こちらもEpsom Derbyで2着に入ったEagle Fly Free…ではなくEagle Mountainが人気になっています。
Eagle Mountainが1-1程度とやや抜けているが、続くのがRoyal AscotのKing Edward VII Sを勝ったBoscobel、Epsomで人気を集めていたSoldier of Fortune、フランスから参戦してきたShamdinan辺り。
距離が延びたEpsomで2着に好走と予想外な事をしてくれたEagle Mountainですが、Rock of Gibraltarの産駒は10Fを超えて距離が延びれば詰めが甘くなるというのがどうにも気になるところではあり、ここまで人気にするような馬かというのは疑問。先週復帰後あっさりとフランスでGIを掻っ攫ってきたFallonが鞍上という強みはあるし、Ballydoyleはここに間に合わせられるからこそFallonに賭けていたという部分はあるのだろう。このレースはそのあたりを見るレースかなという気もしています。
Boscobelは6戦して5勝、2着1回という抜群の戦績を誇りますが、ハンデ戦を主体に走っていたため、大きなタイトルは前走のKing Edward VII Sということになります。LucarnoやらYellowstoneを相手に勝ったのだから十分かなとは思います。Mohammed殿下のことだからこのあたりでDettoriにスイッチしてくるかなと思ってたら、当のDettoriが騎乗停止の件で期日までにアピールを出さずに騎乗停止期間を先延ばしに出来なかったとかで、何なんだそれくらいには思います。
Prix du Jockey Clubからは3着のShamdinanが参戦します。Shamadara→Shamdara→Shamdinanとか見てて頭が痛くなります。Aga Khan殿下はときどきこういう手抜きにしか見えない命名をやるよなあというか…ShergerとShernazarくらいだったら綺麗に決まってるなと思えますが、Shamadaraの近辺はちとやりすぎっぽくて。
Soldier of Fortuneは正直Heffernanでは期待できないかなと。KinaneがAlexander of Halesの方に乗ることになっているのは意外でした。
馬場がSoftという見込みで、そうなるとなぜかフランスでそういう馬場のレースばかり走ってきたRoyal and Regalの出番があるかなといったところ。4戦2勝ですが、注目はHocquartでAnton Chekhovに迫ったレースの方かなとは思われます。
Alexander of Halesは母がLegend Makerというあたりでの期待がありそうなわけですが、フランスで16着と大敗してきました。その辺でHeffernanではダメって判断を下したのかもしれませんが、このあたりの騎手選択が良く分からん。Kinaneが乗ってるというだけで、Soldier of Fortuneより上に取りたいというのはあったり。
2.Alexander of Hales: Danehill - Legend Maker by Sadler's Wells
3.Eagle Mountain: Rock of Gibraltar - Masskana by Darshaan
4.Boscobel: Halling - Dunnes River by Danzig
5.Mores Wells: Sadler's Wells - Endorsement by Warning
6.Prince Erik: Indian Ridge - Miracle by Ezzoud
7.Al Shemali: Medicean - Bathilde by Generous
8.Royal and Regal: Sadler's Wells - Smart'n Noble by Smarten
9.Shamdinan: Dr. Fong - Shamdara by Dr. Devious
10.Spanish Harlem: Danehill - Sleepytime by Royal Academy
11.Striving Storm: Stormin Fever - Sugars For Nanny by Brocco
前日から更に雨が降るという条件で、この日のCurraghは2R以降がSoft to Heavyという馬場状態で行われました。英愛の他の競馬場では開催中止のところも出る状況でした。
Spanish Harlemが引っ張り、Boscobelがそれについていく展開。Alexander of HalesとMoores Wellsが内外に並んでその前の2頭見る位置につけSoldier of Fortuneがその2頭の後ろにつけました。一方Eagle Mountainは馬群の後方。直線の入り口ではBoscobelが抜け出しにかかりますが、真ん中に持ち出したSoldier of Fortuneと外を回してきたEagle Mountainが捕まえに掛かり、ここからSoldier of Fortuneが突き放して9馬身差。内のBoscobelを交わしてからは内埒沿いギリギリに進路を取っていました。そして仕掛けを遅らせたAlexander of HalesがEagle Mountainを最後に交わして2着に入るということになりましたが、結局のところはO'Brien勢が上位3着までを占めるという形での決着でした。土曜のPretty Pollyでは内を避けて直線では外に外にというレースになりましたが、仮柵を外していたようで、内の埒沿いはさほど荒れていないという感じではありましたか。
Soldier of FortuneはGalileo産駒であり、こういうHeavyになるような状況でのGalileoの強さというのは否定できないのだとは思います。父と母父の組み合わせを見れば、重いという他ない血統ですが、その前ではスピードのある血も入りますし、というかこの馬自身クロスしてるのはForliですし。近親を見ても10Fからやや短いところの活躍馬の方が目立ちます。叔父にSholokhovが出ていますし、全兄はMeld Sを勝っているHeliostaticというあたり、この馬もそう長いほう専門とはならないだろうという期待をして良いかなと。Alexander of Hales、Eagle Mountainが2,3着ということを見てもそう重たい血統を要求されたレースではないのだろうなと思えます。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 8 | Al Shemali | Medicean | Bathilde | Generous | R.L. Moore | Sir Michael Stoute |
2 | 9 | Alexander of Hales | Danehill | Legend Maker | Sadler's Wells | M.J. Kinane | A.P. O'Brien |
3 | 2 | Boscobel | Halling | Dunnes River | Danzig | J. Fanning | M. Johnston |
4 | 6 | Eagle Mountain | Rock of Gibraltar | Masskana | Darshaan | K. Fallon | A.P. O'Brien |
5 | 3 | Mores Wells | Sadler's Wells | Endorsement | Warning | D.P. McDonogh | Kevin Prendergast |
6 | 7 | Prince Erik | Indian Ridge | Miracle | Ezzoud | P.J. Smullen | D.K. Weld |
7 | 4 | Royal and Regal | Sadler's Wells | Smart'n Noble | Smarten | J.P. Murtagh | A. Fabre |
8 | 5 | Shamdinan | Dr. Fong | Shamdara | Dr. Devious | C. Soumillon | A. de Royar-Dupre |
9 | 11 | Soldier of Fortune | Galileo | Affianced | Erins Isle | J.A. Heffernan | A.P. O'Brien |
10 | 1 | Spanish Harlem | Danehill | Sleepytime | Royal Academy | F.M. Berry | A.P. O'Brien |
11 | 10 | Striving Storm | Stormin Fever | Sugars For Nanny | Brocco | E. Ahern | P.W. Chapple-Hyam |
距離が延びたEpsomで2着に好走と予想外な事をしてくれたEagle Mountainですが、Rock of Gibraltarの産駒は10Fを超えて距離が延びれば詰めが甘くなるというのがどうにも気になるところではあり、ここまで人気にするような馬かというのは疑問。先週復帰後あっさりとフランスでGIを掻っ攫ってきたFallonが鞍上という強みはあるし、Ballydoyleはここに間に合わせられるからこそFallonに賭けていたという部分はあるのだろう。このレースはそのあたりを見るレースかなという気もしています。
Boscobelは6戦して5勝、2着1回という抜群の戦績を誇りますが、ハンデ戦を主体に走っていたため、大きなタイトルは前走のKing Edward VII Sということになります。LucarnoやらYellowstoneを相手に勝ったのだから十分かなとは思います。Mohammed殿下のことだからこのあたりでDettoriにスイッチしてくるかなと思ってたら、当のDettoriが騎乗停止の件で期日までにアピールを出さずに騎乗停止期間を先延ばしに出来なかったとかで、何なんだそれくらいには思います。
Prix du Jockey Clubからは3着のShamdinanが参戦します。Shamadara→Shamdara→Shamdinanとか見てて頭が痛くなります。Aga Khan殿下はときどきこういう手抜きにしか見えない命名をやるよなあというか…ShergerとShernazarくらいだったら綺麗に決まってるなと思えますが、Shamadaraの近辺はちとやりすぎっぽくて。
Soldier of Fortuneは正直Heffernanでは期待できないかなと。KinaneがAlexander of Halesの方に乗ることになっているのは意外でした。
馬場がSoftという見込みで、そうなるとなぜかフランスでそういう馬場のレースばかり走ってきたRoyal and Regalの出番があるかなといったところ。4戦2勝ですが、注目はHocquartでAnton Chekhovに迫ったレースの方かなとは思われます。
Alexander of Halesは母がLegend Makerというあたりでの期待がありそうなわけですが、フランスで16着と大敗してきました。その辺でHeffernanではダメって判断を下したのかもしれませんが、このあたりの騎手選択が良く分からん。Kinaneが乗ってるというだけで、Soldier of Fortuneより上に取りたいというのはあったり。
Result
1.Soldier of Fortune: Galileo - Affianced by Erins Isle2.Alexander of Hales: Danehill - Legend Maker by Sadler's Wells
3.Eagle Mountain: Rock of Gibraltar - Masskana by Darshaan
4.Boscobel: Halling - Dunnes River by Danzig
5.Mores Wells: Sadler's Wells - Endorsement by Warning
6.Prince Erik: Indian Ridge - Miracle by Ezzoud
7.Al Shemali: Medicean - Bathilde by Generous
8.Royal and Regal: Sadler's Wells - Smart'n Noble by Smarten
9.Shamdinan: Dr. Fong - Shamdara by Dr. Devious
10.Spanish Harlem: Danehill - Sleepytime by Royal Academy
11.Striving Storm: Stormin Fever - Sugars For Nanny by Brocco
前日から更に雨が降るという条件で、この日のCurraghは2R以降がSoft to Heavyという馬場状態で行われました。英愛の他の競馬場では開催中止のところも出る状況でした。
Spanish Harlemが引っ張り、Boscobelがそれについていく展開。Alexander of HalesとMoores Wellsが内外に並んでその前の2頭見る位置につけSoldier of Fortuneがその2頭の後ろにつけました。一方Eagle Mountainは馬群の後方。直線の入り口ではBoscobelが抜け出しにかかりますが、真ん中に持ち出したSoldier of Fortuneと外を回してきたEagle Mountainが捕まえに掛かり、ここからSoldier of Fortuneが突き放して9馬身差。内のBoscobelを交わしてからは内埒沿いギリギリに進路を取っていました。そして仕掛けを遅らせたAlexander of HalesがEagle Mountainを最後に交わして2着に入るということになりましたが、結局のところはO'Brien勢が上位3着までを占めるという形での決着でした。土曜のPretty Pollyでは内を避けて直線では外に外にというレースになりましたが、仮柵を外していたようで、内の埒沿いはさほど荒れていないという感じではありましたか。
Soldier of FortuneはGalileo産駒であり、こういうHeavyになるような状況でのGalileoの強さというのは否定できないのだとは思います。父と母父の組み合わせを見れば、重いという他ない血統ですが、その前ではスピードのある血も入りますし、というかこの馬自身クロスしてるのはForliですし。近親を見ても10Fからやや短いところの活躍馬の方が目立ちます。叔父にSholokhovが出ていますし、全兄はMeld Sを勝っているHeliostaticというあたり、この馬もそう長いほう専門とはならないだろうという期待をして良いかなと。Alexander of Hales、Eagle Mountainが2,3着ということを見てもそう重たい血統を要求されたレースではないのだろうなと思えます。