これでAlexander Goldrunまで負けたらさすがに沈む。だが、Pretty Pollyの結果を考えるに磐石と言って良いだろう。
Soviet Songが3歳馬に負けたのにも懲りずにAlexander Goldrun中心で、古馬だけを見る方向で考えてたら、もともと少なかったのに回避までしやがって3頭しか残ってませんぜ。しかも全部Pretty Polly出走組で新味はないなあ。TarfahとかMona LisaはAstarteに出走するのかな。New MorningはDallmayrか。
10Fなら牝馬相手で敵はいないであろうAlexander Goldrun。前走は8FでSoviet Songの末脚の前に敗れ去りましたが、この距離でならそのSoviet Songすら凌駕する存在であるとも思われ、牡馬相手のHong Kong C勝ちなどの実績からも最有力。母の近親にはRoyal Rebelなどが出る牝系ながら、父はほぼ無名のGold Away。このためかデビュー後はハンデキャップ戦を中心に使われますが、Irish 1000 Guineas Trialを勝って挑んだIrish 1000 GuineasではヒロインAttractionの2着と健闘してスターダムへ。距離を延ばしたDiane Hermesはあまり良いところがありませんでしたが、古馬相手のPretty Polly Sで2着に入ってそこそこの実力を見せました。その後は登録するもののスクラッチを続けてぶっつけでの挑戦となったPrix de l'OperaでGI初勝利。香港に遠征してHong Kong Cでは牡馬を下してGI2勝目を挙げました。今年はDubai Duty Free二出走するもののElvstroemのペースに嵌まり後方から伸びきることが出来ず6着。その後地元に戻りますがやや体調を崩してしまいます。立て直して出走したSingapore Airlines InternationalではMummfiy、Phoenix Reachに次ぐ3着と復調し、牝馬限定のPretty Polly Sでは貫禄を見せてのGI3勝目。マイルのFalmouth SはSoviet Songの2着でやはり10Fとなるのがこのレース。
Red Bloomは2003年Fillies Mileの勝ち馬で、1000 GuineasとCoronation Sでも上位に来ていた素質馬です。Pretty Polly SではAlexander Goldrunの2着に入って悪くないでしょう。
HazaristaはそのPretty Pollyで5着。Red Bloomとの間にはElopaとNew Morningがいました。こちらはIrish Oaks、Yorkshire Oaksでともに3着と12F側で実績を残していますが、10Fだとちょっときついのかなと言うのがここ2戦の印象。Barathea産駒ながらDarshaan、Hethersett、Wordan、Chanteurと遡るフレンチステイヤーチックな血統で12Fを乗り切る能力を手に入れているが、その代償に軽さを失ったというところはあるのかなと。
1000 Guineas馬Virginia Watersはその後が案外でこの路線全体の評価を落としてしまった原因でもあるように思いますが、大負けをしているわけでもなく血統も筋が通っていますので何かのきっかけで巻き返してこれるんじゃないかなとは思います。それがここになるのかどうかは知りません。
Oaksで2着のSomething Excitingも参戦。EswarahはKing Goergeに参戦して良いところなしでした。Something Excitingまでこけるとちとつらい所はあるものの前走10FのGII Ribblesdaleで4着とこちらもどうしたものかなと。
Irish 1000 Guineasで2着のPenkenna Princessは距離を延ばして10F挑戦。牝馬ならPivotalは10Fをこなせると何度も言ってますが、この馬はどうだろうというところか。今年はIrish 1000 Guineasが今までのところではハズレっぽいので、どうもこの馬もGIでは足りないと言うパターンかもしれないです。
Karen's CaperはFalmouth SでPenkenna Princessに先着。こっちもマイルからの距離延長となります。距離はこっちの方がもたない印象。
今年のGlorious Goodwoodは天候に恵まれず馬場が重くなっているということなら重馬場得意のSecret Historyも注意しておいた方が良さそうですかねえ。
Rough Shodフィルター(ryをかけてみると残るのはAlexander Goldrun、Hazarista、Red Bloom、Joint Aspiration、Magical Romance、Penkenna Princess、Secret History、Virginia Waters全然絞れてません…。
1.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
2.Cassydora: Darshaan - Claxon by Caerleon
3.Red Bloom: Selkirk - Red Camellia by Polar Falcon
4.Songerie: Hernando - Summer Night by Nashwan
5.Something Exciting: Halling - Faraway Waters by Pharly
6.Virginia Waters: Kingmambo - Legend Maker by Sadler's Wells
7.Penkenna Princess: Pivotal - Tiriana by Common Grounds
8.Joint Aspiration: Pivotal - Welcome Home by Most Welcome
9.Hazarista: Barathea - Hazaradjat by Darshaan
10.Secret History: Bahri - Ravnina by Nureyev
11.Magical Romance: Barathea - Shouk by Shirley Heights
Karen's Caperはスクラッチ。
いつも通り後方につけてレースを進めていたものの、やや早めに進出を開始すると、直線では外に持ち出して伸びたAlexander GoldrunがCassydoraに1馬身1/4差をつけて完勝。
Alexander Goldrunはこれが4つ目のGIとなりました。全て10FのレースでフランスのPrix de l'Opera、香港のHong Kong C、アイルランドのPretty Polly S、イギリスのNassau Sと国を問わずにオールマイティに走るのが素敵です。
「ペースが遅すぎるという事はなかった。K. Manningは仕掛けるべきときと何をすべきかを知っていた。彼女はあまり大きな馬体ではないから、馬場の凹凸に脚をとられてストライドを崩してしまうかもしれないと心配していたけどそうはならなかった。そして、その次は早めに先頭に出すぎたかもしれないと思ったが、問題なかったね。今後はオーナーのNoel O'Callaghanとも相談してLongchampのPrix Vermeilleと極東の高額賞金レースを狙いたいね」--Bolger
とのことで、前走後に言っていた10F中心でOperaとHKが最大目標というところからやや変わってきていますが、Vermeilleなら2400mを試すということになるわけで、うまくすればエリ女かJCに来てくれるかも知れんな。HKと明言してないわけだし。ガンガレ、JRA。
そしてまさかの2着だったのがCassydora。力のありそうな血統で馬場が渋った事もよかったのかもしれません。Oaksは距離が長かったということになるのかな。Prix de l'Operaあたりを目標にする事になりそうか。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 9 | Alexander Goldrun | Gold Away | Renashaan | Darshaan | K.J. Manning | J.S. Bolger |
2 | 10 | Hazarista | Barathea | Hazaradjat | Darshaan | M.J. Kinane | John M. Oxx |
3 | 2 | Red Bloom | Selkirk | Red Camellia | Polar Falcon | J.P. Murtagh | Sir Michael Stoute |
4 | 1 | Cassydora | Darshaan | Claxon | Caerleon | K. McEvoy | J.L. Dunlop |
5 | 11 | Joint Aspiration | Pivotal | Welcome Home | Most Welcome | T.E. Durcan | M.R. Channon |
6 | 8 | Karen's Caper | War Chant | Miss Caerleona | Caerleon | J. Fortune | J.H.M. Gosden |
7 | 5 | Magical Romance | Barathea | Shouk | Shirley Heights | L.P. Keniry | B.J. Meehan |
8 | 6 | Penkenna Princess | Pivotal | Tiriana | Common Grounds | R.L. Moore | R.M. Beckett |
9 | 3 | Secret History | Bahri | Ravnina | Nureyev | J. Fanning | M. Johnston |
10 | 12 | Something Exciting | Halling | Faraway Waters | Pharly | T. Quinn | D.R.C. Elsworth |
11 | 7 | Songerie | Hernando | Summer Night | Nashwan | S. Sanders | Sir Mark Prescott |
12 | 4 | Virginia Waters | Kingmambo | Legend Maker | Sadler's Wells | K. Fallon | A.P. O'Brien |
10Fなら牝馬相手で敵はいないであろうAlexander Goldrun。前走は8FでSoviet Songの末脚の前に敗れ去りましたが、この距離でならそのSoviet Songすら凌駕する存在であるとも思われ、牡馬相手のHong Kong C勝ちなどの実績からも最有力。母の近親にはRoyal Rebelなどが出る牝系ながら、父はほぼ無名のGold Away。このためかデビュー後はハンデキャップ戦を中心に使われますが、Irish 1000 Guineas Trialを勝って挑んだIrish 1000 GuineasではヒロインAttractionの2着と健闘してスターダムへ。距離を延ばしたDiane Hermesはあまり良いところがありませんでしたが、古馬相手のPretty Polly Sで2着に入ってそこそこの実力を見せました。その後は登録するもののスクラッチを続けてぶっつけでの挑戦となったPrix de l'OperaでGI初勝利。香港に遠征してHong Kong Cでは牡馬を下してGI2勝目を挙げました。今年はDubai Duty Free二出走するもののElvstroemのペースに嵌まり後方から伸びきることが出来ず6着。その後地元に戻りますがやや体調を崩してしまいます。立て直して出走したSingapore Airlines InternationalではMummfiy、Phoenix Reachに次ぐ3着と復調し、牝馬限定のPretty Polly Sでは貫禄を見せてのGI3勝目。マイルのFalmouth SはSoviet Songの2着でやはり10Fとなるのがこのレース。
Red Bloomは2003年Fillies Mileの勝ち馬で、1000 GuineasとCoronation Sでも上位に来ていた素質馬です。Pretty Polly SではAlexander Goldrunの2着に入って悪くないでしょう。
HazaristaはそのPretty Pollyで5着。Red Bloomとの間にはElopaとNew Morningがいました。こちらはIrish Oaks、Yorkshire Oaksでともに3着と12F側で実績を残していますが、10Fだとちょっときついのかなと言うのがここ2戦の印象。Barathea産駒ながらDarshaan、Hethersett、Wordan、Chanteurと遡るフレンチステイヤーチックな血統で12Fを乗り切る能力を手に入れているが、その代償に軽さを失ったというところはあるのかなと。
1000 Guineas馬Virginia Watersはその後が案外でこの路線全体の評価を落としてしまった原因でもあるように思いますが、大負けをしているわけでもなく血統も筋が通っていますので何かのきっかけで巻き返してこれるんじゃないかなとは思います。それがここになるのかどうかは知りません。
Oaksで2着のSomething Excitingも参戦。EswarahはKing Goergeに参戦して良いところなしでした。Something Excitingまでこけるとちとつらい所はあるものの前走10FのGII Ribblesdaleで4着とこちらもどうしたものかなと。
Irish 1000 Guineasで2着のPenkenna Princessは距離を延ばして10F挑戦。牝馬ならPivotalは10Fをこなせると何度も言ってますが、この馬はどうだろうというところか。今年はIrish 1000 Guineasが今までのところではハズレっぽいので、どうもこの馬もGIでは足りないと言うパターンかもしれないです。
Karen's CaperはFalmouth SでPenkenna Princessに先着。こっちもマイルからの距離延長となります。距離はこっちの方がもたない印象。
今年のGlorious Goodwoodは天候に恵まれず馬場が重くなっているということなら重馬場得意のSecret Historyも注意しておいた方が良さそうですかねえ。
Rough Shodフィルター(ryをかけてみると残るのはAlexander Goldrun、Hazarista、Red Bloom、Joint Aspiration、Magical Romance、Penkenna Princess、Secret History、Virginia Waters全然絞れてません…。
RESULT
こっちは貫禄勝ち。昨日は晴れて馬場も回復していたそうだが、今日になってまた降り出した雨の影響で馬場はGood to Soft。徐々に悪化していったという中でのレース。1.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
2.Cassydora: Darshaan - Claxon by Caerleon
3.Red Bloom: Selkirk - Red Camellia by Polar Falcon
4.Songerie: Hernando - Summer Night by Nashwan
5.Something Exciting: Halling - Faraway Waters by Pharly
6.Virginia Waters: Kingmambo - Legend Maker by Sadler's Wells
7.Penkenna Princess: Pivotal - Tiriana by Common Grounds
8.Joint Aspiration: Pivotal - Welcome Home by Most Welcome
9.Hazarista: Barathea - Hazaradjat by Darshaan
10.Secret History: Bahri - Ravnina by Nureyev
11.Magical Romance: Barathea - Shouk by Shirley Heights
Karen's Caperはスクラッチ。
いつも通り後方につけてレースを進めていたものの、やや早めに進出を開始すると、直線では外に持ち出して伸びたAlexander GoldrunがCassydoraに1馬身1/4差をつけて完勝。
Alexander Goldrunはこれが4つ目のGIとなりました。全て10FのレースでフランスのPrix de l'Opera、香港のHong Kong C、アイルランドのPretty Polly S、イギリスのNassau Sと国を問わずにオールマイティに走るのが素敵です。
「ペースが遅すぎるという事はなかった。K. Manningは仕掛けるべきときと何をすべきかを知っていた。彼女はあまり大きな馬体ではないから、馬場の凹凸に脚をとられてストライドを崩してしまうかもしれないと心配していたけどそうはならなかった。そして、その次は早めに先頭に出すぎたかもしれないと思ったが、問題なかったね。今後はオーナーのNoel O'Callaghanとも相談してLongchampのPrix Vermeilleと極東の高額賞金レースを狙いたいね」--Bolger
とのことで、前走後に言っていた10F中心でOperaとHKが最大目標というところからやや変わってきていますが、Vermeilleなら2400mを試すということになるわけで、うまくすればエリ女かJCに来てくれるかも知れんな。HKと明言してないわけだし。ガンガレ、JRA。
そしてまさかの2着だったのがCassydora。力のありそうな血統で馬場が渋った事もよかったのかもしれません。Oaksは距離が長かったということになるのかな。Prix de l'Operaあたりを目標にする事になりそうか。