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2007/11 [2]2007/12 [2]

2007/12/1

Comic

増刊ヤングガンガン Vol.2

2冊目の増刊号。時期が時期だけにBAMBOO BLADEからではあります。
前号までのレビューはこちら。ヤングガンガン レビュー
BAMBOO BLADE特別編(土塚理弘、五十嵐あぐり)◆本編で明示的に語られたことは無かったが、ほぼそうだろうという描かれ方はされていた珠姫の母親の話。今後の本編の展開にも関係してくることは来るんだろうし、このタイミングで特別編という形ってのは丁度良かったのだろうと。珠姫にとっては剣道の原体験でもあるわけで、特に何かトピックがあるような話でもないだろうが、BAMBOO BLADEという作品にとって重要な話。
ハーメルンのバイオリン弾き 外伝それから…(渡辺道明)◆ついにハーメル復活。サブタイトルにもあるように、本編終了後のお話。作中のト書きによると10年後。ということで、ほぼ最終回のその後にオーバーラップした時期ではあるかな。あの頃のままのテンションで戻ってきました。そりゃ、やや絵は変わっているけど、そんな些細な事には拘っていられないくらいに、どうしようもないくらいにこれはハーメルだ。こういう展開はハーメルだからこそ許されていたのだと。凄く懐かしい。まぁ、あれだ…クラーリィに涙した。連載は連載で昔のままのテイストでやっていただきたい。
チョットだけ媚香料?(雪城よし)◆増刊Vol.1にも乗っていました。あのときよりは面白くなってると思うけど、特にこれといったところがないんだよなぁ。
同棲レシピ番外編(大島永遠)◆ある程度役割を弁えた内容。だから仕方ないのだろうが、どうせ番外編なら虎の話くらいして欲しいものだ。
人がGのようだ(さと)◆言及不能。
天体戦士サンレッド特別編(くぼたまこと)◆増刊だろうがいつもどおり。
セキレイ番外編(極楽院櫻子)◆袋とじなんで内容はあえて語るほどのものも無く。
まなみセンセイション(大高忍)◆てゆか、その言葉は孝士に叩きつけて来いよ。
カマレロ(衛藤ヒロユキ)◆グルグルでもいたるところで変なセンスを炸裂させていましたが、それをストレートに出してしまったらこうなるという話か。
黒神(イム・ダリョン、パク・ソンウ)◆さて、この話は本編と何か関係してくるのかな。
おじさん天使2(坂本太郎)◆…どうしたものやら。らしいといえばらしい作品なんだろうけど、ちょっと変態にしすぎ。
Cheeky!(いとだまる)◆読みきりとして読むには良い内容だったかなと。Vol.1に載った作品はちょっと独りよがりな部分も目に付いたけど、今回はそうではなかった。
アストロベリー(金田一蓮十郎)◆バニラの発言だけじゃなくて、作品そのものがフリーダム。
はなまる幼稚園番外編(勇人)◆番外編ということで真弓ちゃん再登場。番外編で出てくる人たちが違っても良い話だねぇ。
探偵たん(松浦マーヤ)◆えっと、何これ。
大日本帝国剣法(志村直熾)◆YGコロシアムのブロンズ賞とのこと。まぁそりゃ斬と言われても仕方ねーな、この世界設定では。全体的に説明不足でそれでどうなんだというところが気になる。そもそも主役級の二人の関係がまるで見えん。それと、抜いた絵としっかり描いている絵の差が大きすぎるかな。連載してるわけでもないんだから、しっかり描くべきではないのかな。少なくとも落書きレベルでコマを作ってはいけないと思う。
サーバント×サービス(高津カリノ)◆んー役所のたらい回しねぇ。仕事の内容をほぼ把握できたぐらいで次の部署に行かされるという話は聞いたりするので慣れてない人に当たるのは仕方ないのかも知れんなと思うことはあった。滅多に無いような申請持って行ったこっちもこっちだったが。
いただきッ!(高尾じんぐ)◆普通にエロマンガで読んだことのあるようなテーマ。それも何回もあるな。無論、これはエロマンガではないので、そこに到達するまでの過程が描かれるわけだし、最後はちゃんと落ちるんだが。というあたりありきたりな内容ではあったかと思われるが、それでも面白かった。このアホなノリが良い。やはりこういう雰囲気のマンガ描くと面白い作品になるよなぁと。
BLIND(わたなべともみ)◆前の読みきりの英雄よりは読みやすい話になっていたかなと。シリアスな話をしっかり描けるというのは利点かと。
破壊大帝(大野ツトム)◆これツンデレなのか?ま、どーでもいいけど。
ミチバタメモリーズ(町田一八、小玉有起)◆うーん、今回はちょっと…という内容でした。次の本誌で何らかの発表があるみたいなんだが、これは連載ということになるのかな。

2007/12/8

Comic

ヤングガンガン No.24

前号までのレビューはこちら。ヤングガンガン レビュー
バンブーブレード◆ミヤミヤ渾身の一撃を喰らってダン死亡w。それはともかく、どちらも強くなっていく過程を見せるというようなところはあって、今後の試合に向けての伏線になるのかな。そろそろミヤミヤもまともに試合で活躍させたいところかなと思われるし。そして先輩の事情が少し。あー、何かコジロー並みにダメな人になったなぁ。一方でコジローはコジローで先輩との試合に向けてちゃんと考えているというのはあるか。
すもももももも◆つか、猿の人がそう思うのも当然だろうというくらいに酷い主人公ですねと思うわけですよ。何回この展開を繰り返すつもりなんだろう。だから天下の方がはるかにマシなんだよな。何でこんな状態で見切りつけられないんだろうな。その辺で説明不足に思えるのがどうしようもないところ。
咲◆きょぬーvs.ひんぬー。和の胸は既に胸以外の何かにしか見えないんだがどうかw。透華が対局が始まっても割と表情を変えてるのに対して、和の方は無表情ですね。そのあたりは理論派ということでなっているんだろうけど不気味っちゃ不気味かな。話の進め方としてこのままリードして咲の出番ってのも盛り上がりに欠けるだろうなとかも思ったり。
ニコイチ◆んーこれは大きなターニングポイントになるのかな。
ユーベルブラット◆エルサリアの決意。まぁ、エルサリアと彼女の騎士団は自身の信念を守る事を選んだということであるんでしょうが。グレンと選帝侯の関係がどんなものかという問題に絡んでいくのではないかなと。結局のところ英雄たちの側というのはグレンとそれ以外なんだろうなという感じがしました。
探偵◆新章開始。どうやってトリックに説明をつけるかというところかなぁ。前の話があまりにもアレな結果だったので不安ですが。
WORKING!!◆ぽぷらが思い切った発言をw。かたなしの変態っぷりも久しぶりか。
フロントミッション◆今度は敗残兵の話か。USNってハフマン島をどう扱いたいのだろうなぁというのが疑問。OCUを駆逐して全島の支配権を得たいのならもうちょっとやりようがあるんじゃねぇかと。
サンレッド◆レッドは何のために出てきたんだw
ライオン丸G◆おやおや、獅子丸気づいてたのか。つかみ所の無い人だなぁ。それ以外のところは全くダメなんだけどね。
同棲レシピ◆意外な弱点だな。
はなまる幼稚園◆あぁ、草野先生に良いようにけしかけられてるなぁ。しかしフォローする柊も大変だな。しかし実に山本先生らしいオチがついたなと。
モノノ怪◆そろそろ事情が明らかにされていくという局面かな。
ビターバージン◆全部知ってるから大丈夫だと言うのは思い上がりだよなぁ。
真・おじさん天使◆まだ続くのかw
ムカンノテイオー◆織田さんのやり方。完全に外堀埋めて逃げられない状態を作ってるなぁ。でも、そういうことをしているから自分自身も更に危険な状況に置かれてきてはいるのですが。
ジャッカル◆アイザックとサリエリの過去。アイザックがサリエリに対して忠実だった事情と言ったところでしょうか。ガブリエラという組織はもう無いに等しいけれど、結局アイザックたち生き残った強者が自由に動ける状況を作り出してしまったと言うことでもあるのですよね。アイザックが復讐に動き始めるということになるのかなと。
…後半はいろいろ無理だ。また新連載がいくつも始まるようで、どの作品が終わらせられるかというのが気になるところ。小玉有起さんは、この前の増刊のミチバタメモリーズがあまり良くなかったので、新連載のオリジナル作品に期待したいところ。
ヤングガンガンのこの1年。前半はアニメ化していたとはいえ、すももももももの酷い展開を何度も見せられるという苦行。バンブーブレードのアニメ化はその二の舞になるのではないかとやや恐れていましたが、これまでのところバンブーブレードは上手くいっているという印象ではあるので一安心。
今年は小玉有起さんや高尾じんぐさんの活躍に期待していたんですが、そこまでたどり着いていないというのが正直なところなので、まずは来年から始まる小玉有起さんの新連載に期待したい。高尾じんぐさんももっと掲載されるようになっていずれは連載となったらうれしいなぁ。
一方新連載として始まった作品はあまり良くなかったと思われる。これは去年の終わりから始まった作品にも共通しているが、総じて開始してからの展開が遅く、構えすぎているとは思われた。フダンシズムはそのあたりを上手くクリアしたかなと。今年の新連載で今後残っていけるのはフダンシズムくらいではなかろうか。探偵になるための893の方法も展開そのものはそこそこ速いのだが、どうにも陳腐なのがダメだ。神の烙印は編集部の管理能力の問題ではないかな。第一話から作画が追いついてないってのはどうにもならん。
今年なって面白くなった作品は文句なしにはなまる幼稚園と言うことになりますね。これはこの作品の持つ雰囲気がはっきりさせられたということが大きいのだと思います。他に話題になった作品としてはWORKING!!や咲がそうですが、WORKING!!についてはコミックで出て、やっと注目されたかと思えるくらいに…。じわじわと展開していて、あのシーン(女装タカナシ)があったんだけど、どうにもそればっかり注目されてたのは残念。咲は実に分を弁えているよなとは思うので、正しい方向に進んでいるとは思います。
他。ユーベルブラットは盛り上がるところとそうでないところの落差が大きすぎるのが難点です。シュテムヴェレヒにしてもバレスターにしても最期はそれぞれに良いものだったんだけども、そこに到達するまでがやや冗長というのはあるし、ケインツェルの復讐に止まらない話にするのなら何を見せていくかを整理して欲しいと思う部分がかなりある。今回のエルサリアたちの話なんかはそういう方向性を持っている気はしていて、そういう方向に向かうのはむしろ歓迎なんだけど、これは必要なのかと思うところが多くて。趣向を変えて復活したフロントミッションですが、リアルを喧伝する割には甘いと思われる部分が目立ちます。後、短編をただ積み重ねるだけの話にはして欲しくない。ジャッカルなんかももうちょっと先のことを考えて展開させていてくれれば同じような話でも印象が良くなったと思うのに惜しいよなと。どうしてもとってつけたような印象が拭えないのは損でしょう。
今年は増刊が出た事もトピックとして挙げられます。下手をすれば本誌より楽しく読めてしまうくらいの内容でした。アストロベリーの復活に驚いた。

Horse Racing

オーストレリアンサイアーリーディング

当地のレースもシーズン前半の主要なものは終わって(GIが後一つ残ってますが)やや中休み的な時期にて、何気にサイアーランキングなど見たらちと大変なことになっております。
ということで、ランキング上位5頭。
  1. Zabeel
  2. Encosta de Lago
  3. O'Reilly
  4. Pins
  5. Scenic
解る人には解りますよねと言って逃げたらダメかしら。
ZabeelにはEfficient@Melbourne Cというブーストが掛かっているとも言えますが、まぁ良いじゃないか。Zabeelなんだから。
さて、一つにはこの上位5頭の父がSir Tristram、Fairy King、Last Tycoon、Snippets、Sadler's WellsとDanehillがいないということですね。すぐ下にRedoute's Choiceとかいますし、今後2歳戦で稼ぐDanehill系種牡馬が順位を上げてくるということは考えられますが、ひとまずこんな状況。
もう一つにはNZ種牡馬が3頭入っているという事が挙げられ、Zabeel、O'Reilly、Pinsがそれ。Danehillの侵攻をオーストラリアほどには受けていないニュージーランドの影響がこのところオーストラリアにおいて目立つように思えましたが、サイアーランクでも示されたということになるのではないかな。特にO'Reilly、Pinsは躍進と言っても良く、年間を通してこれを維持できるかどうかが今後の課題ではありますか。Pinsなんかは2歳は全くダメで、3歳、3歳より古馬というタイプではあるんですが、どうも活躍が初年度産駒に偏っているというのは気になるところ。O'Reillyは産駒数が増えた世代になってきつつあるので、まだ伸びるとは思う。
ところで話替わって、今シーズンの当地の新種牡馬なぞちょっと調べてたら、Lonhroが。もうそんな時代になっていたのかと驚いた。早速勝ち馬出してたし、順調なスタートではあるか。それ以上にExceed and ExcelがすばらしいのはさすがDanehillといったところなんだが。

Hong Kong Sprint GI Sha-Tin HK Turf 1200m

何かやる気が出ないんですが、香港をやらないわけにもいかんよなとは思うので。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13Absolute ChampionMaraudingBeauty BelleIdeal PlanetB. PrebbleD.J. Hall
22BenbaunStravinskyEscape to VictorySalseP. SmullenM.J. Wallace
36Sacred KingdomEncosta de LagoCourtroom SweetieZeditaveG. MosseP.F. Yiu
45Marchand d'OrMarchand de SableFedoraKendorD. BonillaF. Head
57ScintillationDanehillSubterfugeMachiavellianE. Saint-MartinC.S. Shum
611TizaGold KeeperMamushkaElliodorC. SoumillonA. de Royar-Dupre
79Desert LordGreen DesertRed CarnivalMr. ProspectorN. CallanK.A. Ryan
813Why BeSuccess ExpressCharybdisRoyal AcademyN. CallowL.K. Laxon
94Royal DelightCommandsConqueredStar WatchS. DyeC. Fownes
101Sunny SingSri PekanSagradaPrimo DominieD. BeadmanJ. Moore
1110Sunny PowerHonour And GloryZebraPalace MusicY.T. ChengK.W. Lui
128Green BirdieCatbirdMrs. SquillionaireLast TycoonL. DettoriC. Fownes
1312Miss AndrettiIhtiramPeggie's BidMaroonedC. NewittD.L. Freedman
地元馬としてはこの路線のエースであるAbsolute Championと前走のSprint TrialでこのAbsolute Championを突き放すというやばい勝ち方をした8戦7勝の新星Sacred Kingdomの2頭ということになるでしょう。思わずしぶといなコイツくらいに思ってしまうScintillationなんかもいますけど、先の2頭には及ばないかな。オーストラリア産の4歳馬Sacred KingdomはNZに土着したファミリーの出身で、ちょっと遠くなるがArmadaなんかと同じ。Trialを見てしまうと、今後香港の短距離はこの馬くらいに思えるので、まずここでGIを取って、来年はあちこち狙いに行けば面白いのではないかなと。こういう馬が次々と出てくる(あるいは連れてこられる)というのが香港の短距離の強さなんだろうなぁ。それに対してAbsolute Championが昨年の王者としての意地を見せられるかどうかにも注目。Trialではややあっさり置いていかれてしまっただけにちょっと厳しそうにも見えるが。
オーストラリアからはグローバルスプリントチャンピオンのMiss Andrettiが参戦。本国ではシドニー地区の競馬再開を祝してTakeover TargetがDance Heroと死闘を繰り広げたとかいう話もありますがそれはともかく、現役最強スプリンターとしての力をこのステージで見せ付けるくらいのことをしてもらいたいなと。
欧州からはまず3連勝でGIまで勝ってしまったBenbaun。そのLongchamp以来というのも余力をもって臨むという点では文句無い。ただ、昨年もここを走って3着とはいえやや離された結果に終わっているあたりで、今年の伸び代がそれをカバーできるほどのものであったかどうかが問われるかなと思われ。フランスのMarchand d'Orはもちろん1200mをこなすのは問題ないんだけど、どちらかと言うと1300mほど欲しい馬ではあります。この馬まだ4歳だっけと思ってしまうくらいに欧州スプリント戦線はロートルばかりだったりもするので、来年以降の期待も込めてがんばって欲しいところ。

Hong Kong Vase GI Sha-Tin HK Turf 2400m

望外にDylan Thomasを並べられたものの…
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
17Dylan ThomasDanehillLagrionDiesisJ. MurtaghA.P. O'Brien
21QuijanoAcatenangoQuilaUnfuwainA. StarkeP. Schiergen
38Red RocksGalileoPharmacistMachiavellianL. DettoriB.J. Meehan
44Doctor DinoMuhtathirLogicaPrioloO. PeslierR. Gibson
56BussoniGoofalikBlummeJadarC. SoumillonH. Blume
63EgertonGroom DancerEnricaNiniskiT. MundryP. Rau
79Vital KingAlmutawakelWauwinetBassenthwaiteB. PrebbleP. O'Sullivan
810Arch RebelArchSheba's StepAlyshebaF. BerryN. Meade
92KocabUnfuwainSpace QuestRainbow QuestS. PasquierA. Fabre
1013Viva MacauSendawarDiyawaraDoyounD. BeadmanJ. Moore
1111Hawkes BayVettoriNordico PrincessNordicoG. MosseD.J. Hall
125Ever BrightCape CrossAnna's ChoiceVice RegalO. DoleuzeP. O'Sullivan
1312MacleyaWinged LoveMinacciaPlatiniR. MooreA. Fabre
このDylan Thomasの処遇をめぐる一連のゴタゴタってのは、HKJCの商魂たくましきとか思ったりもするんだけど、日本がそれを見習うべきかというとそうは思われない。何よりDylan Thomas一頭のために特例を認めてしまってはいけないとは思うので、これを以てJRAの対応云々というのは話が違うとは思っています。
さて、そのDylan Thomasが正直どの程度の状態を維持しているのかというのが最大の問題。メンバーを見る限りまともに走ればRed Rocks以外に遅れを取るようなことはありえないだろうが、日本に来るというのも状況を鑑みると急に決まったという印象はどうしてもあって、そこから更に香港ともなれば予定外もいいところでしょう。JCに向けての調整はしていたわけで、体調は維持してるかと思われますが。
Red Rocksの今年の成績は期待外れと言われても仕方のないところではあるでしょう。それだけに最後のここで面目を保ちたいといったところか。
ドイツからQuijano、Bussoni、Egertonと3頭が出走する。今年GIを勝って、前走はカナダで3着に入って来たQuijanoに期待が集まる。トルコで賞金稼ぎをしてきたBussoniはややスタミナを問われるレースが望みだろう。相変わらず突然勝つEgertonだが、GIクラスでは頭打ちでもあるので期待をかけるのは酷かな。
地元馬は数こそあれど…。まぁ、香港ではこの距離は主流で無いだけに距離経験を問うことにどこまで意味があるかとも思うが、ともかく2400mで勝った経験があるのがEver Bright。期待できるのはこの馬だけか。土星さんが引退せずにここを走ってくれてればと思う部分もあるが、それ以上にViva PatacaもVengeance of RainもCupに行ってしまったのが痛すぎる。せっかくDylan Thomasが走るのにと。
で、Viva Macauとかはこっちを走るわけですが、母系はともかく、父Sendawarというあたりでちと距離に限界を見せるタイプではあるように見えて、MacauをCupでPatacaがVaseという形の方が距離だけ考えるなら良かったのではなかろうかとも。そうなってたらそれでCupが悲しくなるのではありますし、このあたりはやはり同時に複数のGIをやる場合の避けられないデメリットかと。

Hong Kong Mile GI Sha-Tin HK Turf 1600m

RidgeじゃなくてLodge…そういやそんな馬いたなくらいには憶えていた。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11Kongo RikishioStravinskyPrincipiumHanselS. FujitaK. Yamauchi
213Spirito del VentoIndian LodgeHeavenly SongMachiavellianO. PeslierJ-M Beguigne
33The DukeDanehillMer du SudBluebirdG. BossC. Fownes
42Able OneCape CrossGardeniaDanehillM. KinaneJ. Moore
510Al QasiElnadimDelishaSalseR. MooreP. Chapple-Hyam
611Floral PegasusFusaichi PegasusCrown CrestMill ReefG. MosseA.S. Cruz
76Good Ba BaLear FanElle MemeZilzalO. DoleuzeA.S. Cruz
87Joyful WinnerEl MoxieNorthern TycoonLast TycoonD. BeadmanJ. Moore
94Down TownScenicTwainKenvainD. WhyteC.H. Yip
105Excellent ArtPivotalObsessiveSeeking the GoldJ. MurtaghA.P. O'Brien
1112ChreachadoirKing's BestSadimaSadler's WellsL. DettoriS. bin Suroor
128VisionarioSpinning WorldVisionnaireLinamixN. CallanS. Woods
139DarjinaZamindarDarinskaZilzalC. SoumillonA. de Royar-Dupre
基本的に逃げ先行有利なコースにあってKongo Rikishioが1枠を貰ったのは恵まれた枠と言って良いのだろう。地元の馬が見事なまでに後ろからのレースを得意とするタイプばかりになっているし、欧州馬も二枚看板の一角Excellent Artは後ろにつけるし、怖いDarjinaは外にいるといった様相。逃げての粘りが身上の馬だけに願っても無い状況か。ここを勝ってくれたらNureyev基地の私としてはうれしいですし、種牡馬入りして欲しいと思う馬でもあるし。
さて、大きく崩れることは無いもののどうも勝ちきれないレースを続けてしまっているExcellent ArtはBCのアレは仕方ないにしてもRamontiに続けて負けたというのが印象悪い。今回RamontiはCupを走りに行ったのできっちり勝ちきりたいところ。今年のGI6戦目となるが、そう使い詰められているとも思わないので気にしなくてよいかな。
Darjinaはどうも遠征に出ると大負けするんだが、これが単純に馬場の問題かどうかが焦点だろう。Dupre師は遠征が苦手なわけじゃないという言い方をしていましたが、さてどうですか。アジアにまで遠征というのも引いて見る原因になるかな。
他の欧州馬としては仏愛のギニーを両方2着したCreachadoirがどの程度やるかに注目しておけばよいかな。
地元馬はBullish Luckがいなくとも層の厚さを見せてくれるメンバー。Mile TrialではGood Ba BaとFloral Pegasusがやや抜けていて、このときはGood Ba Baの斤量が軽かったと言うことを考えれば、ほぼ差の無い結果にはなっているかと。そこからちょっと離されたがJoyful Winnerも外からしっかり追い込んで来ていて、前哨戦としては問題ないレース。反面The DukeやAble Oneは今シーズンになってからぱっとしないのでここは見送るという判断にせざるを得ないか。Able Oneなんかがちゃんと仕上がってきていたらもっと面白くなってと思われるだけに残念。流石にMile Trialで冷やかしに来た(違)Vengeance of Rainに負けているようでは話にならない。あとはSha-Tin Trophyを好タイムで勝っているDown Townが出てくるが軽斤量の恩恵はあったと思われ、まだまだチャレンジャーの立場だろうなと。

Hong Kong Cup GI Sha-Tin HK Turf 2000m

Vaseの方に力を入れすぎたかw>招致活動
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
14RamontiMartino AlonsoFoscaEl Gran SenorL. DettoriS. bin Suroor
27Vengeance of RainZabeelDanelaghDanehillA. DelpechD.E. Ferraris
33Viva PatacaMarjuComicBe My ChiefM. KinaneJ. Moore
42Shadow GateWhite MuzzleFabulous TurnSunday SilenceK. TanakaY. Kato
51Art TraderArchMathDevil's BagD. BeadmanJ. Moore
66Royal PrinceMark of EsteemPelagiaLyciusB. PrebbleA.S. Cruz
75Musical WayGold AwayMulikaProcidaR. ThomasP. van de poele
まぁ、HKJCとしては今年のCupはVengeance of RainとViva Patacaという地元の2頭が走ってくれればというのはあったのではなかろうかと。
Viva PatacaはSha-Tin Trophyで復帰すると、Cup Trialをきっちりと勝って、準備に抜かりは無い。一方のVengeance of Rainは前走のMile Trialが復帰戦。こちらも最大の目標に向けてと言うところであり、Vengeance of Rainは短い距離で仕上げてくるタイプなので問題ないか。この2頭はVengeance of RainがDubaiに行く前はHong Kong Gold Cup何かもそうだが、Vengeance of Rain優勢で、その後香港の英雄として帰還したVengeance of Rainを待ち構えていたViva Patacaが2戦続けて破るといった関係。その2戦のVengeance of Rainに対してDubai遠征後というエクスキューズを用意するならば、このレースはVengeance of Rainにとって負けてはいけないレースではある。今回は邪魔なViva Macauもいないことだし。
その他の香港馬としてはArt Traderでどうにかなるようには思えず、温く見守る程度で良いのではないかと。
遠征馬はマイルから距離を延ばして挑戦するRamontiの取捨が問題になるのだろう。Derby Italianoでアタマ差の2着という成績を残してはいるが、その後はほぼマイル専念という戦歴だけに持つかどうか。血統だけで判断するならば、マイルが得意なのはそうだろうけど2000mへの延長は苦にしないとも思える。マイルで最後にExcellent Artともう一戦というのでも良かったが、Godolphinの判断はある程度良い方向なのかなとも。
シンガポール国際の勝ち馬として参戦するShadow Gateは国内で走るとかなり力が劣るようにも見えるだけに、馬場が合えばと言うところだろう。実際あのときのメンバーってCosmo BulkとDoctor Dino以外はねぇ…ってところだったし。

2007/12/11

Horse Racing

出馬表を作ったときのデータを紛失(単に保存せずにEXCEL落としてしまっただけですが)したので、結果は簡単に。

Sprint

崇貴なる祝福を受け、完全無欠の王者を従えて、神の王国は降りてくる。
1. Sacred Kingdom: Encosta de Lago - Courtoroom Sweetie by Zeditave
2. Absolute Champion: Marauding - Beauty Belle by Ideal Planet
3. Royal Delight: Commands - Conquered by Star Watch
4. Scintillation
5. Sunny Power
6. Marchand d'Or
7. Green Birdie
8. Tiza
9. Desert Lord
10. Miss Andretti
11. Why Be
12. Sunny Sing
13. Benbaun
これは強いといったレースでした。トライアルとほとんど変わらないレースを本番でもみせてくれるとは思いませんでしたが、あの直線でAbsolute Championをすっと離してしまうSacred Kingdomの強さが際だちました。しばらくはSacred Kingdomの時代になるのではないかな。
Miss Andrettiは外枠スタートの時点から何から何まで上手く行かなかったかなと思える。レースに参加することすら出来ていない状況。どうにも、右回りで馬が戸惑ったという話も出ているし、馬場も合わなかったとのこと。

Vase

1. Doctor Dino: Muhtathir - Logica by Priolo
2. Quijano: Acatenango - Quila by Unfuwain
3. Bussoni: Goofalik - Blumme by Jadar
4. Arch Rebel
5. Kocab
6. Egerton
7. Dylan Thomas
8. Ever Bright
9. Red Rocks
10. Hawkes Bay
11. Macleya
12. Viva Macau
13. Vital King
上位は遠征実績があるDoctor DinoとQuijanoならばそんなものかとは思います。Dylan Thomasはレース前の状況を考えればこの結果も仕方ないとは言えるだろう。無論、そうならないように陣営が努力したとは思うが、事前に負ったハンデが大きすぎたのだろう。
Dylan Thomasの参戦というトピックはあったにせよ、何から何までこのレースの価値とか意義をそのまま体現しているような結果でもあるわけで、このレースを見て、海外馬多くて香港がうらやましいなんて微塵も思わん。

Mile

Rough Shodパラダイス!…もともとその血を持った馬が多く出走していたという話は無視する。
1. Good Ba Ba: Lear Fan - Elle Meme by Zilzal
2. Creachadoir: King's Best - Sadima by Sadler's Wells
3. Darjina: Zamindar - Darinska by Zilzal
4. Floral Pegasus: Fusaichi Pegasus - Crown Crest by Mill Reef
5. Joyful Winner: El Moxie - Northern Tycoon by Last Tycoon
6. Spirito del Vento
7. The Duke
8. Excellent Art
9. Kongo Rikishio
10. Able One
11. Visionario
12. Al Qasi
13. Down Town
Excellent ArtとかKongo RikishioとかVisionarioとかAl QasiとかDown Townな
Kongo Rikishioが注文通りに引っ張るレースになったものの、直線残り200mあたりで力尽きて、呑み込まれてしまった。
で、Good Ba Baが勝ったというのは香港的には良かったのではないかなと。マイルも役者が替わる時期だなといった印象。Darjinaもイギリス遠征ほど酷い結果にはなっていないわけで、まずまずと言ったところ。Creachadoirは良くやったと言ってやってよいかな。
Nureyevという種牡馬は洒落にならないレベルのマイラーを量産した種牡馬ですが、MiesqueやSoviet Starの後を受けて現れたモンスターがこのZilzalです。遅いデビューでギニーなどには間に合いませんでしたが、デビューから圧勝続きで、古馬相手のSussex Sを初GIをものともせずに圧勝すると、更にQueen Elizabeth II Sでは同じく遅咲きでフランスを征してきたPolish Precedentを軽くあしらってしまいます。5戦5勝として、BC Mileに臨みましたが、最初で最後の手痛い敗北を喫して引退しました。種牡馬としてはこれといった産駒を出せないままです。Soviet Starなんかもそうですが、このあたりの種牡馬がいまいち成功していないことが、父系としてのNureyevがDanzigに発展性で劣っている原因になっているのかなと。ちなみにZilzalの同期にはPolish Precedentの他にDanehillがいます。

Cup

Godolphinのオペレーションが大当たり。
1. Ramonti: Martino Alonso - Fosca by El Gran Senor
2. Viva Pataca: Marju - Comic by Be My Chief
3. Musical Way: Gold Away - Mulika by Procida
4. Art Trader
5. Shadow Gate
6. Vengeance of Rain
7. Royal Prince
マイルをCreachadoirに任せてメインイベントを取りに来たRamontiが仕事を果たして、HKJC涙目的な結果に。
ずっとマイル戦を舞台にしていたとはいえ、さすがにDerby Italianoで2着しているRamontiにとっては2000mを走るのは問題ないよといった辺り。スタートから最初の200mが27.3という謎ラップで、Shadow Gateが行きそうにも見えたんだが、というかこのラップならいっとけよという気もするが、外から来たRoyal Princeと牽制しあうようなところもあって、前にRoyal Prince、その後ろShadow Gateとなって、更に3番手がRamontiでレースが進む。3コーナーから早めにShadow Gateが仕掛けますが、続いて動いてきたRamontiが直線に向いて抜け出すと、追い込んでくるViva Patacaも届かずに2着まで。Vengeance of Rainは勝負に絡めず。
Godolphinしてやったりの一日にはなったかと。
2007/11 [2]2007/12 [2]

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