Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Sabellina | Langfuhr | Restored Hope | He's Bad | Javier Castellano | Joseph Aquilino |
2 | Angara | Alzao | Ange Bleu | Alleged | Fernando Jara | William I. Mott |
3 | Argentina | Sadler's Wells | Airline | Woodman | Edgar S. Prado | Robert J. Frankel |
4 | Sweet Talker | Stormin Fever | Another Vegetarian | Stalwart | Ramon A. Dominguez | H. Graham Motion |
5 | Wend | Pulpit | Thread | Topsider | John R. Velazquez | William I. Mott |
6 | Lady of Venice | Loup Solitaire | Lacewings | Forty Niner | Julien R. Laparoux | Patrick L. Biancone |
7 | My Typhoon | Giant's Causeway | Urban Sea | Miswaki | Cornelio H. Velasquez | William I. Mott |
Angara、Sweet Talker、Wendの3頭がトップハンデ120で並ぶ混戦。
Angaraは昨年のBeverly D. S以降勝ち星がないが、前走のNew York BCHでは2着と調子は上向いているのだろう。追い込む脚質のため安定性がないが、このメンバーに入れば直線で一気に突き抜けてもおかしくないだけのものはあるだろう。
Sweet Talkerは前走のCashCall Mileで2着。その前は4連勝していたし、本格化以降はそう簡単に崩れない安定感も素晴らしい。しかしGIは勝ったとはいえこれまでにややメンバーの劣るQueen Elizabeth II Cだけで相手を選びながら走っていたというのも事実だろう。それでもCashCall Mileで2着に来れたのだから十分かとは思うが。
Wendは今年はJenny Wiley SとHoney Fox Hを勝っている。そこそこやれそうではあるが、前走のAll Along BCではFilm MakerやLaticeあたりに全く勝負できていないというのを考えるとやっぱりたりんだろうなとも思います。
Argentinaは安定して上位に来るものの、勝ちきれないというキャラを北米に移籍してからも脱却できていないので、今回もそういうことで終わりにはなるかなと。Galileoの妹My Typhoonは前走のMint Julep Hも勝ったしそろそろ本格化ではあるのかなと思われます。GIタイトルを手に入れたら今後が楽しみな存在になるかなと思われ。
Result
このレース、正式にDiana HなのかDiana Sなのかちょっと分かりません。去年は確かにDiana Sだったとは思うけど、今年はEquibaseにしてもBlood-Horseなんかの記事を見ててもDiana Hになってるんよね。NYRAの公式でもDiana Hにはなってるが。一応斤量設定は別定重量と言えばよいかな。古馬123ポンド、3歳馬118ポンドで2005年以降に芝のGIで1勝あるいは2006年に芝のGIIを1勝ならば3ポンド、2005年以降に芝GI勝ちなしあるいは2006年に芝GIIで勝ち無しならば5ポンドの低減。1.Angara: Alzao - Ange Bleu by Alleged
2.Sweet Talker: Stormin Fever - Another Vegetarian by Stalwart
3.Argentina: Sadler's Wells - Airline by Woodman
4.My Typhoon: Giant's Causeway - Urban Sea by Miswaki
5.Lady of Venice: Loup Solitaire - Lacewings by Forty Niner
6.Sabellina: Langfuhr - Restored Hope by He's Bad
Non Runner: Wend
My Typhoonが引っ張り、その後でArgentinaとSweet Talker、Lady of Veniceが並んで進む展開。Angaraは後方待機でレースが進みます。向こう正面ではLady of Veniceが4番手に後退。3コーナーでSweet Talkerが仕掛け始めるとArgentinaも少し置かれるようになりました。その一方でAngaraが外に出し始めて4コーナーから直線。意外と粘るMy Typhoonでしたが、Sweet Talkerが直線半ばで何とか交わす。しかしそのまま抜け出すかとも思えたSweet Talkerがそこから伸びきれず、内からArgentinaに迫られ、これを何とか抑えきるものの、最後は外から来たAngaraに屈しました。
復活勝利となったAngaraはこれで賞金が100万ドルを突破。柔らかい馬場を得意とするAngaraにとってYeildingの馬場は恵まれたとも言えるだろうが、今年の調子の良さを維持できれば良いですねといったところか。鞍上にはF. Jara。この人は最近でてきた北米の若手騎手の中でも群を抜いているような活躍を見せているような気がしますねえ。去年はSand Springsで勝ったMott師は当初Saratogaの馬場が硬くなっているのを考えてAngaraをスクラッチさせようと考えていたようですが、2日間の荒天で一気にAngara向きのレースになったというところか。それでWendをスクラッチさせてBeverly Dに向かわせるようです。Angaraの次走は未定で、1ヶ月は休ませるということになる模様。
Sweet TalkerのGraham Motion師はSweet Talkerにはちょっと距離が長いかもしれないとしながらも、GIを勝つためには克服させたいとの由。
Argentinaはいつも通り直線でジリっぽさが抜けきらないという印象。勝負弱さも変わらずにあるし、これからもいいところまでは来たというレベルに止まりそうか。
一番人気の3歳馬Lady of Veniceはこの馬場が合わなかったとのこと。