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アメリカ三冠に関して

5/29: Travers SとHaskell Invt. Hを追加してみました。適当風味。
資料として三冠戦の勝ち馬の一覧でも作ってみる。限が良いので1989年からな。余裕があるので日本のダービー馬も並べておこう。
YearK DerbyPreaknessBelmontTraversHaskell東京優駿
1989Sunday SilenceSunday SilenceEasy GoerEasy GoerKing Gloriousウィナーズサークル
1990UnbridledSummer SquallGo And GoRhythmRestless Conアイネスフウジン
1991Strike the GoldHanselHanseCorporate ReportLast Mountainトウカイテイオー
1992Lil E. TeePine BluffA.P. IndyThunder RumbleTechnologyミホノブルボン
1993Sea HeroPrairie BayouColonial AffairSea HeroKissin Krisウイニングチケット
1994Go For GinTabasco CatTabasco CatHoly BullHoly Bullナリタブライアン
1995Thunder GulchTimber CountryThunder GulchThunder GulchSerena's Songタヤスツヨシ
1996GrindstoneLouis QuatorzeEditor's NoteWill's WaySkip Awayフサイチコンコルド
1997Silver CharmSilver CharmTouch GoldDeputy CommanderTouch Goldサニーブライアン
1998Real QuietReal QuietVictory GallopCoronado's QuestCoronado's Questスペシャルウィーク
1999CharismaticCharismaticLemon Drop KidLemon Drop KidMenifeeアドマイヤベガ
2000Fusaichi PegasusRed BulletCommendableUnshadedDixie Unionアグネスフライト
2001MonarchosPoint GivenPoint GivenPoint GivenPoint Givenジャングルポケット
2002War EmblemWar EmblemSaravaMedaglia d'OroWar Emblemタニノギムレット
2003Funny CideFunny CideEmpire MakerTen Most WantedPeace Rulesネオユニヴァース
2004Smarty JonesSmarty JonesBirdstoneBirdstoneLion Heartキングカメハメハ
2005GiacomoAfleet AlexAfleet AlexFlower AlleyRoman Rulerディープインパクト
2006BarbaroBernardiniJazil??????メイショウサムソン
順に見ていこうか。
Sunday SilenceとEasy Goerについては今更語るべき事も無かろうな。この2頭とも4歳の半ばにして故障して現役を去る事になったが、三冠の厳しさではないわな。
Unbridledは同年のBC Classicを勝ち、4歳ではGIを勝てなかったがBC Classicで3着だから申し分ない。Summer SquallもPimlico Specialで2着という実績で活躍できなかったとはいえない。Go And Goは不振。
Strike the Goldは善戦するも勝てないというレースが多かったが古馬になってからも一線級でPimlico Specialを勝っている。HanselはTravers S2着を最後に引退。
Lil E. TeeはPreakness S敗退後戦線離脱。翌年復帰するもののOaklawn Hで2着まで。Pine BluffはBelmont Sを最後に引退。A.P. IndyはBC Classicをきっちり勝って引退。
Sea HeroはTravers Sを勝つもののその後不振。Prairie BayouはBelmont Sで骨折、予後不良。Colonial Affairは古馬になってWhitney H、Jockey C GCを勝つ。
Go For Ginは残る二冠でTabasco Catに遅れをとり両方2着に終わった後不振。Tabasco Catもその後勝てないがBC Classicでクビ差2着。
Thunder GulchはTravers Sを勝つが、Jockey C GCで骨折し引退。Timber CountryはPreakness S後に故障して引退。
GrindstoneはKentucky Derby後に骨折判明で引退。Louis QuatorzeはTravers SとBC Classicで2着まで。Editor's NoteはSuper Derbyを勝ったがトータルでは不振。この世代でPreaknessとBelmontを2着したSkip Awayが後に一時代を築く。
Silver CharmはDubai World Cを勝つなど北米最強馬を名乗る資格はあった。5歳が不振で晩節を汚したのが惜しい。Touch GoldはHaskell Invt.を勝った程度。
Real Quietは三冠後も安定した戦績でPimlico SpecialとHollywood GCを勝つ。Hollywood GCを最後に引退。Victory Gallopも安定感のあった馬で古馬になってからWhitney Hを勝って引退。
CharismaticはBelmontで骨折し引退。Lemon Drop KidはTravers S、Whitney H、Woodward Sを勝つ。
Fusaichi Pegasusは一番人気のBC Classicですっ飛んで引退。Red Bulletはその後重賞を勝てず。Commendableも不振でSuper Derby2着で引退。
MonarchosはTravers S前に骨折。古馬になって何故かクレーミングで復帰するもそのまま引退。Point GivenはHaskell Invt.、Travers Sまで連勝するが、屈腱炎を発症して引退。
War EmblemはHaskellを勝っているが古馬相手に敵わなかった印象が強い。SaravaはBelmontが一世一代のレースだったなと。
Funny Cideはいろいろありますが、今も現役でたまに激走してる。Empire MakerはBCの最有力と見られながらも、Jockey C GC前に挫石。結局そのままレースに復帰せず引退。
Smarty JonesはBelmont S後の復帰前に慢性的な脚の問題を理由に引退。BirdstoneはTravers Sを勝ってBCに臨むも大敗し引退。
GiacomoはBelmont S後に軽度の剥離骨折が判明して手術。今年になってから復帰している。復帰後の成績はもともとこんなもんだろとか思うレベル。Afleet AlexはBelmont S後の調教中に骨折。復帰予定が遅れに遅れ、結局引退した。
さて、どうかな。Belmont Sの後の復帰戦前に故障発覚というパターンも多いので、確かに負荷は厳しいのだろうが、例えばEmpire Makerに見られるように復帰可能な程度の怪我でもさっさと引退して種牡馬になる事を選んでいるというところはあるように思います。要するに古馬になって現役続行するくらいなら種牡馬にしたほうがというパターン。三冠路線が厳しいからということだけに理由を求めるのは無理がありましょう。逆に言えばそれだけ三冠戦を勝つというのは付加価値が大きいのです。また、海外競馬に詳しくなくともその勝ち馬の名前が出てくるほど有名なわけで、そういう馬が不振に陥ったり、引退したりというのは目立つという面も与える印象として大きいのではないでしょうか。
で、話変わって日本のダービー馬連中も結構死屍累々ですよってのを大昔に取り上げた記憶があるのでちょっと追加してみたわけで。
1989 ウィナーズサークル 菊花賞で骨折し引退。
1990 アイネスフウジン ダービー後屈腱炎を発症し引退。
1991 トウカイテイオー ダービー後骨折、以降復帰と骨折を繰り返す。JC、有馬記念を制覇。
1992 ミホノブルボン ダービー後三冠を狙った菊花賞でライスシャワーに敗れる。原因不明の脚部不安のため引退。
1993 ウイニングチケット ダービー後は京都新聞杯を勝つが、ビワハヤヒデに完全に敗北。
1994 ナリタブライアン ダービー後三冠を達成、そのまま有馬記念も制したが古馬になってからは不振。
1995 タヤスツヨシ サンデーサイレンス初年度産駒。ダービー後は精彩を欠き菊花賞を最後に引退。
1996 フサイチコンコルド デビュー3戦目でダービー制覇。しかしその後は体質の弱さもあり、未勝利。
1997 サニーブライアン ダービー後に脚部不安を発症。復帰を目指したが叶わず。
1998 スペシャルウィーク ダービー後一年間勝てなかったが天皇賞連覇、JC制覇。年間GI完全連対を果たす。
1999 アドマイヤベガ 生まれ持った脚の不安が尽きず菊花賞を最後に引退。
2000 アグネスフライト ダービー後は勝てず。屈腱炎を発症し、復帰はしたものの未勝利。
2001 ジャングルポケット 3歳にしてJCを制覇。しかし古馬になってからは4戦して2着2回、脚部不安が解消せず引退。
2002 タニノギムレット ダービー後屈腱炎を発症し引退。
2003 ネオユニヴァース 三冠を目指した菊花賞は3着。古馬になってからは大阪杯を勝ったが天皇賞惨敗の後、骨折して引退。
2004 キングカメハメハ 神戸新聞杯を勝つものの、その後天皇賞秋への調教中に屈腱炎が発覚し引退。
2005 ディープインパクト 無敗で三冠馬になり、有馬記念こそ2着に終わるものの、古馬になって天皇賞春を勝つ。
三冠戦が終わってからGIを勝てたのはトウカイテイオー、ナリタブライアン、スペシャルウィーク、ジャングルポケット、ディープインパクトの5頭。同様の基準でKentucky Derby馬を見るならばSunday Silence、Unbridled、Strike the Gold、Silver Charm、Real Quiet、Funny Cideが古馬GIを勝っています。PreaknessならSunday Silence、Silver Charm、Real Quiet、Funny Cideと二冠馬ばっかり抽出されてしまった。BelmontだとEasy Goer、A.P. Indy、Colonial Affair、Victory Gallop、Lemon Drop Kidですね。割合としてはほぼ差が無いので、特にレース間隔が詰まっているからどうこうということではなさそうな気はしますが。BirdstoneだったらPreakness Sをスキップしてるわけで、別に全部が全部三冠戦皆勤じゃないし、逆に勝って無くても三冠戦皆勤してその後活躍したSkippyとかMedaglia d'Oroみたいなのもいるわけで。
大体、レース間隔が短いから厳しいとか言い出したらオーストラリアとかどんだけ厳しいか。あちらはトップホースが1ヶ月程度の間にGIを3勝とか普通よ。基本GI3つとして、いくつか例を挙げようか。
■Octagonal
1996/3/9 Canterbury Guineas
1996/3/23 Rosehill Guineas
1996/3/30 Mercedes Classic
1996/4/6 AJC Derby
1997/2/22 Chipping Norton S
1997/3/10 Austlarian C
1997/3/22 Mercedes Classic
3歳時に3週連続とかやって一ヶ月でGI4勝w。翌年も3連勝決めました。
■Lonhro
2003/9/27 George Main
2003/10/11 Yalumba S
2003/10/25 Cox Plate(3着)
これ以外にも連戦はいくつもこなしてますし、2003年の春シーズンは2月のExpress Way Sから5月のQueen Elizabeth Sまでコンスタントに月2回ペースで使われてるし…。
■Northerly
2001/9/23 Underwood S
2001/10/13 Yalumba S
2001/10/27 Cox Plate
2002/9/22 Underwood S
2002/10/5 Turnbull S(GII)
2002/10/19 Caulfield C
2002/10/26 Cox Plate
■Sunline
2002/3/9 Coolmore Classic
2002/3/30 Doncaster H
2002/4/6 All Aged S
短いところの方が好きなSunline嬢。2000年も同じローテで1,2,1着。2001年はドバイ遠征で違ったが、ドバイから一ヶ月後のAll Agedは走ってる。
■Makybe Diva
2005/2/12 C.F. Orr(7着)
2005/2/26 St. George S(GII、2着)
2005/3/12 Austlarian C
2005/3/19 The BMW
この後4/10には中山のエイプリルS走ってるんだから滅茶苦茶ですわなw
2005/10/1 Turnbull S(GII)
2005/10/22 Cox Plate
2005/11/1 Melbourne C
■Eremein
2006/3/11 Chipping Norton S(2着)
2006/3/25 Ranvet S
2006/4/8 The BMW
2006/4/22 Queen Elizabeth S
ま、こんなもんで。こいつらなんでぶっ壊れないんでしょうね。
欧州とかでも攻めてくるときは間隔詰めてでも使うような気もしますしね。
結局引退時期を決めるのに大きなウェイトを占めているのは繁殖価値の方ではなかろうかな。…というところで結論をぶん投げたまま終了。
追加分
菊花賞までやっちゃったら、アメリカもTraversくらいは出しとかないといけないかなとか思ったもので(泥縄w
ざっと行きますよ。
1989 Easy Goer 前出
1990 Rhythm Mr. Prospector X Dance Numberの良血2歳王者がTraversで復活のGI勝利。その後は勝てず。
1991 Corporate Report 基本的に善戦屋でGI勝ちはTraversだけ。
1992 Thunder Rumble GI勝ちはTraversだけ。
1993 Sea Hero 前出
1994 Holy Bull このとき既にMet Mileを勝っていた。TraversではConcernとともにTabasco Catを千切り捨てて戴冠。その後Woodwardも勝ってBCは登録が無く回避。勝ったのはConcernだった。
1995 Thunder Gulch 前出
1996 Will's Way 古馬になって復活し、Whitneyを勝つ。
1997 Deputy Commander Super Derbyを勝つがBC ClassicではSkip Awayに千切られた2着。
1998 Coronado's Quest Traversが最後の勝利。3歳で引退。
1999 Lemon Drop Kid 前出
2000 Unshaded GIはTraversのみ。
2001 Point Given 前出。Traversが最後のレース。
2002 Medaglia d'Oro WhitneyとDonnを勝つ。BC Classicは2年連続Runner-Up。Dubai WCも2着。
2003 Ten Most Wanted GIはTraversのみ。4歳になってからは調整が順調に行かなかったり、最後は脚部不安で活躍を期待されながらも引退。
2004 Birdstone 前出
2005 Flower Alley BC Classicで2着。今年も現役だったはず。
で、Easy Goer、Holy Bull、Will's Way、Lemon Drop Kid、Medaglia d'Oroの5頭で変わらんな。
ついでにHaskell Invt.もじゃ(自棄w
1989 King Glorious Haskell勝って終了。
1990 Restless Con 重賞はHaskellだけ。
1991 Last Mountain GIはHaskellだけ。
1992 Technology 古馬のGIは勝てず。
1993 Kissin Kris 勝ちきれない馬でBC3着とかSuburban2着まで。
1994 Holy Bull 前出
1995 Serena's Song 牝馬限定だがいくつでも勝ってる。
1996 Skip Away 3歳でJockey Club GCを勝つ。古馬になってから勝ちまくり。
1997 Touch Gold 前出
1998 Coronado's Quest 前出
1999 Menifee Travers3着、Super Derby2着まで。
2000 Dixie Union Malibu Sは勝ってる。
2001 Point Given 前出
2002 War Emblem 前出。ここが終着点だったかなと。
2003 Peace Rules 癖のある馬だったがSuburban Hを勝った。
2004 Lion Heart Travers後に骨折して引退。
2005 Roman Ruler Travers、Goodwoodと走って引退。
えげつないのもいるにはいるが、やはりこっちになるとちょっとレベルは落ちているかなという印象を持たざるを得ないか。Holy Bull、Serena's Song、Skip Away、Peace Rulesな。

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IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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May 28, 2006 1:19 AMに投稿されたエントリのページです。

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