ヤングガンガン No.24
前号までのレビューはこちら。
ヤングガンガン レビュー
バンブーブレード◆ミヤミヤ渾身の一撃を喰らってダン死亡w。それはともかく、どちらも強くなっていく過程を見せるというようなところはあって、今後の試合に向けての伏線になるのかな。そろそろミヤミヤもまともに試合で活躍させたいところかなと思われるし。そして先輩の事情が少し。あー、何かコジロー並みにダメな人になったなぁ。一方でコジローはコジローで先輩との試合に向けてちゃんと考えているというのはあるか。
すもももももも◆つか、猿の人がそう思うのも当然だろうというくらいに酷い主人公ですねと思うわけですよ。何回この展開を繰り返すつもりなんだろう。だから天下の方がはるかにマシなんだよな。何でこんな状態で見切りつけられないんだろうな。その辺で説明不足に思えるのがどうしようもないところ。
咲◆きょぬーvs.ひんぬー。和の胸は既に胸以外の何かにしか見えないんだがどうかw。透華が対局が始まっても割と表情を変えてるのに対して、和の方は無表情ですね。そのあたりは理論派ということでなっているんだろうけど不気味っちゃ不気味かな。話の進め方としてこのままリードして咲の出番ってのも盛り上がりに欠けるだろうなとかも思ったり。
ニコイチ◆んーこれは大きなターニングポイントになるのかな。
ユーベルブラット◆エルサリアの決意。まぁ、エルサリアと彼女の騎士団は自身の信念を守る事を選んだということであるんでしょうが。グレンと選帝侯の関係がどんなものかという問題に絡んでいくのではないかなと。結局のところ英雄たちの側というのはグレンとそれ以外なんだろうなという感じがしました。
探偵◆新章開始。どうやってトリックに説明をつけるかというところかなぁ。前の話があまりにもアレな結果だったので不安ですが。
WORKING!!◆ぽぷらが思い切った発言をw。かたなしの変態っぷりも久しぶりか。
フロントミッション◆今度は敗残兵の話か。USNってハフマン島をどう扱いたいのだろうなぁというのが疑問。OCUを駆逐して全島の支配権を得たいのならもうちょっとやりようがあるんじゃねぇかと。
サンレッド◆レッドは何のために出てきたんだw
ライオン丸G◆おやおや、獅子丸気づいてたのか。つかみ所の無い人だなぁ。それ以外のところは全くダメなんだけどね。
同棲レシピ◆意外な弱点だな。
はなまる幼稚園◆あぁ、草野先生に良いようにけしかけられてるなぁ。しかしフォローする柊も大変だな。しかし実に山本先生らしいオチがついたなと。
モノノ怪◆そろそろ事情が明らかにされていくという局面かな。
ビターバージン◆全部知ってるから大丈夫だと言うのは思い上がりだよなぁ。
真・おじさん天使◆まだ続くのかw
ムカンノテイオー◆織田さんのやり方。完全に外堀埋めて逃げられない状態を作ってるなぁ。でも、そういうことをしているから自分自身も更に危険な状況に置かれてきてはいるのですが。
ジャッカル◆アイザックとサリエリの過去。アイザックがサリエリに対して忠実だった事情と言ったところでしょうか。ガブリエラという組織はもう無いに等しいけれど、結局アイザックたち生き残った強者が自由に動ける状況を作り出してしまったと言うことでもあるのですよね。アイザックが復讐に動き始めるということになるのかなと。
…後半はいろいろ無理だ。また新連載がいくつも始まるようで、どの作品が終わらせられるかというのが気になるところ。小玉有起さんは、この前の増刊のミチバタメモリーズがあまり良くなかったので、新連載のオリジナル作品に期待したいところ。
ヤングガンガンのこの1年。前半はアニメ化していたとはいえ、すももももももの酷い展開を何度も見せられるという苦行。バンブーブレードのアニメ化はその二の舞になるのではないかとやや恐れていましたが、これまでのところバンブーブレードは上手くいっているという印象ではあるので一安心。
今年は小玉有起さんや高尾じんぐさんの活躍に期待していたんですが、そこまでたどり着いていないというのが正直なところなので、まずは来年から始まる小玉有起さんの新連載に期待したい。高尾じんぐさんももっと掲載されるようになっていずれは連載となったらうれしいなぁ。
一方新連載として始まった作品はあまり良くなかったと思われる。これは去年の終わりから始まった作品にも共通しているが、総じて開始してからの展開が遅く、構えすぎているとは思われた。フダンシズムはそのあたりを上手くクリアしたかなと。今年の新連載で今後残っていけるのはフダンシズムくらいではなかろうか。探偵になるための893の方法も展開そのものはそこそこ速いのだが、どうにも陳腐なのがダメだ。神の烙印は編集部の管理能力の問題ではないかな。第一話から作画が追いついてないってのはどうにもならん。
今年なって面白くなった作品は文句なしにはなまる幼稚園と言うことになりますね。これはこの作品の持つ雰囲気がはっきりさせられたということが大きいのだと思います。他に話題になった作品としてはWORKING!!や咲がそうですが、WORKING!!についてはコミックで出て、やっと注目されたかと思えるくらいに…。じわじわと展開していて、あのシーン(女装タカナシ)があったんだけど、どうにもそればっかり注目されてたのは残念。咲は実に分を弁えているよなとは思うので、正しい方向に進んでいるとは思います。
他。ユーベルブラットは盛り上がるところとそうでないところの落差が大きすぎるのが難点です。シュテムヴェレヒにしてもバレスターにしても最期はそれぞれに良いものだったんだけども、そこに到達するまでがやや冗長というのはあるし、ケインツェルの復讐に止まらない話にするのなら何を見せていくかを整理して欲しいと思う部分がかなりある。今回のエルサリアたちの話なんかはそういう方向性を持っている気はしていて、そういう方向に向かうのはむしろ歓迎なんだけど、これは必要なのかと思うところが多くて。趣向を変えて復活したフロントミッションですが、リアルを喧伝する割には甘いと思われる部分が目立ちます。後、短編をただ積み重ねるだけの話にはして欲しくない。ジャッカルなんかももうちょっと先のことを考えて展開させていてくれれば同じような話でも印象が良くなったと思うのに惜しいよなと。どうしてもとってつけたような印象が拭えないのは損でしょう。
今年は増刊が出た事もトピックとして挙げられます。下手をすれば本誌より楽しく読めてしまうくらいの内容でした。アストロベリーの復活に驚いた。
オーストレリアンサイアーリーディング
当地のレースもシーズン前半の主要なものは終わって(GIが後一つ残ってますが)やや中休み的な時期にて、何気にサイアーランキングなど見たらちと大変なことになっております。
ということで、ランキング上位5頭。
- Zabeel
- Encosta de Lago
- O'Reilly
- Pins
- Scenic
解る人には解りますよねと言って逃げたらダメかしら。
ZabeelにはEfficient@Melbourne Cというブーストが掛かっているとも言えますが、まぁ良いじゃないか。Zabeelなんだから。
さて、一つにはこの上位5頭の父がSir Tristram、Fairy King、Last Tycoon、Snippets、Sadler's WellsとDanehillがいないということですね。すぐ下にRedoute's Choiceとかいますし、今後2歳戦で稼ぐDanehill系種牡馬が順位を上げてくるということは考えられますが、ひとまずこんな状況。
もう一つにはNZ種牡馬が3頭入っているという事が挙げられ、Zabeel、O'Reilly、Pinsがそれ。Danehillの侵攻をオーストラリアほどには受けていないニュージーランドの影響がこのところオーストラリアにおいて目立つように思えましたが、サイアーランクでも示されたということになるのではないかな。特にO'Reilly、Pinsは躍進と言っても良く、年間を通してこれを維持できるかどうかが今後の課題ではありますか。Pinsなんかは2歳は全くダメで、3歳、3歳より古馬というタイプではあるんですが、どうも活躍が初年度産駒に偏っているというのは気になるところ。O'Reillyは産駒数が増えた世代になってきつつあるので、まだ伸びるとは思う。
ところで話替わって、今シーズンの当地の新種牡馬なぞちょっと調べてたら、Lonhroが。もうそんな時代になっていたのかと驚いた。早速勝ち馬出してたし、順調なスタートではあるか。それ以上にExceed and ExcelがすばらしいのはさすがDanehillといったところなんだが。
Hong Kong Sprint GI Sha-Tin HK Turf 1200m
何かやる気が出ないんですが、香港をやらないわけにもいかんよなとは思うので。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 3 | Absolute Champion | Marauding | Beauty Belle | Ideal Planet | B. Prebble | D.J. Hall |
2 | 2 | Benbaun | Stravinsky | Escape to Victory | Salse | P. Smullen | M.J. Wallace |
3 | 6 | Sacred Kingdom | Encosta de Lago | Courtroom Sweetie | Zeditave | G. Mosse | P.F. Yiu |
4 | 5 | Marchand d'Or | Marchand de Sable | Fedora | Kendor | D. Bonilla | F. Head |
5 | 7 | Scintillation | Danehill | Subterfuge | Machiavellian | E. Saint-Martin | C.S. Shum |
6 | 11 | Tiza | Gold Keeper | Mamushka | Elliodor | C. Soumillon | A. de Royar-Dupre |
7 | 9 | Desert Lord | Green Desert | Red Carnival | Mr. Prospector | N. Callan | K.A. Ryan |
8 | 13 | Why Be | Success Express | Charybdis | Royal Academy | N. Callow | L.K. Laxon |
9 | 4 | Royal Delight | Commands | Conquered | Star Watch | S. Dye | C. Fownes |
10 | 1 | Sunny Sing | Sri Pekan | Sagrada | Primo Dominie | D. Beadman | J. Moore |
11 | 10 | Sunny Power | Honour And Glory | Zebra | Palace Music | Y.T. Cheng | K.W. Lui |
12 | 8 | Green Birdie | Catbird | Mrs. Squillionaire | Last Tycoon | L. Dettori | C. Fownes |
13 | 12 | Miss Andretti | Ihtiram | Peggie's Bid | Marooned | C. Newitt | D.L. Freedman |
地元馬としてはこの路線のエースであるAbsolute Championと前走のSprint TrialでこのAbsolute Championを突き放すというやばい勝ち方をした8戦7勝の新星Sacred Kingdomの2頭ということになるでしょう。思わずしぶといなコイツくらいに思ってしまうScintillationなんかもいますけど、先の2頭には及ばないかな。オーストラリア産の4歳馬Sacred KingdomはNZに土着したファミリーの出身で、ちょっと遠くなるがArmadaなんかと同じ。Trialを見てしまうと、今後香港の短距離はこの馬くらいに思えるので、まずここでGIを取って、来年はあちこち狙いに行けば面白いのではないかなと。こういう馬が次々と出てくる(あるいは連れてこられる)というのが香港の短距離の強さなんだろうなぁ。それに対してAbsolute Championが昨年の王者としての意地を見せられるかどうかにも注目。Trialではややあっさり置いていかれてしまっただけにちょっと厳しそうにも見えるが。
オーストラリアからはグローバルスプリントチャンピオンのMiss Andrettiが参戦。本国ではシドニー地区の競馬再開を祝してTakeover TargetがDance Heroと死闘を繰り広げたとかいう話もありますがそれはともかく、現役最強スプリンターとしての力をこのステージで見せ付けるくらいのことをしてもらいたいなと。
欧州からはまず3連勝でGIまで勝ってしまったBenbaun。そのLongchamp以来というのも余力をもって臨むという点では文句無い。ただ、昨年もここを走って3着とはいえやや離された結果に終わっているあたりで、今年の伸び代がそれをカバーできるほどのものであったかどうかが問われるかなと思われ。フランスのMarchand d'Orはもちろん1200mをこなすのは問題ないんだけど、どちらかと言うと1300mほど欲しい馬ではあります。この馬まだ4歳だっけと思ってしまうくらいに欧州スプリント戦線はロートルばかりだったりもするので、来年以降の期待も込めてがんばって欲しいところ。
Hong Kong Vase GI Sha-Tin HK Turf 2400m
望外にDylan Thomasを並べられたものの…
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 7 | Dylan Thomas | Danehill | Lagrion | Diesis | J. Murtagh | A.P. O'Brien |
2 | 1 | Quijano | Acatenango | Quila | Unfuwain | A. Starke | P. Schiergen |
3 | 8 | Red Rocks | Galileo | Pharmacist | Machiavellian | L. Dettori | B.J. Meehan |
4 | 4 | Doctor Dino | Muhtathir | Logica | Priolo | O. Peslier | R. Gibson |
5 | 6 | Bussoni | Goofalik | Blumme | Jadar | C. Soumillon | H. Blume |
6 | 3 | Egerton | Groom Dancer | Enrica | Niniski | T. Mundry | P. Rau |
7 | 9 | Vital King | Almutawakel | Wauwinet | Bassenthwaite | B. Prebble | P. O'Sullivan |
8 | 10 | Arch Rebel | Arch | Sheba's Step | Alysheba | F. Berry | N. Meade |
9 | 2 | Kocab | Unfuwain | Space Quest | Rainbow Quest | S. Pasquier | A. Fabre |
10 | 13 | Viva Macau | Sendawar | Diyawara | Doyoun | D. Beadman | J. Moore |
11 | 11 | Hawkes Bay | Vettori | Nordico Princess | Nordico | G. Mosse | D.J. Hall |
12 | 5 | Ever Bright | Cape Cross | Anna's Choice | Vice Regal | O. Doleuze | P. O'Sullivan |
13 | 12 | Macleya | Winged Love | Minaccia | Platini | R. Moore | A. Fabre |
このDylan Thomasの処遇をめぐる一連のゴタゴタってのは、HKJCの商魂たくましきとか思ったりもするんだけど、日本がそれを見習うべきかというとそうは思われない。何よりDylan Thomas一頭のために特例を認めてしまってはいけないとは思うので、これを以てJRAの対応云々というのは話が違うとは思っています。
さて、そのDylan Thomasが正直どの程度の状態を維持しているのかというのが最大の問題。メンバーを見る限りまともに走ればRed Rocks以外に遅れを取るようなことはありえないだろうが、日本に来るというのも状況を鑑みると急に決まったという印象はどうしてもあって、そこから更に香港ともなれば予定外もいいところでしょう。JCに向けての調整はしていたわけで、体調は維持してるかと思われますが。
Red Rocksの今年の成績は期待外れと言われても仕方のないところではあるでしょう。それだけに最後のここで面目を保ちたいといったところか。
ドイツからQuijano、Bussoni、Egertonと3頭が出走する。今年GIを勝って、前走はカナダで3着に入って来たQuijanoに期待が集まる。トルコで賞金稼ぎをしてきたBussoniはややスタミナを問われるレースが望みだろう。相変わらず突然勝つEgertonだが、GIクラスでは頭打ちでもあるので期待をかけるのは酷かな。
地元馬は数こそあれど…。まぁ、香港ではこの距離は主流で無いだけに距離経験を問うことにどこまで意味があるかとも思うが、ともかく2400mで勝った経験があるのがEver Bright。期待できるのはこの馬だけか。土星さんが引退せずにここを走ってくれてればと思う部分もあるが、それ以上にViva PatacaもVengeance of RainもCupに行ってしまったのが痛すぎる。せっかくDylan Thomasが走るのにと。
で、Viva Macauとかはこっちを走るわけですが、母系はともかく、父Sendawarというあたりでちと距離に限界を見せるタイプではあるように見えて、MacauをCupでPatacaがVaseという形の方が距離だけ考えるなら良かったのではなかろうかとも。そうなってたらそれでCupが悲しくなるのではありますし、このあたりはやはり同時に複数のGIをやる場合の避けられないデメリットかと。
Hong Kong Mile GI Sha-Tin HK Turf 1600m
RidgeじゃなくてLodge…そういやそんな馬いたなくらいには憶えていた。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 1 | Kongo Rikishio | Stravinsky | Principium | Hansel | S. Fujita | K. Yamauchi |
2 | 13 | Spirito del Vento | Indian Lodge | Heavenly Song | Machiavellian | O. Peslier | J-M Beguigne |
3 | 3 | The Duke | Danehill | Mer du Sud | Bluebird | G. Boss | C. Fownes |
4 | 2 | Able One | Cape Cross | Gardenia | Danehill | M. Kinane | J. Moore |
5 | 10 | Al Qasi | Elnadim | Delisha | Salse | R. Moore | P. Chapple-Hyam |
6 | 11 | Floral Pegasus | Fusaichi Pegasus | Crown Crest | Mill Reef | G. Mosse | A.S. Cruz |
7 | 6 | Good Ba Ba | Lear Fan | Elle Meme | Zilzal | O. Doleuze | A.S. Cruz |
8 | 7 | Joyful Winner | El Moxie | Northern Tycoon | Last Tycoon | D. Beadman | J. Moore |
9 | 4 | Down Town | Scenic | Twain | Kenvain | D. Whyte | C.H. Yip |
10 | 5 | Excellent Art | Pivotal | Obsessive | Seeking the Gold | J. Murtagh | A.P. O'Brien |
11 | 12 | Chreachadoir | King's Best | Sadima | Sadler's Wells | L. Dettori | S. bin Suroor |
12 | 8 | Visionario | Spinning World | Visionnaire | Linamix | N. Callan | S. Woods |
13 | 9 | Darjina | Zamindar | Darinska | Zilzal | C. Soumillon | A. de Royar-Dupre |
基本的に逃げ先行有利なコースにあってKongo Rikishioが1枠を貰ったのは恵まれた枠と言って良いのだろう。地元の馬が見事なまでに後ろからのレースを得意とするタイプばかりになっているし、欧州馬も二枚看板の一角Excellent Artは後ろにつけるし、怖いDarjinaは外にいるといった様相。逃げての粘りが身上の馬だけに願っても無い状況か。ここを勝ってくれたらNureyev基地の私としてはうれしいですし、種牡馬入りして欲しいと思う馬でもあるし。
さて、大きく崩れることは無いもののどうも勝ちきれないレースを続けてしまっているExcellent ArtはBCのアレは仕方ないにしてもRamontiに続けて負けたというのが印象悪い。今回RamontiはCupを走りに行ったのできっちり勝ちきりたいところ。今年のGI6戦目となるが、そう使い詰められているとも思わないので気にしなくてよいかな。
Darjinaはどうも遠征に出ると大負けするんだが、これが単純に馬場の問題かどうかが焦点だろう。Dupre師は遠征が苦手なわけじゃないという言い方をしていましたが、さてどうですか。アジアにまで遠征というのも引いて見る原因になるかな。
他の欧州馬としては仏愛のギニーを両方2着したCreachadoirがどの程度やるかに注目しておけばよいかな。
地元馬はBullish Luckがいなくとも層の厚さを見せてくれるメンバー。Mile TrialではGood Ba BaとFloral Pegasusがやや抜けていて、このときはGood Ba Baの斤量が軽かったと言うことを考えれば、ほぼ差の無い結果にはなっているかと。そこからちょっと離されたがJoyful Winnerも外からしっかり追い込んで来ていて、前哨戦としては問題ないレース。反面The DukeやAble Oneは今シーズンになってからぱっとしないのでここは見送るという判断にせざるを得ないか。Able Oneなんかがちゃんと仕上がってきていたらもっと面白くなってと思われるだけに残念。流石にMile Trialで冷やかしに来た(違)Vengeance of Rainに負けているようでは話にならない。あとはSha-Tin Trophyを好タイムで勝っているDown Townが出てくるが軽斤量の恩恵はあったと思われ、まだまだチャレンジャーの立場だろうなと。
Hong Kong Cup GI Sha-Tin HK Turf 2000m
Vaseの方に力を入れすぎたかw>招致活動
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 4 | Ramonti | Martino Alonso | Fosca | El Gran Senor | L. Dettori | S. bin Suroor |
2 | 7 | Vengeance of Rain | Zabeel | Danelagh | Danehill | A. Delpech | D.E. Ferraris |
3 | 3 | Viva Pataca | Marju | Comic | Be My Chief | M. Kinane | J. Moore |
4 | 2 | Shadow Gate | White Muzzle | Fabulous Turn | Sunday Silence | K. Tanaka | Y. Kato |
5 | 1 | Art Trader | Arch | Math | Devil's Bag | D. Beadman | J. Moore |
6 | 6 | Royal Prince | Mark of Esteem | Pelagia | Lycius | B. Prebble | A.S. Cruz |
7 | 5 | Musical Way | Gold Away | Mulika | Procida | R. Thomas | P. van de poele |
まぁ、HKJCとしては今年のCupはVengeance of RainとViva Patacaという地元の2頭が走ってくれればというのはあったのではなかろうかと。
Viva PatacaはSha-Tin Trophyで復帰すると、Cup Trialをきっちりと勝って、準備に抜かりは無い。一方のVengeance of Rainは前走のMile Trialが復帰戦。こちらも最大の目標に向けてと言うところであり、Vengeance of Rainは短い距離で仕上げてくるタイプなので問題ないか。この2頭はVengeance of RainがDubaiに行く前はHong Kong Gold Cup何かもそうだが、Vengeance of Rain優勢で、その後香港の英雄として帰還したVengeance of Rainを待ち構えていたViva Patacaが2戦続けて破るといった関係。その2戦のVengeance of Rainに対してDubai遠征後というエクスキューズを用意するならば、このレースはVengeance of Rainにとって負けてはいけないレースではある。今回は邪魔なViva Macauもいないことだし。
その他の香港馬としてはArt Traderでどうにかなるようには思えず、温く見守る程度で良いのではないかと。
遠征馬はマイルから距離を延ばして挑戦するRamontiの取捨が問題になるのだろう。Derby Italianoでアタマ差の2着という成績を残してはいるが、その後はほぼマイル専念という戦歴だけに持つかどうか。血統だけで判断するならば、マイルが得意なのはそうだろうけど2000mへの延長は苦にしないとも思える。マイルで最後にExcellent Artともう一戦というのでも良かったが、Godolphinの判断はある程度良い方向なのかなとも。
シンガポール国際の勝ち馬として参戦するShadow Gateは国内で走るとかなり力が劣るようにも見えるだけに、馬場が合えばと言うところだろう。実際あのときのメンバーってCosmo BulkとDoctor Dino以外はねぇ…ってところだったし。