今年はYorkを舞台に行われるSadler's Wellsの祭典(あれっ、違ったっけ?
しかしなんだろうこのSadler's Wellsとその仔らのシェアはw。出走馬12頭中Sadler's Wells直仔が3頭、Galileo産駒5頭、Montjeu産駒2頭でなんと10頭。その他2頭はNijinskyの孫LomitasとDanzigの孫Desert Princeが1頭ずつ送り込んだに止まっております。あらら、全部Northern Dancerの直系ですがな。自分で書いててそれがどうしたとか思ってますけど。
ただ、特にここに大挙出走という形になったGalileoはばっちりステイヤー種牡馬の雰囲気を漂わせていて、ちょっと将来不安というような気もしなくも無く。
さて、まずはこの14F近い距離が問題というところで、リステッドながら14F戦を勝ちあがってきたのがO'BrienのTusculumとDwyerの乗るJadalee。Schlenderhanによる生産となるTusculumは祖母がAllegrettaであり、まあGalileoの従弟になるわけです。父Sadler's Wellsなので違いは母父がMiswakiからTrempolinoに替わっている点。TrempolinoはBMSとしてMiswakiと比べれば見劣るのは否めないが悪いとは思わないし、ここらでGI取って来年に期待するというパターンになるのならそれでよいかなと。一方Jadaleeは父だけ見るとDesert Princeと一番距離が持ちそうにないわけですが、その前にDarshaan、Blakeney、Sassafras、Pinzaとスタミナの強そうなところを重ねていたのが効いているのでしょう。まあTusculumとスタミナ比べをするとなるとちょっと分が悪かろうというところではありますが。
さて、結局Hurricane Runが馬場を嫌ってという理由をつけてフランスに留まったんですが、一応ここは馬場が悪いという見通しで、こういうところでGalileoが来るんでねえかという感じはあるでしょう。問題は5頭も出走してくる事ですが、この中では距離延長で活路を開きたいRed Rocksと前走GoodwoodでJadaleeを下しているSixties Iconの2頭か。どっちかというとRed Rocksかな。Sadler's Wells=Fairy Kingの上にMachiavellianだMiswakiだと絡みまくる血統が素敵ですw。
2.The Last Drops: Galileo - Epping by Charnwood Forest
3.Red Rocks: Galileo - Pharmacist by Machiavellian
4.Ask: Sadler's Wells - Request by Rainbow Quest
5.Tusculum: Sadler's Wells - Turbaine by Trempolino
6.Jadalee: Desert Prince - Lionne by Darshaan
7.Mountain: Montjeu - Skidmore Girl by Vaguely Noble
8.Mont Etoile: Montjeu - Troyes by Troy
9.Championship Point: Lomitas - Flying Squaw by Be My Chief
10.Fire And Rain: Galileo - Quarte Saisons by Homme de Loi
11.Galient: Galileo - Endorsement by Warning
Non Runner: Puerto Rico
Galileo産駒がワンツースリーですよ。笑ってしまうね。
馬場状態はGoodでした。Sixties IconのJ. Noseda師はこれが初めての英クラシックタイトル。
GalientとChampionship Pointがレースを引っ張り、直線で早めにChampionship Pointが抜け出しに掛かり、MountainとAskがこれに続く。さらにThe Last Dropが残り1Fの時点では先頭に立ちましたが、その後からSixties Iconが、後のRed Rocksを確認しつつ、それを一息に置き去りにするようにして先頭に立つと、そのまま2馬身半の差をつけました。次は凱旋門賞に挑戦したいんだそうで。
最低人気ながら直線で粘って2着に入ったThe Last Dropですが、ここまで目立った戦績はなく、Dante Sが大差の5着敗退であり、前走Great Voltiguerは4着に終わっていました。この馬としてはこのときのYoumzainから4馬身差というのは頑張っていた方なんでしょうが、距離が延びて良さが出たというところなのでしょう。来年は長距離戦を舞台として戦うとのこと。
Red RocksはThe Last Dropくらい交わして欲しかったんですが、こっちはこの距離だとそこまでではなかったという事になるのではないかな。12Fで頑張ればよいかと思います。というかこれくらいの馬が12Fでちゃんと走れないと種牡馬Galileoとしては甚だ困るという気がしてならんのだし。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 1 | Ask | Sadler's Wells | Request | Rainbow Quest | Robert Winston | Sir Michael Stoute |
2 | 10 | Championship Point | Lomitas | Flying Squaw | Be My Chief | Tony Culhane | M.R. Channon |
3 | 2 | Fire And Rain | Galileo | Quarte Saisons | Homme de Loi | A.P. O'Brien | |
4 | 3 | Galient | Galileo | Endorsement | Warning | Philip Robinson | M.A. Jarvis |
5 | 6 | Jadalee | Desert Prince | Lionne | Darshaan | Martin Dwyer | M.P. Tregoning |
6 | 9 | Mountain | Montjeu | Skidmore Girl | Vaguely Noble | A.P. O'Brien | |
7 | 8 | Puerto Rico | Sadler's Wells | Commanche Belle | Shirley Heights | A.P. O'Brien | |
8 | 7 | Red Rocks | Galileo | Pharmacist | Machiavellian | Richard Huges | B.J. Meehan |
9 | 11 | Sixties Icon | Galileo | Love Divine | Diesis | L. Dettori | J. Noseda |
10 | 5 | The Last Drops | Galileo | Epping | Charnwood Forest | R. Hills | B.W. Hills |
11 | 12 | Tusculum | Sadler's Wells | Turbaine | Trempolino | J.A. Heffernan | A.P. O'Brien |
12 | 4 | Mont Etoile | Montjeu | Troyes | Troy | Michael Hills | W.J. Haggs |
ただ、特にここに大挙出走という形になったGalileoはばっちりステイヤー種牡馬の雰囲気を漂わせていて、ちょっと将来不安というような気もしなくも無く。
さて、まずはこの14F近い距離が問題というところで、リステッドながら14F戦を勝ちあがってきたのがO'BrienのTusculumとDwyerの乗るJadalee。Schlenderhanによる生産となるTusculumは祖母がAllegrettaであり、まあGalileoの従弟になるわけです。父Sadler's Wellsなので違いは母父がMiswakiからTrempolinoに替わっている点。TrempolinoはBMSとしてMiswakiと比べれば見劣るのは否めないが悪いとは思わないし、ここらでGI取って来年に期待するというパターンになるのならそれでよいかなと。一方Jadaleeは父だけ見るとDesert Princeと一番距離が持ちそうにないわけですが、その前にDarshaan、Blakeney、Sassafras、Pinzaとスタミナの強そうなところを重ねていたのが効いているのでしょう。まあTusculumとスタミナ比べをするとなるとちょっと分が悪かろうというところではありますが。
さて、結局Hurricane Runが馬場を嫌ってという理由をつけてフランスに留まったんですが、一応ここは馬場が悪いという見通しで、こういうところでGalileoが来るんでねえかという感じはあるでしょう。問題は5頭も出走してくる事ですが、この中では距離延長で活路を開きたいRed Rocksと前走GoodwoodでJadaleeを下しているSixties Iconの2頭か。どっちかというとRed Rocksかな。Sadler's Wells=Fairy Kingの上にMachiavellianだMiswakiだと絡みまくる血統が素敵ですw。
Result
1.Sixties Icon: Galileo - Love Divine by Diesis2.The Last Drops: Galileo - Epping by Charnwood Forest
3.Red Rocks: Galileo - Pharmacist by Machiavellian
4.Ask: Sadler's Wells - Request by Rainbow Quest
5.Tusculum: Sadler's Wells - Turbaine by Trempolino
6.Jadalee: Desert Prince - Lionne by Darshaan
7.Mountain: Montjeu - Skidmore Girl by Vaguely Noble
8.Mont Etoile: Montjeu - Troyes by Troy
9.Championship Point: Lomitas - Flying Squaw by Be My Chief
10.Fire And Rain: Galileo - Quarte Saisons by Homme de Loi
11.Galient: Galileo - Endorsement by Warning
Non Runner: Puerto Rico
Galileo産駒がワンツースリーですよ。笑ってしまうね。
馬場状態はGoodでした。Sixties IconのJ. Noseda師はこれが初めての英クラシックタイトル。
GalientとChampionship Pointがレースを引っ張り、直線で早めにChampionship Pointが抜け出しに掛かり、MountainとAskがこれに続く。さらにThe Last Dropが残り1Fの時点では先頭に立ちましたが、その後からSixties Iconが、後のRed Rocksを確認しつつ、それを一息に置き去りにするようにして先頭に立つと、そのまま2馬身半の差をつけました。次は凱旋門賞に挑戦したいんだそうで。
最低人気ながら直線で粘って2着に入ったThe Last Dropですが、ここまで目立った戦績はなく、Dante Sが大差の5着敗退であり、前走Great Voltiguerは4着に終わっていました。この馬としてはこのときのYoumzainから4馬身差というのは頑張っていた方なんでしょうが、距離が延びて良さが出たというところなのでしょう。来年は長距離戦を舞台として戦うとのこと。
Red RocksはThe Last Dropくらい交わして欲しかったんですが、こっちはこの距離だとそこまでではなかったという事になるのではないかな。12Fで頑張ればよいかと思います。というかこれくらいの馬が12Fでちゃんと走れないと種牡馬Galileoとしては甚だ困るという気がしてならんのだし。