Beringの6代母になるのか。大体Bend OrとSt. Simonを意識しつつ、Oxford-Swynford-Blandfordのラインもしっかりクロスさせてきてる。一旦5代アウトクロスにしておいて、AlmahmoudとNative Dancerをがつんとクロス入れたのがBeringということか。かなりきつめのクロスを延々と繰り返してきている牝系であるような気がする。
そしてBeringの話が出たからというわけでもないのですが、リファ見てたらどうやらSea-Bird's Horse Racingさんにリンクされてるっぽいですか。あちらは海外競馬のニュースを中心に国内まで広くカバーされてるのでよく見ているのですが、全然気付かなかったですよ。なんか一緒に並んでるサイト見てるとありえないのですが…。
(だってここは一日のユニークアクセスが20を越えたら多いなって思うサイトですよ)
私は網羅的にやるつもりは一切無いので、気が向いたもの、興味があったものだけしか取り上げません。だから情報は片寄りますし偏ります。それに好き勝手に書いてるだけなので参考にはならないかと思いますが…。
あ、リンク貼られて困るとかそういうことは一切無いです。(念のため)
2004/8/7
Horse Racing
2歳
小倉の新馬はヤマカツカスケード、未勝利はマルカフレンチとエイシンハッピー。新潟の新馬はタマヒカル、未勝利はゴッドセンドとワイルドリバー。函館の未勝利はタマワールドとセイウンココロザシ。
■ヤマカツカスケード: ジェイドロバリー - メジロクインシー by フィディオン
祖母がメジロボサツ。また渋いな。姉にメジロモントレーなんかもいるわけで良血といっても良いのでしょうが。外埒いっぱいまで出して直線伸びてました。
■マルカフレンチ: フレンチデピュティ - ペリドット by Green Desert
■エイシンハッピー: グラスワンダー - プレミアタ by Sadler's Wells
■タマヒカル: パラダイスクリーク - トーワナゴン by アンバーシャダイ
■ゴッドセンド: ジェイドロバリー - トーヨーシービー by ミスターシービー
■ワイルドリバー: パラダイスクリーク - ミスブレックフィールド by Halo
なぜか新潟でパラダイスクリーク産駒が2頭勝ちあがり。
■タマワールド: アグネスワールド - タマビッグエックス by リドヘイム
■セイウンココロザシ: エンドスウィープ - プラウドハート by Caerleon
今年はまだこれまでエンドスウィープが勝ち上がってなかったのか。

フェニックス賞
小倉の2歳OP。当たり前のようにエイシンヴァイデンが圧勝しました。
1.エイシンヴァイデン: Touch Gold - Barmont Girl by Mi Cielo
2.エーティーホーオー: クロコルージュ - シャコージュノー by ノーザンテースト
3.ギンガハーバー: アラジ - トリムカット by Roberto
オーヴェールがラベンダー賞を勝っている以上、こんなところで負けていては話にならんのですが、余裕でした。3着のギンガハーバーは園田所属で半兄にナイスカットがいます。

サンヴァレー (1999 JPN) ウイニングチケット - ヴァレリー by サンデーサイレンス
障害OPで競走中止、予後不良。
ウイニングチケット産駒としては最も出世した馬になるのかな。共同通信杯2着とか。ダービーで自滅逃げを披露した後は頭打ち。近親にポレールなんかがいたせいか、障害転向。いきなり障害のOP特別にぶつけるような無茶な事してたので憶えてます。その後障害未勝利で勝つもののOPクラスでは歯が立たず、平地復帰。やっぱり無理なので障害に戻る。というようなことをしていた挙句にこの終わり方…。
それにしても種牡馬ウイニングチケットの産駒成績は悲しい限りだなあ。サンヴァレーは母父サンデーのあり方の一つを提示したことは間違いないんだろうけどねえ。

みなみ北海道S OP 函館芝2600
ダービーレグノは回避してたのか。ならばということでハッピールックでした。まあ、多少ハンデが重かろうと、実績が断然でしたので負けてもらっては困るのですが。
雑記
血統の森さんがIRCチャットを開催すると告知されてたので参加してました。IRCはLimeChatが常に動いてるのですが、ほとんど発言せずなのですね。初めて入るところでも同じような状態であんまり発言してなかったけど、ええのかな。
私が普段巡回しているサイトの管理人の方が多くおられたので(多分そうだろうと思ってるだけだったんですが)、結構萎縮してたり。
さて、ちょっと追記しときますか。
次第に地が出てたような気もしますが、失礼なこと言ってなかったかな。ゴルキャという省略形はあんまり使われてないのね。海外競馬への注目度とか、最近の競馬関連のBlogの話だったり、血統の話だったり、予想論というかなんというかそういう話。いろいろな話が聞けて愉しかったです。
そしてまた誰も読まないところに書く。海外競馬を扱うことの難しさというか、今のBlogではやりにくいという話もありましたが、競馬関係のサイトって予想に重きを置いてるところが多いのですね。でも、読む側からしてみるとSakura Archivesさんみたいにその予想に至る経緯というか根拠がしっかり示されていれば良いのですが、多少文章を書いてあってもそこまでやってる所は少ないです。それは根拠にならないでしょというのが多い。後、予想→回顧という流れが無いところが多いのもちょっとどうかなと思ってます。予想して後はほったらかしだとまずいでしょ。
ちなみに私自身がここでやってることは予想ではないつもりです。単なる妄想全壊ですから。勝つだろうではなくて、勝って欲しいということ。
そして海外競馬についてはチェックしてる人はチェックしてるんだと思いますが、当然レース中継もないし、まずは英語を読む必要があるし、ということでなかなか手軽にとは行かないのかもしれないですねえ。日本語でのソースもメジャーではないですし。一応Netkeibaは海外競馬をそれなりに紹介してくれるし、結果だけならJapan Bloodstockでも何とか拾える。でもいわゆる競馬マスコミではほとんど取り上げられません。だからまず海外のレースの興味を持つきっかけがないのでしょうね。
日程などに関してはウイニングポストなんかやってたら勝手に詳しくなってしまうんですけどね。あとは実際のそのレースの勝ち馬とか調べだして完璧に嵌る。大体日本にやってくる輸入種牡馬の現役実績とか、外国産馬の父の産駒成績とか調べてればそれなりに詳しくなるとは思うけど。まあとにかく興味をもてるかどうかですわな。私だって興味の向かないスプリント路線はかなり甘いし。
2004/8/8
Foreign Racing
Whitney H. GI Saratoga USA Dirt 9F
1.Roses in May
2.Pefect Drift
3.Bowman's Band
4.Sarava
5.Gygistar
6.Peace Rules
7.Newfoundland
8.Yessirgeneralsir
9.Seattle Fitz
…ちょっと待て。映像で確認…Newfoundlandの敗因は外枠。Velazquezに何とかして欲しかったがな……
前に行きたい馬が揃っていただけあってBowman's BandとPerfect Drift以外はスタートから先行争い。Newfoundlandは内側に持っていくことができずにコーナーでは大外回し。すぐに前に行くのは諦めたみたいなのですが、その後もずっと外を通っていて、ばてて下がってきた馬を交わしただけに終わりました。後ろ過ぎてあまり映っていませんでしたが、直線に入ってからは余力無しといったところ。捲くろうとしたけどその余力が無かったのかなあ。同じように途中から抑えたSaravaが4着に着てるのを見ると残念でもありますが、そんなに器用なことができる馬でもないので仕方ないでしょうねえ。最初から折り合って後ろにいられたら良かったんでしょうけど。Peace RulesやSeattle Fitzも何やってんだかという気がしますが。
ラップは最初の4Fが速く、その後はがたがたに崩れているので、先行争いをやりすぎているということはあったでしょう。途中Yessirgeneralsirが抜け出していたのも、後続が脚を休ませただけで、そこで休まなかったYessirgeneralsirは直線で失速。うまい具合に脚を残せたRoses in Mayが勝ったということでしょう。
まあ確かにRoses in Mayは連勝中でここに来て本格化したのかということではありますよ。Perfect Driftとの叩き合いを最後差し返してるのだから強いことは強いでしょう。Perfect DriftとBowman's Bandは展開を読みきった上での後方待機が決まりました。
これではPleasantly Perfectへの挑戦権なんて言ってられないですね。ジョッキークラブGCまでに何かが台頭してくる展開はあるでしょうかね。
ベルモントに移ってウッドウォード、ジョッキークラブと走ってくれたらもうBC走らなくて良いと思ったりもしますけど。

Prix Mourice de Gheest GI Deauville FR Turf 1300m
1.Somnus: Pivotal - Midnight's Reward by Night Shift
2.Whipper: Miesque's Son - Myth to Reality by Sadler's Wells
3.Dolma: Marchand de Sable - Young Manila by Manila
4.Ashdown Express: Ashkalani - Indian Express by Indian Ridge
5.The Trader: Selkirk - Snowing by Tate Gallery
6.Lucky Strike: Petong - Urania by Most Welcome
シーキングザダイヤ、ドルバコはともに惨敗なのはそんなものだろうと思いますけどね。
Whipperはスプリント路線ということで落ち着きそうか。Ashdown Expressもずっこけたわけではないので良いか。

Phoenix S GI Curragh IRE Turf 6F
1.Damson: Entreprenaur - Tadkiyra by Darshaan
2.Oratorio: Danehill - Mahrah by Vaguely Noble
3.Russian Blue: Danehill - Soviet Artic by Bering
オブライエン厩舎の7連覇ならずだとか。とはいえ勝ったDamsonは例年ならオブライエンが管理してるはずの馬なんだよな。Damsonの管理調教師はD. Wachmanになってますが、これがクールモアの総帥の娘婿になるらしい。そういう関係で期待馬が入ってきたと。で、本来Sadler's Wells産駒のトップホースを一手に引き受けてるはずのオブライエンがDanehill産駒で2,3着。今年は不調だからと言ってしまえばそれまでなんですが、アイルランドの厩舎の力関係が少し動くかもしれないという局面ではあるでしょう。
Horse Racing
函館2歳S GIII 函館芝千二
1.アンブロワーズ
2.ディープサマー
3.カシマフラワー
4.オーヴェール
5.エイシンホリデイ
これは1号族たる血のなせる業かな。とはいえフレンチデピュティXサンデーサイレンスの血統がアッサリ重賞勝ちますか。社台は笑いが止まらんだろうなあ。

2歳
小倉の新馬はツルマルフェロー、未勝利はフラワリングバンク。新潟の新馬はレオソレイユ、未勝利はスムースバリトン。函館の未勝利はシックスセンス。
■ツルマルフェロー: バブルガムフェロー - ツルマルガール by サッカーボーイ
ツルマルガールは本当に素晴らしい繁殖牝馬ですね。とにかく確実に勝ちあがるし、その後はOPまで上っていくので、父がバブルガムフェローというのが微妙ではあるのですが、この馬もOPで活躍できるのではないですかね。
■フラワリングバンク: サクラバクシンオー - バンクシアローズ by カーネギー
レコード勝ち。
■レオソレイユ: オペラハウス - ホマレノプリンセス by プリンスオブバーズ
ブレイクタイムの半妹か。
■スムースバリトン: スペシャルウィーク - ウインドフレスカ by Kris S.
スペシャルウィークもまた勝ってますねえ。
■シックスセンス: サンデーサイレンス - デインスカヤ by デインヒル
新馬戦で2着になってたのは憶えてるけど、そのときの勝ち馬が思い出せない。あの時は意外に伸びない印象でしたが、今回はどうだったんだろう。
2004/8/9
Foreign Racing
Huskell Invitational H. GI Monmouth USA Dirt 9F
1.Lion Heart: Tale of the Cat - Satin Sunrise by Mr. Leader
6.Rock Hard Ten: Kris S. - Tersa by Mr. Prospector
人気が集中した2頭の明暗がくっきり。
Lion Heartは充実してきているようで、この次はTravers Sになる模様。
Rock Hard Tenは4コーナーで手応えを無くしてしまったようです。もともとここを予定してなかったわけで急仕上げだったのかもしれませんし、カリフォルニアからの輸送が堪えていたのかもしれません。このまま東海岸に残留してTraversならもう一度期待します。

Jim Dandy S GII Saratoga USA Dirt 9F
1.Purge: Pulpit - Copelan's Bid Gal by Copelan
2.The Cliff's Edge: Gulch - Zigember by Danzig
3.Niigon Unbridled - Savethelastdance by Nureyev
4.Eddington: Unbridled - Fashion Star by Chief's Crown
Eddingtonは3位入線で4着降着。
Belmont以来のPurgeが勝ちました。結局Belmont Sは距離が全てだったのかという気もしますが、展開がはまったらやたらと強いですな。そして、こっちで勝つんやったらNewfoundlandもしっかり勝たしてやってくれ、Velazquez(しつこい。
The Cliff's Edgeは2着がやっとで、EddingtonはNiigonの進路を妨害して降着。 カナダのクイーンズプレートを勝ったNiigonはアメリカでもそこそこやれそうですが、一線級相手では辛いか。

Debutante S GII Curragh IRE Turf 7F
1.Silk and Scarlet: Sadler's Wells - Danilova by Lyphard
こっちの2歳戦はオブライエンでした。今までだったらサドXダルシャーンなんていう王道はオブライエンで、こういった実験色の強い血統が違うところに行きそうなものでしたが。
5代血統表を見て思わず、濃いなと言ってしまいました。Northern Dancerがではなく、この累代のフランス色が濃いのです。叔父にSanglamoreなんかもいますしね。

Phoenix Sprint S GIII Curragh IRE Turf 6F
1.One Cool Cat: Storm Cat - Tacha by Mr. Prospector
久し振りの勝利でした。といっても今年はまだ3戦目だったのか。スプリントに戻ってきて本来の力を発揮したということもできるかもしれません。ただ今回のメンバーでは単に勝って復活と喜んでばかりもいられない気もするのですが。
さてこれで次はCarry on Katieがどうなってるのかが気になりますな。そもそも2歳戦であれだけ暴れたFasliyev産駒が3歳になってからさっぱりなのが非常に気になるところです。

Sweet Solera S GIII Newmarket GB Turf 7F
1.Maids Causeway: Giant's Causeway - Vallee des Reves by Kingmambo
メイドタンでつ
Giant's Causeway産駒2頭目の重賞勝ち。
とはいえこの馬の場合、母の血統が狂っていてKingmambo - Venise by Nureyevなんて事をしてくれてます。Nureyevの強烈なクロスがうまい具合にスピードを持ってくれば相当良さそうなものだがねえ。ところでKingmamboのスタミナインデックスが9.4Fになってるのに驚いてもよいですか。Kingmamboが母父としてどんどん出てくるようになってしまったか。
目標はFillies' Mileだとか。どこかでDivine Proportionsとぶつかって欲しいなあ。
2004/8/10
Foreign Racing
Miss Loren (1998 ARG) Numerous - Luminare by Forlitano
私も参加している海外競馬予想大会の掲示板から拾ったネタ。
先週のClement L. Hirsh H.の勝ち馬です。昨日もチェックしておいたんですがまあ、母父のForlitanoがちょっと引っかかるものの詳しく見てはいませんでした。
それで向こうの掲示板では
全体では、Nashuaの4×4、Aristphanesの5×5、Trevisaという牝馬の5×5と、結構濃いクロスがあります。
と紹介されていて、あ、やっぱりそうかと。
何がかと言いますと、母父Forlitanoの名前を見て、この馬自体は知らなかったのですが、Forliに関係しているんじゃないのかなと思っていたのです。そこにNumerousなんて入れたら少しおもしろい血統になってるんじゃないかなと。それであのTrevisaのクロスというところでこれはForliと何かの全血クロスだろうと。Aristophanesも一致しますし。見てみるとやはりForli=Trevisanaという全兄妹でクロスを作っていました。この他にNashuaもクロスしてますが、これはForlitanoの父がアルゼンチンで定着したGood Mannersだから。
Trevisanaも兄を追ってアメリカに渡っており、当地でトップレベルの種牡馬が配されてはいますが、結果は芳しくなかったようです。アルゼンチンに残した娘たちによってこの牝系はまだ残されていますが、最近はあまり活躍してないようですね。むしろTrevisaの姉のLa Doganaのファミリーが活躍してるのか。

Forli = Trevisana (ARG) Aristophanes - Trevisa by Advocate
Trevisaは母父にSon-in-Lawの強いFoxgloveを持つ一方で父はSundrigeのクロスを持つFair Trial系のスピードタイプ。AristophanesはHyperion産駒でフランス血統の母父に異系色が強いですが、St. Simonを使ってうまい具合に折り合わせたという感じ。
Forli自身の血統的特徴にColoradoとFairwayの絡みがあります。見てくれはLady Jurorの4X4にPhalarisの5X5なのですが、Phalarisを持ってくるこの2頭にはともにPhalaris X Chaucerという強力なニックスが施されており、事実上Riot X Fair Trialという形のクロス。
Riotは繁殖牝馬としてかなりの成功を収めていてAristophanesの母となったComotionはオークス馬です。Fair Trialは言うまでもなくFairwayとLady Jurorからスピードを受け継いでスピード系のFair Trial系として栄えましたが、現在ではTroyやEla-Mana-Mouによってスタミナ系として残っています。スピード系としてはFair Trialに強烈に回帰した父を持ったBrigadier Gerardが出ましたが、この直系はかなり衰退しています。最近でもアメリカかどこかで直系を見かけたので、完全に滅んではいないはず。
Lady Jurorはこの2頭の他にTudor Minstrelの母Sansonnetも産んでいます。Lady Josephineの初仔にあたり、Mumtaz Mahalの半姉です。Lady JosephineはイギリスのスピードSundridgeにアメリカのスピードAmericusという配合でこのアメリカ血統を入れるAmericusがLexington X Noviceという全兄妹クロスを2X2で持っているのが特徴です。スピードに特化している血統で、Mumtaz MahalなんかはさらにThe Tetrachのスピードまで取り込んだ結果Nearcoに荷担して一大ファミリーを築き上げるのですが、Lady Jurorの場合はスタミナに優れるSon-in-Lawを持ったことでそこまで極端なことにはならなかった印象で、結局この違いが後世への影響力の差となってしまったのでしょう。Son-in-LawはHyperionに対してニックスであり、AristophanesにしろTudor Minstrelにしろその影響下にあります。
Nearcoなどのサポートに回ってしまい直系が衰退する中で現存するHyperion系として挙げられるのがForli系、Tudor Minstrel系というスピード色の強い2系統とオセアニアに定着したStar Kingdom系です。スピード化したHyperion系はつまるところLady Jurorの血の影響下にありSon-in-Lawによる重しがあるとはいえLady Josephineのスピードの血による影響力を感じさせます。

Forli系
Forliは現在のNorthern Dancer系の一翼を担うRough Shod牝系と出会うことで強い影響力をもつに至ります。SpecialのファミリーにNureyev、Sadler's Wellsらが出ているほかSpecialの全弟Thatchが後継種牡馬としてForliのラインを繋ぎました。このThatchにJennydangを使ってDalmaryのボトムラインでインブリードをかけたのがThatchingです。Thatchingの産駒であるTirol、Shalford、Archwayが種牡馬として活躍しています。Archwayは先日なくなりましたが、Rose of Jerichoを母に持つ良血でオセアニアを中心に成功しています。Thatch以外のForli系としてはEfisioを出したFormidableやPosseがいます。PosseはSheriff's Starを出して息子共々日本に輸入されましたが、Posseは日本到着後に生殖能力を喪失する事故に遭い、Sheriff's Starは産駒成績が振るわずに廃用。その後に意地か何かでセイウンスカイ、セイウンエリアという活躍馬を出しましたが、手遅れ。何とか種牡馬入りしたセイウンスカイに後事を託すものの、クラシック2冠馬としてはあまりにも無残な競走生活を送ってしまったこともあって、配合相手に恵まれないのが現状です。
Forliとしてはおそらく最強であった産駒Foregoが去勢されていて後継となれなかったのが不幸なのでしょう。Foregoはアメリカの上質の血を集める傾向の強い9-f族の出で母にSir Gallahad=Bull Dogの3X3というクロスがあり、このBull Dogが同じく9-f出身のBull Leaから入るという仕掛けがなされています。こうした血統背景からも種牡馬として成功する可能性はあったでしょうし、競走成績でもWoodward Sを4連覇し、3年連続の年度代表馬と文句のない実績でした。
このForego以外にもKelsoやCreme FraicheなどHyperion系の名馬がことごとくセン馬であったというのはHyperion系の衰退を思えば残念なことではありますが、去勢されていなかったらを論じても仕方がないですね。
2004/8/11
Foreign Racing
今週の海外GI
とりあえず忘れないうちに今週のGIをば。
まずアメリカ。芝12FのSword Dancer Invitational H.これはサラトガ。後アーリントンで芝のレースが3つ。古馬10FのArlington Million、牝馬限定9.5FのBeverly D. S、3歳限定の10FSecretariat S、メンバーはまだ一切調べてない。
アーリントンミリオンにはPowerscourtが走る予定とか出てた気がするな。あといつものようにフランスのVangelisとかドイツから移籍したSabiangoとか出るんでしょう。ドイツのGaloppOnlineを見てたらEpaloもここに出るみたいなのですか。
ビヴァリーDはMusical Chimesが走るのかな。
欧州はフランスのPrix du Jacques le Maroisに多分Six Perfectionsが出てくるはず。
ドイツの旧Aral-Pokal。レース名が変わったというかスポンサーが変わってわけ分からん。Wind in Her Hairがお腹にAraziの仔を宿した状態で勝ったときは確かにAral-Pokalで場所もGelsenkirchenでしたが、いまはKoeln開催だし。そしてレース名はRheinland-Pokal der Stadtsparkasse Koelnとなってました。クレディスイスじゃなくなったのか。Rheinland-Pokalで良いかな。中途半端に斜め読み。英王太子妃SのBundari、ドイツ賞のAlbanova、ついにドイツに回されたHigh Accoladeが注目されてますか。後はMalinas、Omikron、Rotteck、Simonas、Well Made、Sanexの名が挙がってますね。

Fasig-Tipton Saratoga Selected Yearling Sale
1日目のミリオンホースは一頭だけみたいですね。A.P. Indyの牝駒。母はSeebeで現役時代はGIII勝ちがある程度なのですが、Selkirkの半妹という血統背景。またSelkirkの他にもきょうだいにステークスウィナーが並ぶ血統がものを言ったのでしょう。牝馬ながら1.5ミリオンです。購買者のW.S. FarishはLane's End。
その次が900,000ドルのKingmamboの牝駒。母Sweet And LadyはGIIを勝ったSweet And Readyの仔。購買者はNarvick Internationalになってますが、Blood-Horseの記事によるとマチカネの細川オーナーが買ったようですね。購買した理由はKingmambo産駒だからとのこと。つーことは来年日本に来てマチカネなんたらでデビューするのか。母父がEl Pradoなのでどうかなとも。どうやらKingmamboという種牡馬はかなりインブリードに強く、Northern Dancerなんかは当たり前のようにクロスしてるんですが、そういった中でもSpecialの関わるSadler's Wellsはニックスといっても良いだけの結果が出ています。で、Sadler's Wells産駒のEl Pradoでも結果を出せるかは見ものです。
全体的には昨年に比べて少し平均価格、中間価格ともに下がってますし、取引成立率も下がってます。まだ初日の結果だけですが、Lane's Endが上場していないことが影響してるんだろうか。

Miswaki (1978 USA) Mr. Prospector - Hopespringseternal by Buckpasser
受精率の低下により種牡馬引退だそうです。まだ種牡馬やってたのかという気もしますが。ここ数年は高齢による受精率の低下で種付け料はPrivateになってましたが、今年は6頭に種付けしていずれも不受胎ということで引退決定。
ミスプロ系種牡馬としては最も異端の存在で、凱旋門賞を勝ったUrban SeaやJCを勝ったマーベラスクラウンのように芝のクラシックディスタンスをこなしました。最近の活躍馬としてはBachelor DukeとかEtoile Montanteか。
既にBMSリーディングを獲得しているなど母父としての活躍が顕著です。それもそのはずで累代がMr. Prospector、Buckpasser、Princequillo、Nasrullah、Bull Leaとほぼ完璧。よくもこれだけフィリーサイアーばかり集めたものだと思いますが、それを受け継いでMiswakiもフィリーサイアーと言える状況ではあります。すでにBMSとしてGalileo、DaylamiとDalakhani兄弟、サイレンススズカ、ザッツザプレンティなど。
後継種牡馬はBlack Tie AffairやMisilということになるんかな。
04/8/12
Hard Rock / Heavy Metal
ようやく今月のBurrnを読了。気になる記事を。

Europe
The Final Countdownの大ヒットが何もかもを狂わせたといってしまえばそれまでですが、とにかく初期メンバーでの再結成ですか。ばらばらになってから随分時間が過ぎてるし、メンバーの頭も冷えたんでしょう。懐も寒いらしいというのは昔、ミレニアムカウントダウンライブなんかをやった時に明らかにされてしまいましたが、まあよいさ。Europeが帰ってきたというだけで十分です。
と言いつつももうさすがにSeven Doors Hotelみたいな曲はやらんでしょうが。Midnight Sunがカヴァーした方がはるかに質が良いってどういうことなのさ…時代の差だ。
ニューアルバムが9月にリリース予定のようですが、細かい日程までは決まってないのかな。そして9/23にはこれまでのベストアルバムの2枚組がリリース予定みたい。昔リリースされているベストを持ってたら別にいらん気もしますねえ。ちなみに所属レーベルの違いからベストは昔いたソニーから、ニューアルバムはVictorからでるようです。

VAN HALEN
アメリカの伝説。黄金期であるSammy Hagerを擁する再結成ですが、ライブレポートとインタビューを読む限りでは凄く微妙なバランスの上に成り立っているんでしょうか。今はベスト選曲のライブでアメリカを回っているようで、その後アルバムをつくるかどうかなどは明らかにされていないですねえ。どっちにしろSammy HagerとVan Halen兄弟の間には溝がありそうですし、レコード会社への不信感も強いようで簡単には行かないのでしょう。

Sweden Rock Festival
Europe復活の舞台でもあったようですが、この面子は凄すぎて、羨まし過ぎる。JUDAS PRIEST、HELLOWEEN、TNT、SCORPIONSってなにそれ。日本でもサマーソニックとかのロックフェスティバルはやってますが、こういうクラシカルなHard Rockバンドに出番はないしねえ。

Keyboardist
なんでかキーボーディスと特集とかしてました。
Erik Norlander。またアルバム出すんかい。ソロプロジェクトの方のライブアルバム。なんかいろいろ出しまくってるなあ。でもLANA LANEとしてのオリジナルアルバムは随分前のProject Shangri-La以降出てないのか。
で、キーボーディストのソロアルバムが紹介されてましたが、今じゃほとんど手にはいらんのですがいかがいたしましょう。とにかくDon Aireyだよなあと思わなくもない。Jon Lordだって凄いんですが、HR/HMというフィールドで見てみるとDon Aireyなんですよ。DEEP PURPLEなんかに時間取られてるくらいならもう一回ソロやってくれませんかね。あと久々にDave Rosenthalの名を見た。RAINBOWの最後のキーボーディスト。今何やってるのかさっぱり分からんのですが、シーンに復帰するのはインギーが引きずり込まないと無理でしょうな。

Ritchie
Kotzenの方はソロアルバムが出るらしい。Blackmoreの方はベストアルバムが出るらしい。Blackmore's Nightの方は来日公演前にということでのリリースのようですね。ちっと調べてみたら余裕でチケット売り切れてたので余計なことで悩まずにすみましたorz。なんか最近ライブに行ってないので感覚鈍ってダメね。
Ritchieの所属は両方YAMAHAなのでそっちでどうぞ。YAMAHA MUSIC
Kotzenはもうバンドはやらないのかな?あれだけ加入したバンドが潰れ捲くったら嫌になるのかもしれませんけどねえ。

で、YAMAHA MUSICなのですが、私好みのアーティストばっかりなんですよね。で、ちょっとおもしろいのがリリース予定です。
大村孝佳 「NOWHERE TO GO」
Burrnのレビューにも出ていましたが、なかなか豪華メンバーが参加しています。5曲入りのミニアルバムのようですが、ヴォーカルがMark Boals、Doogie White、Ritchie Kotzen。Vitalij Kuprijのプロデュース。レビューでは後期RAINBOW路線とか評されてますし、さすがにYAMAHAは分かっておられる。
Foreign Racing
Fasig-Tipton Saratoga Selected Yearling
2日目はGiant's Causewayの牡駒が最高価格の1.85ミリオン。母がQueen Alaskaで半兄にCoolmore Lexington Sの勝ち馬Keatsということです。とはいえそこまで凄い牝系というわけでもなく、どっちかというとしょぼいですかね。ちと古いというのもあるんですが、すこしずつずれた配合なのですよねえ。まあGiant's Causewayは今年デビューしたファーストクロップが活躍してるので人気になってるのかな。
その次がGland Slamの牡駒。母はBisbeeで900,000ドル。これも近親にこれといった活躍馬はいない感じなのですよねえ。

Rock Hard Ten (2001 USA) Kris S. - Tersa by Mr. Prospector
Huskellを走った後にちょっとした問題が発生してMonmouthに残ることになりそうです。Minor Illnessという表現なのですが、どうも体調悪化によって内視鏡検査で大量の粘液が見つかるなどしているようです。これが回復すればカリフォルニアに帰るそうでTravers Sへの出走はなくなったようです。BCに間に合うかどうかというところなんでしょうかね。
アメリカではよくこういう内視鏡検査の異常とか血液検査の異常というのが出てくるんですが、日本ではあまり聞かないのでどの程度悪い状況なのかがあまりわからない。日本は単に公にしないだけなんでしょうけどね。
Horse Racing
Breeders' Gold Cup GII Asahikawa Dirt 2300m
1.タイムパラドックス
2.イングランディーレ
3.ビワシンセイキ
4.ウインジェネラーレ
中途半端に芝に拘るよりは距離を考えて連覇に挑んだ天皇賞馬ですが、先行して4コーナーで捕まってしまいました。そのままずるずると後退するようなことはなかったですが、2着に終わりました。事実上の一騎打ちであったわけで、負けるとしたらタイムパラドックスというのは暗黙の諒解でありました。ビワシンセイキが3着してますが、前の2頭からは離されてのゴールであり、勝負に絡むところまでは行ってません。4着以下も同様。
ウインジェネラーレが参戦していたのにはちと驚いたのですが、これってイングランディーレの真似っこかいな。

ザッツザプレンティ (2001 JPN) ダンスインザダーク - バブルプロスペクター by Miswaki
屈腱炎を発症しているとのこと。症状は軽く来年の復帰が目標…らしいです。
また1頭いなくなりましたね。
2004/8/13
Foreign Racing
Arlington Million GI Arlington USA Turf 10F
あちこちから集まって来てますが、どれもこれも中途半端な感じを拭えない悲しいメンバーであるような気もします。混戦。昨年みたいにStorming Home vs. Sulamaniとかあると盛り上がるんだが。
最早遠征してきているのか、アメリカに移籍したのかよく分からないことになっている一応欧州馬から。
ゴドルフィンのエースはVesponということになったようです。このところ2着の多い気がするのですが、前走はリステッドで2着というのがどうにも…ゴドルフィンも古馬は駒不足なのかな。
オブライエンはドイツで2着したPowerscourtが中1週で遠征してきました。これも信頼しにくい馬なのですが、この前のダルマイヤー大賞は斤量差があったことも事実で、後はアメリカの小回りコースへの対応が問題になるくらいなのでしょうか。
フランスからはVangelis。Frankel厩舎に移籍したみたいですね。今回は結構前に行く馬が揃った印象なので展開が嵌ることに期待して最後方待機で末脚勝負に持ち込みたいところでしょう。ハイペースで前が崩れたらこの馬かとも。
ドイツからはEpalo。今年のシンガポール航空Cを勝っているので距離などに問題はないでしょう。ケルンでの準重賞で2着して中1週での遠征のようです。
イギリスからはMagistretti。昨年何かのレースでいきなり2着くらいに来ててびっくりしたような馬ですが、今年はあまり調子がよろしくないようです。というか古馬の壁かなという気もしてますが。
カナダのMobilはダメだと思いますが、前に競りかけてペースを上げてしまいそうな馬ではあります。
アメリカ勢は昨年のセクレタリアトSの勝ち馬Kicken Krisでしょうか。芝実績は豊富で、K.デザーモへの乗り替りで勝負かけてきたと見るも良し。
そしてアメリカ移籍後はCharles Whitingham Hを勝ち、兄Silvanoに続いてのArlington Million制覇を目指すSabiango。前走で人気薄だったのはアメリカ芝への適応力が疑問だったということなのでしょう。ただ、前走は逃げに出たわけで、今回のように先行馬が揃ってしまうと展開的にどうなのかなという気もしなくはありません。
もう一頭有力馬Sweet ReturnはGIでは信頼できないと思われ、どっちかというと癖者のそろった今回のレースを勝ちきるだけの力はないでしょう。なので印をうつとしたら、先行勢が崩れると踏んで
◎Vangelis
○Epalo
▲Sabiango
△Kicken Kris
こんなものでしょうか。一番人気に応えられるとは到底思えないので、Sweet Return。SabiangoとEpaloで決まったら笑いものですな。

Secretariat S GI Arlington USA Turf 10F
ここはこれまで7戦6勝のKittin's Joyが3歳芝最強の名を手に入れるレースではないかなと思われます。このKittin's Joyを止めるとしたら海外馬ということで前走からアメリカに居残って調整を続けたSimple ExchangeとそのSimple Exchangeを欧州で下しているMoscow Balletになりますかね。ただ、オブライエンの不振ということでMoscow Balletはちと割り引く。遠征競馬でアメリカ初出走になるので状態も不安だし。

Beverly D S. GI Arlington USA Turf 9.5F
実績で最有力なのはMusical Chimes。ここでアメリカ芝の古牝馬の頂点にいることを示しておいて、BCFMTで海外馬を迎え撃つ体制に入りたいところでしょう。ただ距離に少し問題がありそうで、牡馬相手だったとはいえ10F戦で大敗していることが気になります。
フランスで重賞勝ちがありアメリカ移籍初戦を圧勝したCommercanteはアメリカコースへの適正も示していて期待度の高い一頭で、今回はMusical Chimesと人気を分け合っています。ここでMusical Chimesを下すようなことがあれば一気にアメリカの芝牝馬路線の主役になります。2強の隙を窺っているのが、Noches De Rosa。すんなりと先行できれば粘れるでしょう。
3歳馬は遠征馬が1頭だけ。今年のギニー路線なんかで期待されていたNecklaceが遠征。今年に入ってからの成績が振るわずついにこんなところにまでという印象。血統はかなり良いのですが、欧州的でアメリカの芝はどうかなとも思います。Darshaan自体はアメリカでも走る産駒を出しますが、この馬の場合叔父にOpera Houseとかだからなあ。

Sword Dancer Invitational H. GI Saratoga USA Turf 12F
距離面でArlington Millionにメンバーを持っていかれてしまいやすく6頭立て。
前走でGI制覇となったRequest for Paroleが参戦。Balto Starと人気を分け合いました。Balto Starがこの少頭数で逃げ切ってしまう展開になりやすい気がします。他の馬はどうもGIというイメージがない。

Prix de Jacques le Marois GI Deauville FR Turf 1600m
うわ。Whipper走るのかよ。
Six Perfectionsが出てきます。そしてAttarctionも。マイル路線の層の厚さはとんでもないですな。Attractionも2度続けて古馬に屈するわけにはいかないでしょうから本気で勝ちに来ているのではないですかね。Six Perfectionsもここまで引っ張った以上は万全で出てきてもらいたいですし。
それにしても牝馬ばっかり。牡馬ではSalselonやMy Riskといったあたりですかね。Whipperをはじめとして明らかにもっと短い方が良さそうな3歳勢はなあ。3歳のレベルを計るにはMajestic Desertが出てきてくれてるのでその結果を見ればよいか。

Rheinland-Pokal GI Koeln GER Turf 2400m
このレースの注目はAlbanovaは本物かどうかでしょう。もっと別のところを見ろといわれるかもしれませんけど。ここも勝つようならついに本格化といってもよいように思いますし、逆にここで惨敗してしまうと前走は人気薄の大駆けにされてしまいかねません。実際そんな感じではありましたけど。
メンバーはドイツ賞に3歳と遠征してきたHigh Accoladeを加えた感じですかね。なので本来は3歳の実力を見極めるべきレースなのでしょう。独ダビ上位のOmikronとMalinasですので、Rotteckをはじめとしたこのメンバーでも勝負にならないことはないのですし。ここでこけてしまわれたらバーデン大賞あたりでShiroccoが迷惑するわけだしなあ。
2004/8/14
Foreign Racing
Fasig-Tipton Saratoga Selected Yearling
3日目の結果も出たしまとめ。
まず、3日目のセッションでは3頭のミリオンホースが誕生しています。
Storm Cat - Jewel Princessの牝駒が1.4M。Unbridled's Song - Mesmerizedの牡駒が1.15M。Storm Cat - Gone to Venusの牡駒が1M。
Jewel PrincessはBCディスタフなどGI4勝を挙げた名牝。Storm Cat相手ではNearcticとPrincequilloのクロスが発生しています。母系はそこそこという感じですが、母が凄すぎるか。Gone to Venusも活躍馬を出している母系ですね。
さて、セール全体の結果では平均額も中間価格も取引成立率も昨年と比べてやや減少ですが、まず横ばいと言ってもよいレベルであろうかと思います。
結果がcsvで転がってるのでエクセルにぶち込んでいろいろ遊んでみました。で、3頭以上売れた種牡馬のデータ。
StallionAverageSoldNot SoldMaxMinCurrent FeeSire
A.P. Indy733,333311,500,000250,000300,000Seattle Slew
Cat Thief182,50061(1)350,000100,00035,000Storm Cat
Dexie Union173,33331240,00080,00030,000Dixieland Band
El Corredor177,60050300,00075,00020,000Mr. Greeley
Forest Wildcat278,75042(1)475,000190,00040,000Storm Cat
Forestry250,00041(1)425,000180,00050,000Storm Cat
Fusaichi Pegasus458,75042(1)700,000235,00085,000Mr. Prospector
Giant's Causeway913,333301,850,000190,00075,000Storm Cat
Gone West299,28571510,000100,000125,000Mr. Prospector
Grand Slam350,55595(1)900,000200,00075,000Gone West
Hennessy263,57172535,000100,00035,000Storm Cat
Mr. Greeley126,66660140,000100,00050,000Gone West
Pulpit235,00034238,333150,00035,000A.P. Indy
Saint Ballado259,00054(1)400,00070,000(125,000)Halo
Silver Deputy293,75041665,000100,00040,000Deputy Minister
Storm Cat928,333311,400,000385,000500,000Storm Bird
Tale of the Cat348,33360750,000100,00075,000Storm Cat
Tiznow250,00070500,00050,00030,000Cee's Tizzy
Unbridled's Song485,000931,150,000125,000125,000Unbridled
Not Soldの括弧内は欠場馬数。種付け料は2002年当時の種付け料が調べられたら良かったんですが、全部調べるのは無理だったので現在の種付け料を出しておきます。ただしSaint Balladoは2002年に死亡しているので2002年の種付け料です。2003年は75,000ドルが予定されていたのを参考までに。
平均額を出してみたもののGiant's CausewayとStorm Catで頭を抱える。数字は怖いですねえ。
全体としてはStorm Cat系とGone West系が勢いのある血統ということになるんだろうか。
Storm Cat、A.P. Indy、Gone Westといった種牡馬は種付け料にすら届かないような価格で落札されている例があるとおり、アメリカの種牡馬のトップクラスは種付け料が高すぎるということを示しているんじゃないかとも思いますが、Gone Westは今年20歳にもかかわらず来年は種付け料が上がって150,000ドルになるんだよなあ。
Lane's Endが上場を見送ったこともあってA.P. IndyやKingmamboなんかはこの結果よりもこの後に予定されているKeenland September Saleの方に注目すると良いんでしょうけど。高価格帯では売れなかったPulpitや高額でも売れたElusive Qualityなんかは今年のダービーあたりの結果を反映しているのでしょうねえ。Dixie Unionが好調なのとは対照的にDixieland Bandは低迷したし、Gone Westに較べてGulchが酷い結果に終わったりと、結構明暗分かれるところは分かれてます。Tiznowは堅実に売れてるし、Sunday Silenceの影響をまともに受けて一時高騰したSaint Balladoはラストクロップとはいえ落ち着くところに落ち着いている感じ。
Horse Racing
2歳
新馬は札幌のキングストレイル、新潟はジャズファンクとシンボリコジーン、小倉はケイアイフウジン。
■キングストレイル: サンデーサイレンス - サンタフェトレイル by ノーザンテースト
近親にシンコウラブリイなんかがいる良血馬。藤沢調教師も絶賛していたそうで、その期待通りに新馬勝ち。サンデーXテーストで後はどこまで行くかに注目するか。
■ジャズファンク: サクラバクシンオー - ドゥーワップ by ジェイドロバリー
調教が良く、評判になっていました。牝系は9-fのLevee系。
■シンボリコジーン: Cozzene - Karmifira by Always Fair
シンボリの短絡馬名。母はフランスの1000ギニーで2着という実績。今のシンボリはこういう外国産馬のほうが走るので、今年のシンボリのエースになるのかな。
■ケイアイフウジン: アフリート - ケイアイカーニバル by Wolfhound
近親にBCマイル2勝のDa Hossということです。
未勝利は
■ベイリーフ: サンデーサイレンス - ジャスミンリーフ by ヘクタープロテクター
■タイニーウイナー: ニホンピロウイナー - プリディクション by ソウルオブザマター
■ヤマカツブルックス: ヘクタープロテクター - ウエストサン by サンキリコ

ダリア賞 OP 新潟 1400m
1.マイネルレコルト
のようです。相当強い内容だったらしいのですが、分からん。
2004/8/15
Foreign Racing
Arlington Million GI Arlington USA Turf 10F
1.Kicken Kris: Kris S. - Kicken Grass by Jade Hunter
2.Magistretti: Diesis - Ms. Strike Zone by Deputy Minister
3.Epalo: Lando - Evening Kiss by Kris
4.Powerscourt: Sadler's Wells - Rainbow Lake by Rainbow Quest
5.Vangelis: Highest Honor - Capades Dancer by Gate Dancer
Powerscourtは直線で斜行して進路妨害。1位入線しましたが、4着に降着しました。よってKicken Krisが繰り上がり。
先行馬はことごとく崩れていてEpaloが何とか3着にはいったくらい。後は全部追い込んできた馬が上位に来ています。ある程度は先行馬が崩れるとは思いましたが、Sabiangoとかなら地力で粘ってくるかなとも思っていただけにVesponeとともに大崩れしたのには驚き。Magistrettiはこっちの芝の方があっているのかもしれませんが、後ろから展開が嵌ったという面もありそうです。直線に向いたあたりで後続が一気に先行勢を捕まえて後はゴールになだれ込んでいく感じなのですねえ。

Beverly D S. GI Arlington USA Turf 9.5F
1.Crimson Palace: Elliodor - Perfect Guest by Northern Guest
2.Riskaverse: Dyneformer - The Bink by Seeking the Gold
3.Nacklace: Darshaan - Spinning the Yarn by Barathea
4.Musical Chimes: In Excess - Note Musicale by Sadler's Wells
Musical Chimesは最後が甘くて、距離かなという気がしています。勝ったCrimson Palaceは南アフリカ産馬で、現在はゴドルフィン所属。Musical ChimesとCommercanteが結局抜けた人気になって後は混戦という状況でCommercanteがこけたわけで、デットーリの腕かなあ。

Secretariat S GI Arlington USA Turf 10F
1.Kitten's Joy: El Prado - Kitten's First by Lear Fan
2.Greek Sun: Danzig - Sunlit Silence by Trempolino
3.Moscow Ballet: Sadler's Wells - Fire the Groom by Blushing Groom
Kitten's Joyが楽勝しました。直線に入って先頭にたち、後は差を広げるだけ。芝路線のエースとなるだけの力は示したと言えるんじゃないですかね。BCターフではアメリカのエースとして欧州馬を迎え撃つ立場になるでしょう。

Sword Dancer Invitational H. GI Saratoga USA Turf 12F
1.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
2.Request for Parole: Judge T C - Madison's Quest by Deputy Minister
3.Balto Star: Glitterman - Miss Livi by Devil's Bag
Balto Starは直線最後で力尽きたようです。Better Talk Nowはこの路線の上位でしたが、今年になってからは少し精彩を欠いていました。今年の初勝利がGIと言うことになりました。Request for Paroleも前走United Nationsの結果がフロックではないことは示せましたかね。

Geoffrey Freer S GII Newbury GB Turf 13.5F
1.Mubtaker: Silver Hawk - Gazayil by Irish River
Mubtakerが復帰戦を飾りました。近年の最強世代の最後の砦としての面目を保ち、最大目標凱旋門賞に向けてまずは順調ということでしょうか。このレース3連覇ということになりました。復帰戦がここまでずれ込んだのだから順調とはいえないのかもしれませんが、ともかく凱旋門賞でタップダンスシチーとの7歳馬対決を繰り広げてもらいたいものです。タップダンスシチーと同じようにレースを厳選して使ってまだまだ現役を続けるつもりな様ですね。凱旋門賞を勝ったら即引退種牡馬入りになるんだろうけど。
Horse Racing
2歳
新馬戦。札幌はワイルドソニックとヴァンクルタテヤマ、新潟はメジロハンター、小倉はビッグサウンド。
■ワイルドソニック: フジキセキ - トキオジュリア by Crafty Prospector
フジキセキ産駒は3頭目の勝ち上がりかな。この後はマイルあたりで走ることになるみたいですが、どうも牡馬では大物を出せないんじゃないかという感じです。
このレースはワイルドソニックのクビ差に来ていたヴァーチュの方に注目です。サンタムールの初仔で父がタイキシャトル。牝系が早熟な快速系なのでそこにタイキシャトルなんて入れたら、もう2歳で勝たないとどうしようもないという気もしてますが、祖母アンブロジンなのでなんとでもなるような気がします。
■ヴァンクルタテヤマ: フォーティナイナー - フラワータテヤマ by ブライアンズタイム
母フラワータテヤマはダートの短距離で活躍し、OP勝ちがあります。フォーティナイナーなのでこの馬もダートの短距離を中心に活躍することになるのでしょう。そうそう簡単にはへたれない血統だと思うので、古馬になってからの方が本領を発揮するような気がしてなりませんが。
■メジロハンター: サクラバクシンオー - メジロリズム by ヘクタープロテクター
メジロの新馬勝ちは今年初めてか。この血統なのだから新馬で勝ってもおかしくないんですけど。メジロリズムのきょうだいはそれなりに活躍していることは活躍しています。準OPあたりで壁にぶつかってしまうのですが、堅実ではあります。
■ビッグサウンド: ダンスインザダーク - シュガークッキー by トウショウボーイ
じりじり伸びていたような印象でやっぱりダンスインザダークなのかとも。長めの距離で使うんだろうか。
札幌の新馬戦はフレンチデピュティ産駒が人気上位を占めていたのですが、両方とも飛んでますね。フレンチデピュティは今のところ新種牡馬リーディングの勝ち星でリードしていますが、人気しすぎている面があるのではないでしょうかね。
未勝利戦勝ち馬。
■コスモプロムナード: マイネルラブ - エトワールパッサー by メイワパッサー
■マルシゲセルシオ: エイシンサンディ - マルシゲプリンセス by イブンベイ
■ニューグランジ: Giant's Causeway - Seattle Delighter by Seattle Slew
Giant's Causeway産駒JRA初勝利。欧州で2歳馬が活躍してましたが、日本でも勝ち馬を出しました。Fasliyevの例があるので3歳以降はまだ分かりませんが、とにかく2歳戦では相当なものでしょう。Giant's Causewayの競走実績からは3歳までもって当たり前なんだが、Storm Cat系ということで怖さはある。

クイーンS GIII 札幌 芝1800m
1.オースミハルカ: フサイチコンコルド - ホッコーオウカ by リンドシェーバー
2.エルノヴァ: サンデーサイレンス - シンコウエルメス by Sadler's Wells
3.ヤマニンシュクル: トウカイテイオー - ヤマニンジュエリー by Nijinsky
ヤマニンシュクルに52kは反則的に軽いと思っていましたが、結局昨年と同じ展開に持ち込んだオースミハルカの連覇でした。エルノヴァが最後の1Fで鋭く伸びてクビ差にまで迫っていましたが、何とか逃げ切り。ヤマニンシュクルは意外と伸びてなかったようです。
チャペルコンサートが直線で不利を受けていたらしいのですが、11着に終わっては何も言えないですな。そしてオースミコスモが7着、チアズメッセージが6着とこけました。オースミコスモはもう少し前につけないといけなかったような気がします。本来瞬発力勝負では分が悪く、それがまともに出てしまった部分というのはあるのでしょう。なぜか人気のあったウイングレットもこけていますね。
三連単の先行発売で711倍、三連複が94倍ですので三連単の破壊力は凄いものがあるということを示しましたか。まあ三連複もロクに当たらんのに三連単なんか買う気しませんが。秋のGIでは三連単が買えるようになるんでしたか?

小倉記念 GIII 小倉 芝2000m
1.メイショウカイドウ: スキャン - キンセングローリー by ヒッタイトグローリー
2.メイショウバトラー: メイショウホムラ - メイショウハゴロモ by ダイナガリバー
3.オースミステイヤー: ブライアンズタイム - ミドルフォークラピッヅ by Wild Again
武兄弟で決まりました。いつものように先行するメイショウバトラーを直線でメイショウカイドウが捕らえて終わり。メイショウカイドウの方は今後GIIやGIでどこまで通用できるかと言うことになりそうですが、今回も内埒を頼りにいった感じがあるので、それを何とかしないといけないのでしょう。メイショウバトラーはGIIIの牡馬相手なら先行できるし粘れます。でも牝馬限定戦で同じことができないのは牝馬限定戦が極端なペースになりやすいからか。単にメイショウバトラーが小倉巧者なだけかもしれませんけどね。
そしてオースミステイヤーが3着に。まあ芝で走れないと言うことはなさそうでしたが、それでも重賞でいきなり3着にくるのか。
2004/7 [2]2004/8 [2]

|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMO|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK|MEMOLOG>2004/8 [1]
topREVERY_L_ELEKTRA