もう今日じゃねえか。ということで駆け足で。
基本北米のトップクラスか、強いUAE勢かというレース。
無論今年の主役を張るのは北米年度代表馬Curlin。現役続行か種牡馬入りかの判断を引っ張って、更に北米で使わずにドバイに入れて一叩きという臨戦過程はこれまでの北米のトップホースには無いものだが、一叩きは余裕の仕上がりではあったし、まず問題の無い状況なのだろう。去年の成績から他の北米勢でこの馬をどうにかできるとは思えず、また、Godolphinのエース格がJalilでは到底太刀打ちできないのではないかと思われる。
北米からはGreat Hunter、A.P. Arrow、Well Armedがやってきている。6歳になるA.P. Arrowは充実しているものの、どうにもつきぬけ切らないところが、如何にも良血のA.P. Indyである。前走は北米におけるこのレースの最重要ステップであるDonn Hで、きっちり追い込んで2着を確保している辺りが流石と言えますが、どうやったって勝てるとは思えないのがこの馬らしいところ。ま、2,3着あたりなら堅いのですが。Great Hunterは復帰して来たものの結果はまだ伴っておらず、この舞台は荷が重いだろう。Well Armedはオールウェザーで活躍しているタイプであり、ダートではどうかが疑問。
Jalilは確かに良血が目覚めたとして注目を集めるのはそうだろうが、ドバイのInternational Meetingはやや劣るメンバーが何とかこの舞台にという感じではあり、トップクラスと張り合うだけの力はまだ無いのではないかな。McEvoyが乗るHappy BoyもChallenge Roundを圧勝しているが、こちらもメンバーを考えると辛い。
去年2着のPremium Tapは去年のBCでこそCurlinと見えるべき馬であった。サウジアラビアに連れて行かれてしまったのがなんとも惜しい馬ではある。去年はサウジアラビア最大のレースCustodian of Two Holy Mosques Cを勝っての参戦だったが、今年は4着に終わって、その後もう一叩きされてきた。Curlinを倒せる可能性があるとすればこの馬だろうとは思うが、去年ほどの状態ではないかな。
Asiatic Boyは去年の欧州キャンペーンが微妙なものに終わってしまった。2000mはやや長いのではないか。
VermilionはCurlinに続いて、Premium Tap、A.P. Arrowらと並ぶ2番手グループと見て良いのではないか。JCDとそして今年のフェブラリーSを見るに、ダートでのスピード勝負に対応できて、距離も問題ないというのは利点。去年より上を狙うことは可能だろう。
ブックメイカーあたりではInternational Meetingの結果が評価されているのかJalilやAsiatic Boyの人気が高いが、元の地力で上回るA.P. ArrowやPremium Tapの方が上位だとは思います。どっちにしてもCurlinをなんとも出来ない以上は変わらんといえばそうですけれども。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Sway Yed | Nisnas | Eidah | Caerwent | O. Peslier | S. Alkahtani |
2 | Well Armed | Tiznow | Well Dressed | Notebook | A. Gryder | E. Harty |
3 | Happy Boy | Ski Champ | Ultra Maresca | Filago | K. McEvoy | S. bin Suroor |
4 | Kocab | Unfuwain | Space Quest | Rainbow Quest | S. Pasquier | A. Fabre |
5 | Great Hunter | Aptitude | Zenith | Roy | G. Gomez | D. O'Neill |
6 | Premium Tap | Pleasant Tap | Premium Red | Thirty Six Red | S. Madrid | J. Gardel |
7 | Vermilion | El Condor Pasa | Scarlet Lady | Sunday Silence | Y. Take | S. Ishizaka |
8 | Jalil | Storm Cat | Tranquility Lake | Rahy | L. Dettori | S. bin Suroor |
9 | Asiatic Boy | Not For Sale | S.S. Asiatic | Polish Navy | J. Murtagh | M. de Kock |
10 | Lucky Find | Rich Man's Gold | Little Erna | Ernani | K. Shea | M. de Kock |
11 | Gloria de Campeao | Impression | Audacity | Clackson | C. Lemaire | P. Bary |
12 | Curlin | Smart Strike | Sherriff's Deputy | Deputy Minister | R. Albarado | S. Asmussen |
13 | A.P. Arrow | A.P. Indy | Garimpeiro | Mr. Prospector | R. Dominguez | T. Pletcher |
無論今年の主役を張るのは北米年度代表馬Curlin。現役続行か種牡馬入りかの判断を引っ張って、更に北米で使わずにドバイに入れて一叩きという臨戦過程はこれまでの北米のトップホースには無いものだが、一叩きは余裕の仕上がりではあったし、まず問題の無い状況なのだろう。去年の成績から他の北米勢でこの馬をどうにかできるとは思えず、また、Godolphinのエース格がJalilでは到底太刀打ちできないのではないかと思われる。
北米からはGreat Hunter、A.P. Arrow、Well Armedがやってきている。6歳になるA.P. Arrowは充実しているものの、どうにもつきぬけ切らないところが、如何にも良血のA.P. Indyである。前走は北米におけるこのレースの最重要ステップであるDonn Hで、きっちり追い込んで2着を確保している辺りが流石と言えますが、どうやったって勝てるとは思えないのがこの馬らしいところ。ま、2,3着あたりなら堅いのですが。Great Hunterは復帰して来たものの結果はまだ伴っておらず、この舞台は荷が重いだろう。Well Armedはオールウェザーで活躍しているタイプであり、ダートではどうかが疑問。
Jalilは確かに良血が目覚めたとして注目を集めるのはそうだろうが、ドバイのInternational Meetingはやや劣るメンバーが何とかこの舞台にという感じではあり、トップクラスと張り合うだけの力はまだ無いのではないかな。McEvoyが乗るHappy BoyもChallenge Roundを圧勝しているが、こちらもメンバーを考えると辛い。
去年2着のPremium Tapは去年のBCでこそCurlinと見えるべき馬であった。サウジアラビアに連れて行かれてしまったのがなんとも惜しい馬ではある。去年はサウジアラビア最大のレースCustodian of Two Holy Mosques Cを勝っての参戦だったが、今年は4着に終わって、その後もう一叩きされてきた。Curlinを倒せる可能性があるとすればこの馬だろうとは思うが、去年ほどの状態ではないかな。
Asiatic Boyは去年の欧州キャンペーンが微妙なものに終わってしまった。2000mはやや長いのではないか。
VermilionはCurlinに続いて、Premium Tap、A.P. Arrowらと並ぶ2番手グループと見て良いのではないか。JCDとそして今年のフェブラリーSを見るに、ダートでのスピード勝負に対応できて、距離も問題ないというのは利点。去年より上を狙うことは可能だろう。
ブックメイカーあたりではInternational Meetingの結果が評価されているのかJalilやAsiatic Boyの人気が高いが、元の地力で上回るA.P. ArrowやPremium Tapの方が上位だとは思います。どっちにしてもCurlinをなんとも出来ない以上は変わらんといえばそうですけれども。