Revery_L_Elektra
memo
|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMO|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK|MEMO>AnotherSide

« 7/9 Hollywood Gold Cup GI Hollywood CA Dirt 10F | Imaginations from the Other Side | 7/14 Grand Prix de Paris GI Longchamp FR Turf 2400m »

振り返れ、上半期 (3歳馬編)

トラセンさまの企画に乗ってみる。すでにろぜさま@うまさいとが同趣旨のことをやっておられますが気にしない。各国の3歳GI馬でも見ておこうかなと。

神より与えられし馬体

■Divine Proportions FNo.1-l: Kingmambo - Myth to Reality by Sadler's Wells
Poule d'Essai des Pouliches: Longchamp 1600m
Prix Diane Hermes: Chantilly 2100m
Miesqueの再来とも称されるモンスター。祖母MilliemeがShirley Heightsの全妹というボトムラインにKingmambo X Sadler's Wellsというニッキングパターンを踏襲。
全血の兄WhipperはPrix Morny、Prix Jacques le MaroisとGI2勝。父がMiesque's SonからKingmamboに変わって更に破壊力の増した妹は2歳戦を無傷の5連勝で駆け抜けて女王の座に着いた。今年は早くからイギリスへの遠征も取りざたされたがそこはNiarchos Family。 Diane Hermes以上の選択はなかった。
英1000 Guineasへの参戦も噂されたが、今年の欧州の天候不良による調整の遅れなども考慮されPoulichesへと向かうため今季初戦をPrix de la Grotteとし、これを快勝。続くPoulichesも勝って当然のレース。フランスのこの路線に太刀打ちできる馬はいなかった。その後マイル路線としてCoronation Sへの遠征も選択肢として挙がったが、結局距離を伸ばしてDiane Hermesへ。ここには最初からこの距離に専念してきたVadawinaら強敵が出走してきたが、Wildensteinの凝った良血Argentinaを3馬身の差に下して無敗のままフランスの牝馬2冠を達成。これはMiesqueの娘East of the Moon以来11年振りとなる快挙。
今後はJacques le Maroisで古馬・牡馬に挑戦となる予定だが、すでにそれらを迎え撃つ立場ですらある。

Kingmamboは止められない

■Virginia Waters FNo.9-e: Kingmambo - Legend Maker by Sadler's Wells
British 1000 Guineas: Newmarket 8F
母Legend MakerはSadler's Wells X Shirley HeightsというLalunが絡む欧州の王道を行く配合で、その上にKingmamboを配してSpecialを絡めた血統はDivine Proportionsに酷似したもの。9-e族Zariba系の良質牝系出身。
Irish 1000 Guineas Trialを快勝して英1000 Guineasに挑んだO'Brien厩舎の上がり馬。Maids Causewayらを下してクラシック奪取。その後のIrish 1000 Guineas、Oaksと敗れ、今年もO'Brienは苦しいということを顕わにしてしまったところはある。それでもOaksで4着してこの牝系が持つスタミナを証明して見せた。

恐るべきSpecialの血

■Saoire FNo.1-g: Pivotal - Polish Decent by Danehill
Irish 1000 Guineas: Curragh 8F
フランスを除いて混戦の牝馬戦線。アイルランドでのレース経験が豊富なSaoireが英ギニー馬Virginia Watersらを下してクラシックタイトル獲得。Pivotal産駒のワンツーで改めて牝馬の短距離に強いところを見せた。しかし、英愛の1000ギニー上位馬は続くCoronation SやFalmouth Sで良いところ無く敗退し、そのレベルに疑問が呈されている。

そしてまたGiant's Causeway

■Maids Causeway FNo.19-b: Giant's Causeway - Vallee des Reves by Kingmambo
Coronation S: York 8F
母はKingmambo X Nureyevという強いNureyevのクロスを持ち、近親にVallee Enchanteeが出るなどNureyevに相性の良い牝系。ここにGiant's Causewayを使ってマイルの活躍馬が出た形。
2歳からGIでも上位に顔を出す存在で、今年は英愛のギニー戦で善戦するもののわずかに届かなかったMaids CausewayはCoronation Sで戴冠。しかしその直後に肉離れを発症して、休養中。

もう一頭の無敗馬

■Eswarah FNo.8-k: Unfuwain - Midway Lady by Alleged
Oaks S: Epsom 12F10yd
母Midway Ladyは牝馬二冠馬であり、RibotとAlibhaiという濃いクロスを持ち、父AllegedにはWar Admiral、Princequilloのクロスがあるという底力溢れる血統で、父Unfuwainは牝馬で強い種牡馬。
今年4月にデビューして、5月にはリステッド勝ちを挙げ、6月にはOaks制覇となった。良血馬が狙い済ましてEpsomの12F10ydを勝ちに来たというローテではあろう。

無敗のGI馬も女王の前に屈す

■Vadawina FNo.20-d: Unfuwain - Vadaza by Zafonic
Prix Saint-Alary: Longchamp 2000m
叔父にValixirが出ているLagardereの遺産。
無敗でSaint-Alaryを勝ち、Dianeでの打倒Divine Proportionsの一番手に挙げられたが、敵わず。レース後骨折が判明。

鉄の巨人に栄冠をもたらした脚は脆く

■Footstepsinthesand FNo.1-e: Giant's Causeway - Glatisant by Rainbow Quest
British 2000 Guineas: Newmarket 8F
Giant's Causewayに母父はRainbow QuestということでRahyとRainbow Questを経由するBlushing Groomクロス。大種牡馬である割にはBlushing Groomのクロスはまだあまり見かけないが、Rainbow Questは母父としての存在感を増してきているので今後この形でのBlushing Groomクロスは頻出してくるかもしれない。Giant's Causewayが主戦場を欧州にするならば特にこれは重要であろうと考えられ、そういった意味ではもう少し先を見たかった馬ではある。
Dubawi、Oratorioらが人気になった英2000GuineasはGiant's Causeway産駒の伏兵Footstepsinthesandが制して、あっさりと父にクラシックタイトルをもたらした。Oratorioよりこちらを選んだFallonの目は確かだった。ここまで不振のO'Brien厩舎が翌日の1000ギニーと合わせて復活の兆しを見せたが、その後状況は余り改善されていないことが露呈した。Footstepsinthesandは脚部不安で愛2000ギニーを回避。そのまま復帰することなく引退し、種牡馬入りが決定した。間をおかずして仏二冠馬となったShamardalも引退種牡馬入りとなった為、初年度からクラシックで好調なGiant's Causewayの後継種牡馬としての熾烈な争いが来年から早くも始まることになる。

陣営に翻弄されながらも見せた意地

■Shamardal FNo.1-l: Giant's Causeway - Helsinki by Machiavellian
Poule d'Essai des Poulains: Longchamp 1600m
Prix Jockey Club: Chantilly 2100m
St. James Palace S: York 8F
Kentucky Derby制覇の夢に燃えるMohammed殿下にとってはこの世代のGiant's Causeway産駒の一番馬であり、近親にStreet Cryが出ているこの馬が望外にも自らの手元に戻ってきたことで今年も夢を追うことになった。そしてその試金石となったUAE Derby。ダート初挑戦というには余りにも無残な敗戦を喫し全てのプランは白紙に戻された。結局ここで勝ったBlues and Royalsが代わりにアメリカに行くことになったが、後に死亡。今年もMohammed殿下の夢は散ったのである。
その後Shamardalは立て直されたが、Dubaiでの負け方が余りにも酷かったため母父Machiavellianの早熟スプリンターという評まで出る始末。Dubawiとの使い分けもあってフランスに回されたが、Pouliansで勝ってまだ終わっていないことを証明し、今年から距離が短縮されたPrix Jockey Clubも勝って、地力を示した。その後St. James Palace Sは当初僚馬Dubawiに譲って回避予定だったが、急遽出走に転じて圧勝。Eclipse SでのMotivatorとの決戦に臨むが、直前になって骨折が判明。そのまま引退して、種牡馬入りすることが決定した。

亡き父に捧げる勝利

■Dubawi FNo.9-e: Dubai Millenium - Zomaradah by Deploy
Irish 2000 Guineas: Curragh 8F
Virginia Watersと同じEtoile de Franceの9-e族牝系。Sea Hawk、High Line、Dancing Brave、Deployと入る母ZomaradahはSadler's Wellsの代わりにDancing BraveとHigh Lineが入っていると見ることもできシンプルにニックスを繋いだLegend Makerよりかなり重め。
とにかくこの馬に関してはMohammed殿下の思い入れが強すぎるという印象もあったが、それでもクラシックタイトルをもぎ取ってその期待に応える最低限のことはやってのけた。殿下はDerby制覇に執念を燃やしたが、この9-e族のスタミナよりな牝系を以ってしてもEpsomの12Fを勝ちきるだけのものは持ち得なかった。Derbyまでおせおせのローテだった反動からかその後は出走できていない。

マイルハーフを席巻する新種牡馬Montjeu

■Motivator FNo.8-h: Montjeu - Out West by Gone West
Derby S: Epsom 12F10yd
母Out WestにはMixed Marriageのクロスがあり、この片方を持ってくるSharpen Upの血はこれからもMontjeuの成功パターンとして一定の存在感を示してくるのではなかろうか。
デビュー戦を6馬身差で圧勝。続くRacing Post Trophyで父MontjeuにGIタイトルをもたらした。今季初戦はDerby Sへの最重要前哨戦Dante S。ここを快勝して一番人気で迎えたDerby Sでは同父のWalk in the Parkを2着に従える圧勝劇。しかし古馬に挑む形になったもののメンバー手薄で圧倒的な一番人気のEclipse SではOratorioに差されてまさかの敗北を喫し、絶対的な立場を失った。堅すぎる馬場は合わないとのコメントも出た。次走に予定されているキングジョージで真価が問われる立場となった。

恐るべきMontjeu

■Hurricane Run Fno.1-l: Montjeu - Hold On by Surumu
Irish Derby: Curragh 12F
Surumuの前にSharpen Upが入って、Montjeuに対する成功パターンを踏みつつ、Hyperionも濃くしておく抜け目の無い血統。
フランスで2着して挑んだIrish DerbyでScorpionを引き連れて、今年のクラシック2度目のMontjeu産駒のワンツーを決めた。

10Fで本領を発揮したタフネス

■Oratorio FNo.9-c: Danehill - Mahrah by Vaguely Noble
Eclipse S: Sandown 10F
近親にStingerなどが出るファミリー。
2歳時より上位にいたOratorioは英愛のギニー、Derby、St. Jamesと走りまくってマイルの2000 GuineasやSt. James Palace Sではそこそこ見所のあるレース。古馬が手薄でMotivator1強のEclipse Sでは早め先頭のMotivatorを差しきってのGI勝利。手当たりしだいなローテによる経験豊富なキャリアで、Derby出走までは重馬場を選んで出走していた節のあるMotivatorを下した。これ以上伸びるところは無かろうものなので、あとはこのレベルをどこまで維持していけるか。

Chantillyで一変

■Turtle Bowl FNo.16-d: Dyhim Diamond - Clara Bow by Top Ville
Prix Jean Prat: Chantilly 1600m
LongchampのPoulainでは見せ場無く8着に終わっていたが、舞台がChantillyに変わって同コースの前哨戦を3馬身差で圧勝するとその勢いのままO'BrienのAd Valoremらを下してGI制覇。

Hyperionの名のもとに

■Sharp Lisa FNo.9-e: Dixieland Band - Winter's Gone by Dynaformer
Las Virgines S: Santa Anita 8F
母はHis Majesty=Graustarkの全兄弟クロス3X2が炸裂。Dixieland Bandは豊富なAlibhai-Hyperionを持つ種牡馬で、トータル7本のHyperionに支えられた優秀な血統。
Las Virgines Sを勝った後はAshland Sをスクラッチ。GII Fantasy Sはまさかの4着敗退となり、Kentucky Oaksは出走せず。そのまま休養中。

早すぎるさよなら

■Sweet Catomine FNo.21: Storm Cat - Sweet Life by Kris S.
Santa Anita Oaks: Santa Anita 9F
前年のEclipse Award受賞馬であり、今年はカリフォルニアの天候不順もなんのそのSanta Anitaの牝馬路線にSanta Anita Oaks圧勝でケリをつけると、続く舞台は牡馬挑戦のSanta Anita Derby。夢は果て、5着という現実。そしてレース当週のトラブルが明らかになりいろいろしてるうちに急遽引退決定。A.P. Indyと交配したと言われている。

圧勝

■Sis City FNo.16-c: Slew City Slew - Smart Sis by Beau Genius
Ashland S: Keenland 8.5F
安定感があるとはいえないが勝つときには圧倒的なパフォーマンスを発揮する。Ashland Sは10馬身半差の圧勝だったが、一番人気で迎えたKentucky Oaksでは4着に終わっている。

ひとまずの女王

■Summerly FNo.10-a: Summer Squall - Here I Go by Mr. Prospector
Kentucky Oaks: Churchill Downs 9F
Fair Grounds Oaksを勝っているが、Ashland SではSis Cityにぶっちぎりを許したこともあり、馬場次第というところが強い。このあとMother Goose Sで3着に終わり、この路線は混沌。

上がり馬の勢い

■Round Pond FNo.20-d: Awesome Again - Gift of Dance by Trempolino
Acorn S: Belmont 8F
4連勝で一気にGIを取ってしまった。Fantasy SではSharp Lisaを下しているという実績もあったが、ここはハイペースの展開で末脚勝負が嵌まったという面もあって、次にどんなレースをするかに注目が集まる。

良血開花

■Smuggler FNo.5-f: Unbridled - Inside Information by Private Account
Mother Goose S: Belmont 9F
5-f Grey Flightのファミリー出身で母Inside InformationはGI6勝でBC Distaffを13馬身半差の圧勝も付け加えて、チャンピオン古牝馬になった名牝。Bold Ruler - Grey FlightのClear CeilingのこのファミリーからはKona Goldなどが出ている。
Spun Sugarとの接戦を制してGIをとったが、ここで3着だったSummerlyを含めて決定的な差というものはまだ出ていないので、今後のNYトリプルティアラ戦でこの順位がどう変わってくるか。

古馬撃破

■Splendid Blended FNo.4-r: Unbridled's Song - Valid Blend by Valid Appeal
Vanity H: Hollywood 9F
Hollywood Starlet Sの勝ち馬で、本来なら西海岸の3歳牝馬路線を牽引すべき存在でしたが、復帰戦は遅れに遅れて6月のAcorn S。ここは直線失速して4着に終わりましたが、Vanity Hで古馬挑戦となるとIsland Sandとの接戦をアタマ差制しての勝利。

Nick Zitoの悲劇その1

■High Fly FNo.1-g: Atticus - Verbasle by Slewpy
Florida Derby: Gulfstream 9F
スピードスターHigh FlyがGiant's Causeway産駒Noble Causewayを下すものの、メンバー的に手薄なところもあって本番は10着に惨敗。続くPreaknessも10着とまるでダメ。Belmontは距離を考慮して出走せず。

絶対の王者を失い混戦の西海岸はMullins師の三連覇で幕

■Buzzards Bay FNo.A24: Marco Bay - Life Lass by Seneca Jones
Santa Anita Derby: Santa Anita 9F
Golden Gate Derbyを勝つなど、北カリフォルニアで実績を挙げていたBuzzards Bayが勝って、Mullins師はBuddy Gil、Castledaleに続きこのレース三連覇を達成。どの馬も本番では用無しなのは仕様。

Nick Zitoの悲劇その2

■Bellamy Road FNo.10-a: Concerto - Hurry Home Hillary by Deputed Testamony
Wood Memorial S: Aqueduct 9F
驚愕の17馬身差の圧勝劇を演じて、本番は1番人気。しかし7着に終わり、5頭出しで挑んだZito師はこの7着が最高と、布陣からすれば信じられないほどの惨敗劇。

受け継がれるMoccacinの血

■Bandini FNo.5-h: Fusaichi Pegasus - Divine Dixie by Dixieland Band
Blue Grass S: Keenland 9F
Rough Shodの送った年度代表馬Moccacinのファミリー出身の良血馬。Kentuckey Derbyでは19着と大敗し、その後脚首に骨片が発見されて、戦線離脱。

混戦を制したのは西海岸の名バイプレイヤー

■Giacomo FNo.2-d: Holy Bull - Set Them Free by Stop the Music
Kentucky Derby: Churchill Downs 10F
西海岸の3歳路線で勝てないまでも安定した結果を残していたGiacomoが大舞台で大仕事。2着に最低人気のClosing Argumentを連れてきて、レース史上に残る大波乱。

実力で掴み取った二冠

■Afleet Alex FNo.5-g: Northern Afleet - Maggy Hawk by Hawkster
Preakness S: Pimlico 9.5F
Belmont S: Belmont 12F
今年のKentucky Derby戦線は西海岸のDeclan's Moonが離脱して、一気に混迷。相手関係の怪しい前哨戦では大差勝ちが繰り返され、見た目には派手な路線であったがこういった馬が多頭数で揉まれると脆く、西海岸で脇役として安定していたGiacomoが栄光を手に入れた。そのKentucky Derbyで最も無念だったのがこのAfleet Alex。今年初戦は圧勝した上にゴールから更に2Fの暴走とわけのわからない事をしでかすものの、続くRebel Sは肺の感染症もあって惨敗。ここから立て直して前哨戦Arkansas Derbyは圧勝。しかしBCでも見せたここ一番での勝負運の無さは変わらずまさかの3着。しかしPreakness Sでは4コーナー出口で大きく体勢を崩しながらも、直線持ち直して圧勝。距離不安が囁かれた続くBelmont Sも圧勝して同世代トップクラスの実力を見せ付けた。

目覚めたファンシミン

■ラインクラフト FNo.9-f: エンドスウィープ - マストビーラヴド by サンデーサイレンス
桜花賞: 阪神1600m
NHKマイルカップ: 東京1600m
GIになると途端に勝負弱いファンシミン一族。高松宮記念でアドマイヤマックスが勝ってこのファミリーに初めてのGIをもたらすと、更にこのラインクラフトがGI2勝といきなり活性化。
阪神JFのときはやはりファンシミン系という形でGI勝負弱さあるいは勝負運の無さを見せてしまったのですが、その後ショウナンパントルなどが復帰戦を取りこぼすのとは対照的に好メンバーのフィリーズレビューを快勝。そのまま桜花賞をとると、距離を考慮してNHKマイルに挑戦。桜花賞上位がこのレースに参戦してくるのは始めてのことで、皐月賞惨敗組をデアリングハートとともに一蹴。改めてフィリーズレビューのレベルの高さを示した。今後はローズSから秋華賞の予定だが、シーザリオの動向次第で乗り替わりになりそうなのが気になる。

全てが順調に行き過ぎたことの不幸

■ディープインパクト FNo.2-f: サンデーサイレンス - ウインドインハーヘア by Alzao
皐月賞: 中山2000m
東京優駿: 東京2400m
全兄ブラックタイド、半姉レディブロンド。女王陛下の名牝系として名高いHighclere系。近親に活躍馬、名種牡馬を多数輩出している。
陣営がこれまでの試行錯誤を経て、完璧に送り出したダービー馬。欠点と言えばスタート直後に遅れる癖くらいだが、それすらレースを進める上では何ら問題とならない。秋にはシンボリルドルフ以来の無敗の三冠という大偉業に挑む予定。
とにかく強すぎる上に、隙が無いので嫌う人もいるし、ライバルらしいライバルがいないことからドラマ性の薄い馬になってしまっていることも事実。そのあたりで一頭だけ抜きん出て強いことの不幸はあるのかもしれないなと思うが、本当に無敗の三冠馬になったときにどういった評価が下されるのか、そしてその先はという期待も大きく…。

歴史的快挙

■シーザリオ FNo.16-a: スペシャルウィーク - キロフプリミエール by Sadler's Wells
優駿牝馬: 東京2400m
American Oaks: Hollywood 10F
フラワーCを制して参戦した桜花賞では主戦福永祐一がラインクラフトに乗るため吉田稔に乗り替わり。これをラインクラフトの2着とするとラインクラフトのいないオークスでは直線で完全に勝ちパターンで抜け出したエアメサイアを捩じ伏せて、父スペシャルウィークに初のGIをクラシックタイトルでプレゼントする事になった。その後同厩のディアデラノビアとともにAmerican Oaks遠征が計画され、ディアデラノビアは故障で実現しなかったが、シーザリオはそのディアデラノビアの従姉でここまで無敗の4連勝だったMelhor Aindaを4馬身差に下して、日本調教馬・日本産馬としては初の北米GI制覇を成し遂げました。今後はBC FMT挑戦なども考慮されている模様。

力尽きた…。古馬はまた気が向いたらやるかもしれないという事で。興味のある路線と無い路線はくっきりと分かる仕様ですねw
メールに書いてあるトラックバックURLと実際のトラックバックURL違ってますやん…

Track Back

Track Back URL:
http://pilgrimage.sakuratan.com/bourtai/mt-tb.cgi/256

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 振り返れ、上半期 (3歳馬編):

» ピックアップエントリー番外編 送信元 トラナビ
ピックアップエントリ番外編として、上半期企画のエントリをまとめてクリップ... [詳しくはこちら]

Comment (2)

ろぜ:

すごー。
欧米日本と全部じゃないですか・・・。
英語の誤訳を頻発する私としては
こんなのとてもできません(笑)。

私のエントリ無かったことにしたいorz

Marius:

いや、明らかに北米は手抜きです。
あまり北米までやるつもりは無かったのですが、シーザリオがAmerican Oaks勝ってしまったので、あまり関係ないけどやっとくかと。
その分ドイツとイタリアまで手が回ってませんしね。

私の方こそ、時系列で3歳路線を追いかけながら回顧は真似できないなあと思いながら読ませていただきましたよ。

私の場合、英文は訳しにくいなと思ったらその部分はスルーするというのもあるけど、元の英文を併記しないので誤訳してても気付かれないだけだったり…

コメントを投稿

Sitemaster

MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

About

July 10, 2005 3:26 AMに投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「7/9 Hollywood Gold Cup GI Hollywood CA Dirt 10F」です。

次の投稿は「7/14 Grand Prix de Paris GI Longchamp FR Turf 2400m」です。

メインページ
アーカイブページ

Powered by
Movable Type
 
REVERY_L_ELEKTRAMEMO>AnotherSide