8/2 Sussex S GI Goodwood GB Turf 8F
Sussex S GI Goodwood GB Turf 8F
No. | Post | Horse | Sire | Dam | Broodmare Sire | Jockey | Trainer |
1 | 5 | Court Masterpiece | Polish Precedent | Easy Option | Prince Sabo | Jimmy Fortune | E.A.L. Dunlop |
2 | 4 | Echo of Light | Dubai Millennium | Spirit of Tara | Sadler's Wells | L. Dettori | Saeed bin Suroor |
3 | 6 | Rob Roy | Lear Fan | Camanoe | Gone West | Ryan Moore | Sir Michael Soute |
4 | 3 | Vanderlin | Halling | Massorah | Habitat | Martin Dwyer | A.M. Balding |
5 | 1 | Soviet Song | Marju | Kalinka | Soviet Star | J. Murtagh | J.R. Fanshawe |
6 | 2 | Araafa | Mull of Kintyre | Resurgence | Polar Falcon | Alan Munro | J. Noseda |
7 | 7 | Aussie Rules | Danehill | Last Second | Alzao | M.J. Kinane | A.P. O'Brien |
Soviet Songは今年になって3戦しGII Windsor Forest勝ち。Lockinge SとFalmous Sではあまり良いところがありませんでした。Lockinge Sは元々あまり得意ではないような休み明けであることに加えて、昨年の後半に細かい不安が連続して結局レースに使えずという状態であったという部分も考慮してよいかなと思います。一方Falmouth SはRajeemにしてやられたという感じが強く、このレースもまた展開などで恵まれなかったとは言えます。ただ、3度目は無いぞというところでもあり、この手頃なメンバーを相手にまずはGIをとっておきたいところか。Windsor Forest Sはさすがにまだ最盛期には及んでいないものの、それでも牡馬相手だろうがGIで勝負になるだけのものは見せたといえるでしょう。
Soviet Songが警戒すべきは2頭の3歳ギニー馬。
Araafaは愛2000ギニー、St. James Palaceと連勝し、3歳マイラーのトップに立ちました。ここでSoviet Songを下せば古馬を含めてマイル王者の地位が一気に現実のものになるかなというところ。人気は11/10とほぼ一本被りの様相を呈しています。
一方仏2000ギニーを勝っているAussie Rulesはその後距離を延ばしたものの結果は残せずマイル戦に舞い戻ってきました。元々安定感は無いので嵌まったときの怖さという面が残ります。ただ、Araafaの方が一枚以上上手ではあるでしょう。
古馬ではCourt Masterpieceが相変わらず出てきています。そこまで強いとは思わないが、Lockinge Sを3着、Queen Anne Sを2着ときっちり結果を出しているということは評価されても良いでしょう。前者がPeeressに5馬身以上差をつけられ、後者は直線のAd Valoremの振る舞いでごちゃごちゃになったレースというケチのつけ様はありますが、Peeressの不利をちょっと別にすればAd Valoremを下していてもおかしくは無いというレースではありましたか。
GodolphinのEcho of Lightは今年の初戦となった前走のLingfieldのマイル戦で重賞初制覇となりました。McEvoyが乗ってDettoriのSatchemを2着に下すというなかなかに愉しいレースではありましたが、今回はエースとしてDettoriでの出陣です。Dubawiの次がなかなか出てこなかったDubai Millennium産駒ですが、ようやく古馬になって活躍できるような馬が出て来たというところか。祖母がFlame of Taraという良血馬。
Stoute師はPeeressを引っ込めてRob Royを出してきました。一応GIIまで勝っているとはいえ、GIで勝負になる馬ではないかと。
Result
1.Court Masterpiece: Polish Precedent - Easy Option by Prince Sabo2.Soviet Song: Marju - Kalinka by Soviet Star
3.Rob Roy: Lear Fan - Camanoe by Gone West
4.Aussie Rules: Danehill - Last Second by Alzao
5.Araafa: Mull of Kintyre - Resurgence by Polar Falcon
6.Echo of Light: Dubai Millennium - Spirit of Tara by Sadler's Wells
7.Vanderlin: Halling - Massorah by Habitat
レースを引っ張ったのはEcho of Lightで、その後にAraafa、外にVanderlin。コーナーを回ってから内埒沿いをさっと抜けたCourt Masterpieceが完勝。
Queen Anne Sでも2着に来ていたしCourt Masterpieceは十分強いのでしょう。ここはQneen Anne Sでの2着は直線での不利がすべてということを示し、マイル路線のトップに立ったとは言えそうです。6歳馬ということで、23年前のNoalcoholic以来の6歳馬の勝利となりました。といっても2着Soviet Songも6歳だがな。まあ、6歳程度でこれまでで最高齢となるのは、欧州のトップホースの引退の早さというのもあったんだろうけど、なにより現在この下の世代から強い馬が出てきていないということを示しているのではないかなとも。
Soviet Songは昨年の負けはまだ言い訳が立つが、今年は言い訳できない負けであるということで、完敗である事だし仕方ないといえば仕方ないか。速いペースについていけず、最後の1FでCourt Masterpieceが抜け出したときも追いすがれずといったあたり。それでも牝馬相手なら何とかなるかというレベルはあろうところでMatronなりSun Chariotなり出てくれば有力ではありましょうが…。
逆に言えばこの状態のSoviet Songに2着されていてはいけないんですよね。特に2頭の3歳馬。Araafaは前半にEcho of Lightの速いペースについて行ったことが全てであるという感じではありますが、それにしても古馬初挑戦とはいえ、そんな脆さを見せるのはちょっとなあ。