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December 03, 2005

12/4 阪神ジュベナイルフィリーズ GI 阪神 芝1600m

Past Performance

2歳なのでプレレートは発表されませんが、Past Performanceでも見ておく。
抽選になる1勝馬は除いて2勝以上のOP馬だけですが。
■アイスドール: キャプテンスティーヴ - ビスクドール by サンデーサイレンス
3戦2勝で東京マイルの出世レース赤松賞を勝っての参戦。本来芝向きではないと思われるCaptain Steveの産駒なのでいつまで芝で通用するかは問題ですが、前走では上がり3Fが他馬より1秒速いという段違いの末脚を見せました。その上がりはアルーリングボイスに匹敵します。マイル経験があるということでも十分有力といえる存在でしょう。阪神コースは芝1400m未勝利戦を勝っています。9-f族で近親にはトゥザヴィクトリー、サイレントディール、Clear Mandate、Dream Schemeなどなど最近はちょっと勢いが無くなってる感もあるが問題ないだろう。
■アサヒライジング: ロイヤルタッチ - アサヒマーキュリー by ミナガワマンナ
3戦2勝。東京の500万下サフラン賞勝ち。逃げて連勝してきたので、本番でも前に行こうとするでしょう。父の母系からスターロッチ、母父からはフラストレートとビューティフルドリーマーの血が入る。
■アルーリングボイス: フレンチデピュティ - アルーリングアクト by エンドスウィープ
デビュー戦こそ2着に敗れるものの小倉で勝ちあがり重賞を勝ってきて現在5戦4勝で小倉2歳とファンタジーSを勝っています。阪神コースはOPのききょうSを勝って問題なし。とにかく切れる脚を持ち前走のファンタジーSでは上がり3Fが34.1。傍流だがOne I Loveを経由してくる9-f族。ここ2年スイープトウショウ、ラインクラフトとファンタジーSを勝った馬が一番人気で勝てないのは少し気になるか。アルーリングボイスの場合はマイル経験は無いが、阪神で勝ち星があるというのがその2頭に対する強みではあるかな。
■エイシンアモーレ: エイシンワシントン - エイシンアイノウタ by サンデーサイレンス
3戦2勝。デビュー戦、フェニックス賞と連勝したが、小倉2歳Sでアルーリングボイスに敗北。それ以来のレースとなります。奇しくもDamascus系種牡馬に母父サンデーサイレンスという形はアイスドールと同じだが、こちらはDamascus3x4となる。祖母エイシンララミーでエイシンテンダーの姪。前走で減った馬体重が戻ってどれだけ上積みがあるかというところだろう。距離も少し気になる。
■クリノスペシャル: スペシャルウィーク - ペパーミントグラス by ヘクタープロテクター
5戦2勝。りんどう賞勝ち。ファンタジーSは14着と大敗。流れに付いていけないし、直線は切れないしファンタジーSのレースを見る限りでは厳しいだろう。Zaribaに遡る事のできる9-e族でアズマサンダースの近親。
■グレイスティアラ: フジキセキ - ロイヤルティアラ by ノーザンテースト
3戦2勝。エーデルワイス賞勝ち。2勝はともにダートの1200mで、新潟2歳Sでは大きく離された4着と芝ではちょっと足りないか。祖母はロイヤルコスマー。
■コイウタ: フジキセキ - ヴァイオレットラブ by ドクターデヴィアス
4戦2勝。カンナS勝ち、京王杯2歳S3着。京王杯では差の無い3着でしたが、今年の京王杯はメンバー的にいまいちでしたし、スローでレベルもどうかと。叔母にビハインドザマスク。
■コスモミール: ヘクタープロテクター - トリプルタイム by リアルシャダイ
5戦3勝。デビュー戦からマリーゴールド賞、ダリア賞と3連勝しましたが、新潟2歳Sは3着で続くファンタジーSは5着。2戦とも強い相手でしたが、それでも差をつけられたのは間違いないか。
■セントルイスガール: Silver Hawk - エイシンシンシアナ by Storm Cat
4戦1勝。フェニックス賞と小倉2歳Sで2着。ファンタジーSでは6着と敗れてアルーリングボイスに差をつけられたが、小柄な馬が多頭数の競馬で揉まれたことも原因になりそう。スムーズに前につけることが出来たら面白いかもしれない。
■テイエムプリキュア: パラダイスクリーク - フェリアード by ステートリードン
2戦2勝。かえで賞は勝ってしまったよという内容ではあったが弱いわけではない。それでもGI勝ったら祭りになるのは間違いないだろうw。直線で坂のある阪神でも粘り強さを発揮できれば良いよねという感じ。叔父にエムアイブランがいる。
■プラチナローズ: クロフネ - スギノキューティー by Majestic Light
5戦2勝。前走福島2歳Sを勝つ。と言っても福島まで行ってようやく勝ってきたという印象はある。
■ラッシュライフ: サクラバクシンオー - フレンドレイ by デインヒル
3戦1勝。函館2歳SとファンタジーSで2着。善戦屋でそれなりに走れるだろうが、距離が持つかどうかが問題だろう。クリノスペシャルと同牝系。
後は6/11で抽選となる1勝馬。てきとーに見るとゴールドディアラの娘ブラックチーターはファンタジーSがちょっと負けすぎではあるかな。ロッタレースの娘フサイチパンドラは新馬戦を快勝して出てきたら面白いのかもしれないが、レースが終わった後に所詮はロッタレースとか行ってしまいそうな予感w。ファンタジーS3着で賞金が積めなかったニシノタカラヅカはニシノフラワーの半妹で久し振りに期待の掛かる馬。勝ち上がるまでに時間がかかりましたが惜しいレースもあったので、何とか抽選を突破して欲しいところ。この馬のために賞金のあるニシノフジムスメを回避させているという話もあるくらいですし。新馬戦快勝のシークレットコードはFusaichi Pegasus産駒の持込馬。出てきて欲しいのはこのあたりか。
今年は2歳戦をそれほど追いかけているわけでもないので、いまいち分かりにくいのだが、アレだけ勝ち上がりがすごいと言われてたアグネスタキオン産駒が1頭もいない事に驚いてみたり。2勝目が遠いってのは分かってましたが、ちょっと期待ハズレというかスタートダッシュに比してこの頃よろしくないのではないかと。クロフネは1頭は確定であと1頭ほど抽選待ち。今年の新種牡馬ってことで言えば後はアイスドールがいるだけ。
ということでこれだけ書いて何が言いたいかというとアイスドールは伏兵ではないですよってところだったり。WSJSで騎手がどうなるか分かりませんが、藤岡のままでもいいとは思うよ。若手だと今一番だろうし、近いうちにトップジョッキーの仲間入りをしてくれたらいいなあと思うので、GIにもどんどん乗ればと。

Post Position

馬名母父騎手調教師
1コイウタフジキセキバイオレットラヴドクターデヴィアス横山典弘奥平雅士
2キーレターリンドシェーバーアグネスフェルティノーザンテースト太宰啓介太宰義人
3ブラックチーターサンデーサイレンスゴールドティアラSeeking the Gold安藤勝己松田国英
4エイシンアモーレエイシンワシントンエイシンアイノウタサンデーサイレンス福永祐一瀬戸口勉
5シークレットコードFusaichi PegasusマジックコードLost Code藤田伸二森秀行
6クリノスペシャルスペシャルウィークペパーミントグラスヘクタープロテクター上村洋行橋口弘次郎
7コスモミールヘクタープロテクタートリプルタイムリアルシャダイ木幡初広根本康広
8シェルズレイクロフネオイスターチケットウイニングチケット松永幹夫松田国英
9アサヒライジングロイヤルタッチアサヒマーキュリーミナガワマンナ小林淳一加藤修甫
10サチノスイーティーカリスタグローリペルファヴォーレアフリート中舘英二平井雄二
11セントルイスガールSilver HawkエイシンシンシアナStorm Cat小牧太坂口正則
12テイエムプリキュアパラダイスクリークフェアリードステートリードン熊沢重文五十嵐忠男
13グレイスティアラフジキセキロイヤルティアラノーザンテースト田中勝春手塚貴久
14アルーリングボイスフレンチデピュティアルーリングアクトEnd Sweep武豊野村彰彦
15プラチナローズクロフネスギノキューティーMajestic Light岩田康誠浅見秀一
16フサイチパンドラサンデーサイレンスロッタレースNureyev角田晃一白井寿昭
17ベストストーリーフサイチソニックベストダンシングトニービン渡辺薫彦沖芳夫
18アイスドールキャプテンスティーヴビスクドールサンデーサイレンス藤岡祐介池江泰寿
大外引きよった。まあ、外枠は不利と言われる阪神マイルですが、そんなこと言ってたらヤマニンシュクルが一気に飛んできたこともありますし、レースのやり方次第ではあろうということで気にしないことにする。というか阪神JFに関して言えば、特に外枠がこないということもなく、何故にそうまで外枠を嫌がるのかなってのはある。ちゃんとした差し脚を持っているか、器用に中団につけられれば問題ないわけで、逃げ馬が外枠から無理矢理前に行くのだけはちょっとダメってところではなかろうか。で、アイスドールは何が何でも前にという馬ではないので、大丈夫と思う事にする。泰寿センセイが何か言ってるが気にしない方向で。2年目の調教師と2年目の騎手でどちらも更なる飛躍のためにGIタイトル手に入れていらっしゃいって感じではあるかな。繁殖初年度同士の父と母でもあるし、いろいろ期待するところは大きいわけですよ。キャプテンスティーヴの日本での栄光のためには母父サンデーサイレンスの活躍馬が出るのと出ないのでは全く違った事になりそうだし、ホントに。
さて、一番人気は間違いなかろうアルーリングボイスは前も書いたように、スイープトウショウ、ラインクラフトとオーバーラップするところが多々あって悩む。マイル戦未経験ってのもありますし、エンドスウィープの血も入ることになりますし。ただ、京都コースしか経験のなかったその2頭に比べると阪神コースでもきっちり勝っているアルーリングボイスの方がやや良いかなってところではありますが、母アルーリングアクトも飛んだしなってところでどうだろ。さらに追いきりが最後1Fを流したような時計になってるのも気になるし。
フサイチパンドラが人気になるってのはまあ、新馬戦を圧勝してるからってのと人気のある血統だからってところだろうけど、アレの母はロッタレースですよ。そんなの信用していいのかと。
テイエムプリキュアは平坦コースのみでマイル経験なしなので、飛びやすいパターンではあるでしょう。2戦2勝ながら、血統や馬名で人気になりにくいわけですが、そうでなくてもちょっと厳しいか。

RESULT

真逆でした。
1.テイエムプリキュア: パラダイスクリーク - フェアリード by ステートリードン
2.シークレットコード: Fusaichi Pegasus - マジックコード by Lost Code
3.フサイチパンドラ: サンデーサイレンス - ロッタレース by Nureyev
4.エイシンアモーレ: エイシンワシントン - エイシンアイノウタ by サンデーサイレンス
5.アサヒライジング: ロイヤルタッチ - アサヒマーキュリー by ミナガワマンナ
6.コイウタ: フジキセキ - バイオレットラヴ by ドクターデヴィアス
7.アイスドール: キャプテンスティーヴ - ビスクドール by サンデーサイレンス
8.コスモミール: ヘクタープロテクター - トリプルタイム by リアルシャダイ
9.シェルズレイ: クロフネ - オイスターチケット by ウイニングチケット
10.ベストストーリー: フサイチソニック - ベストダンシング by トニービン
11.ブラックチーター: サンデーサイレンス - ゴールドティアラ by Seeking the Gold
12.クリノスペシャル: スペシャルウィーク - ペパーミントグラス by ヘクタープロテクター
13.サチノスイーティー: カリスタグローリ - ペルファヴォーレ by アフリート
14.アルーリングボイス: フレンチデピュティ - アルーリングアクト by End Sweep
15.セントルイスガール: Silver Hawk - エイシンシンシアナ by Storm Cat
16.グレイスティアラ: フジキセキ - ロイヤルティアラ by ノーザンテースト
17.プラチナローズ: クロフネ - スギノキューティー by Majestic Light
18.キーレター: リンドシェーバー - アグネスフェルティ by ノーザンテースト
ラップタイム: 12.5 - 11.2 - 11.8 - 12.6 - 12.5 - 12.0 - 11.9 - 12.8
パドックの途中から雨がきつくなり、良馬場といっても馬場には影響があったかなとは思う。
テイエムプリキュアは今回は控えて中団後方からの競馬になり、馬群を縫って上がり最速の伸びを見せて抜け出しました。時計的にはちょっと物足りないという部分もありますが、こういう馬場になったら強さを見せる事ができるという事でしょう。これまで小倉と京都で2戦2勝ということで、過去2年で一番人気で飛んだラインクラフト、スイープトウショウとほぼ同じような形でしたが、こちらの血統はパラダイスクリークにエムアイブランの半妹とパワーがあり距離も持つという点でこなしてしまったかなというところ。まあ、かえで賞のレースもかなりしぶといというところを見せていたわけで、来年以降も軸になってくれれば良いよねとは思う。
それにしても2着にFusaichi Pegasus産駒が来て、その後もサンデーヌレイエフだったり、Damascusクロスだったり、母父ミナガワマンナとかかなり力のいる馬場状態だったんではないかな。
ということで、アルーリングボイスは全くダメの14着。4コーナーを回るときにアイスドールが同じサンデーRの馬とぶつかったのが見えたんですが、あれ位置的にベストストーリーだと思ったのね。どうやらアルーリングボイスでしたか。というかなぜアルーリングボイスがあんなところにいたのかってことにはなると思うので、やはり使いすぎていたというところはあるのかな。阪神のOPとファンタジーSとどっちかにしておけばまだましだったのかもしれないですけどね。
で、アイスドール。大外枠でも来るときは来ると言ってまし、馬体重も減って無かったのですが、パドックに出てきてみるとちょっと入れ込み気味。スタート後は内に入れよういうつもりだったのか向こう正面でも少しフラフラするような競馬になって、諦めて外から行ったところでアルーリングボイスに被せる形になってしまいました。同じサンデーRの馬の邪魔になってしまったのはちょっとダメではありますが、どっちにしろアルーリングボイスが勝てるような展開でもなかったしあまり関係ないか。とにかく、最後方を進む形になってしまい、そこから大外を回して2番目に速い上がりを記録しているのですから、悪くは無いというところか。道中でもうちょっと前にいけていればというレースでしたかね。そのあたりの判断がまだ藤岡では難しいところか。ま、最後までちゃんと伸びてるし悪いレースではなかったと思いますけどね。

Posted by Marius : December 3, 2005 01:59 PM

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◎アルーリングボイス SS系以外では最先端血流であるDeputy MinisterとEnd Sweepの両方がある、素敵な血統構成。馬体も最高♪ ○コイウタ... [続きを読む]

Track Back Time: December 4, 2005 01:50 AM

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