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March 2007 Archive

March 3, 2007

3/3 Frank E. Kilroe Mile H GI Santa Anita CA Turf 8F

何故Silent Nameがここにいる…
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1GraftonRahyMy FlingDanzigMichael C. BazePaula S. Capestro
2Silent NameSunday SilenceDanzigawayDanehillCorey S. NakataniGary Mandella
3Milk It MickMillkomLunar MusicKomaiteMike E. SmithJames M. Cassidy
4Porto SantoKingsalsaExciting TimesJeune HommeBrice BlancJulio C. Canani
5TerroplaneVerglasLuthitaAlways FairJose Valdivia Jr.Niel D. Drysdale
6CharmoCharnwood ForestMarie de KenKendorGarrett K. GomezJulio C. Canani
7Fast ParadeDelineatorParade of GoldProspectors GambleVictor EspinozaPeter Miller
8Three ValleysDiesisSkiableNiniskiDavid Romero FloresRobert J. Frankel
9After MarketStorm CatTranquility LakeRahyAlex O. SolisJohn A. Shirreffs
10Kip DevilleKiplingKlondikeEncinoRichard MiglioreRichard E. Dutrow Jr.
11Boule d'OrCroco RougeSaffron CrocusShareef DancerDanny SorensonPatrick Gallagher
12BayeuxRed RansomElizabeth BayMr. ProspectorJulien R. LeparouxPatrick L. Biancone
種牡馬になるんじゃなかったのかよと思ったが、やはり今年から種牡馬になるようで>Silent Name
San Francisco BC Mile勝ちのあるCharmoがML一番人気ですが混戦。Shoemaker BC Mileを2着して以来休養に入って前走復帰戦が直線沈むというレースでやや微妙。
GII Nearctic Hを含む3連勝中のFast Paradeは8Fへの距離延長が課題。GIで勝ち負けまではちょっと厳しいThree Valleysあたりが人気上位なのだから芝マイルはちょっと低調ではあるんですよね。
Silent Nameは秋シーズンのGI3戦がどうにもならないような結果で、ちょっとStronachとしてもこの状況で種牡馬入りさせても厳しいという判断だったのかなと。何とかGIタイトルが一つくらい欲しいといったところでギリギリのこのレースに最後の挑戦をしてきたのではないかな。ある意味Stronach必死だな、と。

Result

1.Kip Deville: Kipling - Klondike by Encino
2.Bayeux: Red Ransom - Elizabeth Bay by Mr. Prospector
3.Silent Name: Sunday Silence - Danzigaway by Danehill
4.Porto Santo: Kingsalsa - Exciting Times by Jeune Homme
5.Milk It Mick: Millkom - Lunar Music by Komaite
6.After Market: Storm Cat - Tranquility Lake by Rahy
7.Charmo: Charnwood Forest - Marie de Ken by Kendor
8.Three Valleys: Diesis - Skiable by Niniski
9.Boule d'Or: Croco Rouge - Saffron Crocus by Shareef Dancer
10.Fast Parade: Delineator - Parade of Gold by Prospectors Gamble
11.Terroplane: Verglas - Luthita by Always Fair
12.Grafton: Rahy - My Fling by Danzig
この時期に芝マイルのGIなんかやられたってさっぱり分からんのよ。その上、昨年はMilk It Mickで今年がKip Devilleだと、もうどうしたら良いのやら。
レースを作ったのは快速スプリンターFast Paradeでしたが、これはやはり距離が持たず、2番手追走のSilent Nameが直線に入って先頭。道中Silent Nameの後ろにいたKip Devilleはちょっと溜めて直線に入ってから追い始めて、半ばでSilent Nameの前に出ました。そこに直線で一気に伸びてきたBayeuxが来ましたが、これはSilent Nameを交わしただけ。
Silent Nameは秋にボロボロ負けていたときよりは良くなってて、これからGIを取れる可能性ってのは確かにあるのかなとは思われます。ただ、種牡馬入りです。一応Stallion Registerでも出てくるんで。
Stallion Register Online - Silent Name (JPN)
北米ではEishin Masamune、Fusaichi Zenon、Agnes Gold、Austin PowerとこのSilent Nameの5頭が稼動するということになりそうで、Eishin Masamuneで種付け料を15,000ドルも取るんですから、種牡馬にしてしまえと思うのも分からないではないですかね。…まあEishin Masamuneが何でか高いってのはあるだろうが。Agnes Goldで5000ドルだし、フランスではRosen Kavalierが3500ユーロのLaymanが5000ユーロというところだし。

3/3 Santa Anita H GI Santa Anita CA Dirt 10F

連覇を狙うLava Manが124ポンドのトップハンデながらMLで4-5という圧倒的人気。確かにこの馬124ポンドくらいなら背負いなれてるんですよね。
あと、Sunshine Millionsの東西の勝ち馬がぶつかるのはもうちょっと注目されて良い。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Awesome GemAwesome AgainPianoPentelicusTyler BazeCraig Dollase
2El RoblarWar ChantScreamerRoanokeRichard MiglioreRichard E. Mandella
3BobomanKingmamboSlewveraSeattle SlewAlex O. SolisRichard E. Mandella
4Ball FourGrand SlamMaking FacesLyphardJulien R. LeparouxPatrick L. Biancone
5Spring at LastSilver DeputyWinter's GoneDynaformerDavid Romero FloresDoug F. O'Neill
6MolengaoRoyal AcademyCourt LadyLocrisVictor EspinozaPaulo H. Lobo
7Lava ManSlew City SlewLi'l Ms. LeonardNostalgia's StarCorey S. NakataniDoug F. O'Neill
8Arson SquadBrahmsMajestic FireGreen DancerGarrett K. GomezBruce Headley
9McCann's MojaveMemoJoni U. BarNordic PrinceFrank T. AlvaradoSteven Specht
確かにBC Classicこそ吹っ飛んだとはいえ昨年の西海岸三場でのLava Manの絶対王者振りは凄まじいものがありました。Sunshine Millions Classicに始まり、Santa Anitaの大一番Santa Anita H、芝に転じてはKhaled Sでレコードを出してCharles Whittingham Memorial H、ダートに戻ってHollywoodのGold Cup、Del MarのPacific Classicと両競馬場最大の一戦を制し、Goodwood BCHも楽勝。遠征嫌いでBCこそ見せ場の一つも無く散りましたが、今年もSunshine Millionsに登場してSanta AnitaのTurfを快勝。西海岸ではやはり手がつけられないというところであるでしょう。当然の如くトップハンデの124ポンドは2番手Arson Squadに7ポンド差ながら、Goodwood BCHなんかは126ポンドを背負ってBrother Derek(116ポンド)、Giacomo(118ポンド)相手に楽勝というパフォーマンスを見せていますから、対処可能かと。まあ、Hollywood GCでは軽量馬に追い詰められてはいましたけどね。北米競馬を彩る去勢馬の巨頭として今年も1年フル稼働して欲しいというのはあったり。この前のSunshine MillionsでついにCreme Fraicheを超えたんで次のターゲットはBest Palかな。というか昨年並みの活躍をするとJohn Henryすら射程に捉えるんだよなあ…来年のこのレースでJohn Henryの記録更新となれば劇的に過ぎるので面白そうですがw
今年のBig 'CapはLava Manに対して4歳馬がどう立ち向かっていくかというレース。絶好調のG.K. Gomez騎乗となるのがArson Squad。前走でSturb Sを勝っている4歳馬ですが、San Fernandoでは4着に負けるなどまだまだ安定した強さを発揮するというあたりで疑問に思えます。そのSan Fernandoを勝ったAwesome GemはSturb Sで5着とこっちも大きなことは言えませんね。Awesome Gemの方が上がり馬としての面白さって野はありそうなんですけど。この辺の4歳馬としてはその2戦がともに3着のBrother Derekの離脱が惜しいところですが、Malibu SとSturb Sで2着のSpring at Lastもおります。Spring at Lastは母がHis Majesty=Graustarkを3X2の上にPrincequillo、Count Fleet、Romanなどと入ってかなり強力な血統なんですが、父がSilver Deputyでは興味半減といったところですな。
San Antonioを勝ったMolengaoが6-1ということになっていますが、これはちょっと分からないですね。そんなに強い馬ではないかと思う。
ダート挑戦となるHollywood Turf C勝ち馬Bobomanもいますが、ちょっとダートをこなせるかどうかという点が疑問なのと、前走のSan Marcos Hが情けないレースでどうしたものかと。内埒沿いを2番手と絶好の展開ながら3,4コーナーで少し遅れた結果、力尽きて内に寄れるように切り込んだHello Sundayに潰されてやる気をなくしてしまいました。不利を受けたのは確かだけど、あれはコーナーリングでわずかとはいえ遅れたのが原因。
前走Sunshine Millionsで大仕事をやってきたMcCann's Mojaveは3連勝中。とはいえGolden GateやBay Meadowsで勝っていたのでSunshine Millions Classicで台頭したという形ではあるかな。ここで良い勝負が出来れば本物だろう。

Result

西海岸はなべて事も無し。
1.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
2.Molengao: Royal Academy - Court Lady by Locris
3.Boboman: Kingmambo - Slewvera by Seattle Slew
4.McCann's Mojave: Memo - Joni U. Bar by Nordic Prince
5.Spring at Last: Silver Deputy - Winter's Gone by Dynaformer
6.Ball Four: Grand Slam - Making Faces by Lyphard
7.El Roblar: War Chant - Screamer by Roanoke
8.Awesome Gem: Awesome Again - Piano by Pentelicus
Non Runner: Arson Squad
先行馬を余裕のマークで追走して、3,4コーナーで自然と前に出る。そのまま直線できっちり抜け出しました。何度も見たパターンそのまま。斤量差がかなりあるので後続を突き放すというわけには行きませんでしたが、文句無しの完勝でしょう。西海岸でレースをする限りはLava Manには容易に勝てないってのは明らかで、ただ、陣営もそれだけの馬ではないということを何とかして示したいという部分はあるのでしょう。Lava ManはDubai World Cupに挑戦するということになりそうです。内弁慶なこの馬のことですから遠征で、しかも相手はInvasorだのDiscreet Catだのというようなあたりで、期待出来るかと問われるならば、温かく見守りましょうということになるわけではあるんですが、このDubai行きで成功したらまた東海岸遠征をやるかなと妄想しておく。
2着のMolengaoはブラジル産馬ですが、もう西海岸でおなじみというくらいの馬にはなったか。ただGIでどうにかなるような馬とは思えないだけに、2着に来れるのかという気もした。
Bobomanはダート初挑戦でまずまずといったところ。これでダート出走というオプションを手に入れたというところだろう。トップクラスとの差は大きいと思うが。
4歳馬はArson Squadはスクラッチしていますが、その辺と競っていたAwesome GemやSpring at Lastがこの結果ではあまりレベルが高くないということになってしまいそうです。斤量差を考えるとLava Man相手には完敗ですし、せめてMolengaoとかBobomanくらいはきっちり倒して欲しかったものです。

March 6, 2007

誰も社台についていけなかったという事ではあるかな

ネタが無いときは他人のネタにただ乗りすると良いよって、多分誰かが言ってた。
ということでここからネタを拾う。
傍観罪で終身刑: 驕らぬ社台に黴は生えない
まず…
冬クソ寒く夏ゲロ暑い盆地にある某大学の、鉄人みたいな名前のキャンパス
すっげえ心当たりがあるなあ…そのキャンパス。といっても私は年に一度行くか行かないかで、普段は栗東トレセンに至近の山の中のキャンパスに通う方でしたが。
#何故にか南元彦さんってもっと年上の方かと思ってました(根拠ないけど
ところでid:Southendさんがまとめておられる社台グループ生産馬の獲得賞金の伸長ですが、2000年を境に上昇傾向となるならば、それ以前にシェアを争った外国産馬の凋落に加えて、サンデーサイレンスやトニービンの娘が産駒を競馬場に送り出すようになったというのがあるかなと。
外国産馬の凋落は日本側の設備や技術の向上もファクターでしょうけど、同時に日本への主な外国産馬の供給源であった北米のプレミアム市場の過熱と計算できる種牡馬の欠如ですかね。現在の北米上位種牡馬を見ても日本で走らせたいと思える種牡馬はちょっとおりません。個人的な嗜好ではA.P. Indyですが。CaerleonやTheatricalのように産駒を日本に連れて来て期待出来る種牡馬を失ってはいるかなと(Theatricalは生きてますが、最近はね…)。じゃあKingmamboという事になるわけですが、ありゃ産駒の出来に波がありすぎ。まあKingmmaboなんかは今でも毎年コンスタントに丸外として入ってきてはいますね。外しが多いだけで…。んで、Kris S.、Singspiel、Crafty Prospector、Pleasant Tap、Green Dancerと並べてみれば、Singspiel以外は古い種牡馬ばかりというのが実情でしたかな。Singspielもかなりの頭数を輸入していますね。
そしてこれからの丸外としては社台がダンスパートナーとスティンガーをLane's Endに送ってKingmamboをつけたり、レディパステルがCoolmoreに送られてThe Rockをつけたりというのが成功するかどうかという気もして、今年2歳のその辺の産駒がどこまでやれるかは注目なのかなとも。それが出来るところと出来ないところで差がついてしまいそうですけどね。
国内では1999年にアドマイヤベガがダービーを勝ったのがエポックメイキングで、その後まずトニービンが、続いてサンデーサイレンスが母父としての存在感を強めていった時期に相当しています。件の表で2003年に社台グループのシェアが大きく伸びて外国産馬を抜きますが、この年はそれまでAEIベースでは振るっていなかったトニービンのAEIがいきなり改善してトップクラスになるとともに、BMSリーディングで3位に入った年でもあるのです。サンデーサイレンスも母父としてはこの年に躍進して5位につけています。その後2005年にはノーザンテースト、サンデーサイレンス、トニービンでトップ3を占めるに至りました。
社台グループの賞金シェアの上昇とこのBMSリーディングはどっちが主で、どっちが従というほどのものではない(連動して当たり前)とは思いますが、この時期に社台の生産馬とそれ以外(JRAで走るということに限定すれば外国産馬すらこれに含まれる)の差があまりにも大きくなったのは事実です。そして、それが悪循環を招くというのが現状ではないかなと。
とはいえサンデーサイレンス、トニービンという種牡馬を有していたから社台が有利だったかというと、それは事実だけど、その利はこれほどまでの差を生むほどではなかったはずです。種付けをかなり極端に制限するような種牡馬ならいざ知らず、サンデーサイレンスは後年には200頭程度の種付けをこなしていました。基本的には種付けさえしてしまえば(サンデーサイレンスはそこにたどり着くのもその費用だけでも大変ってのはあるにしても)、サンデーサイレンス産駒を手に入れることは出来るのですよ。そうなると少なくとも同じスタートラインには立てるわけです。種牡馬というのはまずどれだけ繁殖牝馬を集められるかということが問題になりますから、種牡馬を有している事が生産における決定的な差を生むとは考えにくいのです。むしろ重視されるのは繁殖牝馬であり、社台は世界的にも一流クラスの牝系の繁殖をサンデーサイレンスやトニービンにあてがったからこそ、そして幸運にも、或いはもとの牝系が優れていたからか、サンデーサイレンスXトニービンはまず上手くいったという事実があるからこその社台一人勝ちでしょう。ちょっと上手く行き過ぎにしても社台はやることをちゃんとやったというに過ぎないかと。それは血統だけでなく、育成・調教の設備に関しても同様かなと。
ですから散見される、日本競馬界の現状を招いた社台が悪い的な意見には賛同しません。それは強い馬を生産・育成することの否定になるからです。種牡馬ビジネスにしても、ラムタラを持ち出すまでも無く種牡馬の導入はハイリスクであり、一握りの成功種牡馬で多くの失敗をリカバリーするという手法は許されるべきでしょう。何代も掛けたハウスブリードでもない限り、種牡馬はある程度のノウハウは蓄積出来るにしても極言すれば当て物ですから。社台もいろいろなハズレを引いていますが、それでも様々に手を出しまくったからこそアタリを引いているのです。ラムタラで最大の問題はラムタラ自身の種牡馬としての能力ではなく、ラムタラの次を出せないギャンブルを打ったということだと思ってますので。
そして南元彦さんのおっしゃるように、これまで何とかなっていたはずのものがちゃんとまわらなくなったのは受け皿であった地方競馬の衰退ではあろうかと思われ、実際高知競馬は黒船賞の賞金を寄付してくれなどと言うよりも、黒船賞なんか止めてしまって一般戦に賞金を回さなければならないのです。今年PimlicoがPimlico Specialの中止を決めたように…。Pimlicoの場合は一般戦の賞金を上げないと馬がMarylandから流出するという状況になってしまったからではありますが、一つの高額賞金レースより普段の一般戦を尊重しないと競馬場は存続できないでしょう。そういう点ではオグリキャップ記念を交流重賞として開催することを諦めた笠松の対応はまだマシといったところ。
はてなダイアリーに書くつもりだったけど、思ったより長くなったのでこっちに。

March 10, 2007

3/10 Santa Margarita Invitational H GI Santa Anita CA Dirt 9F

復活したBalanceに敵は無いと思いたいところ。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1BalanceThunder GulchVertigineuxKris S.Victor EspinozaDavid E. Hofmans
2Les Ry LeighBroken VowAzusaFlying PasterRichard MiglioreJames M. Cassidy
3Witch WomanAwesome AgainMs. Deep PocketsBuckarooDavid Romero FloresRobert J. Frankel
4VanguardaSekariVannieresPresent the ColorsAaron T. GryderDarrell Vienna
5Ready to PleaseMore Than ReadyGuilty PleasurePine BluffBrice BlancTodd A. Pletcher
6River SavageFirst AmericanDouble WhistleGibouleeOmar A. BerrioA.C. Avila
7ErmineExchange RateRed MischiefThirty Six RedEddie CastroRonny W. Werner
前走La Canada Sで復活勝利を遂げたBalanceはトップハンデながら120ポンドはLa Canadaで背負った123ポンドに比べると軽くなった。周りはもっと軽いのではありますが、あの4馬身半差というのはかなり大きいとは思われ、頭数が少ないこともあって余裕ということになるのではないかな。La Canada Sのレベルは高いかというとそうでもないにせよ、Santa Maria Hなんかも大したことがないレースでしたので、Balanceにはこんなところで躓いてもらっては困るというのもあります。
そのSanta Maria Hで2着のErmineは115ポンド。前走ちゃんと勝っとけばなあとか思うところもありますが、Balanceが前走程度に走れたら太刀打ちできないのではなかろうか。一応Balanceとこの馬が西海岸の牝馬路線を支えるということにはなるのでしょう。
Les Ry LeighはLa Canada Sの3着馬。Balanceには5馬身千切られました。113ポンドと軽くなったとはいえ、あの差は無くならないだろう。勝負付けは既に終わっている。Ready to PleaseはGII Fantasy Sを勝っているがその後はさっぱりダメ。芝挑戦も芽が出なかったのでダートに戻ってきたという形ではある。River SavegeはSanta Maria H6着ではどうにもならん。昨年秋に北米に移籍したアルゼンチンGI馬のVanguardaですが、移籍後4戦して勝ち無し。111ポンドというハンデも期待はできないか。9Fの距離も微妙なところ。Witch WomanもLa Canada4着では勝負にならんだろう。
以上の7頭立て。Balanceがこれで負けたら嘘だろうというようなレースだと思います。

Result

順当、順当。
1.Balance: Thunder Gulch - Vertigineux by Kris S.
2.Ermine: Exchange Rate - Red Mischief by Thirty Six Red
3.River Savage: First American - Double Whistle by Giboulee
4.Vanguarda: Sekari - Vannieres by Present the Colors
5.Ready to Please: More Than Ready - Guilty Pleasure by Pine Bluff
6.Les Ry Leigh: Broken Vow - Azusa by Flying Paster
7.Witch Woman: Awesome Again - Ms. Deep Pockets by Buckaroo
最内スタートのBalanceは馬群の内からの競馬。コーナーで外にいたErmineが先に仕掛けて、その後ろに付いていくような形で外に出した。直線に入ってはErmineが先頭で、さらにその外に出していたBalanceがゴール前できっちり捕らえて、半馬身前に出ていた。後続は5馬身千切られて、完全に2頭のレースだった。
Hofman師はBalanceはダート、芝、オールウェザーどこでも勝てると言いつつも、今年の最大目標のBC Distaffに向けてレースをあまり使いたくないという事から来月のApple Blossom Hへの出走は否定的。一方2着のErmineはGIタイトル奪取に向けてApple Blossomに出走予定。

3/11 Santa Anita Oaks GI Santa Anita CA Dirt 8.5F

昨年のBalanceに続いてSanta Anitaの3歳牝馬GIのスイープなるかといったところ。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Runway RosieIncludeKids TodaySiphonRichard MiglioreDavid E. Hofmans
2Slew o'PlatinumStephen Got EvenPlatinum PunchTwo PunchChris LanderosNicholas J. Hines
3Cash IncludedIncludeHenderson BandChimes BandCorey S. NakataniCraig Dollase
4Baroness ThatcherJohannesburgNatkeetaGulchJulien R. LeparouxPatrick L. Biancone
5QuickandquietqueenQuiet AmericanSt. DivaDevil's BagDavid CohenTim Yakteen
6Silver SwallowAlphabet SoupTopsomRed RansomAlex O. SolisBruce Headley
7Rags to RichesA.P. IndyBetter Than HonourDeputy MinisterGarrett K. GomezTodd A. Pletcher
Las Virgenes Sを直線だけで追い込んだRags to Richesは荒削りだけど大物っぽいという如何にもA.P. Indyというところのある馬であります。いい加減に懲りろという気もしますが、A.P. Indyはこれだから面白い種牡馬なのですよ。ここはLas Virgenesの再戦というところだし、このくらいのメンバー相手ならまだこけるようなところではないかなと思われます。脚元を掬われるとしたら、自身がそうだったように、キャリアが浅く勢いのあるところではないかなと。
Baroness ThatcherはLas Virgenes Sの2着馬。あのレースではうまくペースを落として逃げ込み体勢に入っていたのですが、問答無用のRags to Richesの末脚に屈した形。今回もきっちりスローペースに持ち込みたいところではあるでしょう。前に行く馬がほとんどおらずQuickandquietqueenの出方次第かと思われます。
Runway RosieはSanta Ysabel2着、Las Virgenes3着とBaroness Thatcherを超えられません。Baroness Thatcherの後ろからレースを進めて交わせないままというパターンです。
Cash IncludedはLas Virgenes Sで何もできないままに終わりました。あのペースで最後伸びてこないのではどうにもなりません。どうもBCと前走と控える形になったのが良くないのかなと思うところでもあり、今回はBaroness Thatcherに思い通りのレースをさせないためにも、積極的なレースをして欲しいかなと。
前走でMaidenを勝ちあがったQuickandquietqueenはSilver Charmの甥という血統。Baroness Thatcherに仕掛けるならこの馬かなとは思いますが、どうなることやら。Quiet AmericanにPrincequilloをもう一つという形で距離をこなせそうでここでどの程度やるかに注目したいところ。

Result

ちょっと、ものが違ったな…勢いのあるときのA.P. Indyはこれだから面白い。
1.Rags to Riches: A.P. Indy - Better Than Honour by Deputy Minister
2.Silver Swallow: Alphabet Soup - Topsom by Red Ransom
3.Cash Included: Include - Henderson Band by Chimes Band
4.Baroness Thatcher: Johannesburg - Natkeeta by Gulch
5.Runway Rosie: Include - Kids Today by Siphon
Non Runner: Slew o'Platinum, Quickandquietqueen
さすがに前走がああなってはBaroness Thatcherも楽に逃がしてはもらえなかった。スタートしてからの1,2コーナーでは内からCash Includedに並ばれるし、その後も外からSilver Swallowに絡まれっぱなし。これではLas Virgenesのようには行かず、ややハイペースのレースとなりました。大外スタートのRags to Richesは余裕の追走で馬群の外をキープ。前の馬のペースが鈍る3コーナーから一気に仕掛けて先頭を奪うと直線の入り口では既に後続を突き放すような有様で、そのまま直線を駆け抜けて圧勝した。
Rags to Richesが他の出走馬に対して実力の違いを見せつけるようなレースとなりました。レース振りがLas Virgenesの頃より遥かに良くなってるので、これは安定して力を発揮するようになるのかなと思う反面、A.P. Indyにはこれで何度も騙されてるんだよとw。今後はこのレースが楽なレースだった事もありKentucky Oaksまでに後1戦することを予定していて、牡馬相手に使うかもしれないとのこと。その場合はSanta Anita Derbyですかね。なんかSweet Catomineとか思い出しましたが(コラw。まあ、あんなことにはならんだろうと思いますが。Kentucky Derby挑戦はまずやらないかとは思いますが、一応三冠戦への登録はあるようでSanta Anita Derbyに出走して圧勝などするようならといったところですかね。

March 12, 2007

Kentucky Derby Future Wager Midpoint

Pool-2もきっちり見ておこうか。
あさ◎コラム: ケンタッキーダービー2007妄想大会Pool-2発表
皆様参加しませう。
全体としてはBC Juvenileのレベルが高かったんじゃね?という風な手のひら返しでしょうか。そのあたりの上級馬が復帰してきて順調ということを反映したのだと思います。まあPool-1にいた馬も含めて全部行きましょう。
Adore the Gold
Fountain of Youth Sに出走。レースを引っ張ったStormelloを追走していたものの直線では後続に捕まって4着。これで距離に対応出来るということは証明したでしょう。しかしやはりトップレベルとの差はあるかなと思われます。
Any Given Saturday
Tampa BayのOP Sam F Davis Sを圧勝。Tampa BayのOPですしメンバーのレベルは大したことありません。それでもこの馬としては能力を見せたという形で評価されたとは思われ、Pool-1からオッズが上がる。
Birdbirdistheword
新規収載
父Pure Prize、母Berchta、母父Rocky Mountain、10-a族、フロリダ産馬。
2歳でGIII Delta Jackpotを勝っている馬です。しかし土曜のLouisiana Derbyに出走して5着に敗退。リストに名前が載ったものの即脱落しそうです。
Circular Quay
Risen Star Sでは落馬に巻き込まれるという不幸な結果に終わりましたが、土曜のLouisiana Derbyでは最後方から直線残り1Fで突き抜けるというレースを見せて順調であることは間違いありません。この馬は結局いかにして馬群をクリアしてくるかということに尽きるかと思われ、Kentucky Derbyとなるとかなりの確率で取りこぼすのではないかなという危惧はあります。頭数が減って距離が延びるBelmont Sが一番向いてそう。
Cobalt Blue
新規収載
父Golden Missile、母Prado star、母父El Prado、9-e族、フロリダ産馬。
2歳の夏からの長期休養明けとなるAllowanceを勝ったが、特に目立った実績無し。この辺は数合わせっぽいイメージもあるのでこれから伸びてくるかどうかということになるのでしょう。とりあえずPool-3に残ってたらそのとき考えるという程度に。
Curlin
新規収載
父Smart Strike、母Sherriffs Deputy、母父Deputy Minister、19-c族。
Gulfstreamの7Fのデビュー戦を12馬身差で圧勝し、即座に現在のオーナーに買い取られて、Asmussen師の元に送られました。血統からすれば距離が持つのですが、一つAllowanceを使いたいという調教師の意向があって、本番に間に合うかやや微妙。
Flying First Class
新規収載
父Perfect Mandate、母Flying in Style、母父Flying Sensation、23-b族Thorn Appleのファミリー、カリフォルニア産馬。
Maidenを勝ったときのベイヤーが107と衝撃的な数字を叩き出しました。父はカリフォルニアのマイナーなGone West後継種牡馬。実績はほとんどありません。Escapade姉妹とかStormelloと同系に属するとはいえ、累代はファミリーにしてはちょっとというものですね。次のレースでどうなるかを見てみない事にはなんとも言えません。
Great Hunter
Santa CatalinaじゃなくてBob B. Lewis Sを勝ちました。それで評価が上がってStreet Senseらと並ぶトップに位置付けられています。そこまで凄いレースとも思いませんでしたし、同じ差しならCircular Quayの方が良いと思うんですけどねえ。
Hard Spun
OP Southwest Sで真逆の4着。ちょっと無理なレースだったとはいえ、相手は大したことありませんでしたし勝っておかないといけないレースではなかったか。もっと評価は落ちると思っていました。
Imawildandcrazyguy
新規収載
父Wild Event、母Frosty Cupcake、母父Top Account、12-b族、カリフォルニア産馬。
Risen Starの2着馬。血統は割と凝っていて、四代母Monas Gee GeeがSun Briar=Sunreighの全血とBlue Larkspur≒Far Starという近親近似クロス。これを父と母父の組み合わせで成立させ、祖母からはDomino付きBen Brushを貰う。三代母Dins Timesはこれを受けてBridal Colors=Miss JemimaというBlack Toney X Vailaの同血。そして父Olden TimesからはWar RelicやTourbillonという次への布石を受けます。祖母Dins DarlingではそのMan O' WarとTourbillonがクロス。これらはHoist the Flagの母Wavy Navyから入ります。そして母Forsty CupcakeではそのHoist the Flagの3X3。そして最後に祖母の父の母系にあるShenanigansをクロスしてまとめました。距離に目途がついていますしこういう馬が走ると楽しいんですが、ちょっとDerbyということではまだまだでしょうか。
King of the Roxy
新規収載
父Littleexpectations、母Marrakesh、母父Bold Forbes、9-e族、オハイオ産馬。
2歳の頃にはPletcher厩舎の三番手としてBCに参戦。8着に終わってその後どうなる事かと思っていたらHutcheson Sを勝って再び上昇。しかし距離がこなせるかどうかについての解答を見せていません。
Liquidity
土曜のLouisiana Derbyに出走も見せ場なく6着に沈み脱落。
Nobiz Like Shobiz
Fountain of Youth Sに出走したが、逃げたStormelloを捕らえきれず、Scat Daddyに交わされと正直期待はずれ。それに伴ってオッズも下がったのだが、また盛り返してきた。よく分からん。MLで15-1になっていたのが、今確認したら6-1でまた一番人気に並んでいる。誰かこの人気振りに納得のいく説明をしてください。
Notional
Risen Star Sを勝った。Circular Quayとの比較でどうかというのもあるが、それでも十分なパフォーマンスではあったと思う。評価を落とすことはないでしょう。
Officer Rocket
新規収載
父Officer、母Ocean View、母父Gone West、4-c族、イギリス産馬。
イギリス産とはいえ血統はアメリカそのもの。
波乱のSouthwest Sで2着。それだけ。
Ravel
出走なし。黙ってるうちにオッズが上がる。ただ、Sham Sで2着だったLiquidityのレースを見る限りどうかなという気もします。
Sam P.
新規収載
父Cat Thief、母Affirmed Legacy、母父Affirmed、16-h族。
Bob B. Lewis Sの2着。ここから伸びてくるという気はしないが。
Scat Daddy
ちょっと人気を落としていましたが、Fountain of Youth Sを勝って持ち直した。3歳になっても大丈夫で、距離も何とかなるかなというところで大きな1勝だったと思います。まあ、まだ距離は延びるのでどうなるかってのはあるんだけど。
Stormello
果敢にフロリダに遠征したFountain of Youth Sではレースを引っ張り最後にはScat Daddyに交わされるものの2着と十分すぎる結果。なぜか人気になりにくい馬のようで、またオッズが下がってる。
Street Sense
いまだ復帰しない王者。とはいえ、BC組が順調でこの馬にも期待がかかる。Hutcheson Sに出走しなかったのは良かったと思います。
Summer Doldrums
新規収載
父Street Cry、母Dance For Dixie、母父Unmaccounted For、1-l族。
Whirlaway Sを圧勝してLawrence the Romanに代わって名乗りを挙げたが、土曜のGotham Sで3着といまいち。
Teuflesberg
新規収載
父Johannesburg、母St. Michele、母父Devil's Bag、2-f族Knight's Daughterのファミリー。
ということでYarn≒Lineという綺麗なクロスが決まります。Mr. ProspectorとStateの組み合わせになり、その間に入るのがHonest Pleasure、Spectacular BidのBold Ruler直系という形。まあ早熟なファミリーでそれをちょっと強調しすぎた部分もあるのか既にキャリア13戦というのは微妙。
Zanjero
Risen Starで3着、Louisiana Derbyでも3着。やや判断に困る結果である。堅実と言えばそうなんだろうが、この程度では足りない。
さて、今年はPool-1で選んだ2頭が順調なので私はそのままCircular QuayとStormelloということで行きます。

March 25, 2007

高松宮記念 GI 中京 芝1200m

まあ、GIだろうがJPN-Iだろうが私は気にしませんので、多分桜花賞とかも普通にGIと書くかと思います。と、宣言しておきます。どうせ来やしないんだからクラシックにしても2歳戦にしてもさっさと解放すれば良いだけなんだけどね。クラシックの追加登録料は上げときゃ良いとも思いますけど。
では、宮記念です。
馬名母父騎手調教師
1シーイズトウショウサクラバクシンオージェーントウショウトウショウフリート池添謙一鶴留明雄
2アンバージャックパラダイスクリークフィールソーナイスアーミジャー横山典弘中野隆良
3サチノスイーティーカリスタグローリペルファヴォーレアフリート吉田隼人平井雄二
4ビーナスラインフジキセキホクトペンダントパークリージェント秋山真一郎堀宣行
5ディバインシルバーSilver DeputyBe My BabyOgygian穂刈寿彦和田正道
6キーンランドスワンDistant ViewTo ActRoberto吉田稔森秀行
7スピニングノアールスピニングワールドオーシャンドリームForty Niner福永祐一長浜博之
8スズカフェニックスサンデーサイレンスローズオブスズカFairy King武豊橋田満
9マイネルスケルツィグラスワンダーアラデヤMachiavellian柴田善臣稲葉隆一
10モンローブロンドアドマイヤベガソニンクMachiavellian岡部誠安田隆行
11プリサイスマシーンマヤノトップガンビーサイレントサンデーサイレンス安藤勝己萩原清
12エムオーウィナーニホンピロウイナーミラクルムテキキャロルハウス小牧太服部利之
13タマモホットプレイフジキセキホットプレイノーザンテースト渡辺薫彦南井克巳
14リキアイタイカンアフリートノーノーネヴァーNijinsky中舘英二阿部新生
15コスモフォーチュンマイネルラヴグレースマリヤグルームダンサー川島信二宮徹
16オレハマッテルゼサンデーサイレンスカーリーエンジェルジャッジアンジェルーチ後藤浩輝音無秀隆
17ペールギュントサンデーサイレンスツィンクルブライドLyphard上村洋行橋口弘次郎
18スリーアベニューアフリートエナジートウショウトウショウボーイ田中勝春小野幸治
去年除外されて今年こそと思ってたアイルラヴァゲインは回避ですか…
そろそろシーイズトウショウ勝っちゃえよとは思う。中京1200mではあのTakeover Targetをザックリやってしまったのは記憶に新しいところ。得意なコースですしGIをとるならこのレースしかないとは思います。高松宮記念では過去に5着と3着があります。今年は前哨戦に出走せずに直接こことなったのがちょっと気になるか。香港遠征から帰ってきた後だしそのあたりの影響があるのかなと。
連覇を狙うオレハマッテルゼは去年このレースを勝った後京王杯SCこそ勝ちましたが、その後勝てません。まあ、左回りの方が得意ですし、スワンSなんかはそう悪くも無いか。フェブラリーSはダートが合わなかったでよしとして考えると、ちょっと嫌われすぎてないかなと。スリーアヴェニューとそう変わらんってのは舐められすぎてるんじゃないかなあ。
ところで、良血スキーかつNureyev大好きな私としてはスピニングノアールに注目せずにはおれません。最近牝馬しか活躍してないSpinning Worldですが、何故にかPedigree Queryでは牝馬扱いされているので良しとしましょう(良くねえよw

Result

Dubaiの枠がもう発表になってしまって焦りますが、先にこっち片付けとかないといけません。
1.スズカフェニックス: サンデーサイレンス - ローズオブスズカ by Fairy King
2.ペールギュント: サンデーサイレンス - ツィンクルブライド by Lyphard
3.プリサイスマシーン: マヤノトップガン - ビーサイレント by サンデーサイレンス
4.ビーナスライン: フジキセキ - ホクトペンダント by パークリージェント
5.オレハマッテルゼ: サンデーサイレンス - カーリーエンジェル by ジャッジアンジェルーチ
6.マイネルスケルツィ: グラスワンダー - アラデヤ by Machiavellian
7.エムオーウィナー: ニホンピロウイナー - ミラクルムテキ by キャロルハウス
8.シーイズトウショウ: サクラバクシンオー - ジェーントウショウ by トウショウフリート
9.リキアイタイカン: アフリート - ノーノーネヴァー by Nijinsky
10.タマモホットプレイ: フジキセキ - ホットプレイ by ノーザンテースト
11.ディバインシルバー: Silver Deputy - Be My Baby by Ogygian
12.タガノサイクロン: フジキセキ - タガノダイヤモンド by トニービン
13.アンバージャック: パラダイスクリーク - フィールソーナイス by アーミジャー
14.サチノスイーティー: カリスタグローリー - ペルファヴォーレ by アフリート
15.コスモフォーチュン: マイネルラヴ - グレースマリヤ by グルームダンサー
16.キーンランドスワン: Distant View - To Act by Roberto
17.スリーアベニュー: アフリート - エナジートウショウ by トウショウボーイ
18.モンローブロンド: アドマイヤベガ - ソニンク by Machiavellian
ラップタイム: 12.0 - 10.6 - 11.2 - 11.4 - 11.8 - 11.9
前日から雨が降っていて、どれくらいまで馬場が回復するかなと思っていたら、結局重のまま発走となりました。時計が遅いのはそういう影響もあったかとは思います。でも、それより内埒沿いはダメだなあというような馬場に見えて、実際外から伸びて来たスズカフェニックスが勝って、ペールギュントが2着なのですから、そういうレースだったと思えばよいのかなと。スタートから終始馬場の良いところを走らせた武豊騎手の腕によるところもあるかな。それにしても2馬身半差をつければ十分なんですが。一方スピニングノワールなんかは内の方にいて伸びられませんでしたしねえ。シーイズトウショウは何じゃその馬体重というところもあったが、1枠からではどっちにしろダメだったかなと。

March 26, 2007

サンデーサイレンスの天下を作ったのは誰か 前編

社台だろと言われるのがオチなんですが、まあそう結論付けるにしても少しデータを見ておこうかなと。傍観罪で終身刑のSouthendさまが何度か書いておられた記事に触発されたとも言います。
とりあえず生年毎の獲得賞金上位馬のリストなど作ってみたので投下したかっただけです。獲得賞金が1億円を突破した馬だけを対象にしました。準OPででもそれなりに走ってたら届いてしまう金額なのが微妙ですが、限のよいところでと思いました。サンデーサイレンスの場合この条件では該当馬が多すぎるので、それぞれ上位10頭までにしています。データ元はnetkeibaのUm@SQL。データ取ったのは高松宮記念とかの前なんでその辺はずれてきてますが、まあ大きな変化でもないし良しとしてください。
馬名生産者母名母父名
1992年産: 全14頭
マーベラスサンデー早田牧場新冠支場モミジダンサーVice Regal
ダンスパートナー社台ファームダンシングキイNijinsky
ジェニュイン社台ファームクールピアレディWhat Luck
タヤスツヨシ社台ファームマガロCaro
マジックキス日高大洋牧場コランデアガールネヴァービート
キングオブダイヤ佐竹哲ウイルミルジョージ
ブライトサンディーケイアイファームエンドイットダーリンAlydar
ダイタクサージャン雅牧場スイートラブテスコボーイ
サイレントハピネス社台ファームレガシーオブストレングスAffirmed
プライムステージ社台ファームダイナアクトレスノーザンテースト
1993年産: 全14頭
バブルガムフェロー社台ファームバブルカンパニーLyphard
ローゼンカバリー社台ファームダイナフェアリーノーザンテースト
サイレントハンター勝川牧場ヒロポリシーバンブーアトラス
ダンスインザダーク社台ファームダンシングキイNijinsky
イシノサンデー服部和則ジェフォリーAlydar
ロイヤルタッチ藤原牧場パワフルレディマルゼンスキー
タガノサイレンスケイアイファームマターオブプライドRaise a Native
チアズサイレンス長田幸雄グリーンスミレノーザリー
サンデーカイザー社台ファームライティンママGleaming
ストーミーサンディ社台ファームダイナアイドルノーザンテースト
1994年産
ステイゴールド白老ファームゴールデンサッシュディクタス
サイレンススズカ稲原牧場ワキアMiswaki
ビッグサンデー市川ファームキタノオゴジョトウショウボーイ
オレンジピール社台ファームバッフドオレンジExclusive Native
1995年産: 全18頭
スペシャルウィーク日高大洋牧場キャンペーンガールマルゼンスキー
メイショウオウドウ松栄牧場アルタデナLyphard
ジョービッグバン北海道習志野牧場ジョーセイバーノーザンテースト
エガオヲミセテノーザンファームカーリーエンジェルジャッジアンジェルーチ
ディヴァインライト社台ファームメルドスポートノーザンテースト
サイレントセイバー白老ファームプリンセスデージースリルショー
マルカコマチ社台ファームナショナルフラッグディクタス
タヤスメドウ社台ファームダイナファンキーダンサーズイメージ
マキシマムプレイズ白老ファームマキシマムデニールノーザンテースト
シンコウシングラー千代田牧場タレンティドガールリマンド
1996年産: 全19頭
トゥザヴィクトリーノーザンファームフェアリードールNureyev
ロサードノーザンファームローザネイLyphard
スティンガー社台ファームレガシーオブストレングスAffirmed
フサイチエアデールノーザンファームラスティックベルMr. Prospector
アドマイヤベガノーザンファームベガトニービン
テイエムサンデー宮内牧場サーストンフラッグノーアテンション
エイシンルーデンス栄進牧場エイシングレシャストウショウボーイ
マルカキャンディ社台ファームジーナロマンティカセクレト
サイキョウサンデー社台ファームサワヤカプリンセスノーザンテースト
キングオブサンデー三城牧場ミヤビサクラコノーザンテースト
1997年産: 全21頭
エアシャカール社台ファームアイドリームドアドリームWell Decorated
ウインマーベラス三城牧場ミヤビサクラコノーザンテースト
アグネスフライト社台ファームアグネスフローラロイヤルスキー
ユキノサンロイヤル川上悦夫マイアミガルチGulch
トウカイオーザ長浜牧場トウカイナチュラルナイスダンサー
チアズグレイス白井牧場チアズフラワーAl Nasr
メイショウドメニカ富田牧場メイショウマロニエDr. Carter
ヤマニンリスペクト錦岡牧場ヤマニンシャレードヤマニンスキー
アイアンリアリティノーザンファームデビルズブライドCaro
ポンテローザマエコウファームゲイアティーガールNijinsky
1998年産: 全26頭
マンハッタンカフェ社台ファームサドルチェンジLaw Society
ビリーヴ上水牧場グレートクリスティーヌDanzig
サンライズペガサスヤナガワ牧場ヒガシブライアンブライアンズタイム
ダイヤモンドビコー社台ファームステラマドリッドAlydar
ローズバドノーザンファームロゼカラーShirley Heights
コイントス社台ファームレトスEgg Toss
ウインラディウス三城牧場ジョウノマチエールマルゼンスキー
ミレニアムバイオノーザンファームドルスクDanzig
ハッピーパスノーザンファームハッピートレイルズポッセ
アグネスタキオン社台ファームアグネスフローラロイヤルスキー
1999年産: 全17頭
デュランダル社台ファームサワヤカプリンセスノーザンテースト
ゴールドアリュール追分ファームニキーヤNureyev
リミットレスビッド社台ファームエリザベスローズノーザンテースト
アドマイヤマックスノーザンファームダイナシュートノーザンテースト
タイガーカフェ社台ファームセトフローリアンBellotto
エルノヴァシンコーファームシンコウエルメスSadler's Wells
シャイニンルビー社台ファームシャイニンレーサーノーザンテースト
モノポール社台ファームエルレイナSlew o'Gold
ウインデュエル三城牧場ミヤビサクラコノーザンテースト
ハスラー北星村田牧場セブンレットウパーソロン
2000年産: 全22頭
ゼンノロブロイ白老ファームローミンレイチェルMining
ネオユニヴァース社台ファームポインテッドパスKris
リンカーンノーザンファームグレースアドマイヤトニービン
アドマイヤグルーヴノーザンファームエアグルーヴトニービン
スティルインラブ下河辺牧場ブラダマンテRoberto
ヘヴンリーロマンスノースヒルズマネジメントファーストアクトSadler's Wells
オレハマッテルゼノーザンファームカーリーエンジェルジャッジアンジェルーチ
サイレントディールノーザンファームフェアリードールNureyev
ヴィータローザノーザンファームローザネイLyphard
サクラプレジデント谷岡牧場セダンフォーエバーマルゼンスキー
2001年産: 全19頭
ダイワメジャー社台ファームスカーレットブーケノーザンテースト
ハーツクライ社台ファームアイリッシュダンストニービン
ダンスインザムード社台ファームダンシングキイNijinsky
スズカマンボグランド牧場スプリングマンボKingmambo
ダイワエルシエーロ下河辺牧場ロンドンブリッジドクターデヴィアス
エアシェイディ社台ファームエアデジャヴーノーザンテースト
スウィフトカレント社台ファームホワイトウォーターアフェアMachiavellian
ハットトリック追分ファームトリッキーコードLost Code
グレイトジャーニーノースヒルズマネジメントアンブロジンMr. Prospector
ストラタジェム社台ファームミュンシーSadler's Wells
2002年産: 全15頭
ディープインパクトノーザンファームウインドインハーヘアAlzao
エアメサイア社台ファームエアデジャヴーノーザンテースト
ディアデラノビアノーザンファームポトリザリスPotrillazo
シックスセンス追分ファームデインスカヤDanehill
ローゼンクロイツノーザンファームロゼカラーShirley Heights
デアリングハート社台ファームデアリングダンジグDanzig
アドマイヤジャパン早田牧場新冠支場ビワハイジCaerleon
ペールギュント社台ファームツィンクルブライドLyphard
スズカフェニックス稲原牧場ローズオブスズカFairy King
トウカイワイルド岡部牧場ボブズディレンマMr. Prospector
2003年産
フサイチパンドラノーザンファームロッタレースNureyev
アドマイヤメインノーザンファームプロモーションヘクタープロテクター
アドマイヤキッスノーザンファームキッスパシオンジェイドロバリー
マツリダゴッホ岡部スタッドペイパーレインBel Bolide
マルカシェンク社台ファームシェンクZafonic
当然こういう形で順位付けしてしまうとフジキセキのように早期引退に追い込まれた馬には不利になりますね。獲得賞金だけで話をするならばフジキセキは初年度産駒の13位になってしまいます。
3年目になる1994年産から4頭しか出ていないという以外は毎年10頭を超える産駒が1億円以上の賞金を稼いでいるのですからとんでもない種牡馬ですよ。
さて、社台はサンデーサイレンスの恩恵を受けているというのは間違いないが、個々の競走馬のレベルで見ればサンデーサイレンスの恩恵を受けたのは社台だけではないというのは自明です。初期には非社台の大物としてマーベラスサンデーやサイレンススズカ、スペシャルウィークなんかが出るわけですが、後半になると社台の一人勝ちという状態になってしまったことについて、社台は何をしてきたのか、あるいは社台に負けた生産者は何をして、何をしてこなかったのかという部分をしっかり見なければならないのでしょう。
そういった面では1996年産馬は注目されるべきでしょう。この世代は1994年に初年度産駒がデビューし、フジキセキを筆頭としたその活躍を受けて種付けが行われた世代になります。しかし3歳春クラシックでの活躍が反映されるのは主として翌年以降にはなるわけで、その段階でサンデーサイレンスという種牡馬をしっかり評価できたかどうかに左右されそうなところです。そしてこの年は明らかに社台、とりわけノーザンファームが他を圧倒するラインナップを有しました。また、初年度のダンスパートナーらの活躍以降やや目立たなかった牝駒にスティンガー、トゥザヴィクトリーのGI馬、そしてGI級の能力を発揮したフサイチエアデールと大物を得ているのも特徴として挙げられるでしょう。
その後2年はまだ他牧場生産馬が健闘を見せますが、1999年以降は社台の独壇場とも言えるような状況。となればこの1999年産も注目に値するでしょう。1997年はサイレンススズカやステイゴールドがクラシックを戦った年ですが、この世代はサンデーサイレンス産駒としては不振でした。古馬を見てもマーベラスサンデーが宝塚記念を勝つものの、1997年のGI勝ちはそれのみに止まります。1998年に入ってようやくスペシャルウィークがクラシック戦線に登場したということで、それまでの2年に比べてサンデーサイレンス産駒の活躍が落ち着いた世代です。ここではっきりと目立つのは母父ノーザンテースト。これまでもサンデーサイレンスとの組み合わせで多くの産駒を送り出しながら、このデュランダルが登場するまでGI馬を出す事の出来なかったノーザンテーストがこれ以降アドマイヤマックス、ダイワメジャー、エアメサイアとGI馬を送り出す事になります。
しかし1996年産と1999年産は全世代を比較してみた場合には明らかに稼いでいない世代にあたります。特に1999年産馬はクラシックを一つも取ることが出来ませんでした。それでも社台は強いサンデーサイレンス産駒を作ることが出来ているということは、[社台のサンデー]というブランドを作り上げる事になりました。実際、この時期に社台はサンデーサイレンス産駒に対する経験の蓄積によって他の生産者に対して大きなアドバンテージを得る事になったのではないかと。
その後2000年産馬から二冠馬ネオユニヴァース、牝馬三冠馬スティルインラブが登場します。ただしスティルインラブは社台ではなく下河辺牧場-ノースヒルズマネジメントという組み合わせです。2年続けてスティルインラブ、ダイワエルシエーロとクラシックホースを出した下河辺牧場は健闘したと言っても良いかなあ。とはいえスティルインラブも最後にはアドマイヤグルーヴの前に屈しているわけではありますが。
結局、社台以上にサンデーサイレンスを信じた生産者は存在しなかったということになるのではないでしょうか。サンデーサイレンスはダートの実績馬でした。ブライアンズタイムとサンデーサイレンスが導入されるまでは、日本に輸入される種牡馬は主に欧州の芝に実績を持つ種牡馬ばかりで、サンデーサイレンスの導入というのは明らかにリスクを伴うものです。そして年度代表馬になりながらも種牡馬として北米では全く相手にされない血統でした。サイレンススズカの母ワキアのエピソードにもある通り、サンデーサイレンスには未知の部分が大きかったのです。
社台はサンデーサイレンスばかり付けるというのはよく批判される部分ではありますが、サンデーサイレンスは血統に対する確度がかなり高い種牡馬でしたので当然のことだったと思われます。サンデーサイレンス産駒には全きょうだいでの活躍例、あるいは極近い近親関係にある活躍馬の例が多く見られます。上の表からいくつか例を拾うと以下。
  • ダンシングキイ: ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムード
    →スプリングマンボ: スズカマンボ
  • レガシーオブストレングス: サイレントハピネス、スティンガー
  • ダイナフェアリー: ローゼンカバリー
    →ダイナファンキー: タヤスメドウ
    →ダイナシュート: アドマイヤマックス
  • カーリーエンジェル: エガオヲミセテ、オレハマッテルゼ
    →エアグルーヴ: アドマイヤグルーヴ
  • フェアリードール: トゥザヴィクトリー、サイレントディール
  • ローザネイ: ロサード、ヴィータローザ
    →ロゼカラー: ローズバド、ローゼンクロイツ
  • サワヤカプリンセス: サイキョウサンデー、デュランダル
  • ミヤビサクラコ: キングオブサンデー、ウインマーベラス、ウインデュエル
  • アイドリームドアドリーム: エアシャカール
    →エアデジャヴー: エアシェイディ、エアメサイア
確かにダンシングキイの仔にはキングフラダンスやトーセンダンスもいますし、その他の繁殖も走らない産駒を出す事が無いというわけではありません。また、散々外してきたロッタレースが最後にフサイチパンドラを出したという例もあります。とはいえこれだけの実例を無視することは出来ないでしょう。
というかバランス良くいろいろな種牡馬を試すべきだなんてちっとも思わんですよ。ある特定の種牡馬との組み合わせで成功した繁殖牝馬ってのには事欠きません。Fairy BridgeとNorthern Dancerとかな。Grey Flightも後半はBold Rulerばかりになるし、Misty Mornも似たようなもんだ。
サンデーサイレンスが登場した時代のブルードメアサイアーとしてはノーザンテースト、マルゼンスキー、トウショウボーイ、ブレイヴェストローマンが挙げられますが、このうちブレイヴェストローマン、トウショウボーイはサンデーサイレンスが好まない母父であったと思われます。ノーザンテーストやマルゼンスキーとの組み合わせはまず成功したのに対して、トウショウボーイはビッグサンデー、エイシンルーデンス程度に止まりますし、ブレイヴェストローマンは準OPにすら上がれません。結果的にこのあたりのノーザンテーストとトウショウボーイの差が社台に有利に働いたという面はあるでしょう。サンデーサイレンス産駒のGI馬にはトウショウボーイはおろかテスコボーイが入った馬はいません。Princely Giftでは何とかステイゴールドが出ます。トウショウボーイは母父にYour Hostというサンデーサイレンスが好むような血を持つにも関わらずです。トウショウボーイはトニービンやブライアンズタイムに対しても厳しく、母父として自身を活かせる種牡馬に恵まれなかったかなとは思うものの、それでも母父として失敗する事は父系を絶やす事より罪深いことです。パーソロン、ミルジョージやモガミも母父としては良くなので、日高の生産者が消耗している責任の一端はそういった種牡馬の母父としての不振なのではないかな。というあたりでダンシングブレーヴがもっと産駒を出せる種牡馬だったらという事になるのかも…
ところでサンデーサイレンスだけを見ていても感覚が狂うのでトニービンの場合でも出しておきましょう。
馬名生産者母名母父名
1990年産
サクラチトセオー谷岡牧場サクラクレアーノーザンテースト
ノースフライト大北牧場シヤダイフライトヒッティングアウェー
ウイニングチケット藤原牧場パワフルレディマルゼンスキー
ベガ社台ファームアンティックヴァリューNorthern Dancer
アイリッシュダンス社台ファームビューパーダンスLyphard
ロイスアンドロイス社台ファームザツツマイパルKey to the Mint
ケントニーオー下河辺牧場ケンマドンナドン
ユウキスラッガー法理牧場サニーミサルボデュール
1991年産
オフサイドトラップ村本牧場トウコウキャロルホスピタリティ
エアダブリン社台ファームダンシングキイNijinsky
スプリングコート社台ファームサクラハゴロモノーザンテースト
1992年産
エイティグロー大西牧場シャダイビショップノーザンテースト
ミナミノジャックホウセイ牧場ジャックセレーネマルゼンスキー
ユウキビバーチェ若林牧場メルシーサンライズマルゼンスキー
エスプレッソトニー猿倉牧場スキーナノーザンテースト
1993年産
エアグルーヴ社台ファームダイナカールノーザンテースト
ロングカイウン天羽牧場ロングドーターハードリドン
ウェディングハニーヤナガワ牧場ヘイアンパールトウショウボーイ
インターライセンス社台ファームハウズテーストノーザンテースト
1994年産
グレースアドマイヤノーザンファームバレークイーンSadler's Wells
パルスビートマエコウファームブルーハワイスリルショー
1995年産
エモシオン白井牧場アドラーブルノーザンテースト
ロードクロノス大樹ファームシンコウラブリイCaerleon
ミスズシャルダン様似渡辺牧場ゴールドユウマブレイヴェストローマン
タヤスアンティーム社台ファームスカーレットリボンノーザンテースト
フリーウエイハート三城牧場ミヤビサクラコノーザンテースト
タイカラムーンメイタイ牧場タイリーバラッキーソブリン
クリスマスツリー社台ファームオークツリーリアルシャダイ
1996年産
ロードプラチナムケイアイファームニアーザゴールドSeeking the Gold
アイランドオオジャ関東ホースエクスプレスファームアイランドビーナスリィフォー
エイシンワンシャン栄進牧場エイシンテネシーVice Regent
ノボリユキオー日高大洋牧場ファーストラブナイスダンサー
ブオウ協和牧場プティットイルイルドブルボン
タフグレイス藤川ファームシスティーナサクラユタカオー
エルウェースター杵臼斎藤牧場エルウェーマリーザLomond
マヤノトライミー川上悦夫ザリサLyphard
ブラザータイクーン社台ファームビューパーダンスLyphard
1997年産
ジェミードレス社台ファームブリリアントカットノーザンテースト
ユウワンプラテクトノーザンファームルフィーラNureyev
エアトゥーレ社台ファームスキーバラダイスLyphard
トーワトレジャーヒノデファームグリーングッズClever Trick
フェリシタルノーザンファームツィンクルブライドLyphard
マックロウノーザンファームアンティックヴァリューNorthern Dancer
ハッピーリクエスト社台ファームエイプリルソネットDike
トニービーバー日胆上水牧場ピーチブルームディクタス
ゴーステディノーザンファームケイティーズファーストKris
スプリングチケット社台ファームカズミハルコママルゼンスキー
1998年産
ジャングルポケットノーザンファームダンスチャーマーNureyev
レディパステルシンコーファームピンクタートルBlushing Groom
サイドワインダータバタファームゴールデンジャックアフリート
テンザンセイザ大北牧場ケイシーCaerleon
ダービーレグノ社台牧場ダービーキングダムRoyal Academy
ハッピールックノーザンファームシンコウビューティCaerleon
1999年産
テレグノシス社台ファームメイクアウィッシュノーザンテースト
ナリタセンチュリーノーザンファームプリンセスリーベノーザンテースト
ダディーズドリーム白老ファームダディーズシューズサクラユタカオー
レニングラードノーザンファームブリリアントベリーノーザンテースト
トーセンテンショウ笠松牧場ノーザンプリンセスノーザンテースト
サクラヴィクトリア新和ファームサクラユスラウメサクラユタカオー
エリモシャルマンえりも農場エリモパッションマルゼンスキー
2000年産
マイジョーカー向別牧場エピファニーブレイヴェストローマン
メモリーキアヌ谷川牧場バラワキMiswaki
マイティーカラー白老ファームジョディーディアWoodman
初年度産駒からいきなりノースフライト、ベガ、サクラチトセオー、ウイニングチケットなんだからこっちもとんでもないと言えばそうなる。2年目にもオフサイドトラップ、エアダブリンと出して、サンデーサイレンス同様3年目がやや落ちる。それでも翌年にはエアグルーヴなんだから素晴らしいのだが、その後はややサンデーサイレンスに食われた部分もあったか大物を欠く状況で、1998年のジャングルポケット、レディパステル、1999年のテレグノシスとGI馬を出しました。
トニービンはサンデーサイレンスほど社台ばっかりという状況ではありませんが、それでも後半になると社台の生産馬が目立つなあという印象は受けます。
さて、非社台ということでブライアンズタイムを持ち出しましょうか。
馬名生産者母名母父名
1991年産
ナリタブライアン早田牧場新冠支場パシフィカスNorthern Dancer
チョウカイキャロル谷川牧場ウィットワタースランドMr. Prospector
ブライアンズロマン大典牧場ダイロマンブレイヴェストローマン
アドマイヤヒーロー稲原牧場ダイナイブノーザンテースト
アカツキホーオー浦河小林牧場サンデースマイルダンサーズイメージ
トーホウケリー早田牧場新冠支場クインテスケリーヴァイスリーガル
1992年産
マヤノトップガン川上悦夫アルプミープリーズBlushing Groom
エムアイブラン早田牧場新冠支場ユキグニCaro
スプリングバーベナ川上悦夫イズミプリンセスピットカーン
オートマチックホウセイ牧場ミズエナジーダンサーズイメージ
エリモエベレストエリモ農場エリモドリーマーサドンソー
アドマイヤゲイル石田牧場イーストサイドパーソロン
テルノシンゲキ瀬戸牧場カイソウトカチキタノダイオー
1993年産
フサイチヒロシフジワラファームプリンセススキーロイヤルスキー
1994年産
シルクジャスティス早田牧場新冠支場ユーワメルドサティンゴ
サニーブライアン村下ファームサニースイフトスイフトスワロー
マイネルマックスサンコウ牧場サクセスウーマンハイセイコー
エリモダンディーえりも農場エリモフローレンスイルドブルボン
ポートブライアンズ本巣勝ファンドリパールノーザンネイティヴ
ナショナルスパイ川上悦夫スターシャインマルゼンスキー
フラワータテヤマ赤坂光夫ワンボールドビッドノーザンテースト
セイリューオー中神鉄雄グッドマイラブノーザンテースト
サムソンゼットサムソン牧場ティスワLyphard
1995年産
ファレノプシスマエコウファームキャットクイルStorm Cat
ブリリアントロード大栄牧場マリーテイスティノーザンテースト
ナリタルナパーク早田牧場新冠支場ルナパークノーザンテースト
1996年産
トーホウエンペラー千葉飯田牧場レインボーブルーノーリュート
エスジーバーニング辻牧場エスジービアンカマルゼンスキー
スペキュレーション早田牧場新冠支場パーソナルレターMr. Prospector
サクラフォーエバー谷岡牧場セダンフォーエバーマルゼンスキー
1997年産
トーホウシデンオリエント牧場ブラッシングインザレインBlushing Groom
マイネルブライアンビッグレッドファームマイネレーベントウショウボーイ
エリモブライアンえりも農場エリモパッションマルゼンスキー
シルクプリマドンナ早田牧場新冠支場バウンドトゥダンスNorthern Dancer
スリーローマン大典牧場アコニットローマンブレイヴェストローマン
1998年産
タイムパラドックス白老ファームジョリーザザAlzao
ダンツフレーム信岡牧場インターピレネーサンキリコ
ビッグゴールド下河辺牧場ビューティフルゴールドMr. Prospector
オースミステイヤー谷川牧場ミドルフォークラピッヅWild Again
トレジャーシンコーファームシンコウラブリイCaerleon
イブキリムジンオー石田牧場ナイスジュノーナイスダンサー
1999年産
タニノギムレットカントリー牧場タニノクリスタルクリスタルパレス
アンドゥオール社台ファームスターバレリーナRisen Star
ノーリーズンノースヒルズマネジメントアンブロジンMr. Prospector
エリモマキシムえりも農場エリモアメジストSeattle Slew
マチカネメニモミヨ稲原牧場マチカネベニザクラRoyal Academy
ボールドブライアン千代田牧場シジェームサンSeptieme Ciel
エスジービーム辻牧場エスジービアンカマルゼンスキー
2000年産
シルキーラグーン早田牧場新冠支場シーヴィーナスDayjur
ラントゥザフリーズ豊郷牧場ソロシンガーリヴリア
ニシノコンサフォス西山牧場リフカLyphard
ビッグドンマークリ牧場ドラゴンリリーイブンベイ
シアトルユー下河辺牧場ロイヤルティアラノーザンテースト
マイネヌーヴェルビッグレッドファームマイネプリテンダーZabeel
2001年産
トーセンブライト岡田スタッドアサヒブライトジェイドロバリー
アルドラゴン石田牧場ドラゴンティーナDanzig
ニシノデュー西山牧場ニシノフラワーMajestic Light
チョウカイロイヤル谷川牧場ブラッシングストームBlushing Groom
マイネソーサリスコスモビューファームマイネマジックギャロップダイナ
サワノブレイブ杵臼牧場サワノビンティトニービン
2002年産
ロードマジェスティケイアイファームジャズキャットStorm Cat
タガノゲルニカ谷川牧場ブロードマラThatching
マルブツブリザード瀬口信正シフォンケーキサクラバクシンオー
こっちも初年度からナリタブライアンとチョウカイキャロルなわけで、翌年がマヤノトップガンなのですからこの時期の輸入種牡馬のアタリっぷりはどうしたものやらというレベルですね。やはりブライアンズタイムも3年目の産駒が不振なのですが、トニービンと違ってその後もマイネルマックス、サニーブライアン、シルクジャスティス、ファレノプシス、トーホウエンペラー、ダンツフレーム、タイムパラドックス、タニノギムレット、ノーリーズンとコンスタントにGI馬を出しています。
サンデーサイレンスが社台のバックアップを受けるなら、ブライアンズタイムは早田牧場のバックアップを受けるわけですが、両者の規模の違いを考えれば十分なバックアップを受けたとは思うところ。ただ、早田牧場は設備投資の負担に耐えかねて破綻する事になるのですけど。
それで負担という事で言えばラムタラも同じようなものかな。おそらくトニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスと続いた輸入種牡馬の異常な成功がラムタラ導入の理由の一つでもあったんでしょうが、そのラムタラの産駒は彼らの築いたレースに対応させることが出来ずに終わっています。後から日本供用初年度となる産駒の成績を見ればタニノエタニティ、メイショウラムセス、マルカセンリョウなどが出ては来て、言われるほど酷くも無いかという気にならんでもないですが、とにかくクラシックに間に合わないのでは大幅に減点になるのと、その程度では導入額に見合わないってのが問題なんだろう。底値で買い叩いてきたような種牡馬ならともかく、ラムタラは購入額で約32億円、シンジケートとなると44億円の種牡馬ですから。
言うまでも無く競走馬事業において最大のギャンブルは種牡馬です。トニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスと次々に導入された成功種牡馬を利用する以上に対抗して無謀な高額種牡馬の導入(その種牡馬が成功するかどうかというのは別問題)に踏み切った事が生産者の体力を消耗させ、消耗しなかった社台グループとの差を広げてしまったのでしょう。こういうものは結果で評価されるしかありませんから、仮にトニービン、サンデーサイレンスが立て続けにコケていたら、社台こそが窮地に追い込まれるような事態だってありえたでしょう。ただ、社台が彼らと違ったのは1頭の種牡馬に勝負をかけたわけではないというところです。エリシオを持ち出すまでも無く、社台だって種牡馬での失敗は数知れないわけですから。最近ではブロッコとかバチアーとかは散々でしたしね。尤もその辺の種牡馬は社台自体がどこまで期待してたかは怪しいもんですが。
最後にアーニングインデックスでサンデーサイレンスに抗し得たダンシングブレーヴ。
馬名生産者母名母父名
1990年産
ダンシングサーパスCheveley Park StudEsclusive OrderExclusive Native
1993年産
エリモシックえりも農場エリモシューティングテスコボーイ
チョウカイライジン酒井牧場マックスビューティブレイヴェストローマン
1994年産
キョウエイマーチインターナショナル牧場インターシャルマンブレイヴェストローマン
テイエムトップダン岡部牧場ビューティディクテイタスKey to Content
タガジョーノーブル鳥井牧場セイヴオンアイスIceca Noble
1995年産
キングヘイロー協和牧場グッバイヘイローHalo
レオリュウホウキヨミネ牧場キヨヒホウルイスデール
グリーンプラネットタイヘイ牧場カディザデーDarshaan
ダンシングターナー磯野牧場オニバープランスイエローゴッド
サーストンフライトラッキー牧場カーニバルRacing is Fun
チアズニューパワーヤマオカ牧場シマノリマンドリマンド
ロードブレーブ桑原牧場ユートジェーンマルゼンスキー
ダンシングチアズ信岡牧場スターシッピングバックストッパー
エイシンワンサイド米田牧場サンフラワーマミーダイアトム
1996年産
アラマサダンサーアラキファームアラホウトクトウショウボーイ
ビッグホープ下河辺牧場イースタンセリアラディガ
1997年産
ジョウテンブレーヴ田上稔タクノギャルロイヤルスキー
1998年産
テイエムオーシャン川越敏樹リヴァーガールリヴリア
エリモピクシー川上悦夫エリモシューティングテスコボーイ
1999年産
スナークスズラン平野牧場フリートレガッタリアルシャダイ
産駒が限られている中でこれですからね。例えばダンシングブレーヴが1シーズン100頭程度の種付けをこなせていたら状況は変わっていたのかもしれません。まあ、そんな状態ならまず日本に来ちゃいないわけですけど。
ダンシングブレーヴは母父としての性能も高そうなので、ダンシングブレーヴの牝馬を持ってる牧場は有効活用したらいいんだと思います。

March 31, 2007

3/31 Dubai Golden Shaheen GI Nad Al Sheba UAE Dirt 1200m

北米馬優位が覆るとは思えない。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Bishop Court HillHoly BullJust CuzCormorantJ.R. VelazquezT. Pletcher
2AreyoutalkintomeSmokesterAndrea GailStorm BirdE. AhernC. Cyzer
3Kelly's LandingPattonBest GameGreat AboveL. DettoriE. Kenneally
4Marchand d'OrMarchand de SableFedoraKendorD. BonillaF.Head
5Thor's EchoSwiss YodelerHelen of TroyMr. IntegrityT. DurcanS. Seemar
6TizaGold KeeperMamushkaElliodorK. SheaH. Brown
7Agnes JediAgnes WorldLucky PiscesCrafty ProspectorY. TakeH. Mori
8Friendly IslandCrafty ProspectorIsland QueenOgygianG. GomezT. Pletcher
9Salaam DubaiSecret SavingsGulistanRubitonJ. MurtaghA. Selvaratnam
10Terrific ChallengeRoyal AcademyClever EmpressCrafty ProspectorR. MullenD. Watson
11Bounty QuestFasliyevJust DreamsSalseM. DwyerD. Watson
12ThajjaDaylamiJawlaatDayjurR. HillsD. Watson
13Harvard AvenueYou and ICarrie CanSaratoga SixC. NakataniD. O'Neill
14Seeking the BestSeeking the GoldMackieSummer SquallY. FukunagaH. Mori
15National ColourNational AssemblyRainbow CakeMr. EatsW. MarwingS. Tarry
16Nightmare AffairOut of PlaceBeaux Arts BallBlack Tie AffairE. CastroG. Marano
BCの上位馬が出走してきますが、Thor's EchoにしてもNightmare Affairにしてもその後のレースを見るに、北米ダートスプリントの上位馬というレベルを超えているようには思われません。Thor's Echoの前走なんかはどうにもダメだろという印象なんですが、とはいえ今年も結局は北米調教馬ということになるかなとは思われます。
Seeking the Bestは父Seeking the Gold、母父Summer SquallでLa Troienneのファミリーという組み合わせからはこういった北米的なレースに対応する事は可能ではあるでしょう。ですが、これまでに経験してきたレースとは違う質のレースにはなるだろうし、北米的ダートスプリントに対応するような鍛錬というのを受けていないのではないかなと。
Agnes Jediは昨年は北米調教以外では最先着となる6着でしたが、その後の進境というのもなさそうで、昨年の成績を上回るのは難しいかなと。

Result

1.Kelly's Landing: Patton - Best Game by Great Above
2.Friendly Island: Crafty Prospector - Island Queen by Ogygian
3.Salaam Dubai: Secret Savings - Gulistan by Rubiton
4.Harvard Avenue: You and I - Carrie Can by Saratoga Six
5.Bishop Court Hill: Holy Bull - Just Cuz by Cormorant
6.Thor's Echo: Swiss Yodeler - Helen of Troy by Mr. Integrity
7.Terrific Challenge: Royal Academy - Clever Empress by Crafty Prospector
8.Marchand d'Or: Marchand de Sable - Fedora by Kendor
9.Tiza: Gold Keeper - Mamushka by Elliodor
10.Agnes Jedi: Agnes World - Lucky Pisces by Crafty Prospector
11.Seeking the Best: Seeking the Gold - Mackie by Summer Squall
12.Areyoutalkintome: Smokester - Andrea Gail by Storm Bird
13.Bounty Quest: Fasliyev - Just Dreams by Salse
14.Thajja: Daylami - Jawlaat by Dayjur
15.Nightmare Affair: Out of Place - Beaux Arts Ball by Black Tie Affair
16.National Colour: National Assembly - Rainbow Cake by Mr. Eats
結局北米調教馬のレースではあるんで、こういう結果となりました。特に何もないよなあ。調教でそういう馬を作るというところが強いのだろう。まあ、意外とこのレースとBC Sprintが連動しないってのは今年も如実に示されたわけだが。

3/31 Dubai Sheema Classic GI Nad Al Sheba UAE Turf 2400m

Pop Rockでも十分やれるんじゃねとは思う。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Bellamy CayKrisTrellis BaySadler's WellsS. PasquierA. Fabre
2Oracle WestWestern WinterNoble ProphetNoble AmbitionW. MarwingM. de Kock
3LaverockOctagonalSky SongSadler's WellsK. McEvoyS. bin Suroor
4Vengeance of RainZabeelDanelaghDanehillA. DelpechD. Ferraris
5Red RocksGalileoPharmacistMachiavellianC. NakataniB. Meehan
6Best AlibiKing's BestChauncy LaneSadler's WellsL. DettoriS. bin Suroor
7Sir PercyMark of EsteemPercy's LassBlakeneyM. DwyerM. Tregoning
8ObrigadoLavircoOsinaWise MoneyD. FloresN. Drysdale
9SushisanFuji KisekiMeine TochterBataanK. SheaH. Brown
10Pop RockHelissioPopsSunday SilenceO. PeslierK. Sumii
11Collier HillDr. DeviousPolar QueenPolish PrecedentD. McKeownA. Swinbank
12QuijanoAcatenangoQuilaUnfuwainA. StarkeP. Schiergen
13YoumzainSinndarSadimaSadler's WellsR. HughesM. Channon
14Honey RyderLasting ApprovalCuando QuiereAffirmedG. GomezT. Pletcher
15HostHussonetColonna TraianaRoyJ.R. VelazquezT. Pletcher
Alexander GoldrunもOuija BoardもPrideもいなくなった欧州ってのは個人的につらいものがありますが、今年の古馬路線は4歳馬がどこまでやるのかということになってくるとは思われます。そういう状況の中で、シーズン始動戦としてここに乗り込んできたのが英ダービー馬Sir Percy、BC Truf馬Red Rocks、ドイツでGIを勝ったYoumzainの3頭。Sir Percyはダービー後勝っていませんし、シーズンの終わりを締めくくる形になったRed RocksとYoumzainにとっては今年が勝負。Rail Linkの復帰は遅れるということになりそうなので、このあたりがしっかりしたら今年の欧州はおもしろいということになるのではないかなと。
一方、Melbourne Cで2着という実績を持って挑戦するPop Rockはその後有馬記念、京都記念と連続して2着ですが、まあ京都記念にしてもAdmire Moonと差のない2着なら十分といったところではあるだろう。どうしてもこのレースは欧州馬がどこまで仕上がっているかというところを気にしなければならないのだが、Pop Rockでも対等に渡り合えるのではないかなという思いはある。
Honey Ryderは北米ではこの距離でならば牡馬と対等に渡り合うのですが、それには現状の北米芝のレベルがという問題があります。昨年のBCではBetter Talk Now、English ChannelがRed Rocksの前に敗れました。Honey RyderがGulfstreamのレースで戦った相手はEnglish Channelより弱いわけで、馬場がこの馬に向いたものになったらなんとかという程度ではなかろうか。
Collier Hillはあまり強いという印象を受けないのだが、香港のレースには驚かされた。あの程度に走れたら勝負に絡んでこれるのではないかなと。昨年も2着に入っているし、コースの相性も良いのではないかな。…などと書いてたのですがどうやら脚部不安でスクラッチのようですね。
Lave RockはIspahanの勝ち馬で2400mでもSaint-Cloudであるとかでの実績を有します。しかしやはり2400mはこの馬にとってはやや長いのではなかろうかとは思う。
距離ということで言えば香港のVengeance of Rainも2000mの方が得意。Zabeel x Danehillという配合なら極端に問題があるようには思えないし、2005年のChampions and Chater Cを勝っているという実績を持ちますが、どうにも香港の2400m戦のレベルは信用なりません

Result

1.Vengeance of Rain: Zabeel - Danelagh by Danehill
2.Oracle West: Western Winter - Noble Prophet by Noble Ambition
3.Youmzain: Sinndar - Sadima by Sadler's Wells
4.Sir Percy: Mark of Esteem - Percy's Lass by Blakeney
5.Sushisan: Fuji Kiseki - Meine Tochter by Bataan
6.Pop Rock: Helissio - Pops by Sunday Silence
7.Quijano: Acatenango - Quila by Unfuwain
8.Bellamy Cay: Kris - Trellis Bay by Sadler's Wells
9.Red Rocks: Galileo - Pharmacist by Machiavellian
10.Best Alibi: King's Best - Chauncy Lane by Sadler's Wells
11.Honey Ryder: Lasting Approval - Cuando Quiere by Affirmed
12.Host: Hussonet - Colonna Traiana by Roy
13.Obrigado: Lavirco - Osina by Wise Money
14.Laverock: Octagonal - Sky Song by Sadler's Wells
Non Runner: Collier Hill
なんとも言えないレースになってしまったなあと。
Vengeance of Rainは香港の2000mにおいては最強馬でありますが、Champions and Charter Cを勝っているとはいえ香港において2400mは層が薄い。それが、残り200mから抜け出して快勝するのですから驚きます。このレースとDuty Freeと合わせて、極東圏の競馬レベルをはっきりと見せつけたという事ではあるでしょうし、あのHong Kong Cのレベルの高さというものが語られる事になるんではないでしょうか。つまりはPride最強なわけですが。そしてその2頭が香港で再戦する可能性があるってのは非常に盛り上がる展開ではあると思われ、Vengeance of Rainにはどうか宝塚記念に参戦していただきたく…。しかしVengeance of Rainって昨年スパっとNZに放牧に出されたように、香港の馬としては異例なほど大事にされてるんですよねえ。
しかし、「復活の勝利」ってどういうことだよ?今年のHong Kong Gold C勝ってたろ>NIKKEI
ただ、これだけのメンバーが集まって2着が南アフリカのOracle Westというのはどうかとは思われるところで、結局のところ欧州馬は仕上がった状態では出てきていないというのはあるのでしょう。それでも時計の掛かる馬場だったようには思われるし、各々のタイトルを鑑みるならばもうちょっと何とかならんかというところもあります。その上でYoumzainとSir Percyについてはまあ、本国に戻ってからきっちり勝てばよしというところではあるだろう。
そしてこっそりとPop Rockに先着していたオーストラリア産Fuji Kiseki産駒Sushisanはこれまでの実績を考えれば良くやったと言えるレース。南アフリカに帰って頑張ったら良いと思います。
BC Turf馬Red Rocks、Honey Ryderが沈んだように北米芝のレベル低下が深刻ということがさらけ出されたレースでもあるか。

3/31 Dubai Duty Free GI Nad Al Sheba UAE Turf 1777m

今年の日本馬のターゲットはこのレースです。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1SeihaliAlzaoEdwinaCaerleonJ. MurtaghD. Selvaratnam
2Best NameKing's BestFlawlyOld VicL. DettoriS. bin Suroor
3Stormy RiverVerglasMiss BioRiver MistO. PeslierN. Clement
4IrridescenceCaesourMeretriciousDancing ChampW. MarwingM. de Kock
5Lava ManSlew City SlewLi'l Ms. LeonardNostalgia's StarC. NakataniD. O'Neill
6MysticalAlnasr AlwasheekMystic MemoryMalvadoM. DwyerS. Ganapathy
7KapilJalladOutstanding StarBletchinglyR. FraddM. de Kock
8Pompeii RulerGenuineWest With NightPompeii CourtC. NewittM. Price
9Flashy WingsZafonicLovealochLomondR. HughesM. Channon
10Admire MoonEnd SweepMy KatiesSunday SilenceY. TakeH. Matsuda
11English ChannelSmart StrikeBelvaTheatricalJ.R. VelazquezT. Pletcher
12Miesque's ApprovalMiesque's SonWin ApprovalWith ApprovalE. CastroM. Wolfson
13Daiwa MajorSunday SilenceScarlet BouquetNorthern TasteK. AndoH. Uehara
14Formal DecreeDiktatFormidaHighest HonorK. McEvoyS. bin Suroor
15Bad Girl RunsWestern WinterBadiusSadler's WellsM. KinaneM. de Kock
16LinngariIndian RidgeLidakiyaKahyasiK. SheaH. Brown
アメリカ西海岸の王者Lava ManはSanta Anita H後一時は遠征回避とも言われていましたが、結局遠征に踏み切り、強敵相手のメインを避けて芝のこのレースに参戦という形になりました。遠征が嫌いな馬だけに、どうなるかというところでしょう。
Daiwa Majorも遠征は好まないということで、年末も香港に行かずに有馬記念を走ったりするほどだったのですが、京都とかで走っているのを見るとそう苦手でもないだろうにとは思うところ。ダンスインザムードに限らずこの馬は割と牝馬を連れてくるというのがおもしろいところです。そんなわけでIrridescenceあたり連れてきたら本物かとw
Admire Moonについては香港でPrideに迫ったのだから実力は本物なんだろう。その上で2000mを得意とするこの馬にあっては春シーズンに国内での目標を置きにくいというところではあるので、ドバイから香港、シンガポールと狙うのはありかなとは思う。シンガポールには登録しなかったけど。
昨年は全姉Perfect Promiseと揃って出走の予定も、放馬して競争除外となったのがIrridescence。その後香港やフランスで見かけましたが、どうにもいまいちといった印象でした。
フランスの善戦屋というイメージが抜けないStormy Riverも勝負に絡んでくるかとは思われます。
Sheema Classicではなくこちらに回ったEnglish Channelは北米芝のトップホースで、ここくらいならやれるんじゃないかなとは思いますが。Lava Manに負けると事ですな。
BC Mile馬Miesque's ApprovalはGIというイメージの薄い馬ではあって、昨年好調だったとはいえ、あのBCには驚かされた。しかし。今年になってからあまり良いレースをしていない。
オーストラリアでGIを勝ったGenuine産駒Pompeii Rulerは基本的に勝ちきれない馬ではある。オーストラリアから遠征してくるならもうちょっとふさわしい馬もいたよなとは思うし。

Result

友彦はあたしのために家を出て玄関の前で滝ゲロを噴いてフラフラ歩き出したあのときから、どうやら隠遁生活の中で手に入れた特別な力"神の視点"を失ったらしかった。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹
1.Admire Moon: End Sweep - My Katies by Sunday Silence
2.Linngari: Indian Ridge - Lidakiya by Kahyasi
3.Daiwa Major: Sunday Silence - Scarlet Bouquet by Northern Taste
4.Seihali: Alzao - Edwina by Caerleon
5.Kapil: Jallad - Outstanding Star by Bletchingly
6.Flashy Wings: Zafonic - Lovealoch by Lomond
7.Formal Decree: Diktat - Formida by Highest Honor
8.Pompeii Ruler: Genuine - West With Night by Pompeii Court
9.Stormy River: Verglas - Miss Bio by River Mist
10.Irridescence: Caesour - Meretricious by Dancing Champ
11.Best Name: King's Best - Flawly by Old Vic
12.English Channel: Smart Strike - Belva by Theatrical
13.Bad Girl Runs: Western Winter - Badius by Sadler's Wells
14.Mystical: Alnasr Alwasheek - Mystic Memory by Malvado
15.Miesque's Approval: Miesque's Son - Win Approval by With Approval
16.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
そんなわけで、Lava Manは空気を読みすぎというか、ヒキコモリの本領発揮というか…
馬群の外に取り付いてコーナーで外から捲り気味に出て来るというのはDaiwa Majorのレースではないとは思わされました。外枠を引いていたし仕方の無い部分はあったとはいえあの位置取りで勝てる馬ではないでしょう。
一方でAdmire Moonはとにかく差すというレース運びで、そのターゲットはDaiwa Majorであったと思われます。ただ、ゴール直前でLinngariに一気に差を詰められたあたり、ギリギリと言うところもあったかなあ。
で、このレースは北米馬が壊滅。まあ、Lava Manはアレだし、Miesque's Approvalもしゃあないというところはあるかもしれません。もともとそういうタイプでしょう>Miesque's Approval。しかしながらEnglish Channelは特にスタミナ不安があるわけでもないですし、この結果は酷いなあと思わざるを得ません。

3/31 Dubai World Cup GI Nad Al Sheba UAE Dirt 2000m

やっと来たか…この日が…この1年の間何度となくおまえとの戦いを思い出したぞ。私のただ一度の敗北!ゴミのような3歳馬に三冠馬が敗れたのだ!1年の間この辱めに耐えてきた。だが今日でそれも終わる。お前たちを葬り去り、あの敗北がゴドルフィンの仕組んだ罠だったと証明し、このわずかな傷を拭い去って完全な復活を遂げるのだ。
深く考えてはいけませんw
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Discreet CatForestryPretty DiscreetPrivate AccountL. DettoriS. bin Suroor
2VermilionEl Condor PasaScarlet LadySunday SilenceC. LemaireS. Ishizaka
3Bullish LuckRoyal AcademyWild VintageAlyshebaB. PrebbleT. Cruz
4KandidateKaboolValleyroseRoyal AcademyS. SandersC. Brittain
5Premium TapPleasant TapPremium RedThirty Six RedK. DesormeauxJohn Kimmel
6Forty LicksNot For SaleBailesaEqualizeM. KinaneI. Jory
7InvasorCandy StripesQuendomInterpreteF. JaraK. McLaughlin
という事でもないのだが、まあ1年前のUAE DerbyでのInvasorの敗北というのは斤量差もあったけど馬場による影響が大きいのかなと思うところではあります。その後のDiscreet Catのパフォーマンスも凄いと言えば凄いけど、両者がそういう形で一年間負けずに来てここで再戦するというのはなかなかの趣向ではあるかな。
Discreet CatはInvasor以上にレースを使われずですが、Jerome Hに出てきて圧勝し、更にはCigar Mile Hにおいて、Badge of SilverとSilver Trainにハンデを与えての圧勝と鮮烈な印象を与えます。前哨戦を熱発らしき回避となったのがやや気にかかるところではありますが…
BC Classicで3着のPremium Tapはオーナーが変わったし、それ相応のレースを使ってきたのですが、Kimmel厩舎として出てくるということはこれが終われば北米の舞台に戻るということではあるのかなと。BCの内容を考えるとInvasor相手では歯が立たないという感じです。
なぜかこっちにでるBullish Luckはダートをこなせるかどうかということになるでしょう。どうもRoyal Academyってのはダートを苦手とするようなところがありますので。ダートこなせたら面白そうだし、パワーがあるからこなすかなという気もしている。ただ、ダートの2000mはきつそうか。まあ、昨年Electrocutionistが勝ったときのような芝馬がこなせるダートになってたら来るかもしれないというくらいは思っても良いのかなと。
Vermilionとしてはスタミナを問われるようなレースになるのが望ましいだろう。時計勝負になってしまうと厳しい。アジュディミツオーの2番手を追走して、コーナーから捲って、直線で6馬身ぶっちぎった川崎記念の内容は良かった。わざわざこの舞台でLemaireというのは解せない部分でもありつつ、Lemaireがあっているというならそんなものかなとは思う。
Forty Licksはアルゼンチンの年度代表馬でしたが、大一番Carlos PellegriniではStorm Mayorの前に苦杯を舐めました。その後サウジアラビアに移って地元のレースで連勝しますが、このレースに向けてのサウジアラビア国王杯で4着に敗退しているのが気に掛かります。Storm Mayorも参戦予定でしたが、輸送でトラブって断念というのが残念なところです。

Result

1.Invasor: Candy Stripes - Quendom by Interprete
2.Premium Tap: Pleasant Tap - Premium Red by Thirty Six Red
3.Bullish Luck: Royal Academy - Wild Vintage by Alysheba
4.Vermilion: El Condor Pasa - Scarlet Lady by Sunday Silence
5.Forty Licks: Not For Sale - Bailesa by Equalize
6.Kandidate: Kabool - Valleyrose by Royal Academy
7.Discreet Cat: Forestry - Pretty Discreet by Private Account
Premium Tapがレースを引っ張り、直線ではInvasorと2頭の争いで3着以下を突き放して、Invasor-Premium Tapの決着。Golden Shaheenと違ってこのレースは割とBC Classicと連動しやすいってのはあるかなあ。Invasorはこれで一年前の雪辱を果たし、誰からも文句をつけられる事の無い地位に就いたと思われます。後はちゃんと北米に帰って復帰戦をこなし、その後も萎まずにシーズンを全うしてくれればと。
Premium Tapも改めて強いところを見せました。ちゃんと北米に帰ってきてくれたら良いよねというくらいですか。
まあ、今年はPimlico Specialが無いので、復帰戦としてはStephen FosterとかSuburbanとかその辺になってくるかなあ。ああ、Lava ManはHollywoodでしょうがw
Bullish LuckとVengeance of Rainのこの活躍はある意味では2001年のTo the VictoryとStay Goldを想起させるものがあるのだと思います。
Discreet Catはレース前からちょっと問題がありそうなことも言われていましたし、そもそもこれまでもレースに使われてないというのは体質か何かに問題があるんではないかなと。どうもそういった面で脆弱というイメージを持ちました。と思ったら喉に問題が見つかったですか…

3/31 Florida Derby GI Gulfstream FL Dirt 9F

最終プレップ開幕。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1NotionalIn ExcessTruly BlessedFrench DeputyRobby AlbaradoDoug F. O'Neill
2ImawildandcrazyguyWild EventFrosty CupcakeTop AccountRafael BejaranoWilliam A. Kaplan
3Scat DaddyJohannesburgLove StyleMr. ProspectorEdger S. PradoTodd A. Pletcher
4Adore the GoldFormal GoldAmore E BaciDixieland BandCornelio H. VelasquezMichael E. Gorham
5StormelloStormy AtlanticWilshwedCarson CityVictor EspinozaWilliam L. Currin
6ChelokeeCherokee RunDixie GhostSilver GhostRamon A. DominguezMichael R. Matz
7Boogie BoggsDixie UnionSmokey MirageHoly BullJoe BravoNicholas P. Zito
8Johannesburg StarJohannesburgGammy's AldenJohn AldenRajiv MaraghCollin Maragh
9BirdbirdisthewordPure PrizeBerchtaRocky MountainManoel R. CruzKenneth G. McPeek
人気はScat Daddy、StormelloのFountain of Youth上位にNotionalが絡んでくる形。Adore the Goldまでまずまずといったところか。
前走で鮮やかに復活を遂げたScat Daddyとフロリダ遠征が成功のStormelloはここをきっちりまとめれば本番に向けてグリーンランプという事で、出来ればStormelloに逆転してもらいたいが、それは本番まで待ってやっても良いです。Stormelloに関しては前走後一度カリフォルニアに戻って、またフロリダに飛んだという部分できついかなと思ったりもしますが。そういやStormelloも3歳でのキャリアが2戦で本番に行く事になるのか…
一方このレースでの2番手集団になるAdore the GoldとNotional。前者は上位2頭と同じくFountain of Youthに出走し実力の一端を垣間見せましたが、それはまだ十分ではありません。上位2頭との差が詰まるかどうか、あるいは一角崩しがなるかどうか。Notionalは波乱のRisen Star Sの勝ち馬で、それはNotional自身のパフォーマンスにケチが付くわけではありませんが、やはり力の証明をここでして貰わなければならないでしょう。

Result

1.Scat Daddy: Johannesburg - Love Style by Mr. Prospector
2.Notional: In Excess - Truly Blessed by French Deputy
3.Chelokee: Cherokee Run - Dixie Ghost by Silver Ghost
4.Stormello: Stormy Atlantic - Wilshwed by Carson City
5.Boogie Boggs: Dixie Union - Smokey Mirage by Holy Bull
6.Imawildandcrazyguy: Wild Event - Frosty Cupcake by Top Account
7.Birdbirdistheword: Pure Prize - Berchta by Rocky Mountain
8.Adore the Gold: Formal Gold - Amore E Baci by Dixieland Band
9.Johannesburg Star: Johannesburg - Gammy's Alden by John Alden
Scat Daddyが連勝でフロリダの王者としてKentucky Derbyに向かうことになりました。Johannesburg産駒というだけあっていつ頃終わってしまうかというのに注意しておくべきではあるだろうなくらいには思ってますが、まあ割と良いのではないだろうか。
Stormelloは前半でAdore the Goldに突付かれたあたり、厳しいレースにはなった。しかし最後粘りきれないというのは若干距離に不安を抱かせるところでもある。前走Fountain of Youthのあと一度カリフォルニアに戻って、再度遠征してきているという事情を考慮してなんとか合格という程度でしょうかね。
Notionalもまずまずのレース。Derby Contenderとしての証明はしたと思います。欲を言えば、もうちょっとScat Daddyを脅かせると良かった。
ChelokeeはNotionalと比較してもかなり劣っていて、最後に脚の止まったStormelloを捉えたに止まります。賞金的にDerby出走が微妙なラインで、この時期なら無理を承知であと1戦使えないことも無いのですが、そうはしないでDerbyがダメなら次という方針のようです。Derbyで勝負になるとは思えないし、妥当な判断かと。
Sitemaster

MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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