今年は初日から飛ばし気味なメンバー構成で、面白そうなレースが多い。
開幕のレースからとんでもないことになっています。LongchampのIspahanでワンツーを決めたRoyer-Dupre師がそのまま2頭揃えてここにエントリー。
SageburgはJohannesburg産駒が4歳にして本格化といったところなのだが、どこまで本物なのかというのが問われるところ。Lagardereの配合になる馬なので悪くないんですけど、古馬になってのJohannesburgがどうかといったところです。
もう一頭はエースDarjina。今年はDuty Free、Ispahanと2着で勝ち切れていませんが、そろそろ勝つだろうという頃合いでもありますか。
DarjinaのライバルになるのがFinsceal Beo。Nad Al Shebaでは5着と後れを取りましたが、アイルランドに戻ってTattersalls GCで2着と復活。中距離をこなした形ですがやはりマイルが良さそうでここは勝負を掛けてくるレースだろう。
3頭を出走させるO'Brien厩舎はここがラストになりそうなHaradasunにMurtaghを乗せてきました。せっかく北半球に連れてきたのに、結局このタイミングで引退するのかと思うと残念なところもあります。種牡馬価値、特に北半球へのシャトルということを考えるとなんとしてでも勝っておきたいところですが、ちょっと相手が強いか。
結局Epsomに行かなかったHenrythenavigatorではありますが、そのおかげでFalcoとの顔合わせが実現したとなれば埋め合わせとしては十分な話かと思われます。
Henrythenavigatorにはいつかは距離への挑戦ということをして欲しい気持ちはありますが、ひとまずマイルの強豪になってもらえれば良いのかなと。12FでNew Approachとの再戦だと厳しめですので、10F程度での再戦を希望。International Sあたりでそうなったらいいなあくらいの妄想で、それまで負けずに行ったら楽しそうではあるんですが。
一方のFalcoはPivotalの牡馬ってことでマイル専念で行くべき馬であるでしょう。といったあたり、このレースで世代ナンバーワンの地位を手に入れたいところ。
EpsomからRio de la Plataが転戦してきています。Epsomの12Fだとこの馬にはタフ過ぎたというところもあるので、中距離がベストという印象はあります。フランスで2着だったとはいえFalcoに完敗しているので、マイルはマイルでスペシャリスト相手となるとやや厳しいのですが。
Godolphinのもう一頭Alexandrosは祖母がHigh HawkということはSingspielの甥。KingmamboにKing of Kingsということでセオリーはしっかり踏んでいるので本格化してきたら面白い存在ではないでしょうか。
Coventry Sは3勝を挙げているOne Cool Cat産駒のIcesolatorとNewburyでのデビュー戦を圧勝したOrizabaに注目。また、近親にBalanchine、West Wind、Saoirse Abuなどが出ているArt Connoisseurも評価が高い。
Queen Anne S GI 8F
いきなりRoyer-Dupre師が2頭連れてきたのがこのレース。No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 4 | Arabian Gleam | Kyllachy | Gleam of Light | Danehill | Seb Sanders | J. Noseda |
2 | 3 | Cesare | Machiavellian | Tromond | Lomond | Jamie Spencer | J.R. Fanshawe |
3 | 10 | Haradasun | Fusaichi Pegasus | Circles of Gold | Marscay | J. Murtagh | A.P. O'Brien |
4 | 9 | Honoured Guest | Danehill | Wind Silence | A.P. Indy | David McCabe | A.P. O'Brien |
5 | 8 | Linngari | Indian Ridge | Lidakiya | Kahyasi | Ryan Moore | Sir Michael Stoute |
6 | 2 | Mount Nelson | Rock of Gibraltar | Independence | Selkirk | J.A. Heffernan | A.P. O'Brien |
7 | 11 | Sageburg | Johannesburg | Sage et Jolie | Linamix | O. Peslier | A. de Royer-Dupre |
8 | 7 | Spirito del Vento | Indian Lodge | Heavenly Song | Machiavellian | C-P Lemaire | J-M Beguigne |
9 | 1 | Tariq | Kyllachy | Tatora | Selkirk | Jimmy Fortune | P.W. Chapple-Hyam |
10 | 5 | Darjina | Zamindar | Darinska | Zilzal | C. Soumillon | A. de Royer-Dupre |
11 | 6 | Finsceal Beo | Mr. Greeley | Musical Treat | Royal Academy | K.J. Manning | J.S. Bolger |
SageburgはJohannesburg産駒が4歳にして本格化といったところなのだが、どこまで本物なのかというのが問われるところ。Lagardereの配合になる馬なので悪くないんですけど、古馬になってのJohannesburgがどうかといったところです。
もう一頭はエースDarjina。今年はDuty Free、Ispahanと2着で勝ち切れていませんが、そろそろ勝つだろうという頃合いでもありますか。
DarjinaのライバルになるのがFinsceal Beo。Nad Al Shebaでは5着と後れを取りましたが、アイルランドに戻ってTattersalls GCで2着と復活。中距離をこなした形ですがやはりマイルが良さそうでここは勝負を掛けてくるレースだろう。
3頭を出走させるO'Brien厩舎はここがラストになりそうなHaradasunにMurtaghを乗せてきました。せっかく北半球に連れてきたのに、結局このタイミングで引退するのかと思うと残念なところもあります。種牡馬価値、特に北半球へのシャトルということを考えるとなんとしてでも勝っておきたいところですが、ちょっと相手が強いか。
St. James Palace S GI 8F
英仏決戦。No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 1 | Alexandros | Kingmambo | Arlette | King of Kings | Kerrin McEvoy | Saeed bin Suroor |
2 | 7 | Cat Junior | Storm Cat | Luna Wells | Sadler's Wells | Richard Hughes | B.J. Meehan |
3 | 2 | Falco | Pivotal | Icelips | Unbridled | O. Peslier | C. Laffon-Parias |
4 | 6 | Henrythenavigator | Kingmambo | Sequoyah | Sadler's Wells | J. Murtagh | A.P. O'Brien |
5 | 4 | Minneapolis | Sadler's Wells | Teggiano | Mujtahid | J.A. Heffernan | A.P. O'Brien |
6 | 8 | Raven's Pass | Elusive Quality | Ascutney | Lord at War | Jimmy Fortune | J.H.M. Gosden |
7 | 3 | Rio de la Plata | Rahy | Express Way | Ahmad | L. Dettori | Saeed bin Suroor |
8 | 9 | Stubbs Art | Hawk King | Rich Dancer | Halling | Seb Sanders | D.R.C. Elsworth |
9 | 5 | Twice Over | Observatory | Double Crossed | Caerleon | Ted Durcan | H.R.A. Cecil |
Henrythenavigatorにはいつかは距離への挑戦ということをして欲しい気持ちはありますが、ひとまずマイルの強豪になってもらえれば良いのかなと。12FでNew Approachとの再戦だと厳しめですので、10F程度での再戦を希望。International Sあたりでそうなったらいいなあくらいの妄想で、それまで負けずに行ったら楽しそうではあるんですが。
一方のFalcoはPivotalの牡馬ってことでマイル専念で行くべき馬であるでしょう。といったあたり、このレースで世代ナンバーワンの地位を手に入れたいところ。
EpsomからRio de la Plataが転戦してきています。Epsomの12Fだとこの馬にはタフ過ぎたというところもあるので、中距離がベストという印象はあります。フランスで2着だったとはいえFalcoに完敗しているので、マイルはマイルでスペシャリスト相手となるとやや厳しいのですが。
Godolphinのもう一頭Alexandrosは祖母がHigh HawkということはSingspielの甥。KingmamboにKing of Kingsということでセオリーはしっかり踏んでいるので本格化してきたら面白い存在ではないでしょうか。
その他
GIになってしまったKing's Stand SにはMagnus、Takeover Targetがオーストラリアから参戦しています。また、3歳になったNunthorpe Sの勝ち馬Kingsgate Nativeが今年の初戦を迎えることになります。ただ、3歳で有力視されているのはHaydockで快勝してきた牝馬Fleeting Spiritの方。Coventry Sは3勝を挙げているOne Cool Cat産駒のIcesolatorとNewburyでのデビュー戦を圧勝したOrizabaに注目。また、近親にBalanchine、West Wind、Saoirse Abuなどが出ているArt Connoisseurも評価が高い。