Post Position
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 10 | Blatant | Machiavellian | Negligent | Ahonoora | K. McEvoy | I. Mohammed |
2 | 3 | Court Masterpiece | Polish Precedent | Easy Option | Prince Sabo | K. Fallon | E. Dunlop |
3 | 2 | Holiday Camp | Chester House | Arewehavingfunyet | Sham | W. Smith | M. Al Muhairi |
4 | 8 | Juck Sullivan | Belong to Me | Provisions | Devil's Bag | E. Ahern | G. Butler |
5 | 7 | Lundy's Liability | Candy Stripes | Emerald Counter | Geiger Counter | W. Marwing | M. de Kock |
6 | 6 | Marbush | Linamix | Fig Tree Drive | Miswaki | J. Murtagh | D. Selvaratnam |
7 | 5 | Shamoan | Monashee Mountain | Fable | Absalom | J. Velazquez | E. Harty |
8 | 1 | Utopia | Forty Niner | Dream Vision | Northern Taste | Y. Take | K. Hashiguchi |
9 | 4 | Win River Win | Virginia Rapids | Thirty Zip | Tri Jet | H. Karatas | C. Kurt |
10 | 9 | Island Fashion | Petionville | Danzigs Fashion | A Native Danzig | M. Pedroza | J. Canani |
日本におけるForty NinerはせいぜいUtopia程度しか出せないというようなことも言われたりするわけなんですが、2歳から毎年一つずつGIを勝ってGI4勝。ダートばかりか芝のGIでも掲示板に来るという兼用っぷりなども含めてもっと評価されるべき馬ではあるはずです。というか日本に来る前も含めてこれだけ長期間トップクラスに居続ける産駒なんて出してないだろと。そういう部分を見ていれば北米時代も合わせてForty Ninerの最高傑作と言えるくらいのレベルではないかとも。肝心なところで揉まれ弱さが出たりしてレースを止めてしまうことが多く、これまでよくフェブラリーSとJCDなんかで大負けしたのが響いていたのかなとも思いますが、まともにレースができたならば上位に食い込んでくることはできた馬ですから、ここでも最内枠からスムーズなレースになればなと。逃げて粘りこむというスタイルはNad Al Shebaのダートでは有効ですし、左回りダート1600mという彼にとってのベストな条件は揃いました。その上でメンバー的にどうかと思えば、この程度ならLundy's Liabilityくらいが怖いだけというところ。恵まれすぎていて怖いくらいですね。当日のレースで日本馬最大のチャンスはこのUtopiaではあると思います。
だって、本来怖い存在であるべき北米からの遠征馬のトップが今年はIsland Fashionなんですよ。Island Fashionが弱いとは思わないし、Big Capで2着という実績は評価しますけど、現在の彼女程度ならUtopiaで何とかなるでしょう。むしろIsland Fashionについてはどうせ出るんだったらあの年にこの舞台を踏んでいればって所はありますねえ。そうせずに日本に来て酷い目にあってしまったわけではありますが…。
Lundy's Liabilityは今年のChallenge Round 1で3着に来たもののその後はダメであり、ちょっと強気にはなれないでしょう。そういう臨戦だからこっちに回ったとも言えるでしょうけどね。まあ、Caerleonを出すあのLa Troienneの分枝に一級品をつぎ込みまくった化け物級の血統が物を言えばねとかは思うが。
欧州組は2頭で、Prix de la Foret勝ちのあるCourt MasterpieceとChallenge Round 2を勝っているJuck Sallivanは一応欧州所属ながらむしろこの時期のNad Al Shebaを得意にしているところはあります。ただ、一連の開催は結局のところ、DWC Dayに結果を残さないといけないとは思っているので、昨年のDWC4着をどう捕らえるかなと。有力は有力ですがあまり信用するのもどうか。Court Masterpieceは初ダートがどうか。というかそれ以前にこいつそこまで強いかよ?
Result
1.Utopia: Forty Niner - Dream Vision by Northern Taste2.Win River Win: Virginia Rapids - Thirty Zip by Tri Jet
3.Juck Sullivan: Belong to Me - Provisions by Devil's Bag
4.Marbush: Linamix - Fig Tree Drive by Miswaki
5.Shamoan: Monashee Mountain - Fable by Absalom
6.Court Masterpiece: Polish Precedent - Easy Option by Prince Sabo
7.Island Fashion: Petionville - Danzigs Fashion by A Native Danzig
8.Blatant: Machiavellian - Negligent by Ahonoora
9.Lundy's Liability: Candy Stripes - Emerald Counter by Geiger Counter
10.Holiday Camp: Chester House - Arewehavingfunyet by Sham
スタートで上手く出て、そのまま先頭に立つ。この時点である程度勝負ありという部分もあって、あとはLundy's Liabilityがこの大一番での復活とかが怖いようなところもあったわけですが、これがどうにも不発だわで直線に入ってからも止まらず後続を引き離す。一頭後ろから飛んできたWin River Winが来るもののこれは激戦の2着争いまで。4馬身差をつけて悠々とユートピアが勝ちました。橋口師もコメントしている通り、ユートピアは自身のペースを刻んでいければ強い逃げ馬ではありますし、この舞台は左回りのダートマイルで前が最後まで止まらないという先行有利なところもあり、文句無しの舞台ではありました。
Win River Winもこの舞台でJack Sullivanに先着できているくらいだから、一角の実力馬であるというのは示したか。
Lundy's Liabilityはどうにもならないという感じの結果にて、北米馬もIsland Fashionも今の状態ではこの程度かってところはあり、何とかShamoanが5着に入った程度に過ぎず。ユートピアとしたらメンバーに恵まれたという面はあるにしても、これだけ完勝できるんだから良かったなと思います。やっぱりこの馬はForty Ninerの最高傑作でしょう。