連覇を狙うLava Manが124ポンドのトップハンデながらMLで4-5という圧倒的人気。確かにこの馬124ポンドくらいなら背負いなれてるんですよね。
あと、Sunshine Millionsの東西の勝ち馬がぶつかるのはもうちょっと注目されて良い。
確かにBC Classicこそ吹っ飛んだとはいえ昨年の西海岸三場でのLava Manの絶対王者振りは凄まじいものがありました。Sunshine Millions Classicに始まり、Santa Anitaの大一番Santa Anita H、芝に転じてはKhaled Sでレコードを出してCharles Whittingham Memorial H、ダートに戻ってHollywoodのGold Cup、Del MarのPacific Classicと両競馬場最大の一戦を制し、Goodwood BCHも楽勝。遠征嫌いでBCこそ見せ場の一つも無く散りましたが、今年もSunshine Millionsに登場してSanta AnitaのTurfを快勝。西海岸ではやはり手がつけられないというところであるでしょう。当然の如くトップハンデの124ポンドは2番手Arson Squadに7ポンド差ながら、Goodwood BCHなんかは126ポンドを背負ってBrother Derek(116ポンド)、Giacomo(118ポンド)相手に楽勝というパフォーマンスを見せていますから、対処可能かと。まあ、Hollywood GCでは軽量馬に追い詰められてはいましたけどね。北米競馬を彩る去勢馬の巨頭として今年も1年フル稼働して欲しいというのはあったり。この前のSunshine MillionsでついにCreme Fraicheを超えたんで次のターゲットはBest Palかな。というか昨年並みの活躍をするとJohn Henryすら射程に捉えるんだよなあ…来年のこのレースでJohn Henryの記録更新となれば劇的に過ぎるので面白そうですがw
今年のBig 'CapはLava Manに対して4歳馬がどう立ち向かっていくかというレース。絶好調のG.K. Gomez騎乗となるのがArson Squad。前走でSturb Sを勝っている4歳馬ですが、San Fernandoでは4着に負けるなどまだまだ安定した強さを発揮するというあたりで疑問に思えます。そのSan Fernandoを勝ったAwesome GemはSturb Sで5着とこっちも大きなことは言えませんね。Awesome Gemの方が上がり馬としての面白さって野はありそうなんですけど。この辺の4歳馬としてはその2戦がともに3着のBrother Derekの離脱が惜しいところですが、Malibu SとSturb Sで2着のSpring at Lastもおります。Spring at Lastは母がHis Majesty=Graustarkを3X2の上にPrincequillo、Count Fleet、Romanなどと入ってかなり強力な血統なんですが、父がSilver Deputyでは興味半減といったところですな。
San Antonioを勝ったMolengaoが6-1ということになっていますが、これはちょっと分からないですね。そんなに強い馬ではないかと思う。
ダート挑戦となるHollywood Turf C勝ち馬Bobomanもいますが、ちょっとダートをこなせるかどうかという点が疑問なのと、前走のSan Marcos Hが情けないレースでどうしたものかと。内埒沿いを2番手と絶好の展開ながら3,4コーナーで少し遅れた結果、力尽きて内に寄れるように切り込んだHello Sundayに潰されてやる気をなくしてしまいました。不利を受けたのは確かだけど、あれはコーナーリングでわずかとはいえ遅れたのが原因。
前走Sunshine Millionsで大仕事をやってきたMcCann's Mojaveは3連勝中。とはいえGolden GateやBay Meadowsで勝っていたのでSunshine Millions Classicで台頭したという形ではあるかな。ここで良い勝負が出来れば本物だろう。
1.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
2.Molengao: Royal Academy - Court Lady by Locris
3.Boboman: Kingmambo - Slewvera by Seattle Slew
4.McCann's Mojave: Memo - Joni U. Bar by Nordic Prince
5.Spring at Last: Silver Deputy - Winter's Gone by Dynaformer
6.Ball Four: Grand Slam - Making Faces by Lyphard
7.El Roblar: War Chant - Screamer by Roanoke
8.Awesome Gem: Awesome Again - Piano by Pentelicus
Non Runner: Arson Squad
先行馬を余裕のマークで追走して、3,4コーナーで自然と前に出る。そのまま直線できっちり抜け出しました。何度も見たパターンそのまま。斤量差がかなりあるので後続を突き放すというわけには行きませんでしたが、文句無しの完勝でしょう。西海岸でレースをする限りはLava Manには容易に勝てないってのは明らかで、ただ、陣営もそれだけの馬ではないということを何とかして示したいという部分はあるのでしょう。Lava ManはDubai World Cupに挑戦するということになりそうです。内弁慶なこの馬のことですから遠征で、しかも相手はInvasorだのDiscreet Catだのというようなあたりで、期待出来るかと問われるならば、温かく見守りましょうということになるわけではあるんですが、このDubai行きで成功したらまた東海岸遠征をやるかなと妄想しておく。
2着のMolengaoはブラジル産馬ですが、もう西海岸でおなじみというくらいの馬にはなったか。ただGIでどうにかなるような馬とは思えないだけに、2着に来れるのかという気もした。
Bobomanはダート初挑戦でまずまずといったところ。これでダート出走というオプションを手に入れたというところだろう。トップクラスとの差は大きいと思うが。
4歳馬はArson Squadはスクラッチしていますが、その辺と競っていたAwesome GemやSpring at Lastがこの結果ではあまりレベルが高くないということになってしまいそうです。斤量差を考えるとLava Man相手には完敗ですし、せめてMolengaoとかBobomanくらいはきっちり倒して欲しかったものです。
あと、Sunshine Millionsの東西の勝ち馬がぶつかるのはもうちょっと注目されて良い。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Awesome Gem | Awesome Again | Piano | Pentelicus | Tyler Baze | Craig Dollase |
2 | El Roblar | War Chant | Screamer | Roanoke | Richard Migliore | Richard E. Mandella |
3 | Boboman | Kingmambo | Slewvera | Seattle Slew | Alex O. Solis | Richard E. Mandella |
4 | Ball Four | Grand Slam | Making Faces | Lyphard | Julien R. Leparoux | Patrick L. Biancone |
5 | Spring at Last | Silver Deputy | Winter's Gone | Dynaformer | David Romero Flores | Doug F. O'Neill |
6 | Molengao | Royal Academy | Court Lady | Locris | Victor Espinoza | Paulo H. Lobo |
7 | Lava Man | Slew City Slew | Li'l Ms. Leonard | Nostalgia's Star | Corey S. Nakatani | Doug F. O'Neill |
8 | Arson Squad | Brahms | Majestic Fire | Green Dancer | Garrett K. Gomez | Bruce Headley |
9 | McCann's Mojave | Memo | Joni U. Bar | Nordic Prince | Frank T. Alvarado | Steven Specht |
今年のBig 'CapはLava Manに対して4歳馬がどう立ち向かっていくかというレース。絶好調のG.K. Gomez騎乗となるのがArson Squad。前走でSturb Sを勝っている4歳馬ですが、San Fernandoでは4着に負けるなどまだまだ安定した強さを発揮するというあたりで疑問に思えます。そのSan Fernandoを勝ったAwesome GemはSturb Sで5着とこっちも大きなことは言えませんね。Awesome Gemの方が上がり馬としての面白さって野はありそうなんですけど。この辺の4歳馬としてはその2戦がともに3着のBrother Derekの離脱が惜しいところですが、Malibu SとSturb Sで2着のSpring at Lastもおります。Spring at Lastは母がHis Majesty=Graustarkを3X2の上にPrincequillo、Count Fleet、Romanなどと入ってかなり強力な血統なんですが、父がSilver Deputyでは興味半減といったところですな。
San Antonioを勝ったMolengaoが6-1ということになっていますが、これはちょっと分からないですね。そんなに強い馬ではないかと思う。
ダート挑戦となるHollywood Turf C勝ち馬Bobomanもいますが、ちょっとダートをこなせるかどうかという点が疑問なのと、前走のSan Marcos Hが情けないレースでどうしたものかと。内埒沿いを2番手と絶好の展開ながら3,4コーナーで少し遅れた結果、力尽きて内に寄れるように切り込んだHello Sundayに潰されてやる気をなくしてしまいました。不利を受けたのは確かだけど、あれはコーナーリングでわずかとはいえ遅れたのが原因。
前走Sunshine Millionsで大仕事をやってきたMcCann's Mojaveは3連勝中。とはいえGolden GateやBay Meadowsで勝っていたのでSunshine Millions Classicで台頭したという形ではあるかな。ここで良い勝負が出来れば本物だろう。
Result
西海岸はなべて事も無し。1.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
2.Molengao: Royal Academy - Court Lady by Locris
3.Boboman: Kingmambo - Slewvera by Seattle Slew
4.McCann's Mojave: Memo - Joni U. Bar by Nordic Prince
5.Spring at Last: Silver Deputy - Winter's Gone by Dynaformer
6.Ball Four: Grand Slam - Making Faces by Lyphard
7.El Roblar: War Chant - Screamer by Roanoke
8.Awesome Gem: Awesome Again - Piano by Pentelicus
Non Runner: Arson Squad
先行馬を余裕のマークで追走して、3,4コーナーで自然と前に出る。そのまま直線できっちり抜け出しました。何度も見たパターンそのまま。斤量差がかなりあるので後続を突き放すというわけには行きませんでしたが、文句無しの完勝でしょう。西海岸でレースをする限りはLava Manには容易に勝てないってのは明らかで、ただ、陣営もそれだけの馬ではないということを何とかして示したいという部分はあるのでしょう。Lava ManはDubai World Cupに挑戦するということになりそうです。内弁慶なこの馬のことですから遠征で、しかも相手はInvasorだのDiscreet Catだのというようなあたりで、期待出来るかと問われるならば、温かく見守りましょうということになるわけではあるんですが、このDubai行きで成功したらまた東海岸遠征をやるかなと妄想しておく。
2着のMolengaoはブラジル産馬ですが、もう西海岸でおなじみというくらいの馬にはなったか。ただGIでどうにかなるような馬とは思えないだけに、2着に来れるのかという気もした。
Bobomanはダート初挑戦でまずまずといったところ。これでダート出走というオプションを手に入れたというところだろう。トップクラスとの差は大きいと思うが。
4歳馬はArson Squadはスクラッチしていますが、その辺と競っていたAwesome GemやSpring at Lastがこの結果ではあまりレベルが高くないということになってしまいそうです。斤量差を考えるとLava Man相手には完敗ですし、せめてMolengaoとかBobomanくらいはきっちり倒して欲しかったものです。