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« May 2006 | Imaginations from the Other Side | July 2006 »

June 2006 Archive

June 2, 2006

6/2 Coronation C GI Epsom GB Turf 12F10yd

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11AceDanehillTea HouseSassafrasK. FallonA.P. O'Brien
23EnforcerEfisioTarneemZilzalMartin DwyerW.R. Muir
36Notable GuestKingmamboYendaDancing BraveRichard HughesSir Michael Stoute
45ShiroccoMonsunSo SedulousThe MinstrelC. SoumillonA. Fabre
52Ouija BoardCape CrossSelection BoardWelsh PageantL. DettoriE.A.L Dunlop
64Something ExcitingHallingFaraway WatersPharlyT. QuinnD.R.C. Elsworth
Coronation Cも結構緩々なメンバー構成だよなあ…。まあ、6頭も出てくるというのだからTattersalls GCよりゃましですが、こんなことなら、Hurricane RunとShirocco、Ouija BoardとAlexander Goldrunの直接対決が別々に行なわれていた方が面白かったろうなあとは思ってみたり。まあ、ShiroccoとHurricane RunはどちらもFabre厩舎なので使い分けられてるんだろうけどね。
そういうわけでShiroccoにOuija BoardやAceなんかが挑戦という形にはなっているか。ちょっと今年になってから冴えないOuija Boardではありますが、前走の香港ではコーナーで閉じ込められていたところから直線で何とか抜け出して僅差の3着ならそう文句はつかないところ。もう少し距離があればまとめて捕らえたはずで、この馬の基本は12Fなんだなという気もしましたし、この辺でShirocco相手に良い競馬をしてくれればと。
Shiroccoは古馬ではHurricane Runに次ぐナンバー2ではあるわけで、今年の初戦は重馬場のJockey Club Sを快勝してきました。去年は復帰戦がPrix Foyまで遅れたので、今年はきっちりこの時期からレースを使えるというのは良いことでしょう。軽くクリアするんだろうなとは思います。
結構GIで相手なりには走ってるAceではありますが、前走はGIII Mooresbridge SでAlayanの2着という結果。結局勝ちきれずってことで、今更この馬にGIを勝たれてもなってところはありますかねえ。
Notable Guestは去年にハンデキャップ戦を連勝して本格化し、GIII Rose of LancasterでDavid Juniorを下している。今年の初戦はGordon Richards SでDay Flightの2着。距離は問題なかろうし、Kingmambo X Dancing Braveなんで何をしでかすか分からんよなあってところはあるんですが。
Something Excitingは2着に入ったOaksの舞台に戻ってきてどうかってなところはあるんですが、厳しそうではあるよな。
Enforcerは力不足だし距離も長かろう。

Result

Shiroccoの順当勝ちという形にて、2着もOuija Boardとガチガチ。
1.Shirocco: Monsun - So Sedulous by The Minstrel
2.Ouija Board: Cape Cross - Selection Board by Welsh Pageant
3.Enforcer: Efisio - Tarneem by Zilzal
4.Ace: Danehill - Tea House by Sassafras
5.Notable Guest: Kingmambo - Yenda by Dancing Brave
6.Something Exciting: Halling - Faraway Waters by Pharly
まずハナにたったのがShiroccoで、その後からOuija BoardとAceがつける形。レース半ばでAceが仕掛けて先頭に立ち、Shirocco、Ouija Boardが続くという形で進み、コーナーで直線に入る前にShiroccoがAceを外から交わして再び先頭。Aceは食い下がるものの前半の無理が響いて後退。Ouija Boardが仕掛けに行くものの馬体を併せることが出来ずに、最後はやや放される形になって、Shiroccoの完勝。まあ、Ouija Boardとしてみれば最後にShiroccoを捕らえられないとわかった時点でDettoriがちょっと抜いたという感じも受けましたが。Aceは自ら動いてこの結果なら仕方ないだろう。Shiroccoにいつでも交わせるぞとやられたのはもう力の違いとして諦めるしかなかろうよ。

6/2 Oaks GI Epsom GB Turf 12F10yd

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
15AlexandrovaSadler's WellsShoukShirley HeightsK. FallonA.P. O'Brien
21GalateeGalileoAltanaMountain CatJ.S. Bolger
36GuiliaGalileoLesgorIrish RiverAlan MunroRae Guest
47KassiopeiaGalileoBrush StrokesCadeaux GenereuxTony CulhaneM.R. Channon
511KaylianniKalanisiViviannaIndian RidgeTed DurcanM.R. Channon
62ProwessPeintre CelebreYawlRainbow QuestMichael HillsB.W. Hills
73Rising CrossCape CrossWoodrisingNominationGeorge BakerJ.R. Best
88RiyalmaSelkirkRiyafaKahyasiC. SoumillonSir Michael Stoute
910Short SkirtDiktatMuch Too RiskyBustinoM.J. KinaneSir Michael Stoute
104SpeciosaDanehill DancerSpecificallySky ClassicMicky FentonMrs. P. Sly
119Time OnSadler's WellsTime AwayDarshaanL. DettoriJ.L. Dunlop
2歳では全然見かけなかったGalileoですが、ここにきてきっちりクラシックに間に合わせたというのは大したものですなとは思う。牝馬の方が良さそうなところも伺えたりするわけなんですが、クラシックサイアーというところはあるんでしょう。そういやMontjeuってあまり牝馬の活躍馬を聞かんな。
そろそろ後継者にその座を譲り渡してしまいそうな御大Sadler's Wellsではありますが、さすがにEpsomには頭数を揃えてくるあたりこちらもさすがというところはある。Oaksには2頭。有力候補のAlexandrovaとTime On。片や母父Shirley Heights、片や母父Darshaanということで、そつがないですな。
初勝利を10馬身差で千切って、続くFillies Mileで2着と話題になったAlexandrovaですが、今年初戦となったMusidora SでShort Skirtに負ける。ただ、12Fを狙い済ましたというところのある血統で距離延びて良いというのは強みではあるよなと。
Galateeは3戦全勝でBlue Wind Sを勝ってきました。ちょっと裏街道という感じのローテーションで来たわけですが、勝ち方は強いのでそこそこいけるか。Galileo産駒は3頭挑戦してきますが、その中では一番手というか、GuilaとKassiopeiaは12Fという距離にかけるか。そんな状況なんですが、追加登録までして出走に傾き、それを受けて一番人気を分け合うというような状況だったこのGalateeが水曜に軽い問題があって、白血球数が増加したために回避となる模様。このままアイルランドに留まって調整し、Ribblesdale Sでの復帰を予定。
Short Skirtはアサクサデンエンの叔母。父がDiktatですが、もともとこの母系はスタミナ色が強く、母の兄弟にはIrish St. LegerのArctic OwlやSydney CのMaroonedが出ています。半姉のWhitewater Affairも父MachiavellianながらYorkshir Oaks2着のIrish St. Legerで3着と長い距離での実績があります。Short Skirtは父がDiktatになり、距離という面では更に厳しいのかなと思うところもありますが、ギリギリ何とかなる範囲内か。 ギニーを勝ったSpeciosaは距離が不安。追加登録して乗り込んでは来たものの12Fをこなせるとは思えないんですよねえ。
Time Onは母Time AwayがPrix DianeやNassau Sで3着という活躍馬で三代母はTime Charterという良血。勝ち上がるまでに手間取りましたが、10Fを使って勝ち上がると続く11FのListedも快勝してこの舞台。Sadler's Wells X Darshaanということもあり怖い怖い。

Result

1.Alexandrova: Sadler's Wells - Shouk by Shirley Heights
2.Rising Cross: Cape Cross - Woodrising by Nomination
3.Short Skirt: Diktat - Much Too Risky by Bustino
4.Speciosa: Danehill Dancer - Specifically by Sky Classic
5.Guilia: Galileo - Lesgor by Irish River
6.Time On: Sadler's Wells - Time Away by Darshaan
7.Kassiopeia: Galileo - Brush Strokes by Cadeaux Genereux
8.Kaylianni: Kalanisi - Vivianna by Indian Ridge
9.Prowess: Peintre Celebre - Yawl by Rainbow Quest
10.Riyalma: Selkirk - Riyafa by Kahyasi
Non Runner: Galatee
物が違ったという感じでAlexandrovaが最後の直線で外に持ち出して一気に交わしていきました。貫禄だなあという気はする。
レースを引っ張ったSpeciosaは意外に粘ったという印象で、直線に入る頃にはTime Onに競りかけられていたんですが、逆にこれを競り落として粘りこもうとしたところを大外からのAlexandrovaとそれに連れられて伸びてきたRising Crossに一気に交わされてしまいます。Rising Crossも付いていけたのはそこまででしたが、2着確保。そして粘って3着をというSpeciosaに対して最後にShort Skirtが襲い掛かって交わしたところがゴールでした。Short SkirtはちょっとRising Crossに前をカットされたようなところもありましたが、こんなものか。
しかしAlexandrovaはMagical Romanceの妹の癖に強いよなあw。Sadler's WellsとBaratheaの違いは大きかったか。

6/3 Derby S GI Epsom GB Turf 12F10yd

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11Atlantic WavesSadler's WellsHighest AccoladeShirley HeightsJoe FanningM. Johnston
23Before You GoSadler's WellsHere On EarthMr. ProspectorIan MonganT.G. Mills
317Best AlibiKing's BestChauncy LaneSadler's WellsRyan MooreSir Michael Stoute
47Championship PointLomitasFlying SquawBe My ChiefTed DurcanM.R. Channon
511Dragon DancerSadler's WellsAlakanandaHernandoDarryll HollandG. Wragg
618Dylan ThomasDanehillLagrionDiesisJ. MurtaghA.P. O'Brien
75Hala BekHallingPlace de l'OperaSadler's WellsPhilip RobinsonM.A. Jarvis
815Horatio NelsonDanehillImagineSadler's WellsK. FallonA.P. O'Brien
916Linda's LadSadler's WellsColzaAllegedL. DettoriA. Fabre
1013MountainMontjeuSkidmore GirlVaguely NobleJ.A. HeffernanA.P. O'Brien
1112Noddies WayNomadic WaySharway LadyShareef DancerRobert MilesJ.F. Panvert
1214Papal BullMontjeuMialunaZafonicRobert WinstonSir Michael Stoute
139SeptimusSadler's WellsCaladiraDarshaanM.J. KinaneA.P. O'Brien
146Sienna StormPeintre CelebreSaint AnnGeiger CounterMichael HillsM.H. Tompkins
1510Sir PercyMark of EsteemPercy's LassBlakeneyMartin DwyerM.P. Tregoning
164Sixities IconGalileoLove DivineDiesisShane KellyJ. Noseda
172Snoqualmie BoyMontjeuSeattle RibbonSeattle DancerJohn EganD.R.C. Elsworth
188VisindarSinndarVisorMr. ProspectorC. SoumillonA. Fabre
一番人気はVisindarで、次がHoratio Nelsonということになりそうか。SeptimusとSir Percy、Papal Bullがそれに続いているといった印象のブックメイカー。
そのVisindarは3戦無敗で前走はフランスGII Prix Greffulheを勝ってきたのですから強いことは間違いないだろうとは思います。だた、Aga Kahn所有のSinndar産駒なんですが、実際にはLagardereの遺産。例年のようにAga Kahn殿下が送り込んでくるホームブレッドの有力馬とはちょっと違ってて、実際母父がMr. Prospectorだってところで距離が持ちますかねという気はしている。母Visorは非常に優秀な繁殖で兄や姉が重賞で活躍していますが、父Linamixで中距離までというタイプが多く、クラシックランナーではないなと。Sinndarに替わったら問題なしと見ても良いのかもしれませんが、気になるのは気になる。去年Irish Oaksとかを勝ったShawandaはDarshaanとかNijinskyとかで母系累代が良かったという面があるよなと思ってるわけでして…。
Horatio NelsonはGenerousなんかが出る12F得意のファミリーではあり。このDerbyが目標だったのですが、2000ギニーも走って、ここで8着と大敗。2歳の頃の戦績を考えたら今でも8Fは守備範囲だろうとは思うので、ここまで負けるのはちょっとダメですかも。
SeptimusはDante SでBest Alibiを8馬身差に下して一躍Derbyに名乗りを挙げました。ここでもSadler's Wellsがきっちりと強いのを送り込んできたなと言った印象ではあります。
2000 Guineasでついに土がついたという感じのSir Percy。Guineasが初の8F挑戦で、そこから更に距離を延ばしてEpsomの12Fというのはローテとしてちょっときついのは間違いない。ただ、父Mark of Esteemは基本的にマイル得意ながらHigh Accoladeのように距離をこなす産駒を出せるし、Sir Percyも累代がBlakeney、Sassafras、Pinza、Nasrullahだからまずまず重いと言えようし、克服する可能性はあるという事にしとこうか。
3連勝でChester Vaseを勝ってきたのがMontjeu産駒のPapal Bull。Montjeuに対してはGone WestとかSharpen Upを使ってMixed Marriageを入れてくると破壊力が増大ってなところはあって、Motivatorなんかはその両方を使ったわけですが、Papal Bullも母父ZafonicということでGone Westを入れてきました。多分あれです。親父がHigh Top - Top VilleとかShirley Heights - Darshaanという特定の組み合わせに対して破壊力を増したような感じでMontjeuもニックを重要視するタイプの種牡馬ではあるかなとは思われ、その点では合格。ただ、Chester Vaseからってなローテはちょっと引っ掛かるがw
Derby Trialを勝っての挑戦となるのがLinda's Lad。Dahliaを出したCharming Alibiのファミリーに属する13-c族ではありますが近しいところでは活躍馬なし。従兄にフランスのGIII馬が出ている程度。Shirley Heightsとかの替わりにRivermanが入る。まずまず面白そうではあるか。
Dante SでSeptimusにぶっちぎられたBest AlibiはKing's BestにSadler's Wellsってな血統で、私的にはストライクゾーンな血統なんですが、さすがにひっくり返すのは無理かな。

Result

舞台はトラファルガーだったらしい今年のDerby。
1.Sir Percy: Mark of Esteem - Percy's Lass by Blakeney
2.Dragon Dancer: Sadler's Wells - Alakananda by Hernando
3.Dylan Thomas: Danehill - Lagrion by Diesis
4.Hala Bek: Halling - Place de l'Opera by Sadler's Wells
5.Visindar: Sinndar - Visor by Mr. Prospector
6.Best Alibi: King's Best - Chauncy Lane by Sadler's Wells
7.Sixities Icon: Galileo - Love Divine by Diesis
8.Mountain: Montjeu - Skidmore Girl by Vaguely Noble
9.Linda's Lad: Sadler's Wells - Colza by Alleged
10.Papal Bull: Montjeu - Mialuna by Zafonic
11.Championship Point: Lomitas - Flying Squaw by Be My Chief
12.Septimus: Sadler's Wells - Caladira by Darshaan
13.Before You Go: Sadler's Wells - Here On Earth by Mr. Prospector
14.Sienna Storm: Peintre Celebre - Saint Ann by Geiger Counter
15.Atlantic Waves: Sadler's Wells - Highest Accolade by Shirley Heights
16.Snoqualmie Boy: Montjeu - Seattle Ribbon by Seattle Dancer
17.Noddies Way: Nomadic Way - Sharway Lady by Shareef Dancer
Horatio Nelsonは競争中止。骨折で予後不良。
つかなんじゃこれってな結果が降ってまいりました。Sir Percyなんかは凄いところを走ってきてるなという気もするが。
正直Sir Percyについては父Mark of Esteemってことで軽視してたんですよ。母系はちゃんと距離をこなす素地があったんですが、Mark of Esteemで12F走れたのってHigh Accoladeしかいねーしなとか思ってたわけで。それにここまでのローテもDerbyを目指していたと言うにはあまりにも短い距離ばかりとかも思いましたよ。まま、スタミナのある母にスピードのある父というある種の配合における必然な組み合わせなんだし、ちょっと印象が先行して嫌いすぎたか。
2着のDragon DancerははっきりとSadler's Wells X Darshaan。間にHernandoが紛れ込んでいるだけではあるか。というか、Sadler's Wellsの有力馬が雁首並べて沈んでるのにこいつは来るのかとも思わんではないのですが。未勝利だし。
そしてO'Brien勢の最先着がDylan Thomas。LeopardstownのDerby Trialを勝ってはいるがなあ。
1勝馬Hala Bekはもうちょっと直線でしっかり走ればさらに上位に来たのだと思いますが、これがキャリアの薄さというところだろうか。しかしこれもまた強い馬ではないかな。
VisindarはSir Percyから2馬身差とそう大きく離されていたわけではないのですが、臨戦を考えるとちょっとなとは思います。
Septimusは馬場が少し緩んでくれないとダメか。
このレース、Sporting Lifeのネット中継を聞いていたのですが、一端そろそろスタートかという状況になってから仕切りなおしになったような感じはあったんですよ。そのときにHoratio Nelsonの名が出てきていて何かトラブルかという気はしていたんですが、前兆みたいなものがあったという事なんだろうねえ。それでもThe Derbyほどのレースはそう簡単には回避できないという事ではあろう。

World Wide GI Races 5

お約束っぽく行っとく。南米は時間を見て元のデータには追加してるけど、なかなか全部揃えきれんのでやっぱりなしです。
DateRaceAreaTrackDistanceWinnerSireDamBroodmare SireFamily NumberSire Line
2006/05/05かしわ記念JPN船橋D1600mアジュディミツオーアジュディケーティングオリミツキネンジャッジアンジェルーチ1-b 第三フラストレートDanzig
2006/05/05Kentucky OaksUSAChurchill DownsD9FLemons ForeverLemon Drop KidCritikolaTough Critic4-mKingmambo
2006/05/062000 GuineasGBNewmarket8FGeorge WashingtonDanehillBordigheraAlysheba5-gDanehill
2006/05/06Humana Distaff HUSAChurchill DownsD7FPussycat DollReal QuietHookedonthefeelinCitidancer3-nFappiano
2006/05/06Kentucky DerbyUSAChurchill DownsD10FBarbaroDynaformerLa Ville RougeCarson City16-hRoberto
2006/05/06Turf ClassicUSAChurchill Downs9FEnglish ChannelSmart StrikeBelvaTheatrical1-kMr. Prospector
2006/05/07NHKマイルCJPN東京1600mロジックアグネスタキオンエイプリルドラマサクラユタカオー2-eSunday Silence
2006/05/07Champion MileHKSha-Tin1600mBullish LuckRoyal AcademyWild VintageAlysheba4-nNijinsky
2006/05/07SAJC Goodwood HAUSMorphettville1200mPerfectly ReadyMore Than ReadyElle DuccioDanehill18Halo
2006/05/07SAJC South Australian DerbyAUSMorphettville2500mTestafiableTesta RossaJamelden EchoPrince Echo1-sDanzig
2006/05/071000 GuineasGBNewmarket8FSpeciosaDanehill DancerSpecificallySky Classic8-d Miss DiscoDanehill
2006/05/13BTC BTC CupAUSDoomben1200mGee I JaneJahafilMiss DistinctionBletchencore1-lBlushing Groom
2006/05/14ヴィトリアマイルJPN東京1600mダンスインザムードサンデーサイレンスダンシングキイNijinsky7 Dinner PartnerSunday Silence
2006/05/14Singapore Airline's International CupSINKranji2000mCosmo BulkZagrebIseno ToshoTosho Boy5-dNureyev
2006/05/14Poule d'Essai des PoulichesFRLongchamp1600mTie BlackMachiavellianTender Is ThenightBarathea8-c Irish LassMachiavellian
2006/05/14Poule d'Essai des PoulainsFRLongchamp1600mAussie RulesDanehillLast SecondAlzao9-c Mah MahalDanehill
2006/05/14Premio Presidente della RepubblicaITYCapannelle2000mDistant WayDistant ViewGrey WayCozzene1-x StrikingMr. Prospector
2006/05/19Pimlico Special HUSAPimlicoD9.5FInvasorCandy StripesQuendomInterprete14-cBlushing Groom
2006/05/20BTC Doomben CupAUSDoomben2200mAbove DeckBianconiHaflaAt Talaq1-eDanzig
2006/05/20Lockinge SGBNewbury8FPeeressPivotalNoble OnePrimo Dominie10-cNureyev
2006/05/20Preakness SUSAPimlicoD9.5FBernardiniA.P. IndyCara RafaelaQuiet American4-mA.P. Indy
2006/05/21優駿牝馬JPN東京2400mカワカミプリンセスキングヘイロータカノセクレタリーSeattle Slew4-m Cee ZeeLyphard
2006/05/21Prix d'IspahanFRLongchamp1850mLaverockOctagonalSky SongSadler's Wells1-tSir Tristram
2006/05/21Prix Saint-AlaryFRLongchamp2000mGermanceSilver HawkGaily TiaraCaerleon16-g Lea LarkRoberto
2006/05/21Derby ItalianoITYCapannelle2400mGentlewaveMonsunSaumareineSaumarez13-cKonigsstuhl
2006/05/27BTC Doomben 10000AUSDoomben1350mUndueCommandsInfluenceBletchingly9-eDanehill
2006/05/27Irish 2000 GuineasIRECurragh8FAraafaMull of KintyreResurgencePolar Falcon7Danzig
2006/05/28東京優駿JPN東京2400mメイショウサムソンオペラハウスマイヴィヴィアンダンシングブレーヴ3-l フローリスカップSadler's Wells
2006/05/28Champions and Chater CHKSha-Tin2400mViva PatacaMarjuComicBe My Chief19-bTry My Best
2006/05/28Tattersalls Gold CIRECurragh10.5FHurricane RunMontjeuHold OnSurumu1-lSadler's Wells
2006/05/28Irish 1000 GuineasIRECurragh8FNightimeGalileoCaumshinaunIndian Ridge20-cSadler's Wells
2006/05/29Gamely BC SUSAHollywood9FShining EnergyRahyMiss UniversalLycius21-aBlushing Groom
2006/05/29Shoemaker BC MileUSAHollywood8FAragornGiant's CausewayOnagaMr. Prospector5-h Carpet SlipperStorm Cat
2006/05/29Metropolitan HUSABelmontD8FSilver TrainOld TriesteRidden In ThestarsCormorant4-mA.P. Indy
欧米のシーズンが本格化してきたので多いっすな。
適当にまとめ。
Danzig>アジュディミツオー、Testafiable、Above Deck、Araafa
Danehill>George Washington、Speciosa、Aussie Rules、Undue
Nureyev>Cosmo Bulk、Peeress
Nijinsky>Bullish Luck
Sadler's Wells>メイショウサムソン、Hurricane Run、Nightime
Lyphard>カワカミプリンセス
Try My Best>Viva Pataca
Storm Cat>Aragorn

Mr. Prospector>English Channel、Distant Way
Kingmambo>Lemons Forever
Fappiano>Pussycat Doll
Machiavellian>Tie Black

Roberto>Barbaro、Germance
Halo>Perfectly Ready
Sunday Silence>ロジック、ダンスインザムード
Sir Tristram>Laverock

Blushing Groom>Gee I Jane、Insovar、Shining Energy
A.P. Indy>Bernardini、Silver Train

Konigsstuhl>Gentlewave

相変わらずNorthern Dancerが鬼っす。特にDanehillとDanzigのところな。ギニーを3つ持っていったDanehillは出走表自体相当なシェアになってたのでこれくらいやられるのも当然ってとこはありましたが…。で、欧州本格開幕で、あっさりSadler's WellsがMontjeuとGalileoで2勝追加には笑うところか。
記事では採り上げなかったが香港のGI最終戦Champions and Chaterを勝ったViva Patacaはその前にHK Derbyも勝っていて、向こうの2400mではちょっと抜け出したという印象。母父こそBe My Chiefだが、その前がShirley HeightsにHigh Topと入ってかなり良さそう。Sadler's Wells系だったらもっと良かったんだろうが、まあそれはそれ。Marjuって微妙なところに強い馬をよく出すよなあ。
サンデーの最終世代が春クラシックを一つも勝てなかったってのはやっぱり産駒数が少ない影響はあったかなとも思うが、それよりも問答無用に勝ちきるだけの強い馬が出てこなかったということか。皐月賞以外では2着には来てるんだしなあ。つかまあ、勝てなかったことが話題になるのはサンデーサイレンスという種牡馬の物凄さの証左ではあろうかなと。確かに春のクラシックを全部落としたのは3年目と7年目と今年だけではあるわけで、ここは皐月賞かダービーで見ても同じなわけですが…。1997年の春クラシックは本当に駒不足ってのはあって、連対ゼロで掲示板まで見ても桜花賞とオークスに1頭ずつ。今からしたら考えられないな。で、1997年と2002年のときは牡馬は両方ブライアンズタイム産駒が持っていったわけですが、今年はそれがオペラハウス。テイエムオペラオーみたいな大当たりは例外にしても、毎年何らかの形でクラシックに産駒を送り込んでくるわけだし、古馬になって活躍するような馬も出してるし、もっと人気になっていい種牡馬かとは思う。
ま、でも5月最大のニュースはついにA.P. Indy産駒からアメリカ三冠レースの勝ち馬が出たというところではあろう。

June 3, 2006

6/4 Henkel Preis der Diana GI Düsseldorf GER Turf 2200m

今年からはデュッセルドルフ…なのか。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
11AlmeritaMediceanAvemaHeraldisteD. HollandW. Hickst
214AraminaIn the WingsAkasmaWindwurfA. SuboricsP. Schiergen
37AuenprincessKornadoAuenkronungShareef DancerA. BoschertU. Ostmann
44CoccoZinaadChristine HermeNureyevM. SautjeauM. Rulec
52DirectaAcatenangoDirecta GermaniaPrioloL. Hammer-HansenA. Löwe
612DonatessaSternlönigDonadeaDashing BladeJ.-P. CarvalhoMario Hofer
710KaravelMonsunKittiwakeBaratheaH. HellierP. Schiergen
89LasiraVettoriLupitaNiniskiF. ManarikP. Schiergen
915MessaiaKornadoMelliniaDashing BladeH. GreweS. Smrczek
1011Mrs. SnowSingspielShining ValeTwilight AgendaA. StarkeMario Hofer
116NadinePeruginoNight MusicAcatenangoA. BestH.W. Hiller
123NordtänterinDanehill DancerNonaCortezW. MongilP. Schiergen
1313PurityPeintre CelebreParianaBeringK. KerekesW. Glanz
145Quelle AmoreMonsunQelle AmieBeau GeniusE. PedrozaAndr. Wöhler
158TicinellaHernandoTriclariaSurumuJ. FortuneFrau C. Brandstätter
前哨戦Schwartzgold Rennenを勝ってきたQuelle Amoreで何とでもなるかというレースではないかなと。Monsun産駒だし。
もう一頭いるMonsun産駒の方は母Kittiwakeが何か聞いた事あるよなと、Kってなんだっけと思ったらKönigstigerか。これでもうちょっと見所のある戦績だったらなあ。
Schwartzgoldで2着のNordtänterinは父Danehill Dancerだけに更に距離が延びてMonsun産駒を逆転できるようには思えんよなあ。
AlmeritaなんかもMediceanというところで引っ掛かるしとか思ってざっと見たらPeintre Celebreな1戦1勝馬がいた。何じゃコリャとかもオモタPurityですが、そこそこ活躍馬が出ているファミリーだし、何となく強いのは牝馬ばかりなりという状況になりつつあるPeintre Celebreだし、まあ少しは期待してみようか。Nureyevだし、Sadler's Wells入ってるし(結局そこか

Result

1.Almerita: Medicean - Avema by Heraldiste
2.Karavel: Monsun - Kittiwake by Barathea
3.Nordtänterin: Danehill Dancer - Nona by Cortez
4.Quelle Amore: Monsun - Qelle Amie by Beau Genius
5.Ticinella: Hernando - Triclaria by Surumu
6.Aramina: In the Wings - Akasma by Windwurf
7.Directa: Acatenango - Directa Germania by Priolo
8.Mrs. Snow: Singspiel - Shining Vale by Twilight Agenda
9.Auenprincess: Kornado - Auenkronung by Shareef Dancer
10.Lasira: Vettori - Lupita by Niniski
11.Nadine: Perugino - Night Music by Acatenango
12.Donatessa: Sternlönig - Donadea by Dashing Blade
13.Purity: Peintre Celebre - Pariana by Bering
14.Cocco: Zinaad - Christine Herme by Nureyev
15.Messaia: Kornado - Mellinia by Dashing Blade
Almeritaが勝つのかよとかは思った。これならNorthernDancerもとい、Nordtänterinが勝っといても良かったんでねとか。

6/4 Prix du Jockey Club GI Chantilly FR Turf 2100m

COLTにPAJERO、LANCER、GRANDISとあるならここはやはりOUTLANDERか。でもOUTLANDERだとスリーダイヤじゃなくなって、ブルーライオンとかダブルシェブロンでPeugeotとかCITROENになっちまうな。そういや、向こうじゃまだGALANTも生きてるはずだよな。じゃPrix GALANTで。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
13Champs ElyseesDanehillHasiliKahyasiS. PasquierA. Fabre
27DarsiPolish PrecedentDarashandehDarshaanC. SoumillonA. de Royar-Dupre
311HazeymmMarjuVenizeKaldounT.E. DurcanM.R. Channon
42NumideHighest HonorNumidieBaillamontI. MendizabalJ.C. Rouget
510AspectusSpectrumAnna TheaTurfkonigA. VriesH. Blume
66Olympian OdysseySadler's WellsField of HopeSelkirkJ.P. SpencerB.W. Hills
79Art DecoPeintre CelebreSometimeRoyal AcademyL. DettoriC.R. Egerton
84BarastraightBaratheaStraight LassMachiavellianM.J. KinaneJ.C. Rouget
914Hello SundayPoligloteHello MollySilleryT. JarnetC. Head-Maarek
1015Hurricane CatStorm CatSky BeautyBlushing GroomD. MC. CabeA.P. O'Brien
111Aussie RulesDanehillLast SecondAlzaoK.F. FallonA.P. O'Brien
125FeniceWoodmanVenizeKaldounJ. AugeRob Collet
1313ArrasMonsunAvocetteKing's LakeO. PeslierA. Fabre
148Irish WellsPoligloteSign of the VineKendorD. BoeufF. Rohaut
1512Best NameKing's BestFlawlyOld VicC.P. LemaireRob Collet
しかし、息子がきっちりこの舞台に出てくるHasiliはやはりとんでもない繁殖だよなとは思う。あれの牡馬産駒がGIで勝てるとは思わんがな。
Poulainを勝ったAussie Rulesはこの距離ならなんとでもするだろうし、OaksでもAlexandrovaが勝ちましたし、O'Brien厩舎の3歳馬がこの時期になって調子を上げて来ているというのもあります。どの馬も今季初戦の敗戦というのはある程度無視して構わないというところはありそうです。
NumideはPrix HoquardtでGentlewaveを下しての参戦。この辺りの距離の実績という点では一番手だろう。ただ、Highest Honor産駒をGIで信頼できるかどうかの問題はある。
Aspectusは独2000Gを2着からの参戦。距離を考えてフランスということになるかな。
Olympian Odysseyもイギリスではなくてこっちに参戦。Sadler's Wells産駒ではあるものの、母系が短距離志向なのでそういうところを考慮されたか。
Art Decoもイギリスからの遠征。前走でGIII Dee Sを勝っている。9-f族Deltaに連なるファミリーで、近親にCroco Rouge。祖母がAlidiva、母の全兄はAli-Royalという名門の出。
デビューから3連勝でPrix la Forceを勝ったのがBarastraight。デビュー2連勝のArras。LingfieldのDerby TrialでLinda's Ladにアタマ差負けてきたHazeymmあたりまではチャンスあるのかなと。
誰かさんがEpsom行ったこともありますが、結構混戦でしょう。その上でPeintre Celebreとか出てきたらやっぱりデンパ的に応援しますよってなところはあるのでArt Decoには期待したいところ。というかO'Brienを止めなさい。

Result

1.Darsi: Polish Precedent - Darashandeh by Darshaan
2.Best Name: King's Best - Flawly by Old Vic
3.Arras: Monsun - Avocette by King's Lake
4.Art Deco: Peintre Celebre - Sometime by Royal Academy
5.Numide: Highest Honor - Numidie by Baillamont
6.Irish Wells: Poliglote - Sign of the Vine by Kendor
7.Aussie Rules: Danehill - Last Second by Alzao
8.Hazeymm: Marju - Venize by Kaldoun
9.Hello Sunday: Poliglote - Hello Molly by Sillery
10.Champs Elysees: Danehill - Hasili by Kahyasi
11.Barastraight: Barathea - Straight Lass by Machiavellian
12.Olympian Odyssey: Sadler's Wells - Field of Hope by Selkirk
13.Aspectus: Spectrum - Anna Thea by Turfkonig
14.Fenice: Woodman - Venize by Kaldoun
15.Hurricane Cat: Storm Cat - Sky Beauty by Blushing Groom
Darsiですけどね、
Owner: His Higness Aga Kahn
Breeder: His Highness Aga Kahn's Stud
Trainer: A. de Royar-Dupre
Jockey: C. Soumillon
これなんてDalakhani?
DとはいってもDalakhaniと同じ9号族というわけではないんですが、この牝系もAga Kahn殿下の下で代を経て来ているというところではあります。
何でこんなのが来るのかと言われたら、こういう布陣だからと言う他ないような気がしなくもなく。距離短縮2年目のこのレースは前走2500mで勝ってきた馬が持っていきました。もうわけ分からんわ。この日のChantillyはこの直前に2400mをPolicy Makerが2分24秒台で走り抜けていたりするので、時計は出るという印象ではあったので、余計に中距離タイプの台頭というつもりで見ていたらこれですよ。これではEpsomと勝つ馬が逆ではないかと(ry
4頭くらいが混戦の2着争いはBest Nameが制してこれもそこそこ期待できそうか。King's BestにOld Vicなので代を経たとはいえKingmambo x Sadler's Wellsか。その上でKing's BestはAライン出身なのでそういう部分もはまったということになるかなあと思いつつ、Old Vicの牝馬がどれだけいるのかという問題はありつつ、これ別にOld Vicに限定しなくても良いよなと。

安田記念 GI 東京 芝1600m

7歳馬たちの競演。
馬名母父騎手調教師
1ダイワメジャーサンデーサイレンススカーレットブーケノーザンテースト安藤勝己上原博之
2ダンスインザムードサンデーサイレンスダンシングキイNijinsky北村宏司藤沢和雄
3テレグノシストニービンメイクアウィッシュノーザンテースト武豊杉浦宏昭
4ブリッシュラックRoyal AcademyWild VintageAlyshebaB. プレブルA. クルーズ
5メイショウボーラータイキシャトルナイスレイズStorm Cat福永祐一白井寿昭
6ハットトリックサンデーサイレンストリッキーコードLost Code岩田康誠角居勝彦
7シンボリグランGrand LodgeValixaLinamix柴山雄一畠山吉宏
8フジサイレンスフジキセキダイワラブリーマルゼンスキー江田照男田子冬樹
9ローエングリンSingspielカーリングGarde Royale四位洋文伊藤正徳
10ザデュークDanehillMer du SudBluebirdD. ダンC. ファウンズ
11カンパニーミラクルアドマイヤブリリアントベリーノーザンテースト内田博幸音無秀孝
12バランスオブゲームフサイチコンコルドホールオブフェームアレミロード田中勝春宗像義忠
13エイシンドーバーVictory GallopEishin GeorgiaKris S.蛯名正義湯浅三郎
14インセンティブガイエンドスウィープブライダルスイートサンデーサイレンス横山典弘角居勝彦
15アサクサデンエンIn the WingsWhitewater AffairMachiavellian藤田伸二河野通文
16ジョイフルウィナーEl MoxieNorthern TycoonLast TycoonD. ビードマンJ. ムーア
17オレハマッテルゼサンデーサイレンスカーリーエンジェルジャッジアンジェルーチ柴田善臣音無秀孝
18グレイトジャーニーサンデーサイレンスアンブロジンMr. Prospector佐藤哲三池江泰郎
最内を引いたダイワメジャーは、馬群の中に入るとさっぱりという事もあり、最早行くしかないか。そもそもこの馬は東京が苦手というところもあるっぽいので内有利な状況になったとしてどこまでやれるかなと。
ダンスインザムードは昔ほど難しい馬ではなくなっているのでしょうけど、それでも当日のパドックまでは信頼してやらないということにはしております。ヴィクトリアマイルに続いて内枠を引いたってのはこの馬のめぐり合わせのよさってのもあるのかなとは思ったりしつつ、さて、前走ほど綺麗に嵌まるかどうか。
改装後の東京はとにかく差し馬にとってやりにくくて仕方が無いというところはあるんだなと思われ、テレグノシスにとってはかわいそうな事になってるよなというのを京王杯で再確認したわけではあるのですが、この春シーズンもエアメサイアやアドマイヤムーンでそれを思い知らされているであろう武豊がこの追い込み馬に乗ってどういうレースをするのかってのはまあ注目ではあろう。御年7歳ながら衰えってのはないですし、後の種牡馬入りのためにもここでもう一つGIを取っておくというのは重要かなと。テレグノシスは器用なことは出来ない馬ですので、内をついて差し切ってくるということをイメージしにくいのが嫌なところで、結局大外に出して最後届かずだったら泣けますな。
追い込み馬ゆえの安定感のなさってのもあって取りこぼす事も多いのですが、間違いなく香港最強マイラーのブリッシュラック。去年は4着で、東京のマイルをこなすだけの底力も持っています。2年連続の内枠を克服して連覇したChampions Mileなんかも見るにテレグノシスより器用ではあるよな。プレレート118はダンスインザムードの114と並んでトップです。
今年も中山記念を勝って以来のレースとなるバランスオブゲーム。ペースを握って最後はダイワメジャーを直線で突き放すという強さを見せた中山記念ではありますが、如何にもGIIという感じの楽なレースであったのは間違いなく、ここでそれと同じような事ができるとは思えません。好きな馬ではあるんですが、やっぱりGIだとねえ。
去年の勝ち馬アサクサデンエンですが、その後の天皇賞秋はともかくとして、香港、ドバイと遠征の結果が散々。久し振りの国内戦ということで何とかしていただければという事かな。
オレハマッテルゼは高松宮記念から1400mを経由してマイルという形での参戦となって、ラインクラフトと相似系なローテを取ってきたというのは、そのヴィクトリアマイルでラインクラフトが消し飛んだ事を考えるとちょっとは嫌かな。ま、それ以前にこの大外枠の方が大問題なんだろうが。前に行くんですかね。昔はマイルが主戦場だったとはいえ、そのマイルより1200の方が向いてると乗り役が言ったわけなんだし。というかそもそもダイワメジャーが出てくる時点でこの馬に流れは向かんよな。大先生には4→3→2→11というのを見せてもらいたく(ry
最外を引いたグレイトジャーニーはなんか知らんが去年の後半から復活してきたという感じはある。まだまだGIだと力不足だろうが、何か面白い事くらいはやって見せてもらいたいなと。

Result

ボーナスあるとやっぱ本気で来るよなあ。ちょっとくらい無理しても、香港のGIシーズンはもう終わってるわけだし。
1.ブリッシュラック: Royal Academy - Wild Vintage by Alysheba
2.アサクサデンエン: In the Wings - Whitewater Affair by Machiavellian
3.ジョイフルウィナー: El Moxie - Northern Tycoon by Last Tycoon
4.ダイワメジャー: サンデーサイレンス - スカーレットブーケ by ノーザンテースト
5.ダンスインザムード: サンデーサイレンス - ダンシングキイ by Nijinsky
6.インセンティブガイ: エンドスウィープ - ブライダルスイート by サンデーサイレンス
7.シンボリグラン: Grand Lodge - Valixa by Linamix
8.グレイトジャーニー: サンデーサイレンス - アンブロジン by Mr. Prospector
9.テレグノシス: トニービン - メイクアウィッシュ by ノーザンテースト
10.オレハマッテルゼ: サンデーサイレンス - カーリーエンジェル by ジャッジアンジェルーチ
11.カンパニー: ミラクルアドマイヤ - ブリリアントベリー by ノーザンテースト
12.エイシンドーバー: Victory Gallop - Eishin Georgia by Kris S.
13.ハットトリック: サンデーサイレンス - トリッキーコード by Lost Code
14.メイショウボーラー: タイキシャトル - ナイスレイズ by Storm Cat
15.ザデューク: Danehill - Mer du Sud by Bluebird
16.フジサイレンス: フジキセキ - ダイワラブリー by マルゼンスキー
17.バランスオブゲーム: フサイチコンコルド - ホールオブフェーム by アレミロード
18.ローエングリン: Singspiel - カーリング by Garde Royale
ラップタイム: 12.4 - 11.0 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.5 - 11.4 - 11.6
そこにつけるんだったらちゃんと仕掛けろよ>ローエングリンとか思うわけで、安田記念としては遅いペースか。結局ローエングリンは殿負けしたわけであーあ何やってんだか。
ブリッシュラック4→1、アサクサデンエン1→2、ダイワメジャー8→4、ダンスインザムード18→5、テレグノシス6→9、オレハマッテルゼ11→10、カンパニー5→11、ハットトリック15→13、フジサイレンス16→16、バランスオブゲーム7→17、ローエングリン17→18。
先行したい馬が内に殺到という感じがしたスタート直後。結局ダイワメジャーは行かないし、メイショウボーラーがハナでローエングリンがつけてという展開。これでペースが落ち着いたという印象。ダンスインザムードは後寄りの位置になってたのでちょっと最後の直線で届ききらなかったか。テレグノシスはもう諦めたかのように後ろからで、最後も外に持ち出すしかないという展開。今回内を抜けてくるのは無理ではありましたけど、やっぱり外に出したところで伸びないんだから届かないと言う結果になりました。残り100mあたりで止まったか。その一方で過剰に有利な内へという意識があったか、馬が殺到してゴチャつくシーンが見られて、その結果、ぽっかり空いたところからブリッシュラックが伸びてきてるんだよね。
ブリッシュラックはゲート前で入れ込んでいるような姿が映されていましたが、別に問題なかったようで、スタート後の流れに乗って馬群の中でスムーズに進んでいました。その後直線では少し待って、内に進路を取った馬のために空いた所へさっと持っていって後は伸びてくるだけという形で1頭だけ抜け出して快勝。アサクサデンエンは後方待機から内を突いたという形で最後にジョイフルウィナーを捕らえきりました。本当ならテレグノシスがこういう差し方をしてくると期待していたのですが…。
ジョイフルウィナーはChampions Mileのときもブリッシュラックに対してあのくらいの着差だったので力を出し切ったレースか。マイルがギリギリかとは思うが、充実してますね。この馬が来年Asian Mile Challengeに参戦してくれる事を切に願う。
ダイワメジャーにしてもダンスインザムードにしても、ごちゃごちゃしたとはいえ、やっぱり埒沿いが伸びる東京の馬場の恩恵を受けた面はあるだろう。
ところで、安田記念の予想記事で、香港馬はよく分からないという記述が散見されたのですが、JRAが公式サイトであれだけ詳細なプロフィールと戦績を紹介し、HKJCの公式に行けばレース映像も見られるというのに、あなた方はこの上どんな情報を必要とするのですか?日本に到着してからはJRAが毎日の調教後に調教師らからコメントを取ってサイト上に載せてくれてるんよ。特別な情報源を持っていなくとも情報は既に与えられている。そのことに気付いていない。或いはそういうものを見ようとすらしていないだけ。HKJCの公式サイトなんか知らんと言われたら、それくらい知っとけと返そうと思います。
日本のレース見るのと同じようにサ、香港のレースも見てみなヨ
いやホントに、京王杯SCが~、マイラーズCが~とか言ってる人がChampions Mileをすら見てないのは理解できませんです。
少なくとも香港馬についてはそのつもりがあれば分からないなんて事は起こりえないのですよ。

June 9, 2006

6/10 Manhattan H GI Belmont NY Turf 10F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Good RewardStorm CatHeavenly PrizeSeeking the GoldJavier CastellanoClaude R. McGaughey III
2Relaxed GestureIndian RidgeToken GestureAlzaoKent J. DesormeauxChristophe Clement
3Sabre d'ArgentDaylamiStyle of LifeThe MinstrelEibar CoaThomas Albertrani
4CaciqueDanehillHasiliKahyasiEdgar S. PradoRobert J. Frankel
5Grey SwallowLangfuhrIdealistic CauseHabitonyAlex O. SolisDermot K. Weld
6InterptationAlphabet SoupPolish PolkaPolish NumbersTom G. TurnerRobert Barbara
7Silver WhistleSmart StrikeBelvaTheatricalCornelio H. VelasquezWilliam I. Mott
8English ChannelSmart StrikeBelvaTheatricalJohn R. VelazquezTodd A. Pletcher
9DreadnaughtLac OuimetWings of DreamsSovereign DancerGarrett K. GomezThomas H. Voss
毎年の事ながら、ただでさえ層の薄い北米芝の馬を東西で同じ条件のレースをやって分散させてくれるなよってなところではあるんですけどね。今年はGrey Swallowがいるからまだマシというところではあるのかな。そこにEnglish Channel、Relaxed Gesture、Cacique、Good Rewardと揃って出走してくるので、存外メンバーは揃っている感じがする。
普通に走ればGrey Swallowが圧倒的ではあるだろうが、そうなってしまうとあまり面白くないので、適当に対抗馬を探す事にいたしましょう。
同じく欧州からの移籍馬であるCaciqueはフランス時代の実績を考えても10Fというのはベストであろうと思われます。Hollywoodに行った方が良かったんじゃねとは思ってても言いませんよ。
北米勢としてはRelaxed GestureはGrey Swallowとやるなら12F欲しいところで、連覇の掛かるGood RewardとTurf Classicで勝ったEnglish Channelの2頭となろうな。Good Rewardは去年このレースを勝った後不振。一年ぶりのBelmontでなんとかしてもらいたい。English ChannelはBC Turfこそ5着だったものの、それ以外ではほぼ連を外さない安定感があり、Grey Swallowの対抗一番手はこの馬だろうね。

Result

1.Cacique: Danehill - Hasili by Kahyasi
2.Relaxed Gesture: Indian Ridge - Token Gesture by Alzao
3.Grey Swallow: Langfuhr - Idealistic Cause by Habitony
4.English Channel: Smart Strike - Belva by Theatrical
5.Silver Whistle: Smart Strike - Belva by Theatrical
6.Sabre d'Argent: Daylami - Style of Life by The Minstrel
7.Dreadnaught: Lac Ouimet - Wings of Dreams by Sovereign Dancer
Non Runner: Good Reward, Interptation
Cacique勝っちゃったよ、Cacique。ということで姉がBanks Hill、Heat Haze、Intercontinental、兄がDansiliという尋常ならざるきょうだいにまた一頭GI馬が誕生。DansiliがついにGIを勝ちきれなかったし、Caciqueもこれまでは似たようなものだっただけに、どうかなと思う部分もあったのですが、舞台が北米芝ならやれるということなのであろうか。
Caciqueは外のEnglish Channelと並ぶ形でレースを引っ張り、そのまま直線へ。ここから何とかEnglish Channelを競り落とし、追い込んできたRelaxed GestureとGrey Swallowに捕らえられるところをギリギリで粘りこみました。English Channelは直線で一瞬盛り返すような素振りも見せてはいましたが、その一瞬だけで力尽きて後続2頭に逆転を許してしまいました。
Caciqueとしては去年のBC FMTで全姉のIntercontinentalがやったような絶妙な逃げ切りということになるのだろう。10Fまでをギリギリこなして、12F向きの馬を封じ込めると言うあたりもそっくり。Arlington Millionでも展開の鍵を握る事になりそうか。Grey Swallowにしても、Relaxed Gestureにしても後少し距離が欲しかった。

6/10 Acorn S GI Belmont NY Dirt 8F

NYの牝馬三冠戦ってまた、Acorn、Mother Goose、CCA Oaksに戻ったのだろうか。というのもNYRAの公式にこんなことが書いてあるのですよ。
A special permanent trophy will be presented to the owner of the winner if the same filly wins all legs of the Triple Tiara (The Acorn, The Mother Goose and The Coaching Club American Oaks).
NYRA BELMONT PARK: Stakes Nominations > 76th Runnng of the Acorn
まあ実際、1000 Guineas、Oaks、St. Legerのようにだけ考えると、Acorn 8F、Mother Goose 10F、CCA Oaks 12の形が良いんでないかってのはあるわけで。要するにCCA Oaksを12Fに戻しなさいってこった(たぶん無理。
すべて10FでもBelmontとSaratogaでコースに変化をつけるのか、すべてBelmontでも8Fのレースをシリーズ中に含むのかというのは難しいところではあるな。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Last RomanceWild RushFond RomanceFappianoEdgar S. PradoRichard E. Dutrow Jr.
2AdieuEl CorredorIrene's TalkinAt the ThresholdGarrett K. GomezTodd A. Pletcher
3BushfireLouis QuatorzeTraki TrakiMo PowerAlex O. SolisEddie Kenneally
4She's ExcellentSenor SpeedyCupe SisterSecretoFernando JaraJuan Ortiz
5Wonder Lady Anne LReal QuietAnchoWild ZoneRafael BejaranoRichard E. Dutrow Jr.
6Miraculous MissMr. GreeleyNo Small MiracleSilver DeputyKent J. DesormeauxSteve Klesaris
7TeammateA.P. IndyStarry DreamerRubianoCornelio H. VelasquezH. Allen Jerkens
8Hello LibertyForest ChampWitness PostGone WestNorberto Arroyo Jr.J. Larry Jones
9ErmineExchange RateRed MischiefThirty Six RedRobby AlbaradoRonny W. Werner
Balanceが戦線離脱してしまった事を考えるとまずまずのメンバーが揃ったと言って良いだろう。
一番人気になりそうなのはMiraculous Missか。GIIを連勝してきてGI挑戦という形になりました。如何にもという感じの快速血統で、これ以上の距離は御免こうむるという事になりますかね。この馬が勝ったとしてその先があまり面白くはなさそうであるんだが。
Kentucky Oaksからでは2着のErmineと3着から降着したBushfire、4着Wonder Lady Anne L、7着Last Romanceが参戦。Oaksでやっちまって降着を喰らったBushfireですが、Ashland Sで圧勝した経験もあるように逃げが嵌まれば強い。Ermineは上がり馬として参戦したOaksが2着で真価の問われるレースではあろうか。
前走を圧勝してきたA.P. Indy産駒Teammateは7戦2勝、2着3回と既にらしさを存分に発揮していると言えるかな。ちょっと間隔が空いたが気にすまい。
2歳戦で話題になったAdieuも怖い存在か。

Result

1.Bushfire: Louis Quatorze - Traki Traki by Mo Power
2.Hello Liberty: Forest Champ - Witness Post by Gone West
3.Last Romance: Wild Rush - Fond Romance by Fappiano
4.Adieu: El Corredor - Irene's Talkin by At the Threshold
5.Ermine: Exchange Rate - Red Mischief by Thirty Six Red
6.She's Excellent: Senor Speedy - Cupe Sister by Secreto
7.Teammate: A.P. Indy - Starry Dreamer by Rubiano
Non Runner: Wonder Lady Anne L, Miraculous Miss
Bushfireが逃げ、その直後にHello Liberty。3コーナーからHello Libertyが外から仕掛けて行って、Bushfireの横に並びかけ、更にややリードを取る形にはなりましたが、直線に入って内から再び伸びたBushfireが差し返してそのままゴール。

6/10 Belmont S GI Belmont NY Dirt 12F

毎年のことだが、このレースを語るにはまずSecretariatの31馬身なのな。
PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
1Platinum CoupleTale of the CatIngot's Dance AwayGate DancerJose EspinozaJoseph A. Lostritto
2SunriverSaint BalladoGoulashMari's BookRafael BejaranoTodd A. Pletcher
3Hemingway's KeyNotebookWhirl's GirlIsland WhirlJeremy RoseNicholas P. Zito
4Bob And JohnSeeking the GoldMinister's MelodyDeputy MinisterGarrett K. GomezBob Baffert
5High FinanceTalk is MoneyMargayConquistador CieloEibar CoaRichard A. Violette
6Oh So AwesomeAwesome AgainIdentifyPersian BoldMike E. SmithJames A. Jerkens
7Deputy GlittersDeputy CommanderGlittersGlittermanEdgar S. PradoTom Albertrani
8JazilSeeking the GoldBetter Than HonourDeputy MinisterFernando JaraKiaran P. McLaughlin
9Bluegrass CatStorm CatShe's a WinnerA.P. IndyJohn R. VelazquezTodd A. Pletcher
10Double GaloreGrand SlamSquall LindaSummer SquallMichael J. LuzziMyung Kwon Cho
11SteppenwolferAptitudeWolferWolf PowerRobby AlbaradoDaniel C. Peitz
12Sacred LightHoly BullSummer GlimmerSummer SquallVictor EspinozaDavid Hofmans
北米のダートGIとしてははっきりと他と隔絶した距離であるためいろいろと言われるBelmont Sではありますが、じゃあ来年から10Fねとやっちまったらその瞬間からアメリカの競馬は終わるかと思われるので、NYRAにはこの状況を耐えてもらうしかないってか。
Kentucky2着からPreaknessをスキップしてやってきたBluegrass Catが人気を背負うという事になりそう。A.P. Indyが得意とする母父Mr. ProspectorでLa Troienneの牝系出身という文句無しの血統の母にStorm Cat。A.P. IndyがStorm Catに使われるパターンは最近よく見るようになってるのですが、その逆がなかなかでて来ないのはどうしたものかとは思うよ。本来A.P. IndyがStorm Catを使うという形にならないとなあ。Yearlingとかでは見かけるようになりましたけどね。どっちにせよ母父経由のSecretariatクロスがガチっと決まるので、こういうBluegrass Catのようなのが出てくるという事ではありましょう。でも、こいつアレだよ、Daydreamingの甥っ子だよ。GI勝って良いのか。2着か3着あたりがお似合いだろうよ。距離は問題なかろうと思います。
そしてAshadoの全弟SunriverがMLでは2番人気。Kentuckyには間に合いませんでしたが、その後Peter Pan Sを勝ってこの舞台。血統的にも人気でしょうねえ。とにかく母父のMari's BookでNatalmaとCosmahが絡み、その上でHaloという事だけにね。Saint Balladoのラストクロップ。Saint Balladoという種牡馬は種牡馬入り当初がわずか2,500ドルの種付け料ながら、産駒がデビューして以降その種付け料が跳ね上がりついには125,000ドルに達しました。そういうわけで最後の数年はトップクラスの繁殖を相手にしていましたので、その中から大物候補がちゃんと現れてくるってのは良かったなと思われます。Saint Ballado産駒はやや晩成気味な所はあるので、これからの馬だとは思うが。
PreaknessのBernardiniはA.P. Indyにとって初の三冠戦勝ち馬であったのですが、Bold Ruler父系としてもA.P. Indy自身のBelmont以来だったというほどにBold Ruler直系は1990年代以降のMr. ProspectorとNorthern Dancerの前に苦渋を舐めつづけておりました。主にA.P. Indyがですがね。そのA.P. Indy産駒として過去に最も三冠戦のタイトルに近付いたのがAptitudeですが、もうそのAptitudeが産駒を送り込む側に回ってますぜというのがSteppenwolferではあります。鋭い差し脚を見せてKentuckyでも3着でしたし、距離と12頭とKentucky Derbyに比すれば少ない出走頭数、また北米唯一の大回りなBelmont Parkの特性まで全部味方につけて何とかBluegrass Catを逆転できるかどうかというところではないか。母父Wolf Powerは南アフリカの年度代表馬でRound Tableの直孫。母系は古くからの南アフリカ土着血統となりそうで、一代ずつずれて、Round Table、Never Say Die、Court Martial、Tourbillon、Asterusならまあ良いんでねと。勝つときは際立って強いというA.P. Indyの仔らしいAptitudeでしたので、そういうところをちゃんと受け継いでくれてればねえ。
Bob And JohnはKentucky Derby惨敗からの挑戦となりますか。あのレースは度外視しても良いとは思うけれどもちょっと引っ掛かるよなあ。JazilはKentucky Derbyで内埒沿いを一気に追い上げてきて最後はBrother Derekと同着の4着。Bob And Johnと同じでSeeking the Gold X Deputy Ministerという血統。Bob And JohnがHidden Talentなら、JazilはBest in Show。どっちかといえばJazilの方が良いかなという気はするが、どうせ12Fじゃいらんのかなと。
Hemingway's KeyはあのPreaknessで3着した程度の実績。Big Hurryの分枝に属するLa Troienne系ではありますが、早々に良血という概念から遠ざかってしまったという感じを受ける。Scared LightはSanta Anita Derbyで4着とかSham Sで3着とかSanta Catalina Sで2着。西海岸のバイプレイヤーでしたってのは同父のDerby馬Giacomoともダブりますが、さすがにそれはねえな。微妙に出否を迷っていたDeputy GlittersはTampa Bay Derbyの勝ち馬でK Derbyは8着と微妙。距離が延びて良いとも言えんだろうし。High Financeは4戦目の4月15日のKeenelandで初勝利。トータル5戦して2勝、2着2回と3着1回の上がり馬か。前走がBelmontのマイル戦で5馬身差というので注目されているようではある。Dance Away Capoteの弟は今年になってからさっぱりダメってな状況で、Preaknessで6着。いきなりどうこうできるとも思えん。Double Galoreは1勝馬。父Grand Slamですからここにも母父経由のSecretariatクロスというのは見える。Bluegrass Catのそれと比べるのもどうかと思うがな。
結局、予想するにしてもA.P. Indyとかに拘ってSteppenwolferとBluegrass Cat。あとは怖い良血のSunriverかなと思うとなんだ人気上位3頭かよという非常につまらないものに。

Result

1.Jazil: Seeking the Gold - Better Than Honour by Deputy Minister
2.Bluegrass Cat: Storm Cat - She's a Winner by A.P. Indy
3.Sunriver: Saint Ballado - Goulash by Mari's Book
4.Steppenwolfer: Aptitude - Wolfer by Wolf Power
5.Oh So Awesome: Awesome Again - Identify by Persian Bold
6.Hemingway's Key: Notebook - Whirl's Girl by Island Whirl
7.Platinum Couple: Tale of the Cat - Ingot's Dance Away by Gate Dancer
8.Bob And John: Seeking the Gold - Minister's Melody by Deputy Minister
9.Sacred Light: Holy Bull - Summer Glimmer by Summer Squall
10.High Finance: Talk is Money - Margay by Conquistador Cielo
11.Deputy Glitters: Deputy Commander - Glitters by Glitterman
Double Galoreは競争中止。
Bluegrass Catは紛れもなくDaydreamingの甥っ子だということが分かったので良しとする。
Jazilは最後方を追走していましたが、3コーナーの手前で馬群の中から一気に仕掛けて、Bob And Johnを処理しようとしていたBluegrass Cat更に外に並びかける形となり、JazilとBluegrass Catが並んで4コーナーを回ります。直線に入ったところでJazilがやや前で、食い下がってくるBluegrass Catとの差をジリジリと広げて1着。Bluegrass CatはA.P. Indyらしいよなあというジリなところを見せての2着。この馬期待を裏切りません。
その後でSunriverとSteppenwolferも競り合っていましたが、こちらでもA.P. Indyは競り負けでSteppenwolferは4着ですよw。
Jazilはこれが2勝目とはいえ、Wood Memorialで2着などの実績があり、Kentucky Derbyでも4着同着でしたので、このレースはKentucky Derby上位組で決まる中にSunriverが割って入っていたという形になりましょう。ということで、Derbyには間に合っていなかったとはいえ、Sunriverの実力も侮れませんよって事ではあるでしょう。今後は夏のSaratogaあたりでBernardiniとの決戦か。
というかA.P. Indyらしさを如何なく発揮している2頭が萌え萌えです。

June 10, 2006

6/10 Charles Whittingham Memorial H GI Hollywood CA Turf 10F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Runaway DancerRunaway GroomSalsa DancerDaharJose Valdivia Jr.
2Sweet ReturnElmaamulSweet RevivalClaude MonetJon Kenton Court
3Red FortGreen DesertRed BouquetReference PointDavid Romero Flores
4T.H. ApprovalWith ApprovalPotrichalPotrillazoMartin A. Pedroza
5King's DramaKing's TheatreLast DramaLast TycoonPatrick A. Valenzuela
6Artiste RoyalDanehillAgatheManilaAaron T. Gryder
7Brecon BeaconSpectrumFfestiniogEfisioTyler Baze
8Lava ManSlew City SlewLi'l Ms. LeonardNostalgia's StarCorey S. Nakatani
9MolengaoRoyal AcademyCourt LadyLocrisDavid Cohen
Belmontと比べるとやや劣るか。
とにかく注目なのはLava Man。今年になって3戦負けなし。Sunshine MillionsとSanta Anita Hという高額賞金のビッグレースを制すると、前走ではHollywoodの9Fの芝戦に出てきてレコード勝ち。芝のGIを狙ってここに挑戦してきました。本来この馬はダートの方でも古馬のトップホースとして君臨しなければならないのですがねえ。まあ、そのうちダートに戻っていくのではないかなと思うところではありますが、取れるGIは取るということになるのだろうか。122ポンドのトップハンデではありますが、問題なかろう。
同じく122ポンドを背負うのがKing's Drama。12Fでならまだ何とかなったかもしれないが、10FだったらLava Manに利があるか。前走でSan Luis Rey Hを勝って以来ちょっと間隔が空きました。
118ポンドを背負うのはディアデラノビアの従兄T.H. ApprovalとRed Fort。T.H. Approvalは14FのSan Juan Capistoranoを連覇、今年になってから芝12FのGII戦で2着を連発とSanta AnitaやHollywoodの12F超の芝戦でこそという馬。10Fは短すぎる。Red Fortは去年の2着馬。その後出走がありませんでしたが、去年と同じくInglewood Hを叩いて今年は4着しての参戦となりました。ずっと休んでいたのは何かあったんだとは思いますが、まずまずのレースはしてたのではないかと思います。
一方去年の勝ち馬Sweet Returnは117ポンド。あの後Eddie Read Hまで勝ったのには驚きましたが、その後はさっぱり。あの2戦とも楽に逃げたらそのまま行けてしまったという部分は大きいかと思いますので、期待するのは酷か。

Result

1.Lava Man: Slew City Slew - Li'l Ms. Leonard by Nostalgia's Star
2.King's Drama: King's Theatre - Last Drama by Last Tycoon
3.Red Fort: Green Desert - Red Bouquet by Reference Point
4.Sweet Return: Elmaamul - Sweet Revival by Claude Monet
5.Artiste Royal: Danehill - Agathe by Manila
6.Molengao: Royal Academy - Court Lady by Locris
7.T.H. Approval: With Approval - Potrichal by Potrillazo
8.Runaway Dancer: Runaway Groom - Salsa Dancer by Dahar
Brecon Beaconは競争中止。
逃げたLava Manがそのまま逃げ切り。King's Dramaがちょっと仕掛けてきた以外は何もなし。Lava Manはこの後ダートのHollywood GCか。

6/11 Prix de Diane GI Chantilly FR Turf 2100m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
114DaltayaAnabaaDaltaiymaDoyounC. SoumillonA. de Royar-Dupre
211SanayaBaratheaSanariyaDarshaanM.J. KinaneA. de Royar-Dupre
37DanzonRoyal AcademyZappeuseKingmamboM. BlancpainJ.C. Rouget
45Alix RoadLinamixLife On the RoadPersian HeightsO. PeslierM. Bollack-Badel
53Confidential LadySingspielConfidanteDayjurS. SandersM. Prescott
612Grande MelodyGrand LodgeCrystal MelodyNureyevC.P. LemaireP. Bary
71Heaven's CauseGiant's CausewayHeaven's CommandPrioloT. ThulliezA. Fabre
810AllowayRahyAlways FarAlydarS. PasquierA. Fabre
916MauralakanaMuhtathirJimkanaDouble BedT. GilletJ.C. Rouget
109Sirene DoloiseMarchand de SableRamondaFabulous DancerJ.B. EyquemA. Bonin
1113Pearl SkyKahyasiPatissimaLightningD. BonillaY. de Nicolay
124Queen CleopatraKingmamboSequoyahSadler's WellsK. FallonA.P. O'Brien
138MussoorieLinamixFascinating HillDanehillT. JarnetR. Gibson
146ChaibiaPeintre CelebreMawhibaDayjurD. BoeufD. Smaga
1515GermanceSilver HawkGaily TiaraCaerleonI. MendizabalJ.C. Rouget
162KeladoraCrafty ProspectorKarmifiraAlways FairJ.R. DuboscJ.C. Rouget
フランスのこの路線にはGermanceがいるわけで、あちこちのギニーからもそんなに強い馬が参戦ということはないので、簡単にGermanceに持っていかれそうではあるな。となると2着はSanayaという事になりますが、如何か?
良くないw。それじゃあつまらんじゃあないか。ここにはこんなにもNureyevがいるというのに(貴様は結局それか
Poulichesからは4着のDaltayaが参戦で、SoumillonはSanayaではなくてこっちを選んだ。なのでSanayaはKinane。確かにどっちかといえばDaltayaの方が良さそうではあるよなと。Daltayaには距離経験がないがこなせないわけがないだろうというところで。
Germanceを擁するRouget師は4頭出し。DanzonはLongchampのPrix Vanteauxを勝ってきました。Royal AcademyにKingmamboって逆にしたらRule of Lawですがな。さらにKahyasiが入ってKingmamboをNijinskyで挟み込んだ形ではある。MauralakanaはPoulichesで5着。2歳の頃には何でかJan-Luc Lagardereを走って3着とかしています。崩れはしないんですが、距離がなあ。追加登録してきたKeladoraはラビットかな。で、4戦無敗のGermance。ここを狙い済ましてという形で乗り込んできただけに、ちょっと抜けた存在ではないかなと思う。
Alix RoadはPenelope、Saint-AlaryとGermance、Sanayaに次ぐ3着。このあたりの力関係はもうはっきりしたと言えよう。
英1000ギニー2着のConfidential Ladyは愛1000ギニーに出走して6着。愛ギニーはちょっと馬場などに泣かされたという面はあるのかもしれませんが、あまり距離が延びて良いとも思えない。
追加登録で参戦のGrande MelodyはCrystal Palaceのファミリーで母の全姉にCrystal Music、半弟Dubai Successという血統馬。父Grand Lodgeは事故で11歳の若さで亡くなってしまったものの、Sinndarを始め、Grandera、Queen's Logicと強力なGI馬を送り出しています。多分Chief's Crownの後継として最も成功しているはず。で、この中距離ならかなりやれそうかなと。AllowayはPrix Cleopatreの勝ち馬で同じくCrystal Palaceのファミリー。祖母がFairy Footstepsでこちらも栄えている。アルビレオの従妹。
Prix Vanteauxの2着から挑むSirene DoloiseはMarhcand de Sable、Fabulous Dancer、Riverman、Beaugency、Saint Crespin、Sicambre、Goya、Bruleur、Teddyという累代でかなりのフレンチ。母系は遠いところでSpecial Questが出たくらい。
愛1000ギニー3着からの挑戦は1勝馬Queen Cleopatre。O'Brien厩舎は今回この馬だけになりましたのですが、それなりに自信があるという事でしょうかねえ。KingmamboとSadler's Wellsが絡む血統は見ていて愉快だの。
Saint-Alaryで4着のChaibia。Nureyev X Alydarの父Peintre CelebreにDanzig X Mr. Prospectorの母父Dayjurと組み合わせています。母系は結構凝っていて、HeiressにまずHyperionを2x3で入れる。続いてKlaironでRose Red=Sweet Lavenderの全姉妹クロス。Rivermanを使ってDjebelなぞをクロスさせつつ米血導入への下地を作る。Dayjurでドカンとスピード化して、仕上げに米仏混交のPeintre Celebreと見てやるべきか。伯父にErhaabが出ます。
Germanceも祖母父がTheatricalで普通にNureyevを持ってるんですがね。まあ、フランスだと普通にこういうことになりやすいってのは楽しいところではある。Germanceに対しては未対戦の馬をどうするかというところだけな気もするので、Queen CleopatreとかDanzonとかが頑張ればなと。

Result

1.Confidential Lady: Singspiel - Confidante by Dayjur
2.Germance: Silver Hawk - Gaily Tiara by Caerleon
3.Queen Cleopatra: Kingmambo - Sequoyah by Sadler's Wells
4.Mussoorie: Linamix - Fascinating Hill by Danehill
5.Alix Road: Linamix - Life On the Road by Persian Heights
6.Mauralakana: Muhtathir - Jimkana by Double Bed
7.Heaven's Cause: Giant's Causeway - Heaven's Command by Priolo
8.Chaibia: Peintre Celebre - Mawhiba by Dayjur
9.Grande Melody: Grand Lodge - Crystal Melody by Nureyev
10.Alloway: Rahy - Always Far by Alydar
11.Pearl Sky: Kahyasi - Patissima by Lightning
12.Sanaya: Barathea - Sanariya by Darshaan
13.Sirene Doloise: Marchand de Sable - Ramonda by Fabulous Dancer
14.Daltaya: Anabaa - Daltaiyma by Doyoun
15.Danzon: Royal Academy - Zappeuse by Kingmambo
16.Keladora: Crafty Prospector - Karmifira by Always Fair
英1000ギニー2着、愛1000ギニー6着のConfidential Ladyが勝ちました。母父のDayjurがスプリンターで、きょうだいも短距離で活躍という事ではあったのでマイルの方が良さそうにも思ったんだが…。Affirmedを出したWon't Tell Youのファミリー中で最も栄える分枝であり、Won't Tell Youが持つFighting Fox=Gallant Foxを中心としたTeddyの絡む全血クロスを活かしていったというところではあろうがな。
とりあえず決勝写真を見て、Aga Kahnの2騎はどこへ行ったのかしらとか思ったわけですが、かなり沈んでいたのな。なんかよくわかんねーという結果ではあったり。
Germanceはこれまで戦ってきた相手が弱かったという事になるのでしょう。それでもQueen Cleopatraにハナ差で2着を確保しているのはまず評価しても良いかなと。

June 17, 2006

6/17 Ogden Phipps H GI Belmont NY Dirt 8.5F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Bending StringsAmerican ChanceStraight SouthHail the PiratesEibar Coa
2In the GoldGolden MissileIncinerateGroovyKent J. Desormeaux
3Spun SugarAwesome AgainIrish CherryIrish OpenJohn R. Velazquez
4Take d'TourTour d'OrCherry FlareMr. WashingtonCornelio H. Velasquez
5Nothing But FunDixie UnionZepaTheatricalRichard Migliore
6Grecian LoverFriendly LoverGrecian FlightCormorantMike E. Smith
7BallettoTimber CountryDestiny DanceNijinskyJavier Castellano
前走でApple Blossom Hを勝ったSpun Sugarに対して、Shuvee Hで1,2着のTake d'TourとBallettoが挑むという展開になりそうか。
今年は4歳牝馬がいまいちかなと思う中、Spun Sugarがコンスタントに使われれば面白くはなるでしょう。ここまで9戦5勝2着3回と大崩れしないのが魅力なのですが、去年はNYの牝馬戦が終わった後出走できず。今年は復帰戦のアローワンスと前走のApple Blossomを勝って2戦2勝。Smugglerは今年に入ってから勝てず、Sweet Symphonyが完全に一発屋で、In the Goldなんかも全く良くないという状況では、一応4歳牝馬のエースか。
Shuvee HではSmuggler、Ballettoらを下してきた上がり馬Take d'Tourは2流以下の牝系出身で15戦して6勝。今年になってマイル戦を3連勝でGIIまで持っていった形で、そのShuvee Hを圧勝したのは評価してよいだろう。マイルまででしか勝っていないのは気になるが、この馬がレースを引っ張る事になりそうではある。
故障で一年を棒に振ったBallettoではありますが、今年になって復帰。しかし2戦ともTake d'Tourに負ける。調子は上がって来ているんでしょうけど、ちょっと前走が千切られすぎではあり、距離を考慮しても逆転できるかといわれると厳しいのだろう。
Shuvee Hからは4着のGrecian Loverも参戦してきてはいるが、ちょっとどうしようもなかろうな。
つか、そろそろBending Strings復活しろやとか思うわけで…。

Result

1.Take d'Tour: Tour d'Or - Cherry Flare by Mr. Washington
2.Nothing But Fun: Dixie Union - Zepa by Theatrical
3.Balletto: Timber Country - Destiny Dance by Nijinsky
4.Spun Sugar: Awesome Again - Irish Cherry by Irish Open
5.Bending Strings: American Chance - Straight South by Hail the Pirates
6.Grecian Lover: Friendly Lover - Grecian Flight by Cormorant
7.In the Gold: Golden Missile - Incinerate by Groovy
上がり馬Take d'Tourはスタートでやや手間取りましたが、これまで同様に逃げて、4コーナーで二番手Nothing But Funを突き放す形となり、直線はそのリードを保って余裕の5馬身半差で圧勝。これで8.5Fをこなしたので、後少し延ばして9Fまで戦えるなら非常に面白い存在ですし、コレだけ圧勝する能力があるのならなんとかなりそうではないかなと思います。今年の牝馬戦を支える存在になったかな。
2着のNothing But Funも2番手から脚を伸ばして、Ballettoに対して7馬身以上の差をつけました。3着以下がかなりだらしないというレースではあって、Spun Sugarどうしたってな事ではあります。疲れが出てるのかなあ。まだそんな時期じゃないだろうという気もしますが、この馬にしては使い詰めになってる部分はあったわけで。

6/17 Stephen Foster H GI Churchill Downs KY Dirt 9F

PostHorseSireDamBroodmare SireJockey
1Buzzards BayMarco BayLifes LassSeneca JonesJose Valdivia Jr.Ronald W. Ellis
2Seek GoldTouch GoldAly's AditaAlydarCalvin H. BorelRon Moquett
3West VirginiaTomorrow's CatWild And WonderfulKennedy RoadGarrett K. GomezTodd A. Pletcher
4CosmonautLemon Drop KidCosmic FireCapoteJulien R. LeparouxPatrick L. Biancone
5WigginsCartwrightDames QuarterNepalRafael BejaranoDale L. Romans
6M B SeaAlphabet SoupSea DittyAfleetRene R. DouglasDale L. Romans
7Perfect DriftDynaformerNice GalNaskraMark GuidryMurray W. Johnson
8Wild DesertWild RushRose ParkPlugged NickleRobby AlbaradoRichard E. Dutrow Jr.
9Brass HatPrizedBrassyDixie BrassWillie MartinezWilliam Bradley
10Love of MoneyNot For LoveMescalinaSmartenEdgar S. PradoRichard E. Dutrow Jr.
Buzzards BayがBrass HatとPerfect DriftというGI馬に挑みますということではあるがな。
Buzzards BayはSanta Anita Derbyを勝ってDerbyに名乗りを挙げましたが良いところなく敗退し、その後はクラスを落としながらレースに出走するものの勝てず。今年になってようやくGIII All American Hを勝つとその勢いでGII Oaklawn Hを圧勝。さて再びGIの舞台に戻って通用するかというところなのですが、相手関係には恵まれたか。
Dubai World Cupで2位入線したものの、その後薬物反応が出て失格になり、現在はアピールをだして保留となっているBrass HatはそのDubai帰りの一戦。過去に何頭もの馬がDubaiから帰ってきて潰れているわけでそういった意味では試金石となる一戦。とりあえず、実績は最上位ということで一番人気。
古豪Perfect Driftですが今年もわけのわからないローテでここに参戦。というかKeenelandのアローワンスからTurf Classicを経てって去年と全く同じだったのな。着順は去年より一つずつ下げているのがどうにも。とか言っているといきなり来るから嫌なんだよな。この馬。とにかくアローワンスとかでもころっと負けるくせにBC Classicで3着に着たりするちょっと勘弁してもらえないかというような馬ではあるわな。でも今年は厳しかろう。相手が薄いので3着くらいには入れるかもしれないが。

Result

1.Seek Gold: Touch Gold - Aly's Adita by Alydar
2.Perfect Drift: Dynaformer - Nice Gal by Naskra
3.West Virginia: Tomorrow's Cat - Wild And Wonderful by Kennedy Road
4.Buzzards Bay: Marco Bay - Lifes Lass by Seneca Jones
5.Wiggins: Cartwright - Dames Quarter by Nepal
5.Brass Hat: Prized - Brassy by Dixie Brass
7.M B Sea: Alphabet Soup - Sea Ditty by Afleet
8.Love of Money: Not For Love - Mescalina by Smarten
9.Cosmonaut: Lemon Drop Kid - Cosmic Fire by Capote
Non Runner: Wild Desert
真逆、真逆の最低人気Seek Goldでした。最後方を追走し、直線に入ってもまだ7番手という位置から最後に飛んで来て、先頭にたっていたPerfect Driftをハナ差で差しきってGI制覇。というか、先頭にたったところできっちりソラを使って差されてしまうPerfect Driftは神過ぎます。
Love of Moneyが引っ張ったペースはそこそこ速く、これについていった馬がつぶれて追い込み馬で決着したと言う形。2番手を追走していたBuzzards Bayにとってはきついレースではあっただろうが、それでもこの程度で根を上げるようではなと思う。4コーナーでPerfect Driftにまとめて始末されて終了。Buzzards Bayも食い下がろうとはしていたが、ジリジリ下がり、その後にいたWest Virginiaにも逆転されて4着。Brass HatはPerfect Driftの捲りに対応して自身も一端2着まで上がるものの直線で力尽きて後退し、同着の5着まで。ドバイから帰国初戦と言う事ではあるものの、ちょっと今後に不安を残すレースか。
「Perfect Driftのキャラはよく知っているから、競り合いたくなかった。待てるだけ待ってギリギリで差したのさ」---Borel騎手
嗚呼、Perfect Drift(笑

June 18, 2006

6/18 Gran Premio di Milano GI San Siro ITY Turf 2400m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16Groom TesseGroom DancerVicomtesse MagHighest HonorS. LandiL. Camici
22HattanHallingLuanaShaadiKerrin McEvoyC.E. Brittain
34MontalegreMontjeuAlma AlegreLahibE. BottiA. & G. Botti
41NicaronAcatenangoNicol's GirlDunbeathD. BonillaH. Steinmetz
53ShamdalaGrand LodgeShamadaraKahyasiC. SoumillonA. de Royar-Dupre
65Vol de NuitLinamixBedside StoryMtotoM. DemuroL.M. Cumani
6頭しかいませんが。
Groom Tesseは2004年のダービー馬で、ダービー後このレースに出走して最下位に終わりました。そのまま1年以上棒に振りましたが昨年の終わりから復帰してきて、ようやく自国のGIでなら格好がつくという状況にはたどり着きました。大統領賞を3着したあと、連闘で2400mのGIIIに出てきて勝っていたようです。イタリア馬としてはこの馬がエースか。良績はローマに集中しているのがちょっと気になるが、まあよかろう。
Brittain師のHattanは唯一の重賞がChester Vaseだから2400mに挑戦してくるのはまだわからんでもないし、相手の軽そうなイタリアに乗り込んでくるのもさすがにBrittain師は抜け目ないなと思うところだったりはするのだけれどなあ。とにかくWarrsanやらLusoの甥ですので生暖かく見守ってやりましょう。12F大好きだった叔父さん方とは違ってどうも中距離の方が良さそうな血統ではあるけどね。
レーポのデータベースはイタリアの全レースをカバーするわけでもないのですが、とりあえずMontalegreはステークスなどでの勝ち星はなし。Montjeu産駒なので2400mという選択は悪くないが、通用しないだろう。
ドイツのダービー馬Nicaronもその後は古馬相手にコテンパンにやられて、今年になっても浮上の切っ掛けさえつかめないという状況ではあって、目先を変えてイタリアへってところではあるかなと。まあ、このまま独ダービーだけの一発屋で終わる可能性の方が高かろうが。
カーン-デュプレ-スミヨンの必勝ラインが送り込んできたのがRoyal-Oak3着のステイヤーShamdala。ステイヤーといっても3000m級のステイヤーではあってアスコットなんかに回ったら長すぎるからこちらということになるのかな。前走はLongchampで3100mのGIIを勝っての参戦。2400mでは去年のHong Kong Vase4着というのがあるのでこなせないことはないだろう。
去年のこのレースでElectrocutionistと接戦の2着だったVol de Nuitは今年からCumani厩舎に移籍。その初戦のGoodwoodのリステッドが5馬身差をつけられた3着。イタリアに遠征してきてどうなるかというところ。去年の春の活躍はなんだったのかとか思わんでもないが。
そんな6頭。とりあえずShamdalaが中心でGroom Tesseがなんとかなりゃいいかなと。

Result

1.Shamdala: Grand Lodge - Shamadara by Kahyasi
2.Groom Tesse: Groom Dancer - Vicomtesse Mag by Highest Honor
3.Vol de Nuit: Linamix - Bedside Story by Mtoto
4.Hattan: Halling - Luana by Shaadi
5.Montalegre: Montjeu - Alma Alegre by Lahib
6.Nicaron: Acatenango - Nicol's Girl by Dunbeath
順当決着でなんの問題もないレースでしたとさ。というか最下位に沈んだNicaronはもうどうしようもないというところで。
Shamdalaはこの後ちょっとした休養を挟んでYorkshire Oaksかな。イタリアの硬い馬場が気に入っている様子で、今年のシーズンの終わりにはまたアジア遠征をしようかなということですので、エリ女の招待状持って逝け>JRA
残り1Fというところで差されてしまったGroom Tesseではありますが、イタリア国内ならなんとかなりそうか。

6/18 Oaks d'Italia GI San Siro ITY Turf 2200m

こっちは無駄に16頭もいやがるし。
No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16Black ProfusionDesert PrinceRoman WalkPetoriusF. BrancaP. Martometti
215DamascenaAcatenangoDance AgainShareef DancerW. MongilP. Schiergen
314DionisiaTejano RunEssie's MaidLinkageC. SoumillonR. Menichetti
45Dont Dili DaliDansiliMiss MeltemiMiswaki TernJohn EganJ.S. Moore
52EkagraBaratheaEgineIrish RiverS. LandiF. & L. Camici
612La BanderaBahhareLa CalimaCadeaux GenereuxM. EspositoB. Grizzetti
711Mara SpectrumSpectrumMara DancerShareef DancerD. VargiuB. Grizzetti
81Musa GolosaMujahidMaid in the ShadeForzandoS. MulasB. Grizzetti
94Rising CrossCape CrossWoodrisingNominationGeorge BakerJ.R. Best
1010Sabana PerdidaCape CrossCapriolaMr. ProspectorM. TelliniR. Feligioni
1113SamerousGenerousSamshuNashwanA. de VriesH. Blume
1216SouvenanceHernandoSummer NightNashwanM. DemuroSir Mark Prescott
133Turning LightFantastic LightTurning LeafLast TycoonE. PedrozaMario Hofer
147TwardowskaDaylamiTodeschinaSure BladeC.P. LemaireF. Losani
159Veronica FrancoLomitasGravetteKrisM. MonterisoE. Borromeo
168WickwingIn the WingsChetwyndExit to NowhereE. BottiA. & G. Botti
地元の前哨戦を快勝したDionisiaが遠征組を凌ぎきるかどうかというレースではありましょう。Regina Elenaで6着と謎の大敗を喫しているのはちょっとばかし気になるものの、イタリアの3歳牝馬ではこの馬がトップではあるでしょう。
その遠征組ではOaks2着のRisig Crossが実績という面では抜け出した形。Alexandrovaに一気に離されたとは言え、Speciosaらを下した実力は評価されるべきでしょう。父はまず中距離っぽいし、母父はまあ短距離向きだろうとは思いますが、その前がBustino、Exbury、Hornbeamとスタミナがっつりです。ドイツのSchwartzgold-Rennenからは3着のSouvenanceと4着のSamerous。そしておまけに6着のTurning Lightまで参戦。
地元馬ではRegina Elenaから2着Musa Golosa、3着Sabana Perdidaが参戦。そして前哨戦Premio della Rocchettaで2着のWickwingまでなんとかという感じで。

Result

1.Dionisia: Tejano Run - Essie's Maid by Linkage
2.Twardowska: Daylami - Todeschina by Sure Blade
3.Souvenance: Hernando - Summer Night by Nashwan
4.Sabana Perdida: Cape Cross - Capriola by Mr. Prospector
5.Mara Spectrum: Spectrum - Mara Dancer by Shareef Dancer
6.Veronica Franco: Lomitas - Gravette by Kris
7.La Bandera: Bahhare - La Calima by Cadeaux Genereux
8.Rising Cross: Cape Cross - Woodrising by Nomination
9.Damascena: Acatenango - Dance Again by Shareef Dancer
10.Turning Light: Fantastic Light - Turning Leaf by Last Tycoon
11.Wickwing: In the Wings - Chetwynd by Exit to Nowhere
12.Samerous: Generous - Samshu by Nashwan
13.Ekagra: Barathea - Egine by Irish River
14.Musa Golosa: Mujahid - Maid in the Shade by Forzando
15.Black Profusion: Desert Prince - Roman Walk by Petorius
Non Runner: Dont Dili Dali
と言う事でSoumillonがGI連勝。
地元の星Dionisiaが6馬身差をつける圧勝劇。遠征組はRising Cross壊滅で、Souvenaceも最後にTwardowskaに交わされる始末
DionisiaはやはりあのRegina Elenaの惨敗は何かの間違いだったと言う事ではあるかなと。
つーか、Racing PostとGalopo e TrottでRising CrossとDamascenaの着順が入れ替わってるわ、着差が一致しないわと訳分からん状況なんですが…。着差ではEkagraもなんか微妙に違うしな。どっちを信頼しますかねえ。一応ここに出したのはGaloppo e Trottoの方を信頼した結果。だってレーポの方であれが同着なら9着と言う表現はおかしいかなとか思ったし。まあ、でもよく分からんが、大勢には影響ないやなw

June 20, 2006

6/20 Royal Ascot: St. James Palace S GI Turf 8F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16AeroplaneDanehill DancerAnita at DawnAnita's PrinceEddie AhernP.W. Chapple-Hyam
22AraafaMull of KintyreResurgencePolar FalconAlan MunroJ. Noseda
31Arabian PrinceFusaichi PegasusAddSpectacular BidC. O'DonoghueA.P. O'Brien
47DecadoDanehill DancerPirieGreen DancerD.P. McDonoghKevin Prendergast
59Ivan DenisovichDanehillHollywood WildcatKris S.K. FallonA.P. O'Brien
610Marcus AndronicusDanehillFijiRainbow QuestJ. MurtaghA.P. O'Brien
73Metropolitan ManDr. FongPrecederPolish PrecedentKerrin McEvoyD.M. Simcook
88Royal PowerXaarMagic TouchFairy KingL. DettoriM.R. Channon
94Stormy RiverVerglasMiss BioRiver MistO. PeslierN. Clement
1011YarqusDiktatWill You DanceShareef DancerRyan MooreC.E. Brittain
115YasooddInchinorNeedwood EpicMidyanChris CatlinM.R. Channon
ここはもうAraafaに注目と言うところではある。そしてオブライエン勢では結局FallonはIvan DenisovichでMarcus AndronicusにはMurtaghというのがまま驚いた部分ではある。
ギニー戦で大負けしてるようなのは避けるべきかなとは思うので、AraafaからMarcus AndronicusとかDecado、Yasoodd、Stormy Riverといったところか。イタリアで2着してドイツで勝って参戦のRoyal Powerとかちょっと読めないなあとは思うが。

Result

1.Araafa: Mull of Kintyre - Resurgence by Polar Falcon
2.Stormy River: Verglas - Miss Bio by River Mist
3.Ivan Denisovich: Danehill - Hollywood Wildcat by Kris S.
4.Marcus Andronicus: Danehill - Fiji by Rainbow Quest
5.Metropolitan Man: Dr. Fong - Preceder by Polish Precedent
6.Yasoodd: Inchinor - Needwood Epic by Midyan
7.Royal Power: Xaar - Magic Touch by Fairy King
8.Yarqus: Diktat - Will You Dance by Shareef Dancer
9.Decado: Danehill Dancer - Pirie by Green Dancer
10.Aeroplane: Danehill Dancer - Anita at Dawn by Anita's Prince
11.Arabian Prince: Fusaichi Pegasus - Add by Spectacular Bid
愛ギニーのときは雨でHeavyな馬場状態でしたが、今度のRoyal開催は硬めとすらいわれるGood to Firm。この勝利を持って、3歳トップマイラーを名乗る資格を得たかなと。George Washingtonあたりとの勝負がどこかでなされると非常に面白そうです。仏ギニー2着のStormy Riverが2着に入って、FallonはきっちりIvan DenisovichをMarcus Andronicusに先着させました。この人の選択の確かさにはとても感心するところではある。

6/20 Royal Ascot: Queen Anne S GI Turf 8F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
12Ad ValoremDanzigClassy WomenRelaunchK. FallonA.P. O'Brien
24AkimboKingmamboAll At SeaRivermanW. SuppleJames Leavy
31BelenusDubai MilleniumAjhibaBaratheaKerrin McEvoySaeed bin Suroor
43Court MasterpiecePolish PrecedentEasy OptionPrince SaboJamie SpencerE.A.L. Dunlop
57Home AffairsDansiliOrford NessSelkirkRichard HughesSir Michael Stoute
66KandidateKaboolValleyroseRoyal AcademyRyan MooreC.E. Brittain
79ProclamationKing's BestShamarraZayyaniL. DettoriSaeed bin Suroor
85VortexDanehillRoupalaVaguely NobleMartin DwyerMiss Gay Kelleway
98PeeressPivotalNoble OnePrimo DominieM.J. KinaneSir Michael Stoute
何かもうPeeressが勝てばいいという感じのレースではあり、それによって2年前の全盛時のSoviet Songよろしく牡馬のマイラーを薙ぎ倒していけばよいかなと。スプリンターPivotalの産駒ではありますが、これまで何度も書いたように牝馬に出た場合ならPivotalはまだ距離をこなす。牡馬だともうスプリント専念というパターンが大変多いのですが、牝馬だとMegahertzやChorist、Golden Applesみたいに中距離に出ることがままあるかなという程度の認識は持っておく。このPeeressも8F、9Fあたりを得意としていてまず崩れる事はないだろう。これまでに喫した唯一の大敗は昨年の最終戦になったGII Challenge S(Newmarket 7F)ということで、スプリントにはむしろ向かない。母父もまたスプリンター種牡馬のPrimo Dominieながら、その前がDancing Braveであり、全体的に質が高いとはいえない累代の中でこことPivotalの部分だけ何故かトップクラスを配したという感じにはなっている。前記3頭と比べるとやや短距離向きなのは仕方ないところではあるが、とにかくDancing Braveで血統を引き締めているのが大きく効いてはいるかなと。
これに対抗するのがSussex SでSoviet Songを葬ったProclamationではあるでしょう。その後何故かSprint Cなどに出てみたが惨敗で、今年はここまで出走がなくぶっつけでここになってしまったのはやや気になるところ。この馬に関してはむしろ距離を延ばしたほうがよいかなというところはあるのでいずれ10F挑戦などしてみていただきたく。ProclamationのペースメイカーなのがBelenus。ですが、1勝馬ながら正体不明でちと怖いかも知れず。Welsh Flameとか見える良血で、Dubai Millenium産駒のGodolphin。殿下の執念はまああるかと思いますが、McEvoyが仕事をするにはちょうどよい程度か。
Foretを勝っているCourt Masterpieceはやっぱりアテにならんし、Lockinge SでPeeressに5馬身という差で負けていることも考えると逆転するのは厳しかろう。

Result

1.Ad Valorem: Danzig - Classy Women by Relaunch
2.Court Masterpiece: Polish Precedent - Easy Option by Prince Sabo
3.Proclamation: King's Best - Shamarra by Zayyani
4.Peeress: Pivotal - Noble One by Primo Dominie
5.Vortex: Danehill - Roupala by Vaguely Noble
6.Kandidate: Kabool - Valleyrose by Royal Academy
7.Akimbo: Kingmambo - All At Sea by Riverman
Non Runner: Belenus, Home Affairs
結果をみてガックリきたのがこのレースですな。よりによってAd Valoremですかいなという風に。
というかレーポのレース分析の冒頭がめっさ辛口だったので吹いたわ。
決定的な不利を被ったのがPeeressらしく、その原因を作ったのがAd Valoremとなればまあ納得はいかん。1番人気だったのか、Peeress。
で、2歳のMiddle Park S以来の勝ち星でGI2勝目を挙げたAd Valoremはこの後Sussex Sに向かう予定。とにかく硬めの馬場を好むので、そうなりやすいGoodwood開催は最適であるとよ。
Court Masterpieceも不利があって、まともにAd Valoremにアタックできなかったとされています。
とにかくこのレースでのFallonの騎乗に対する批判めいた論調であり、残り1Fで鞭を持ち替えて、わざとPeeressを妨害するような斜行をしたのではないかということになるか。
Proclamationは復帰初戦ということを考えればこの程度で満足すべきではあろう。この後Sussexあたりで真価が問われる。
Peeressはそういう事情なのでこの結果は度外視して良し。

June 21, 2006

6/21 Royal Ascot: Prince of Wales's S GI Turf 10F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
17AceDanehillTea HouseSassafrasK. FallonA.P. O'Brien
22Corre CaminosMontjeuDibenoiseKendorT. JarnetM. Delzangles
33David JuniorPleasant TapParadise RiverIrish RiverJamie SpencerB.J. Meehan
44ElectrocutionistRed RansomElbaahaAraziL. DettoriSaeed bin Suroor
56ManduroMonsunMandellichtBe My GuestC. SoumillonA. Fabre
61NotnowcatoInchinorRambling RoseCadeaux GenereuxM.J. KinaneSir Michael Stoute
75Ouija BoardCape CrossSelection BoardWelsh PageantO. PeslierE.A.L. Dunlop
結局DettoriもFallonもSpencerもそれぞれ手が塞がっていてどうすんのよとか思ったOuija BoardはPeslierでした。
最終的にPrideが引っ込んだものの、コレだけのメンバーが集まったのですから十分か。
AceはずっとGIを連戦してきましたが、いつも惜しいところで勝てず。それで格を落として今年の初戦はGIIIとかやってみたものの、しっかり負けて2着という愛すべきキャラではある。しかしこいつがいつまでもO'Brien厩舎の古馬エースってわけにもいかんのは事実だよね。前走はCoronation CでShiroccoに完敗。Coolmore勢としてはHurricane Runとかいるわけでそんなに気にしてないのかなという思いもありつつ、今回も到底勝ち目があるようには思えませんな。
Prix Ganeyを勝つもののその後のIspahanが案外だったのがCorre Caminos。距離がちょっと向かなかったのかもしれないがあのメンバーで5着はなかろうが。
今年は本命でDubai Duty Freeまで勝ってきたDavid Juniorは同じくDubai帰りのElectrocutionistと張り合いながら中距離路線を引っ張る役割を担う事になりそうで、これがその第一戦ということになりそうか。Pleasant Tap産駒で母父Irish River、三代母Tree of Knowladgeという頑健な血統が素敵な4歳馬。RivermanのNever Bend X Prince Johnという組み合わせを父の母からも入れてクロスさせて見た目の良い血統でもあるし、これからという感じも受けます。
Dubai World Cまで勝ってしまったElectrocutionistではありますが、やはり芝の方が得意ってのはあるだろう。DWCで精根尽き果てて終了というパターンはGodolphin所属なら気にすることもないと思いますし、ここは軽く突破してと思いたいところではある。ただ、相手関係はこの馬がこれまで走ってきた中では最も厳しいとはいえます。特に舞台が舞台だけにな。
ManduroはフランスでどっちかはGIを勝てるかなと思ったりしたのですが、そのどちらもが善戦止まり。その2戦に比べて明らかに相手が強くなったこの舞台では通用しないでしょう。
Notnowcatoは今年になってEarl of Sefton S、Brigadier Gerard SとGIIIを連勝してGI挑戦。3歳時はハンデキャップホースとしてのキャリアをつんで、今年から重賞戦線に顔を見せた途端に勝ったわけではありますから、まあ注目されて当然ということにはなりますか。Cadeaux GenereuxにInchinorというこの血統は確かにハンデ戦を舞台に戦うに相当の血統というところではあり、中距離のGIでは底が浅いこの2頭の種牡馬ってのは気になるところではある。
そしてOuija Board。前走はShiroccoについていってそのまま2着。無難にまとめたという感じではあるものの、あのレース振りはやや不満が残るところ。そしてやはりこの馬は12Fでこそという部分はあるので、香港で差し損ねてIrridescenceに名を成さしめるような失態を見せるなど10Fで信頼するにはやや足りないか。BC FMTでもIntercontinentalの逃げ切りを許したしな。相手が強い事もあるし、更にこの舞台でテン乗りとなるPeslierという事情も強く推せない原因ではある。
とにかくDubai帰りの2騎が順当にここを突破して欲しいというレースではある。善戦屋のAceにしてもManduroにしてもこの2頭の相手はちょっと敷居の高いところではあり、少頭数のレースという事でOuija Boardの末脚が決まれば少しは面白くなるのではないかなと思う。

Result

1.Ouija Board: Cape Cross - Selection Board by Welsh Pageant
2.Electrocutionist: Red Ransom - Elbaaha by Arazi
3.Manduro: Monsun - Mandellicht by Be My Guest
4.David Junior: Pleasant Tap - Paradise River by Irish River
5.Notnowcato: Inchinor - Rambling Rose by Cadeaux Genereux
6.Corre Caminos: Montjeu - Dibenoise by Kendor
7.Ace: Danehill - Tea House by Sassafras
Ouija Board、やってくれたなあと。
7頭ながら、4頭のGI馬が揃った質の高いメンバーではありましたが、はっきりとした先行馬が不在であったためElectrocutionistがハナ。これではペースは上がろうはずもなくという展開。直線に向く坂の下ではまだ5番手だったOuija Boardはそこから脚を伸ばして、残り100mというところでElectrocutionistを交わすとそのまま半馬身の差をつけてのGI勝利。末脚にかけるこの馬にはスローでの直線勝負が向いた面もあろうところですし、7頭と少ない頭数で前が詰まるような事も無かったというのは大きいでしょう。香港ではそれで負けてるだけにね。あとは馬場状態と、直線長いのもプラスではあったろう。GIは5勝目になるが10Fで勝ったのはこれが初めて。末脚を活かせれば十分ということで、既にGIを4戦したというのがちょっと気になるには気になるけれども、まあガンバレ。
Electrocutionistもこれだけできていれば十分なのではないかな。キングジョージはどうするんでしょうね。この馬に関しては12Fより10Fで頑張ってほしいというところはあるのだがなあ。
Manduroは相変わらず。ちゃんと狙って手薄なレースに出走すればGIだって勝てるだろうと思うけどなあ。
それにしても強い牝馬がぞろぞろいて今年は楽しそうなシーズンではあるよな。Ouija BoardにPeeress、そしてWindsor Forestを順当勝ちしているSoviet Songも期待して良かろうし、Pride、Alexander Goldrunもいるわけで。

June 22, 2006

Script for your Requiem

Warrsan: Clive Brittain's gallant four-time Group 1 winner has passed away

何気なくレーポを開いてニュースのタイトルを眺めておりましたらば、上記のようなものに出くわしました。
Warrsan has passed away.
・゚・(ノД`)・゚・安らかなれ。
何事が起こってpassed awayなどしてしまったのかっつーことで記事を読むデスヨ。
Racing Post: Gallant Warrsan passes away after short illness
GIを4勝したWarrsanは腫瘍のために短い闘病の後に月曜の夜に死亡した。Coronation CとGrosser Preis von Badenを共に連覇したこの8歳馬は今年のシーズン初期に脚の怪我のために引退を決意していた。そして陣営は来春からの種牡馬入りを目指していた。
通算9勝を挙げたCaerleon産駒はNewmarketにあるBrittain師のCarlburg厩舎のスタッフたちに看取られた。
「Warrsanが種牡馬としての生活を送れなかったことはとてもとても悲しい事だ。彼はCarlburgの家族の一員だった。我々は彼を惜しむ」--C.E. Brittain, Trainer
「多くの方々がWarrsanを救うために努力してくれた事に感謝します。しかし不運なことに彼を救うことは出来ませんでした。Clive BrittainとWarrsanを愛してくれた彼のチームの皆に同情を禁じ得ません」--Saeed Manana, Owner
Warrsanは2001年7月のSandownのハンディキャップで初勝利を挙げ、公式のレートで75を得た。翌年のGoodwoodでも勝ち、その後重賞の常連となった。彼は高額賞金を求めて世界中で出走した。去年はJapan CとHong Kong Vaseに出走していた。そして3度目のCoronation C制覇に向けて調教が積まれていたが、今年の4月に前脚の怪我によってそのキャリアに終止符が打たれることとなった。
--以上。久々に全文訳でした。
引退するときにもBrittain師がもう脚がボロボロで走れないんだというようなことをコメントしていたのですが、おそらくそれが腫瘍か、或いはすでに合併症を発症していたということなのでしょう。5年にも及んだ現役生活を終え、来年からは新たに種牡馬として、Caerleon最後の後継者となるべき種牡馬としての生活が用意されようとしていたというのに…。
Coronation Cを勝って以降は12Fのレースを求めて各国を転戦。イタリアでGran Premio di Milano、Gran Premio del Jockey Club、ドイツで旧Aral-Pokal、Grosser Preis von Baden、香港のVase、ドバイのSheema Classic、フランスの凱旋門賞、日本のJapan C。香港VaseとKing Georgeには3年連続、ドバイと東京、凱旋門賞にも2年連続での出走でした。そうした中で残した実績が2003,2004のCoronation C連覇及び2004,2005のGP Baden連覇ではあります。Badenで2度目の凱歌を挙げた後は、凱旋門、JC、HK Vaseと惨敗を重ねてしまいましたが、或いは脚の問題というものが影響していたのかなと思わせるところではあるかな。
何かの間違いで日本に買われたりすることなく、欧州で種牡馬をするWarrsanというのに少し期待していたので、とてもとても残念ではあります。
Returning of the Miracle
It's my own Requiem
Is the script already written
Jester's tears I cry
Yes, I cry
Script for your Requiem - from [IMAGINATION FROM THE OTHER SIDE] BLIND GUARDIAN

6/22 Royal Ascot: Gold Cup GI Turf 20F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
110AkaremKingmamboSpirit of TaraSadler's WellsPat CosgraveK.R. Burke
27BaroloDanehillLydia MariaDancing BraveJ. MurtaghW.R. Swinburn
34DistinctionDanehillIvy LeafNureyevM.J. KinaneSir Michael Stoute
43High ActionTheatricalSecret ImperatriceSecretariatRichard HughesIan Williams
51Media PuzzleTheatricalMarket SlideGulchP.J. SmullenD.K. Weld
62ReefscapeLinamixCoralineSadler's WellsC. SoumillonA. Fabre
711Sergeant CecilKing's SignetJadidhTouching WoodAlan MunroB.R. Millman
86Tungsten StrikeSmart StrikeBathildeGenerousRyan MooreMrs. A.J. Perrett
95Winged d'ArgentIn the WingsPetite-D-ArgentNoaltoJoe FanningM. Johnston
108YeatsSadler's WellsLyndonvilleTop VilleK. FallonA.P. O'Brien
119MotafarredMachiavellianThurayyaNashwanN. CallanM.D. Hammond
1212GuadalajaraAcatenangoGuernicaUnfuwainL. DettoriSaeed bin Suroor
今年になって何故か復帰して来ているMedia Puzzle。すでに9歳ながら前走では14Fのリステッドを勝ちました。何か面白そうではあるが、基本的には3000mくらいのところを走る馬という認識ではあるので、適当にがんばれと。
距離を考えると去年の2着馬Distinctionが一番手か。とにかくDanehillにNureyevな血統でこんな距離をこなすなよとか言ってみたくもなるがなあ。勝つんだから仕方ないよなあ。
Cadranを勝っているReefscapeも有力で今年はここまでフランスの3100mで3戦して勝っていないというのは気になるところ。それでも徐々に調子を上げているという感じではあり、前走はGII VigierでShamdalaに1馬身差といったところ。
あと新興勢力となればHenry IIを勝ってきたTungsten Strikeということになるかな。

Result

1.Yeats: Sadler's Wells - Lyndonville by Top Ville
2.Reefscape: Linamix - Coraline by Sadler's Wells
3.Distinction: Danehill - Ivy Leaf by Nureyev
4.High Action: Theatrical - Secret Imperatrice by Secretariat
5.Sergeant Cecil: King's Signet - Jadidh by Touching Wood
6.Guadalajara: Acatenango - Guernica by Unfuwain
7.Barolo: Danehill - Lydia Maria by Dancing Brave
8.Tungsten Strike: Smart Strike - Bathilde by Generous
9.Winged d'Argent: In the Wings - Petite-D-Argent by Noalto
10.Akarem: Kingmambo - Spirit of Tara by Sadler's Wells
11.Motafarred: Machiavellian - Thurayya by Nashwan
Media Puzzleは競争中止、安楽死処置となりました。
YeatsのGI2勝目は20Fということでこの後どうするよってなところはあるんですが、ちょっと12F路線では足らんのは間違いないのだろうなってところはあるので、長距離戦の常連と化していくのではないかなという印象。

June 23, 2006

6/23 Royal Ascot: Coronation S GI Turf 8F

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16Donna BliniBertoliniCal Norma's LadyLypahrd's SpecialRichard HughesB.J. Meehan
29Flashy WingsZafonicLovealochLomondJamie SpencerM.R. Channon
38LolitaLavircoLittle Movie StarRisk MeO. PeslierAndreas Lowe
44MostaqelehRahyIstiqlalDiesisR. HillsJ.L. Dunlop
513NanninaMediceanHill HopperDanehillJimmy FortuneJ.H.M. Fortune
62NantygloMark of EsteemBright HaloBig StoneT. QuinnM.L.W. Bell
715NasheejSwainEl NafisKingmamboRyan MooreR. Hannon
83NightimeGalileoCaumshinaunIndian RidgeP.J. SmullenD.K. Weld
912Price TagDansiliTarocchiAffirmedT. ThulliezP. Bary
105Race For the StarsFusaichi PegasusLa LorgnetteVal de l'OrneK. FallonA.P. O'Brien
1114RajeemDiktatMagic SisterCadeaux GenereuxKerrin McEvoyC.E. Brittain
127Silca's SisterInchinorSilca-CisaHallgateL. DettoriSaeed bin Suroor
131SpeciosaDanehill DancerSpecificallySky ClassicMicky FentonMrs. P. Sly
1411VagueElusive QualityApril in KentuckyPalace MusicM.J. KinaneJ. Noseda
1510Wake Up MaggieXaarKalagoldMagical StrikeAlan MunroC.F. Wall
難解ではありますが、一つはNightimeがAraafaに続く事ができるかどうかではあるであろう。その上で英ギニーのSpeciosa、独ギニーのLolita、仏ギニーで1位入線降着のPrice Tagと各国の上位馬が勢揃いといった印象。あとは英で4着のSilca's Sister、同5着Wake Up Maggie、愛4着Race For the Stars。3戦無敗のLolitaがこっちに通用すれば今後面白くなるだろうなというあたりで。

Result

1.Nannina: Medicean - Hill Hopper by Danehill
2.Flashy Wings: Zafonic - Lovealoch by Lomond
3.Nasheej: Swain - El Nafis by Kingmambo
4.Race For the Stars: Fusaichi Pegasus - La Lorgnette by Val de l'Orne
5.Rajeem: Diktat - Magic Sister by Cadeaux Genereux
6.Silca's Sister: Inchinor - Silca-Cisa by Hallgate
7.Vague: Elusive Quality - April in Kentucky by Palace Music
8.Price Tag: Dansili - Tarocchi by Affirmed
9.Speciosa: Danehill Dancer - Specifically by Sky Classic
10.Wake Up Maggie: Xaar - Kalagold by Magical Strike
11.Lolita: Lavirco - Little Movie Star by Risk Me
12.Nantyglo: Mark of Esteem - Bright Halo by Big Stone
13.Donna Blini: Bertolini - Cal Norma's Lady by Lypahrd's Special
14.Mostaqeleh: Rahy - Istiqlal by Diesis
15.Nightime: Galileo - Caumshinaun by Indian Ridge
やはりFillies Mileの勝ち馬はその後も強いのだなという感じにNanninaが勝ちました。これとFlashy Wingsと英1000ギニーで惨敗を喫した2頭の巻き返しという風なのですが、逆にSpeciosa、Silca's Sisterなんかの負け方がちょっと酷くないかなとは思われます。同様に愛1000ギニーで惨敗したNasheejに対して如何に馬場がとか言っても最下位惨敗は無いだろうNightimeとか。Race For the StarsもNewmarketでは良くなかったしなあ。Rajeemも独1000ギニーで惨敗してたのが、Lolita凡走の陰で5着とかに入ってるし、今年も牝馬マイルは混戦ではあろうな。レベルの方もちょっと期待するには厳しいのかなという気はしているが、それはまあ、Falmouth Sあたりにどんな馬が出てきてくれるかにもよる。4歳がスカスカなのでチャンスといえばチャンスのはずなんだが、その上の強いのが残りまくってるのでまあ、今年も去年と同じかと思ってしまうわけですよ。この上位3頭は2歳のころによく見た名前ばかりではあるけど。

June 24, 2006

6/25 Deutschland Preis GI Düsserdolf GER Turf 2400m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
14All SpiritPlatiniAll SaintsGoofalikJ.P. CarvalhoN. Sauer
22BailamosLomitasBandeiraLaw SocietyA. de VriesP. Schiergen
37DonaldsonLandoDaytona BeachKönigsstuhlT. MundryP. Rau
45El TangoAcatenangoEleaDschingis KhanW. MongilP. Schiergen
56SalutinoMonsunSaderlinaSadler's WellsA. SuboricsA. Fabre
61SimonasSternlönigSistadariShardariE. PedrozaAndr. Wöhler
73SchiaparelliMonsunSacarinaOld VicF. MinarikP. Schiergen
ヴェルトマイスターシャフトのためにダービーは時期を遅らせるということになったわけだが、このレースはそのまま開催するのね。
Shiroccoはフランスに行ってしまったし、Nicaronはイタリアで惨敗するなどもうどうしようもないという形で、ドイツ国内の古馬の層はかなり薄くなってはいるか。
そんな中、3戦無敗の3歳馬が参戦ということでSchiaparelliには少し注目。まだ重賞も勝っていないのですが、全姉がDiana馬Salve Regina、全兄がDerby馬Samumという素晴らしいプロフィールを持ちます。52.5kの軽斤量を活かせればということになりますかね。底を見せていないし、この馬が活躍すればこれから面白くなるでしょう。
で、迎え撃つ古馬勢ですが、今更Simonasも無いよなというのは確かに思うところで、あとはSalutinoとAll Spiritくらいということになりそうか。El TangoにしてもBailamosにしても長い距離に実績が片寄っているのでちょっとこの舞台では難しかろうしな。

Result

1.Donaldson: Lando - Daytona Beach by Königsstuhl
2.Schiaparelli: Monsun - Sacarina by Old Vic
3.Salutino: Monsun - Saderlina by Sadler's Wells
4.El Tango: Acatenango - Elea by Dschingis Khan
5.Simonas: Sternlönig - Sistadari by Shardari
6.Bailamos: Lomitas - Bandeira by Law Society
7.All Spirit: Platini - All Saints by Goofalik
Donaldsonか。去年の最後にBadenで勝ちあがって、今年の初戦はRacing Post見る限り1位入線後に薬物反応で失格になったと見えますが、その後のここでGIを勝ったという形になるのかな。父Landoで母父がKönigsstuhl。5代をドイツ産の種牡馬が占めるという血統構成でHelordの血が目立ちそれを支える位置にTicinoやDschingis Khanを入れているという感じなのかね。ドイツっぽさ溢れる素敵血統。
SchiaparelliはとりあえずDerby勝ってきなさいというところか。

6/25 Grand Prix de Saint-Cloud GI Saint-Cloud FR Turf 2400m

No.PostHorseSireDamBroodmare SireJockeyTrainer
16PetrogradPeintre CelebrePalmeraieLear FanG. FauconE. Lellouche
22Policy MakerSadler's WellsPalmeraieLear FanS. PasquierE. Lellouche
33LaverockOctagonalSky SongSadler's WellsD. BonillaC. Laffon-Parias
44Hurricane RunMontjeuHold OnSurumuK. FallonA. Fabre
55Near HonorHighest HonorNight YearJareerM. SautjeauA. Fabre
61PridePeintre CelebreSpecificityAllegedC. LemaireA. de Royar-Dupre
結局Shiroccoは引っ込めてHurricane Runということで、しっかりNear Honorというペースメイカーまで用意してきやがりましたよ。6頭と頭数こそ増えましたが、実質はPolicy MakerとPrideくらいしか対抗できないかなとも思うし、それだってAlexander Goldrunが太刀打ちできずってのを見てしまったらどこまで期待するかとなると薄いのは仕方なかろうか。
Policy Makerとしてはこの得意条件を活かすという形に持ち込みたいところであり、そのための方策かは知らないけど弟を連れてきました。あの母にSadler's Wellsでも十分ネタ度のある配合なんですが、更にPeintre Celebreなんか使った画商はさすがだとは思います。ということで、PetrogradはThong=Lt. StevensというPolicy Makerも持つ全血クロスに加えてPetroleuseを3x2と張り切ったクロスをかけています。実に良いね。こんな血統でペースメイカーなんて惜しいのでどこかで本格化してくれないものかと思ったりもしますが、さすがに既に5歳では期待薄か。
LaverockはIspahanを勝ちましたが、やはりこのメンバーの中に入ると非力に見えるし、2400mをこなせるわけでもないので無理でしょう。
そろそろGIだって勝てそうと思わんでも無いPrideではあるのですが、今年のこの路線はちょっとメンバーが揃い過ぎるというか、トップホース2頭が同じフランスのFabre厩舎にいるというのはちと不運なことではあるかなと思う。まあ牝限GIで勝てばいいんだからYorkshire Oaksとか狙うのもありではあるだろうけど、どこかで牡馬相手に勝ってほしいというのはあります。Hurricane Runじゃ敷居が高すぎますが…

Result

Prideやっちゃったよレース。
1.Pride: Peintre Celebre - Specificity by Alleged
2.Hurricane Run: Montjeu - Hold On by Surumu
3.Laverock: Octagonal - Sky Song by Sadler's Wells
4.Policy Maker: Sadler's Wells - Palmeraie by Lear Fan
5.Petrograd: Peintre Celebre - Palmeraie by Lear Fan
6.Near Honor: Highest Honor - Night Year by Jareer
Hurricane RunとPolicy Makerがそれぞれにペースメイカーを用意してきたものの、ペースは上がらずスロー。Prideが直線で早めに先頭のHurricane Runをゴール前でちょんと差しきった形ではある。どこまで参考になるのかは微妙な所ながら、Hurricane Runもどうしようもないほど強いという事ではないなというレースではあるか。油断と言えば油断なのかもしれないが、結局のところFallonの思惑が外れたということで、キングジョージではちゃんと修正してくるんでなかろうかと。
Hurricane Runにとっては当初の意図が少し狂ったかも知れないが、この敗戦は大した問題ではない。だがそれでもPrideにとっては非常に大きな一勝であろう。そしてLemaireの騎乗も賞賛されるべきものではある。鞭を使いすぎて罰金を取られたが、些細なものではあろう。Prideは去年のPrix FoyではAlkaased、Shiroccoを下したほどの実力馬であり、そのときの勝ち時計はPrix Foyとしては珍しく、同日のPrix NielやPrix Vermeilleを上回るものではあった。要するにPrideはHurricane RunやShawandaより速い時計を出して、一線級の牡馬を下していたのではある。そして凱旋門賞でもそこそこの結果を残してはいたし、その後香港に飛んでHong Kong Cで2着に入っていた。そういうことを考えればGrand Prix de Saint-Cloudを勝っておかしいところは無いか。雨が降り、馬場が緩んだのもこの馬にとっては良かったという事ではあるが、Hurricane Runもそういうのが得意だったはずではあるが。
で、このあとはYorkshire Oaksでも走ってから凱旋門となりますかね。それが終わったら日本と香港なのだそうで、マイルハーフが良いってことも言ってるのでJC参戦となりそうか。
FallonとHurricane Runはこのレースで何をしようとしたのか。FallonはHurricane Runを信頼して、このレースではワンサイドの圧勝を演じようとしたのではなかろうか。前走Tattersalls Gold Cupでは今年初戦ということもあって何より勝つことが求められていた。そしてこのレースではそれと同じことをする必要は無い。FallonとHurricane RunはこのレースでPrideのことなど相手にしていなかったはずである。もちろんLaverockやPolicy Makerも相手ではなかった。Hurricane Runが見ていたのはShiroccoであり、Sir Percyであり、Ouija Boardであり、そしてその6時間ほど前に勝っていたDeep Impactではなかろうか。
Hurricane Runはこのレースと続くキングジョージを圧勝し、その時点で文句なしの欧州最強馬となることを意図していたのではなかろうか。そうしてこの陣営は凱旋門賞を連覇することより、BC Turfを勝ちにいくことを選ぶという気がしてならない。そのためにはキングジョージの時点で今年の欧州最強馬としての地位を固めてしまう必要がある。キングジョージには参戦しないことを明言しているShiroccoも、未だにはっきりと参戦を表明しないSir Percyも、今年は10Fに照準を持っていきたそうなOuija Boardもキングジョージに出走するかどうかは分からない。そして、得体の知れない日本からくるDeep Impactも含めて、もしキングジョージに出走していてもHurricane Run相手ではどうしようも無かったと思わせるだけのパフォーマンスが求められていた。それにはキングジョージに向かうこのレースも軽く圧勝でクリアしておく必要があり、Fallonはそのために直線で一気に後続を引き離す圧勝劇を演じようとしたのではないか。
何故そう考えるのか。Shiroccoの馬主であるUllmann男爵は凱旋門賞を勝つためにShiroccoを手に入れたといって憚りません。そういうShiroccoにとって最大の障害は同じFabre厩舎のHurricane Runであることは間違いないところです。おそらくFabre師はできることならこの2頭を使い分けて行きたいだろうし、ShiroccoにとってもHurricane Runに凱旋門賞をパスさせることができれば大きく夢に近づくことができます。ならばAlleged以来なされていない凱旋門賞の連覇よりも、これまでに唯の一頭たりとも成し遂げてはいない凱旋門賞とBC Turfの両方を勝つことをCoolmoreに選ばせるというのがたった一つの冴えたやり方。そのためにはHurricane Runが凱旋門賞を走らなくても良い理由が必要で、それには凱旋門賞までに不動の欧州最強馬として君臨することであり、その舞台はキングジョージを置いて他にはありえず、更に出色の、他馬陣営がうんざりするようなパフォーマンスを見せ付ける必要があり、その下準備としてのGrand Prix de Saint-Cloud出走ではなかったかなと思うのである。
さすればHurricane Runにとってのこの状況は、ディープインパクトにとっての有馬記念の状況に酷似したものと言えるかも知れない。
以上、途中から妄想入りでお届けしました。
さすがにPrideが勝ったのは嬉しいし、この馬の実力は相当なレベルにあるのも事実だろうが、この結果を持ってPrideがHurricane Runより上などと言うことは出来ないわけではあるしね。
#まあでもどこぞかのブログ見てて、あんまりPride舐めるなよとか思ったわけではあるがw。Hurricane Runは良場馬では良くないのかもしれないなんてシレっと書かれてるんでまともに読むだけ無駄な気はしたが。

宝塚記念 GI 京都 芝2200m

Pre-Rating

もちろんディープインパクトが123でぶっちぎり。現在Extendedでコレだけの数字を出せるのは他にいないでしょう。欧州遠征前にここを使うことになったわけではありますが、この馬は菊花賞以来、有馬記念、阪神大賞典、天皇賞春と世界的に見れば斜陽となる3000m級のレースを連戦してきたわけです。欧州の芝は日本のものよりパワーを要求し、スタミナを削るとも言いますが、それを克服するスタミナと、3000mを走りきるスタミナが同質かというとそうは言い切れないでしょう。その上で本来欧州クラシックに対して特化したようなところのある母の血統を見れば、ディープインパクトは本来クラシックディスタンスこそを主戦場とするはずであります。となれば長距離に慣れさせすぎたかもしれない3歳秋からのローテを考えれば、ここで宝塚記念を使うという選択肢は悪くない。天皇賞で古馬GIも取って、もう国内では走る意味が無いという意見もありますが、春の古馬王道路線というのは天皇賞を勝った馬が宝塚記念でもというのが軸のようにはなっていて、近年の春の天皇賞馬を見る場合にこの宝塚記念でのレース振りというのは欠かせない要素にはなっていたはずです。そういうステップをディープインパクトも踏むのだということは、この三冠馬が真に日本の古馬のトップであるということの証明には必要な部分ではあるのかなという気もします。天皇賞は距離が長いというような馬をまとめて葬り去るのがこの宝塚記念ではあるのかなと。
リンカーンとコスモバルクが117で並びます。
リンカーンは天皇賞が終わったあと、ハーツクライもディープインパクトもいないこのレースを勝つつもりだったというのは、その直後の音無師の発言などから伺えるところです。しかし現実にはディープインパクトが出走ということになって、アレだけはっきりと差を見せられた相手に三度向かっていかないといけないというのは少し滅入るところではあるでしょう。ディープインパクトを直接対決の元に下す機会が、相手が欧州遠征の途に就く前に与えられたのは意義がある部分なんですが、それを現実にやろうとする困難はその鞍上が最もよく知るところ。それでも打倒ディープインパクトという使命の元で何らかの抵抗を見せなければならないという苦しい立場ではあって、その上で彼には国内居残り組のトップとして、少なくともディープインパクト以外の馬に先着を許すようなことはあってはならないという側面もやや存在するわけであり、レースのやり方としては難しいか。トニービンの特徴はNasrullahより前面に出るHyperionであり、サンデーサイレンスはそこそこにはHyperionが欲しい種牡馬ではあります。しかしトニービンが持つ3本のHyperionというのはサンデーサイレンスが好む性質から外れているのも事実であり、サンデーサイレンスXトニービンというのは成功の部類に入る組み合わせではあるものの、今ひとつ突き抜けない原因もそのあたりに帰着できるのではないかなと思います。そしてこれはノーザンテーストが抱えていたのと同種の問題ではありましょう。リンカーンはそこに欧州のクラシック血脈を湛えた母系ということもあってやはり、距離としては2400m近辺を好むという印象はあり、結局のところ真っ向からディープインパクトにぶつかっていかざるを得ないという部分はあるのかなと。
コスモバルクはシンガポールで国際GIのタイトルを手に入れ、陣営の執念がようやく実ったとは言えます。その後検疫の問題でシンガポールに足止めを喰らい宝塚記念参戦への予定が多少ずれたことは否定できないファクターではあるでしょう。しかし、それ以上にそこに至るまでの過程で陣営がコスモバルクに強いてきた無理がどの程度影響してくるか。外厩を利用するために道営所属であるということの足枷は国際GIを制しても取れないのですから、JRAが出てきても良いと言ったこのレースに出走することも理解できないわけではありません。父ザグレブは北米供用ながら芝のステイヤーを量産するTheatricalの産駒であり、愛ダービーを勝ちました。種牡馬として日本にやってきましたが、鳴かず飛ばずのまま再輸出され、現在ではナショナルハント用の種牡馬となっていると言う状況であり、日本を離れて後に最後の意地のようにコスモバルク、コスモサンビームと活躍馬が出はしましたが、この2頭を除いてはさっぱりではありました。日本が種牡馬の墓場になるという批判はどうしてもあるのですが、日本で失敗した種牡馬を後に送り返されても処置に困るというのも事実としてはあるのではないですかね。一方コスモバルクの母は快速Princely Giftが濃く重なった血統ではありますが、その陰でHyperionも十分な形としてテスコボーイの母父としてだけでなくYour HostやRockefellaを経由させて持ちます。その辺りの微妙な均衡によるものか、そういうスピードの中でセントライト記念のレコードやJC2着のようなパフォーマンスを見せるのは頭が下がるところです。ここでディープインパクトに挑戦し、更には叶うなら凱旋門という夢を抱く陣営ではありますが、ようやく手にしたあのタイトルがコスモバルクの終着点にならないことを切に願う。
安田記念4着のダイワメジャーが114。古馬になってからのダイワメジャーはマイラーというイメージであって、喉の手術をしたことも原因になるのかと思いますが、とにかくこの距離は持たないとは思われます。中山記念でバランスオブゲームに突き放されたのを見ても、今ではマイルまでということになるでしょう。距離に問題を抱えるというこの馬自身の問題に加えて、コーナーで外から一気にディープインパクトにこられる危険性もあり、ここでは脆さが際立ってしまうのではないか。
バランスオブゲームは113で中山記念勝ち。しかしやはりこの馬はGIを取れるだけの能力までは無かったということになりそうなところではあって、一度は香港あたりを走っておくべきではあったと思うが、おそらくその機会はもう訪れないだろうというのは残念ですな。雨の予報であり、登録13頭と落ち着いた事もあって、中山記念の再現を狙ってのハナというところに唯一の可能性をかけることになるだろう。その場合もダイワメジャーにとって最悪の展開になるだけで、上位馬がバランスオブゲームのペースに捕まるということはまず無かろう。というかペースを落とすとディープインパクトが持ったまま上がってくるのでどうしようもないか。
アイポッパーは天皇賞4着、目黒記念2着と復調の兆しはあったか。天皇賞で111を得ています。京都が得意な馬ではあり、重賞勝ちこそ無いが、阪神大賞典やCaulfield Cで2着に入るなど実力は十分。
カンパニーなんかはGIIくらいまでなら十分勝てるものの、GIとなるとダメという典型のような印象を持っていたり。今年は110で大阪杯を勝っています。以外に距離経験がないんだよなこの馬。
トウカイカムカムは3連勝の上がり馬として天皇賞に出走して、5着とまずまずの成績を残しました。これがレート109。後ろから行くのでちょっとそういう馬が揃ったここでどうするかは難しいかなと。
舞台が京都である以上、いつどんな形でファストタテヤマが飛んでくるのかは分からないし、ディープインパクトが前を掃除してくれた後から飛んでくるというのはありえるパターンではあるか。今更成績が微妙に安定してるのが笑えるところ。天皇賞で108です。
シルクフェイマスはいずれGIという期待をもたれながらもそれに応えられずしぼんでいった馬の1頭として数えなければならなくなったか。とにかく去年が酷かったなという結果で、今年は復帰2戦目のAJC杯を勝てたのでそこまで酷い状態ではないのだろうが、少し相手の落ちるGIIがやっとという状況になっているのは否定できないところではあるかなと。AJCCのレートは108。
京都無敗でこここそ得意な舞台であるハットトリックはダイワメジャーと同様マイル路線からの参戦となるが、東京と違って外を回しての追い込みが絶望的ではない京都ならばまだしも期待を抱かせられる部分というのはある。今年になってからの3戦が大きく期待を裏切った結果に終わっているので、得意の京都で復活してくればというところか。問題なのは距離で、これだけはもう走ってみないと分からない部分もある。去年の天皇賞秋が7着だったが、かなり特殊な展開のレースだっただけに参考にはならないか。京都だと差してこられるんだし。
ナリタセンチュリーも京都を得意としていて、京都大賞典、京都記念を勝っています。天皇賞は長期休養からの復帰初戦で、3200mなんて得意とはいえない条件ではあったので、大敗していることは気にしなくてもよいかなと思います。一つ叩いて調子が上がってくればそこそこというところか。
ステイヤーとしての活路を見出してきたチャクラではあるものの、去年のダイヤモンドS3着以降は見るべきものは無し。もう馬群の後をついて走るだけといった感じでもあるわけで、どうにもならんでしょう。
ざっと登録13頭を見るに、まずまずのレベルとは言えるし、ディープインパクトが仮にいなかったとしても十分なメンバーではある。しかし、ディープインパクトがいなかった場合はこの宝塚記念はGI惜敗馬のためのレースとなり、リンカーンが勝つにしてもいまいち興の殺がれるレースになったのではないかなと思わなくも無い。所詮ディープインパクトもハーツクライもいなかったレースだと言われれば勝ち馬の評価はほとんど上がらないのではないか。そういった意味で、レースそのものはディープインパクトの出走によって救われた部分というのはあるのではないかな。
そして、改めて登録馬を見るにスイープトウショウの不在が惜しまれる。

Post Position

京都競馬場というのは芝の2000mは確かにある種の酷評を受けても仕方の無いヘッポココースではあるものの、その2000mの犠牲があってかそれ以外の距離が非常に素晴らしいとは常々思うところ。エリザベス女王杯を開催するこの2200mはかなり好きなコースではあるので、現地観戦予定。雨が降ったら諦めますがどうもそこまでは崩れないという予報だしなあ。
いや、阪神の2200mも良いコースだとは思うけど。
馬名母父騎手調教師
1リンカーンサンデーサイレンスグレースアドマイヤトニービン横山典弘音無秀孝
2トウカイカムカムトウカイテイオートウカイパステルサンデーサイレンス池添謙一田所秀孝
3アイポッパーサッカーボーイサンデーアイサンデーサイレンス藤田伸二清水出美
4ダイワメジャーサンデーサイレンススカーレットブーケノーザンテースト四位洋文上原博之
5ハットトリックサンデーサイレンストリッキーコードLost Code岩田康誠角居勝彦
6コスモバルクザグレブイセノトウショウトウショウボーイ五十嵐冬樹田部和則
7ナリタセンチュリートニービンプリンセスリーベノーザンテースト田島裕和藤沢則雄
8ディープインパクトサンデーサイレンスウインドインハーヘアAlzao武豊池江泰郎
9カンパニーミラクルアドマイヤブリリアントベリーノーザンテースト福永祐一音無秀孝
10シルクフェイマスマーベラスサンデーセイントセーラCaerleon柴田善臣鮫島一歩
11ファストタテヤマダンスインザダークメインゲストターゴワイス武幸四郎安田伊佐夫
12チャクラマヤノトップガンカーロッサCaerleon小林徹弥安達昭夫
13バランスオブゲームフサイチコンコルドホールオブフェームアレミロード田中勝春宗像義忠
プレレートを見たときにある程度書いてしまったので、もう改めてどうこうと言うほどのものは無いんですけどね。
その上で宝塚記念自体がそんなに波瀾を起こすようなレースではないし、ディープインパクトも勝つときはきっちり相手を連れてくるというところがあるので、このレースも実力が問われるレースにはなるでしょう。そうなるとやはりリンカーンがその筆頭ではある。大きく崩れたのは天皇賞秋だけで、極端な瞬発力勝負になってしまうと対応しきれないところはあるのでしょう。それ以外では結構安定した戦績を残しているし、スローペースになったらあっさりディープインパクトにいかれるのでバランスオブゲームあたりが頑張ってもスローにはならないとは思われ。尤もバランスオブゲームは調教が酷いのでレースを引っ張るどころではなさそうな気もするが。
ということでシルクフェイマスやダイワメジャーあたりを無難に処理できればコスモバルクにも希望はある。ディープインパクトを下すには有馬記念でハーツクライが見せたように前目から逃げ切るというのが最も可能性のあるやり方ではあり、大レコードを叩きだしたセントライト記念を上回るパフォーマンスを見せればなと。
さて、ハットトリックはこれまでの最長距離が天皇賞秋の2000mで、2200mとなると全く経験がありません。しかし天皇賞ではスローペースに巻き込まれて最速で上がってくるものの届ききらずの7着で、距離が長くてダメだったという形では無いように思います。マイルCSなんかのレース振りから末脚が長く使えるという印象も受けますのでそれを活かせれば上位に来れるのではないかなと。馬場が渋ったらアウトかとは思いますが、なんとか良馬場でいけそうですし。

Result

1.ディープインパクト: サンデーサイレンス - ウインドインハーヘア by Alzao
2.ナリタセンチュリー: トニービン - プリンセスリーベ by ノーザンテースト
3.バランスオブゲーム: フサイチコンコルド - ホールオブフェーム by アレミロード
4.ダイワメジャー: サンデーサイレンス - スカーレットブーケ by ノーザンテースト
5.カンパニー: ミラクルアドマイヤ - ブリリアントベリー by ノーザンテースト
6.トウカイカムカム: トウカイテイオー - トウカイパステル by サンデーサイレンス
7.ハットトリック: サンデーサイレンス - トリッキーコード by Lost Code
8.コスモバルク: ザグレブ - イセノトウショウ by トウショウボーイ
9.リンカーン: サンデーサイレンス - グレースアドマイヤ by トニービン
10.チャクラ: マヤノトップガン - カーロッサ by Caerleon
11.ファストタテヤマ: ダンスインザダーク - メインゲスト by ターゴワイス
12.シルクフェイマス: マーベラスサンデー - セイントセーラ by Caerleon
13.アイポッパー: サッカーボーイ - サンデーアイ by サンデーサイレンス
ラップタイム: 12.8 - 11.3 - 12.1 - 11.9 - 12.1 - 12.7 - 12.4 - 11.9 - 11.3 - 12.3 - 12.2
稍重発表だしこんなものかなという気がせんでもないか。
ディープインパクトについてはもういつも通りという事ではあって、今回の撹乱要因としては前目の競馬を企図したハットトリックではあったのでしょうが、4コーナーでほとんど並ばれていてはどうにもならん。バランスオブゲームが意外に抵抗していたが、抜け出してしまってからは問題無しではあろ。
ナリタセンチュリーは完璧な競馬ではあって、この馬はやはり京都大得意ではあると再確認。2着なら胸を張ってよい結果だろう。バランスオブゲームは追いきりで馬場入りを拒否したという話があったし、実際調教の時計も酷いものだったので、まずその部分でダメだろうと思っていたので完全ハズレ。展開としては大外枠からだったが、誰も競ってこずに引っ張れたのと、馬場状態の恩恵を最大限に受けたとは思います。だからダイワメジャーは中山記念のときと同じで交わせなかったと。
リンカーンは期待を大きく裏切ってくれてますね。秋のGIシリーズがちょっと問題だよなとは思う。コスモバルクは遠征などが影響していないとはいえないか。天皇賞出るにはまたGII勝てと言われるんだったら、この馬もまた海外に連れて行くという選択はありでしょう。多分出るだけならJRAのレースより適当な海外のレースの方が簡単。
ハットトリックに関しては雨が降った時点で望みは消えたと思ってたし、何故か前につけていたしちょっと無理ではあったか。まあ、前につけた選択自体はそう悪くないかも知れんのですが。
さて、ディープインパクトにとっては通過して当然のレースを通過したに過ぎないというような結果ではありました。リンカーンやコスモバルク(何で今更このレースで掛かるのさw)の凡走で収穫はあまりないと言えるかもしれません。こういう馬場でもそつなくこなせるというくらいかなとは思いました。後はこの馬をここまで至らしめた陣営に惜しみない拍手を送り、更に渡欧その他もろもろを無難にこなしてLongchampの一番長い日を迎えられればと思います。というところで、JRA的にはJC出走という芽を残しておくために滞在期間をっつー部分があるわけで、そういう人間の期待を背負い、応えてきたディープインパクトはおそらくそれを踏まえた日程を組むことにはなるのかなという気はしています。理想はPrix FoyでLongchampのあのコースを試走しておく事ではあるだろうし、そこで本番でも古馬の頭として立ちはだかりそうなShiroccoと手合わせしておくのも悪くなかろう。ついさっきHurricane Runを撃墜したPrideだって出てくる可能性があるしな。その上でもし本番で禁じ手とされるフォルスストレートからの捲りで勝ったら非常に愉しかろうということで、期待したいのだがw。

June 27, 2006

帝王賞 GI 大井 ダート2000m

サイレントディールが出走するので出馬表出してみる。
所属馬名母父騎手調教師
1船橋コアレスタイムワカオライデンコアレスドールブライアンズタイム石崎駿川村昭男
2船橋アジュディミツオーアジュディケーティングオリミツキネンジャッジアンジェルーチ内田博幸川島正行
3栗東サイレントディールサンデーサイレンスフェアリードールNureyev岩田康誠池江泰郎
4大井クールアイバーミスターシービーアビニヨンラプシィ森下博高柳恒男
5佐賀ヤマノブリザードタイキブリザードモガミオージーファルコン北村欣也川田孝好
6栗東カネヒキリフジキセキライフアウトゼアDeputy Minister武豊角居勝彦
7栗東タイムパラドックスブライアンズタイムジョリーザザAlzao安藤勝己松田博資
8大井エイシンチャンプMi CieloEishin MichiganManila戸崎圭太堀千亜樹
9川崎ティーケーツヨシタヤスツヨシラークスマイルノーザンテースト酒井忍八木正雄
10笠松エルマタドールエルジェネシスピアヴィバーチェリヴリア島崎和也小森勝政
11大井ケージーチカラアフリートビソアスイートモガミ早田秀治朝倉実
12大井ボンネビルレコードアサティスダイワスワンマルゼンスキー的場文男庄司連兵
13美浦マイネルボウノットバブルガムフェローサンエイリボンインイクストリーミス後藤浩輝萩原清
いや、真逆真逆、こんなところでエイシンチャンプと再会する事になりますとはw
回避馬が続出して、繰り上がりに繰り上がっての出走ということは重々承知しておりますのであれこれ言う気にはなれませんが、ドバイに行く前のあのパフォーマンスが戻って来ているならば上位と遜色ないはずではありますよ。まあ、それが全然戻らないのが問題なんですがね。
で、このレースはほぼカネヒキリとアジュディミツオーの一騎打ちという形になるではあろうと思われ、ドバイ帰りのカネヒキリを少し割り引いてアジュディミツオーがやや優位と見るべきなのかな。府中に出てくるとちょっと信頼できないが、地元の南関開催だとちょっと手がつけられないようなところがあるわけで。

Result

1.アジュディミツオー: アジュディケーティング - オリミツキネン by ジャッジアンジェルーチ
2.カネヒキリ: フジキセキ - ライフアウトゼア by Deputy Minister
3.サイレントディール: サンデーサイレンス - フェアリードール by Nureyev
4.タイムパラドックス: ブライアンズタイム - ジョリーザザ by Alzao
5.ボンネビルレコード: アサティス - ダイワスワン by マルゼンスキー
6.コアレスタイム: ワカオライデン - コアレスドール by ブライアンズタイム
7.クールアイバー: ミスターシービー - アビニヨン by ラプシィ
8.エイシンチャンプ: Mi Cielo - Eishin Michigan by Manila
9.ヤマノブリザード: タイキブリザード - モガミオージー by ファルコン
10.マイネルボウノット: バブルガムフェロー - サンエイリボン by インイクストリーミス
11.ケージーチカラ: アフリート - ビソアスイート by モガミ
12.ティーケーツヨシ: タヤスツヨシ - ラークスマイル by ノーザンテースト
13.エルマタドール: エルジェネシス - ピアヴィバーチェ by リヴリア
ラップタイム: 12.5- 11.6- 12.2- 12.4- 12.2- 12.0- 12.2- 12.5- 11.8- 12.7
大井の良馬場の2000mでこんな時計を出されたら敵うわけないだろう。
内枠のスタートからアジュディミツオーが先頭に立ち、それをピッタリマークする位置にカネヒキリ。外にマイネルボウノットがいて、カネヒキリの後を追走していたのがサイレントディール。淡々と4コーナーまで流れて、カネヒキリが仕掛けるもののアジュディミツオーは馬体を併せることを許さずそのままゴールまで逃げ切った。サイレントディールはというと、4コーナーで前の2頭の後ろにつけて後続馬群からは抜け出した形になり、直線でもその2頭には引き離されていったものの、自身も後続タイムパラドックス以下を3馬身差に下した形にはして見せた。今の状況を考えるならばタイムパラドックスに影を踏ませなかったのは評価できるし、これをもって今年の後半はダートでも芝でも良いので一線級での活躍を見たいところではある。そのためには今回補欠4位からの繰り上がりと言う状況は解決しなければならない問題ではあり、まあダイワメジャーはともかくとして、ハードクリスタルやストロングブラッドが回避していなければ出走は叶わなかったというのでは困る。やっぱ重賞勝たないとな。というか今後も可能な限り岩田様に御騎乗頂きたく…。前目につけられて、直線でもちゃんと追ってくれる騎手じゃないと難しいのは変わらないかなと思いました。

June 30, 2006

Worldwide GI Races 6

月末の恒例で。スポラン4の参考にはまずならないかと
DateRaceAreaTrackDistanceWinnerSireDamBroodmare SireFamily NumberSire Line
2006/06/02Coronation CGBEpsom12F10ydShiroccoMonsunSo SedulousThe Minstrel2-eKonigsstuhl
2006/06/02OaksGBEpsom12F10ydAlexandrovaSadler's WellsShoukShirley Heigts21-aSadler's Wells
2006/06/03QTC Queensland OaksAUSEagle Farm2400mAllowRahyGweneiraMachiavellian5-g QuillBlushing Groom
2006/06/03Derby SGBEpsom12F10ydSir PercyMark of EsteemPercy's LassBlakeney3-cMill Reef
2006/06/04安田記念JPN東京1600mBullish LuckRoyal AcademyWild VintageAlysheba4-nNijinsky
2006/06/04Prix du Jockey ClubFRChantilly2100mDarsiPolish PrecedentDarashandehDarshaan1-eDanzig
2006/06/04Preiss der DianaGERDusseldorf2200mAlmeritaMediceanAvernaHeraldiste3-oMachiavellian
2006/06/10QTC Queensland DerbyAUSEagle Farm2400mIce ChariotSemipalatinskSnow ChariotChariotC16Star Kingdom
2006/06/10QTC Stradbroke HAUSEagle Farm1400mLa MontagnaMonashee MountainMillennialHatta's Mill21-aDanzig
2006/06/10Belmont SUSABelmontD12FJazilSeeking the GoldBetter Than HonourDeputy Minister8-f Best In ShowSeeking the Gold
2006/06/10Manhattan HUSABelmont10FCaciqueDanehillHasiliKahyasi11Danehill
2006/06/10Acorn SUSABelmontD8FBushfireLouis QuatorzeTraki TrakiMo Power5-dSovereign Dancer
2006/06/10Charles Whittingham Memorial HUSAHollywood10FLava ManSlew City SlewLi'l Ms. LeonardNostalgia's Star8-kSeattle Slew
2006/06/11Prix de DianeFRChantilly2100mConfidential LadySingspielConfidanteDayjur23-b Won't Tell YouSadler's Wells
2006/06/12BTC TJ SmithAUSEagle Farm1600mReigning to WinKing of KingsSecret LiaisonsT.V. Heart Throb2-bSadler's Wells
2006/06/12BTC Brisbane CAUSEagle Farm3100mArt SuccessPentireZabeletteZabeelC4Be My Guest
2006/06/17Ogden Phipps HUSABelmontD8.5FTake d'TourTour d'OrCherry FlareMr. Washington3-mBold Ruler
2006/06/17Stephen Foster HUSAChurchill DownsD9FSeek GoldTouch GoldAly's AditaAlydar3-lDeputy Minister
2006/06/18Gran Premio di MilanoITYSan Siro2400mShamdalaGrand LodgeShamadaraKahyasi9-c Mumtaz BegumDanzig
2006/06/18Oaks d'ItaliaITYSan Siro2200mDionisiaTejano RunEssies MaidLinkage22-cCaro
2006/06/20St. James Palace SGBRoyal Ascot8FAraafaMull of KintyreResurgencePolar Falcon7Danzig
2006/06/20Queen Anne SGBRoyal Ascot8FAd ValoremDanzigClassy WomenRelaunch5-fDanzig
2006/06/21Prince of Wales's SGBRoyal Ascot10FOuija BoardCape CrossSelection BoardWelsh Pageant12-bDanzig
2006/06/22Gold CupGBRoyal Ascot20FYeatsSadler's WellsLyndonvilleTop Ville1-mSadler's Wells
2006/06/23Coronation SGBRoyal Ascot8FNanninaMediceanHill HopperDanehill11-dMachiavellian
2006/06/24Golden JubileeGBRoyal Ascot6FLes ArcsArchLa SartoCormorant16-hRoberto
2006/06/25宝塚記念JPN京都2200mディープインパクトサンデーサイレンスウインドインハーヘアAlzao2-f HighclereSunday Silence
2006/06/25Grand Prix de Saint-CloudFRSaint-Cloud2400mPridePeintre CelebreSpecificityAlleged8-d Miss DiscoNureyev
2006/06/25Deutschland PreisGERDusseldorf2400mDonaldsonLandoDaytona BeachKonigsstuhl4-nAcatenango
2006/06/28帝王賞JPN大井D2000mアジュディミツオーアジュディケーティングオリミツキネンジャッジアンジェルーチ1-b 第三フラストレートDanzig
Royal Ascotもあってオーストラリアがほぼ終了してても30戦。
相変わらずNorthern Dancerの勝ちまくりっぷりが凄まじいです。欧州で本格的にGIが始まった途端のSadler's Wells系っつーのもまた…。
■Northern Dancer
・Sadler's Wells>Alexandrova(英樫)、Confidential Lady(ディアヌ)、Reigning to Win、Yeats
・Nijinsky>Bullish Luck
・Danzig>Darsi(仏ダビ)、La Montagna、Araafa、Shamdala、Ad Valorem、Ouija Board、アジュディミツオー
・Danehill>Cacique
・Sovereign Dancer>Bushfire
・Be My Guest>Art Success
・Deputy Minister>Seek Gold
・Nureyev>Pride
■Nasrullah
・Blushing Groom>Allow
・Mill Reef>Sir Percy(英ダビ)、 ・Bold Ruler>Lava Man、Take d'Tour
・Caro>Dionisia(伊樫)
■Royal Charger
・Star Kingdom>Ice Chariot
・Roberto>Les Arcs
・Sunday Silence>ディープインパクト
■Mr. Prospector
・Machiavellian>Almerita(ディアナ)、Nannina
・Seeking the Gold>Jazil
■ドイツ(ちょとマテ
・Konigsstuhl>Shirocco
・Acatenango>Donaldson
30戦中17戦がNorthern Dancerの手におちました。特にSadler's WellsとDanzigのところが手をつけられません。Sadler's Wellsは自身とKing of Kings、Singspielで勝たせています。Danzigからは直仔も勝ってるがPolish Precedent、Cape Cross、Grand Lodge、Mull of Kintyre、Monashee Mountain、アジュディケーティングがGI馬を出した。その他では芝マイルへの強さはさすがという気もするRoyal Academyだったり、結局牝馬が強いのなとしか思われんPeintre Celebreとかですかね。
Nasrullahは去年がかなり酷かった事を考えるとコレでもマシになっているとはいえるし、Sir Percyが出ているのは大きいかなと思われます。
Royal Chargerはまあお約束と言う感じではあるかねえ。Les Arcsはこの低レベルスプリントでどこまで評価できるやらという部分はあるし。
欧州芝に出てくるMr. Prospectorってのは2種類で、一つは昔のMiswaki、今のKingmamboという底力でクラシックディスタンスだろうがこなしてしまうようなタイプで、もう一つはとにかく軽いスピードで突き抜けるというWoodmanとかMachiavellian、Gone Westのようなライン。後者は早熟というイメージも付き纏ってます。今回2頭GI馬を出したMediceanはこの3歳が初年度産駒でまだどうなるのか分かりませんが、Nanninaなんかはそれに当てはまってるんではなかろうかと思う所ながら、さてAlmeritaのディアナはどう評価しますかね。
Sitemaster

MARIUS / MARL
mail: marius@fairydoll.net
メールはspam判定で巻き込まれる可能性があるので、メールフォームの方が確実です。
メッセンジャーにもいますのでそっちの方がより確実でしょう。
messenger: karl_cz_marius@ホットメールドットコム
IRCやmixiにもいますが、そっちは適当に探してください。
ここしか見ない人もいるので一応。

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