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2004/11 [2]2004/12 [2]
2004/12/1
Foreign Racing
Tattersalls December Sale
結構いろいろな馬が取引されてますな。昨日はAirwaveで今日はIpi Tombeがトップ価格。
Airwaveは今年いまいちな成績に終わっていますが、2歳のCheveley Park SでRussian Rhythmを破った実績があります。今年で現役を引退して上場されていました。Coolmoreがノーザンファームに競り勝って落札。落札額は550,000ギニー。
Ipi Tombeは今年から繁殖入りして結局Sadler's Wellsをつけていたようです。落札したのはアメリカのクライアントのエージェントとのこと。この代理人はアメリカの新しいクライアントのために落札したといってますが、名前は出せないといってますな。どうもアメリカに戻すということを言ってます。というかなんで欧州に渡ってたのかって気もするんですが。たしか引退した当初はStorm Catとか言ってたわけで、急にSadler's Wellsつけたくなって渡欧したのかねえ。落札額は850,000ギニー。
ざっとRacing Postの記事を見ただけですが、Renashaanも上場されてたらしいですか。Pivotalを受胎中で、Alexander Goldrunがl'Operaを勝っていて繁殖実績があるとはいえ、15歳の繁殖に650,000ギニーは高いよなあとか思わんでもない。Sadler's Wellsとの交配を試してみたいのだそうで…結局そこかいな。4年前のこのセールにも上場されて300,000ギニーだったとのこと。
Kenmistもかいな。こちらはGrey Lilasの母。775,000ギニー。ここでもノーザンファームは競り負けてるみたいですな。
昨年のフランスオークス2着のTime Aheadは650,000ギニー。Dalakhaniと交配されていたようです。Danehillが生きていればと言いつつ、Rock of Gibraltarでスピードを注入したいのだそうですよ。

King of Kings (1995 IRE) Sadler's Wells - Zummerudd by Habitat
King of Kingsがスイスに送られることになったようです。この馬はあちこち渡り歩いてるという印象があったのですが、ついにスイスか…。昨年はたしか日本にリースで来てたはずではあります。2002年に産駒がデビューしてこれまでNZのKing's Chapelが出世頭。欧州ではGeminiani程度しか活躍馬が出ず不振と言われても仕方の無いレベルではありましょう。
で、このKing of Kingsの替わりにAraziがスイスから戻ってくるようではあり。今はシャトルでオーストラリアにいるようですが。…Racing Postの記事を見ているとPermanently in Australiaとか言ってるのですが、スイスに売却されたんじゃなかったっけか。

Zenno Rob Roy
Stallionsを開いてみたらいきなりゼンノロブロイの血統解説とかあったのでチェキ。
Stallions: ZENNO ROB ROY AND LION TAMER
Lion TamerとセットになってるのはLion Tamerの祖父がEasy Goerだから。ロブロイの方だけ見てみた。というわけで以下に訳出してみた。
ゼンノロブロイは日本産ではあるがその血統は完全にアメリカのものである。彼の父は3歳でアメリカの年度代表馬になったHalo産駒で輸出され種牡馬としてのキャリアを日本で過ごした。彼の母Roamin RachelはMr. Prospectorの仔Miningの産駒である。3歳と4歳においてトップクラスのスプリンターでありGI Ballerina H.、GII Beaumont S.を含む9つのレースに勝利した。Roamin Rachelの第二仔はDeputy Ministerの産駒で複数のGIで入賞し、ステークスを2勝したDarling My Darlingである。A.P. Indyの牡駒を産んだ後、Storm Catの牝駒を受胎した状態で日本に輸入された。Zenno Rob Royは彼女の初めての日本で種付けされた仔である。
Roamin Rachelは彼女の母、Clever Trickの牝駒であるOne Smart LadyのMiningを父とした4頭の産駒のうちの最初の産駒である。彼女はこの4頭の中で最良の競走馬であった。他のきょうだいは、Hallo RachelがWoodbineのGlorious Song Sを勝ち、Choice Claimは3勝してGIII First Lady H.を勝ったSeattle Slew牝駒Anotherの母となった。
これ以外のSmart Ladyの娘では、Tangledが未出走であったが、GI Acorn SとGI Fantasy Sを勝ったCat's Cradleを産んでいる。またZenno Rob Royの4代母であるPlucky RomanはTop Flight H.を勝つ能力の高い競走馬でした。
Zenno Rob Royに加えて、4頭の重賞馬がSunday SilenceとMr. Prospectorあるいはその仔の牝馬の間に誕生しています。1頭はMr. Prospectorの牝馬からですが、他の3頭には興味を惹かれます。GI馬サイレンススズカを含む2頭がMiswakiの牝馬から、そして1頭はWoodmanの牝馬から出ています。Mining、Miswaki、WoodmanはMr. ProspectorとBuckpasser牝馬の間に産まれている事は特に興味を惹かれる点であり、特徴的なクロスが存在します。簡単なチェックでも少なくとも13頭のSunday SilenceのステークスウィナーにBuckpasserが存在することが示され、それらのうち4頭はGI馬です。少し範囲を広げると40頭近いステークスウィナーがHelo系の種牡馬と母系にBuckpasserを持つ母の間に産まれています。最もZenno Rob Royの名牝の仔であるという見地から興味を惹かれるのは、Halo牝駒であるGoodbye Haloで、Miningの母と3/4姉妹である牝馬を祖母に持っています。
Haloの系統がBuckpasserの血統に対して明確な根拠として寄与する事実とは別に類似性のある血統的理由があります。
Haloの父Hail to Reasonの母Nothirdchanceの血統を見るとBlue Larkspur、Man o'War、TeddyがBuckpasserの母Busandaと非常に似た構成をしていることに気がつく。更にHaloはPharamond IIの仔を母の父に持ち、一方でBuckpasserはPharamond IIの孫を父に持っている。
訳出終了。ということだそうですよ。サンデーの4頭の重賞馬がミスプロ系を母の父に持っているというのはどの辺りの重賞までを指して言ってるのかなという気がしなくも無かったり。サンデーXミスプロはフサイチエアデールということでok?グレイトジャーニーなんかはチェックにもれたということでしょうかねえ。分かりませんが、今年の重賞馬が入ってないという予感もする。Kingmamboのスズカマンボも外れてるみたいですし。更にサンデーX Woodmanでちと悩んだがこれはSilent Honorということになりそうか。Miswakiのもう一頭というのも分かりにくいんだが、該当するのがマニックサンデーしかいないっぽいですか。ウインシュナイトは重賞勝ってないから。
で、サンデーXミスプロがフサイチエアデールだとしてやると、後半に出て来ているBlue Larkspur、Man o'War、Teddyという組み合わせはFrancis S.の母の中に見えますな。これだとHail to ReasonとFrancis S.が類似するのでそっちで利きそうではあるか。この3頭はアメリカの定番的種牡馬でもあるのでミスプロだってTeddyのクロスがあって父方からMan o'War、母方からBlue Larkspurの血を貰ってることは貰ってるんですが、近いところでの組み合わせとなると限られてくるかな。グレイトジャーニーだと母が優秀なだけな気もしますが、アンブロジンの祖母辺りの血統でその3頭がちらついていたりします。またアンブロジンの母父のDamascusがPharamond=Sickleの全血クロスとBlue Larkspurクロスがあったり、というかBy Jimminy≒Blade of Timeと考えるべきか、という状態ではありますな。ついでにスズカマンボだとNative Partnerの辺りでそれらしきものが見えていますな。Dinner Partnerまで戻っても可であり、これだと父Tom FoolってことでPharamond IIも直接的に取り込んでるし。
雑記
地震キター。なわけなのだが、結構揺れてるなとか思いつつIRCに書き込んでるのはどうかと…。
震度の速報で湖南市ってどこよって思った人が多いような予感。まあしゃあないか。
2004/12/2
Foreign Racing
Hong Kong International Races
とりあえず選出馬が発表されているので見ておく。
日本から選出されているのは以下の5頭。
カップ: ダンスインザムード
マイル: デュランダル、テレグノシス
スプリント: サニングデール、カルストンライトオ
社台の3頭とスプリントGI馬2頭ということでok?
で、それ以外の外国馬も含めて最終的な選出馬は以下のとおりです。
HKJC: Selection of Hong King Cup
Rakti: Polish Precedent - Ragera by Rainbow Quest
 IR124。1着Prince of Wales's S、Queen Elizabeth II S、Derby Italiano、Premio Presidente della Repubblica、British Campion S。
Powerscourt: Sadler's Wells - Rainbow Lake by Rainbow Quest
 追加選出。IR120。1着Tattersalls Gold Cup。
Ancient World: Spinning World - Headline by Machiavellian
 IR117。1着Premio Vittorio di Capua。
Touch of Land: Lando - Touch of Class by Be My Guest
 IR117。GII Grosser Mercedes Benz Preis2着など。
Fields of Omagh: Rubiton - Finneto by Cerreto
 IR116。1着Cox Plate。
Soldier Hollow: In the Wings - Island Race by Common Grounds
 IR116。1着Premio Roma。
Bowman's Crossing: Dolphin Street - Biraya by Valiyar
 IR112。
Bullish Luck: Royal Academy - Wild Vintage by Alysheba
 IR112。
Ain't Here: Dehere - Ain't She a Daisy by Sabona
 IR111。
Elegant Fashion: Danewin - Wily Trick by Clever Trick
 IR111。1着Hong Kong Derby。
Walkamia: Linamix - Walk on Air by Cure the Blues
 IR111。
Latice: Inchinor - Laramie by Gulch
 IR117。Prix de Diane。
Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
 IR116。Prix de l'Opera。
Dance in the Mood: Sunday Silence - Dancing Key by Nijinsky
 IR112。Japanese 1000 Guineas。
結局Raktiはこっちに出走することにしたのね。まあ、気分次第という面があるのでマイルCSのようにかっとぶかも知れないし、逆にあっさり勝ってしまうかもしれないという相変わらず厄介な馬ではありますな。んで、やっぱり中距離が好きらしいPowerscourtも追加で選出されています。Vaseではなくてこっちを選んでる辺りがらしいといえばらしいですけどね。Ancient Worldはマイルでなくてカップなのな。距離がもつのかどうかとかいろいろあるかと思いますがねえ。イタリアでGIを勝ってるから勝算ありとでも見ましたか。昨年は調子に乗ってJCからVaseなんていうローテーションだったFields of Omaghも今年は距離を考えたのかカップに出走。仏オークス馬Laticeも今年後半はパッとしていません。それよりは順調に使えていないとはいえOperaでGIタイトルを手に入れたAlexander Goldrunの方が良さそうではある。Dance in the Moodはレース当日にならないと分からんでしょう。
こういった海外勢を迎え撃つのが昨年3着のElegant Fashionと昨年はマイルで2着に入ったBowman's Crossingの2頭ということになりそうです。

HKJC: Selection of Hong Kong Mile
Durandal: Sunday Silence - Sawayaka Princess by Northern Taste
 IR121。Mile Champion Ship、Sprinter's S。
Oriental Magic: Desert Prince - Kalamba by Green Dancer
 IR116。香港に移籍前はKalamanという名で走っていたKalanisiの半弟。
Telegnosis: Tony Bin - Make a Wish by Northern Taste
 IR116。NHK Mile Cup。
Firebreak: Charnwood Forest - Breakaway by Song
 IR115。
Grand Zulu: Grand Lodge - Bravo Zulu by Military Plume
 IR114。STC Tancred S。
Eagle Rise: Danehill - Evening Breeze by Surumu
 IR113。
Martillo: Anabaa - Maltage by Affirmed
 IR113。
Valentino: Valanour - Rotina by Crystal Glitters
 IR113。Whortleberryの兄貴か。
Figures: Maroof - Mercurous by Mercury
 IR112。
The Duke: Danehill - Mer du Sud by Bluebird
 IR110。
Meridian Star: Dolphin Street - Framed by Tate Gallary
 IR109。
Perfect Partner: Quest For Fame - Stockings by Whiskey Road
 IR109。
Scintillation: Danehill - Subterfuge by Machiavellian
 IR105。
Antonius Pius: Danzig - Catchascatchcan by Persuit of Love
 IR117。
ということでレート的にはDurandalがぶっちぎりだったりしますねえ。というか国際GI馬はDurandalとGrand Suluの2頭だけということになってますな。ここはいつもこの程度だったっけ。Grand Zuluの勝ったSTC Tancred Sは2400mのGIですが、マイルがベストという判断なのだろうかな。今年の香港はドイツ馬とオブライエン馬をよく見かけるような希ガス。オブライエンは不振だった分を取り返そうということかなと思ったりもしますけど。
DurandalもTelegnosisも後ろからの馬なので差し切れない可能性というのはあるんですけどねえ。それほど強い馬も出てきてないので行けそうではあるか。Antonius Piusが一番怖いかな、いろいろな意味で。

HKJC: Selection of Hong Kong Vase
Warrsan: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
 IR120。Coronation C、Grosser Preis von Baden。
Simonas: Sternkonig - Sistadari by Shardari
 IR117。
Polish Summer: Polish Precedent - Hunt the Sun by Rainbow Quest
 IR116。Dubai Sheema Classic。
Senex: Pelder - Septima by Touching Wood
 IR115。Gran Premio di Milano。
Brian Boru: Sadler's Wells - Eva Luna by Alleged
 IR114。St. Leger。
Sights On Gold: Indian Ridge - Summer Trysting by Alleged
 IR114。
Super Kid: Gaius - Pompeii Pride by Pompeii Court
 IR114。Steward's Cup。
Phoenix Reach: Alhaarth - Carroll's Canyon by Hatim
 IR113。Canadian International。
Imperial Dancer: Primo Dominie - Gorgeous Dancer by Nordico
 IR112。Premio Roma。
Roosevelt: Danehill - Star Begonia by Sadler's Wells
 IR110。Star Begoniaってそういえば今年のKeeNovで社台が競り落としていたような…。全弟にFive Dynasties。
Beethoven: Zabeel - Abbave by Ahonoora
 IR107。
Supreme Rabbit: Definite Article - Dawn Chorus by Mukaddamah
 IR106。
Vallee Enchantee: Peintre Celebre - Vervine by Lear Fan
 IR115。Hong Kong Vase。
Sweet Stream: Shantou - Snug Dinner by Jareer
 IR113。Prix Vermeille。
昨年の4着までが再び顔を合わせるということになりました。JCをパスしてここの連覇に照準を合わせていたVallee Enchanteeですが、今年は牡馬相手にやや苦戦していたという面があり、追い込み馬であるのに馬格が無く厳しいところはあったんですけどねえ。WarrsanはFallonがSimonasに乗ると言い出したので、また騎手探しの段階になってしまいました。香港馬はなぜかここに出ることになったSuper Kidが一番期待できそうか。

HKJC: Selection of Hong Kong Sprint
Silent Witness: El Moxie - Jade Tiara by Bureaucracy
 IR121。Hong Kong Sprint、Chairman's Sprint Prize。
Var: Forest Wildcat - Loma Preata by Zilzal
 IR117。Abbaye de Longchamp。
Calstone Light O: Warning - Oshima Lucia by Crystal Glitters
 IR116。Sprinter's S。
Osterhase: Flying Spur - Ostrusa by Rustan
 IR115。
Pivotal Point: Pivotal - True Precision by Presidium
 IR115。
Sunningdale: Warning - Kadizadeh by Darshaan
 IR115。Takamatsunomiya Kinen。
The Tatling: Perugino - Aunty Eileen by Ahonoora
 IR115。
Cape Of Good Hope: Inchior - Cape Merino by Clantime
 IR112。
Royal Millennium: Royal Academy - Galatrix by Be My Guest
 IR112。
Yell: Anabaa - Vocalist by Bluebird
 IR111。
Able Prince: Hurricane Sky - Queens Choir by Palace Music
 IR110。
Battle Won: Honour And Glory - Call Her by Caller ID
 IR106。
Multidandy: Danehill - New Acquaintance by Kings Island
 IR105。
Natural Britz: Maroof - Miiharo by Bletchingly
 IR105。
無傷の12連勝Silent Witnessを止める馬はいるのかってところではありましょう。調教師が襲われて重傷とかいうニュースもあったりするのですが。香港でしか走っていないとはいえ、欧州遠征を敢行したCape of Good Hopeが向こうのGIでも入着していたことから、十分通用するはずなんですよね。その欧州からはシーズンの終わりになってGIを勝った上がり馬Varが遠征してきましたので、楽しみではありますな。あとはスプリントGIの常連The TatlingもいるしPivotal Pointもいるしそれなりにメンバーは揃っているかと。
日本のWarning産駒のGI馬2頭もこのメンバーなら上位と考えてもよく、Calstone Light Oはとにかくダッシュ力に物を言わせて埒沿いを確保してあとはなるようになれってところではありますが、直線1000mということに関していえばSanningdaleより上位になるのではないかなとも。
マカオで1000mを55.4で走破したと言われる怪物Natural Britzもその実力がどの程度のものかということになりますね。いろいろな意味で当日最も注目のレースになるのではないかと思われます。
Osterhaseは血統表を見てみると、代々入っているのはドイツの種牡馬だったりしますが、オーストリアの牝系に母父がハンガリーの名馬Imiの直系という血統。そういう母がどういう理由かIREにいて、AUS産のDanehill産駒Flying Spurが欧州にシャトルされたときの種付けということになりますか?これ。
2004/12/3
Horse Racing
阪神Juvenile Fillies GI 阪神 芝1600m
馬名母父騎手調教師
1カシマフラワーヘクタープロテクターフラワーブリーズFair Judge松永幹夫高市圭二
2エリモファイナルオペラハウスエリモセントラルドクターデヴィアス内田博幸大久保正陽
3ラインクラフトエンドスウィープマストビーラヴドサンデーサイレンス福永祐一瀬戸口勉
4マイネデセールマイネルラヴメインディッシュサンシー木幡初広斎藤宏
5ショウナンパントルサンデーサイレンスバブルウイングスIn the Wings吉田豊大久保洋吉
6アンブロワーズフレンチデピュティフサイチミニヨンサンデーサイレンスD.ホワイト小島太
7ハギノコマチジェリハギノトニーレディトニービン藤田伸二鮫島一歩
8テイエムチュラサンタイキシャトルフルフリングスノーザンテースト小池隆生小島貞博
9エイシンハッピーグラスワンダープレミアタSadler's Wells幸英明坂口正則
10ジェダイトサンデーサイレンスグリーンポーラNijinsky柴田善臣池江泰郎
11ミラクルコンサートフジキセキラブソーリーウォーニング和田竜二川村禎彦
12リヴァプールダンスインザダークマークプロミストウショウボーイ川島信二田島良保
13クロユリジョウサニーブライアンプリンセスジョーキンググローリアス池添謙一岡田稲男
14デアリングハートサンデーサイレンスデアリングダンジグDanzig武幸四郎藤原英昭
15モンローブロンドアドマイヤベガソニンクMachiavellian安藤勝己安田隆行
16コスモマーベラスフジキセキロモーラNijinsky長谷川浩大中村均
17ライラプスフレンチデピュティフサイチエアデールサンデーサイレンス武豊松田国英
18キャントンガールStorm BootOn A LarkThe Prime MinisterM.デムーロ岡田稲男
ジェダイトをどうしましょうとか思ってたら大先生か…なら、いらんか。ケープリズバーンの半妹ではありますが、このきょうだいはケープリズバーンが活躍した反面、モビーディック、ヴェルデマーレ、リビングデイライツと評判になってはこけるという悪夢が。そういやケープリズバーンの初仔になるアリューシャンが土曜阪神6Rでデビューしますな。
ここはファンタジーSを圧勝したラインクラフトが人気になるんだろうけど、確かに昨年のスイープトウショウみたいに出遅れて直線一気みたいなことをしてるわけでもなく、まともに走ったら勝つでしょうなあ。函館2歳以来休養してぶっつけになったアンブロワーズはどうなんだろうと思わなくも無いが…。雨が結構降ったりしたらまず何が起こるか分からないという気はしなくも無い。
それにしても今年産駒がデビューした新種牡馬の産駒が5頭というのはなかなかにすごいことだろうし、このうちのどれかがGIタイトルを取ってしまったらそれはえらい事であるだろうなあ。アンブロワーズ(フレンチデピュティ)、マイネデセール(マイネルラヴ)、エイシンハッピー(グラスワンダー)、モンローブロンド(アドマイヤベガ)、ライラプス(フレンチデピュティ)の5頭ですが、上位人気になりそうなのもいたりしますし。

World Super Jockeys Series
V. Espinozaが本国のリーディングに全力を尽くすために日本でも香港でも乗らないのは良いとして、その代わりに選出したのがA. Suboricsってのはどういうことなんだろうかなと。いや、JRAの公式の騎手紹介のところで地区が北アメリカ、国名がドイツとかいうわけの判らんことになってるし…。地区のバランスをそこまで気にするんだったら北アメリカから代わりの騎手呼べよと。
とりあえず騎乗馬だけでもまとめとくと以下のとおり。
騎手Golden Spur TrophyGolden Whip TrophyGolden Saddle TrophyGolden Boots Trophy
A.スボリッチアルドラゴンサイレントクルーズタイセイエトワールグランプリゴールド
藤田伸二インペリアルパワースパルタクスオレハマッテルゼマイネルレジオ
柴田善臣ウイングロリアインマイアイズイナズマセレーネブルートルネード
O.ポッソンエイシンカイフォンマヤノシャドーアンクルリーサムカノヤバトルクロス
G.ボスオーミロビンソンアサクサデンエンラタフィアモニュメンタル
I.マンディザバルクワイエットデイユノピエロシセイヒカリタニノボルガ
E.プラードスリートウショウブルーショットガンボードスウィーパーフィレンツェ
P.スマレンダイタクフラッグテンザンオペラホリーゴーストブラッドバローズ
武豊ダークスワンテイエムリキサンサンレイフレールファンドリマヤサン
D.ホランドバイオレットボスカネトシディザイアホウライウォニングフレアリングベスト
内田博幸フミノシンタヘヴンリーロマンスマキハタグルーオンダイタクアルビン
D.ホワイトロマニスタシンデレラボーイ インコグニートブライアンズレター
横山典弘ロングオベリスクヤマニンアルシオンカネトシサンセールチキリサンサン
安藤勝己ワンダーハーブシンボリスナイパートウカイポピーラバグルード
昨年は一部のレースで騎乗馬無しとかいう事態になってJRAが面目を失ってましたが、今回は十分出走馬を確保できてはいます。で、それぞれのレースの出走馬をあらかじめJRAがグループ分けしてから騎乗馬を決めてるのでそれほど片寄るわけでもなくなってますが、それでも当たり外れはあるのでしょうなあ。
スパートロフィーはダートの1800m。1000万下の条件ならクワイエットデイが抜けているかと思いますがねえ。クワイエットデイを引いたのは今年のフランスリーディングI. マンディザバル。どう考えてもクワイエットデイが崩れることはなさそうでこれは当たりといえるかなと。Aグループの4頭の中ではスボリッチのアルドラゴンが微妙に外れくさかったりするかなあ。
ホイップトロフィーは準OP、芝の1600m。インマイアイズとヘヴンリーロマンスが中心かな。ヘヴンリーロマンスは2000m辺りの距離でずっと使われてきていて、マイル戦なのはちと嫌かも知れませんし、不安定なところのある馬でもあるので嵌ればということになるか。インマイアイズは勢いに乗っているのでかなり良いかな。グループとしてはDとされてしまったのですが、ヤマニンアルシオンに注目ということになりそうでもあります。あの時と同じ阪神マイルでドカンと来ないかなあ。
サドルトロフィーは芝の1400m。前走オグリキャップメモリアルという馬が多くそこで2着したオレハマッテルゼが上位。とはいえ京王杯SCで全兄Diktatの手綱を取ったD.ホランドを確保したホウライウォニングには頑張っていただきたく…。I.マンディザバルは前走障害未勝利惨敗から中1週とかいうとんでもないのに乗ることになってますな。
ブーツトロフィーは芝の2000m。ここは抜けて強い馬というのはいないかと思われます。フィレンツェが一番人気かなあ。それだってどこまで信頼できるかという程度ではあるし。長期休養明けのブラッドバローズも怪しいといえば怪しい。カノヤバトルクロスもいいところにまでは来ても勝てるとは思えないしなあ。
で、シリーズ全体では、
◎D.ホランド
○I.マンディザバル
▲藤田伸二
△横山典弘
という見立てにしてみましたが。
Music
Power of the Blues / GARY MOORE / 東芝EMI TOCP-67535
少なくともイギリスでは6月にリリースされていたGary Mooreの最新作。国内盤が出るまで半年もかかったよ。向こうでの所属がSanctuaryになったからか、それともVictorに切られたからかは知りませんが、国内ディストリビューターが東芝EMIになってました。で、東芝EMIということはCCCDです。…あのな、どこもかしこもCCCDが失敗だったということを遠まわしながら認め始めているようなこの時期に何も考えずにCCCDでリリースするってのはどういう了見かと。大体Gary MooreのCDなんてCCCDにする意味がどこにあるんだよ。国内盤の発売まで半年もかけやがったくせに、その上でCCCDするって何考えてるんだろうなあ。
さて、今作は前作のScarsに引き続きトリオ編成ですが、ベースがCas Lewisから交替していてBob Daisleyになってます。ドラムスはDarrin Mooneyのまま。プロデューサーはいつものChirs Tsangarides。まあGary Mooreがこの仕事に引きずり込んだようなものですし、結局一番頼りにされているのでしょう。苦労人というイメージが抜けない理由の一部もGaryのせいだろうが。一貫してHard Rock作品のプロデュースを手がけてきたChrisがプロデューサーに加わっているから、単なるブルーズには終わらない作品が仕上がるともいえるのか。
Live at Monsters of RockのDVDに収録されていたインタビューでは次のアルバムはこれまでよりハードなものになるとかいろいろ言ってましたが、出来上がってみればまたブルーズアルバムでしたという落ちがついてます。この辺はThin LizzyマニアのCas Lewisがいなくなったことが影響しているのかなと思わないでもなかったり。

ところで以前東芝EMI(というかVirgin Record在籍時代)に出ていた2種類のベストアルバムがBest of Bestということで廉価版になってました。両方持ってるから買わないけど、Hard Rockをやっていた時代なので今回のCDと較べると大分変わったなという部分とこの辺は同じかという部分の両方があって結構良い感じですな。
Gary Mooreについてはこの辺でいろいろと書いたのですが、Hard Rockが好きな人にはOut in the Fieldsの方を、それ以外の人にはBallads And Bluesを薦めます。
2004/12/4
Horse Racing
2歳
新馬戦。阪神はアップドラフト、ワンダーガジ。中山はナイキバリアント、アミリス。中京はメイショウリオン。 ■アップドラフト: エルコンドルパサー - マクダヴィア by Blushing John
■ワンダーガジ: Ghazi - Dancing Lass by Cure the Blues
GhaziはPolish Navyの産駒で半兄にはPompeii Courtという血統。
■ナイキバリアント: Stephen Got Even - Mystical Tricks by Zen
Stephen Got EvenはA.P. Indy産駒で今年産駒がデビュー。
■アミリス: フレンチデピュティ - ミスティグリーン by トウショウボーイ
■メイショウリオン: ジョリーズヘイロー - ユウキチェリオ by オペラハウス

未勝利。
■スズカヘイロー: キングヘイロー - ピンクピンク by リンドシェーバー
■タガノデンジャラス: エンドスウィープ - フレンドレイ by デインヒル
■シャインリザルト: Victory Gallop - Princess Patti by Polish Numbers
Victory GallopはCryptoclearance産駒。昨年デビューした初年度産駒が好調でアメリカの2003のファーストクロップリーディングでは3位。
■ザルート: バトルライン - ダイタクトレゾア by ビゼンニシキ
■マルターズビクター: Yankee Victor - Fortuesque by Fortunate Prospect
Yankee VictorはSaint Ballado産駒で今年産駒がデビュー。
■イチライタッチ: ロイヤルタッチ - トキオラブリー by アレミロード
■サヨナラゲーム: Yankee Victor - Mystery Dance by Sword Dance
なかなかに珍しい種牡馬の産駒が勝ちまくり。Yankee Victorが2勝しているってどういうことなのさw。Stallion RegisterのファーストクロップリーディングではYankee Victorが21位で27頭が出走して11頭勝ちあがり、Stephen Got Evenが22位で23頭が出走して6頭が勝ちあがりってところですな。ともにステークスウィナーは出ておらずちと不振と言えないことも無いか。

ポインセチア賞 500万下 阪神 ダート1200m
1.アイノグレース: スペシャルウィーク - ソヨカゼ by Topsider
2.ジョウショークイン: ディアブロ - ハイパーソニック ヤマニンスキー

葉牡丹賞 500万下 中山 芝2000m
1.ウインクルセイド: キングヘイロー - ロイヤルクロス by スリルショー
2.ナイトアットオペラ: オペラハウス - エルフィンフェザー by サンデーサイレンス

ステイヤーズS GII 中山 芝3600m
1.ダイタクバートラム: ダンスインザダーク - スプリングネヴァー by サクラユタカオー
2.グラスポジション: リアルシャダイ - アンソレイユ by リズム
3.テイエムジェネラス: ジェネラス - リキサンフラッシュ by フラッシュオブスティール
4.ダディーズドリーム: トニービン - ダディーズシューズ by サクラユタカオー
5.ワンダードリーム: ドリームウェル - サフィーロ by キャロルハウス
6.ハッピールック: トニービン - シンコウビューティー by Caerleon
7.ハイフレンドトライ: リアルシャダイ - ハイフレンドバード by シアトルダンサー
8.ラヴァリージェニオ: カコイーシーズ - ミスルピナス by マルゼンスキー
9.チャクラ: マヤノトップガン - カーロッサ by Caerleon
10.ゴーウィズウィンド: フレイズ - アイレテスコ by テスコボーイ
11.メイショウカチドキ: エリシオ - メイショウサブリナ by Kris S.
12.コスモステージ: タマモクロス - マイネマリエ by ミルコウジ
13.エリモシャルマン: トニービン - エリモパッション by マルゼンスキー
14.マイネルエスケープ: メジロマックイーン - ハローウエスト by モガミ
コスモステージがペースを作りましたが、1000m-2000mが66.9という凄まじい中だるみペース。ラップタイムに14秒台なんてあるのですが…。ということで直線は一気に速くなってダイタクバートラムの末脚が炸裂ということになりました。
ダイタクバートラムは1800mのレコードホルダーで、その2倍の距離のここでも重賞を勝つのかよ。元はといえば北九州記念の方が驚きだったわけなんですがー。

香港のAUS-HUN-GERな馬
mazudaさんあたり釣れないかなと思いながら(殴)、時間の都合もあってちょろっとだけ取り上げたOsterhase。何と有芝まはる殿下の解説キター。
Novel
すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた / James Tiptree Jr. / ハヤカワ文庫FT
こんなのが出ていたとは知らなかったんですが、というかティプトリーが何故にファンタジーですか?と疑問ばかり。プラチナファンタジイと銘打ったシリーズのようです。よく分からんが、世界幻想文学大賞受賞とも書いてあるのでそういうものかと。
なわけでSFではないのですけれども、さりとて単純にファンタジーということでもない作品。一般にファンタジー(洋物ファンタジーという意味で使ったとしても)という作品ではないのです。キンタナ・ローとはメキシコの行政区としてはユカタン半島東部に位置しており、マヤ族の住む土地なのだそうです。キンタナ・ローのマヤ族に関するノートによるとメキシコに対する独立闘争の経緯などでアメリカ人に対しては敵意を持ち、ブリテン人には好意を持っているのだとか。
そしてこの連作中編集とも言うべき作品はそのキンタナ・ローを毎年訪れる元心理学者のアメリカ人作家が現地で聞いた話として語られます。おそらくこの語り手はティプトリー本人でしょうが、完全に第三者であり話の本筋とは無関係な立場に立っています。3作全てが海に関する内容で、表題にあるようにまぼろしに誘われていくような不思議なストーリーが繰り広げられます。こういう部分を指してファンタジーという扱いになってるのではないかなと。
現実にモチーフが存在する、あるいはティプトリー自身がユカタンで聞いた話であるためかSFほどの切れ味があるわけでもないのですが、根底にあるものは同じなんではないかなとも思う。ある意味らしい作品ではあるでしょう。キンタナ・ローの海を星々の海という風にすればSFにならんこともないのだし。

James Tiptree Jr.
で、1980年代の初めにということはJames Tiptree Jr.の正体も明かされていたわけで、そういう面からすればやはりファンタジーか。これまでハヤカワ文庫SFで5冊の短編集が刊行されていて、それぞれの巻頭及び巻末でTiptreeについて語られているのですが、まあその辺からいろいろと拾って見ますか。
James Tiptree Jr.は1970年になる少し前に現れて、デビュー当初はスラップスティックといわれるようなSFを書いていましたが、徐々にドタバタな作品は書かなくなっていきます。短編の名手であり、一切の無駄の無い構成でそして物語の終わりに全てをひっくり返す鮮やかさは他の作家にはないものでしょう。そのせいか結構後味の悪い作品もあったりするのですが、「彼」の経歴を考えればそれもやむなしというか、単純なハッピーエンドを何の気なしに書いてしまえるほど無邪気な作家であるわけも無いといったところでしょうか。
James Tiptree Jr.の経歴はある程度公表されていたとはいえ、その正体については一切明らかにされていませんでした。JamesというありふれたファーストネームにTiptreeというおよそありえないファミリーネーム。余談だがTiptreeとはエセックスにある地名でジャムの産地であるとのこと。実際にTiptreeというブランドのジャムは英王室御用達で、日本でも輸入食品を扱っているようなところなら見かけることがある。私はまだ食べたこと無いけどね。余談終わり。1970年代になるとトップクラスのSF作家としての地位を確立しヒューゴー賞、ネヴュラ賞の常連となりました。この時代になると広範な意味でのコミニュケーションを題材とした作品が多く、また地球外生命体を設定していることも多いです。作家としての名が高まると同時にTiptreeの正体を探ることもよく行われていたようですが、公表されている経歴からロバート・シルヴァーバークの言うように五十代の中年男性であるというのが一般の見解であったようです。こういう状況の中で[男たちの知らない女]のようなフェミニズムに挑むような作品が発表され、大きな議論を引き起こします。
真実が明らかになったのは偶然によるものでした。作家メアリー H.ブラッドリーの死亡記事。そこで触れられていたメアリーの娘アリス B.シェルドンの経歴とTiptreeがこれまでに公表してきた経歴が一致したのです。かくしてTiptreeの正体が女性であったことが明らかとなり、さまざまな人間に赤恥をかかせることになりました。短編集の序文で力強くTiptreeが男性である根拠を述べたロバート・シルヴァーバーグ、Tiptreeを除いて女性作家ばかりという発言が失言になってしまったシオドア・スタージョン、女性への共感にかける男性としてTiptreeを除名したフェミニズム団体などなど。こうした経緯から70年代アメリカSF界でのトリックスター的役回りを負っているようなわけですが、明らかにされたアリス・シェルドンの経歴はそれを上回るものでありました。
根底にあるものは両親に連れられて世界中をまわったという少女時代になるのでしょう。自殺未遂があったり駆け落ちがあったりというかなりハードな十代を過ごしたようです。二十代のころには画家を目指し、また左翼運動に関係していましたが、第二次世界大戦中の1942年に陸軍に入隊。このときも揮っていてクレープ・デシンにファーコートを着てなおかつハイヒールで徴兵所に行き志願したといわれています。アメリカ陸軍初の女性仕官の一人となったようですが、あくまでも立場として女性仕官のメンバーではなく、それを迎える側ということも言っています。この頃からTiptreeらしいと言えるかも知れません。その後CIAの設立に夫ハンティントン・シェルドンとともに参加。CIAを辞めて後は大学で実験心理学を学び博士号を取得して、研究活動に入ります。しかしこの頃から心臓疾患に煩わされるようになり、同時にSFを書くようになります。初期作品がスラップスティックになっているのはこういう現実の反動だとか。
そして有名な最期は1987年5月。弁護士に電話を入れた上で、まず当時は寝たきり状態になっていた夫ハンティントン・シェルドンを射殺。続けて自ら頭を撃ち抜いて自殺を遂げました。
最期の心中だけでなくて、その人生そのものが一つの作品のようでもあり、ありきたりに劇的という言葉だけで片付けるわけにはいかないですよねえ。
日本語訳がなされている短編集は5編で、オリジナルが古いものから順に、[故郷から10000光年]、[愛はさだめ、さだめは死]、[老いたる霊長類の星への賛歌]、[星ぼしの荒野から]、[たったひとつの冴えたやりかた]です。すべてハヤカワ文庫SFで多分絶版にはなっていないはず。ハヤカワがSFのフェアをやるときによくラインナップに入っています。
2004/12/5
Horse Racing
阪神Juvenile Fillies GI 阪神 芝1600m
1.ショウナンパントル: サンデーサイレンス - バブルウイングス by In the Wings
2.アンブロワーズ: フレンチデピュティ - フサイチミニヨン by サンデーサイレンス
3.ラインクラフト: エンドスウィープ - マストビーラヴド by サンデーサイレンス
4.ハギノコマチ: ジェリ - ハギノトニーレディ by トニービン
5.デアリングハート: サンデーサイレンス - デアリングダンジグ by Danzig
6.ジェダイト: サンデーサイレンス - グリーンポーラ by Nijinsky
7.ライラプス: フレンチデピュティ - フサイチエアデール by サンデーサイレンス
8.リヴァプール: ダンスインザダーク - マークプロミス by トウショウボーイ
9.エリモファイナル: オペラハウス - エリモセントラル by ドクターデヴィアス
10.コスモマーベラス: フジキセキ - ロモーラ by Nijinsky
11.カシマフラワー: ヘクタープロテクター - フラワーブリーズ by Fair Jedge
12.エイシンハッピー: グラスワンダー - プレミアタ by Sadler's Wells
13.モンローブロンド: アドマイヤベガ - ソニンク by Machiavellian
14.テイエムチュラサン: タイキシャトル - フルフリングス by ノーザンテースト
15.キャントンガール: Storm Boot - On a Lark by The Prime Minister
16.クロユリジョウ: サニーブライアン - プリンセスジョー by キンググローリアス
17.マイネデセール: マイネルラヴ - メインディッシュ by サンシー
18.ミラクルコンサート: フジキセキ - ラブソーリー by ウォーニング
ラップタイム: 12.4 - 11.1 - 11.7 - 12.4 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 12.5
なかなかいい感じのラップかなと最後がちと落ちてしまってるあたりでどうかなと思わなくも無いのですが、2歳戦ですしこんなものでしょう、勝ち時計。
で、結局はサンデーかという結果になりましたねえ。3頭接戦だったとはいえ…。サンデーの直仔が母父サンデーを押さえ込んだという結果ではあります。ショウナンパントルから良血というイメージをまったく受けないのは何故だろう…多分馬名のせいなんだろうが。
デアリングハートがパドックからずっと入れ込んでるといわれてorz。スタート直後にジェダイトがかなり発汗してたことに気付いて更にorz。その時点で馬券的には終わってた罠。

2歳戦
新馬戦。阪神はイブキサブデュー、アドマイヤジャパン。中山はシンボリドジャース、ダンスインザモア。
■イブキサブデュー: アフリート - イブキスタイリスト by トニービン
クリアアンバーのファミリー。半兄イブキディリータ。
■アドマイヤジャパン: サンデーサイレンス - ビワハイジ by Caerleon
■シンボリドジャース: アフリート - ピースフルロッジ by Grand Lodge
■ダンスインザモア: ダンスインザダーク - スーパーリヴリア by リヴリア

未勝利。
■ウインカーディナル: ブライアンズタイム - スロクルージュ by アスワン
■オースミヘネシー: ヘネシー - ショウワグローリー by ホリスキー
■ヤマトスプリンター: マヤノトップガン - ヤマトプリティ by アンバーシャダイ
■ヤマニンアリエル: サンデーサイレンス - ヤマニンパラダイス by Danzig
■ミスソヴリン: ワカオライデン - シーラデルソル by テンパレートシル
■ビュレットライナー: サンデーサイレンス - カウンテスステフィ by Geiger Counter
■カンペキ: メジロライアン - ツキヒメ by ロイヤルスキー
■ライム: ラムタラ - シンモーション by ロドリゴデトリアーノ
■グッドエモーション: バブルガムフェロー - ピカレスクノベル by ジェイドロバリー

キタノカチドキメモリアル 500万下 阪神 芝1400m
1.ホウヨウソウル: ソウルオブザマター - ホウヨウマリン by アレミロード
2.ツルマルフレンチ: フレンチデピュティ - フレンチマンズコーヴ by Caerleon
ホウヨウソウルは兵庫所属。

つわぶき賞 500万下 中京 芝1200m
1.ツルマルオトメ: タイキシャトル - メモリーズオブロニー by Storm Cat
2.ケイアイブーケ: アドマイヤベガ - ケイアイポリス by Nureyev

World Super Jockeys Series
RankJockeyPointGolden Spur TrophyGolden Whip TrophyGolden Saddle TrophyGolden Boots Trophy
1A.スボリッチ36アルドラゴン[3]サイレントクルーズ[8]タイセイエトワール[3]グランプリゴールド[6]
1D.ホワイト36ロマニスタ[11]シンデレラボーイ[4]インコグニート[9]ブライアンズレター[1]
3内田博幸35フミノシンタ[8]ヘヴンリーロマンス[1]マキハタグルーオン[5]ダイタクアルビン[取消]
4藤田伸二32インペリアルパワー[5]スパルタクス[6]オレハマッテルゼ[2]マイネルレジオ[12]
5D.ホランド30バイオレットボス[12]カネトシディザイア[7]ホウライウォニング[1]フレアリングベスト[8]
6G.ボス29オーミロビンソン[6]アサクサデンエン[2]ラタフィア[7]モニュメンタル[9]
7I.マンディザバル28クワイエットデイ[2]ユノピエロ[12]シセイヒカリ[11]タニノボルガ[5]
8O.ボッソン27エイシンカイフォン[10]マヤノシャドー[3]アンクルリーサム[12]カノヤバトルクロス[4]
8横山典弘27ロングオベリスク[1]ヤマニンアルシオン[14]カネトシサンセール[8]チキリサンサン[10]
10安藤勝己25ワンダーハーブ[4]シンボリスナイパー[13]トウカイポピー[4]ラバグルート[11]
11武豊22ダークスワン[7]テイエムリキサン[5]サンレイフレーム[6]ファンドリマヤサン[13]
12E.プラード20スリートウショウ[14]ブルーショットガン[11]ボードスウィーパー[10]フィレンツェ[2]
13P.スマレン18ダイタクフラッグ[13]テンザンオペラ[9]ホリーゴースト[13]ブラッドバローズ[3]
14柴田善臣11ウイングロリア[9]インマイアイズ[10]イナズマセレーネ[14]ブルートルネード[7]
何気に混戦になってましたが、最終戦で騎乗馬に取り消された内田騎手は不運だったなあと。ヘヴンリーロマンスをしっかりもってきたのがすごいな…。
スボリッチは一度も勝てませんでしたが、ハズレっぽかったアルドラゴンで3着してるし、タイセイエトワールでも3着しているのが効きました。D.ホランドはブライアンズレターを持ってきてまさかでしたし。
メンディザバルはそこでお約束かと思わせるようなクワイエットデイの2着が…というところでしたかな。大先生?インマイアイズをふっ飛ばしたらあかんだろ。
外国人ジョッキーの乗る馬を適当に買う。ホウライウォニングの単勝しか取れなかったが十分プラスな罠。あのスタートダッシュも凄かったし、直線粘らせるのもさすがホランドという感じ。全兄Diktatの京王杯SCでは派手に飛んでくれたものだが…
Foreign Racing
Hollywood Turf Cup GI Hollywood USA Turf 12F
1.Pellegrino: Negget Point - Vale Mas by Good Bloke
2.Megahertz: Pivotal - Heavenly Ray by Rahy
3.License to Run: Exile King - Pasiflora by Salt Marsh
4.Moscow Burning: Moscow Ballet - Burning Desire by Mr. Leader
5.Balestrini: Danehill - Welsh Love by Ela-Mana-Mou
6.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
7.Hatif: Spend a Buck - Trephine by Trempolino
8.Habaneros: Tabasco Cat - Innocently Astray by Gone West
9.Puerto Banus: Supremo - Drina by Regal and Royal
Better Talk Nowが一番人気というところで笑ってしまいましたが、メンバー見たらそんなものかなとも。ただ、抜けた一番人気を背負うような馬ではないだろうとも思いましたが。スタートして後方からになりますが馬群の内から上がっていって直線に入るところでは先頭に立つもののそのままというわけにもいかず沈んだってところかな。
後方から直線で一気に差しきって勝ったPellegrinoはブラジル産馬でRibotの3X4という今時ではかなり珍しいクロス、というかRibotがまだそんな位置にいるのかという血統、ではあります。母はブラジルでのGI勝ちがあり、Estrellas Classic勝ち馬のOh Takeを出していますし、孫のNotificadoもブラジルでGIを勝ってるので相当なものかと。
MegahertzはPellegrinoと同様後方からレースを進め、こっちはコーナーでマクリ気味に進出。結局直線でPellegrinoに差されて2着というレースでした。勝ち時計が2:29.73とかなり遅いのですが、よく12Fこなしたなという気もします。
Comic
ヤングガンガン
ガンガンYGという準備期間があったとはいえいきなり隔週刊の青年誌というのは嫌なものを思い出させ(ry。
ということでエニックスの新創刊誌です。一部ではドラクエ発売の税金対策とかも言われてますが、まあそこまででなくても赤字出してもいいや的な部分は多分にあるのではないかと思われ…。
前に出したのと違って今回はスクエニとしてDQ、FFの二枚看板を投入した形にはなるので簡単に終わらせるわけにはいかない事情はあるだろうと思う。そのうちの片方はすでにハズレとの評価が強かったりするのだが…。
とりあえずいつものように2chから羅列拾ってきた。
FF11:原作知らない、というかMMORPGにストーリーなんてあるのかどうか知らないが、のでストーリーがどうこうはなし。キャラクター造形の方向性が読めないのが問題かなと。リアルにやるのか、デフォルメでやるのかというあたりね。黒魔術士?の絵が同じようなのばかりで描き分けられてないのが、わざとなのかどうなのかは分からないが、あれは受け付けないなあとは思った。
マンホール:そもそもガンガンYGに載ってたリセットが高い評価なのがいまいち理解できなかったりするんですがねえ。そのうちリセットの連載が再開されることが確定しているのでこっちは短期で終わるんだろう。
ニコイチ:アストロベリーはどうした。今回は導入部なのでなんとも言えず。方向性も分からないしねえ。ハレグゥとは別の方向性になってくれたらいいと思う。
黒神:これは結構よかったような気がする。なんか変に大げさな話にしようとしているような気もするので、このあとこけないとは言い切れないだろうけどまあよろしいかね。
ロトの紋章:今回も脚本付きか…。凄まじく導入部だけになんとも言えませんな。魔法がないという設定をどう扱っていくかが問題になりそうではある。何気に姐御がルナフレアっぽくて、(((;゚Д゚)))だったりする。
BAMBOO BLADE:これの原作者も評価が分かれる人なんだが、わざわざ原作してまでやる必要のある話とも思えませんがねえ。
戦線スパイクヒルズ:導入部なのでなんとも。
サークルビー:この作者の絵とネタは受け入れるか拒絶するかの二択ではある。
すもももももも:エロ担当その一なのかな。これは無理してる感が強くて受け付けんのだが…。
少年探偵 犬神ゲル:そりゃ同じ設定で3回も第一話を描かされたら辛かろうとは思う。なので今後に期待することになりそうか。ゴツボ兄弟は好き嫌いの分かれるところであろうかとは思う。見る人によれば雑な絵ということになるのだろうけど、ゴツボの場合はそこに独特の勢いがあるからなあ。
セキレイ:エロ担当その二。エロってかお色気だなとは思うのだが、どう違うかとかは訊かないように。エロイラネって人たちからは徹底的に叩かれる対象になってますが、結構好きなのですよねえ。
天体戦士サンレッド:ガンガンYGに載ってたやつと微妙に違ってますが基本は同じ。
Miss ウィザード(仮):エロ担当その三。どうかといわれてもなw。一番直球投げてる気はするけど。
荒川アンダー ザ ブリッジ:ガンガンYGのやつの続きじゃないのかよ。この作者も妙な設定するのが好きだなあと思う。
メタモル!! オーキッド:エロ担当その四。短期連載。どれもこれも野郎が情けないのは仕様ですか?
Ubel Blatt:ファンタジーということでいけば編集部的にはFFとロト紋優先になってしまうのは仕方ないのだろうが、少なくともFFは喰えるだろうと思われ。
ぎゃんぶるムスタング:実話か作り話かは判断しませんが、それをマンガにしてどうするつもりなのか…。というか実話だったらそれだけ競馬やっててブリンカーとメンコの違いも理解してなかったということになるんですが…。ガンガンYGの時にブリンカーと言っておきながら絵は単なるメンコというのがあった。素で知らなかろうが、描き分けられなかろうが、どっちにしろ問題ありだろ。
二枚看板を全面に出したためアワーズとかその辺が競合相手になりそうでしょうか。どのくらいの時期に最初の打ち切りを出すのかな。実際最後のやつは論外な気はしてるが。ガンガンYGからの継続組は新規読者相手のと既読者相手のというバランスで今回苦労したような気はする。
まあ、しばらくは買って読むかもしれないがよほどのことが無い限りはそのうち立ち読みになるかと思われ。
2chあたりでは昔のガンガンの作家を引き戻してほしいという意見が結構あるんだよねえ。増田晴彦を是非にお願いしますとか言ってみる。あの人エロ描けるから…私は見たこと無いんだけどね。というか今はまたそっちに戻ってるみたいだし…。公式のBBSでファンタジーはダメだと厳命されてるとか洩らしてますから、釣りようはあるんだし。てか風の騎士団に未練あるみたいだしねえ。続編連載ってことになったら編集部は神とか思う。ありえないということもまた承知しているのですけどね。ヤングガンガンの宣伝始まってますねなどとひとごとみたいなことも書いておられたわけですし…。

丁度よい機会かもしれないのでUKさま@楠木坂コーヒーハウスでやっておられる少年ガンガン回顧録の私バージョンでも作ってみようかねえ。私がやると追憶のG Fantasyくらいのタイトルになりそうな気はするが。
2004/12/6
Horse Racing
日経コラムからいろいろと
前回の地方競馬の話なんかは結構良かったというか、他のメディアがそういう面を全く書かないので良くも悪くも目立つ面はあったかなとは思う。livedoorにわれもわれもと群がる地方競馬主催者はもう少し冷静になる必要はあるのだろう。そんなことを言ってられないほどに切羽詰ってるのかもしれないが、民間委託で万事解決なんてのはありえないことだしね。それで解決するのなら今まで何してたんだということでもあるし。ダートグレード競走の再編はあまり賛成できる意見ではなかったけれども。2000mのGIは確かに多すぎるので牝馬限定にするなり距離を変えてやるなりはした方が良くなるんではないかと思うものは確かにあるのだが…。
ホリエモンの値段については触れてやるなという気がしなくも無い。個人の趣味なんだから価格なんてどうでも良いのですが、「本気度」とやらならフサイチネットの二番煎じをやろうとして大失敗してる方が問題ではないのかなと思うのですよ。具体案の提示も期限に遅れてたりするあたり、今からそんな状況でどこまで信頼するんだってことになりそうではあります。
主催者的に一番いいのはどこか他の主催者がそれで成功したのを見越してそこにただ乗りすることではなかろうか。ただそれまで待ってられないところが多いのも事実か…。

サラブnet: (12/6)曲がり角のジャパンC
はい、こちらが本題。ここだけではありませんが、今年のJCの招待馬に不満があるというならどの馬に来て欲しかったのか言って欲しいものです。大体今年の特殊事情とやらを理解してるならこれで十分と思うのだがなあ。個人的には何度もVallee Enchantee連れて来いやあと言ってたようにVallee Enchanteeが香港に直行したことだけが不満なのだが、いくらなんでも今年GIを勝ってない牝馬を目玉にしろとは言えないしな。大体同陣営たるPolicy Makerに好走されてしまっては何も言えなくなるわけだし。
凱旋門賞を勝った三歳馬はクラシック全休と言ってもその裏街道を連勝してたわけだし、その後も英国際Sからニエル賞と走って凱旋門だけに、予定していたBC遠征も取り止めて来年に備えたわけです。キングジョージを勝った馬はその後距離短縮で大失態となり、凱旋門賞には出走すらしませんでした。英ダービー馬は愛ダービー後に脚部不安。なんとか凱旋門賞には出走しましたが、来年のことを考えて休養入り。愛ダービー馬は愛チャンで負けて、凱旋門賞は惨敗もいいところでこれまた休養入り。英愛のデュアルオークス馬は凱旋門賞からBCに転戦、JCも狙ってましたが、BC後の馬の状態を見て回避決定。あとは何がいるかなと…。凱旋門賞を回避した挙句カナダで空き巣してきた馬か?
今年の欧州の中長距離路線で複数のGIを勝ったのはOuija BoardとWarrsan、Shiroccoであり、そのうちの一頭であるWarrsanを引っ張ってこれたことで良しとしたらいいんだと。Powerscourtだって堅実な成績を残している馬ではありました。Powerscourtに関してはオブライエンが初参戦というところばかり注目されたのだが、GIは1勝だけながらも大崩れすることのない実力馬として十分だったとは思う。このコラムでもオブライエンに触れてますが、調教師自身が来日しようがしまいがスタッフはいつも通りに仕事をこなすわけで、最後の部分には違和感を受ける。
北米に目を転じるといつもの事ながら欧州以上にタレント不足。Kitten's Joy頼みもBC後に手術という状況ではどうにもなりますまい。Better Talk NowはBC Turfでの最低人気には驚かされたが、伏兵というほどの存在でもないかと(Sword Dancer Invt.を勝ってるんだから)。ただしBCではKitten's Joyに不利があった上に、Hollywood Turf Cupでも醜態を晒してくれたのでBCはフロック視されそうやけど。さらに調子に乗ってJCになんぞ来たらJoharの二の舞だったろうけどね。で、そのHollywood TCの結果なんかを見ていてもブラジルを中心にした南米からの移籍馬が目立つので、ブラジルあたりから直接招待するのはどうかねとは思います。これは2100mという微妙な距離で行われるJCダートにも言えることでアルゼンチンならパレルモでもっと長い距離でGIやってるんだしなあ。南米からだと問題は輸送に尽きますかねえ。検疫関係のところでも問題あるかもしれないが、そこはやる気になったら何とかできるだろう。
さて、香港との比較ということになるのですが、香港の海外馬もそこまで凄いメンバーが集まっているわけではないですよ。香港カップの目玉はRaktiですが、これはマイルCS走ったわけだしな。香港ヴァーズにしても今年の目玉はWarrsanというあたりに落ち着きそうではあり。ということで香港に馬を取られているという指摘は当たらないかと。過去に遡ってカップとヴァーズの出走馬のうちどうしてもJCで走らせたかった馬ってどれくらいいますかね。ヴァーズだったらAquarellisteくらいのものではないかと。カップの方だってJCが東京2400mということを考えると痛恨事は昨年のFalbravくらいのものではないかな。
このあたりは有芝まはる殿下@殿下執務室の記事。
殿下執務室: 香港も、なかなか厳しい。
この中にある欧州関係者がアジアへの遠征に飽きてきているという指摘の方が的を得ているのでしょう。

野元コラムでは香港との差としてGIの数(要はフェスティバル的な開催かどうかだろう)と距離という点でJCには馬が集まりにくいという指摘がありますが、フェスティバル開催ってそんなにいいか?日本でやったら失敗するだろうなとは思う。JCにくっつけられそうなのはマイルCSとエリ女くらいか。ダート短距離を新設する手もあるだろうけど。で、京都から東京にGIを持っていかれるのは絶対反対w。というのが理由ではないが、エリ女からJCというのは毎年とは言わなくともローテーションとして実行する馬がいるので同日にされたら愉しくなくなる。牝馬がエリ女に行ってしまいJCに出なくなるとかいろいろ嫌な想像ができるわけです。フェスティバル開催ではカテゴリーチャンピオンしか生みだせずに終わるという気はする。凱旋門賞のようにメインのレースが格的に圧倒的な存在感をもってれば別な話になるが…。
そして主流が2000mになって来ているというのは確かにあるけど、それは距離のカテゴリーとしてクロスオーヴァーするのが1600から2400の範囲になってしまって、その中間の距離である2000mには1600からも2400からも馬が集まるということでしょう。日本だとスプリントとマイルの間の垣根というのは低いのですが、欧州だとスプリントはスペシャリスト化してマイルとは全く別物になる事が多いし、同じことは3000m級と2400mの間にも言えてWesternerとかのクラスにならないとそもそも出走すらしてこないし。JCを2000mにしたところでマイルCSとの整合性をどう取るのかは問題になるだろう。マイルCSも国際GIになったので1600mと2000mよりは1600mと2400mということにしておく方が良い気はする。JCだけで見ると不利なのかもしれないが、2000mにしたらしたでマイルCSから馬を奪ってしまうのはトータルでそっちの方が不利になるんでないかと。香港なんかは1600、2000、2400と距離を揃えてしまったことで出走馬が分散してる印象も受けますから。確かに2400からの距離短縮はフランスギャロが実際にやっちまうので笑い話にできないところもありますけどね。

というところで時間切れ
2004/12/7
Foreign Racing
Storm Bird (1978 CAN) Northern Dancer - South Ocean by New Providence
Blood-Horse: Prominent Stallion Storm Bird Dead
今やStorm Catの父といった方が通りは良いのかな?Northern Dancer系の一翼を担った大種牡馬Storm Birdが老衰のため安楽死処置を受けたとのこと。
デビュー前のセリで高額落札される。競馬場でそれなりの戦績を残す。落札額をはるかに上回る価格の種牡馬シンジケート。シンジケート価格以上の結果を残す。NureyevやDanzigとともにノーザンダンサーバブルの頂点にいたような種牡馬でしょう。この後にShareef Dancerなんかが出てくるあたりでは最早以上とさえいえる領域。
全姉のNorthernetteがカナダの最優秀2歳牝馬であり、E.P. Taylorの良質牝系に属します。この時代良血馬を買いあさっていたR. Sangsterに落札され、V. O'Brien厩舎に所属してデビュー。GI Dewhurst Sなど2歳時は5戦全勝の成績で英愛の最優秀2歳牡馬。ところが3歳時はいろいろなトラブルがありレースに使うことができず、何とか出走にこぎつけたのがロンシャンのGIIIで凱旋門賞のプレップレース。11ヶ月ぶりだったり初距離だったりいろいろな原因はあったんだろうけど9頭立ての7着と惨敗して現役引退。それでもイヤリングセールでの落札価格が100万ドルに対して、種牡馬シンジケートは3000万ドルという破格のシンジケート。
種牡馬としては初年度からStorm Catを送り出し、2歳GIを勝たせる好調なスタートを切ります。そして現在までに63頭のステークスウィナーを輩出しました。後継種牡馬としては北米最高額の種付け料を誇るStorm Catがすでに129頭のステークスウィナーを輩出していますし、産駒が次々と種牡馬入りして一大父系を築き上げています。Storm Catの他にもA.P. Indyの半兄という血統背景を持つSummer Squallが35頭のステークスウィナーを、Bluebirdが74頭のステークスウィナーを輩出しました。Summer SquallとBluebirdはすでに種牡馬を引退しています。Summer Squallは年度代表馬Charismaticなどが代表産駒。BluebirdはDolphin Streetあたりか。
最近では母父としても活躍していてBirdstoneを出しました。母父としては100頭以上のステークスウィナーを出しています。Indian SkimmerやBalanchineなど強い牝馬は徹底的に強かったようには思いますけどね。現在Blood-HorseのBMSリーディングは12位。
Horse Racing
社台がイタリアから連れてくる牝馬2頭
Marbye: Marju - Hambye by Distant Relative
Rumba Loca: Sri Pekan - Rumba Azul by Fabulous Dancer
揃って日本で繁殖入りするとのこと。この2頭についてはAstarte賞に出走した時にざっと血統を見てみたわけですが、やっぱり9-f族はいいな、などとMarbyeに電波飛ばして終わりにしたい気分。社台的にはDIDあたりつけるってことになるんかねえ。おそらく社台ファーム入りだろうからフレンチデピュティやらのどっちかというとノーザンファーム系の種牡馬にはあまりいかないんだろうし。
MarbyeはLeveeのファミリーに属します。この牝系はイギリスからフランスを経由してアメリカに入っており、Affectionがアメリカに入ってEscutcheonを産み、このEscutcheonからBourtai、Demolition、Strange Deviceという牝馬が出ています。LeveeはそのBourtaiの娘であり、Ultimusの5X3を持ちます。Ultimus自身にはDominoの2X2というクロスが存在しています。Levee自身もCCA Oaksなどを勝った活躍馬ですが、繁殖入りしてからNashuaとの間に産まれたShuveeによって名を高めます。現在のLeveeのファミリーはShuveeの全姉であるNaleeが主流になっています。MarbyeはShuveeの半姉Belle Fouleeのラインに属しています。このBelle FouleeはTom Foolの産駒でBull Dog=Sir Gallahadの全兄弟クロスを牝馬を通じてもっている他、この段階でもUltimusを5X6*4でクロスさせています。続いてSea-Birdが入ったGoosieで、Sickle=Pharamondの4X4とPrince Roseの5X5を持ちますが、ここでもイメージとしては一貫したアメリカとフランスの血の融合ということになりますか。この後にマルゼンスキーの従兄弟Run the Gantletを入れたGoosie-Gantletとなりこの段階でイギリスに戻っているようです。Princequilloが5*4X5に名繁殖Hildeneが伴性血縁上に4X5と父も母もアメリカ産らしくアメリカ色の強い血統です。ここにイギリスの血が濃いTudor Minstrel系Mummy's Petを入れて産まれたのがMiss Puddleduckで、更にForli系Final Stawを使って2代連続してスピードよりのHyperionを入れています。これは同時にNasrullahも入ってくるのでもともと持っていたPrincequilloの血に対して有効に機能することになるのでしょう。最後にDistant Relativeを入れて5代内ではアウトクロスでありながらその向こうではRoyal ChargerやPrincequillo、Bulldog、Hyperion、Ribot、Nasrullahを軽くクロスさせているのが母Hambyeということになります。そしてMarjuを使って満を持してNorthern Dancerを入れたのがMarbyeで、さらにPrincequillo、Tom Fool、Tudor Minstrelあたりを6代以降でクロスさせています。

ファンシミン系
で同じく9-f族。MarbyeがいるLevee系を含むThe Appleとは別の幹ですがファンシミン。こっちはAstrologyの方ということでメジロラモーヌなんかが同じ幹にいる感じですかね。あとフサイチソニックとか。
阪神JFで3着に終わったラインクラフトがこのファミリー。で、1着ショウナンパントルがバブルガムフェローやザッツザプレンティ、2着アンブロワーズがフサイチコンコルドというGI馬を近親に持っているのに対して、トライアル牝系として名が知れるファンシミン系だけにローゼンカバリーなどGIを勝てなかった馬が近親に並ぶラインクラフト。最近の馬ならアドマイヤマックスもそう。
阪神JFでのラインクラフトについて牝系の差が出てしまったのかといわれるとそうかも知れんといったところではありましょう。とはいえあの阪神JFは4コーナーで外を回った分に尽きるような気もするのですけどね。ファンタジーSで千切った馬たちには先着を許していないわけでもあり、トライアル牝系だからとなめてるとそのうち何処かでGIをもっていかれそうではある。
トライアル血統という言い方ができるのはそのトライアルを勝てるだけの能力をもてるからだし、その上でGIを勝てなければそう言われるだけのこと。牝系としてのレベルは間違いなく高いんですよね。だから同じくトライアル血統と呼ばれていたスカーレット一族からダイワメジャーが皐月賞を勝ったわけですし…。むしろラインクラフトが勝つ方がダイワメジャーが勝った時より驚かないかなとは思う。
で今後トライアル牝系と呼ばれそうなのはまずローザネイの一族か。ローズバドだけで特徴が決定付けられたような気がしなくも無いが、ロサード、ロゼカラー、ヴィータローザと揃いも揃ってGIではということになってます。あとフサイチエアデールなんかもそのキャラなのでライラプスにはぜひほどほどの活躍をしていただきたくw。

マルターズライオン (1997 USA) Deputy Minister - Dream Deal by Sharpen Up
こいつも9-f族。シベリアンライオンが2勝を挙げてOP入りしているのですが、ダートの短距離をメインにする馬がこの時期にOP入りしてもやることがありません。どうやら全日本2歳優駿には選出されず補欠となったようですので次をどうするんだろうとは思う。
シベリアンライオンはある意味オーナーがマルターズライオンに思い入れを持ってるというところへの依存が大きく、でなければ現役時未勝利で種付け料無料という状態の種牡馬の相手にMaxzeneの半姉なんか使わないわけで、これでマルターズライオンに繁殖牝馬が集まってくるかどうかは微妙なところではありましょう。種付け料が無料のままならそれなりに使い道はあるんだろうけど、種付け料が無料ということは売りに出すときにはデメリットが大きかったりするわけで。シベリアンライオンには全弟がいるのでオーナーの入れ込みようは相当なものであるんですよねえ。まあダートの短距離で早くから稼げるというのは十分売りになるだろうし。
んで、JRAではシベリアンライオンの他にデキシイライオネスがデビュー済み。結果は訊かぬがよい。こちらも母がマルターズビアンカとなっているので事情はシベリアンライオンと同じでしょう。そしてそればっかりではないよというのがトーアジントニックですか。一応馬名登録はされたらしい。
さすがに勝ち上がりがシベリアンライオン1頭のみではと思っていたら、どうやら大井の新馬戦で勝ち馬が出たらしいですよ。ヤマジュンマル。
2004/12/8
Horse Racing
阪神競馬場
今更ながら阪神競馬場の改装について。
外回りコースが新設されて、京都の外回りより大きなコースができるということらしく…なんか複雑ですな。外回りに新設されるコースは1600m、1800m、2400m、2600m。評判の悪かった1600mがこっちに移るようですが、コースはともかくあのスタート地点の桜が名物だった桜花賞も向こう正面からのスタートではいまいち風情がなくなりますかね。向こうにも桜はありましたっけ。そしてこれまでなかった2400mも設定されてるわけですが、逆にこれまでの2500mはどうすんのかなと。
さて外回りとは別にダート2000mというコースも新たにできるようでようやくJRAにもこの距離のダートレースができるようになるのかという気はしますな。こっちはどういう形で取るのか分からないですけどね。東京のダート1600mのようにスタート地点が芝だったらあれですが、まあ後はダート2000mにどんなレースを持ってくるか次第かな。どうせならGIを新設して欲しいくらいですがね。というかダート重賞に関してはとにかく交流GIも含めて東に集中しすぎているのです。一つくらい西でやらんかい!と思うわけですよ。とはいえ現状阪神にダート2000mでGIを埋め込む隙間なんてないのも事実だったりする。まず第一回阪神だとフェブラリーSの後でドバイの前。残念ドバイになるのが目に見えています。そんなところでGIやれるわけもなし。第二回阪神についてもドバイの後になるので状況は変わらないですね。第三回阪神は宝塚記念の開催なのでまともに帝王賞とぶち当たる。第四回は南部杯の前で馬が集まるようには思えない時期です。第五回は東京大賞典とぶつかります。ということでGIを押し込む隙間はないか…。GIIIくらいなら作ってくれそうだけどどうなるかな。個人的には今年の帝王賞のJRA選出馬に非常に疑問を覚えた、ドバイに遠征した馬を補欠に回して国内重賞勝ちを優先されたのでは遠征馬はたまったものではない、のでドバイ帰りの馬が除外を気にせずに出られるレースを作ってほしいというのはあったりする。
新装後しばらくは京都より直線の長い阪神外回りに違和感を覚えまくるんだろうなあ。
Foreign Racing
The Mighty Tiger (2000 USA) Storm Cat - Clear Mandate by Deputy Minister
先月からSanta Anitaで調整中のThe Mighty Tiger。一年間レースに出ていないこともありましたし、まあ今のHollywood開催に間に合うとは思ってないんですけどね。12/6にはダート4FでGrand Rewardと並ぶ一番時計を出すなど大分仕上がって来ているようではあります。というかGrand Rewardもバリードイルから放出されたのかな。
まあ順調に行けばSanta Anita開催の最初のうちにはレースに使えそうですかね。いきなり重賞にぶつけるとは考えにくいのでアローワンスかなとは思うが。

香港の武兄
海外通算100勝目を挙げてきたようなのですが、さてそのジョッキーズチャンピオンシップの結果がHKJCのサイトだといまいち見つけられず。とりあえずラジ短に出てたポイントを結果に適用してみた結果は以下のとおり。
1.Y. Take、C. Soumillon: 16pt
3.W.M. Lai: 12pt
4.K. Fallon、D. Whyte: 8pt
6.J.P.Spencer、A. Suborics: 6pt
8.S. Dye、M. Demuro、D. Oliver: 3pt
こんな感じになった。一位の武兄とスミヨンは1着と3着が一回ずつ。ホワイトは地味に3戦全てでポイントを取ってこの成績。
というか今HKJCに見に行ったら結果出てた罠。M. KinaneとS. Elliotがポイント無しに終わってますのんか。
雑記
ゲーセン通い
私はタバコを吸うくせに自室にタバコのにおいがつくのを嫌います。ですので、ベランダに出て吸うわけですが、この時期だと寒いので外に出るくらいならタバコ吸わない方を選ぶのです。もともと大して量を吸わない(一箱が一週間で無くなればよく吸ってる方)ですので、吸わなくとも何ともないのです。むしろタバコ一本吸ってる間に体が冷え切るくらいなら吸いたくないという感覚。ということで毎年この時期になってくると極端にタバコの消費量が落ちたりするわけですが、主にどこで吸うのかというとゲームセンターだったりする。いや、タバコを吸うために行ってるわけでもないけどこの時期はゲーセンに行かなくなると全く吸わないといってもよいくらいの状態だったり。そんな理由も込みで最近またちょくちょくゲーセンに行くようになっていたりします。
で、とりあえず適当にこなせる格ゲとシーティングがあれば満足する私ですが、最近はもうThe Rumble Fishなんてどこにも置いてないのね…orz。春頃に結構やってたのですが、その頃から人が寄り付きにくいというイメージはあったので当然かと思わなくも無いけど、やはり残念。格ゲは2DオンリーなのでKOF、カプエス、GG、ファイティングジャムになるわけですな。GGはもうほとんどやらんけど。
まずKOF。とりあえず2003とNEO WAVEの両方あるが、NEO WAVEはいまいちかなあと。システムを理解しないまま適当にやってたらギース出て来たし、ちと簡単過ぎやしないかと思ったりする。乱入されない時はギースにボコにされ、乱入された時は簡単に負けます。やりこんでないから当然なんだけども、3人目を固定してないことも大きいかと。はっきりといってキングと山崎の二人で闘ってるようなもんだしなあ。キングは2003で追加されたファントムストライクがこっちには無いことをすっかり忘れるので、時々ボロボロになるけどね。対空でファントムストライク…ねえよ、そんなもん。でワンセットきっちり貰う羽目にorz。
で、いまだによくやるのがカプエスだったりします。結局これしかやるものが無いという状況なのかもしれませんが、久し振りだったから随分と忘れていることが多かったりもしてやや不安定。響かルガールがいればCPU相手に負けることは無いけどなあ。響のコマンド乱舞は締めの部分を完全に忘れましたし(というか一部キャラに気絶確定の一連の動作が出ないorz)、インストに書いてないコマンドはかなり怪しい。とりあえず検索して技表でも探しておこうかなという状態だったりします。基本Cグルーヴなのですが、逆キャンセルするよりLv3で打ち切る方が好みだったりはするんだよねえ。ファイティングジャムの方はメンバーがかなり微妙なこともあってあまりやりこむ気にはなれないけど、今月発売予定のサントラは何気に欲しかったりする。
で、SNK(と今は呼ばないが)の方のバトルコロシアムって結局いつ頃リリースされるんだろうかと気にはなる。でも今のままだと使うキャラがいないのでどうしたもんかね。月華ヴァージョンの響が出て来るなら飛びつくんだけれどもね。今のところKOFで普段使うキングと山崎すらどうなのか分からずってのはつらいところではあり。ついでにメルブラのアクトカデンツァはどうなってんのかなと。見かけたら一度くらいはやってみるつもり。
2004/12/9
気力ゼロで行動不能に…そんなわけで一回休み
2004/12/10
Foreign Racing
Hong Kong Vase GI Sha Tin HK Turf 2400m
No.DrawHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13WarrsanCaerleonLucayan PrincessHigh LineS. SandersC.E. Brittain
212SimonasPelderSeptimaTouching WoodK. FallonA. Wohler
313Polish SummerPolish PrecedentHunt the SunRainbow QuestC. SoumillonA. Fabre
54Brian BoruSadler's WellsEva LunaAllegedJ.P. SpencerA.P. O'Brien
67Sights on GoldIndian RidgeSummer TrystingAllegedL. DettoriSaeed bin Suroor
79Super KidGaiusPompeii PridePompeii CourtD. WhyteJ. Size
85Phoenix ReachAlhaarthCarroll's CanyonHatimM. DwyerA.M. Balding
92Imperial DancerPrimo DominieGorgeous DancerNordicoT.E. DurcanM.R. Channon
1010RooseveltDanehillStar BegoniaSadler's WellsM. KinaneD. Oughton
111BeethovenZabeelAbbaveAhonooraG. MosseD.A. Hayes
1211Vallee EnchanteePeintre CelebreVervineLear FanO. PeslierE. Lellouche
136Sweet StreamShantouSnug DinnerJareerT. GilletJ.E. Hammond
このメンバーだと日本から参戦する馬がいないのは残念に思いますが、JCとの兼ね合いとかいろいろあろうかと。ステイゴールドが勝った時は2週空いてましたが、最近は1週しか空かないのでもともと連戦予定の外国馬ならともかく日本から遠征するにはきつい日程になってしまってるのかなという気がしなくも無いですしねえ。ただ京都大賞典の勝ち馬なんかはこっち行ったら良いやないかと思ったり。
さて昨年の上位馬が揃って出走することになったわけですが、一方でイタリアでGIを勝っているSenexが出走を取り消すということもにもなっています。地元の香港勢はSuper Kidがいるのですが、これまでと同じく分が悪かろうということでJCを使っての参戦となるWarrsan、Phoenix ReachにJCを使えず凱旋門から直行になったVallee Enchantee、イタリアで勝負してきたImperial DancerにSweet Stream、カナダから転戦のBrian Boru、Simonasというあたりが上位ですかね。アメリカのTurf ClassicでKitten's Joyに手も足も出なかったPolish Summerなんてのもいますけどね。
昨年の勝ち馬Vallee Enchanteeですが今年はなかなか順調に使えず、また牡馬相手のGIばかりで勝ちはありませんが、さほど崩れるということも無く前走の凱旋門賞でも大外から追い込んで古馬最先着となったあたりやはり相当な能力でしょう。追い込みの効く展開になれば最有力ですが、今回やや先行馬が手薄な印象でスローペースに嵌ってしまうことも考えられます。
JCではブービーに惨敗したWarrsanはFallonに振られてSandersを鞍上に迎えました。おそらくここが引退戦となる模様で最後に一華咲かせてもらいたいものです。JCの惨敗をどう捉えるかとういうことになれば、結局のところ抜群の日本適正を誇るCaerleonをもってしてもLucayan Princessは重すぎたという点に尽きるかと思われ、半兄LusoもJCでは惨敗していますがGII時代のこのレースでは連覇を成し遂げている通り香港への適正は高い一族かと。昨年はPolish Summerとの競り合いに気を取られすぎてほぼノーマークのVallee Enchanteeに一気に差し切られたばかりか、結局Polish Summerとの叩き合いにも負けていますので多少の不安はあるのですが、中団に控えて直線で早めに動けばというところか。
カナディアン国際でSulamaniに遅れをとった2頭ですが、2着のSimonasは4コーナーでマクって先頭に立ち直線でもしっかり伸びていましたが、Sulamaniの切れ味に屈したという印象、一方のBrian Boruはやはりステイヤー色が強く12Fでもまだ少し足りないかという印象でした。イタリアで3連勝を記録するなど硬い馬場でも実績のあるSimonasが上位に浮上することになるでしょう。
Phoenix ReachはJCでもそこそこ走りましたし、一叩きされたと考えればJC惨敗のWarrsanより上位と考えられても不思議ではなくこれも警戒が必要かと。Polish Summerは近走成績が振るわずこのメンバー相手ではどうしようもありますまい。Imperial Dancerもイタリアで上位に顔を出してきたとはいえここでは力不足か。
というわけで、
◎Vallee Enchantee
○Warrsan
▲Simonas
△Phoenix Reach
こんなものかな。

Hong Kong Sprint GI Sha Tin HK Turf 1000m
No.DrawHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16Silent WitnessEl MoxieJaue TiaraBureaucracyF. CoetzeeA.S. Cruz
213VarForest WildcatLoma PreataZilzalL. DettoriC.E. Brittain
32Calstone Light OWarningOshima LuciaCrystal GlittersN. OnishiH. Oneda
411OsterhaseFlying SpurOstrusaRustanF. BerryJ. Mulhern
51Pivotal PointPivotalTrue PrecisionPresidiumS. SandersP. Makin
64SunningdaleWarningKadizadehDarshaanY. FukunagaT. Setoguchi
79The TatlingPeruginoAunty EileenAhonooraR. MooreJ.M. Bradley
87Cape of Good HopeInchinorCape MerinoClantimeM. KinaneD. Oughton
98Royal MilleniumRoyal AcademyGalatrixBe My GuestT.E. DurcanM.R. Channon
103YellAnabaaVocalistBluebirdD. WhyteJ. Hawkes
1112Able PrinceHurricane SkyQueens ChoirPalace MusicC. SoumillonJ. Moore
125Battle WonHonour and GloryCall HerCaller IDK. FallonC. Simon
1314MultidandyDanehillNew AcquaintanceKings IslandW.M. LaiA.S. Cruz
1410Natural BritzMaroofMiiharoBletchinglyJ. DidhamM.P. Thawaites
メンバーは相当なもので、確たる主役をついに出せなかった今年の欧州スプリント路線より格上の構成でしょう。その欧州からはAbbaye de Longchampの上位馬が参戦。最後に上がり馬Varに持っていかれた格好になっていますが、GIの常連だったThe Tatlingも参戦するので良いでしょう。日本からは春秋のスプリントGIの覇者が参戦しますし、オーストラリアからYell、そしてマカオからは怪物と噂されるNatural Britzと話題に事欠きません。これを迎え撃つ地元馬も強力メンバーで、無傷の12連勝でこの路線に君臨するSilent Witness、そして地元ではSilent Witnessの後塵を拝しつづける存在ながら夏に欧州遠征を敢行して最後に日本のスプリンターズSまで走って大きく崩れることの無い成績を残したCape of Good Hopeが二枚看板。
ここで2番枠を引き当てる辺りは相当運が向いているという気がしなくも無いです。なおかつ1番枠に入ったPivotal Piontはテンから飛ばして勝負する馬ではなくどちらかというと追い込んでくるタイプなのです。こうなった以上は一気に内埒沿いを駆け抜けるしかなく文句無しでしょうな、Calstone Light O。1000mならば止まらずに駆け抜けることができるのでUpsetとなる可能性十分かなと。一方でSunningdaleは直線1000mの経験が無い辺り割引材料ですが、コーナーが無い分好きに末脚を使うことができるので対応できれば勝負に絡めるでしょう。
文句無しの大本命であろうSilent Witnessは臨戦過程等全く死角の無い状態で、昨年でもNatural Currencyという強豪を下していますし、Cape of Good Hopeの遠征を見ても能力的になんら問題なし。そのCape of Good Hopeは鞍上にM. Kinaneを迎えましたので足りていない分を埋められるかに注目でしょう。
欧州馬は今年のArc Dayが高速馬場でアベイユの勝ち時計も55秒台を記録するほどでしたのでその上位馬が揃って参戦ということは例年よりは期待のもてるメンバーということにはなるかと。Varは硬い馬場を得意としているようなので、欧州よりむしろこっちが向いているかなという気もします、GII Diadem Sを勝って参戦のPivotal Pointは足りないかな。
オーストラリアのYellは一時向こうの短距離のトップにいましたが、このところはやや精彩を欠いている気がしなくも無く。Natural Britzはとりあえず様子見が妥当ではなかろうか。
◎Calstone Light O
○Silent Witness
▲Cape of Good Hope
△Var

Hong Kong Mile GI Sha Tin HK Turf 1600m
No.DrawHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
110DurandalSunday SilenceSawayaka PrincessNorthern TasteK. IkezoeM. Sakaguchi
24Oriental MagicDesert PrinceKalambaGreen DancerG. MosseD.A. Hayes
31TelegnosisTony BinMake a WishNorthern TasteN. YokoyamaH. Sugiura
43Fire BreakCharnwood ForestBreakawaySongL. DettoriSaeed bin Suroor
59Grand ZuluGrand LodgeBravo ZuluMilitary PlumeD. WhyteJ. Size
611Eagle RiseDanehillEvening BreezeSurumuA. SuboricsA. Schutz
77MartilloAnabaaMaltageAffirmedW. MongilR. Suerland
82ValentinoValanourRotinaCrystal GlittersI. MendizabalA. de Royal Dupre
913FiguresMaroofMercurousMercuryM. KinaneD. Outghton
1012The DukeDanehillMer du SudBluebirdR. FraddC. Fownes
118Meridian StarDolphin StreetFramedTate GallaryD. OliverD.A. Hayes
125Perfect PartnerQuest for FameStockingsWhiskey RoadF. CoetzeeA.S. Cruz
136ScintillationDanehillSubterfugeMachiavellianO. PeslierC.S. Chum
1414Antonius PiusDanzigCatchascatchcanPersuit of LoveJ.P. SpencerA.P. O'Brien
マイルCSを見る限りデュランダルとテレグノシスの差は3,4コーナーで動いていけるかどうかではないかなと思われ、Sha Tinの長い直線ならば、テレグノシスにとってわずかでも慰みになろうかと。レーティングの数値的にはデュランダルに大差をつけられていますが、テレグノシスにとっても十分チャンスはあるでしょう。
欧州からは能力の高さは疑いようの無いBC Mile2着Antonius Piusが参戦。とにかく直線でふらつく癖が未だに抜けないので、その辺り不安はあります。
香港移籍初戦となるKalaman改めOriental Magicですが、中距離というイメージが強いもののこれまでマイル戦では安定した成績を残しており怖い存在には違いないか。地元勢は7頭と数が揃いましたが、飛びぬけた存在というのはいないので、Oriental Magicだけ警戒していれば良いかなと。
◎Telegnosis
○Durandal
▲Oriental Magic
△Antonius Pius

Hong Kong Cup GI Sha Tin HK Turf 2000m
No.DrawHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
17RaktiPolish PrecedentRageraRainbow QuestP. RobinsonM.A. Jarvis
21PowerscourtSadler's WellsRainbow LakeRainbow QuestJ.P. SpencerA.P. O'Brien
313Ancient WorldSpinning WorldHeadlineMachiavellianL. DettoriSaeed bin Suroor
44Touch of LandLandoTouch of ClassBe My GuestC. LemaireH-A. Pantall
53Fields of OmaghRubitonFinnetoCerretoN. NilkolicT. McEvoy
65Sodlier HollowIn the WingsIsland RaceCommon GroundsW. MongilP. Schiergen
72Bowman's CrossingDolphin StreetBirayaValiyarM. KinaneD. Oughton
810Bullish LuckRoyal AcademyWild VintageAlyshebaF. CoetzeeA.S. Cruz
99Ain't HereDehereAin't She a DaisySabonaB. PrebbleD.A. Hayes
1011Elegant FashionDanewinWily TrickClever TrickG. MosseD.A. Hayes
1114WalkamiaLinamixWalk on AirCure the BluesE. LegrixA. Fabre
126LaticeInchinorLaramieGulchC. SoumillonJ-M. Beguigne
1312Alexander GoldrunGold AwayRenashaanDarshaanK. ManningJ.S. Bolger
148Dance in the MoodSunday SilenceDancing KeyNijinskyO. PeslierK. Fujisawa
問題はRaktiとDance in the Moodという気性面での問題を抱えた2頭の有力馬。マイルCSの惨敗で鞍上ともども相当評価を落としているRaktiは結局MileではなくCupとなったわけですが、今年は昨年ほど楽なレースにはならないと考えられ、難しいレースとはなるかと。
同じくマイルCSからのローテーションとなるDance in the Moodは秋華賞(中1週)天皇賞(中2週)マイルCS(中2週)香港というかなり間隔の詰まった出走がどう出るかというあたりでしょう。まともなら斤量差の恩恵も受けて古牡馬あたりとも対等に渡り合えることは確かです。逆にパドックから終わってるときはもうどうしようもないわけで判断の難しいところか。今回C. Lemaireを確保できなかったのもちと嫌ではあります。かわりにPeslierが乗ってくれるんだからわるかないだろうが。
さてJCではWarrsanともども沈んだPowerscourtは得意の距離に戻ることもあってそこそこ有力とは考えられます。どうにも鞍上に不安があり、まずはスタートをしっかり決めることができるかというのがポイント。Spencerは出遅れた後の対処にかなり問題があるような気はしてるので。
さて、昨年は調子に乗ってJCからVaseなどとなれない距離を連戦したFields of Omaghも今年は得意の2000mで勝負です。Cox Plateの好走は直線の短いというコースによるところも大きいので、逆に直線の長いSha Tinでは苦戦は必至なのですけどね。ただ、使い込まれていないというアドバンテージはあろうかと。
上位が崩れたならAlexander Goldrunなどはかなり面白い存在で、今年後半はいまいちパッとしないLaticeより上位と見ます。例年にない高速馬場でオペラ賞を勝っているように中距離がベストですし、差し脚を活かせる展開になればというところでしょう。ただ、RaktiとかDance in the Moodがまともなら手も足も出ない気はしますが。
地元勢は昨年3着のElegant Fashionに期待してますが、どうだろ。トライアルの勝ち馬Ain't Hereが高いレート貰ってるのも不気味ではあります。
◎Alexander Goldrun
○Powerscourt
▲Rakti
△Elegant Fashion
Horse Racing
朝日杯Futurity S GI 中山 芝1600m
馬名母父騎手調教師
1コパノフウジンヘネシーウェディングベリースキャン小野次郎宮徹
2ペールギュントサンデーサイレンスツィンクルブライドLyphard小牧太橋口弘次郎
3テイエムヒットベヘクタープロテクターワカセイウンホリスキー熊沢重文五十嵐忠男
4スキップジャックメジロライアンヒカリクリスタルラッキーソブリン勝浦正樹高橋裕
5セイウンニムカウカーネギープロミストークジェイドロバリー田中勝春上原博之
6メジロスパイダーメジロディザイヤーメジロダルメシアンドクターデヴィアス木幡初広奥平真治
7マイネルレコルトチーフベアハートミヤギミノルタイテエム後藤浩輝堀井雅広
8ストーミーカフェアドマイヤベガグリーティングスRainbow Quest四位洋文小島太
9シルクネクサスグラスワンダーシルキーヒロインStar Lift柴田善臣岡田稲男
10エイシンヴァイデンTouch GoldVermont GirlMi CieloM.デムーロ瀬戸口勉
11サクセスドマーニBelong to MePost ParadeA.P. Indy藤岡佑介藤岡健一
12マイネルハーティーマイネルラヴシビルスイートシンボリルドルフ武豊中村均
13エイシンサリヴァンEl PradoSwimminglyNashwan吉田豊大久保洋吉
14ローランコングレエンドスウィープヴィヴァットレジーナNashwanD.ボニヤ河野通文
15ディープサマータイキシャトルチカリーSadler's Wells藤田伸二山内研二
16マルカジークサンデーサイレンスエターナルビートPentellicus蛯名正義北橋修二
2004/12/11
Horse Racing
2歳戦
新馬。阪神はオリエントチャーム、ナイキウェルカム。中山はアンスリューム、ナムラユーラシア。中京はトウケイデピュティ。
■オリエントチャーム: サンデーサイレンス - ニキーヤ by Nureyev
ゴールドアリュールの全妹。牝馬限定の1200m戦でしたがそつなくこなしていたなという印象です。ニキーヤの仔は最初のドリームスプレッド以外は勝ち上がっていますし、上のクラスでもそれなりに走るので今後が楽しみ。
■ナイキウェルカム: Tale of the Cat - Dezibelle's Star by Prospective Star
■アンスリューム: トワイニング - ブランチリーヴス by ミルジョージ
■ナムラユーラシア: タバスコキャット - ナムラスイート by レッツゴーターキン
■トウケイデピュティ: フレンチデピュティ - ローリングゲーム by Miswaki

未勝利。
■ミズホユウセイ: デヒア - ナカミシュンラン by モガミ
■アウトオブサイト: サンデーサイレンス - シスターソノ by ナスエルアラブ
■ロードマジェスティ: ブライアンズタイム - ジャズキャット by Storm Cat
何かと思えばネゴシエーターの従兄弟でやんの。
■ヤマニンペルセウス: ヤマニンゼファー - ヤマニンドルチェ by サンデーサイレンス
■ヒカルバローロ: スターオブコジーン - ウィッチズハット by Storm Cat
■グリーンベルト: Honour and Glory - Green Eyed Kay by Northern Jove
すでに去勢されてますな。
■メジロトンキニーズ: ダンスインザダーク - メジロクロヒメ by モガミ
アサマユリのファミリーで、半姉にメジロバーバラ。
■リキパイレーツ: ホリスキー - ダークムーン by リアルシャダイ

エリカ賞 500万下 阪神 芝2000m
1.トーセンマエストロ: トワイニング - フェードエリカ by マルゼンスキー
2.アドマイヤコング: サンデーサイレンス - カタリスト by Sadler's Wells
3.セイウンビバーチェ: Precise End - Definition by Relaunch
スローペースを最後方で控えていたトーセンマエストロが一気に直線で勝負を決めました。アドマイヤコングは4コーナーでサムライハートに並びかけたあたりでは勝負を決めていたのですが、一頭変なのがいたということでしょう。しかしこういうスローの瞬発力勝負で良血サンデーが揃いも揃ってトワイニングに負けますかねえ。
サムライハートは手綱をがっちり抑えられていて、結局直線では伸びずに終わりました。5着。伊藤雄二師の大言壮語は真に受けない方が無難ですな。

黒松賞 500万下 中山 芝1200m
1.チアフルワールド: Spinning World - Cheer Cheer by Lord Carson
2.ナチュラルメイク: フレンチデピュティ - メロウキス by リアルシャダイ
3.ゴールドブレット: ヘネシー - コッサゴールド by Java Gold

ノーザンテースト (1971 CAN) Northern Dancer - Lady Victoria by Victoria Park
老衰のため亡くなったとのこと。
とにかく長持ちした種牡馬で1975年に種牡馬入りして1982年からリーディングサイアーの座に着きました。1992年にはリーディングサイアー、リーディングブルードメアサイアー、リーディング2歳サイアーを同時に獲得するという無茶苦茶なことをやってのけます。2000年に種牡馬引退。
後継種牡馬のラインは初年度産駒の大物アンバーシャダイからメジロライアンと受け継がれていますが、その後継者だったメジロブライトの急死によりメジロライアンに寄りかかる状態なのは変わりませんか。
つい先日のStorm Birdに続いて、また一頭Northern Dancerの大物が世を去ったということですかねえ。直仔の種牡馬で生き残っている大物は未だ現役で種牡馬であるSadler's WellsとDixieland Band、Night Shiftといった辺り。すでに種牡馬を引退している中ではいまだLyphard(1969)が生きているらしくはありますが。

中日新聞杯 GIII 中京 芝2000m
1.プリサイスマシーン: マヤノトップガン - ビーサイレント by サンデーサイレンス
2.メイショウバトラー: メイショウホムラ - メイショウハゴロモ by ダイナガリバー
プリサイスマシーンの連覇でした。それはともかく、ローカルで牡馬相手だとかなり強いですねえ。メイショウバトラー。
2004/12/12
Foreign Racing
Hong Kong Cup GI Sha Tin HK Turf 2000m
1.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
2.Bullish Luck: Royal Academy - Wild Vintage by Alysheba 3.Touch of Land: Lando - Touch of Class by Be My Guest
4.Powerscourt: Sadler's Wells - Rainbow Lake by Rainbow Quest
5.Ancient World: Spinning World - Headline by Machiavellian
6.Elegant Fashion: Danewin - Wily Trick by Clever Trick
7.Rakti: Polish Precedent - Ragera by Rainbow Quest
8.Ain't Here: Dehere - Ain't She a Daisy by Sabona
9.Waklamia: Linamix - Walk on Air by Cure the Blues
10.Latice: Inchinor - Laramie by Gulch
11.Soldier Hollow: In the Wings - Island Race by Common Grounds
12.Fields of Omagh: Rubiton - Finneto by Cerreto
13.Dance in the Mood: Sunday Silence - Dancing Key by Nijinsky
14.Bowman's Crossing: Dolphin Street - Biraya by Valiyar
来ちまったよ。Alexander Goldrun。
Ancient Worldがレースを引っ張っていましたが、途中からDance in the Moodがそれにせりかけて先頭を奪います。その他Elegant Fashionなどが先行集団を形成。Alexはその後ろに位置してレースを進めました。4コーナーを回ってから外に持ち出して進出を開始してよく伸びたAlexがBullish Luckを短頭差抑えました。
Dance in the Moodはスタート直後抑えていたような気がするのですが、結局向こう正面あたりではAncient Worldからハナを奪うようなレースになっているので抑えられなかったと見るべきでしょうか。Raktiもスタートはあまりよろしくなかったようではあります。で、直線に入るとDance in the Moodはもう終わりで、RaktiもAlexander Goldrunに交わされた後は全く伸びませんでした。
2コーナーの辺りで掛かり気味に進出してしまっているのがDance in the Moodですねえ。逆にAlexはその後ろのいい位置をずっとキープしてますので、どうにも今回は気性の難しい面がでたかなと。
そして、後方から徐々に押し上げて来ているくせになぜか直線で立ち上がってるスペンサーはなんなのでしょう。確かにBullish Luckはかなり内に切り込んできていたのですが、あそこで手綱引いてしまったらどうにもならないだろう。
結構散水がされていたようで、内埒沿いはあまり伸びなかったようではあります。ペースは落ち着いていて最初の4Fは26.50-25.90で行ったのですが、Dance in the Moodのせいかその次から23秒台を連発しています。この流れの中でRaktiは最後の2Fで脚が止まっている。先行したAncient WorldとElegant Fashionを交わすことなく脚が止まったので馬群のなかで窮屈なレースを強いられた影響はあったのかと。4コーナーあたりで中途半端に前に行ってしまったのもどうかと。

Hong Kong Mile GI Sha Tin HK Turf 1600m
1.Firebreak: Charnwood Forest - Breakaway by Song
2.Perfect Partner: Quest For Fame - Stockings by Whiskey Road
3.The Duke: Danehill - Mer du Sud by Bluebird
4.Scintillation: Danehill - Subterfuge by Machiavellian
5.Durandal: Sunday Silence - Sawayaka Princess by Northern Taste
6.Martillo: Anabaa - Maltage by Affirmed
7.Grand Zulu: Grand Lodge - Bravo Zulu by Military Plume
8.Figures: Maroof - Mercurous by Mercury
9.Eagle Rise: Danehill - Evening Breeze by Surumu 10.Valentino: Valanour - Rotina by Crystal Glitters
11.Antonius Pius: Danzig - Catchascatchcan by Persuit of Love
12.Oriental Magic: Desert Prince - Kalamba by Green Dancer
13.Meridian Star: Dolphin Street - Framed by Tate Gallary
14.Telegnosis: Tony Bin - Make a Wish by Northern Taste
このレースは何気にラジオ日本の電波を捕まえられたので実況を聞いていたのだが、始まっていきなりTelegosisは沈むってのはなんなのかと…。ゴール直前だけ実況するんじゃないよ。
Sha Tinというのは追い込みが決まる時は決まるのですがどちらかといえば追い込み馬には不利とされるコースで、日本からの遠征馬2頭が追い込むタイプであることはちとどうかなと思わなくも無かったわけです。直線が長いので一旦スピードの乗ってしまえばという側面もあるわけですから。それにデュランダルは高松宮記念さえ追い込んで勝ってしまう馬ですので大外から一気に持っていかれる展開もあるかなと。とか言いながらTelegnosisが本命なのは何故なんだろう…。
で、やっぱり追い込みは効かないか。
Durandalとしてはおそらくいつも通りメンバー中最速の上がりを出してはいるのでしょう。ただラップタイムから推測するに34秒を切るところまではいっていないのがいつもとは違うところだったのでしょう。そしてDurandalのこの上がりタイムからすれば前が止まらなかったと言えなくもなく、勝ったのは道中3番手から抜け出したFirebreakで、2着もそれと同じ位置にいたPerfect Partnerなわけです。Durandalとしてはちゃんと伸びているのでやはり位置取りが後ろ過ぎてしまうことと、大外に振らなければならないということが問題になるのでしょう。この辺は日本でも変わらないのでしょうけどねえ。
Telegnosisは終始馬群の内に閉じ込められて何もできないまま直線沈みました。それにしても一頭だけ離されすぎている印象は受けるんですけどねえ。
そしてAntonius Piusは今日も直線でふらふら。この馬はどうにもなりませんなw。

何となく改装後の阪神マイルってのはこんなコースになるのかねえと思ってみたり。

Hong Kong Sprint GI Sha Tin HK Turf 1000m
1.Silent Witness: El Moxie - Jade Tiara by Bureaucracy
2.Cape of Good Hope: Inchior - Cape Merino by Clantime
3.Natural Britz: Maroof - Miiharo by Bletchingly
4.Royal Millenium: Royal Academy - Galatrix by Be My Guest 5.Able Prince: Hurricane Sky - Queens Choir by Palace Music
6.Multidandy: Danehill - New Acquaintance by Kings Island
7.Sunningdale: Warning - Kadizadeh by Darshaan
8.Battle Won: Honour And Glory - Call Her by Caller ID
9.Yell: Anabaa - Vocalist by Bluebird
10.Var: Forest Wildcat - Loma Preata by Zilzal
11.Osterhase: Flying Spur - Ostrusa by Rustan
12.The Tatling: Perugino - Aunty Eileen by Ahonoora
13.Pivotal Point: Pivotal - True Precision by Presidium
14.Calstone Light O: Warning - Oshima Lucia by Crystal Glitters
HKJC的には望みどおりの結果かねえ。これは強すぎるやろう。香港引きこもり王。マカオのNatural Britzが先頭に立ちましたが、半分を過ぎたあたりであっさり交わしておしまい。Cape of Good Hopeも差を詰められずまたしてもSilent Witnessの後塵を拝する結果に終わりました。
Calstone Light Oは予定通り内埒に取り付きにいったのだが、そこはやや馬場の悪い状態だったそうで内埒ぴったりというわけにも行かなかった様子。それにしてもスタートからのダッシュ力に物をいわせるいつものレースはできませんでした。
Sunningdaleはどこで何をしていたのかさっぱりだったり。ペースが速くてついていけなかったってのはなあ。
Varをはじめとした欧州馬も揃って下位に沈められているので、やはりSilent Witness、Cape of Good Hopeを擁する現在の香港のスプリント路線は世界最強といえるんですかね。来年こそはSilent Witnessに外に撃って出てもらいたく…。

Hong Kong Vase GI Sha Tin HK Turf 2400m
1.Phoenix Reach: Alhaarth - Carroll's Canyon by Hatim
2.Sights on Gold: Indian Ridge - Summer Trysting by Alleged
3.Vallee Enchantee: Peintre Celebre - Vervine by Lear Fan
4.Sweet Stream: Shantou - Snug Dinner by Jareer
5.Super Kid: Gaius - Pompeii Pride by Pompeii Court
6.Polish Summer: Polish Precedent - Hunt the Sun by Rainbow Quest
7.Beethoven: Zabeel - Abbave by Ahonoora
8.Imperial Dancer: Primo Dominie - Gorgeous Dancer by Nordico
9.Warrsan: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
10.Simonas: Sternkonig - Sistadari by Shardari
11.Roosevelt: Danehill - Star Begonia by Sadler's Wells
12.Brian Boru: Sadler's Wells - Eva Luna by Alleged
Beethovenがハナを切って、外からそれに競りかけていったのがWarrsan。その後ろにつけたのがPhoenix ReachとSuper Kid。4コーナーまでは淡々とレースが進みます。直線に入るとWarrsan、Beethoven、Super Kidの3頭は脱落。Phoenix Reachが粘りに粘って1着。Vallee Enchanteeもちゃんと追い込んでは来ていましたが、突き抜けられないのは今年を象徴するかのようですな。強いことは間違いないんだろうけど展開に左右されるしこういうレースになってしまうのは仕方のないところでしょうか。来年どうするかは分かりませんが、展開に恵まれないと牡馬相手のGIでは厳しいか。そういう意味では今年Vermeilleに出られなかったのは惜しいことしたなあと。最後方から一気に追い込んだSweet Streamが4着でこれが今年のVermeilleの勝ち馬だからなあ…。 5歳馬は出走できないのでフランス国外に出てYorkshir Oaksとか行けばよいのでしょうけど。
Phoenix Reachは休み明けのJCで6着と期待以上のところに来ていたわけですから、一叩きして理想的な臨戦だったかなと。カナダと香港と微妙なところで勝ちますな。日本では馬場が軽すぎ、欧州では馬場が重すぎるというあたりでしょうか。それにしても鳳凰烈焔(微妙に違うが勘弁して下され)とは大層な馬名ですこと。
WarrsanはJCのとき覇気を失って力なくパドックを回っていたのでそこから立て直せなかったということになりますか。
Horse Racing
朝日杯Futurity S GI 中山 芝1600m
1.マイネルレコルト: チーフベアハート - ミヤギミノル by タイテエム
2.ストーミーカフェ: アドマイヤベガ - グリーティングス by Rainbow Quest
3.ペールギュント: サンデーサイレンス - ツィンクルブライド by Lyphard
4.マイネルハーティー: マイネルラヴ - シビルスイート by シンボリルドルフ
5.セイウンニムカウ: カーネギー - プロミストーク by ジェイドロバリー
6.ディープサマー: タイキシャトル - チカリー by Sadler's Wells
7.エイシンヴァイデン: El Prado - Swimmingly by Nashwan
8.ローランコングレ: エンドスウィープ - ヴィヴァットレジーナ by Nashwan
9.マルカジーク: サンデーサイレンス - エターナルビート by Pentellicus
10.メジロスパイダー: メジロディザイヤー - メジロダルメシアン by ドクターデヴィアス
11.スキップジャック: メジロライアン - ヒカリクリスタル by ラッキーソブリン
12.コパノフウジン: ヘネシー - ウェディングベリー by スキャン
13.サクセスドマーニ: Belong to Me - Post Parade by A.P. Indy
14.エイシンサリヴァン: Touch Gold - Vermont Girl by Mi Cielo
15.テイエムヒットベ: ヘクタープロテクター - ワカセイウン by ホリスキー
16.シルクネクサス: グラスワンダー - シルキーヒロイン by Star Lift
ラップタイム: 12.3 - 10.8 - 10.9 - 11.4 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2
マイネルレコルトがレコードで勝ちました。ペールギュントは内を突けずに外に出した時点で終わりですかね。

2歳
新馬。阪神はチキリサンボーイ、ディアデラノビア。中山はフォーカルハイパー、アクレイム。中京はトウカイブラボー。
■チキリサンボーイ: デュラブ - ファビラストロング by ワカオライデン
■ディアデラノビア: サンデーサイレンス - ポトリザリス by Potrillazo
母系はアルゼンチンのもの。
■フォーカルハイパー: ホワイトマズル - フォーカルプレーン by スプレンディドモーメント
フォーカルポイントの半弟。
■アクレイム: スペシャルウィーク - アカンプリッシュ by トニービン
■トウカイブラボー: ダンスインザダーク - ハッピーリズム by リズム

未勝利。
■ガラディナー: サンデーサイレンス - ディナータイム by Bering
■シルクパスワード: マーベラスサンデー - クレバーウーマン by ホスピタリティ
■ナムラシゲコ: エンドスウィープ - ケイジョイナー by Sudden Thaw
■サクラエスプリ: コマンダーインチーフ - サクラブラッサム by Seattle Slew
■カウンタック: Grand Slam - マミーブルー by Red Ransom
持ち込みかな。祖母がブルーアヴェニュー。
■ゴールドルパン: Singspiel - Leave the Mark by Kingmambo
祖母がThe Caretaker。
■チョウノゾミ: サニーブライアン - メイタイザン by パーシャンボーイ
スーパージーン半弟。
■エムテイコウテン: ライブリーワン - エムテウイニング by ニッポーテイオー

500万下 中山 ダート1200m
1.ゼンノエキスプレス: ゼンノメイジン - エメラルドビコー by Afleet
2.サウスバトルマン: Straight Man - Chilli Myers by Affirmed
ゼンノエキスプレスは9-c族で、アメリカ3歳女王のReal Delightを4代母にもつ良血の部類に入る馬。ミスプロの3X3ってのはどうかと思わんでもないが。
雑記
突発的に親がPC部屋の配置を変えたいなどと言い出したのですが、任せてると光ケーブルを折られそうな気がしたので全部私一人でやることに。結局一日仕事になってしまって今日は競馬中継さえ見られず。ある程度片がついたところでそういえばラジオで香港の中継やるんだっけなどと思い出したからマイルだけは聞いたのだが、あの実況ではな…。肝心のリプレイの時はノイズが酷くなってほとんど聞き取れてないし。
PCの場所を動かした後、元通りに繋ぎなおしたつもりだけどなぜかUSBのケーブルが1本余る…。周りに置いてる分は全部繋がってるはずなので気にしないことにしましたが、前はどんな繋ぎ方してたんだ…。
2004/12/13
Hard Rock / Heavy Metal
最近ではBurrnだって買ってきてもしばらくほったらかしにしてしまうようにメタル系のニュースは週に一回くらいの割合でしか見なくなってるのね。それで、今日巡回してみたらダイムバック・バレルが射殺されたとのこと。

いかんともしがたい: Damageplan:ダイムバック・ダレルが演奏中に撃たれて死亡
Barks: ダメージプラン、銃撃事件でメンバー死亡
うそだろ、と。
その筋に詳しい方ならすぐわかるかと思われますが。私の趣味の範囲からはやや逸れたところにあるのがPANTERAなのです。なもので、積極的に追いかけては聴いてなかったんですけど、それでもHeavy Metal Syndicateでかかったり、友人から借りたりで聴く機会はかなりありましたし、ダイムバック・バレルのギターは嫌いではなかったし…。やり切れんなあ。

まあ、毎年のように誰それが死んだというニュースはあったわけですが、こういうのは本当にショックを受けます。昔コージー・パウエルが死んだというのを見たときもそうだったけれどもね(彼の場合は事故死であり、その責任は他でもなく彼自身にあったのだが)。やっぱりリアルタイムに急逝したというニュースを聞くのはつらい。これが例えばランディ・ローズはLEPPSのスティーヴ・クラークなんかは聴き始めた頃にはもうすでに故人であり、バンドの歴史などに触れたときにそうだったのかと思うくらいなのですが…。
PANTERAが解散してしまった事情というのをあまり詳しくは知らないのだけれども、そして私の趣味には合わないバンドではあったけれども、良いバンドであったことには違いないと思うし、もうこれでおそらく皆が望む形での復活というのはありえないのは残念です。一部記事では恨みを持っていたものが犯行に及んだのではないかとも書かれていますが、犯人が警官に射殺されたため真相が明らかになることはないのでしょう。
Barksの関連記事にはランディ・ローズの飛行機事故以来の衝撃という表現も見えます。
Barks: DAMEGEPLAN
2004/12/14
Foreign Racing
RaktiとWarrsan
香港のレースでどうやら怪我を負ったらしいRaktiですが、これは予定通りに来年も現役続行ではあるようです。
一方のWarrsanですが、今年限りで引退という話もあったのですが、レース前に入れ込んでしまうという問題があるらしくとりあえず2ヶ月完全に休養させて、それから判断を下すとのことで現役続行の可能性が残りました。
Raktiは来年も気性に問題を抱えたまま面白いレースをしてくれるかw。ただ、香港でもやや出遅れた後にそれを取り戻そうとして仕掛けてしまうってのはどうかと思ったわけであり、主戦がRobinsonのままでよいのかねとは思う。今年と同様中距離からマイルだろうけどね。Warrsanは凱旋門賞のあたりで燃え尽きたんじゃなかろうかという印象を受けてしまうのですが、あと一年現役を続行して何を目指すつもりでしょうかねえ。ビッグタイトルには届かないというのはある程度この馬の限界を示してしまっているんではないのかと。今年は各国のダービー馬が現役続行の構えなので来年の12F戦線はそこそこメンバーが揃ってしまいそうなだけに不安は尽きないです。Coronation Cの3連覇とかになったらそれはそれでネタとしておいしいだろうが。
まあGrey Swallowは凱旋門賞でも大敗を喫してますし、Blue Canariはどうしようもなさそうで、実質North Lightが頼りではあるでしょうけどねえ。あとはProspect ParkとかCherry Mixあたりがどうなるかと。Bagoは12Fには行かない予定してるし…。

Fusaichi Samurai (2002 USA) Fusaichi Pegasus - Hidden Storm by Storm Cat
今年のFasig-Tipton Calder Traningにて最高額でフサイチに落札された評判馬。ベタな馬名になってますがフサイチだから仕方ないのだろうね。Drysdale師がほれ込むほどの逸材は本物でした。この前のデビュー戦の勝ち方が評判になり、V. Espinozaもべた褒め気味なコメントを出しましたし。ベイヤー指数92はMaidenのレースとしてはかなり優秀です。順調ならすぐにでも重賞に顔を見せてくるでしょうからそのときにどんなレースをして見せるかでしょう。
血統的にはLa Troienneの一派So Chicの牝系に属していて、So ChicにCourt Martial、Herbager、Mr. Prospector、Storm Cat、Fusaichi Pegasusと入れてきています。ということはミスプロが2X3というかなり強烈な形で入るわけでどうかなという気がしなくもないのです。ただ、10年近く前にSpinning World、Lammtarraなどと同時多発的にNorthern Dancerの濃いクロスを持つ馬が活躍したことを思い出してみたり。日本でもフサイチコンコルドがダービーを取っていたわけで、ミスプロがNorthern Dancerに遅れること9年で産まれたことを考えると、ミスプロもあの頃のNorthern Dancerと同じような状態になりつつあるのではないのかなと。もしこのFusaichi SamuraiがKentuckey Derbyを取ったりなんかすると一気にミスプロの濃いクロスが流行しそうな予感はしますねえ。そういえばStorming Homeもミスプロ2X3だったけかな。ミスプロ牝駒にND系種牡馬をはさんでミスプロ後継という入り方はFusaichi Samuraiと同じ。ただあっちはMachiavellianなのでNatalmaが4X4だったりしますけどね。

日本の方のサムライはエリカ賞後に骨折が判明して全治6ヶ月。ダービーまで絶望なのでしばらく忘れてしまっても構わないかと…。

ロシア動く
何となくRacing Postを眺めていて気になった記事。
Racing Post: Moscow racecourse bid to attract international stars
ロシア(旧ソ連)の競馬というのはいまいち分かりにくいところがあって、ソ連時代の三冠は2歳、3歳、古馬でそれぞれ1600、2400、3200と距離を延ばして行われていたらしいのですが、現在では3歳のみで2000、2400、2800なんだとかなんとか。この三冠レースを全て開催しているのがピヤチゴルスク競馬場でこの記事中にあるモスクワの170年の歴史を持つ競馬場というのはおそらくここのことを言っているんでないかな。
で、先週末の香港にその関係者が視察に訪れていたようです。記事を読む限りではこれまでにDubai、Longchamp、Ascot、Curraghを視察しており、将来おそらくフェスティバル形式の国際レースの開催を目論んでいるということです。それにはロシアの新興資産家の援助が前提とも読めるのですが、これはプレミアリーグで話題になったロシアのオーナーとかそういう類を指しているのでしょう。
で、Russian Jockey ClubのDirectorという人の話が載っておりその内容は、「われわれの馬主たちはTattersallsやGoffsの市場で多くの馬を購入している。またわれわれは世界中の最良の競馬場(原文では複数形)とのコネクションを作る必要がある。沙田は明らかにわれわれが見た中でベストな競馬場の一つである」という感じか。
沙田に来ておきながら、第一にはダートトラックの改良だといってる辺りなんだそりゃと思わんことも無いのですが5月から9月までの間レースに使うためということです。このトラックは1950年以来修繕されてないということを言っていますがどんな状態やねん。そしてこれには(ダートトラックだけなのか競馬場全体なのかは不明)3年ほどかかり財政支援を必要としているとのこと。資金豊富なロシアの銀行と同様に政府からの援助に期待している。そして香港にはプーチン大統領(prime ministerと表記されてるが気にしないことにした)の上級顧問とロシアの10人の資産家が同行しており、個人からの援助にも期待していると。なおプーチン大統領はPresident's Cupの開催に顔を見せ、競馬の大ファンであるとも。
President's Cupは2年前から実施されていてロシアの12頭のトップホースと独立国家共同体から招待された馬によって争われた。この開催は旧ソヴィエトから分離した89の団体全てのトップを集め、フランス、トルコ、ウクライナの馬を引き付け、将来は国際的なプロモーションの注目を集めることが期待されているが、招待レースはここでは除外されたとのこと。
要するにフランス、トルコ、ウクライナの馬は登録程度のことはしたけれど結局出走しなかったということですかね。ソヴィエトから分離した89の団体というのは競馬の主催団体なのかな。あと独立国家共同体ってまだ実体として存在してるんかいな。
2004/12/15
Foreign Racing
Kieren Fallon
ネタがないのでボケっとThoroughbred Timesなんぞを眺めていたらFallonが出てたのでチェキ。
TT: English Jockey Club drops investigation of Fallon
まあ、見出しのとおりで、今年の3月に報じられたFallonの八百長疑惑に対して、ようやくJockey Clubも完全にFallonはシロという判断を下したようではあります。Racing Postの方にも記事が出ていてそのタイトルがNine months of anxiety end for Fallonなんてなってるようにまあ9ヶ月ってのは長いわな。まあほとんど予想通りの展開ではあるわけですが、一応決着したということで…。

今週のGI
今週はHollywoodで2歳GIが牡牝それぞれあるんですが、さっぱり分かりませんな。WilkoとかSweet Catomineがカリフォルニアにいるらしいが、どうやらWilkoはHollywood Futurityに出走か。Sweet CatomineはSanta AnitaのGIIIを目標とするらしい。
でFuturityですが、Proud Accoladeがブリンカーを装着して挑むようではあります。そしてDeclan's Moonも予定通りに出てくるようでそれなりにメンバーは揃っているようですかね。

The Mighty Tiger
今週は調教の距離を1F延ばして5Fで追いきったようではあり。調教の時計としても大した事のないレベルなので、もう少しかかるんかねえ。Santa Anitaの開催が始まったらすぐにでもレースに出走してきそうな気はするのですけれども。
で、Santa AnitaのWork Outをちらちらと見ていたらCastledaleの名前が…。懐かしいな、オイ。Peintre Celebreの仔でSanta Anita Derbyを勝ったときは驚いたが、その後音沙汰がなくなり…。どうやらMaribu Sで復帰するらしくあります。
Hard Rock / Heavy Metal
今月のBurrnを見ていたら企画の中に名盤特集という感じのものがありました。創刊20周年記念の時も似たような企画があったのですが、あの時がその20年間だけを対象にしていたのに対して、今回はオールタイムベスト。なのでじっくり見てたりしたのですが、私はそういった名盤と呼ばれるようなものはこのジャンルを聴き始めた頃によくCDを借りて聴いていました。ということで実はこの種の名盤はあまり持ってないような気がしてまいりました。で、とりあえず名盤として挙げられてる中から適当に持ってるCDを探してみたら結構出てきたので気にしないことにはした。
まあ、自分の持ってる分からピックアップしたので明日あたりから適当にその紹介でもしてみようかなと。とりあえず今日はラインナップだけ。
ON TIME / GRAND FUNK RAILROAD
IN ROCK / DEEP PURPLE
MACHINE HEAD / DEEP PURPLE
BURN / DEEP PURPLE
UNTITLED / LED ZEPPELIN
RISING / RAINBOW
DOWN TO EARTH / RAINBOW
SLIPPERY WHEN WET / BON JOVI
HYSTERIA / DEF LEPPARD
CORRIDORS OF POWER / GARY MOORE
WILD FRONTIER / GARY MOORE
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART I / HELLOWEEN
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART II / HELLOWEEN
BLIZZARD OF OZZ / OZZY OZBOURNE
DAIRY OF A MADMAN / OZZY OZBOURNE
OPARATION: MINDCRIME / QUEENSRYCHE
BENT OUT OF SHAPE / RAINBOW
IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE / BLIND GUARDIAN
IMAGES AND WORDS / DREAM THEATER
FAIR WARNING / FAIR WARNING
選出基準はかなり恣意的ですw。とにかく抱き合わせで紹介できそうなのを集めていたりして…。同じバンドから複数なのはそういう事情。実際の作業量的には10程度の予定。IRON MAIDENが入ってないのはBurrnの記事の方でPOWER SLAVEが漏れているからだったりしますが。
年代別にA to Zで並んでたのからそのままピックアップしているから、順番は気にしないこと。
2004/11 [2]2004/12 [2]

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