続き。
Breeders' Cup Turf GI Belmont NY Turf 12F
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Shake the Bank | Sandpit | Silver Spool | Strike Gold | Tom G. Turner | H. Graham Motion |
2 | Shirocco | Monsun | So Sedulous | The Minstrel | Christophe Soumillon | Andre Fabre |
3 | Bago | Nashwan | Moonlight's Box | Nureyev | Thierry Gillet | Jonathan E. Pease |
4 | Better Talk Now | Talkin Man | Bendia | Baldski | Ramon A. Dominguez | H. Graham Motion |
5 | Azamour | Night Shift | Asmara | Lear Fan | Michael J. Kinane | John M. Oxx |
6 | Ace | Danehill | Tea House | Sassafras | Kieren Fallon | Aidan P. O'Brien |
7 | Shakespeare | Theatrical | Lady Shirl | That's a Nice | Jerry D. Bailey | William I. Mott |
8 | Silverfoof | With Approval | Northern Silver | Silver Ghost | Rafael Bejarano | Dallas Stewart |
9 | Fouty Niners Son | Distorted Humor | Cindazanno | Alleged | Corey S. Nakatani | Neil D. Drysdale |
10 | English Channel | Smart Strike | Belva | Theatrical | John R. Velazquez | Todd A. Pletcher |
11 | Laura's Lucky Boy | Theatrical | Corridora Slew | Corridor Key | Gary L. Stevens | Richard E. Mandella |
12 | Leprechaun Kid | Alphabet Soup | Melina Mou | PersianBold | Garrett K. Gomez | Mike R. Mitchell |
13 | Gun Salute | Military | Hail Roberta | Roberto | Cornelio H. Velasquez | William I. Mott |
人気はShakespeare。馬場次第ではスクラッチの可能性もありますが、無敗でここに挑戦するということもあるし、去年がBetter Talk Nowでも勝てたというあたりで、わずかな差とはいえ並居る欧州馬を抑える人気になりました。Better Talk NowのペースメイカーとしてエントリーしていたShake the Bankが出走できた上に最内枠を引いてくれましたのでこれに引っ張られる形のレースにはなりそうです。ということは前に行く馬よりはBetter Talk Nowと同じように差し馬向きのレースを作られるということで、その辺はShakespeareにとっても歓迎できるところではあるでしょう。後は欧州馬との力関係で、今年のメンバーは馬場状態に応じて何頭かが確実に力を出せる布陣ではあるのでShakespeareがそれらを交わして勝つところまでいけるかは微妙。
このShakespeareを追う欧州勢のトップと見なされたのがAzamour。キングジョージを勝ちながらも、愛チャンでは直線で進路を失いかけて5着に敗退。これで凱旋門賞をスキップしてこちらに矛先を向けました。どちらかといえば硬い馬場で実績を挙げていて、愛チャンでもあるように馬場が柔らかくなると着順を落とす傾向にあります。とはいっても確実に追い込んでくることが出来るので、負けても惨敗という形にはなりません。その分勝つ時の派手さもないような気がしますが。
続いてBago。一年前の凱旋門賞は馬場が硬かったからと思ってたら、直前に雨に降られた今年も3着にきたのでどうやら多少重いくらいはこなすらしいです。3歳のときもイギリスに遠征してみたら3着とか、Nielで真逆の不覚を取ってみたりと変な負け方をしてくれる馬でしたが、今年はついにジリ気全開。そっちのお馬でしたのなという形で納得。まあ、負けても3着には来るので能力そのものは高いんだろうと。Belmontで広い左回りの試走をやった後本番は東京2400mということで。
連覇を狙うBetter Talk Nowですが、去年はPowerscourtは無茶苦茶なレースになるし、自身も相手に不利を与えるというすっきりしない勝ち方。最低人気だったということもあるし、その直後にHollywoodで大敗して見せた事もあって、フロックかとも思わされましたが、意外に今年頑張りました。長めの距離が良い馬ですのでShakespeareより良いのではなかろうか。Shake the Bankがちゃんと仕事してくれれば良いですが、有力馬が悉く差しなので、直線の差し争いに飲み込まれても知りません。
Shiroccoは今年まだ2戦。凱旋門賞で4着に突っ込んできて驚きました。重馬場歓迎というより、重馬場でないと走らないという馬ですので、流れも向いている事は確かか。
Powerscourtが回避となってしまったO'Brien厩舎はAceを用意してきました。GIで上位に顔を出しつづけていますが勝つところまでは行きません。前走のTurf ClassicでShakespeareに差されて3着。この馬もジリ気のある馬ですが、同じジリ馬ならBagoの方が役者が上でしょう。
Turf ClassicでAceに先着したEnglish Channelも注目馬。Gun Saluteと北米の3歳路線のトップを争う存在で、Secretariat SではGun Saluteが勝っています。この後Santa Anitaの10Fを使ったGun Saluteに対してBelmontの12FでShakespeareに迫ったEnglish Channelなら後者を上に見たいかなという感じですね。
Breeders' Cup Classic GI Belmont NY Dirt 10F
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Rock Hard Ten | Kris S. | Tersa | Mr. Prospector | Gray L. Stevens | Richard E. Mandella |
2 | Sun King | Charismatic | Clever But Costly | Clever Trick | Rafael Bejarano | Nicholas P. Zito |
3 | Choctaw Nation | Louis Quatroze | Melisma | Well Decorated | Victor Espinoza | Jeff Mullins |
4 | Oratorio | Danehill | Mahrah | Vaguely Noble | Kieren Fallon | Aidan P. O'Brien |
5 | Perfect Drift | Dynaformer | Nice Gal | Naskra | Mark Guidry | Murray W. Johnson |
6 | Sir Shackleton | Miswaki | Naskra Colors | Star de Naskra | Javier Castellano | Nicholas P. Zito |
7 | Super Frolic | Pine Bluff | Lindsay Frolic | Mt. Livermore | Eibar Coa | Vladimir Cerin |
8 | Suave | A.P. Indy | Urbane | Citidancer | Edgar S. Prado | Paul J. McGee |
9 | Flower Alley | Distorted Humor | Princess Olivia | Lycius | John R. Velazquez | Todd A. Pletcher |
10 | Jack Sullivan | Belong to Me | Provisions | Devil's Bag | Lanfranco Dettori | Gerard A. Butler |
11 | Borrego | Garrett K. Gomez | C. Beau Greely |
12 | A Bit O'Gold | Gold Fever | Annasan | Corporate Report | Jono Jones | Catherine Day-Phillips |
13 | Saint Liam | Saint Ballado | Quiet Dance | Quiet American | Jerry D. Bailey | Richard E. Dutrow Jr. |
14 | Starcraft | Soviet Star | Flying Floozie | Pompeii Court | Patrick A. Valenzuela | Luca M. Cumani |
3強。と思ってたのに…。
4倍の一番人気はSaint Liam。早世したSaint Balladoの最後の大物。今年はDonn Hを制して暫定的な東海岸のトップに立つと、西海岸遠征を敢行しますがこのSanta Anita Hが大失態の6着。これまでここが唯一の10F戦であることから距離不安を囁かれる事もありますが、それよりもSanta Anita Hでは東海岸からの遠征馬が良績を残せないという罠に嵌まったのかなというイメージの方が強いです。確かレース後のコメントではペースと馬場に戸惑ったということを言っていたはず。その後は間隔を空けてStephen Fosterで復帰。あっさり勝って問題ないことを示します。そうこうしているうちにGhostzapperもRoses In Mayもシーズン半ばにしての引退が発表され、結局Saint Liamが北米のトップの座を占めつづける事になりました。夏場の一戦Whitney Hでは軽ハンデのCommentatorに逃げ切りを許しますが、これは斤量差を考慮すると許容できるレース。最終プレップとして出走した定量戦のWoodward Sで完勝。レース間隔が空くのが気になるとはいえ、休み明けで走らないというタイプでもないし万全の体制と思ったら大外を引いてしまった。
4.5倍がRock Hard Ten。昨年も期待された馬で、Preakness Sで2着という実績を残すもHaskell Invt. H後に体調に問題が出て休養。その間にMandella厩舎に移籍してSanta Anita開催で復帰。Malibu S、Sturb S、Santa Anita Hと3連勝を挙げました。その後も軽いトラブルがあり、次に現れたのは10月のGoodwood BCH。あっさり勝って調整に問題がないことを示しています。ということで4連勝中。派手に勝つならSaint Liamよりこっちな気はするが。…とか書いてたらスクラッチだとぅorz。
ショックだったので2chに投げといたぜ。調教後に右前脚に出血が発見されたということですが、症状は重くないとのこと。それにしても運のない馬ですね。
5.5倍がBorrego。今年のSanta Anita Hで3着。善戦屋でしたがPacific Classicで突如目覚めてGIを勝つと、Jockey Club Gold Cupでは最後方から3、4コーナーで一気に捲って直線先頭。そのまま勝ってしまいました。Saint Liam相手でどうかと言うところもありますが、勢いはある。
欧州芝から乗り込んできた10FランナーOratorioは11倍。この馬はダートをこなせるかどうかに尽きるでしょう。こなせるなら良い勝負をしそうです。同じく11倍のFlower AlleyはJockey Club GCで不甲斐ない競馬。自分のペースメイカーと絡んだ挙句、4着に沈みました。Borregoに千切られてるのでそれがなくてもどうだったかなってレベルでしょう。
もう一頭の欧州馬Starcraftは13倍。Oratorio以上にダートはどうよと思うが、まあこの強気の陣営には拍手を送りたいところ。後はときどきとんでもない事をしでかすValenzuelaの手腕に期待するだけでしょう。マイルがベストな気もしますが、一応距離はこなせるレベル。
さして届かないレースばかりで賞金だけ持って帰るPerfect Driftも13倍。ダートの10Fがベストという馬ですが、前走Sloppyな馬場でSuper Frolicに不覚。よく分からない馬です。
間違いなく最後方からのレースになるだろうChoctaw Nationは前が速くなって届くかどうかというところ。Borregoより更に後ろからってのは厳しいかなとは思う。
前走の2着したSuaveは10F大好きなA.P. Indy産駒。古馬になった今年に本格化という彼の父の産駒の王道を行きます。つーことは、詰めが甘くて勝てませんというパターンですか。
BCの印をまとめてドン
あまりにも妄想が入りすぎてしまうので隔離w
去年は適当予想のSprintだけしか当たりませんでした。
妄想気合入れれば入れるほど向こう側の世界に旅立ってました。
全レース外した人よりマシですが(殴
■Classic
◎Saint Liam
○Borrego
▲Suave
△Choctaw Nation
△Starcraft
ベタな予想になってしもた。記事をMTに上げる前に何気なくBlood-Horse見たら"Rock Hard Ten Out of Breeders' Cup Classic"と来たもんだ。だったらもう仕方ないかなと思うし。ま、Rock Hard Tenが出てこなくても好きなタイプの馬が大挙出走という形の今年のClassicなのでこういう結果なら愉しいなという感じ。Saint Liamは枠が外過ぎるのが気がかりではあります。前半で無理したらBorregoにやられかねないね。前走掛かり気味に行ったFlower Alleyあたりが先手を取るでしょうが、ポイントはSuaveのペースではなかろうか。StarcraftとChoctaw Nationは趣味ですw。
■Turf
◎Bago
○Better Talk Now
▲Azamour
△English Channel
△Shirocco
正直どれもこれも頭にしたくないなあと思う。仕方無しにBago。▲を5個で並べたいくらいだねえ。
■Distaff
◎Stellar Jayne
○Sweet Symphony
▲Ashado
△Happy Ticket
△Capeside Lady
この枠ならStellar Jayneが上かなと。で、Sweet SymphonyはA.P. Indyがそうそう大一番で勝てるとは思わないが、このくらいの位置に来てくれたら来年が愉しくなるのでBailey効果も見込んで期待。Ashadoは無視するわけにもいかないが、まあ2頭でやりあってる間にHappy Ticketというシナリオもありえるしなあ。Monmouthのオークス馬としてのプライドを見せて欲しいCapeside Ladyは趣味。
■Mile
◎Whipper
○Leroidesanimaux
▲Valixir
△Sand Springs
マジック発動キボンヌ。ということで欧州馬。それとDynaformerの芝牝馬は一応抑えるべし。Whipperは去年ほどひどい目には会わないだろうと。
■Sprint
◎Lion Tamer
○Battle Won
▲Taste of Paradise
△Imperialism
Lost in the Fogに来られたら諦める。困った時の9号族ってことで祖父Easy Goerとの合わせ技で9-h族Lion Tamer。
■Filly and Mare Turf
◎Riskaverse
○Wonder Again
▲Film Maker
△Megahertz
△Intercontinental
Megahertzに◎を打ちたい気持ちを必死に抑えてRobertoで勝負です。Wonder Againに◎を打つのもしゃくだしね。
■Juvenile
◎Set Alight
○Stevie Wonderboy
▲Dr. Pleasure
△Leo
一瞬現実を見た後にあらぬ方向に飛んだ予想。欧州からの3頭でもっともダートをこなせそうなのを選んでみました。少なくとも6Fしか走らず、2戦勝ってないO'Brienの馬より信頼できるし。First SamuraiとHenny Hughesは前走と同じようには行かないだろうし。
■Juvenile Fillies
◎Folklore
○Knights Templar
▲Sensation
△Original Spin
安定感のあるFolkloreから。AdieuはPletcher師が2歳馬にギリギリの仕上げをするとは思えないので振り切られるかなと思う。AlcibiadesもOak Treeもあまりよろしくないレースかなと思うので、そこを使った馬よりは別路線。