RidgeじゃなくてLodge…そういやそんな馬いたなくらいには憶えていた。
基本的に逃げ先行有利なコースにあってKongo Rikishioが1枠を貰ったのは恵まれた枠と言って良いのだろう。地元の馬が見事なまでに後ろからのレースを得意とするタイプばかりになっているし、欧州馬も二枚看板の一角Excellent Artは後ろにつけるし、怖いDarjinaは外にいるといった様相。逃げての粘りが身上の馬だけに願っても無い状況か。ここを勝ってくれたらNureyev基地の私としてはうれしいですし、種牡馬入りして欲しいと思う馬でもあるし。
さて、大きく崩れることは無いもののどうも勝ちきれないレースを続けてしまっているExcellent ArtはBCのアレは仕方ないにしてもRamontiに続けて負けたというのが印象悪い。今回RamontiはCupを走りに行ったのできっちり勝ちきりたいところ。今年のGI6戦目となるが、そう使い詰められているとも思わないので気にしなくてよいかな。
Darjinaはどうも遠征に出ると大負けするんだが、これが単純に馬場の問題かどうかが焦点だろう。Dupre師は遠征が苦手なわけじゃないという言い方をしていましたが、さてどうですか。アジアにまで遠征というのも引いて見る原因になるかな。
他の欧州馬としては仏愛のギニーを両方2着したCreachadoirがどの程度やるかに注目しておけばよいかな。
地元馬はBullish Luckがいなくとも層の厚さを見せてくれるメンバー。Mile TrialではGood Ba BaとFloral Pegasusがやや抜けていて、このときはGood Ba Baの斤量が軽かったと言うことを考えれば、ほぼ差の無い結果にはなっているかと。そこからちょっと離されたがJoyful Winnerも外からしっかり追い込んで来ていて、前哨戦としては問題ないレース。反面The DukeやAble Oneは今シーズンになってからぱっとしないのでここは見送るという判断にせざるを得ないか。Able Oneなんかがちゃんと仕上がってきていたらもっと面白くなってと思われるだけに残念。流石にMile Trialで冷やかしに来た(違)Vengeance of Rainに負けているようでは話にならない。あとはSha-Tin Trophyを好タイムで勝っているDown Townが出てくるが軽斤量の恩恵はあったと思われ、まだまだチャレンジャーの立場だろうなと。
1. Good Ba Ba: Lear Fan - Elle Meme by Zilzal
2. Creachadoir: King's Best - Sadima by Sadler's Wells
3. Darjina: Zamindar - Darinska by Zilzal
4. Floral Pegasus: Fusaichi Pegasus - Crown Crest by Mill Reef
5. Joyful Winner: El Moxie - Northern Tycoon by Last Tycoon
6. Spirito del Vento
7. The Duke
8. Excellent Art
9. Kongo Rikishio
10. Able One
11. Visionario
12. Al Qasi
13. Down Town
Excellent ArtとかKongo RikishioとかVisionarioとかAl QasiとかDown Townな
Kongo Rikishioが注文通りに引っ張るレースになったものの、直線残り200mあたりで力尽きて、呑み込まれてしまった。
で、Good Ba Baが勝ったというのは香港的には良かったのではないかなと。マイルも役者が替わる時期だなといった印象。Darjinaもイギリス遠征ほど酷い結果にはなっていないわけで、まずまずと言ったところ。Creachadoirは良くやったと言ってやってよいかな。
Nureyevという種牡馬は洒落にならないレベルのマイラーを量産した種牡馬ですが、MiesqueやSoviet Starの後を受けて現れたモンスターがこのZilzalです。遅いデビューでギニーなどには間に合いませんでしたが、デビューから圧勝続きで、古馬相手のSussex Sを初GIをものともせずに圧勝すると、更にQueen Elizabeth II Sでは同じく遅咲きでフランスを征してきたPolish Precedentを軽くあしらってしまいます。5戦5勝として、BC Mileに臨みましたが、最初で最後の手痛い敗北を喫して引退しました。種牡馬としてはこれといった産駒を出せないままです。Soviet Starなんかもそうですが、このあたりの種牡馬がいまいち成功していないことが、父系としてのNureyevがDanzigに発展性で劣っている原因になっているのかなと。ちなみにZilzalの同期にはPolish Precedentの他にDanehillがいます。
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 1 | Kongo Rikishio | Stravinsky | Principium | Hansel | S. Fujita | K. Yamauchi |
2 | 13 | Spirito del Vento | Indian Lodge | Heavenly Song | Machiavellian | O. Peslier | J-M Beguigne |
3 | 3 | The Duke | Danehill | Mer du Sud | Bluebird | G. Boss | C. Fownes |
4 | 2 | Able One | Cape Cross | Gardenia | Danehill | M. Kinane | J. Moore |
5 | 10 | Al Qasi | Elnadim | Delisha | Salse | R. Moore | P. Chapple-Hyam |
6 | 11 | Floral Pegasus | Fusaichi Pegasus | Crown Crest | Mill Reef | G. Mosse | A.S. Cruz |
7 | 6 | Good Ba Ba | Lear Fan | Elle Meme | Zilzal | O. Doleuze | A.S. Cruz |
8 | 7 | Joyful Winner | El Moxie | Northern Tycoon | Last Tycoon | D. Beadman | J. Moore |
9 | 4 | Down Town | Scenic | Twain | Kenvain | D. Whyte | C.H. Yip |
10 | 5 | Excellent Art | Pivotal | Obsessive | Seeking the Gold | J. Murtagh | A.P. O'Brien |
11 | 12 | Chreachadoir | King's Best | Sadima | Sadler's Wells | L. Dettori | S. bin Suroor |
12 | 8 | Visionario | Spinning World | Visionnaire | Linamix | N. Callan | S. Woods |
13 | 9 | Darjina | Zamindar | Darinska | Zilzal | C. Soumillon | A. de Royar-Dupre |
さて、大きく崩れることは無いもののどうも勝ちきれないレースを続けてしまっているExcellent ArtはBCのアレは仕方ないにしてもRamontiに続けて負けたというのが印象悪い。今回RamontiはCupを走りに行ったのできっちり勝ちきりたいところ。今年のGI6戦目となるが、そう使い詰められているとも思わないので気にしなくてよいかな。
Darjinaはどうも遠征に出ると大負けするんだが、これが単純に馬場の問題かどうかが焦点だろう。Dupre師は遠征が苦手なわけじゃないという言い方をしていましたが、さてどうですか。アジアにまで遠征というのも引いて見る原因になるかな。
他の欧州馬としては仏愛のギニーを両方2着したCreachadoirがどの程度やるかに注目しておけばよいかな。
地元馬はBullish Luckがいなくとも層の厚さを見せてくれるメンバー。Mile TrialではGood Ba BaとFloral Pegasusがやや抜けていて、このときはGood Ba Baの斤量が軽かったと言うことを考えれば、ほぼ差の無い結果にはなっているかと。そこからちょっと離されたがJoyful Winnerも外からしっかり追い込んで来ていて、前哨戦としては問題ないレース。反面The DukeやAble Oneは今シーズンになってからぱっとしないのでここは見送るという判断にせざるを得ないか。Able Oneなんかがちゃんと仕上がってきていたらもっと面白くなってと思われるだけに残念。流石にMile Trialで冷やかしに来た(違)Vengeance of Rainに負けているようでは話にならない。あとはSha-Tin Trophyを好タイムで勝っているDown Townが出てくるが軽斤量の恩恵はあったと思われ、まだまだチャレンジャーの立場だろうなと。
Result
Rough Shodパラダイス!…もともとその血を持った馬が多く出走していたという話は無視する。1. Good Ba Ba: Lear Fan - Elle Meme by Zilzal
2. Creachadoir: King's Best - Sadima by Sadler's Wells
3. Darjina: Zamindar - Darinska by Zilzal
4. Floral Pegasus: Fusaichi Pegasus - Crown Crest by Mill Reef
5. Joyful Winner: El Moxie - Northern Tycoon by Last Tycoon
6. Spirito del Vento
7. The Duke
8. Excellent Art
9. Kongo Rikishio
10. Able One
11. Visionario
12. Al Qasi
13. Down Town
Excellent ArtとかKongo RikishioとかVisionarioとかAl QasiとかDown Townな
Kongo Rikishioが注文通りに引っ張るレースになったものの、直線残り200mあたりで力尽きて、呑み込まれてしまった。
で、Good Ba Baが勝ったというのは香港的には良かったのではないかなと。マイルも役者が替わる時期だなといった印象。Darjinaもイギリス遠征ほど酷い結果にはなっていないわけで、まずまずと言ったところ。Creachadoirは良くやったと言ってやってよいかな。
Nureyevという種牡馬は洒落にならないレベルのマイラーを量産した種牡馬ですが、MiesqueやSoviet Starの後を受けて現れたモンスターがこのZilzalです。遅いデビューでギニーなどには間に合いませんでしたが、デビューから圧勝続きで、古馬相手のSussex Sを初GIをものともせずに圧勝すると、更にQueen Elizabeth II Sでは同じく遅咲きでフランスを征してきたPolish Precedentを軽くあしらってしまいます。5戦5勝として、BC Mileに臨みましたが、最初で最後の手痛い敗北を喫して引退しました。種牡馬としてはこれといった産駒を出せないままです。Soviet Starなんかもそうですが、このあたりの種牡馬がいまいち成功していないことが、父系としてのNureyevがDanzigに発展性で劣っている原因になっているのかなと。ちなみにZilzalの同期にはPolish Precedentの他にDanehillがいます。