何気にえげつない出馬表でしたので。
あー、あれだ、Godolphin自重しれ。
ということで、前走Mother Goose SでProud Spellを撃沈した良血A.P. IndyであるMusic Noteと、Kentucky Oaksで2着のこれまた良血A.P. IndyであるLittle Belleをエントリーしてきました。カップリングされたMLで1/2という断然のオッズ。
Music Noteは祖母がIt's In the Air、半姉にMusical Chimes、従兄にStorming Homeが出る良血で、A.P. Indy×Sadler's Wells×Mr. Prospector×Francis S.×Nasrullahという血統構成で、ざっと見てNasrullahとRoyal Chargerが豊富。A.P. Indy産駒で母父がSadler's Wellsというのはちょっと見ない組み合わせではあるが、その前の段階でMr. ProspectorにLa Troienneが絡む構成を作っていて、これがA.P. Indyにとっては最良の成功パターン。Sadler's Wellsが入ることがどう影響するかとなるのだろうが、Sadler's Wellsもそれらの要素に絡めるだけの素材は持っている。何より調子づいているA.P. Indyに逆らっちゃならんですよ。
一方のLittle Belleもプロフィール的にはMusic Noteに類似したものを持っている。こちらは勝ち上がりにやや手間取っているが、その後3連勝でGI Ashland Sを勝っている。その勢いで挑戦したKentucky Oaksでは2着に終わった。こちらはUp the Flagpoleに連なる牝系であり、Mineshaftらの同族。となれば遡ればLa Troienneの牝系であり、偏執じみた組み方はしていないとはいえ、途中でHoist the Flagを入れてWar Admiralを追加している。そして締めにA.P. Indy×Mr. Prospectorを持ってきているので血統的にはこちらも文句のでない組み合わせ。更に言えばこちらにはNureyevが入っているのも興味深いが、NureyevになるとSadler's Wellsとは違ってこういった面へのアプローチを持っていないとは言えるかも知れない。そんなことよりKentucky Oaks以来のレースになることと、それもあってか騎手が…って事の方が問題ではあるだろうなぁ。
この2頭セットに対抗する馬として見られているのがAcomaである。3連勝でDogwood Sを勝った勢いがあるが、実績としては既にGIを取っている2頭に劣る。祖母が2歳女王の名牝Altheaであり、半兄Arch、従姉がBalletto、叔母にYamanin Paradiseと出ている。Courtly DeeにDanzigが入ってのEmpire Makerという形では距離に関して期待を掛けるのはちょっと難しい。特にGodolphinの2頭が距離に対しては強みを見せる血統をしているということを考えると10Fのレースでは不利か。
Never RetreatはMother Goose Sの2着馬ですが、Music Noteとの力の差を感じさせられます。甥がSeaside Retreat。母系はRose Leavesに遡る。Smart Strike×Steady Growthとカナダ的な構成。
更に実績のないFlaming Slewには敷居が高すぎるかとは思います。ただ、この馬も遡ればBlack Helenですよ。そしてSlew City Slew×Marquetryという形はおおざっぱにSeattle SlewとMr. Prospectorということになるのでそう大きく外したものではないとは思える。実際Slew City Slewって結構Princequilloが入ってくるし。ただ、ちょっとした泣き所は母系の方でLa Troienneに対してWar Admiralが入る形を作れていないという辺りにあるかなと。
Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | Acoma | Empire Maker | Aurora | Danzig | Julien R. Leparoux | David M. Carroll |
2 | Little Belle | A.P. Indy | Dubai Belle | Mr. Prospector | Rajiv Maragh | Saeed bin Suroor |
3 | Never Retreat | Smart Strike | Lisieux | Steady Growth | Michael J. Luzzi | Kiaran P. McLaughlin |
4 | Flaming Slew | Slew City Slew | Flaming Faith | Marquetry | Eibar Coa | Niall M. O'Callaghan |
5 | Music Note | A.P. Indy | Note Musicale | Sadler's Wells | Javier Castellano | Saeed bin Suroor |
ということで、前走Mother Goose SでProud Spellを撃沈した良血A.P. IndyであるMusic Noteと、Kentucky Oaksで2着のこれまた良血A.P. IndyであるLittle Belleをエントリーしてきました。カップリングされたMLで1/2という断然のオッズ。
Music Noteは祖母がIt's In the Air、半姉にMusical Chimes、従兄にStorming Homeが出る良血で、A.P. Indy×Sadler's Wells×Mr. Prospector×Francis S.×Nasrullahという血統構成で、ざっと見てNasrullahとRoyal Chargerが豊富。A.P. Indy産駒で母父がSadler's Wellsというのはちょっと見ない組み合わせではあるが、その前の段階でMr. ProspectorにLa Troienneが絡む構成を作っていて、これがA.P. Indyにとっては最良の成功パターン。Sadler's Wellsが入ることがどう影響するかとなるのだろうが、Sadler's Wellsもそれらの要素に絡めるだけの素材は持っている。何より調子づいているA.P. Indyに逆らっちゃならんですよ。
一方のLittle Belleもプロフィール的にはMusic Noteに類似したものを持っている。こちらは勝ち上がりにやや手間取っているが、その後3連勝でGI Ashland Sを勝っている。その勢いで挑戦したKentucky Oaksでは2着に終わった。こちらはUp the Flagpoleに連なる牝系であり、Mineshaftらの同族。となれば遡ればLa Troienneの牝系であり、偏執じみた組み方はしていないとはいえ、途中でHoist the Flagを入れてWar Admiralを追加している。そして締めにA.P. Indy×Mr. Prospectorを持ってきているので血統的にはこちらも文句のでない組み合わせ。更に言えばこちらにはNureyevが入っているのも興味深いが、NureyevになるとSadler's Wellsとは違ってこういった面へのアプローチを持っていないとは言えるかも知れない。そんなことよりKentucky Oaks以来のレースになることと、それもあってか騎手が…って事の方が問題ではあるだろうなぁ。
この2頭セットに対抗する馬として見られているのがAcomaである。3連勝でDogwood Sを勝った勢いがあるが、実績としては既にGIを取っている2頭に劣る。祖母が2歳女王の名牝Altheaであり、半兄Arch、従姉がBalletto、叔母にYamanin Paradiseと出ている。Courtly DeeにDanzigが入ってのEmpire Makerという形では距離に関して期待を掛けるのはちょっと難しい。特にGodolphinの2頭が距離に対しては強みを見せる血統をしているということを考えると10Fのレースでは不利か。
Never RetreatはMother Goose Sの2着馬ですが、Music Noteとの力の差を感じさせられます。甥がSeaside Retreat。母系はRose Leavesに遡る。Smart Strike×Steady Growthとカナダ的な構成。
更に実績のないFlaming Slewには敷居が高すぎるかとは思います。ただ、この馬も遡ればBlack Helenですよ。そしてSlew City Slew×Marquetryという形はおおざっぱにSeattle SlewとMr. Prospectorということになるのでそう大きく外したものではないとは思える。実際Slew City Slewって結構Princequilloが入ってくるし。ただ、ちょっとした泣き所は母系の方でLa Troienneに対してWar Admiralが入る形を作れていないという辺りにあるかなと。