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7/17 Irish Oaks GI Curragh IRE Turf 12F

英Oaksの1、2着馬不在でやや薄いメンバー。ここはEswarahへの挑戦権を手に入れるのはどの馬かというところか。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13AllexinaBaratheaGrecian BrideGroom DancerF.M. BerryJohn M. Oxx
28Chelsea RoseDesert KingCinnamon RoseTrempolinoP. ShanahanC. Collins
36Dash to the TopMontjeuMillennium DashNashwanJ.P. MurtaghL.M. Cumani
42HazariyaXaarHazaradjatDarshaanM.J. KinaneJohn M. Oxx
55In the RibbonsIn the WingsMy MariamSalseD.M. GrantJohn Joseph Murphy
61Lazy MarieSingspielLast SpinUnfuwainT.P. O'SheaD.K. Weld
79Mona LisaGiant's CausewayColorsnapShirley HeightsK. FallonA.P. O'Brien
84PictaviaSinndarInsijaamSecretariatK.J. ManningJ.S. Bolger
913Playful ActSadler's WellsMagnificient StyleSilver HawkJ. FortuneJ.H.M. Gosden
1011Right KeyKey of LuckSarifaKahyasiD.P. McDonoghKevin Prendergast
1110SaoirePivotalPolish DescentDanehillP.J. SmullenMs. F.M. Crowley
127ShawandaSinndarShamawnaDarshaanC. SoumillonA. de Royar-Dupre
1312ThakafaatUnfuwainFrappeInchinorR. HillsJ.L. Dunlop
Eswarahは出てこないので確たる軸はなく混戦模様。そんな中Dash to the Topに注目が集まっているようですが、これはどうもMontjeu産駒という事情によるところが大であると思わざるを得ず、まだまだそこまでの馬ではなかろうとは思う。Fillies Mileの3着馬で今年の復帰戦を快勝したものの、まだまだかと。祖母はMiesqueと競った名牝Milligram。Miesqueとは対照的に仔の成績はさっぱりですが、代を経てようやく活躍馬が出てくるようになったかなというところはある。基本的にマイルあたりで早熟なところのある牝系で12Fもやや疑問。
AllexinaはGumatらの近親でGolanなんかも出ているファミリー、要は遡ればRough Shodを出したSimon Shoesの5-h族。ややスタミナ色の濃い牝系ではあるのですが、Baratheaに12FのGIを勝たせるだけの地力があるかというと足らんかなと思う。
Chelsea Roseは如何に古馬相手とはいえ、前走のPretty Pollyでの負け方がひどすぎます。距離が延びれば一変してもおかしくない血統ではありますが、あまりそんなイメージには無い。
同父のGI馬が壊滅状態なのを尻目に使われまくるMona Lisaは古馬相手に軽くひねられたとはいえPretty Polly Sで3歳馬最先着。しかしOaks大敗もあって12F戦は疑問です。安定感が無いのでどの距離がというのはわかりにくいものの8F-10Fあたりではないのかなと思うところもあるし。
英Oaks出走組からは3着のPictaviaが最上位。種牡馬同期が派手に活躍馬を送り出していていまいち目立たない存在となったSinndar産駒。このあたりの距離が向いてるのかねえ。
Playful Actは全兄Percussionist、半姉Echoes in Eternityという確度の高い母の娘。今季初戦となった前走Lancashire Oaksは際どい勝利だったが、一叩きされて状態が上向いていれば、安定感もあるので有力な存在だろう。
ギニー馬Saoireも参戦してくるが、さすがにPivotalで12Fは厳しいというほかなく、母父Danehillということもあるし、あまり距離が持つようには思えない。
Ribblesdale Sの勝ち馬Thakafaatは牝馬に良駒が多いUnfuwain産駒。今年になって10Fで勝って、12FのGIIを勝ったわけで悪くない。
あのきょうだいはどこか甘いところもあるが、Playful Actに期待してみようかなと。

RESULT

Sadler's Wells王朝の終焉の刻は来たれり。
1.Shawanda: Sinndar - Shamawna by Darshaan
2.Playful Act: Sadler's Wells - Magnificient Style by Silver Hawk
3.Mona Lisa: Giant's Causeway - Colorsnap by Shirley Heights
4.Right Key: Key of Luck - Sarifa by Kahyasi
5.Dash to the Top: Montjeu - Millennium Dash by Nashwan
6.Saoire: Pivotal - Polish Descent by Danehill
7.Thakafaat: Unfuwain - Frappe by Inchinor
8.Allexina: Barathea - Grecian Bride by Groom Dancer
9.Chelsea Rose: Desert King - Cinnamon Rose by Trempolino
10.Pictavia: Sinndar - Insijaam by Secretariat
11.In the Ribbons: In the Wings - My Mariam by Salse
12.Lazy Marie: Singspiel - Last Spin by Unfuwain
Hazariyaは競争中止。
Aga Khan殿下のホームブレッドとなるShawandaが父SinndarにGIタイトルをもたらした。
Thakafaatが平均ペースで引っ張る展開の中、残り2Fから鞍上Soumillonが仕掛けて、最後の1Fで開けた内にいたShawandaは一気に加速して、ほぼ同じような位置から追い出しにかかった2着Playful Actに5馬身差をつける圧勝劇。更に2馬身半遅れた3着にはMona Lisaが入った。
Shawandaは4連勝となるがトップクラスと当たるのはこのレースが初めてであり、そこでこれだけのレースができるならば、相当の器という事になるか。今後はYorkshire OaksなりPrix Vermeilleなりを使い、最大目標をPrix de l'Arc de Troimpheに置くとのこと。キングジョージ出走予定の英オークス馬Eswarahとの対決も期待されるところではある。
Playful Actはやはり甘いのか、順調に行かなかったぶんの影響なのか分かりませんが、5馬身差をつけられたのは決定的でMagnificient Styleの仔はこういうところの底力が足りません。Mona LisaはPretty Polly Sでは3歳馬最先着であり、未だに未勝利馬の身の上とは言え、能力としては高いのだろう。伯父にOpera House、Kayf Taraと出ている一家でスタミナが全く無いわけではなく、Giant's Causeway産駒といってもそこそこにこなしてくるということか。Pictaviaが今回は沈んでいる事も考えるとEpsomとCurraghでは道中の消耗度がかなり違うのだろうなという結果ではある。
Giant's Causeway、Montjeuに続き(もちろん亡くなったDubai Milleniumもいるが)、Sinndarもこの世代が初年度産駒という事になり、欧州における種牡馬の世代交代を象徴するクラシックと言えよう。その中でふんばったのがDivine ProportionsとVirginia Watersを出しているKingmamboで、本来12Fのダービー・オークスで暴れてくるSadler's Wellsはここでも彼らの後塵を拝する結果となり、今年は古馬にも確たる馬を持たないSadler's Wellsとしては英リーディングが危うくなるのではなかろうか。
ところで出馬表を作ってるときには不覚にも気が付かなかったのだが、何?このNorthern Dancer祭り…。結果的にXaar産駒のHazariyaが競争中止になってしまったので、全部Northern Dancerになってしまたというところだったり。
NORTHERN DANCER 1960
|DANZIG 1977
||CHIEF'S CROWN 1982
|||GRAND LODGE 1991
||||Sinndar 1997
|||Key of Luck 1991
||DANEHILL 1986
|||Desert King 1994
|Sadler's Wells 1981
||Montjeu 1996
||Barathea 1990
||In the Wings 1986
|||Singspiel 1992
|STORM BIRD 1978
||STORM CAT 1983
|||Giant's Causeway 1997
|NUREYEV 1977
||POLAR FALCON 1987
|||Pivotal 1993
|Unfuwain 1985
もう無茶苦茶です。Chief's Crownの父系っていつの間にここまでのものになったものやらとかは思うが、Key of LuckだってAlamsharだしてるからなあ…。いつまでもDanzig嫌いとか言ってる場合ではなさそうかw。数としてみると結局Sadler's Wells父系のところが最も多いわけではありますが、In the Wings、Singspielの親仔揃って下位に沈んでいるようでは…。
さて、それを支える母父のほうを見るとNasrullahが多めに見えつつ、こっちもかなりNorthern Dancerありますね。
NASURULLAH 1940
|NEVER BEND 1960
||MILL REEF 1968
|||Shirley Heights 1975
||||Darshaan 1981
|RED GOD 1954
||BLUSHING GROOM 1974
|||Nashwan 1986
|||Groom Dancer 1984
|BOLD RULER 1954
||SECRETARIAT 1970

NORTHERN DANCER 1960
|NIJINSKY 1967
||ILE DE BOURBON 1975
|||Kahyasi 1985
|DANZIG 1977
||Danehill 1986
|TOPSIDER 1974
||Salse 1985
|Unfuwain 1985

ROYAL CHARGER 1942→TURN-TO 1951→HAIL TO REASON 1958→ROBERTO 1969→Silver Hawk 1979

KLAIRON 1952→LORENZACCIO 1965→AHONOORA 1975→Inchinor 1990

NATIVE DANCER 1950→ATAN 1961→SHARPEN UP 1969→Trempolino 1984
うーむ、すごいことになってるなという印象ではあったり。まあ、欧州のこの辺は前からそういうNorthern Dancerばっかりというところもありましたが、今回はめちゃくちゃ極端にそれが出たというところ。種牡馬の世代交代を完全に象徴するところでこうなったってのはちょっと記憶に留めておいてもよいのかもしれませんねえ。

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Comment (2)

面倒くさくて出走表あげて無いんだけど、意外と面白いメンバーかなという気はしますね。Thakafaat は母父 Inchinor の底力の無さをどの程度他の部分の分厚さでカバーできてるかとか面白そうですし、Playful Act は臨戦過程が微妙にアレなのは気になるけど、ここ勝てばホンモノっぽい感じになるかも。個人的にはアガ・カーン殿下ホームブレッドの Shawanda が好配合と見え、期待したいところです。

Marl / Marius:

前走で12Fとか使って勝ってる馬が結構いますからね。Thakafaatは叔父にFootstepsinthesandがいるとは言え、Inchinorの前がRainbow Quest、Green Dancerなら12Fでも悪くないだろうなと思ってみてます。Shawandaは父Sinndarが12Fで鬼のような強さを見せていたし、あの累代ならこの馬も12Fホースかなと思うところはあります。尤も私はDanzig全般をあまり信頼できないところがあったりするのですけども…。
Playful Actはここを勝てたらEswarahにだって引けを取らないかなと。

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メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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July 16, 2005 1:51 AMに投稿されたエントリのページです。

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