Revery_L_Elektra
memo
|TOP|PROFILE|FAVORITE|PICK UP|SKIN|MEMO|HORSE|BBS|MAIL FORM|LINK|MEMOAnotherSide>Somewhere Far Beyond

« August 2005 | Imaginations from the Other Side | October 2005 »

September 2005 Archive

September 3, 2005

9/4 Grosser Preis von Baden GI Baden-Baden GER Turf 2400m

思わず何処の国のレースか確認したくなった。
No.PostHorseFNo.SireDamBroodmare SireJockeyTrainer
110Cherry Mix1-gLinamixCherry MoonQuiet AmericanL. DettoriSaeed bin Suroor
211Darsalam1-wDesert KingMoonsilkSolinusA. SuboricsA. Savujev
36Prospect Park16-cSadler's WellsBrooklyn's DanceShirley HeightsO. PeslierC. Laffon-Parias
44Senex13-aPelderSeptimaTouching WoodW. MongilH. Blume
55Simonas13-eSternkönigSistadariShardariE. PedrozaA. Wöhler
63Warrsan7-aCaerleonLucayan PrincessHigh LineK. McEvoyC.E. Brittain
78Westerner1-eDanehillWalenseeTroyS. PasquierE. Lellouche
89Samando19-cHernandoSamshuNashwanT. HellierF. Doumen
92Nicaron9-hAcatenangoNicol's GirlDunbeathT. MundryH. Steinmetz
101Night Tango4-rAcatenangoNenupharNight ShiftA. StarkeM. Hofer
117Gonbarda1-iLandoGonfalonSlip AnchorF. MinarikU. Ostmann
最近フランスでドイツ調教馬の活躍が目立つから仕返しに…というのかどうかは知らんが、フランス馬が大挙遠征してきました。Cherry MixとかProspect Parkとか激しく微妙なところの馬が乗り込んできたというだけな気もするし、行き場を無くしたような形でWesternerまで来ちゃいました。そして昨年の勝ち馬WarrsanはK. McEvoyを手に入れて一応万端というところはあるかねえ。
これらを迎え撃つ地元ドイツ勢もちゃんと上位馬が揃ってきた感じで、今年のDerbyの1着Nicaron、2着Night Tango、ドイツ賞を勝った3歳牝馬Gonbarda、この前のRheinland-PokalでついにGIを手に入れたDarsalam、いつも通りのSenexとSimonasという形に揃ってきました。このメンバーなら良いレースになるんじゃないですかね。
-----
Kerrin McEvoyはGrosser Preis von Badenの連覇のために再びWarrsanと組むことになる。133回目となるこのGIには11頭が出走予定でGold Cupの勝ち馬Westernerも含まれている。
McEvoyは昨年のこのレースでWarrsanに乗りクビ差での勝利を手に入れたが、それ以降このClive Brittainの7歳馬は勝ちから見放されている。
「僕は最近Warrsanには乗っていないし、乗りたいと思っていた。でもBrittain師は地元でこれまでどおりにしたんだ。僕は日曜日を楽しみに待ってる。僕はWarrsanで去年このレースを勝っている。今回はもっと厳しいかもしれないけどね」---McEvoy
もう一頭のイギリスからの遠征馬はCherry Mixである。そしてWarrsanは強力なチェコ、フランス、ドイツの挑戦者と対決することになる。
凱旋門賞の2着がA. Fabreのもとでの最後のレースとなったGodolphinの4歳馬Cherry Mixは春のDubaiで2戦して期待を裏切って以来出走していない。
GIを5勝しているElie Lellouche厩舎のWesternerはStephane Pasquierを鞍上に迎える。Royal開催でDistinctionを下して以来のレースとなる。
チェコ調教馬のDarsalamはRheinland-Pokalに続きGI連勝を狙う。また牝馬Gonbarda、Derby上位のNicaron、Night Tangoは注目すべき馬である。
-----
今年のWarrsanはどうなのかとなれば、あまりよろしくはないというところはありましょう。そうは言っても調子の良いMcEvoyが久し振りに乗れるということもありますし、また12Fスペシャリストたる由縁を見せてくれやしないかなという期待はあるのですが、調教でも乗ってないみたいだしどんなものでしょうかね。
その他の遠征馬ですが、Westernerに注目というところか。この馬は2400mですら分が悪いというステイヤーで昨年はGP Saint-Cloudを走って惨敗とかしています。結構Darsalamとも似たようなタイプであるだろうところはあるので、Rheinland-Pokalのときのようにスタミナの問われる展開になれば出番もあるだろうが、そうならなかった場合は厳しい。
そのDarsalamはやはりスタミナの優った馬というところはあるので、前走ほどではなくともある程度馬場が重くなってくれたらというところだろう。いちおうStuttgartやらFrankfurt、Solingenといったあたりは日曜まで崩れる事はなさそうという事で、あとは馬場管理次第な気もするが、Badenはいつも重いからなあ。
Cherry MixとProspect Parkはどうにも…古馬になって終わった感の出たLinamixと凄みを感じさせないSadler's Wellsなわけで、これよりは地元馬ということになるか。
その地元馬では、古馬のSimonasはこのメンバー相手に勝てるんならこれまでにいくらでも勝ってるだろうというところはあるし、Senexはドイツだとちょっと無理かなというところはある。一方の3歳馬はまずGonbardaがドイツ賞を勝っていて、更にDerbyの1、2着が参戦という事でメンバーとしては十分。この上で前走でちょっと期待はずれになってしまったNicaronは続けて無様なレースをするわけにはいかないし、Gonbardaにしても前走を勝っただけの力というのは見せてもらわないとねえ。

RESULT

さすがです、K. McEvoy。Warrsanの連覇でした。
1.Warrsan 7-a: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
2.Gonbarda 1-i: Lando - Gonfalon by Slip Anchor
3.Westerner 1-e: Danehill - Walensee by Troy
4.Samando 19-c: Hernando - Samshu by Nashwan
5.Cherry Mix 1-g: Linamix - Cherry Moon by Quiet American
6.Prospect Park 16-c: Sadler's Wells - Brooklyn's Dance by Shirley Heights
7.Night Tango 4-r: Acatenango - Nenuphar by Night Shift
8.Nicaron 9-h: Acatenango - Nicol's Girl by Dunbeath
9.Simonas 13-e: Sternkonig - Sistadari by Shardari
DarsalamとSenexはスクラッチ。
レースを引っ張ったのはCherry Mixで誰も行かなかったから仕方なくという形の先頭。直線に入ってもまだ先頭でしたが、Warrsanはその近くにつけており、残り1Fで襲い掛かるとそのまま、Gonbardaも抑えて、1馬身1/4差での勝利。実に昨年のこのレース以来という勝利でした。
Warrsanは昨年の凱旋門賞以降、JCも香港も惨敗と言ってよく現役続行に踏み切った今年もいまいちなレースを続けていましたが、ついに最低人気にまで評価を落とした前走のキングジョージで4着してわずかに光明の差していた部分はあったかと。で、鞍上をK. McEvoyに戻す事が出来て、見事な復活劇。このあとはまた凱旋門に行くのだろうなとは思いますが、やはりこの馬は相手を見て走っているようなところはあるんだろうなと思うので、今年も過剰に期待することはしないでおく。でも昨年の門だって不利を受けながら古馬の中ではVallee Enchanteeに次ぐところに来てたわけで、実際そこまで弱くないですよと。問題はK. McEvoyを確保できるかどうかという気はしてきます。まあ、今年もGodolphinは12Fに馬がいないなというところはありますが。
2着にはドイツ賞勝ちの面目を保つGonbarda。Iotaもいる事だし、今年のドイツの3歳は牝馬が強い。というよりもここで7,8着に沈んだNight Tango、NicaronのDerby2着と1着がちと情けなさ過ぎる惨敗を喫したのは相当問題ありでしょうね。
馬場状態はGutということでDarsalamはスクラッチしましたが、Westernerは走りました。3着なら頑張った方ではあるでしょう。ただ、やはりズブくエンジンがかかる頃には手遅れというパターン。まあ、また長距離でという感じか。
Warrsanとは立場は違うが復活を期してのBaden遠征だったCherry MixとProspect Parkは復活とは程遠く、Longchampで走ったCaciqueとかも見るにフランスの現4歳というのはBago一頭で支えるという構図になってしまってるか。それにしてからが、大崩はしていないとはいえGaneyしか勝ててないわけですしね。WhipperはDeauville限定だし、Valixirもここ2戦ダメなレースを続けてるし。

Post Script

レーポスより。訳は超適当。
-----
直線でライバルたちが外に出していくのに対してWarrsanは馬場の内に入り込み、大外のGonbardaをねじ伏せた。
「Warrsanは素晴らしい馬だ。私たちは彼に秋のキャンペーンを見据えて楽なローテーションを与えてきた。今後はまず、彼を凱旋門賞に出走させる。昨年は早い段階でぶつけられてしまったから問題外だよ。そして凱旋門賞が終わったあとはBC、JCあるいは香港といくつかの選択肢が残っている。キングジョージでは良いレースだったし、今日は期待していたんだよ。来年も彼が現役に残ってくれたらうれしいけれども、彼はすでに2回もアジアへの遠征をこなしているし、種牡馬入りする価値のある馬だと考えているよ」---Brittain
「彼に乗ることが出来てうれしいよ。先頭に立ちたくは無かった。なぜなら彼は引っかかりそうだったからだ。だからCherry Mixが前に出てくれてうれしかったよ。Warrsanはいつも良い状態だし、本当に強い馬だね。今日は(Starcraftも勝ったし)オージーにとってとてもよい一日だった」---McEvoy
Westernerに乗ったS. Pasquierはペースが遅すぎたといい、それでも凱旋門賞に向けて良いレースが出来たというコメントを出したが、オーナーのA. Wildensteinも調教師のE. Lelloucheも凱旋門賞には出走しないことを確認している。
Cherry Mixの次走は決まっていない。Suroor師は失望させられたと話し、今後のことは皆でゆっくり考えないといけないと言う。DettoriはCherry Mixにとってはちょっと馬場が硬かったが、我々が行かなければひどく馬鹿げたレースになってしまっただろうと言う。
-----
BadenはこのGrosser Preisの頃になると連日の開催でほとんどの馬が外に出すようになるわけで、昨年のレースも外の馬場の良いところに出しての勝負となっていました。そういうレースを勝ったわけですからMcEvoyもどのあたりを走るべきなのかは知っていたと思いますが、あえて内に入れて勝っているあたり調子良いんだなという気がします。Dettoriの馬を利用して勝ってるんだからねぇ。
Westernerの方は今回Pasquierでのレースとなったわけですが、Pasquierは凱旋門賞に出したいという感じのコメントで、凱旋門賞で乗る馬いないのかなと。ただ、オーナーも調教師も狙いはRoyal-Oakな気はしますが。
で、どうしようもなかったCherry Mixは本来ここを勝って凱旋門賞というプランだったのでしょうが、この結果を受けて白紙と言うところか。確かにLinamix産駒を3歳の終わりに買って、あまつさえそれでDubai World Cupなんて勝とうとしたGodolphinはどうかしているとしか言えんわな。

9/4 Prix Moulin de Longchamp GI Longchamp FR Turf 1600m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
14CaciqueDanehillHasiliKahyasiR. HughesA. Fabre
24ValixirTrempolinoVadlamixaLinamixC. SoumillonA. Fabre
31StarcraftSoviet StarFlying FlooziePompeii CourtC. LemaireL.M. Cumani
46Cry RisksTake RisksCry Me a RiverDublin TaxiD. BonillaF. Caenepeel
57Majors CastVictory NoteZiffanyTaufanD. HollandJ. Noseda
69AltieriSelkirkMinyaBlushing GroomM. EspositoV. Caruso
72WhipperMiesque's SonMyth to RealitySadler's WellsI. MendizabalR. Collet
85Archange d'OrDanehillDievotchkaDancing BraveT. GilletA. Fabre
98GorellaGrape Tree RoadExciting TimesJeune HommeT. ThulliezJ. de Roualle
妹は無念の引退となってしまったのでWhipper頼みます。といってもDeauvilleから出ると一枚か二枚落ちてしまうこの馬のことですから、また昨年と同じようなことをしてしまうのではないかなというところもあったり。つかLongchampではまだその1レースしか走ってないというあたり、おまいはホントにフランスのトップホースかと問い詰めてやりたいなというところはあったり。うん、それより何でMendizabalやねん。
さて、Fabre師はCaciqueとValixirの2枚にAnchange d'Orまでつけてくれる強力布陣。今年になってGI2勝のValixirは前走でWhipperの後塵を拝しましたが、Longchampで巻き返せるところはあるだろう。一方のCaciqueはGIを勝つほどの実力は持ち合わせていないか。姉たちがアレなだけに化けたら怖いというところはあるのですが、どうもこのまま善戦止まりではなかろうかなと。
前走Eclipse S後に脚を傷めていたStarcraftが戦列復帰。Eclipse Sではちょっと話になりませんでしたが、Queen Anne Sで3着に入れるならこっちでもそこそこはやれるはず。

RESULT

南半球から来た占星術師復活。
1.Starcraft: Soviet Star - Flying Floozie by Pompeii Court
2.Gorella: Grape Tree Road - Exciting Times by Jeune Homme
3.Majors Cast: Victory Note - Ziffany by Taufan
4.Whipper: Miesque's Son - Myth to Reality by Sadler's Wells
5.Valixir: Trempolino - Vadlamixa by Linamix
6.Altieri: Selkirk - Minya by Blushing Groom
7.Cacique: Danehill - Hasili by Kahyasi
8.Archange d'Or: Danehill - Dievotchka by Dancing Brave
9.Cry Risks: Take Risks - Cry Me a River by Dublin Taxi
結構混戦だったのですがStarcraftが2馬身半抜け出して、移籍後初勝利をGIで挙げました。AJC Derby勝ったときから父Soviet Starというところもあって軽く追いかけつつという感じの馬でしたが、いや勝ちますか。今回は軽い故障明けということもあったし、Elvstroemも跳ね返されてたし勝つまで行くのはきついかなと思っていたのですが、やってくれましたね。やはりNureyev系はマイルで強い馬が出てくると愉しいのですよ。これで地元だけでなくて欧州で種牡馬をやるという芽も出てきましたかね。良き哉良き哉。
で、Deauvilleでないとやっぱりこんなものなのかなという感じのWhipperがいたり、もうちょっとガンガレとか言いたくなるValixirだったり、もうちょっと前に遠征して来いというAltieriだったり、こっちはもうダメな気もするCaciqueなんかが真ん中あたりに並んでます。
で、2着のGorellaなんですが…
Divine ProportionsがDeauvilleじゃなくてこっちに出てきていればと思ったやつは手を挙げろ
ノシ
いやほんとに、そんなこといってたってどうしょうも無いんですけど、んなこた分かってますが、でも言いたかったんです…。あーあホントになんであんなところで中一週なんてしてしまったんだろうなあ…。
痛々しいのは自覚してる。

September 5, 2005

9/3 Forego H GI Saratoga NY Dirt 7F

これにてSaratoga開催も最後。
1.Mass Media: Touch Gold - Sultry Allure by Forty Niner
2.Battle Won: Honour and Glory - Call Her by Caller I.D.
3.Silver Wagon: Wagon Limit - So Ritzy by Darn That Alarm
4.Yankee Mon: Maria's Mon - Sodeo Sodeo by Seattle Slew
5.Forest Danger: Forestry - Starry Ice by Ice Age
6.Keep the Faith: Sunday Silence - Deuelling Girl by Dayjur
いやー、こんなところで復活されてもなとか思うものの、やっぱり短距離ならそれなりに強いという事なんでしょうか。まあ、このままだとLost in the Fogの一強で愉しくないことになりかねなかったので、対抗できる馬と考えれば良いのかねえ。しかし"upset (by Blood-Horse)"とか"Longshot (by Thoroughbred Times)"とか言われて、落ちぶれたなあとも思ったり。
いきなりダートのGIに挑戦してしまったKeep the Faithですが、Forest Dangerにすら大差で千切られております。いくら芝6Fでレコードを叩きだしたからとはいえ、きつかったですかね。こんなもんだろうとも思いますけど、向こうでは芝のスプリンターなんて出走するレースがないので、なんとかダートでも戦えるようにするか、距離をマイルまで延ばしてこなければどうしようもないところはあります。

September 9, 2005

9/10 St. Leger S GI Doncaster GB Turf 14F132yd

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
14AvalonKingmamboLady CarlaCaerleonJ.P. SpencerA.P. O'Brien
25Hard TopDarshaanWell HeadSadler's WellsR.L. MooreSir Michael Stoute
37HattanHallingLuanaShaadiA. MunroC.E. Brittain
46KongSadler's WellsHill of SnowReference PointR. HughesJ.L. Dunlop
52ScorpionMontjeuArdmelodyLaw SocietyL. DettoriA.P. O'Brien
63TawqeetKingmamboCaerlessCaerleonR. HillsJ.L. Dunlop
71The GeezerHallingPolyguezaBe My GuestT. QuinnD.R.C. Elsworth
うーん、Kingmamboが2頭出しか。しかも両方母父がCaerleonって。Avalonの方は母Lady CarlaがOaks馬ですが、今年の7月にようやくデビューして初戦を勝っただけという戦績。勝ち上がった直後の挑戦となった前走のGII Great VoltigeurでHard Topの3着。まあ、スタミナのありそうな母系であるし、全くチャンスがないということでもないのかという程度。まあ、昨年Rule of Lawで勝ててしまうのだからというところはあって、あれと比べたら普通に距離がもっておかしくない血統ではある。Tawqeetの方は三代母にTrillionがいるTriptychを出し、最近ではAmoramaが出ているファミリー。祖母はTriptychの全妹になるわけでこの母もスタミナのある血統になっています。こちらは前走で14Fを勝っていて距離実績もありとして良いでしょう。ただ、これまでハンデキャップ戦ばかりというキャリアが少し気になるところではありますが。
さて、実績から人気が集中するであろうScorpionはL. Dettori騎乗ということもあって万全の体勢か。O'Brien師にSpencerという曰く付きなコンビになった僚馬Avalonも出走してくる事ですし、抜かりなしというところ。距離も問題ないだろうし、何よりキャリアが違いすぎるというあたりで負けて欲しくないなとは思う。
Derby出走組の最上位になるのは6着と意外に頑張ったHattanということになるでしょうか。叔父がWarrsanで古馬になってからというところはあるものの、このあたりから台頭していったら面白くはなるのですが。祖母になるLucayan Princessはかなり重いのでHalling X Shaadiでも距離をこなしてくるのではないかなと。一方で8着だったThe Geezerはその後GIIIを勝って、前哨戦Great Voltigeur Sで2着。ローテーションとしてはこちらの方が上か。Dante SでMotivatorの2着に来た事もある馬でこちらも台頭してくれば面白い。
2戦目でSilent Joに5馬身差をつけて勝ちあがったHard TopはそのままGreat Voltigeur Sを勝ちました。遡ればSunny Valleyに当たるファミリーでDarshaan X Sadler's Wellsというニッキングパターンの裏を取ってきた形。この形だとあまり強力な馬を出していないような気もしますが、ファミリーの質も高いし問題ないか。
Scorpionの頭は仕方ないとしてその2着は、順当にHard Topが来そうなところで、ちょっとHattanを応援するという感じか。Kingmamboの2頭は今回はパスで。というかKingmamboがこのレース連覇とかなるのはさすがに狂ってるような気がしてならないしw

RESULT

1.Scorpion: Montjeu - Ardmelody by Law Society
2.The Geezer: Halling - Polygueza by Be My Guest
3.Tawqeet: Kingmambo - Caerless by Caerleon
4.Kong: Sadler's Wells - Hill of Snow by Reference Point
5.Hard Top: Darshaan - Well Head by Sadler's Wells
6.Hattan: Halling - Luana by Shaadi
Avalonはスクラッチしました。
Scorpionとしては勝って当たり前のレースではありましたので、順当というところでしょう。Avalonのスクラッチはちょっと痛かったですねえ。

9/10 Irish Champion S GI Leopardstown IRE Turf 10F

おお、こっち来たのか。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13AceDanehillTea HouseSassafrasJ.A. HeffernanA.P. O'Brien
29AzamourNight ShiftAsmaraLear FanC. SoumillonJohn M. Oxx
36Grey SwallowDaylamiStyle of LifeThe MinstrelP.J. SmullenD.K. Weld
47Norse DancerHallingRiver PatrolRousillonJ.F. EganD.R.C. Elsworth
54Temple PlaceSadler's WellsPuzzled LookGulchN.G. McCullaghM.L.W. Bell
62Alexander GoldrunGold AwayRenashaanDarshaanK.J. ManningJ.S. Bolger
75HazaristaBaratheaHazaradjatDarshaanD.P. McDonoghJohn M. Oxx
810MotivatorMontjeuOut WestGone WestK. DarleyM.L.W. Bell
98OratorioDanehillMahrahVaguely NobleK. FallonA.P. O'Brien
101Mona LisaGiant's CausewayColorsnapShirley HeightsC. O'DonoghueA.P. O'Brien
騎手はまだ発表されて無いので何とも言えんが。オブライエン厩舎も3頭ともここまで残してますが、スクラッチする可能性はまだあるわけで…。むしろ天候次第と言ってて、反対の条件を望んでたMotivatorとAzamourもまだ諦めてないだけで、直前にどっちかがいなくなるということもありえるわけだし。どうもGood to Yieldでのレースになりそうというコメントも出てますが。
とりあえずDettoriがScorpionに乗るためにDoncasterに行くので、MotivatorはDarleyという事になるらしき。でFallonもこっちに来るんだろうからOratorioか。もしOratorioがスクラッチならAceとなるわけですかね。
ま、そんな事はおいといて、Alexがこっちを選んでしまいました。Matronには登録を残していないので、確定という事でよいでしょうかね。Vermeilleの登録馬からももう名前が消えているので、確定で。というかVermeilleが登録6頭でShawanda一強とかに見えてかなり寒いレースになりそうな気がしてならんが。
人気はAzamourでEvenから2.2倍程度のところ。それに続くMotivatorが3.5から4倍といったところで、さらにOratorioとGrey Swallowが10倍以下。Alexander Goldrunは10Fのトップ相手ということもあってかやや人気がなくてAceとかNorse Dancerと同じ程度の扱いです。確かに勝ちきれるのかといわれたらちょっと難しいかもしれないというしかないのですが、Islingtonくらいはやれると思っていたり。

Alexander Goldrunが出走するというだけで個人的注目度は急上昇なのですが、冷静になってエントリーを見てみると今年はちょっとレベルの落ちている年ではあるかなと思います。それでもKing GeorgeとEclipse Sの勝ち馬が出てきて、Derby馬もいるのですから文句言うなと言われそうなところか…ちゃんと全部でてきたらの話ですが。
こういう複数の有力馬の陣営がスクラッチを示唆するような発言を堂々としている状況というのは本当に気が乗らないんですよ。天候次第で全く違ったレースになってしまうというところはあるし、もうある程度は見えて来ているところはあって、どうやらMotivatorが走りそうな馬場状態ではあるらしく、それならたとえここを勝ったとしても、この馬に対してDerbyの時にも思った重馬場以外ではどうなのさ?ってところがまた今後気になるわけですよ。てか、おとなしくBadenでもLongchampでも2400走りに行ってたら良かったんでねえのと思う部分があるのも事実。Dante Sこそ勝っているが、やはり10Fを得意とはいえない馬なんだろうという気はします。そのMotivatorに土をつけたOratorioはきつめの間隔で使われながら強くなったというイメージでEclipse Sのあとはさすがに休んでここに直行。Eclipse Sでは馬場状態と距離と展開が綺麗に嵌まったところもあるので、雨で渋った馬場という時点で嫌味ですし、ここでは好走止まりになるのではないかなと。Oratorio同様に馬場が渋って嫌がるAzamourですが、まあ12Fを走りきれるのだから少しはましというところかな。一応欧州現役最強の看板を引提げてるわけですから、下手はしないでくれという気はする。AzamourのストーカーたるNorse Dancerも来るところが分からないので嫌な馬ではありますが、これまでのところAzamourには先着できないしよく分からんなりにAzamourからの馬単だけあれば愉しかろう馬ではあるか。Grey Swallowは雨を歓迎している口で、アイルランドでなければ走らないような馬なのでここは勝機ありでしょう。というか、他馬がいろいろ嫌な部分を抱えているので、GIを掻っ攫うお膳立ては整っていると見て良さそう。でも、どっちかというとLeopardstownではなくてCurraghで強い馬なんですけどね。
さて、Alexander Goldrun。それぞれに弱点を抱えている出走各馬ですが、Alexander Goldrunの場合は牡馬のトップクラス相手というところになるでしょう。香港C勝ちがあるとはいえ、シーズン中で全力稼動中の牡馬相手に何処までやれますかねというのはあります。最早雌雄を決する機会の無くなったライバルSoviet SongにSussex Sという勲章があることを考えるとAlexander Goldrunにもそういう勲章が欲しいなという気にはなったり。このあとはPrix de l'Operaから京都経由(妄想)の香港Cぐらいのローテで、それならばここが一番きつい相手となるわけで、今年の残りシーズンの余力を使い果たしてでもここを勝つならそれで良いくらいではあります。来年も現役続行となることが決まっていて、来年はもっと牡馬相手に使うというようなことも言ってますので、最低でも手応えのあるレースにして欲しいとは思う。

RESULT

Sporting Lifeの実況聴いてたら思わず差しきったと思った。
1.Oratorio: Danehill - Mahrah by Vaguely Noble
2.Motivator: Montjeu - Out West by Gone West
3.Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
4.Ace: Danehill - Tea House by Sassafras
5.Azamour: Night Shift - Asmara by Lear Fan
6.Grey Swallow: Daylami - Style of Life by The Minstrel
7.Mona Lisa: Giant's Causeway - Colorsnap by Shirley Heights
8.Norse Dancer: Halling - River Patrol by Rousillon
9.Hazarista: Barathea - Hazaradjat by Darshaan
10.Temple Place: Sadler's Wells - Puzzled Look by Gulch
このお望みどおりの馬場でもOratorioを逆転できないのだからMotivatorにはこの距離が向いていないということでしょう。
Oratorioは後方からのレースになったものの、早めに動いて直線に入るところですでにMotivatorの後ろにつける2番手。内でMotivatorを処理してそのまま追い込み勢を凌いでGI2連勝としました。これで10Fでは現役でもトップである事を示したといえるでしょうけど、この馬はそれ以上の距離で走れないので、このあとどうするつもりかなと。マイルに行ってしまいそうな気もしますが、マイルはマイルで強力なメンバー相手に勝てる力を持ってなさそうで、10F専念が一番幸せなんだろうかな。
Motivatorは先行して、直線先頭に立ちますが、今回もまたOratorioに差しきられる結果に終わりました。10Fは諦めてください。
Alexander Goldrunはいつものように追い込みにかける競馬で道中はスムーズに行かなくて、直線入り口で後ろから2番手。外に出して猛然と追い上げてきましたが。半馬身とアタマ差の3着。いや、惜しいレースでしたが、トップクラス相手でこれだけやれるならというところはありましょう。来年本格的に牡馬相手のローテ組んできたら面白くなりそうです。しかしまあ、Islingtonくらいにとか言ってたらホントに3着に来ますか…。
Alexander Goldrunの更に後ろでレースを進めていたAzamourは内に入れて追い込みましたが、最後行き場を失っての5着。強いとは思いますが、このレースを捌ききれないなら、凱旋門賞なんてもっと無理な気はします。

Post Script

レース映像を見たのですが、Alexander Goldrunはスタートで出遅れてますね。もともと後ろから行く馬だとはいえ、ちょっとやってしまったというところのある出遅れで、そのあともあまりスムーズなレースをできていなかった事もあり、アレで僅差の3着とは惜し過ぎます。ただ、このレースではコーナーで各馬が内に進路を取っていたので外に出しやすかったというところはありましょう。Azamourが行き場を失っていたというのはこのあたりのことなのかなと思いましたが、その後直線に入ってゴール前では前は空いていましたし、その状態で後ろからAceに差されてしまうのはちょっと期待はずれという印象ではあります。

-----
3着に終わったAlexander Goldrunは最もアンラッキーな馬だった。スタートで出足がつかず数馬身の遅れをとり、残り3Fの位置でも不利を受けた。
「Norse Dancerが進路を変えたときに、不利を受けてしまった。だから外に持ち出すしかなくなったけど、そのせいでレースを失ってしまったね。アンラッキーだったよ」--- Manning
Boldgerは再び、昨年も制しているPrix de l'OperaとHong Kong Cに出走させることを確認した。
「Longchampのレースが終わった後はマイルハーフのRomeのGIに出走するかもしれないよ」--- Bolger
-----
だそうで、えーと、Rome行くなら代わりに日本来たってええやんかとか思うので、JRAは招待状を(ry
いや、だってローマのマイルハーフとか言ってる時点であまり真剣に検討してないんだろうし、Bolger師。Premio Romeは2000m、2400mなのはSan SiroのGran Premio del Jockey Clubですから…。
で、5着に終わったAzamourは凱旋門賞に出走するつもりはあるものの、馬場状態を気にしていて、状況によっては回避することもあるということです。
Motivatorは距離が延びれば勝ち目はあるということで凱旋門賞出走予定。Grey Swallowもおそらく凱旋門賞に出走する事になる見込み。
Norse DancerはCanadian International S出走を視野に入れる事になったようです。

9/10 Matron S GI Leopardstown IRE Turf 8F

ということでこっちも。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13AttractionEfisioFlirtationPursuit of LoveK. DarleyM. Johnston
28ChicMachiavellianExclusivePolar FalconC. SoumillonSir Michael Stoute
37Majestic DesertFraamCalcutta QueenNight ShiftT.E. DurcanM.R. Channon
41Miss MamboKingmamboTroikaStrawberry RoadP. ShanahanD.K. Weld
59Karen's CaperWar ChantMiss CaerleonaCaerleonJ.F. EganJ.H.M. Gosden
65SaoirePivotalPolish DescentDanehillD.P. McDonoghMs. F.M. Crowlwy
76Sky High FlyerAnabaaHylandraBeringT.P. O'SheaPaul Nolan
84Utterly HeavenDanehillEpicure's GardenAffirmedP.J. SmullenD.K. Weld
92Virginia WatersKingmamboLegend MakerSadler's WellsK. FallonA.P. O'Brien
Soviet SongもAlexander GoldrunもでてこないんだからChicがGI取ればいいんでないかなと思ったりするところもあるものの、Chicもあまり安定してないからなあとも思う。
今年はいいところなしのAttractionはまず雨が降るかもしれないという状況で出走してくるのかどうかに注目しないといけないか。でてきたとしてもMajestic DesertやMiss Mamboという同世代で一年前には歯牙にもかけなかったような馬にしてやられかねないところではあるか。
3歳馬は英ギニーのVirginia Watersと愛ギニーのSaoire、Coronation S2着のKaren's Caperと字面だけなら豪華なんですが、どれもこれも古馬、というかSoviet SongとAlexander Goldrunに軽くひねられたところであまり期待はできないか。無理矢理一頭挙げるとするならば、距離を延ばしたのが裏目に出た感のあるSaoireですが。

RESULT

1.Attraction: Efisio - Flirtation by Pursuit of Love
2.Chic: Machiavellian - Exclusive by Polar Falcon
3.Virginia Waters: Kingmambo - Legend Maker by Sadler's Wells
4.Miss Mambo: Kingmambo - Troika by Strawberry Road
5.Saoire: Pivotal - Polish Descent by Danehill
6.Karen's Caper: War Chant - Miss Caerleona by Caerleon
7.Utterly Heaven: Danehill - Epicure's Garden by Affirmed
8.Sky High Flyer: Anabaa - Hylandra by Bering
9.Majestic Desert: Fraam - Calcutta Queen by Night Shift
あらら、勝っちゃたか。Good to Yieldingという馬場状態で勝てるというのはメンバーが弱いからか、それとも克服できるようになってきたからなのかはちと分からんのですが、これで馬場の選り好みが無くなれば良いかなとは思う。
ChicはGI勝てませんねえ。そういう馬かな。
3歳馬の中で復活のきっかけでもつかめたかもしれないのが、Chicに迫ったVirginia Watersで、3歳牝馬は全く分からなくなりました。まあ、このレースは4着Miss Mamboとかも見るに渋った馬場でのKingmamboの強さが出たということになるのか。

September 10, 2005

9/10 Gazelle S GI Belmont NY Dirt 9F

敗者復活戦みたいになってしまって低調なメンバー。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Dancing EdieMoscow BalletDuchess of AckSlewpyCorey S. NakataniC. Dollase
2Seeking the AnteSeeking the GoldAntespendSpend a BuckRichard MiglioreJ. Kimmel
3In the GoldGolden MissileIncinerateGroovyGary L. StevensN. Zito
4Leave Me AloneBold BadgettFabulous BallletMoscow BalletKent J. DesormeauxJ. Kruljac
5Yolanda B. TooTwo PunchAvie's LadyLord AvieJerry D. BaileyR. Violette Jr.
Smuggler、Summerly、Sweet Symphonyといったところが出てこないのでメンバーとしては低調。R Lady Joyくらい出てこいよとか思うもののいないものは仕方ないか。
ということでここはNY三冠戦などで負けてた馬が集まったと言うあたり、あまり期待が持てないのですが、イニシャルSのSeeking the Anteあたりが勝ったら笑えませんな。
Test Sを圧勝したLeave Me Aloneですが、問題は9Fという距離で8.5Fまで勝ちがあるので大丈夫かなと思うものの短いところばかり走っているというところがあるのは気になります。
In the GoldはK Oaksの2着馬でその後の二戦はどちらもスタートが良くなく、後ろからの競馬になって届かないという面はあります。それでもTest Sでぶっちぎられたのは距離かなという気もしていますので、ここで復権してくれればとは思う。

RESULT

1.In the Gold: Golden Missile - Incinerate by Groovy
2.Leave Me Alone: Bold Badgett - Fabulous Balllet by Moscow Ballet
3.Yolanda B. Too: Two Punch - Avie's Lady by Lord Avie
4.Seeking the Ante: Seeking the Gold - Antespend by Spend a Buck
5.Dancing Edie: Moscow Ballet - Duchess of Ack by Slewpy
逃げたLeave Me AloneをIn the Goldが捕らえました。最後は距離適性の差が出ているのかなという気もしますが、これではSの軍団には勝てないかという印象も受けました。ラップタイム、勝ち時計ともに大したことないなと。
In the GoldはZito師がBC Distaffに行く予定があることを明言しました。

9/10 Garden City BCS GI Belmont NY Turf 9F

この条件が稼ぎどころながら、このレースは勝ってない。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Asi SiempreEl PradoSiempre AsiSilver HawkGary L. StevensP. Biancone
2Insan MalaBahhreMadame ClaudeParis HouseEdgar S. PradoC. Clement
3Dynamite LassDynaformerLismore LassVigorEibar CoaK. McLaughlin
4FinlandiaRoyal AnthemIt's a GherkinEnds WellMichael J. Luzzit. Bush
5Luas LineDanehillStreetcarIn the WingsJohn R. VelazquezD. Wachman
6My TyphoonGiant's CausewayUrban SeaMiswakiJerry D. BaileyW. Mott
まあ勝ってはいないのだが、この条件ならDynaformerということで、今年もいます。Dynamite Lass。逆らってはいけないでしょうw
欧州からはLuas Lineが遠征。My Typhoonは既に北米移籍。いまいち北米では走っていないDanehillのLuas Lineとこのところいまいちな母Urban SeaのMy Typhoonというあたり、勝つときはあっさり行きそうな気もしますが、ちょっと期待薄か。Luas Lineも欧州的に過ぎてアメリカの馬場ではどうかと。どちらも北米芝での出走経験はあるし、そこではまずまずといった感じではあったが。

RESULT

1.Luas Line: Danehill - Streetcar by In the Wings
2.Asi Siempre: El Prado - Siempre Asi by Silver Hawk
3.My Typhoon: Giant's Causeway - Urban Sea by Miswaki
4.Insan Mala: Bahhre - Madame Claude by Paris House
FinlandiaとDynamite Lassがスクラッチ。
逃げたMy Typhoonは直線で力尽き、Luas Lineが快勝。結局あのAmerican Oaksが今年の3歳牝馬芝路線では一番のレースということになるという結果に終わったわけですかね。
Luas LineはこのあとQueen Elizabeth II CCに向かう予定。

9/10 Man O'War S GI Belmont NY Turf 11F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1SwordsmanAcatenangoSaigaWindwurfPablo FragosoD. Lukas
2AngaraAlzaoAnge BleuAllegedGary L. StevensP. Biancone
3Victory CircleVictory GallopLoaHawaiiRafael Bejarano
4Shake the BankSandpitSilver SpoolStrike GoldTom G. TurnerP. Serpe
5Better Talk NowTalkin ManBenditaBaldskiRamon A. DominguezH. Motion
6Stage CallSadler's WellsHumble EightSeattle SlewMike E. SmithJ. Sheppard
7VangelisHighest HonorCapades DancerGate DancerEdgar S. PradoR. Frankel
8Rousing VictoryVictory GallopJulie La RousseLomondJavier CastellanoP. Serpe
9DreadnaughtLac OuimetWings of DreamsSovereign DancerJean-Luc SamynT. Voss
10Relaxed GestureIndian RidgeToken GestureAlzaoCorey S. NakataniC. Clement
11King's DramaKing's TheatreLast DramaLast TycoonJohn R. VelazquezR. Frankel
ここも良く分からんと言えばそうなってしまいますが、Better Talk Now、Relaxed Gesture、King's Dramaが出てきたのでまずまず。でもKitten's Joyはいないし、ここに出るかもと言ってたPowerscourtは出てきませんでしたねえ。
で、注目なのは牡馬挑戦となるAngara。単に牝馬戦だと距離が足りないと言うところだと思いますが。

RESULT

1.Better Talk Now: Talkin Man - Bendita by Baldski
2.King's Drama: King's Theatre - Last Drama by Last Tycoon
3.Relaxed Gesture: Indian Ridge - Token Gesture by Alzao
4.Vangelis: Highest Honor - Capades Dancer by Gate Dancer
5.Angara: Alzao - Ange Bleu by Alleged
6.Dreadnaught: Lac Ouimet - Wings of Dreams by Sovereign Dancer
7.Stage Call: Sadler's Wells - Humble Eight by Seattle Slew
8.Rousing Victory: Victory Gallop - Julie La Rousse by Lomond
9.Victory Circle: Victory Gallop - Loa by Hawaii
10.Swordsman: Acatenango - Saiga by Windwurf
11.Shake the Bank: Sandpit - Silver Spool by Strike Gold
ペースメイカとして出走したShake the Bankがしっかり仕事をこなしてBetter Talk Nowが勝ちました。絶対ハナを切らないといけないというわけでもなかったKing's DramaとRelaxed Gestureでしたが、Better Talk Nowの末脚に屈する形になりました。この2頭の展開としては前走と同じような形なのであまりペースメイカの影響というのはなかったのかなとも思いますが。
この3頭はそんなに力の差は無いだろうという印象も受けすし、Shake the Bankが飛ばしたものの後続はついていかなかったので、楽に走ってたかとは思われ上がり勝負になってましたが、時計としてはまずまずかなと。これならば何とかBC Turfで欧州馬を迎え撃つ事もできるでしょう。

9/10 Woodward S GI Belmont NY Dirt 9F

SとCの決戦。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Sir ShackletonMiswakiNaskra ColorsStar de NaskraRafael BejaranoN. Zito
2ShanikoA.P. IndySapphire n'SilkPleasant TapJohn R. VelazquezT. Pletcher
3Saint LiamSaint BalladoQuiet DanceQuiet AmericanJerry D. BaileyR. Dutrow Jr.
4CommentatorDistorted HumorOutsourseStorm BirdGary L. StevensN. Zito
5Show BootStorm BootMiss O'KeefeStrike the GoldRaul I. RojasR. Dutrow Jr.
6Crafty PlayerCrafty ProspectorPalette KnifeBroad BrushRudy R. RodriguezR. Dutrow Jr.
定量戦になればSaint Liamに利があろうところで、Commentatorとしてはどこまで踏みとどまれるかでしょう。Sir Shackletonあたりは前走負けすぎで、巻き返しはできないだろうと思いますので、2強で決まるだろう。というかCommentatorの援護に回される予感。
残りの3頭はステークスのレベルにも達していないと言うべきか、DutrowセンセのCommentator潰しと見るべきかw。となるとPletcherセンセのShanikoが謎。
とにかく勝った方がBCに向けての最有力となれるかなというところはあるので後一つ残しているとはいえこのあたりからちゃんとしてくれよSaint Liamとは思う。

RESULT

1.Saint Liam: Saint Ballado - Quiet Dance by Quiet American
2.Sir Shackleton: Miswaki - Naskra Colors by Star de Naskra
3.Commentator: Distorted Humor - Outsourse by Storm Bird
以下略
Shanikoがスクラッチして、Dutrow vs. Zito。これならSaint LiamとCommentatorのマッチレースにしてくれた方がまだ面白かったかもしれませんねえ。
DutrowがCommentator潰しに送り込んだ2頭が序盤からCommentatorに絡み、3コーナーあたりでその2頭が潰れていくと、休む間もなくSaint Liamが襲い掛かるという容赦の無いやり口でCommentatorは力尽きました。で、完全に力尽きたCommentatorはもう直線伸びる事が無くSir Shackletonが2着。
多分ペースメイカ無しで直接ぶつかってもこの斤量でCommentatorは潰れていたと思いますが、ちょっとDutrowはやりすぎた面があるかな。Baileyもラビットたちは必要なかったといってますし、強力な援護を受けて勝ったという評価になってしまうのはSaint Liamにとってもあまりよろしくないかなと。このあとはJockey Club GCには出走せずBC Classic直行とのこと。

9/11 Prix Vermeille GI Longchamp FR Turf 2400m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13Lune d'OrGreen TuneLuth d'OrNoir et OrT. JarnetR. Gibson
24ShawandaSinndarShamawnaDarshaanC. SoumillonA. de Royar-Dupre
32Royal HighnessMonsun<Reem DubaiNashwanC. LemaireP. Bary
41Dash to the TopMontjeuMillenium DashNashwanK. FallonL.M. Cumani
55Something ExcitingHallinFaraway WatersPharlyT. QuinnD.R.C. Elsworth
66PaitaIntikhabPradaLagunasO. PeslierE. Lellouche
結局Ouija Boardはまたしても回避となったわけで、4歳馬はLune d'Orのみということになりました。Shawandaにとっては真価を問われるまでも無いという感じのメンバーにも見えますが、GI馬が参戦して来てくれたということだけでもLune d'Orが来た意味はあったか。こっそりPaitaがやらかしてくれないかなとも思うが、むずかしかろう。

RESULT

1.Shawanda: Sinndar - Shamawna by Darshaan
2.Royal Highness: Monsun - Reem Dubai by Nashwan
3.Paita: Intikhab - Prada by Lagunas
4.Dash to the Top: Montjeu - Millenium Dash by Nashwan
5.Lune d'Or: Green Tune - Luth d'Or by Noir et Or
6.Something Exciting: Hallin - Faraway Waters by Pharly
Paitaの3着は笑うところか。
Royal Highnssに迫られているのがちと気になるが、Royal Highnessだって悪い馬ではないしこんなものだろうか。Shawandaも凱旋門賞に行けば人気になるかなと。

September 11, 2005

9/11 Ruffian H GI Belmont NY Dirt 8.5F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Capeside LadyCape TownGray Lady TypeZenJohn R. VelazuquezTodd A. Pletcher
2Society SelectionCoronado's QuestLove That JazzDixieland BandJavier CastellanoH. Allen Jerkens
3Bending StringsAmerican ChanceStraight SouthHail the PiratesGary L. StevensWallace A. Dollase
4Holary LeighHalory HunterGraceful LeighClever TrickCraig PerretDale L. Romans
5Stellar JayneWild RushTo the HuntRelaunchJerry D. BaileySaeed bin Suroor
6TaygeteMiswakiBravemieNureyevEdgar S. PradoRobert J. Frankel
Shadow Cast出てこないのかよ。こうなるとAshadoが下手を打った今、Society SelectionとStellar Jayneが4歳馬最強の座を巡る対決となりますか。これに勝った方がBC Distaffの有力馬となれるでしょう。そしてそれら上位馬には敵わないもののMonmouth BC Oaksの勝ち馬としての意地くらいは見せてもらいたいのがCapeside Lady。2連勝中で、前走のMolly PitcherではBending Stringsを5馬身千切る快勝でしたので、上位2頭にくらい付ければとは思う。

RESULT

1.Stellar Jayne: Wild Rush - To the Hunt by Relaunch
2.Society Selection: Coronado's Quest - Love That Jazz by Dixieland Band
3.Halory Leigh: Halory Hunter - Graceful Leigh by Clever Trick
4.Bending Strings: American Chance - Straight South by Hail the Pirates
5.Taygate: Miswaki - Bravemie by Nureyev
6:Capeside Lady: Cape Town - Gray Lady Type by Zen
前半はそこそこのペースで引っ張ったStellar Jayneは最後は止まりかけていますが、それでもSociety Selectionらの追撃を抑えて一番人気としての面目を保ちました。
Society Selectionは相変わらずエンジンが掛かりにくいなという感じで、4コーナーから一気にまくって来ましたが、Stellar Jayne相手では遅すぎたというところはあるでしょう。
脚部不安もあったわけで勝った事は評価できるかと思います。最後Society Selectionにはもう逆転の見込みは無かったとはいえ、Stellar Jayneはもうちょっとしっかり最後までというのは思ったが。とはいえこれでSociety Selectionは展開待ちでしかこれないということを露呈してしまって、古馬トップはStellar Jayneに決まりか。
二番人気に支持されていたCapeside LadyはStellar Jayneを追いかけましたが力尽き最下位に沈みました。
Baldameあたりで3歳とぶつかってみないことには何とも言えないような結果ではありますね。Stellar JayneかSociety Selectionかのどちらかがもうちょっと目の醒めるようなレースをしてくれればとは思うものの、Stellar Jayneとしては先行できるようになったのは良いことだろう。Stellar JayneはBaldame Sを回避して直行するなら一番人気かなと。
Suroor師はこのパフォーマンスに満足しているようで、一応Baldame Sも走るつもりはしていながらもBC Distaff直行という選択肢も考慮しているようではあります。Society SelectionもBaldame Sに出走の予定。

September 14, 2005

Keenland September Yearling: First Session

どこ見てもこの話題。まあ、Blood-Horseから。
Blood-Horse: Keeneland Sale Gets Quick Start Out of the Gate
-----
Keenland September Saleの初日は188頭が取引され、その総額は88,712,000ドルとなった。これは一日の取引額としては史上2番目に高額であり、昨年と比較して40.4%も高い額である。平均額は471,872ドル、中間価格は300,000ドルでそれぞれ27%と14.3%上昇した。一方で上場馬のうち24.5%にあたる61頭がリザーヴに届かなかった。
初日のセッションでは21頭がミリオンホースとなった。リーディングバイヤーはDubaiのMohammed殿下で10頭を落札し、その総額は15,265,000ドルであった。
この日の最高額となったのはStorm Catを父とするSerena's Songの牡馬で350万ドルでSheikh Mohammedの代理人John Fergusonに落札された。GI馬SophisticatやGrand Rewardの全弟であり、半姉のSerena's Tuneの仔が先週勝ち上がっており、非常に質の高いファミリーである。
Fergusonはまた父A.P. Indy、母Sahara Goldの牡馬を340万ドルで落札している。これはMaktoum Familyで所有するIdahoの全弟にあたる。 さらにFergusonは父Storm Cat、母Ajinaの牡馬を300万ドルで落札している。 Lewisは父Mr. Greeleyの牝馬を270万ドルで落札している。これはEl Corredorの全妹という血統である。Lewisは全体でもSheikh Mohammedに次ぐバイヤーで8頭を6,535,000ドルで落札している。
-----
ということでSheikh大暴れな初日でした。トリプルミリオンを3頭落札ってなにしてくれてるのという感じですな。これで結構買ってるLewisも霞んでしまいました。一方のBallydoyleもDemi O'Byrneがミリオンホースを含め、結構落札しているのですが、こっちも派手すぎるSheikh Mohammedに隠れる形。
Shadwellも実は結構買っているということで、今年のKeenland SeptemberはこのDubaiの王族が支えるマーケットと言うことになりますかね。
日本からはいつもどおりに社台だったりノースヒルズだったり、その他も参加しているようですが、あまり活発に購買しているわけではないですかね。とりあえず日本人名で落札されている馬の一覧でも。
■Kingmambo - Serengeti Day by Alleged
425,000ドルでTsunefumi Kusama。
Serengeti Dayは母Lassie Dearなのでその良血振りは推して知るべし。Lemon Drop KidがでるなどKingmamboとの相性も良さそうなファミリーですので物になれば期待できるということになるかなと。母父Allegedというのも良いですし。
■Fusaichi Pegasus - Tomorrows Empress by Tomorrows Cat
North Hillsが225,000ドル。
伯母にKalookan Queenとかいますね。
■Mt. Livermore - Aspenelle by Vice Regent
100,000ドルでKatsumi Yoshijzawa。
今更Mt. Livermore連れてこられてもとかは思う。
■Point Given - Aucilla by Relaunch
260,000ドルでKatsumi Yoshida。
いやあ、Passing Shotの半妹ですよ。日本に来てしまいますのんか。ま、Point Givenこけたら結構見ててつらいだろうからとかは思ったり。
■A.P. Indy - Batique by Storm Cat
250,000ドルでKatsumi Yoshijzawa。
四代母まで遡るとCozzeneらを出したRide the Trails。祖母SerapeもGI馬でとにかく重賞級ばかりの牝系で期待して良さそうなA.P. Indy産駒ということになりそうか。
■Unbridled's Song - Golden Jewel Box by Slew o'Gold
300,000ドルでMasatake Iida。
Golden Balletの半妹。
■Gone West - Jostle by Brocco
100,000ドルでKatsumi Yoshida。
母はGI2勝。
で、ミリオンホース。
■Lemon Drop Kid - Myth to Reality by Sadler's Wells
Gainsboroughが140万ドルで落札。
最初に大台に乗せてきたのはMyth to Reality。Whipper、Divine Proportionsと立て続けに活躍馬を出して一躍名繁殖という形でしょうか。しかしこのMyth to RealityはWhipperが出てくるまではちょっと期待されているとも言えないところがあって、実際Whipper自身は父がKingmamboでなくてMiesque's Sonですし、セリの安馬でした。
このLemon Drop Kidのイヤリングも種付けが行なわれたのはそのWhipperが出てくる前ということになるわけで、望外に活躍馬が出てこの落札額というところはあるでしょう。ファーストクロップの現状を見ているとLemon Drop Kidにミリオンはつきすぎなわけでもあり…。
■Storm Cat - Onaga by Mr. Prospector
110万ドルでShadwell。つかハムダン殿下。
祖母は勝てはしなかったがGIでも活躍したSavannah Dancer。三代母はアイルランドの3歳女王になったValorisでSimon Shoesに遡れる5-h族というしっかりした血統背景を持っていますし、良血のStorm Cat産駒ならミリオンになっておかしくないというところではありますな。
■Unbridled's Song - Roll Over Baby by Rollin On Over
150万ドルでSheikh Mohammed。
母はオハイオ州産馬であり、血統に派手なところはありませんが、これまでに送り出した産駒が重賞戦線で堅実な活躍を見せているようではあります。でもこれでミリオン行ってしまうのかという血統ではあるよなと。
■Storm Cat - Ruby Ransom by Red Ransom
110万ドルでBrushwood。
こちらはStrut the Stageの半弟で叔父にChief Bearhartがいる血統。
■A.P. Indy - Sahara Gold by Seeking the Gold
340万ドルでSheikh Mohammed。
母はGII勝ち馬で祖母Desert StormerはBC Sprint勝ち。SecretariatやBuckpasserがクロスしてしっかり決まった血統ではあるかなと。
■Gone West - Santa Catalina by Cure the Blues
160万ドルでB. Wayne Hughes。
Golden Missileの半弟で、母はGIIIを2勝。
■Storm Cat - Serena's Song by Rahy
350万ドルでSheikh Mohammed。
母はGIを勝ちまくった3歳女王で、繁殖としてもGrand Reward、Sophiticatを送り出す名牝。その2頭の全弟になるわけで期待が高いのも頷けるが、それでGrand Rewardは銅だったかというとGIIまで勝ったもののそれに応えたとは言い難く、レース中に脚をやって予後不良という最期を遂げました。Grand Rewardは欧州でデビューを向かえたのがちょっと歯車の狂う元ではなかったかなとも思えるので、今度は最初から北米で走ってくれればなと思ったり。モハメド殿下としてはなんとしてもKentucky Derbyを取りたいのだろうというところもありますしね。種牡馬価値まで考えるとペイできてしまうのかねえ。
■Mr. Greeley - Silverly Swan by Silver Deputy
270万ドルでLewis。
これはEl Corredorの全弟にして、Roman Rulerの半弟。
■Storm Cat - Simadartha by Gone West
160万ドルでBallydoyle。
三代母がCoup de Folieです。このファミリーももはや解説不要ではありましょう。稼動中の馬ではBagoとかね。そういえばシンコウカリドの下もそれなりの価格で落札されてましたし、Niarchosが中々外に出してくれないので貴重というところもあるかな。
■Storm Cat - Strawberry Reason by Strawberry Road
170万ドルでKimmel。
言わずとも知れたVindicationの半妹。トゥルーリーズンの…でもあるが。
■Forest Champ - Taegu by Halo
100万ドルでLewis。
これもそこそこ活躍馬を出している母とはいえ、ここまで付くと首を傾げてしまいたくなるところはある。
■Storm Cat - Ajina by Strawberry Reason
300万ドルでSheikh Mohammed。
母AjinaはGI3勝を挙げて3歳女王になった名牝で、そこにStorm Catと常套のやり方ではある。
■Kingmambo - Balistroika by Nijinsky
150万ドルでGainsborough。
Russian Rhythmの全妹。ということでこれも錚々たる名馬を送り出しつづけるファミリーということに。とは思うものの、Kingmamboって全きょうだいでの成功例が無いような気がしてますが、気のせいかな。
■Gone West - Candleinthedark by Cox's Ridge
100万ドルでChiefswood。
四代母がMissy Babaということで例のファミリーの遠縁というあたりか。三代母になるその娘Toll Boothも活躍馬を出しまくっている名牝。
■Danzig - Celtic Melody by Mr. Greeley
105万ドルでB. Wayne Hughes。
母はGI馬。三代母からブラックタイプが頻出しているファミリーでどうやらHouse of Fortuneもここのファミリーらしき。
■Kingmambo - Escena by Strawberry Road
270万ドルでLive Oak。
母はGI4勝の古牝馬女王。四代母がGold Diggerの半妹でしっかりそのあとRaise a Nativeをいれて地歩を固めるとClaxton's Slewという活躍馬が出て、Escenaに繋がった。Kingmambo得意の良血繁殖で、母父はしっかりNijinsky系のStrawberry RoadとNorthern Dancerがちと遠いながらも抑えるべきは抑えている。
■Unbridled's Song - Escrow Agent by El Gran Senor
170万ドルでSheikh Mohammed。
半兄にVicar。
■Giant's Causeway - Golden Attraction by Mr. Prospector
150万ドルでBallydoyle。
母Golden AttracionはGIを3勝した2歳女王。祖母Seaside AttractionはKentucky Oaks馬でCape Townの母。三代母Kamarと四代母Square Angelはカナダの3歳女王。さらにSquare Angelの母はNangela。凄まじい血統ですね。
■Danehill - Hidden Storm by Storm Cat
145万ドルでBallydoyle。
一応遡ればSo Chicなもののあまり目立たなかったファミリー。Fusaichi Samuraiで一躍有名になったが、当のFusaichi Samuraiはというとちとアレではあるので妹はましだったら良いですな。とかいいつつO'Brienの失敗パターンにはまりそうな気がしてならない。
■A.P. Indy - Key to My Heart by Mr. Prospector
140万ドルでShadwell。
ハムダン殿下の方も大枚はたくときはやる。それがKey to My Heartかよという気もしなくも無いが、悪くないファミリーではあるしねえ。
■Storm Cat - La Affirmed by Affirmed
150万ドルでGasper。
母は競争成績に見るべきところはありませんが、繁殖入りしてからは活躍馬を続出させ、Bernsteinらを出しました。Sky Mesaの祖母でもあります。

つーことで初日だけでおなか一杯でございますた。
でもDealer's Dreamはリザーヴまで届いてないんだよなあ。最近あの一族は中々セリに出てこなくなったし出てきても以前ほど、というかほとんどClear Mandateだったが、人気にならなくなってるのかねえ。
さて、見落としとかもあるかと思うし、適当に作ったcsvでも置いておきます。ConsignorとPurchaserはかなりいい加減かつ適当。自分でもどう使うか全く考えずに勢いだけで作ってみました。勝手に使ってください。
keesep.csv

September 15, 2005

Keenland September Yearling: Second Session

Sheikh Mohammedの大暴れが止まりません。970万ドル来ましたよ。で、BallydoyleのDemi O'Byrneもぶちきれたのかトリプルミリオン出すし、Sheikh Hamdanもトリプル出しました。
Blood-Horse: Numbers Soar as Storm Cat, Maktoums Dominate Keeneland Sale
-----
二日目のセッションでは184頭が取引された。総額は98.502,000ドルで、平均落札額535.337ドル、中間価格が272,500ドル。総額で昨年から6.9%、平均額では13.8%の上昇となりました。この日のセッションはKeenlandの一歳馬市場の記録を塗り替えるものでした。
この二日間は「Selected」の名にふさわしいもので、トータルで372頭の取引が成立し、その総額は187,214,000ドルとなり、昨年の349頭、150,648,000ドルを上回り、平均額、中間価格ともに上昇しています。
今日のトッププライスは970万ドルのStorm Catの牡馬でこれはKeenland Septemberにおける最高額である。また380万ドルで落札されたStorm Catの牝馬も牝馬としては3番目の価格に並びました。
この牡馬はCoolmoreグループとの競り合いの末にSheikh Mohammedに落札された。母はGI馬Tranquility Lakeである。Fergusonによると、この牡馬はSheikh Mohammedが見たStorm Cat産駒の中で最も出来が良く、Giant's Causewayと同じクロスを持っている。Sheikh MohammedとGodolphinを形成する兄弟たちはこの馬をGodolphinの名義で走らせることを切望しました。
Keenland社の市場での高額落札馬は今では廃止されたJuly Saleにおける1985年のSeattle Dancerが1310万ドル、1983年のSnaafi Dancerの1020万ドルである。
-----
とりあえずBook 1が終わったのですが相変わらず狂ってるのがStorm Catで22頭が取引されて、その平均が200万ドルを超えています。二日目の高額落札馬の上位も軒並みStorm Catということになってとんでもないです。で、この二日間の平均落札額をミリオンに乗せているのはこの他Mr. GreeleyとA.P. Indy。
Mr. Greeleyの方はEl Corredorの全弟という良血がいたわりにトータルの取引数が4頭と少なく紛れ込んできたと言うところはありましょう。A.P. Indyは妙に安い馬が出たりして平均を下げられた形だったが、Storm Cat出なければA.P. Indyということでこちらもトリプル出してましたし、さすがに人気というところを見せています。
一方のLane's Endの二枚看板の片割れであるKingmamboも高額落札馬を数多く出していますが、こういうところではまだまだA.P. Indyに敵わないなというところはあるでしょう。まあ、欧州や日本で強いと言っても北米圏では今年の3歳世代の筆頭もRey de CafeでGIIIどまりというところはありますしね。
では、まず日本に来そうなのから。
■Fusaichi Pegasus - Oscillate by Seattle Slew
200,000ドルでMasatake Iida。
祖母Dance Numberで良血出身。Mutakddimの半妹に当たる馬だが、それより近親にPrivate Accountらが出ているといったほうが良かろうか?Daydreamingの従妹。
■Deputy Minister - Powder by Broad Brush
110,000ドルでKatsumi Yoshijzawa。
三代母Northern SunsetからはSt. Joviteが出ています。Deputy Ministerの牝馬はときどき化けるから面白そうではあるけどね。
■Gone West - Radu Cool by Carnivalay
325,000ドルでHideyuki Mori。
ちょっと遠いところにBalanchineとか出てますね。
■Fusaichi Pegasus - Sophorific by Danehill
500,000ドルでYoichi Aoyama。
母の従姉にPilsudskiやFine Motion。まあそういう血統ですよという事か。
■Storm Cat - Spain by Thunder Gulch
150,000ドルでYoshida Katsumi。
母SpainはBC Distaff馬。2歳からGI戦線で安定した強さを発揮し、古馬になるまで牝馬戦線を支えた名牝。Storm Catを受胎した状態でGIIを勝つなど無茶苦茶やって、引退時は北米の賞金女王になっていました。初仔は240万ドルだし、Spain自身Bloodstock Saleで530万ドルという高額で落札されているわけでもあり、この血統で15万ドルってのは一体何があったのやら。日本は鬼門のStorm Catながら、ちゃんとした良血を連れてくればシーキングザダイヤ程度には走るという事ははっきりとしたので、こっちもそれなりに走ってくれればというところはあるのかな。まあ、ある程度種牡馬入りも見据えてというところはあるでしょうが、この額で落札出来ているというのは結構気になるか。
■Seeking the Gold - Anguilla by Seattle Slew
200,000ドルでT. Kusama。
母はGII2勝の活躍馬。従兄にAmerica Alive。ということで、ざっと遡ったらNumbered Accountらと接続する事になるわけですな。まあ、もうだいぶ遠くなってはいますが。
■Red Ransom - Belle Turquoise by Tel Quel
180,000ドルでYoichi Aoyama。
近いところの活躍馬は従姉のTuzlaくらいのものだが四代母からはSulamani、Dream Wellに繋がる。
■Unbridled's Song - Crystal River by Black Tie Affair
250,000ドルでTetsu Takashima。
母はブラックタイプで、半兄にGIII馬とか出ているので悪くは無かろうが。
■Elusive Quality - Flying Honors by Silver Hawk
180,000ドルでHideyuki Mori。
よく分からんというところだったが三代母Nalees Honor Awardというのにちょっと引っ掛かった。やはりNaleeの娘か。ということで遠い先祖にLeveeがいる9-f族ということになります。
■Tale of the Cat - Lacquaria by Bertrando
425,000ドルでYoichi Aoyama。
四代母のBold SquenceがGold Diggerの半妹らしき。
■Danehill Dancer - Looking for Gold by Mr. Prospector
90,000ドルでHideyuki Mori。
祖母Con Gameです。ということでこの母はSeeking the Goldらの全妹。父Danehill Dancerはシャトル先のオーストラリアで成功を収めている種牡馬ですし、これもちと血統に比してあまりにも低い落札額になっているかなという気がしないでもない。
で、多すぎて勘弁して欲しいミリオンホース。
■Fusaichi Pegasus - Northern Hilite by Vice Regent
100万ドルでJohn C. Oxley。
三代母Take a Standから重賞馬が多数出ているというファミリー。
■Storm Cat - Secret Status by A.P. Indy
630万ドルでSheikh Mohammed。
母Secret Statusはここ一番に弱いA.P. Indy産駒ながらKentucky Oaksを勝っているあたり中々強いGI馬だったなという気はしている。その全妹も重賞を勝っているあたり、牝系の質は間違いなく高く、アルゼンチン産の三代母Miss Evaがチリからオーストラリアを経由してアメリカに辿り着いたようだ。そして出したPrivate Statusがブラックタイプウィナーになると母としてSecret Statusを出した。
■Storm Cat - Serena's Tune by Mr. Prospector
310万ドルでShadwell。
Sheikh Hamdanもトリプルミリオン出してしまいましたというところか。祖母が初日にトッププライスをたたき出しているSerena's Song。正直もうええやんと思う。
■A.P. Indy - Snow Forest by Woodman
250万ドルでBallydoyle。
半兄にSnow Ridge。その他活躍馬が良く出ているファミリー。Maktoum兄弟が立て続けに高額馬を落としてこの日のセリが一気にヒートアップという感もあるものの、Ballydoyleもここからという感じではある。
■Storm Cat - Tomisue's Delight by A.P. Indy
390万ドルでKimmel。
母Tomisue's DelightはA.P. Indy初期の産駒でGI2勝。全弟にMineshaftなどがいるというかなり無茶苦茶な良血。母としては今のところまだ大物は出てきていないのではありますが、抜群の競争成績の牝馬にStorm Catという北米の常套手段で一気に来れるかというところ。
■Storm Cat - Tranquility Lake by Rahy
970万ドルでSheikh Mohammed。
最初見たときは桁間違ったかと思ったものだが、またStrom CatにMultiple GI Winnerかというところではある。Tranquility Lakeは芝戦線で活躍。GIは2勝。コメントとか見るに相当馬体が素晴らしいのだろうというところはあるが、一方で母父RahyということでGiant's Causewayの再来を期待する向きがあるのだそうで…。でも同じなのは母父Rahyというところだけであって、Giant's CausewayがBold Rulerを中心としたNasrullahとHail to Reasonを絡めてきた血統をしているのに対して、こっちはNorthern Dancerを使いAlmahmoudを立ててきたと言えるかなと。どっちのが良いかは知らんけど。
■Storm Cat - Warrior Queen by Quiet American
380万ドルでBallydoyle。
対抗するDemi O'ByrneもStorm Cat。三代母がOcean's Answerで、それはStorm Birdの半妹ですよってとこではあったり。
■Kingmambo - Words of Power by Lord at War
145万ドルでSheikh Mohammed。
E Dubaiの半弟。No Matter Whatの半弟と言った方が良いのですかね。ま、どっちにしろそういう良血のKingmamboです。
■Giant's Causeway - Aquilegia by Alydar
100万ドルでBallydoyle。
重賞馬続出のファミリー。
■Giant's Causeway - At the Half by Seeking the Gold
105万ドルでBallydoyle。
前のと連続でO'Byrneがミリオンをたたき出す。HalfbridledとかBayou Breezeの叔母になる血統でさすがという感じか。
■A.P. Indy - Banshee Winds by Known Fact
110万ドルでG+C Inc。
Banshee Breezeの半妹ということになるわけでこれ以上言う事はない。
■A.P. Indy - Better Than Honour by Deputy Minister
190万ドルでBallydoyle。
三代母がBest in Showです。主流のラインではないが、古くはEl Gran Senorから現在にいたるまで名馬を出しつづけるこのファミリーならこれくらい当然といったところか。
■A.P. Indy - Call Me Fleet by Afleet
200万ドルでEugene Melnyk。
先ほどでてきたWarrior Queenの半弟。
■Unbridled's Song - Cruising Haven by Shelter Half
100万ドルでSheikh Mohammed。
半兄にGII3勝のRoyal Havenとか出てますが、そんなに良いのかねえ。
■Unbridled's Song - Golden Ballet by Moscow Ballet
160万ドルでSheikh Mohammed。
母Golden BalletはGI2勝。
■Fusaichi Pegasus - Hishi Nile by A.P. Indy
105万ドルでBallydoyle入り。
この直前には父Awesome Again、母Hishi Amazonの牝馬が375,000ドル。こっちは父Fusaichi Pegasusの牡馬。どうも向こうではAmazonよりNileの方が受けが良いような気もするのだがやはり母父TheatricalとA.P. Indyの差ということになってしまうのだろうか。んで、Hishi Amazonの全弟も上場されてましたが、100,000ドルのリザーヴに届かず。牝馬だったら買い手ついたのかなあ…。

ここまでの感想を一言で言えば「嵐猫すげー」ではある。というか最近になって更に人気が過熱してるような気がしますねえ。とにかく今日の高額落札馬は軒並みStorm Cat産駒。この日はトリプルミリオン以上が5頭という狂ったセリなんですが、その全てがStorm Cat産駒。この時期になってまだここまで人気が上がるのかというのはありますが、もう一つ、この5頭のうち2頭が母父A.P. Indyで、割と牝馬に良駒の多いA.P. Indyを見事に踏んづけた形ではあります。この期に及んでまだそれをやれるStorm Catがすごすぎるというところはありますけどね。
そのA.P. Indyも200万ドル以上を2頭と190万ドル馬も出ていて決して悪くは無いのですが、それ以上にStorm Catがやりたい放題という感じです。この他ではUnbridled's Songが160万ドル、Kingmamboが145万ドルをそれぞれ出していて、このあたりが特に人気ということになるでしょう。ただ、KingmamboにしてもUnbridled's Songにしても高い馬は高いですが、安い馬も結構出てるというところで、まだStorm CatやA.P. Indyの域には差があるような気がします。若手種牡馬ではGiant's Causewayがちょっと抜け出して来ているか。これは自身のファーストクロップが欧州で成功した事と、父Storm Catの人気というあたりでしょう。尤もこのStorm Cat人気を更に煽ったのがGiant's Causewayのこの成功という気がしないでもないのですが。
今年はDynaformerをよく見かけました。これまであまり初日と二日目のあたりには出てこなかったような気もしますが、堅実に売れてます。あとミリオンこそ出してませんが、Dixieland Bandは健在。
で、昨日のcsvファイルに二日目の結果追加しておきました。とりあえず、Book 2までは追いかけていきたいものの、同じようにファイルにまとめられるかは分かりません。というか作るだけ作ってほったらかしというのもまずいですし、来週以降ネタに困ったらこれで何かしましょう。
keesep.csv

September 17, 2005

北米でのStorm Catの猛威

Northern Dancer帝国の北米圏に於ける後継者たる地位を確実なものとした嵐猫とその他のお話。Blood-Horseの記事を訳したりしてたのですが、これも消し飛ばしてしまったので適当に半分程度ネタ風味。
Blood-Horse: Storm Cat Scales New Heights at Keeneland Sale
Storm Catの勢いは止まらないどころか更に加速という雰囲気です。昨年は話題を森師がさらう事になったのですが、そのときの800万ドルを軽く超える970万ドルが出るなど手のつけようが無く、これで自身5度目のYearling Saleにおけるリーディングを獲得するのは確実な状況とのこと。特に今年のStorm Cat人気の加熱にはGiant's Causewayの種牡馬としての影響が大きく、このStorm Cat産駒の中でも最高のタフネスは今年既に7頭のステークス馬を出しており、この市場でも26頭の取引が行われ、その平均額が531,731ドルと全体の6位につけるという人気を誇ります。欧州で2歳戦からGI馬を続出させている割には北米ではあまり目立った産駒というのはいないような気もしますが、A.P. Indy、Kingmambo、Unbridled's Song、Mr. Greeleyに次ぐところに来てしまうわけですから凄まじい。
Storm Catは既に22歳であり、Overbrook Farmでは加齢にともなって種付け頭数を減らしていく予定ではあるので、今後数少ない産駒の奪い合いで更にヒートアップする可能性があります。
では、参考までにBlood-Horseに出ていたNorthern Dancerとの比較でも。
Storm Cat at Keeneland September Select:
Year - Sold - Gross - Average
2005 - 22 - $44,625,000 - $2,028,409
2004 - 12 - $20,600,000 - $1,716,667
2003 - 12 - $11,480,000 - $956,667
2002 - 12 - $9,795,000 - $816,250*
2001 - 13 - $22,835,000 - $1,756,538
2000 - 16 - $22,428,000 - $1,401,750
*Second to Danzig

Northern Dancer at Keeneland July
Year - Sold - Gross - Average
1987 - 13 - $12,435,000 - $956,538
1986 - 8 - $8,925,000 - $1,115,625
1985 - 10 - $14,655,000 - $1,465,500
1984 - 12 - $41,360,000 - $3,446,667
1983 - 10 - $24,775,000 - $2,477,500
1982 - 14 - $12,440,000 - $888,571
Northern Dancerの1984年は狂ってるにも程があろうかというところですが、これはSadler's Wellsらがクラシックを戦っていた年になるんではなかろうかな。となるとその人気にも軽く納得がいこうかというものではあるかな。
ですがStorm Catも種付けをこなせるのはあと5年程度だろうからその代わりになる後継者が必要な時期にはきていて、後継種牡馬の中からだったら今のところはGiant's Causewayが抜け出したという感もありますが、Tale of the Cat、Forest Wildcat、Forestryというあたりもかなりのところにはきているので、このあと数年、おそらく頂点に達しているであろうStorm Cat人気の元で実績を積んでいかないとあとから来る良血後継に根こそぎ持っていかれることにもなりかねないかなとも。

このStorm Cat系の猛威に抗うのがアメリカンヒーローの血を受け継いでBold Rulerの王統を統合したA.P. Indyということにはなるでしょう。
Storm CatとA.P. Indyは何処をとっても対照的な面があって、2歳で勝ったGIが競争生活としてはほぼ唯一の勲章のStorm Catに対して、Belmont SとBC Classicを勝ち年度代表馬にまで輝いたA.P. Indy。種牡馬入り直後のStorm Catはそれほど高い評価ではなく、そこからジリジリと評価を上げ、ついには世界最高の種牡馬となりました。A.P. IndyはもともとYearlingで290万ドルという高額をつける血統背景を持っていて、年度代表馬という勲章まで手に入れたわけですから、当然のように高い評価を受けての種牡馬入り。Storm Catは初年度からHarlanらGI馬を出し、3年目に二冠馬Tabasco Catを出したことで一流種牡馬としての地位を固めました。その後Giant's Causewayが出るにいたってクールモアグループが完全にこの種牡馬に入れ込むようになって現状の加熱振りを呼ぶ事になりました。一方、初年度からPulpit、Tomisue's Delightなど複数のGI馬を出しながらも、期待に応えていないと言われるほどの期待をかけられたA.P. IndyはAputitudeやSecret Statusを出したあたりで何とか評価を固め、ついに大物Mineshaftを出したというところで、血統と馬体、競争成績から来る人気の元値をギリギリで活かしてきたというところはあろうかなと。欧州の芝をこなせ、ある程度2歳から勝負をかけてくるStorm Catと芝はこなせても軽い芝だけで、2歳ではほとんど活躍できないA.P. Indy。特にA.P. Indyのここ一番の勝負弱さは際立っており、これまでに何頭もの有力馬を送り込みながらも三冠戦での勝ちは無く、BCを勝ったのもTemperaとMineshaftくらいというあたりが不満の溜まるところはあろう。ということでStorm Catはセリでも300万ドルくらいなんでもなくて、トッププライスはそこから更に一段上に来ます。A.P. Indyは300万ドルを超えたところで壁があって、今年Sahara Goldで340万ドルが出ましたが、これが歴代の最高額。これまでは320万ドルのFull Mandateでした。で、Full Mandateの場合Storm Catを父とした半弟Newfoundlandが330万ドルだったわけで…。
そして群雄割拠のMr. Prospector。単体で上位2頭に対抗できるのはKingmamboとUnbridled's Songということになるでしょう。この2頭では今のところKingmamboの方が高額馬も多いですが、現状だとそのうち逆転されるかなというところ。Mr. Prospector系異端のKingmamboは昨年のセリでVoodoo Dancerの下に310万ドルがつき、トリプルミリオンを記録しています。今年も270万ドルが出るなどハイエンドではUnbridled's Songを上回りますが、100万ドルを切るあたりになると正統Mr. Prospector系のUnbridled's Songの方が安定している印象はあります。Kingmamboは今のところ後継種牡馬にこれといったのは出てきていませんが、Unbridled's Songは早くも今年のTraningで話題をさらったSongandaprayerという後継を得ています。Gone West一族は並みの大きさが目立つものの、後継種牡馬が次々と成功して大きな勢力を得ています。既に首領Gone Westには昔日の輝きが無いようにも見えますが、相変わらず高い馬は高く、種付け料も更に上げて15万ドルというところに到達しました。種付け料の変動が激しく評価の安定しないMr. Greeleyは今年の上場馬に良血が揃ったとはいえ270万ドルのEl Corredor全弟を始め今年はかなりのもの。更に二冠馬Smarty Jonesを出したElusive Qualityは人気が過熱こそしないものの堅実に売れ、今年の世代が初年度となるCame Homeもここまでやれるなら十分といって良さそうではあります。一方、Gulchは一点突破という印象が強くて、Thunder GulchからPoint Givenへという二冠馬のラインだけの上、Thunder Gulchがどうも揮わないあたり、Point Givenがこけるとつらそうか。
Hail to ReasonはHalo一派が大将Saint Balladoを失ってしまい、今後種牡馬になるSaint Liamにかかる状況。Roberto派もKris S.を亡くして、Dynaformerが何処までふんばるかという状況。ともに世代交代の間隙という場面ではあって、有力後継候補がこけると一気にやばくなるかなと。

September 23, 2005

9/24 Fillies Mile GI Newmarket GB Turf 8F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13AlexandrovaSadler's WellsShoukShirley HeightsK. FallonA.P. O'Brien
24Cross ChannelGiant's CausewaySterling PoundSeeking the GoldS. DrowneE.A.L. Dunlop
35High Heel SneakersDansiliSundae GirlGreen DancerS.P. SpencerP.F.I. Cole
42NanninaMediceanHill HopperDanehillJ. FortuneJ.H.M. Gosden
51NasheejSwainEl NafisKingmamboR. HughesR.Hannon
66Salut D'AmourDanehill DancerJuno MadonnaSadler's WellsL. DettoriJ. Noseda
せめてここくらいは捕捉しておこう。
結局Rumplestiltstinは出走してこなかったが、May Hillを勝ったNasheej、同2着のHigh Heel Sneakers、Prestigeを勝ったNannina、Cherry Hinton2着のSalut D'Amourとそこそこメンバーは揃ったと言えるでしょう。
やはり同じ8FのMay Hill Sを勝っているNasheejが最有力で、ここに大崩れしないSalut D'AmourとHigh Heel Sneakersの勝負ということになりそうか。前走で8FのMaidenを圧勝して評価の高いO'BrienのAlexandrovaですが、Sadler's Wells X Shirley Heightsという血統からも距離が延びてこそと言うところではあり、8Fではまだまだとか思っていたり。

RESULT

Fillies Mile GI Newmarket GB Turf 8F

1.Nannina: Medicean - Hill Hopper by Danehill
2.Alexandrova: Sadler's Wells - Shouk by Shirley Heights
3.Nasheej: Swain - El Nafis by Kingmambo
4.High Heel Sneakers: Dansili - Sundae Girl by Green Dancer
5.Cross Channel: Giant's Causeway - Sterling Pound by Seeking the Gold
6.Salut D'Amour: Danehill Dancer - Juno Madonna by Sadler's Wells
Nanninaが重賞連勝でGI制覇。父MediceanはMachiavellian産駒でこの世代が初年度。今年も世界中で新種牡馬が好調です。本格的に種牡馬の世代交代期に入っているんだろうなとは思う。で、その旧世代の代表であるようなSadler's Wellsですが、今年はさすがにずっと守ってきた英愛リーディングを明渡す事になりそうですが、来年以降ということで言えばこの時期に接戦で2着に来れるAlexandrovaはクラシックの有力候補になりましたし、巻き返す可能性はまだ残っているとは言えますかね。

9/24 Queen Elizabeth II S GI Newmarket GB Turf 8F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11BlatantMachiavellianNegligentAhonooraK. McEvoySaeed bin Suroor
24Mullins BayMachiavellianBella ColoraBellyphaK. FallonA.P. O'Brien
35RaktiPolish PrecedentRageraRainbow QuestP. RobinsonM.A. Jarvis
43Sleeping IndianIndian RidgeLas FloresSadler's WellsJ. FortuneJ.H.M. Gosden
52StarcraftSoviet StarFlying FlooziePompeii CourtC.P. LemaireL.M. Cumani
66DubawiDubai MilleniumZomaradahDeployL. DettoriSaeed bin Suroor
こっちも結構メンバーが減ったなという印象ではあるが、Rakti、Starcraft、Dubawiの3強対決が実現したので良しとする。
最有力のDubawiはMcEvoy騎乗のペースメイカーBlatantを用意して万全の体勢。しかし馬場が硬いのは苦手なようで、今週のNewmarketは馬場が硬くなるといわれているのが気になるか。
Raktiは今年のLockinge Sのパフォーマンスは確かに一つ抜けているというものではありましたが、安定感のない馬であのパフォーマンスを常に出せると言うのではないのが悩むところ。得意の硬い馬場になってくれてスタートを決めればDubawi以下を千切り捨てるレースすら可能かと思いますが、おそらくそこまで上手くは行かないだろう。ここぞと言うところで下手を打つRobinsonも不安材料と言えばそうか。Queen AnneS以来となりますが、休み明けは気にしても仕方なかろう。それ以上に癖があるほうが強いわけだし。
一方Starcraftは当初Fallonを使う予定があったものの、そのFallonはO'BrienがMullins bayを出走させることになったので、Lemaireで挑む事になりました。3強の中ではそのマックスのパフォーマンスとしては他の2頭にやや劣るかもしれないが、どれだけそれに近いパフォーマンスを出せるかとなるとこの馬が一番かなと言う気はしている。Lemaireを確保できたとはいうものの、このフランスの若手トップジョッキーはイギリスでの経験が少なくそのあたりもやや気になるところか。

RESULT

ダメな方のRaktiですた(Raktiは二人居るんですよ?)
1.Starcraft: Soviet Star - Flying Floozie by Pompeii Court
2.Dubawi: Dubai Millenium - Zomaradah by Deploy
3.Blatant: Machiavellian - Negligent by Ahonoora
4.Rakti: Polish Precedent - Ragera by Rainbow Quest
5.Sleeping Indian: Indian Ridge - Las Flores by Sadler's Wells
6.Mullins Bay: Machiavellian - Bella Colora by Bellypha
スタート前から気の悪いところを全開にしてしまったRaktiはGodolphinのペースメイカーBlatantにまで先着を許す大失態。元々の馬の気性が激しすぎると言うところはあるもののRobinsonでは御しきれてないよなと思うのも事実で、今後どこに遠征するのか知らないけど、まず香港は走るだろうからそこで有終を飾るためにも誰か良い騎手を乗せてやって欲しいなとは思った。
さて、ローリーマイルの直線レースは最後にStarcraftとDubawiの死闘になり、Starcraftが3/4馬身離したところで決着。これでStarcraftはマイルGIを連勝して欧州のマイル路線を締めくくりました。この後は適当なマイルGIを、と言ってもBCM、MCS、HKMしかなかろうものですが、選んで出走する事になりそうですかね。今更Champion Sなんて拾いに行くのなら遠征して欲しいなとは思う。Nureyevの血が送り出す強いマイルの正統派ランナーの地位を継いでくれる存在なのかなとは思うし。9-f万歳な私としてはすっかり落ちぶれたようにも見えるSoviet Starが南半球で息を吹き返したって点でStarcraftにはもっと登りつめて欲しいなとも思うわけで。LemaireはこれがイギリスでのGI初勝利。
さてDubawiはやはり馬場なのかなと思う部分もありますが、安定して力を発揮出せるタイプでもないんだろうなとは思う。しかし今回はRaktiあたりの出方が誤算だったと言うところはあるのかな。BlatantのMcEvoyはペースメイカーでしたがMcEvoyは何となく勝ちにいってたような気もしました。
勇躍ここに挑戦してきたMullins Bayの最下位が一番惨めと言えばそうかな。

Post Script

誰かあの陣営を止めろw
Queen Elizabeth II Sに勝ったStarcraft陣営が調子に乗りまくってます。GodolphinはDubawiがBC MileでStarcraftと再戦出来たら良いと思っているようですが、Starcraft陣営はClassic出走を示唆しています。
Godolphin「Breeders' Cup Mileの舞台でStarcraftと再び相見えることを楽しみにしている
Makin「活躍できる期間は短いし、リハーサルではないんだ。彼はClassicに出走するかもしれないね。Ghostzapperが引退したことだけが残念だ。Dubawiなんて問題にしてないんだよ。もしダートでもうまく走れたら来年の3月にはDubaiに行って殿下のお金を頂戴してこようか
…ま、好きにすれば良い。ダート実績を作りたいというあたり、北米での種牡馬入りでも狙ってんのかなと。あと、なんとなく来シーズンの南半球の種付けシーズンに間に合うような引退ってプランもありなのかなと。Dubaiから芝に戻してアジアを回って引退とか。安田記念を売り込んでおきましょう、JRA。どうせダートはダメでDuty FreeからのMile Challenge参戦が現実的にありえるからさぁw。

9/25 Preis von Europa GI Köln GER Turf 2400m

No.PostHorseF-No.SireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13Birkspiel9-hSingspielBeauteLord UdoT. HellierA. W&iouml;hler
21Malinas8-aLomitasMajoritatKönigsstuhlW. MongilP. Schiergen
35Simonas13-eSternkönigSistadariShardariE. PedrozaA. Wöhler
42Day Walker5-hDr. DeviousIsland RaceCommon GroundsA. StarkeA. Schütz
58Nicaron9-hAcatenangoNicol's GirlDunbeathD. BonillaH. Steinmetz
66Salutino16-dMonsunSaderlinaSadler's WellsA. SuboricsA. Schütz
77Gonbarda1-iLandoGonfalonSlip AnchorF. MinarikU. Ostmann
84North Queen4-rDesert KingNonaCortezT. MundryP. Schiergen
今のドイツ国内ではDeutschland Preisを勝ち、Grosser Preis von Baden2着の実績を持つGonbardaに勝てる馬はいないのではないでしょうかね。Nicaronはちょっとこの状況でいきなり来るとは思えないわけですし、Malinasあたりにはもっと頑張っていただきたいところではあるのですけどね。
Belenusの半弟になるBirkspielはここまで2勝と目立った戦績はなく、牝系もBlaustrumpfに遡ってあのAラインの始祖的存在のAlveoleの半妹に辿りつきます。このBのイニシャルを持つラインもかなりの活躍馬を輩出はしていますが、この場合は傍流的存在で使う種牡馬のランクも落ちていますし、レコードでDerbyを勝ったBelenusが出たことでSingspielのような種牡馬を相手にする機会をを与えられたと言う事かな。
Malinasは前走Rheinland3着でまずまずというところで、古馬の中では最上位と見ても良かろうかなと。SimonasはBadenで最下位に沈んでいてこれはちょっと無理かなという辺り。
結構謎な5戦3勝の3歳馬Day WalkerはLisadellを経由するThong牝系出身で、Soldier Hollowの半弟。Hoist the Flag、Caerleon、Common Grounds、Dr. Deviousと筋の通った血統ではあるのであとは距離がもつかどうかでしょうね。兄は中距離ランナーですし。
さらに謎な3戦1勝の3歳馬がSalutino。Sadler's Wells X Top Villeな母にMonsunというごっつい血統ですし、三代母Shahinaazから多数の活躍馬が出ているということもあって悪くない血統でしょう。前走はDay Walkerに負けましたが、Suboricsを確保してきましたし距離延びて逆転はありえる。
North QueenはDianaでは2着とGonbardaに先着しているだけにあと200mを乗り切れれば面白い存在になれるのだろうが…。

RESULT

Gonbardaがきっちり締めました。年度代表馬確定か。
1.Gonbarda 1-i: Lando - Gonfalon by Slip Anchor
2.Simonas 13-e: Sternkönig - Sistadari by Shardari
3.Salutino 16-d: Monsun - Saderlina by Sadler's Wells
4.Nicaron 9-h: Acatenango - Nicol's Girl by Dunbeath
5.Malinas 8-a: Lomitas - Majoritat by Königsstuhl
6.Birkspiel 9-h: Singspiel - Beaute by Lord Udo
7.North Queen 4-r: Desert King - Nona by Cortez
8.Day Walker 5-h: Dr. Devious - Island Race by Common Grounds
といっても最後のSimonasの追い込みをギリギリで抑えたという程度か。
Gonbardaはスタート前に暴れて、2度もゲートから出てしまったが、いずれもすぐに捕まえられた為大事には至りませんでした。
ひとたびスタートが切られると先頭に立ったBirkspielの右につけて、直線に入るとすぐにBirkspielを交わした。Simonasと残りの2Fで叩き合いになりましたが、これをアタマ差制して勝ちました。
それでもドイツ国内馬相手なら2400mに敵無しと言っても良いレベルではあるかな。
Salutinoは距離延びてきっちり来た面はあるが、Day Walkerは負けすぎだろう。そして4着では復活したのか分からないがNicaronにはとにかく来年何とかしてくれよとは思う。
Gonbardaの陣営は今期限りでの引退を決定していて、Japan CupおよびHong Kong Vaseへの招待を待っているとのこと。
今年のJCの出走メンバーは早くから来ると言ってたKitten's Joyはトラブル続きでBC出走も危ういですし目玉になる馬はどれかなとかは思ってましたが、Gonbardaが来たいならそれで良いのかなとも思ったり。
Brittainタンなら今年もWarrsanをJCから香港くらいのことはしてくれるだろしどうも左回りの方が良いらしいWarrsanにはBCからJCだって良さそうなローテかなというのはあるので(妄想)、GP Badenの1,2着馬が日本で再びぶつかると言う趣向ならそれなりに注目しても良さそうな気はするしね。

September 25, 2005

5/30 Breezing

Diva関連の記事をこっちにおいてみるテスト。ということで話題は古いが調教開始のときから並べる。
5/29にBelmontの3Fで時計を出しました。特に速かったりするわけではないですけれども、まあ2歳馬だしあまり速くても心配になるわな。
Diva (2003 USA) A.P. Indy - Clear Mandate by Deputy Minister
http://pedigreequery.com/diva11
ということで、Full Mandateの全妹です。
Clear Mandateの5番仔にして初めての牝駒ってことでセールにも上場されることなくG. Watts Humphery Jr.の所有で走るのかなと。と、なるならばこれは是非ともGIを勝っていただかねば。
上はやや中途半端なところもありましたし、Full MandateにしてもNewfoundlandにしても頭角をあらわしてきたのは古馬になってからでした。逆にThe Mighty Tigerは2歳戦でちょっと実績を残しましたけれどもその後3歳時は出走せず。4歳になって北米に移籍してきましたが、厳しいところではあるか。更にLeague of Nationsと名付けられているらしい今年3歳の牡馬は未だにデビューできていない始末。
ついでにDream Schemeの仔もなかなかデビューできなくて、A.P.Indy産駒のAnimationは未出走のまま種牡馬入りしてしまいましたし、Kingmambo産駒のFuture BetはKentucky Derbyが終わったころにようやくデビューしましたが、ちと期待できないですかってとこではあります。Dream Dealの娘で今のところ繁殖としてうまくいってるのはFairy Doll位なものか。Clear Mandateは一応NewfoundlandがGIIIを2勝してGIでも2着には入ってるものの、期待はもっと大きいわけですし走ってないというイメージがあることも確かなところではあります。あとはMiss Kateあたりがそろそろ初仔がデビューしてくるんじゃなかろうかなという感じですかねえ。
さて、Divaはいまいち乗り切らないClear Mandateの娘なわけですが上と違って牝馬となったことで変わってくれりゃいいかなと思いつつ、A.P. Indyなんて使ってくれてアレですな。あの頭を抱える温さを見せられてしまうのかと思うと…。ま、嫌いじゃないんですけど、Daydreamingみたいなのになったらそれはそれで(ry
Belmontの3Fで時計を出したということですから変に欧州とか連れて行かれることもなく、順調なら2歳の早い時期からデビューしてくれそうではありますか。NYベースでやるんならSaratogaからBelmontに転戦して今年は地元のBC開催ってことではあるのでBCJFに出てきてくれたら、まあ楽しいわな。んで、3歳はKentuckyのOaksなんてどうでもよいのでNYトリプルティアラを狙いにいってくれれば(妄想
まあ、A.P. Indyの牝駒ってのは最近だとA.P. AdventureとかDaydreamingとかいまいち勝ちきれないのばかり。Passing Shotなんてのもいましたしねえ。Yellみたくいきなり圧勝かましてくれたりする面白さはあるんですけど、基本的には詰めが甘くTomisue's Delightですらそういう側面はあったわけだしなあ。むしろTomisue's DelightとRunup the Colorsあたりでそういうキャラ付けがされたとか。イーグルカフェの姉たるLetもGIは勝ってないし。
現役だとさっきも出てきて既にその種の実績を築きつつあるDaydreaming、Society Selectionがいたとは言えShuvee Hの2着は見事すぎ、とこれからの期待の星としてLa Reinaという事になろうかw。

8/8 Saratoga 4R Maiden Special Weight Dirt 6.5F

女神降臨

Diva (2003 USA) A.P. Indy - Clear Mandate by Deputy Minister
ついにデビューでっす。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainerML
1CriminologistMaria's MonSearch PartySeeking the GoldE.S. PradoC.R. McGaughey Jr.4-1
2Vision Quest???G.L. StevensP/L Biancone3-1
3Performing DivaStorm CatBuntingPrivate AccountJ.D. BaileyW.I. Mott5-1
4Pure SummetryStorm CatSerena's SongRahyC.H. VelasquezD.W. Lukas12-1
5Swap FliparooExchange RateFliparooBuckarooA. LakemanH.A. Ferkens5-1
6DivaA.P. IndyClear MandateDeputy MinisterJ.J. CastellanoG.R. Arnold II6-1
7StrelladarDeputy MinisterMinidarAlydarP. FragosoM.A. Hennig10-1
8American Ivy???J.R. VelazquezD.L. Romans6-1
2頭ばかし血統が分からん。それにしてもあまり人気無いのな。まあ、上があの体たらくではとは思うけど。んで、こっそり最低人気の馬が母Serena's Songとか出てきてビビったよ。まあ、こっちも上の体たらくを見るに仕方無しというところはあるのですけどね。それともこっちは既に1戦してるのでそこの負け方が余程ひどかったのかねえ。結構この辺の名牝は繁殖入りしてから苦労してるところはあるので、Inside Informationのように1頭良い牝馬を出してくれたら満足しないといけないというところはあるのかなと。
で、Diva。5番仔にしてようやくClear Mandateが娘を産んだというところはあり、このGI勝ちで繋がる牝系三代を次に繋げるべき牝駒でなければ困ります。まあ良血A.P. Indyなんで勢いにさえ乗ればGIに手が届く事は届く。ただ、Full Mandate、League of Nationsと同じになるこの配合だと5代アウトで、A.P. IndyとClear Mandateの配合の方向性の違いもあるのでそれぞれの絶対能力だけの勝負になるのがなあ。あのファミリーはBold RulerとかLa Troienneを入れずにやってきたという面はあって、代々アメリカ産ではあるのですが、どっちかというと欧血なのですよね。そこにアメリカンなBold Rulerの象徴でもあるA.P. Indyは無茶が過ぎるというか、洗練されているとは到底言えんわな。嫌いじゃないけど配合は全然という感じ。NewfoundlandとThe Mighty Tigerを出したStorm Catもそういう意味ではいまいちな気がするのでそろそろその2頭以外の種牡馬も試していてくれたら良いんだけどねえ…。多分この牝系はMr. Prospectorをいつどんな形で取り込んでいくのかってのがひとつのポイントかなとは思ったりするけどなあ。

結果は5着でした。ゆっくり強くなっていければと思う。

9/25 Belmont 5R Maiden Special Weight Dirt 7F for Fillies

デビュー戦からちょっと間隔が空きましたが2戦目のエントリーをしたようです。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Keep on TalkingRoyal AcademyGin TalkingAllen's ProspectM.J. Luzzi
2Moment to Treasure---------P. Fragoso
3TraditonalistAptitudeColonial AllyPleasant ColonyM.E. Smith
4DivaA.P. IndyClear MandateDeputy MinisterF. Jara
5Last TangoCharismaticCrystal PathCrystal GlittersR. Bejarano
6A P EasyA.P. IndySheepscotEasy GoerJ.R. Velazuquez
7Waquoit's Love--------E.M. Coa
8Sweet FervorSeeking the GoldUndeniablyIn RealityJ.D. Bailey
9Thor's DaughterTiznowTomisue's MamaloiGone WestJ.J. Castellano
10ChambermaidA.P. IndyBedroom BluesCure the BluesJ.A. Santos
11Estrella PlataSilver CharmPrado StarEl PradoE.S. Prado
TraditionalistとCoupledにされてるんですが、騎手を見るに明らかにTraditionalistで勝負かけてきてるんですよねえ。さて、どうしたものかなと。今回はブリンカーを装着してのレースになるようで、それで変わり身があれば良いなという程度か。
まあ、元々2歳戦は得意といえないA.P. Indyだし、母Clear Mandateも本格化したのは古馬になってからというような血統背景をしているので、今の時期にはあまり期待していなくって適度にレースを憶えさせるというのでも良いのかなとは思っていたり。年明けくらいから勝ち上がってくれたらまずまずかなと。無論それまでに使い潰されたら話しにならんので、間隔が空いてくるのはその方が良いかなと思うところもありますしね。
この前のKeeneland Septemberとか見てて、Clear Mandateだってすごかったのよということを主張しておかないといけないかなとはオモタ(殴
適当な比較対象がSerena's Songしかいませんが、まあ良いか。この2頭は同じ世代ですが、活躍時期が違うので直接対決というのは4歳の頃にSerena's Songが勝ちきれなくなった時期とほぼ一致。それでも4度ぶつかって全てSerena's Songが先着ではある。Clear Mandateがホントに強くなったのは5歳の時だからと言うことで納得しておこう。
YearSerena's SongF/MSirePrizeResult
1998Serena's TuneFStorm Cat1,000,000Stakes
1999SophistcatFStorm Cat3,400,000GI
2000ArbitrateMDeputy Minister---Stakes Placed
2001Grand RewardMStorm Cat---GII
2002HarlingtonMUnbridled2,800,000LR
2003Pure SymmetryFStorm Cat------
2004---MStorm Cat3,500,000---

YearClear MandateF/MSirePrizeResult
1999Full MandateMA.P. Indy3,200,000Stakes
2000NewfoundlandMStorm Cat3,300,000GIII
2001The Mighty TigerMStorm Cat2,500,000GII Placed
2002League of NationsMA.P. Indy975,000---
2003DivaFA.P. Indy------

というわけで、セリに出て来たならばその落札額はSerena's Songにも引けを取らないというところはあったり。まあ、最近はちょっと産駒実績が違いすぎるので結構な差がつくだろうなってのはあるのですが、Clear Mandate自身3歳の頃にはAlabama Sで大惨敗を喫したりしてるくらいなので、そんな早い時期から使いまくるものではないだろうってのもある。League of Nationsはまだ勝ちあがってませんが、まだ3歳だしなと前向きにw。
ところで敢えてSerena's Songを出してきたのはいろいろ理由もあるのですが、まずはPimlicoで競争中止になってそのまま予後不良になったかと思ってたGrand Rewardが先週走ってました。当時向こうの記事を読んだ時は安楽死処置に相当する表現が使われていたような記憶があるのであれっとか思ったが無事だったのは僥倖かなと。で、Pure SymmetryはDivaのデビュー戦にいたなと。どっちが先に勝ち上がる勝ってのはちと興味のあるところなのでPure SymmetryもDRFで登録しといたw
ところでClear Mandateの方はこの2年の産駒はちょっと分からないのですが、Serena's Songの方は今年はA.P. Indyの牡馬らしくはあり。しかし仔出しの良い繁殖ですなあ。

で、Divaの2戦目はスクラッチしてくれやがりました。
一方その頃のMonmouth。League of Nationsが走って5着でした…もうええ。

September 27, 2005

そして舞台は決戦のLongchampへ

今週は気分次第でできる限り出走馬を見ていこうかなと。
■Warrsan: Caerleon - Lucayan Princess by High Line
今年もこの凱旋門賞の舞台にやってきたCaerleon最後の大物。
昨シーズンの終わり方に納得がいかず今年一年現役続行となりましたが、その前半はすでに衰えが見られるようなぱっとしないレースばかりでもう終わった馬のように見られていました。それがはっきりと示されたのがキングジョージでの最低人気でしたが、ここで4着すると12Fのスペシャリストたる古豪の血が目覚めました。今年も昨年と同様、鞍上にK. McEvoyを確保してドイツに遠征し、Grosser Preis von Badenに出走し連覇達成。
この馬の臨戦過程としては文句のつけようの無いところであって、昨年ほどの極端な馬場にならなければよいなというあたりなんでしょう。Badenからの参戦では数年前にMarienbardという、同じCaerleon産駒のステイヤータイプの本格派が連勝してるという実績はあるんですし。
そしてGodolphinは今年も古馬のこのクラスは層が薄いので多分Dettoriの乗る馬を用意するのが精一杯ということになりそうで、よりにもよってCherry Mixとかいう話。ですからWarrsan陣営としてはMcEvoyを確保できるのではなかろうか。
重厚な血統を持つ母Lucayan Princessに本格派のCaerleonで出来上がった晩成のクラシックランナーですが、さすがに今年が最後となりそうで、今後Caerleon系の復権をかけての種牡馬入りとなれるよう大きな勲章が欲しいところではあります。
現状、Coronation C2連覇とGP Baden2連覇というかなり微妙な実績を持っているので、せめて好走してくれないとという気もしてるし。12Fならどこでも走れるように見せかけて実は選り好みしてるのかな。今年のBCはBelmontだし、そこに行っても面白いとは思う。
■Motivator: Montjeu - Out West by Gone West
無敗で英Derbyを取るもののその後2戦続けて10FでOratorioの後塵を拝してしまいました。今年で引退して女王陛下のRoyal Studでの種牡馬入りが決定していますので、せめて12Fでは負けなかったくらいのことはして欲しいところはあるか。今年限りでの引退、種牡馬入りが決まっているのでラスト2レースを得意の12Fとするからには無様な姿は晒せないでしょう。
馬場がやわらかくなれば文句のつけようの無い条件かと思いますが、硬くなったらどうだろう。結局Derbyに出てきた頃からずっと馬場がFirmならこの馬はどうなるかってのは気になっていたところでありますが、それは結構Montjeuのイメージが重なってるのかなとも思ったり。
条件が嵌まれば太刀打ちできないくらいの強さは見せて欲しいところ。
■Bago: Nashwan - Moonlight's Box by Nureyev
連覇を狙う昨年の覇者。
しかし3歳が掲示板を独占した昨年の凱旋門賞の上位はこのBagoを残して壊滅と言っても良いような状況であり、Bago自身今年の戦績はぱっとしない。
やはりこの馬には2400mは本来向いていないのだろうし、昨年は馬場状態と斤量差の恩恵を最大限に受けたものであると思えるので、今年はどうかと言われると多分無理かなと。前走はキングジョージで3着とはいえあのキングジョージも昨年の凱旋門賞と同様馬場の硬い条件のレースでしたしね。
■Hurricane Run: Montjeu - Hold On by Surumu
Irish Derby馬。その後目標を凱旋門賞一本に絞ってNiel賞を快勝しました。5戦4勝で、Prix du Jockey ClubでShamardalの2着という準パーフェクトな戦績。ここにいたるローテとしては最良のものではあり、馬場状態がどうなるかを気にしてしまうMotivatorより上と見ても良いのかもしれない。現在ブックメイカー各社の1番人気に支持されている。
斤量的に有利な3歳馬ということを考えると、同条件のコースで勝っているこの馬が1番人気というのは妥当なところではあるかな。
■Shawanda: Sinndar - Shamawna by Darshaan
今年の3歳牝馬最後の砦。
Prix Vermeilleを快勝してこちらも順調で、前売りオッズではHurricane Runに次ぐ2番人気で、一部では並んで1番人気に推されているところもあります。
■Alkaased: Kingmambo - Chesa Plana by Niniski
2着を外さない安定感は非常に高いものの、勝ちきれないという印象ももっている。前走もPrix FoyをPrideにやられて2着になっているなど、どうにも凱旋門賞というイメージの馬ではないような気がする。
■Alexander Goldrun: Gold Away - Renashaan by Darshaan
連覇を狙ってPrix de l’Opera出走。
今年はIrish Championで惜しい3着になるなど牡馬相手にも実績を残し、昨年のこのレースで名実ともにスターダムにのし上がってから牝馬に先着を許したのはマイルでのSoviet Songのみ。
現状、2000mで牝馬相手に勝負する限りは負けないだろう。しっかり勝って牝馬戦線にさよならすれば良いのではなかろうかなとは思う。

エントリー数が多すぎて公式見ただけで気が遠くなるので、まあ適当に。Azamourあたりは凱旋門賞に出ない公算が高くなったということなのかな。

■Scorpion: Montjeu - Ardmelody by Law Society
GP Paris、St. Legerを勝ったScorpionは凱旋門賞出走を決めました。この馬の場合はHurricane Runを逆転できればそれが栄光に直接つながるという気はしていたりする。裏街道に行ったので力関係が読めないことこの上ないが、今年からのフランスの3歳戦改革の行き着くところがパリのグランプリの復権だったら愉しいなとは思うので、どうぞ頑張っていただきたく。
■Shirocco: Monsun - So Sedulous by The Minstrel
今年は全くレースに使われてないので、さっぱり分かりません。前哨戦のFoyで3着ですから、評価は出来ません。そもそも昨年も直前スクラッチをやってくれましたし、出てくるのかどうか怪しいものですが。
■Cherry Mix: Linamix - Cherry Moon by Quiet American
Godolphinが引いた大ハズレ。今年になってからはさっぱりです。しかしこの馬だけでなくてGodolphinそのものがこの路線でボロボロなので、出てくるならGodolphinのトップホースという扱いにはなり、Dettori騎乗。ランフランコも大変ですね。昔だとGodolphinなんて路線が手薄なように見えてても気がついたら別の路線から台頭する馬が現れてくるってのが普通で、Marienbardなんてまさにそれで2番手グループから一気に出てきて凱旋門賞を勝ったというイメージはあります。その再現とはならなかったMamoolは確かにGodolphinも厳しいなと思わせてくれたが、今年はもうどうしようもないなという風にも見える。
■Westerner: Danehill - Walenesse by Troy
なんか登録残ってるし、Cadranには登録ないし、出てきそうな雰囲気ではある。Badenで3着してるし全くダメと言う事ではなさそうではあるんですが、厳しいだろうね。
■Pride: Peintre Celebre - Specificity by Alleged
Prix FoyでAlkaasedを打っちゃったPrideはOperaに出走予定。2走前には2000mでRed Bloomを下している実績もあるので悪い選択ではないでしょう。ただ、そのRed Bloomを物差しにするとAlexander Goldrun相手では差がつけられてしまう事にはなりますな。
■Red Bloom: Selkirk - Red Camellia by Polar Falcon
今年も相変わらずの善戦屋ではあったが、とりあえずBlandford Sを勝って格好はつけてきた形。こちらは今年GIで2戦続けてAlexander Goldrunに負けてるし、今年のPrix de l'Operaのメンバーは古馬ではAlexander Goldrunが抜けていて、3歳勢も何処まで期待できるのか分からないというあたり、1強状態にも見えまする。
■Iota: Tiger Hill - Iora by Könighsstuhl
そんな中ドイツの3歳牝馬はGonbardaを初めとして強力メンバー。IotaはGonbardaをDianaでGonbardaを下して無敗でGIをとりました。その後Yorkshire Oaksに出て来たのですが、ここは馬場状態や距離もあったか5着に終わりました。馬場が柔らかくならないとダメなタイプでしょうか。
■Maids Causeway: Giant's Causeway - Vallee des Reves by Kingmambo
Yorkのロイヤル開催以来の出走となります。マイルまでの距離しか走った事がないのですが、この馬あたりが今年の英愛3歳牝馬の最後の砦になるのかなと思わんでも無いのですし2000くらいならこなしても良かろうよとは思う。母にNureyevのきついクロスがありますが、まあそんなに気にしない方向で。と思ってたらSun Chariot出走かよ…
まあ、今年のOperaはNureyevの血が入った馬を適当に組み合わせて考えるレースだと思うのですよ。Alexander Goldrunの相手探しとも言うが、3歳馬がギニー戦からずっと核になる馬を出せていない上、古馬相手に軽く捻られている現状では古馬優位は動かないでしょうし、Prideの取捨をどうするかではあるかな。

September 30, 2005

10/1 Sun Chariot S GI Newmarket GB Turf 8F

今日からNewmarketはGI三連戦。最初の二つは2歳戦なので見るだけ。で、メインはこれね。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11AttuneSingspielArrivingMost WelcomeB.J. Meehan
24ChicMachiavellianExclusivePolar FalconR.L. MooreSir Michael Stoute
35Favourable TermsSelkirkFatefullyPrivate AccountJ. FortuneSir Michael Stoute
48MusicannaCape CrossUpendMain ReefJ.P. SpencerJ.R. Fanshawe
510PeeressPivotalNoble OnePrim DominieK. DarleySir Michael Stoute
6ShapiraKornadoSempliceCommon GroundsT. HellierAndreas Lowe
77SummitvilleGrand LodgeTina HeightsShirley HeightsK. McEvoyJ.G. Given
83Maids CausewayGiant's CausewayVallee des RevesKingmamboM. HillsB.W. Hills
92Penkenna PrincessPivotalTirianaCommon GroundsP. HanaganR.M. Beckett
106Virginia WatersKingmamboLegend MakerSadler's WellsK. FallonA.P. O'Brien
このメンバーだとChicかなという気はするが、案外古馬の数が多いとはいえそれほど強い馬が出て来たわけでもないので3歳のGI馬2頭のうちのどちらかが来てもおかしくはないのではなかろうかな。
Virginia Watersは前走Matron SでChicに半馬身差。アテにならない馬ですので、それを以って復活というのは無理かもしれませんが、メンバー的にもそこそこはやれるかなと。Maids Causewayは愛ギニーこそ5着でしたが、勝ったSaoireとは1馬身の差しかなく大崩れはない馬です。Coronation Sを勝った後筋肉に張りを訴えて休養していましたが、ここで復帰となります。
さて、古馬のほうではChicとPeeressということになるのかねえ。Favourable Termsは前走で1年以上の休養明け初戦を快勝しましたがそれだけだからなあ。

RESULT

1.Peeress: Pivotal - Noble One by Primo Dominie
2.Summitville: Grand Lodge - Tina Heights by Shirley Heights
3.Musicanna: Cape Cross - Upend by Main Reef
4.Shapira: Kornado - Semplice by Common Grounds
5.Chic: Machiavellian - Exclusive by Polar Falcon
6.Penkenna Princess: Pivotal - Tiriana by Common Grounds
7.Maids Causeway: Giant's Causeway - Vallee des Reves by Kingmambo
8.Favourable Terms: Selkirk - Fatefully by Private Account
9.Attune: Singspiel - Arriving by Most Welcome
10.Virginia Waters: Kingmambo - Legend Maker by Sadler's Wells
PeeressがGI勝ちますか。相変わらずPivotalは牝馬でいいのを続々出してきますね。というか3歳馬が酷すぎるのをどうしましょうというレースではあるのですが。
Summitvilleを2着に持ってきたMcEvoy様にはLongchampでも神懸った騎乗をしていただきたく(ry
Sitemaster

MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

About September 2005

September 2005にブログ「REVERY_L_ELEKTRA: Anotherside」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブはAugust 2005です。

次のアーカイブはOctober 2005です。

メインページ
アーカイブページ

Powered by
Movable Type
 
REVERY_L_ELEKTRAMEMOAnotherSide>Somewhere Far Beyond