8月に入ってオセアニアはシーズン切り替わりということで06/07シーズンのサイアーリーディングです。
個別に作るのがめんどくさいというやんごとなき事情にて豪新一括。bloodhoundのデータ。賞金はAUSドル。
Danehill凄すぎるなあ…。DanehillをSunday Silenceと置き換えたら日本も似たようなものではありますが。あと、Delta Bluesだけで19位にDance in the Darkが入るのも凄いっちゃ凄いですが。
さて、- Shining Blade -の浄閑さまも種牡馬成績からという記事にて触れておられますが、昨シーズン最大のポイントはRedoute's Choiceの2歳戦での不振でしょう。この2歳戦で全くといってよいほど賞金を稼げなかった結果、Redoute's Choiceはリーディングサイアーの地位を逃しました。その代わりがFlying SpurというあたりがDanehillの凄さではあるけど。Flying Spurにしても稼ぎ頭が2歳のGolden Slipper勝ち馬Forensicsであり、更にはBlue Diamondを勝ったSleek ChasisもFlying Spurということで荒稼ぎしたのが原動力です。2歳リーディングを見ると、2位のEncosta de Lagoにダブルスコアというとんでもない状況ですから。3歳以上でもそれなりに走っていますけど、それだけでEncosta de Lagoなどを抑えてリーディングってのはちょっとFlying Spurには無理なわけで。
Redoute's Choiceはオーストラリアだけの集計だと僅差でEncosta de Lagoにも交わされて3位になります。NZでRedoute's Dancerが出ている分などで合計すると逆転します。といっても本当に微妙な差しかありませんけど、この2頭。Redoute's Choiceの2歳戦成績はNZ分合わせて、24頭が出走して勝ちあがり4頭、ステークスクラスは1勝とこの数年と比べると信じ難い結果。Miss FinlandやRedoute's Dancerで距離をこなしたという明るいニュースもあるにはありますが、3歳になってこの不振の世代が巻き返せるかどうかということになるんじゃないかな。
Encosta de Lagoは大物も出していますが、ちょっとこの勝ち馬率は酷くないかと思わされます。この数字が年々酷くなってるというのは気になるところ。Encosta de Lagoも種付け料が跳ね上がっているんですが、どうにも元を取れなくなってきているんじゃないかなと。
NZ供用ではPinsがトップ。オーストラリアでEl Segundoが活躍したという事情もあります。NZだけのリーディングだったらVolksraadがトップです。
何年か前まではオーストラリアでも10万ドルを超える種付け料の種牡馬なんていなかったのですが、今ではRedoute's Choiceが33万ドル、Encosta de Lagoが22万ドル、Elusive Qualityが13.75万ドル、Danehill Dancerが11万ドル、Flying Spurも9.9万ドル(全部税込み)という状況で、この辺はレースの賞金とのバランスが完全に崩壊しているようには思われます。このあたりは北米の上位クラスの種牡馬の事情とほぼ変わらなくなってしまったとも言えるかと。その下はそれほどでもなさそうですが。
NZ供用の種牡馬ではPinsがオーストラリアでもそこそこ勝たせるということでこれから注目されていくのではないかなと思います。初年度産駒から2頭がオーストラリアでGIを勝ちました。
個別に作るのがめんどくさいというやんごとなき事情にて豪新一括。bloodhoundのデータ。賞金はAUSドル。
Rank | Stallion | Wnrs/Rnrs | Earnings | Top Earner | Sire of Stallion |
1 | Flying Spur | 132/256 | 10510008 | Forensics | Danehill |
2 | Redoute's Choice | 105/185 | 9378766 | Miss Finland | Danehill |
3 | Encosta de Lago | 129/332 | 9374517 | Racing to Win | Fairy King |
4 | Zabeel | 100/233 | 8721583 | Fiumicino | Sir Tristram |
5 | Lion Hunter | 134/276 | 6454386 | Gold Edition | Danehill |
6 | Danehill | 77/155 | 6090558 | Aqua d'Amore | Danzig |
7 | Commands | 100/197 | 5160062 | Court Command | Danehill |
8 | Scenic | 82/187 | 4702920 | Marasco | Sadler's Wells |
9 | Fusaichi Pegasus | 51/117 | 4623837 | Haradasun | Mr. Prospector |
10 | Pins | 76/148 | 4411937 | El Segundo | Snippets |
11 | Rubiton | 77/185 | 4306174 | Fields of Omagh | Century |
12 | Stragegic | 124/234 | 4281997 | Meurice | Zeditave |
13 | O'Reilly | 101/195 | 4228930 | Guy No | Last Tycoon |
14 | Danzero | 90/166 | 3766792 | Niconero | Danehill |
15 | Danehill Dancer | 98/244 | 3760564 | Danehill Smile | Danehill |
16 | Testa Rossa | 80/143 | 3539413 | Furio | Perugino |
17 | Catbird | 100/214 | 3528599 | Catechuchu | Danehill |
18 | Canny Lad | 88/191 | 3501884 | He's No Pie Eater | Bletchingly |
19 | Dance in the Dark | 1/1 | 3300000 | Delta Blues | Sunday Silence |
20 | General Nediym | 79/216 | 3223184 | Ambitious General | Nediym |
さて、- Shining Blade -の浄閑さまも種牡馬成績からという記事にて触れておられますが、昨シーズン最大のポイントはRedoute's Choiceの2歳戦での不振でしょう。この2歳戦で全くといってよいほど賞金を稼げなかった結果、Redoute's Choiceはリーディングサイアーの地位を逃しました。その代わりがFlying SpurというあたりがDanehillの凄さではあるけど。Flying Spurにしても稼ぎ頭が2歳のGolden Slipper勝ち馬Forensicsであり、更にはBlue Diamondを勝ったSleek ChasisもFlying Spurということで荒稼ぎしたのが原動力です。2歳リーディングを見ると、2位のEncosta de Lagoにダブルスコアというとんでもない状況ですから。3歳以上でもそれなりに走っていますけど、それだけでEncosta de Lagoなどを抑えてリーディングってのはちょっとFlying Spurには無理なわけで。
Redoute's Choiceはオーストラリアだけの集計だと僅差でEncosta de Lagoにも交わされて3位になります。NZでRedoute's Dancerが出ている分などで合計すると逆転します。といっても本当に微妙な差しかありませんけど、この2頭。Redoute's Choiceの2歳戦成績はNZ分合わせて、24頭が出走して勝ちあがり4頭、ステークスクラスは1勝とこの数年と比べると信じ難い結果。Miss FinlandやRedoute's Dancerで距離をこなしたという明るいニュースもあるにはありますが、3歳になってこの不振の世代が巻き返せるかどうかということになるんじゃないかな。
Encosta de Lagoは大物も出していますが、ちょっとこの勝ち馬率は酷くないかと思わされます。この数字が年々酷くなってるというのは気になるところ。Encosta de Lagoも種付け料が跳ね上がっているんですが、どうにも元を取れなくなってきているんじゃないかなと。
NZ供用ではPinsがトップ。オーストラリアでEl Segundoが活躍したという事情もあります。NZだけのリーディングだったらVolksraadがトップです。
何年か前まではオーストラリアでも10万ドルを超える種付け料の種牡馬なんていなかったのですが、今ではRedoute's Choiceが33万ドル、Encosta de Lagoが22万ドル、Elusive Qualityが13.75万ドル、Danehill Dancerが11万ドル、Flying Spurも9.9万ドル(全部税込み)という状況で、この辺はレースの賞金とのバランスが完全に崩壊しているようには思われます。このあたりは北米の上位クラスの種牡馬の事情とほぼ変わらなくなってしまったとも言えるかと。その下はそれほどでもなさそうですが。
NZ供用の種牡馬ではPinsがオーストラリアでもそこそこ勝たせるということでこれから注目されていくのではないかなと思います。初年度産駒から2頭がオーストラリアでGIを勝ちました。