そのレースは国を止め、そして1頭の牝馬が伝説になった
MELBOURNE CUP GI Flemington AUS/VRC Turf 3200m
1.Makybe Diva: Desert King - Tugela by Riverman
2.On a Jeune: Jeune - Chandada Rose by King's High
3.Xcellent: Pentire - Excelo by Centro
4.Leica Falcon: Nothin' Leica Dane - Lady Peregrine by Scrupules
5.Lachlan River: Desert King - Viveasha by Last Tycoon
6.Portland Singa: Danasinga - State of Oregon by Oregon
7.Envoy: Personal Escort - Sovereign Command by Bold Venture
8.Vinnie Roe: Definite Article - Kayu by Tap On Wood
9.Kindjhal: Ashkalani - En Public by Rainbow Quest
10.Rizon: Zabeel - On the Rise by Crested Wave
11.Dizelle: Zabeel - Danelagh by Danehill
12.Eye Popper: Soccer Boy - Sunday Eye by Sunday Silence
13.Demerger: Saithor - Triattica by Centaine
14.Railings: Zabeel - La Suffragette by Palace Music
15.Vouvray: Zabeel - Real Success by Success Express
16.Kamsky: Generous - Royal Med by Medieval Man
17.Greys Inn: Zabeel - Great Verdict by Christmas Tree
18.Strasbourg: Umatilla - Bella Ragazza by Myocard
19.Distinction: Danehill - Ivy Leaf by Nureyev
20.Umbula: Umatilla - Pleasure Island by Century
21.Hugs Dancer: Cadeaux Genereux - Embracing by Reference Point
22.Bazelle: Zabeel - Show Games by Showdown
23.Mr. Celebrity: Peintre Celebre - Lamora by Marscay
24.Franklins Gardens: Halling - Woodbeck by Terimon
Makybe DivaなんとMelbourne Cup三連覇達成
Melbourne Cupの申し子!
永遠に語り継がれる伝説です!
ウイニングポストだったらこんな感じだったか。
現実にGIを三連覇する馬が現れるとは思わなかったなあ。とにかくとんでもない馬ということにはなるか。ついこの前にSunlineがオセアニア史上に残る活躍をして当地の獲得賞金記録を打ち立てましたが、この勝利でその数字を塗り替えて、更にレース史上初の三連覇という永遠に色褪せない記録を残して、繁殖入りとなりました。
特にハンデ戦というレースの性格上、今後三連覇する馬はまず出てこないだろうなとは思う。Makybe Divaの三度のMelbourne Cupを改めて振り返る。
2003年は前シーズンにGII Queen Elizabeth Sを勝っていたとはいえまだまだ実績に乏しくハンデ51kでの参戦。この軽ハンデによって2番人気に推され、直線で馬群から抜け出しての勝利。これが彼女のGI初勝利でした。その後シーズン後半のSydney Cも制してオセアニアを代表するステイヤーとしての地位を固めました。続く2004年は2003年より充実したメンバーとなり、前年度の覇者Makybe Divaには55.5kというハンデが課されていました。重馬場で行われたレースはトップハンデのVinnie Roeを直線で振り切る競馬で牝馬としてレース史上初、牡馬を合わせても4頭目の連覇を達成しました。そして、この連覇後がMakybe Divaを有名にしました。2005年の海外遠征を表明し、年が明けるとAustralian C、The BMWと3200mより短い距離でGIを勝ち、春の天皇賞に遠征。この遠征は結果を残せませんでしたが、今シーズンになってからは短めの距離でレースを使いながら調整され、ついにCox Plateまで勝ってしまいました。結果3度目に挑んだMakybe Divaには58kというトップハンデが課されていました。ちなみに2着につけた着差は3度とも1馬身1/4。常に完全に抜け出す勝ち方です。
このレースへの臨戦過程といい、年々重くなるハンデをものともしない勝ち方といい、まだ強くなっているんじゃないのとも思う。とにかく、北半球で産まれ、オーストラリアをデビューの地としたこの稀代の名牝は、その名を永遠に歴史に刻み、伝説となった。
Saint Liam
BC Classicを制して引退したSaint Liamの種付け料は50,000ドルと発表されました。あの実績でもこれかという額かな。Northern DancerとMr. Prospectorを持っているとはいえすでに遠くなっているし、種付け相手は選ばないと思われますがねえ。