そんなに父親の後を追いたいというのならば追わせてやろう。つか舞台がChurchill Downsなのは出来すぎだろうw
劣化Montjeuとしての道を邁進するHurricane Runもここが終着となりますかね。そんなわけで、Kalanisiは誰なのかというのがポイント。つかPrideがHurricane RunにとってのKalanisiだったような気がしますが。まあ、実績からしたらそれでも十分な能力ではあるわけで、遠征馬のトップであることには変わりない。まあ、一つくらいは父親を超えましょうということで、ここは6着以上に入ったら褒めて遣わす。
今年は北米芝から強力なターフランナーが出走します。English Channelは昨年が北米馬最先着の5着。今年になって身が入ったという感じもあって、Turf Classic SでGI初勝利をあげると、Manhattan H、Arlington Millionはともに4着に終わりましたが、大負けしたという印象はなく、前走のTurf Classic Invt.を4馬身半差の圧勝。今回もIcy Atlanticのサポートを得られるので変な負け方をするレースではないでしょう。
Manhattan HでGIを手に入れたCaciqueは安定感が武器で、ちょっと距離が長いかとも思われたMan O'War Sではスローペースになったとはいえ11Fをこなし、Go Deputyをも下しました。更に1F延びるのがどうかというところですが、相手なりに安定した結果を出してきた馬ですので、ついていくくらいは問題無いのでしょうかねと。
一方Canadian Internationalを2着したGo Deputyは結局出走するのかね。Sword Dancer Invt.も勝っているように12Fが得意で、この距離ならEnglish Channelに遜色ないという馬だけに出てきたら上位に食い込むでしょう。
Better Talk Nowは一昨年の勝ち馬で、そのときはフロックかとも思わされたが、その後実力を証明。昨年はEnglish Channelに先着されているとはいえ、楽にレースを進めたShiroccoを自力で捉えに行かなければならなくなったということを考えると、レースの内容としては仕方ないといえそうです。今年はここまでGIIを2勝に留まり、昨年ほど良くはなさそうですが、12Fでの勝負なら黙っていないとは思います。
San Juan Capistranoを連覇するなど長い距離が得意なT.H. Approvalは12Fになら対応するという感じでしたのが、前走Clement L HirshでThe Tin Manに喰らいついて2着。そのあたりで強くなってるという面はあるが、後は西海岸から離れてのレースでどうなるかではあるかな。ディアデラノビアやMelhor Aindaの従兄。
今年になってずっと休養していたScorpionは10月になってようやく復帰。地元の12FのリステッドでFrank Sonataに敗れて2着という結果であり、このFrank Sonataは長距離を中心に使われるものの重賞ではほとんどお呼びでないというレベル。復帰初戦だったとはいえ、Scorpion自身の状態はどうかというのは気になるところです。昨年の凱旋門賞で惨敗してる事もあるし、Hurricane Runより何枚も劣るというのは仕方のないところではないんかなと思われます。
Galileo産駒のRed RocksはGrand Prix de Parisで2着、St. Legerで3着。微妙にメインストリームに出てこれない上に勝ちきれないという悩ましい馬です。他にもKing Edward VIIとGreat Voltigeurで2着。Fairy King、Machiavellian、Galileoというダイナミックな累代で、Fairy King=Sadler's WellsとMr. Prospectorの濃いクロスにHail to Reasonまで関係する多重近交馬。とはいえMr. ProspectorのルートがMiswakiとMachiavellianというのは結構良い持ち方かなとは思われますが。
一応褒めてやる
1.Red Rocks: Galileo - Pharmacist by Machiavellian
2.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
3.English Channel: Smart Strike - Belva by Theatrical
4.Rush Bay: Cozzene - Seoul by Deputy Minister
5.Scorpion: Montjeu - Ardmelody by Law Society
6.Hurricane Run: Montjeu - Hold On by Surumu
7.Go Deputy: Deputy Minister - Partygoer by Secretariat
8.T.H. Approval: With Approval - Potrichal by Potrillazo
9.Siverfoot: With Approval - Northern Silver by Silver Ghost
10.Cacique: Danehill - Hasili by Kahyasi
11.Icy Atlantic: Stormy Atlantic - Frosty Promise by Frosty the Snowman
向こう正面でペースメイカーであったIcy AtlanticがRush Bay、Scorpionに捕まるとすぐにその外にはEnglish Channelがいました。これはちょっと早すぎたんではないかなというところで、結局直線に入ってからは差してきたRed RocksとBetter Talk Nowに突き放されてしまいました。
昨年は自身のペースメイカーShake the BankがShiroccoに相手にされず厳しいレースを強いられたBetter Talk Nowでしたが、今年はEnglish ChannelのペースメイカーIcy Atlanticが仕事をしてくれたおかげで有利な展開になり、こうなるとEnglish Channelを食うだけの力はあるということを一年遅れましたが証明したと言う形。しかし、レースはRed Rocksのスタミナがものを言った形であり、Sadler's Wells≒Fairy KingにMiswakiとMachiavellianという芝向きMr. Prospectorを配した血統がものを言ったか。今年の3歳馬はこの手の2番手クラスががんばるのかなと言う感じを受けました。Derby馬連中がぱっとしない代わりにRail Link、Youmzain、Red Rocksあたりが古馬相手にがんばったということになるかな。
Hurricane Runはこのメンバーでどうやったら7着以下になれるのだろうと思ってましたが、走ってみたら6着とギリギリでしたね。まあ一度ピークを作った(キングジョージ)ら長続きさせられないというところでもあるんじゃないかな。今にして思えばMotivatorもそんな感じではあったし。
Caciqueも4コーナーまではちゃんとレースをしてましたが、そこから直線に向いて差せる脚が残らなかったあたりは距離が長かったという事になるだろう。
Red Rocksの来年はひとまずDubaiの模様。オーナーのRaddemは3歳より4歳の遥が良くなるから夏に欧州のレースを使って、Monmouthに戻ってくるとのこと。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Go Deputy | Deputy Minister | Partygoer | Secretariat | Oliver Peslier | Todd A. Pletcher |
2 | T.H. Approval | With Approval | Potrichal | Potrillazo | Alex O. Solis | Eduardo Inda |
3 | Icy Atlantic | Stormy Atlantic | Frosty Promise | Frosty the Snowman | Michael Luzzi | Todd A. Pletcher |
4 | Scorpion | Montjeu | Ardmelody | Law Society | Michael J. Kinane | Aidan P. O'Brien |
5 | Rush Bay | Cozzene | Seoul | Deputy Minister | Rafael Bejarano | Thomas M. Amoss |
6 | Cacique | Danehill | Hasili | Kahyasi | Edgar S. Prado | Robert J. Frankel |
7 | Hurricane Run | Montjeu | Hold On | Surumu | Christophe Soumillon | Andre Fabre |
8 | Better Talk Now | Talkin Man | Bendita | Baldski | Ramon A. Dominguez | H. Graham Motion |
9 | Red Rocks | Galileo | Pharmacist | Machiavellian | Lanfranco Dettori | Brian Meehan |
10 | English Channel | Smart Strike | Belva | Theatrical | John R. Velazquez | Todd A. Pletcher |
11 | Siverfoot | With Approval | Northern Silver | Silver Ghost | Mark Guidry | Dallas Stewart |
今年は北米芝から強力なターフランナーが出走します。English Channelは昨年が北米馬最先着の5着。今年になって身が入ったという感じもあって、Turf Classic SでGI初勝利をあげると、Manhattan H、Arlington Millionはともに4着に終わりましたが、大負けしたという印象はなく、前走のTurf Classic Invt.を4馬身半差の圧勝。今回もIcy Atlanticのサポートを得られるので変な負け方をするレースではないでしょう。
Manhattan HでGIを手に入れたCaciqueは安定感が武器で、ちょっと距離が長いかとも思われたMan O'War Sではスローペースになったとはいえ11Fをこなし、Go Deputyをも下しました。更に1F延びるのがどうかというところですが、相手なりに安定した結果を出してきた馬ですので、ついていくくらいは問題無いのでしょうかねと。
一方Canadian Internationalを2着したGo Deputyは結局出走するのかね。Sword Dancer Invt.も勝っているように12Fが得意で、この距離ならEnglish Channelに遜色ないという馬だけに出てきたら上位に食い込むでしょう。
Better Talk Nowは一昨年の勝ち馬で、そのときはフロックかとも思わされたが、その後実力を証明。昨年はEnglish Channelに先着されているとはいえ、楽にレースを進めたShiroccoを自力で捉えに行かなければならなくなったということを考えると、レースの内容としては仕方ないといえそうです。今年はここまでGIIを2勝に留まり、昨年ほど良くはなさそうですが、12Fでの勝負なら黙っていないとは思います。
San Juan Capistranoを連覇するなど長い距離が得意なT.H. Approvalは12Fになら対応するという感じでしたのが、前走Clement L HirshでThe Tin Manに喰らいついて2着。そのあたりで強くなってるという面はあるが、後は西海岸から離れてのレースでどうなるかではあるかな。ディアデラノビアやMelhor Aindaの従兄。
今年になってずっと休養していたScorpionは10月になってようやく復帰。地元の12FのリステッドでFrank Sonataに敗れて2着という結果であり、このFrank Sonataは長距離を中心に使われるものの重賞ではほとんどお呼びでないというレベル。復帰初戦だったとはいえ、Scorpion自身の状態はどうかというのは気になるところです。昨年の凱旋門賞で惨敗してる事もあるし、Hurricane Runより何枚も劣るというのは仕方のないところではないんかなと思われます。
Galileo産駒のRed RocksはGrand Prix de Parisで2着、St. Legerで3着。微妙にメインストリームに出てこれない上に勝ちきれないという悩ましい馬です。他にもKing Edward VIIとGreat Voltigeurで2着。Fairy King、Machiavellian、Galileoというダイナミックな累代で、Fairy King=Sadler's WellsとMr. Prospectorの濃いクロスにHail to Reasonまで関係する多重近交馬。とはいえMr. ProspectorのルートがMiswakiとMachiavellianというのは結構良い持ち方かなとは思われますが。
Result
1.Red Rocks: Galileo - Pharmacist by Machiavellian
2.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
3.English Channel: Smart Strike - Belva by Theatrical
4.Rush Bay: Cozzene - Seoul by Deputy Minister
5.Scorpion: Montjeu - Ardmelody by Law Society
6.Hurricane Run: Montjeu - Hold On by Surumu
7.Go Deputy: Deputy Minister - Partygoer by Secretariat
8.T.H. Approval: With Approval - Potrichal by Potrillazo
9.Siverfoot: With Approval - Northern Silver by Silver Ghost
10.Cacique: Danehill - Hasili by Kahyasi
11.Icy Atlantic: Stormy Atlantic - Frosty Promise by Frosty the Snowman
向こう正面でペースメイカーであったIcy AtlanticがRush Bay、Scorpionに捕まるとすぐにその外にはEnglish Channelがいました。これはちょっと早すぎたんではないかなというところで、結局直線に入ってからは差してきたRed RocksとBetter Talk Nowに突き放されてしまいました。
昨年は自身のペースメイカーShake the BankがShiroccoに相手にされず厳しいレースを強いられたBetter Talk Nowでしたが、今年はEnglish ChannelのペースメイカーIcy Atlanticが仕事をしてくれたおかげで有利な展開になり、こうなるとEnglish Channelを食うだけの力はあるということを一年遅れましたが証明したと言う形。しかし、レースはRed Rocksのスタミナがものを言った形であり、Sadler's Wells≒Fairy KingにMiswakiとMachiavellianという芝向きMr. Prospectorを配した血統がものを言ったか。今年の3歳馬はこの手の2番手クラスががんばるのかなと言う感じを受けました。Derby馬連中がぱっとしない代わりにRail Link、Youmzain、Red Rocksあたりが古馬相手にがんばったということになるかな。
Hurricane Runはこのメンバーでどうやったら7着以下になれるのだろうと思ってましたが、走ってみたら6着とギリギリでしたね。まあ一度ピークを作った(キングジョージ)ら長続きさせられないというところでもあるんじゃないかな。今にして思えばMotivatorもそんな感じではあったし。
Caciqueも4コーナーまではちゃんとレースをしてましたが、そこから直線に向いて差せる脚が残らなかったあたりは距離が長かったという事になるだろう。
Red Rocksの来年はひとまずDubaiの模様。オーナーのRaddemは3歳より4歳の遥が良くなるから夏に欧州のレースを使って、Monmouthに戻ってくるとのこと。