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November 2005 Archive

November 1, 2005

North American Mares Bred Report in 2005

先週の木曜に発表されていたらしき。BCに注目が集まってるときに出すんじゃないよと。おかげで見落とすところでした。
Blood-Horse: The Jockey Club: 58,739 Mares Bred in 2005
とりあえず欧米を引き合いに出して日本の多頭数種付けを種牡馬の健康面から否定する人は現実を見ましょうね。少なくともCoolmoreは社台あたりと同じ方針ではありましょう。200頭を超えても平気。
一応現時点までのもので、例年の数字からこれから800-1000頭分の追加があるだろうとは言われているものの、大きく変わることもないだろうし大体こんなものとして扱うには十分かなと。
まず北米で種付けされた繁殖牝馬の総数が58,739頭で、種牡馬は3097頭とのこと。これは繁殖牝馬数で1%、種牡馬数で4.4%の低下。100頭以上の種付けを行った種牡馬は昨年の117頭から126頭へと増加し、この126頭で全体の27.2%に当たる15,971頭の種付けを行っています。100頭以上の種付けをこなしたのはケンタッキーで86頭。これでも昨年の91頭から減っている。フロリダは22頭です。後はカリフォルニアの6頭、メリーランド4頭、ニューヨーク3頭、アーカンソー、ルイジアナ、オンタリオ、テキサス、ユタにそれぞれ1頭。
昨年は199頭でHold That Tigerがトップでしたが、今年は北米で種付け頭数が200を超える種牡馬が4頭出ました。順にLion Heartの233頭、Chapel Royalの222頭、Giant's Causewayの215頭、Fusaichi Pegasusの213頭となります。この4頭は全部Ashford Studに繋養されていて要するにクールモア。これ以外にもトップ10のうち7頭がAshfordの種牡馬です。これにはおそらくはスタッドの方針として多頭数への種付けが容認されているかなというところもありますが、Ashfordは2005年の種付け料の設定がGiant's CausewayとFusaichi Pegasusを除いてラインナップの割に弱気で、179頭の種付けをこなしたTale of the Catですら65,000ドルしかなかったのが原因かなと。結構北米では種付け料が手頃な種牡馬に殺到しやすいです。Lion Heartは30,000ドルですし、Chapel Royalは10,000ドル。ほかに194頭のManashee Mountainが10,000ドル、190頭のJohannesburgが30,000ドル。その他のトップ10もMedaglia d'Oroが35,000ドルで184頭、30,000ドルのMalibu Moonが175頭、10,000ドルのCandy Ride、15,000ドルのPeace Rules、10,000ドルのSongandaprayerがそれぞれ170頭という状況。フロリダのPeace RulesとSongandaprayerはフロリダとしてはかなり高い設定ですし、これでこの頭数ってのは特にこれが初年度のPeace Rulesにとってはかなり大きな利点になりそうではありますね。
さて、個人的な趣味を全開にして種付け頭数をチェキ。まずトップクラス。Storm Catは109頭。スタッドが来年からはこの数を減らす方針を明確にしているので、今年が最後の3桁の種付けになるのは確実でしょうね。A.P. Indyは115頭でこれも例年並。この種付け料でこれ以上増えたら異常な気もするしLane's Endとしてもあまりにも種付け頭数を多くしすぎるとA.P. Indyの価値が下がるということを考えているのは間違いないか。とにかくこの辺の種牡馬の産駒が競りで軒並み高額落札されるのは産駒の絶対数がまず限られてる上に競りに出てくるとなると更に限られる面があるからではあります。Giant's CausewayとかFusaichi Pegasusとかはまだそういうことを考えられる領域ではないということでしょうかね。まあ、欧州に持っていけばいいGiant's CausewayはともかくFusaichi Pegasusなんて増やしたら北米でだぶつくだけのような気もするんだが…。Unbridled's Songで139頭。シーズン中にトラブルがあって長期離脱の後、あっさり種付けを切り上げたKingmamboは37頭。確かに少ないっちゃ少ないが、それでも37頭にはこなしているわけで、大多数の種牡馬はその数字にすら到達できないんだよね。
さて、ここからは完全に趣味だ。種牡馬一年目はフロリダでトップを争う量の種付けをこなしたFull Mandateは流石に2年目になって落ちて126頭。去年このFull Mandateを抑えてフロリダのトップだったGulf Stormは2年目で大きく減らして66頭となったのを見るに、Full Mandateはよく踏みとどまったと言えるでしょう。一方その弟Newfoundlandは99頭と3桁には届かなかったもののこちらはケンタッキー供用。110頭のForest Wildcatに次ぐBrookdaleのナンバー2です。Brookdaleには種牡馬が5頭しかいないことや、種付け料の高いSilver Deputyがいることは黙っておけ。まあ、確実にここから落ちていくだろうところですのでとにかく初年度産駒から活躍馬が出てくれることを祈りましょう。種付け99頭ってのはそれに十分な数字ではあるかなと。一方でAnimationはリストに載ってないということは種付けしてないですかねえ。まあ、去年でもペンシルヴァニアで8頭だったから諦めろってところはあったが。Perfect Visionは去年の35頭から4頭になってしまいました。こっちはケンタッキーで踏みとどまる意味を無くしたかなと。さりとてどっか流れていけるような売りもないしなあ。
ちょっとFull Mandateのためにフロリダ限定のリストを作ってみる。
  1. Peace Rules (by Jules): 170
  2. Songandaprayer (by Unbridled's Song): 170
  3. Trippi (by End Sweep): 149
  4. Omega Code (by Elusive Quality): 141
  5. Full Mandate (by A.P. Indy): 126
  6. Put It Back (by Honour and glory): 124
  7. Roar of the Tiger (by Storm Cat): 123
  8. Black Mambo (by Kingmambo): 119
  9. Essence of Dubai (by Pulpit): 112
  10. Exchange Rate (by Danzig): 110
  11. Repent (by Louis Quatorze): 110
  12. Sweetsouthernsaint (by Saint Ballado): 110
ま、北米で人気のForty Ninerと言ってもこういうちょっと微妙なところで人気なのが多いような気もしますね。そして良血祭りRoar of the TigerはGiant's Causewayの全弟ですね。そしてBlack Mamboは伯母がWeekend Surpriseということで納得しましょう。
上位2頭は置いといて、TrippiはEnd Sweepが北米に残した貴重な後継種牡馬でフロリダ供用とはいえ人気が高いです。9-f族Nellie Flagのファミリーで血統も悪くない。今年初年度産駒が競争年齢に達しましたが、まだ重賞では3着に来るのが精一杯と、この血統にかけられた期待を裏切ったところはあるでしょう。ここから巻き返せないと近いうちにやばい事になりそうかな。
Omega Codeは今年から種牡馬入り。Misty Mornを通るGrey Flightの5-f族。2歳で6Fのレコードを記録した早熟のスピード馬。父Elusive Qualityも人気が出る原因でしょう。
まあ、Full Mandateはこの辺に続く数こなしたんだから悪くないだろってことで。
Jockey Clubの見立てではLive Foalと血統登録をする割合の上昇傾向から、37,300頭くらいの産駒登録があるだろうとのこと。

November 10, 2005

11/11 Aqueduct 4R Maiden Special Weight for Fillies Turf 8.5F

3戦目にして芝挑戦ということになりました。というかDivaはそんなに強い調教はしてないようで時計も平凡なのしか出てないんですけど良いのかねえ…。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Gospel SingerDixieland BandGone With the WindBuckpasserJJ Castellano
2Frozen TreatDynaformerPedicureMr. ProspectorJR Velazquez
3In CommandSiphonSilver RidanSilver DeputyES Prado
4Princess Corrigan???C Hill
5Love Strikes???JA Santos
6DivaA.P. IndyClear MandateDeputy MinisterF Jara
7Island DesignChester HouseIsland FireIsland WhirlP Morales
8Perfect Promise???C Velasquez
9Hostess???JR Leparoux
10Control PremiumMt. LivermoreSmuggleLord AvieMJ Luzzi
この時期の芝となると、Pedigree Queryに登録されてない馬も結構いますよってところか。きっちりDynaformer産駒がいたので吹きました。
Divaはまあ血統的には全くダメと言うことではないだろうというところですかね。どんな舞台でも活躍してくれれば良いという感じではある。
ところでDynaformer産駒のFrozen Treatですが、五代母がRomanitaで、そこからBoundaryとかClassy Cathy、Rich Man's Goldなんかを出している9-e族Fairy Goldの血を引いていますね。

結果…
そのDynaformer産駒のまくりが炸裂してました。Divaは芝だろうが相変わらずでしたね、6着。

November 12, 2005

11/13 エリザベス女王杯 GI 京都 芝 2200m

Pre-Rating

114のトップレートは宝塚記念を勝ったスイープトウショウ。天皇賞では展開が向かないにも程がある流れで5着に来るのが精一杯というところでしたが、末脚は相変わらず安定してるものの、悪い癖も相変わらずで困りますねえ。以前ほど後ろからということではなくなってきてるようなので去年みたいな差し損ねってのはまあ無いとは思うが。
続く112がエアメサイア。このレースの5連覇がかかる武豊というところでも注目か。3歳と古馬の力関係ですが、今年の3歳馬は牡馬も牝馬も春からずっとトップクラスでやりつづけた馬は古馬相手でもやれるだろうというくらいには思ってたり。
111はSummitville。Sun Chariotのときの数字なのでMileということになりますが、この馬は8Fから12Fまでなら同じようにこなすと思います。硬い馬場でも問題ないというコメントも出てますし、実際3勝目を挙げたレースはFirm。それ以外でもGood to Firmならちゃんと走って、馬場が柔らかくなってくるとちょっと落ちるというところもありますか。まあ、Sun ChariotはGood to Softで2着に来てるんですが。
その次が3連覇を狙うアドマイヤグルーヴの106。今年はこれまで牡馬相手に走って大阪杯と金鯱賞の4着が最高。まあ、もともと牡馬相手に重賞で戦うには力の足りない部分があることははっきりしていて、去年が大阪杯7着の金鯱賞5着ですから、特に成績が落ちているということではなくむしろ上がっているでしょう。ただ、今年は天皇賞で17着と大敗してしまったという点は少し気になるか。あまり速い上がりを出せないこの馬が、上がり3F勝負に巻き込まれての結果だからと言ってしまえばそれまでだが。3連覇は見たい気分もありつつ、見たくない気分もある。
オースミハルカが105。脚元をやってしまったということもあるが、去年ほど良くないという気がするし、ペースを落として前で粘るといっても速い上がりになるとまず勝ち目が無くなるのでかなり厳しいかと思う。去年のレースが展開として嵌まり過ぎていただけに2年連続でそうなるとも考えにくいし。
104でウイングレット、ヤマニンアラバスタ、レクレドール、エルノヴァ。ウイングレットは出てきても距離がやや長いかなという気もしますが、前でオースミハルカあたりに競る馬がいないとって気もするかな。ヤマニンアラバスタはとにかく右回り苦手か。ただ、今ならこなしてもという気がするし、直線に入って飛んでくることをどこかで期待していたりする。レクレドールはクイーンSを勝ちましたが、まだGIでは勝負にならないかな。で、エルノヴァは除外対象で出てこられたらいい所には来そうでしたが残念でしたというしかないか。とにかく後一歩のところで賞金を上積みできなかったのだから仕方ないですね。
JRAの出走順位の決定法については今更言っても仕方の無い事だし、どんな基準を作っても納得のいかない除外は起こるものだと思うしかないだろう。持ちレートで出走順位を決めても問題が起こるときは起こる。私はJRAのレーティングは信頼性が高いと思ってるからこそこういう形でプレレートを見るのですが、レーティングを出す基準がGIで6着以内、重賞で4着以内ですから持ちレートなしという馬も結構いるし、低い数値はあってないようなものだと思うからねえ。
大体レーティングで出走馬決めるとなると、この馬にこの数字はおかしいとか言う話が出てくるのは目に見えてることだし。そういう要素が入らない賞金ってのは基準としてそれなりの妥当性を持っているといえるだろう。毎年除外馬が出るKentucky Derbyも基準は賞金だし。

Post Position

馬名母父騎手調教師
1オースミハルカフサイチコンコルドホッコーオウカリンドシェーバー川島信二安藤正敏
2ライラプスフレンチデピュティフサイチエアデールサンデーサイレンス松永幹夫松田国英
3アドマイヤグルーヴサンデーサイレンスエアグルーヴトニービン上村洋行橋田満
4ショウナンパントルサンデーサイレンスバブルウイングスIn the Wings吉田豊大久保洋吉
5オースミコスモフジキセキタイセイカグラモーニングフローリック岩田康誠中尾正
6メモリーキアヌトニービンバラワキMiswaki角田晃一湯窪幸雄
7マイティーカラートニービンジョディーディアWoodman内田浩一宮徹
8スイープトウショウエンドスウィープタバサトウショウダンシングブレーヴ池添謙一鶴留明雄
9クロユリジョウサニーブライアンプリンセスジョーキンググローリアスO.ペリエ岡田稲男
10ブライアンズレターナリタブライアンパーソナルレターMr. Prospector福永祐一大久保正陽
11エアメサイアサンデーサイレンスエアデジャヴーノーザンテースト武豊伊藤雄二
12ヤマニンアラバスタゴールデンフェザントヤマニンリコールタマモクロス江田照男星野忍
13サミットヴィルGrand LodgeTina HeightsShirley HeightsS.サンダースJ.ギヴン
14ヤマニンシュクルトウカイテイオーヤマニンジュエリーNijinsky四位洋文浅見秀一
15ウイングレットタイキシャトルエアウイングスサンデーサイレンス武幸四郎宗像義忠
16マイネサマンサディアブロアオエトウショウトウショウボーイC.ルメール中村均
17レクレドールサンデーサイレンスゴールデンサッシュディクタス蛯名正義池江泰郎
18ベストアルバムメジロライアンベストダンシングトニービン渡辺薫彦沖芳夫
あらためてメンバーが充実してるなとは思った。
まずは武兄の5連覇を取るか、アドマイヤグルーヴの3連覇を取るか。エアメサイアはローズS、秋華賞とラインクラフトを差しきって勝ちましたが、この2戦はともにラインクラフトを差せれば勝てるというのがはっきりしていたレースであり、ラインクラフトが距離に負けたとは言わないが、序盤で掛かり気味にいってくれたからこそああまで綺麗に決まったのではないかというところはあります。ということでこの馬はやはり最後の甘さに関しては払底しきったとは言えないのではないかと。ですので、今回強力な差し脚をもつ馬が揃ったメンバーでどういったレースをするのかやや難しいといえるでしょう。
一方のアドマイヤグルーヴは昨年と比較して悪い戦績でもないわけで、問題になるとしたら鞍上というところはあるか。今年の上村はまあ復活してきたというところではあるもののまだ重賞は勝ってないのですよね。そのあたりちょっとどうかなとは思う。アドマイヤグルーヴは牡馬相手の成績を無視すれば良いと思うので…。
ということでどちらかといえばアドマイヤグルーヴの3連覇の方がやや可能性は高くあるかな。ただし、相手はエアメサイアよりむしろスイープトウショウだったり、オースミハルカだったりという古馬ではないかと。
スイープトウショウは前2走でスローペースに泣いてますし、昨年のこのレースにしても位置取りが後ろ過ぎたというのが敗因で、前を見ながら届く位置に付けていられたらというレースかな。宝塚記念のようにある程度速いペースの流れを中団につけられた事があるんだから、問題ないとは思うけどねえ。
Sumittvilleにとって雨が降ったのは嫌なところではあるだろう。欧州馬ではあるが、硬い馬場を求めての遠征という面があるので雨が降らないままの良馬場がベストだったはず。尤も日本の馬場なら多少雨が降ってもこの馬が苦手とするような馬場にはならないかとは思うが。
ヤマニンアラバスタはいつまでも右回り苦手とか言ってたらGIなんて勝てないだろと思ったところで東京に牝限GI新設とか出てくるからなあ。直線だけで全部ひっくり返せるかとなると、エリ女でそれは難しいという他無いか。
オースミハルカがレースを引っ張る事になるかとは思いますが、この馬はあまりペースを落としてもあまり良くなさそうで、自分が潰れない程度の平均ペースくらいになるのではないかなと。その上で直線に入る段階で後続にどれだけ差がついているかで、馬群の中に飲み込まれるかどうかが決まる。となるとスイープトウショウがいるので早めに仕掛けてくる馬がいるはずなので、今回はオースミハルカにとっては厳しいのは間違いない。
週初めにナリタトップロードの訃報が舞い込んできて、そのせいか同じ陣営となるベストアルバムが注目されているようですねえ。凄く懐かしい名前ですが、ちょっと戦績見てみたらまだ準OPにいたので驚いた。いや萩Sを思い出します。テイエムリキサン、エイシンチャンプ、ベストアルバム、ウインクリューガー、サイレントディールと後から見ても凄いんだか凄くないんだかかなり微妙な馬が5頭揃って掲示板を占めたレースでしたねえと。
さて、実に秋華賞以来1年以上のブランクからの復帰となるヤマニンシュクルはスイープトウショウに次ぐ能力を示していて、それなりに安定感もあった馬だが、やはりいきなりではきついかな。まあ、また一線級に戻ってきて欲しい馬ではあるのでとにかく復帰したのはよかったと思う。

RESULT

君の父上がいけないのだよ…。
1.スイープトウショウ: エンドスウィープ - タバサトウショウ by ダンシングブレーヴ
2.オースミハルカ: フサイチコンコルド - ホッコーオウカ by リンドシェーバー
3.アドマイヤグルーヴ: サンデーサイレンス - エアグルーヴ by トニービン
4.ヤマニンシュクル: トウカイテイオー - ヤマニンジュエリー by Nijinsky
5.エアメサイア: サンデーサイレンス - エアデジャヴー by ノーザンテースト
6.ライラプス: フレンチデピュティ - フサイチエアデール by サンデーサイレンス
7.オースミコスモ: フジキセキ - タイセイカグラ by モーニングフローリック
8.ヤマニンアラバスタ: ゴールデンフェザント - ヤマニンリコール by タマモクロス
9.ベストアルバム: メジロライアン - ベストダンシング by トニービン
10.ウイングレット: タイキシャトル - エアウイングス by サンデーサイレンス
11.クロユリジョウ: サニーブライアン - プリンセスジョー by キンググローリアス
12.マイティーカラー: トニービン - ジョディーディア by Woodman
13.メモリーキアヌ: トニービン - バラワキ by Miswaki
14.マイネサマンサ: ディアブロ - アオエトウショウ by トウショウボーイ
15.ショウナンパントル: サンデーサイレンス - バブルウイングス by In the Wings
16.サミットヴィル: Grand Lodge - Tina Heights by Shirley Heights
17.レクレドール: サンデーサイレンス - ゴールデンサッシュ by ディクタス
18.ブライアンズレター: ナリタブライアン - パーソナルレター by Mr. Prospector
ラップタイム: 12.3 - 10.9 - 11.9 - 12.4 - 12.5 - 12.5 - 13.3 - 12.0 - 11.5 - 11.1 - 12.1
とまあ、今年もまたオースミハルカのレースであったというような気はしますね。1枠から先頭に立って2F目に10.9というラップを刻んで後続に差をつける。その後はペースを落としてますが、エリ女で13.3なんてラップを刻むとはねえ。この流れでも全く動けなかったのが大きく離れた2番手にいたショウナンパントルで、マイネサマンサが中団から一気に差を詰めにかかりますがこれもオースミハルカを脅かすところまではいかず。人気勢では前にいたアドマイヤグルーヴもそのまま脚を溜める。ウイングレットあたりも全然仕掛けていかなかった結果、直線に入ったオースミハルカは見るからにセーフティリードを確保して逃げ込み体勢になっていました。それを外から一気に差してきたスイープトウショウは確かに強かったです。中団から33.2秒の上がりを出されてはというところはあるものの、このあたりは中団からでも競馬ができるようになった分のプラスが大きいかと。でも最後オースミハルカが止まってる事を考えても、何だあの末脚ってところはあるか。確かに宝塚記念を勝った馬が簡単に負けていいレースではなかったのですが、ちょっと太刀打ちできないレベルにあるかもしれませんね。
オースミハルカは2年連続で会心の競馬をしてるんだと思いますが、どうしても最後の粘りが足りない。むしろ良く2着に粘っているというところがあるかもしれませんが、最後粘りきれないのがフサイチコンコルド産駒かなという気がしなくもなく。まあ、今年も上位の上がりが軒並み33秒台の中でよく粘ったということになるんだけどね。
アドマイヤグルーヴはエアメサイアに先着して最低限のことはやってのけたというところだろう。アドマイヤグルーヴ自身のレースの内容としては昨年とほぼ同じで、今年はオースミハルカに前に行かれ過ぎていたことと、スイープトウショウが中団でレースを進められるようになっていたことで逆転されてしまったという印象。
エアメサイアを抑えて4着のヤマニンシュクルに萌えた。
サミットヴィルはちょっとついて行けてなかったという感じだったか。

November 19, 2005

11/20 マイルチャンピオンシップ GI 京都 芝 1600m

Pre-Rating

トップレートはスプリンターズSの2着が117のデュランダル。先日アドマイヤグルーヴの3連覇の夢を打ち砕いたのはスイープトウショウでした。そのスイープトウショウの手綱を取っていた池添騎手が今回はデュランダルで3連覇に挑むことになります。デュランダルは昨年から蹄に問題を抱えていて、今年はまだスプリンターズSに出走したのみ。それでも最後は大外を回ってSilent Witnessを追い詰めにかかっていたあたり、出走するレースを絞ってしっかり仕上げれば問題のないところではあるか。まあ、デュランダルにやられ続けているアドマイヤマックスに乗る5連覇を阻止された人あたりが黙ってなさそうではあるけどな。
ということでデュランダルに続くのが115を貰っているアドマイヤマックスとメイショウボーラーだったのですが、メイショウボーラーは回避。アドマイヤマックスは高松宮記念とスプリンターズSでの数字ということですから、とにかく一緒に走ると勝てないデュランダルを何とかしなければというところではあるでしょう。課題は急にダメになってしまったマイルと言う距離ではあるだろうが、以前のような強烈な末脚をマイル戦で使う事が出来なくなってるんですよね。ただでさえデュランダルがいるので差し馬はどうかってところがあってちょっと前でレースをしたら最後全然伸びなかったのが去年のレースで、今年はどうするつもりなのかなと。武豊が日記で妙に弱気なことを書いてるのが気になる。これが国内最終戦で、このあと香港を走って引退と言う事だから最後に姪と戦うってのはなかなかに萌えるところではある。
そのラインクラフトはNHKマイルと秋華賞で111を貰い実質アドマイヤマックスと同格。前2走敗れているとはいえ、やや掛かり気味になっていたところもあり、やはりマイル戦の方があっているということなのだろう。NHKマイルで牡馬を蹴散らしマイル戦では3歳馬の中でトップ。古馬相手にどの程度前につけられるかというあたりがポイントになるかな。
カンパニーがなぜか113も持っていて登録してるんですが出てくるんですか。というか出てこれるのか。常に速い上がりを出しながらも届かないってのは位置取りとかに問題があるわけで…。
112なのがテレグノシス。毎回テレグノシスにだまされる私ですが、今回も騙されましょう。天皇賞で全く勝負にならなかったのは去年と同じです。というか今年の天皇賞なんて特殊すぎる展開だったので、着順は参考にならないだろうとは思う。去年のレースを見ている限りではデュランダルとの差はコーナーから加速してくるデュランダルに対して、直線に入ってから弾けるのがテレグノシスというところがあって、とにかくデュランダルより前で直線に向きたいところでしょう。大外回しは結果的にそれでちゃんと伸びてくるから良いのではないかと。
110がサイドワインダー、ダイワメジャー、バランスオブゲーム、ローエングリンとダンスインザムード。サイドワインダーは新潟で狂った末脚をご披露して折れた。のにスワンSで復帰して2着だからどうなってんだとか思う。京都は得意としているコースですし、デュランダル、テレグノシス、ハットトリックあたりとの末脚競演は萌えますね。ダイワメジャーはレースを引っ張る方になるかと思うが、関屋記念でサイドワインダーに撃墜されたり、毎日王冠はあのスローペースを動かずにサンライズペガサスとテレグノシスその他に差されるというあたりは問題か。ちょっと今ではGIで何とかできるようには思えない。バランスオブゲームもGIで勝つには厳しいと言うところはあるか。しかしこの馬もだけど、デュランダル、テレグノシス、アドマイヤマックスにローエングリンと相変わらず元気な6歳馬たちも今年が最後になりそうなのが多くて寂しいね。そのローエングリンはいつまでも逃げ潰れの癖が取れません。ラインクラフトやダイワメジャーが大人しくしてくれていたとしてどこまで持たせられますかね。ダンスインザムードは成績が全く安定しなくなってどうしたものか。今年も天皇賞を好走してのマイルCSとなりましたが、少なくともパドック見るまでこの馬は分かりません。
最後に109のハットトリック。京都では3戦3勝でとにかく切れる末脚を持っています。ただ、一線級とぶつかるようになって連勝が止まったのはともかく、これまで勝負に絡めていないと言うのは気になるところ。GIクラスになるとちょっと力不足か。
やっぱりマイルCSはメンバー濃いですね。好きな馬の多い6歳世代ですが、来年のこの舞台に戻ってこれるのは果たしているのかねという感じではあるし、気が向いたら淀行きたいなあ。でも今年は阪神JFも見たい。両方はきついしどうするかな。

Post Position

馬名母父騎手調教師
1ラインクラフトエンドウィープマストビーラヴドサンデーサイレンス福永祐一瀬戸口勉
2アドマイヤマックスサンデーサイレンスダイナシュートノーザンテースト武豊橋田満
3ウインラディウスサンデーサイレンスジョウノマチエールマルゼンスキー 田中勝春藤沢和雄
4ローエングリンSingspielカーリングGarde Royale横山典弘伊藤正徳
5ハットトリックサンデーサイレンストリッキーコードLost CodeO.ペリエ角居勝彦
6ビッグプラネットブライアンズタイムロンドンブリッジドクターデヴィアス和田竜二南井克巳
7アズマサンダースサンデーサイレンスオースミシャインシンボリルドルフ藤岡佑介藤岡健一
8ダンスインザムードサンデーサイレンスダンシングキイNijinsky北村宏司藤沢和雄
9バランスオブゲームフサイチコンコルドホールオブフェームアレミロード木幡初広宗像義忠
10マイネルハーティーマイネルラヴシビルスイートシンボリルドルフ安藤勝己中村均
11タニノマティーニウォーニングタニノメールリヴリア須貝尚介須貝彦三
12ダイワメジャーサンデーサイレンススカーレットブーケノーザンテーストC.ルメール上原博之
13サイドワインダートニービンゴールデンジャックアフリート松永幹夫北橋修二
14デュランダルサンデーサイレンスサワヤカプリンセスノーザンテースト池添謙一坂口正大
15テレグノシストニービンメイクアウィッシュノーザンテースト勝浦正樹杉浦宏昭
16キネティクスフォーティナイナーインキュラブルロマンティックStop the Music小牧太新川恵
17リキアイタイカンアフリートノーノーネヴァーNijinsky武幸四郎松田正弘
18アルビレオサンデーサイレンススワンプリンセスNureyev岩田康誠白井寿昭
だから出馬表にネタを仕込むのはやめろとあれほど(ry
というかJRAやってくれたぜって感じで偶然って怖いねw。1枠見て吹いた。7枠見ても一回吹いた。
いきなりラインクラフトとアドマイヤマックスが隣同士ですよ。京都のマイル戦だから枠順はそれほど気にしなくても良いような気もしますが、アドマイヤマックスはちょっと嫌な枠に入ったのかなとは思う。
差し馬3頭を揃えた7枠も秀逸ですね。安田記念でも似たような枠を見ましたが、またしてもこうなるとは思ってませんでしたよ。ギリギリまで溜めて一気に加速する差し馬が好きです。
逃げるのはダイワメジャーかビッグプラネットあたりでしょうかね。ローエングリンはどうするつもりか考えるだけ無駄な気がします。ラインクラフトが行くならそれでも良いような気はしますが、この3頭にこれだけのメンバーを相手に回して逃げ切る事を期待するのはちと酷なところはあるでしょう。ちょっと控えたラインクラフトが直線抜け出してって展開はあるのかもしれないが、どのみちこれだけ前に行く馬がいるならそう遅いペースってのもなさそうですし、いい感じにしまった展開のレースになってくれるんじゃなかろうかと。その上で京都外回りコースということをフルに活かして飛んでくる追い込み勢に期待したいというところかな。

RESULT

1.ハットトリック: サンデーサイレンス - トリッキーコード by Lost Code
2.ダイワメジャー: サンデーサイレンス - スカーレットブーケ by ノーザンテースト
3.ラインクラフト: エンドウィープ - マストビーラヴド by サンデーサイレンス
4.ダンスインザムード: サンデーサイレンス - ダンシングキイ by Nijinsky
5.バランスオブゲーム: フサイチコンコルド - ホールオブフェーム by アレミロード
6.アドマイヤマックス: サンデーサイレンス - ダイナシュート by ノーザンテースト
7.ビッグプラネット: ブライアンズタイム - ロンドンブリッジ by ドクターデヴィアス
8.デュランダル: サンデーサイレンス - サワヤカプリンセス by ノーザンテースト
9.キネティクス: フォーティナイナー - インキュラブルロマンティック by Stop the Music
10.ウインラディウス: サンデーサイレンス - ジョウノマチエール by マルゼンスキー
11.サイドワインダー: トニービン - ゴールデンジャック by アフリート
12.テレグノシス: トニービン - メイクアウィッシュ by ノーザンテースト
13.アルビレオ: サンデーサイレンス - スワンプリンセス by Nureyev
14.アズマサンダース: サンデーサイレンス - オースミシャイン by シンボリルドルフ
15.マイネルハーティー: マイネルラヴ - シビルスイート by シンボリルドルフ
16.タニノマティーニ: ウォーニング - タニノメール by リヴリア
17.ローエングリン: Singspiel - カーリング by Garde Royale
ラップタイム: 12.2 - 10.6 - 11.4 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.2
ローエングリンが引っ張ったペースですが、2F目がちょっときついもののマイル戦としては平均よりちょっと速いかなというペース。これで最下位まで沈むローエングリンはもうどうにもならないかと思いますが、その後ろにつけていたダイワメジャーがハナ差の2着なのですから先行馬にとっても問題の無いペースではありましたか。これで大外を回ったデュランダルは最速の上がりを披露するものの差しきれず。アレを一気に持っていこうとするならば32秒台出してないと無理でいくらデュランダルでもそうそう32秒台なんて出せませんよと言うところか。過去2年は後ろからの馬が飛んできて決まる流れでしたが、今年は前が残る流れだったという事でしょう。ハットトリックはデュランダルなどより前で競馬をして追い込んでギリギリダイワメジャーを差しきりました。京都では負けなしという相性とこのレースに限って本来の冴えを取り戻したペリエの合わせ技というところではあるかな。ダイワメジャーは惜しかったが、最後は脚が止まっているので上手く抜け出したという面もありそう。ラインクラフトはちょっと後ろにつけすぎたかなと思う。道中ですぐ後ろにアドマイヤマックスがいたし。1枠で外から被されるような形になってしまったから仕方ないか。
デュランダル、サイドワインダー、テレグノシスが並んでレースしてたのが見られたので良しとする。デュランダルにしてもテレグノシスにしてもこいつら自身の時計だけを見ると衰えたとかそういう話にはならないなとは思う。ただ、今回は前の方の馬に速い上がりを出されてしまっただけ。ま、それが一番の問題ではあるんだが。

November 25, 2005

11/26 Japan Cup Dirt GI Tokyo Dirt 2100m

Pre-Rating

とりあえず向こうのGIをぶっちぎった経験のあるLava Manが119でトップレート。国内馬とのレート比較はあまり意味の無いことだとは思いますが、昨年のTotal Impactが118だった事を考えるとある程度の警戒が必要なレベル。戦績もHollywood Gold Cupを勝ってPacific Classicで負けてるところなど良く似ている。Freetstreet Dancerといい、カリフォルニアのダートを主戦場にしている馬が府中には合うのかもしれない。
国内のトップは114で並ぶタイムパラドックスとユートピア。距離に問題が無く連覇を狙うタイムパラドックスが最有力と言う事になるでしょう。今年の戦績も高いレベルで安定しており、ユートピアに対してはマイルの南部杯で負けて、今年は1900mのJBC Classicでしっかりやり返した形。むしろ怖いのは長いところで2度負けたサカラートか。ユートピアは2000mまでなら粘りが効くもののあと100mをこなす事が出来ずこの舞台は苦手。気まぐれなところもあってアテにしづらい。
112を貰った3歳馬カネヒキリは前走で3kの斤量差があったとはいえ2着に負けてついにダートでも土がついた。問題はJCダートという舞台で3歳馬が案外な事くらいかなと。クロフネは例外でしょう。JDDとダービーGPという2つのGIではゴールドアリュールがもっと恐ろしいレースを見せてここに臨んだものの5着という結果があるし、ユートピアでも圧勝できる舞台ではあるので、ここを勝ったから古馬に通用するというものではないのでしょう。で、前走の武蔵野Sではそう簡単には負けないというくらいに評価できるレースではあるかもしれませんが、いくら斤量差があったと言ってもちゃんと勝ちきって欲しかったなとは思うわけです。
同じく112のシーキングザダイヤはまだGI勝ちはありませんが、2着が3回と古馬になってそこそこ強くなってきたという感じはある。ただ川崎記念の2着はあまり評価できないので距離は問題だろうと思う。
111で並ぶのがサカラートとヒシアトラス。サカラートは距離に問題は無いし、なんかデットーリ騎乗という事らしいので、打倒タイムパラドックスの一番手だろう。サカラートがここまで強くなるとは思わなかったなあというのが正直なところで、ここまで来たからにはGIタイトルとって貰おうかと。ヒシアトラスは距離にやや問題があるように思えるのと鞍上どうすんのってところが問題か。ここに来てゴ(ryに戻したら陣営は神かと思ってよかろうが。
110を持っているのがパーソナルラッシュと外国馬2頭。パーソナルラッシュはアテに出来ないところがありますし、調子がよければ怖いところのある馬ですが、ここ2戦が案外なので期待するのは酷か。Tap Dayはカリフォルニアでの成績を重視するとなれば、走ってないのでどうにもならん。

Post Position

馬名母父騎手調教師
1シロキタゴッドランジェニュインシクレノンメモリートニービンM.デムーロ中尾秀正
2ラヴァマンSlew City SlewLi'l Ms. LeonardNostalgia's StarC.ナカタニD.オニール
3サンライズバッカスヘネシーリアルサファイアリアルシャダイ佐藤哲三音無秀孝
4ユートピアフォーティナイナードリームビジョンノーザンテースト安藤勝己橋口弘次郎
5タイムパラドックスブライアンズタイムジョリーザザAlzaoO.ペリエ松田博資
6スターキングマンKingmamboPrincess TimideBlushing GroomK.デザーモ森秀行
7シーキングザダイヤStorm CatシーキングザパールSeeking the Gold横山典弘森秀行
8タップデイTap DayDay MateDayjurE.コアM.ヘニグ
9ハイアーゲームサンデーサイレンスファンジカLaw Society田中勝春大久保洋吉
10カネヒキリフジキセキライフアウトゼアDeputy Minister武豊角居勝彦
11サカラートアフリートスカーレットレディサンデーサイレンスL.デットーリ石坂正
12パーソナルラッシュWild RushPersonallyAlydar藤田伸二山内研二
13ジンクライシスSubordinationDaring VerseOpening Verse柴田善臣土田稔
14アジュディミツオーアジュディケーティングオリミツキネンジャッジアンジェルーチ内田博幸川島正行
15エキセントリックMost WelcomeSure CureCaerleonD.ホランドA.リード
16ヒシアトラスティンバーカントリータックスヘイブンAlydar蛯名正義中野隆良
Lava Manが良い所引いてるなという印象。ユートピアはその後ろくらいでレースをしそうか。それほど枠の影響は無いかな。でもこのレースは見るだけにしようかと。

結局今年のJCはどちらも難解か。毎年のように言われる招待馬のレベルについてはこれまでも低いと思った事はないし、今年もこれだけ来てりゃ十分ですよと。

RESULT

1.カネヒキリ: フジキセキ - ライフアウトゼア by Deputy Minister
2.シーキングザダイヤ: Storm Cat - シーキングザパール by Seeking the Gold
3.スターキングマン: Kingmambo - Princess Timide by Blushing Groom
4.タイムパラドックス: ブライアンズタイム - ジョリーザザ by Alzao
5.サンライズバッカス: ヘネシー - リアルサファイア by リアルシャダイ
6.シロキタゴッドラン: ジェニュイン - シクレノンメモリー by トニービン
7.サカラート: アフリート - スカーレットレディ by サンデーサイレンス
8.ユートピア: フォーティナイナー - ドリームビジョン by ノーザンテースト
9.ハイアーゲーム: サンデーサイレンス - ファンジカ by Law Society
10.アジュディミツオー: アジュディケーティング - オリミツキネン by ジャッジアンジェルーチ
11.ラヴァマン: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
12.ジンクライシス: Subordination - Daring Verse by Opening Verse
13.タップデイ: Tap Day - Day Mate by Dayjur
14.パーソナルラッシュ: Wild Rush - Personally by Alydar
15.ヒシアトラス: ティンバーカントリー - タックスヘイブン by Alydar
16.エキセントリック: Most Welcome - Sure Cure by Caerleon
ラップタイム: 6.9 - 11.2 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.4 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.4
直線でわずかながらスターキングマンが先頭に立っていたときはそのまま復活勝利となってくれればうれしいという感じで見ていたのですが、最後にシーキングザダイヤとカネヒキリに交わされてしまいましたねえ。接戦だったがレコードも出たしカネヒキリは強かったという事でいいのだろう。シーキングザダイヤはまたかってところ。
ユートピアが逃げて作ったペースは昨年ローエングリンが引っ張ったペースと同じくらい。直線で粘れないのはやはり距離というファクターが大きかったかなと言う印象。ユートピアをみつつという位置にいたシーキングザダイヤが最後伸びて2着に来たのだからペースとしては問題ないペースか。Lava Manは先行馬を見る位置になってしまい、直線に入るまでに下がってしまったのですが、どうもコメントを見ていると怪我をしたとのことで、ちょっと惜しかったなというところか。まくりを見せて欲しかった気もするが、あの位置では出てこれなかったろうから直線で抜け出せるかどうかと言うところだったのかな。まあ、それでも外国馬では最先着だったわけですが。

11/27 Japan Cup GI Tokyo Turf 2400m

Pre-Rating

トップレートはもちろんBago。続いてゼンノロブロイ、Alkaasedとここまでが120オーバー。ついでに牝馬Ouija Boardが116。ゼンノロブロイまで含めて全部欧州でついた数字ではあるので、どうしたもんかなというところはあるものの、外国馬の中で実力上位2頭と一応今年勝ちきれないが日本のトップホースという形。先日も書いたようにBagoの血統なら日本の競馬にも対応できるだろうと考えているし、このクラスの馬が次から次へとJCで吹っ飛ぶというのもそろそろ勘弁してくださいとか言いたい気分でもある。勝ちきるには多少展開の助けが必要かもしれませんが、大崩れするということは考えにくいかなと。ゼンノロブロイも崩れると言う事は考えにくいか。今年は惜しいレースを続けながらも、その全てでゴール前で差されるというシーンを見せているだけにGIを3連勝する前の悪い癖が再発してるんじゃないのという気もする。本来極端に速い上がりを持ってるわけでもなくて、サンデーサイレンスの上級産駒としては平均的なんではないかなという程度。AlkaasedはWarrsan以上に12Fは得意で崩れない。東京の馬場に合うかどうかもKingmambo産駒なのでそうひどい事にはならないだろうってのはある。
続いて118がWarrsanとBetter Talk Now。馬場が合いそうなのはBetter Talk Nowではあるけれども、北米芝のレートはいまいち信用ならないところはある。WarrsanにしてもBago、Alkaasedの2頭に対しては数枚落ちるというのが実情だけに昨年ほど酷いレースにはならないで欲しいというくらいしか言えぬ。Warrsanの父Caerleonにしても抜群の日本適性でならしたのですが、今ならKingmamboの方が上になっちまうのは仕方なし。
ハーツクライとコスモバルク、King's Dramaが117。ハーツクライはこれまでレースが終わってから突っ込んでくるのが常でしたが、宝塚記念では良いところまで来たので昨年よりは良くなってるんだろう。コスモバルクは今年のレース選択で陣営が迷走するし、結局レースに出てきたら逃げて潰れるばかりで進歩しない。今回もタップダンスシチーとかに突付かれて終わるんではないかと。King's Dramaは速い時計で決着したMan O'War Sで2着したんだからそれなりではあるかな。でもそのとき勝ったのがBetter Talk Now。
116のデルタブルースは除外か。アル共で復帰したが、まだまだ完全ではないという感じだったので無理する事はないだろう。ヘヴンリーロマンスの天皇賞は112という評価でこのレベル。2戦続けてあんなにうまくいくようなことはないだろうから期待しすぎるのはどうかと思うものの、2400mを走った事が無いとはいえ血統からしたら簡単にこなせそうではある。あの底力に溢れる血統を活かせる展開になればねというところか。
115でサンライズペガサスとタップダンスシチー。サンライズペガサスは案外2400mには出走してないのな。昔ほど上がり勝負の馬ではなくなってるとは思うので位置取りが勝負か。タップダンスシチーの前走はこれまであれほど出走を嫌がってたのに納得のいくものではあったので、無視するにしても、宝塚記念が案外だったのは気になるか。年齢が年齢だし衰えたと言われるのは仕方なかろうなと。

Post Position

馬名母父騎手調教師
1マイソールサウンドタマモクロスチアズスミレサンデーサイレンス本田優西浦勝一
2タップダンスシチーPleasant TapAll DanceNorthern Dancer佐藤哲三佐々木昌三
3ウォーサンCaerleonLucayan PrincessHigh LineJ.P.スペンサーC.E.ブリテン
4アドマイヤジャパンサンデーサイレンスビワハイジCaerleon横山典弘松田博資
5リンカーンサンデーサイレンスグレースアドマイヤトニービン武豊音無秀孝
6 ウィジャボードCape CrossSelection BoardWelsh PageantK.ファロンE.ダンロップ
7ベタートークナウTalkin ManBenditaBaldskiR.ドミンゲスG.モーション
8ゼンノロブロイサンデーサイレンスローミンレイチェルMiningK.デザーモ藤沢和雄
9ストーミーカフェアドマイヤベガグリーティングスRainbow Quest四位洋文小島太
10ヘヴンリーロマンスサンデーサイレンスファーストアクトSadler's Wells松永幹夫山本正司
11コスモバルクザグレブイセノトウショウトウショウボーイM.デムーロ田部和則
12バゴNashwanMoonlight's BoxNureyevT.ジレJ.ピース
13サンライズペガサスサンデーサイレンスヒダカブライアンブライアンズタイム後藤浩樹石坂正
14アルカセットKingmamboChesa PlanaNiniskiL.デットーリL.クマーニ
15キングスドラマKing's TheatreLast DramaLast TycoonE.S.プラードR.フランケル
16ハーツクライサンデーサイレンスアイリッシュダンストニービンC.ルメール橋口弘次郎
17スズカマンボサンデーサイレンススプリングマンボKingmambo安藤勝己橋田満
18ビッグゴールドブライアンズタイムビューティフルゴールドMr. Prospector和田竜二中尾正
なんか良い感じにタップダンスシチーが内枠引いてますね。結局タップダンスシチーが行ってその後ろにストーミーカフェとかビッグゴールドがつけるという形になりそうか。天皇賞を見てるとストーミーカフェに引っ張らせるのはやめた方が良いかとも思うわけで。で、コスモバルクがその状況で抑えが利くかってのは気になる。
JCでは毎年外国馬ばっかり買って散ってますが、今年も懲りずにBagoとかAlkaasedとかWarrsanとか行くつもりよ。今更やり方を変えられません。

RESULT

1.アルカセット: Kingmambo - Chesa Plana by Niniski
2.ハーツクライ: サンデーサイレンス - アイリッシュダンス by トニービン
3.ゼンノロブロイ: サンデーサイレンス - ローミンレイチェル by Mining
4.リンカーン: サンデーサイレンス - グレースアドマイヤ by トニービン
5.ウィジャボード: Cape Cross - Selection Board by Welsh Pageant
6.サンライズペガサス: サンデーサイレンス - ヒダカブライアン by ブライアンズタイム
7.ヘヴンリーロマンス: サンデーサイレンス - ファーストアクト by Sadler's Wells
8.バゴ: Nashwan - Moonlight's Box by Nureyev
9.スズカマンボ: サンデーサイレンス - スプリングマンボ by Kingmambo
10.タップダンスシチー: Pleasant Tap - All Dance by Northern Dancer
11.アドマイヤジャパン: サンデーサイレンス - ビワハイジ by Caerleon
12.ベタートークナウ: Talkin Man - Bendita by Baldski
13.ウォーサン: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
14.コスモバルク: ザグレブ - イセノトウショウ by トウショウボーイ
15.マイソールサウンド: タマモクロス - チアズスミレ by サンデーサイレンス
16.キングスドラマ: King's Theatre - Last Drama by Last Tycoon
17.ビッグゴールド: ブライアンズタイム - ビューティフルゴールド by Mr. Prospector
18.ストーミーカフェ: アドマイヤベガ - グリーティングス by Rainbow Quest
ラップタイム: 12.5 - 10.7 - 11.5 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.4
タップダンスシチーが押して先頭。その後ろにストーミーカフェとビッグゴールドがつけるという展開は読みきったもの、直線でバゴが伸びてこなかったので終了。
そのタップダンスシチーがストーミーカフェに少し突付かれながら作ったペースは道中で1度だけ12.0を踏みますがそれ以外は11秒台後半というきついペースで、2番手、3番手につけていたストーミーカフェとビッグゴールドは完璧に沈み、タップダンスシチーも最後は粘りきれずに10着でした。それでも最後は止まったとはいえ、これだけの競馬ができるのだからタップダンスシチーは凄い馬だと思う。
直線に入るところではOuija Boardの手応えが良いようにも見えましたが、そこからが意外と伸びてきませんでしたねえ。ゼンノロブロイにしても一瞬突き抜けていきそうな感じがあったのですが、これもそこからがちょっと伸びてなかったと言うか、Alkaasedを交わすところまではいけませんでした。で、最後に内に入って馬群を縫ってきたハーツクライが来ましたが、わずかに抑えて1着Alkaased。さすがはDettoriと言うところではあったか。まあ橋口厩舎らしい結果に終わったハーツクライは惜しかったけどある程度読めた結果か。
ゼンノロブロイという馬は昨年のGI3連勝の鮮烈なイメージを大事にする人と、その前の詰めの甘い競馬を続けていたイメージを引き摺る人の間で大きく評価が分かれそうだが、私は後者。だから、まあこんなもんでしょとは思う。もともと圧倒的に強いというイメージは無くてとにかく大崩れしない善戦屋というイメージの方が強いのね。今年になってGIを4戦、それら全てで勝てないまでも環境も相手も展開も全く異なってくる中で3着、2着、2着、3着なら十分素晴らしい結果だと思うが、昨年秋の結果に比して物足りないと思う人はいるのだろう。距離やスタミナという問題ではなくて、今年のレースは抜け出しに掛かる時の甘さがずっと見られるので今回もAlkaasedに並んだ後はそういう面が見られたという事で良いのではなかろうか。特に力が衰えたとかそういうことではなさそう。むしろどんなレースでも上位に顔を出せることを評価してやるべきでしょう。ただ、天皇賞秋では上がりが32秒台という競馬をしましたし、今回はレコード決着となってきついレースを2つ続けたので有馬記念はちょっとどうかなという気はしてみたり。ゼンノロブロイに限らずこの2戦走った馬は少なからずそうだと思うが。
リンカーンの4着は確かに驚いたが、展開が全く向かなかった天皇賞を気にしなければ京都大賞典を勝っているし、昨年よりは馬の状態が良いということでしょう。Ouija Boardは直線でもっと伸びるかと思ったが伸びず。最後はハーツクライに少し前をカットされるような形になって3着を失ったというところはあったかもしれない。ヘヴンリーロマンスはこの結果なら十分か。BagoはやっぱりNashwanかという事になるのかねえ。昨年の凱旋門賞馬としてみるならば今年の成績は大いに不満ではあるのだが…。Warrsanはこの高速レースで昨年の順位を上回ったので個人的には満足な結果だったり。
Blood-HorseとRacing Postに速報が出てますね。
Blood-Horse: Alkaased Noses Out Heart's Cry in Record-Setting Japan Cup
Racing Post: Alkaased powers to record Japan Cup triumph
レーポは流れるからリンク張らない方向で。
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Frankie Dettoriは東京競馬場において行われたJapan CupにおいてAlkaasedを勝たせるために持てる全ての騎乗技術を必要としました。2400mの芝のレースで日本馬Heart's Cryをハナ差退けて2:22.1というレコードタイムを記録しています。Kent Desormeauxが騎乗した昨年の覇者Zenno Rob Royは圧倒的一番人気に推されていましたが3着に終わっています。
アメリカ馬のBetter Talk NowとKing's Dramaはそれぞれ12着と16着でした。
DettoriはAlkaasedを2003年のJapan Cup馬であるTap Dance Cityの刻む速いペースに対応させました。Tap Dance Cityは直線の入り口でも大きなリードを保ち、アップセットを演じようとしましたが、イギリスのOuija BoardとZenno Rob RoyがPleasant Tap産駒に狙いを定めて襲い掛かりました。そしてAlkaasedが外から一気に来ました。Alkaasedは残り100mの地点では勝利を確信できる状況でしたが、7頭いたSunday Silence産駒のうちの1頭、Heart's CryがChristophe Lemaireに導かれて内から迫りました。結果Dettoriは3度目のJapan Cupの勝利をまたしてもハナ差で手に入れる事になりました。
勝ち時計の2:22.1は1989年にNew Zealandの牝馬Horlicksが記録した2:22.2を更新するステークスレコードです。
Alkaasedは5歳のKingmambo産駒で、KentuckyのRobin Scully's Clovelly Farmで産まれました。2001年のKeeneland September Yearlingで325,000ドルでSheikh Hamdanに落札されています。彼は3歳馬としてのキャリアを終えた後の2003年のTattersalls Saleにおいて42,000Guineasで落札され、今ではMonacoのMichael Charltonの馬として走っています。
このLuca Cumaniが調教する馬は今年の凱旋門賞に狙いを定めていましたが、軽い怪我のため薬物治療が必要となり、凱旋門賞には出走できませんでした。彼はBC Turfにもプレエントリーしましたが、CumaniはAlkaasedの状態とBelmontの柔らかい馬場状態のいずれかの理由によって回避させています。
Charltonは彼を12月のHong Kongのレースに出走させるつもりであり、Cumaniの最終的な決定を待つようです。2006年の繁殖シーズンに向けて日本で種牡馬入りする可能性についての質問にはHong Kongの後で決めると交わしました。
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ということで来年どうするのかということについては、まだ決めないという事のようですが、5歳だからもう引退してもおかしくはないか。後1年現役に残って欲しいかなという気はするけどね。Kingmambo産駒でもある事だし日本で種牡馬入りしたら人気になるでしょうが、社台にはキングカメハメハがいるので敢えて手を出す事はしないかなと。JRAが手を出したらそれはそれで面白かろうが…。それより古馬が不作なDubaiの王族が買い戻すかなという気がしていたり。
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MARIUS / MARL
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メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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