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東京と巴里

まず東京。
レース前に、外から馬群をぶち抜いていったら強い勝ち方でしょうなどと、クリスタルウイングが勝つ事を前提として某チャットで吹いていたんですけど、実際そういう光景が見られるとは思っていませんでした。しかし残念ながら馬が違いました。
その馬の性質がそうであったとはいえ、1番枠にいた馬にあの進路を取らせたことを率直に賞賛するしかないですし、馬の方もそれに応えたという会心のレースだったのではないかな。ディープスカイは血統の、配合の整い方では18頭の中でも最上級だったと思う。騎手の方が2年連続でダービージョッキーという形がという話も勝つときは勝つだろうってのはあったんで、特に気にしてませんでした。どこかに勝つべき馬が勝ったという感想を持った。ちょっと最初のコーナー進入でふさがれる形になったとはいえ、掛かり気味のブラックシェルとその後ろで落ち着いてレースを進めるディープスカイという絵を見てしまったわけでもあるし。ブラックシェルはよりにもよってモンテクリスエスにカットされて、何やってんだよ福永とか思ったけど。
クリスタルウイングについてはデビューがまず2月に入ってからだったし、よく間に合ったよなというのが正直なところ。無論勝って欲しかったし、そのつもりで応援していましたが、一言で言ってしまえばまだ若いよねと。アドマイヤコマンドを逆転して青葉賞からの馬では最先着だったというところはほっとした。
インタビューについては正直感心しないんだけれど、あれで責められるべきはそういう言葉を発してしまった四位騎手よりむしろ四位騎手にそう言わせてしまう状況を放置したJRAではないかと。実際、単なる平場のレースあるいはローカルの重賞とかじゃなくGI、それも東京優駿なんだから言っちゃダメだろとも思うのだけれど、だからこそ勝負に敬意を払えないような輩は速やかに排除してやれよとも思うのですよね。JRAの広報部がいけしゃあしゃあと説明とやらをしているようですが、それはお前らの仕事だって事分かってんのか。一番悪いのはその客、次はその客を放置したJRAの現場担当、その後が抑えた感じはあってもそういう言葉を発した四位だろうに。
そして巴里。
Natagoraは3番手、それも前の2頭が飛ばしているレースで後続馬群を引っ張る位置にいたんですよね。それで直線でその前の2頭がばてると、先頭に立ってあと少しというところで4戦無敗のVision d'Etatに交わされてしまいました。そして更にHigh RockとFamous Nameが並んで差してくるのだけど、High RockはNatagoraを交わす前に脚が止まり、Famous NameはVision d'Etatに併せられて粘りきられるという見所満載の直線の攻防でした。
勝ったVision d'Etatの血統はフランスのローカルな土着血統といったところであり、一方Famous Nameは大オーナーであるK. Abdulla殿下の良血という対比も面白く、そこでVision d'Etatが意地を見せるような勝ち方をしたってのは楽しいですよね。Famous Nameの方も9-f族で遡ればSaint Astraでフランスにかなり縁のある牝系ではあるんですが、五代血統程度ではまったくその片鱗がなく、むしろMakybe Divaの近親ってとこに目は行くわけで。
はてなにも書いたけどNatagoraとしてはDettoriに導かれての真っ向勝負でこの結果であれば、実りある挑戦だったと言えるし、いずれまた牡馬相手にこうしたチャンスを掴んで欲しいと思えるレースでした。その前にZarkavaと決着を付けるかって話にもなりそうですけど。強い牝馬は大好きです。

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June 3, 2008 2:12 AMに投稿されたエントリのページです。

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